JP2005270193A - バリカン用アタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】 バリカンを用いてヘアー全体を三次元的に立体感を持たせながらヘアーカットすることのできるバリカン用アタッチメントであり、熟練を要することなく簡単に短時間でボリューム感のあるヘアースタイルにカットすることができ、様々なバリエーションのヘアースタイルにすることもできるコスト的にも優れたバリカン用アタッチメントを提供すること。
【解決手段】 基体11とこの基体11を両側から狭持するように形成した側部12を有し、基体11から頭髪Hをバリカン1のカット刃2に案内する複数の櫛歯13を所定間隔で略平行に延設したバリカン用アタッチメントにおいて、櫛歯13の適宜の間隙13aにカット刃2までの距離Dを調整可能な突設案内部14を基体11と一体又は別体に設けたバリカン用アタッチメントである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気バリカンのヘッド部分に着脱自在に装着する櫛形アタッチメントに関し、特に、いわゆるシャギーカットなどの特殊ヘアースタイルにカッティングを可能としたバリカン用アタッチメントに関する。
電気バリカンを使用してヘアーカットを行う場合には、通常はアタッチメントをバリカンの刃先部分に着脱自在に取付けて行われている。このアタッチメントは、バリカンのヘッド部分に取り付け可能に基部及び基部の両側から挟持するように形成した両側部を有し、更に基部から櫛状のフィンを所定間隔で略平行に複数延設し、ヘアーカット時には、フィンの先端側を頭皮に接触させた状態で頭部に沿わせてヘアーをバリカンのヘッド部分に設けられた刃体に案内し、カット方向に滑らせるようにしながらバリカンを移動することで刃体によってヘアーをカットして刈り上げ等のカットを行っているのが一般である。
バリカンにアタッチメントを装着した場合と、バリカンの刃先部分の刃体単体で刈り上げを行う場合とを比較すると、アタッチメントを装着した場合には、カット時においてヘアーを案内するガイド機能が発揮されることによってカット作業が容易になり、カットの作業性を向上させながら、刃体から頭皮の接触部分までの距離の異なる長さのフィンを予め複数用意しておくことでヘアーを一定の長さにカットすることができ、このアタッチメントを交換することで様々な所望長さに刈り上げることができる。従って、固定刃と可動刃の組合せによってヘアーを定型的な長さにしかカットできないバリカンヘッド単体に比較して選択肢が拡がり、ヘアーを異なる長さにカットすることができる。このため、通常アタッチメントを装着可能なタイプのバリカンが広く一般に利用されている。
バリカンに着脱可能なアタッチメントとしては、バリカンに取り外し可能に取り付けられるように形成された静止櫛シャシーとこの静止櫛シャシーから伸長するフィンと静止櫛シャシーに所定の設定状態で取り付けられる可動櫛を有する調整式取り付け櫛がある(例えば、特許文献1参照。)。この調整式取り付け櫛は、可動櫛を予め決められた設定位置の1つに固定することで、バリカンに取り付けたときに1つの櫛本体で毛髪の長さを揃えながらカットし、可動櫛の設定を変えることで種々の長さにカットできるようにしたものである。
また、刃部を備えた本体に、機能部を備えたベース体を回転摺動自在に設けたヘアーカッターであって、前記のベース体に対して機能部を着脱交換可能に構成したヘアーカッターがある(例えば、特許文献2参照。)。このヘアーカッターは、機能部を交換することですそ刈りのような刈る高さが一様な場合だけでなく傾斜した刈り高さのような異なる状態のカットを行えるようにしたものである。
また、バリカンの可動歯の摺動部を覆う折返し頂部を形成してこの折返し頂部に摺動部に達する毛導入部と摺動部前端よりも前方に位置する毛導入阻止部とを交互に設けて、毛導入阻止部に摺動部前端と同一乃至この前端より前方に底部が位置する毛保持部を設けたバリカン用すき刈りアタッチメントがある(例えば、特許文献3参照。)。
特開平11−276726号公報 特開2000−210484号公報 特公昭56−49150号公報
しかしながら、特許文献1及び2におけるアタッチメントは、頭髪のカット後の長さを揃えながらカットするものであり、用途としては刈り上げやスソ刈り等などの短髪状にカットする場合に制限され、通常のロングヘアーやショートヘアー等のヘアースタイルのカットに利用されることは殆どない。
例えば、特許文献1における調整式取り付け櫛は、フィンによって案内された一度にカッティングされる所定量の毛髪の長さを櫛本体を調節することで異なる長さにカッティングできるようにしたものであるが、カッティング時にはフィンによって頭髪をガイドしながら頭髪を所定長さの短髪に揃えるように切っているため、カッティング後の毛髪の毛先が短く均一に揃うようなヘアースタイル、例えば丸刈りを目的としたカッティングに使用されるものである。
また、特許文献2のヘアーカッターは、機能部を交換可能に設けて多様なヘアースタイルのニーズに対応させるようにしているが、このヘアーカッターにおいても、髪のカット高さを一定にしたり、丸刈りにしたり、或は髪の高さを段階的に変化させるなど、髪のはえぎわからの長さを全体的に変えることができるようにしたものであり、この場合にも上記と同様に比較的短い髪をカットするために使用される。
一方、特許文献3のバリカン用すき刈りアタッチメントは、毛保持部に髪の毛を保持することによって髪の毛の一部が可動歯の摺動部に達しないようにし、毛導入部に導入された毛のみをカットし、長い髪の毛の一部をカットするようにしたすき刈り用のアタッチメントである。すなわち、このアタッチメントは、髪の毛の量が多い場合などに髪の毛の長さはそのままで毛導入部の毛を細かく間引くように切ることによって全体的に毛量を減少させるようにしたものであり、主に髪の毛のボリューム感を無くすために使用される。
最近では、あらたなヘアースタイルとして、例えば、マテリアルカットと呼ばれるヘアースタイルがある。このヘアースタイルは、ヘアーを立体的に削るようにカットすることによって立体感を持たせ、柔らかさや優しさを表現するようにしたものである。また、毛先を揃えずに不規則に削ぐようにしたシャギーカットや、或はシザーカットと呼ばれるヘアーを削ぐようにカットしてボリューム感を持たせるようにしたカット技術もある。
これらのカットは、何れも通常は鋏を用いて所定の髪束ごとにカットしており、この場合、特殊なカット技術を必要とするために熟練が必要となっていた。
一方、アタッチメントを装着したバリカンでは、前述した理由によってボリューム感を持たせた上記のような特殊カットを行うことはできず、このため、これらの立体的なヘアースタイルは時間や手間がかかっても鋏を用いて行うようにしている。
本発明は、従来の課題点を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、バリカンを用いてヘアー全体を三次元的に立体感を持たせながらヘアーカットすることのできるバリカン用アタッチメントであり、熟練を要することなく簡単に短時間でボリューム感のあるヘアースタイルにカットすることができ、様々なバリエーションのヘアースタイルにすることもできるコスト的にも優れたバリカン用アタッチメントを提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、基体とこの基体を両側から狭持するように形成した側部を有し、基体から頭髪をバリカンのカット刃に案内する複数の櫛歯を所定間隔で略平行に延設したバリカン用アタッチメントにおいて、櫛歯の適宜の間隙にカット刃までの距離を調整可能な突設案内部を基体と一体又は別体に設けたバリカン用アタッチメントである。
請求項2記載の発明は、前記突設案内部を、櫛歯の間隙に1つおきに設けたバリカン用アタッチメントである。
請求項3記載の発明は、前記基体から対向する向きに本数・間隙幅の異なる櫛部材をそれぞれ設け、各間隙に同間隔、或は異なる間隔で突設案内部を設けたバリカン用アタッチメントである。
請求項4記載の発明は、前記基体或は側部の何れか一方又は双方に、バリカンの当該位置に装着可能な装着部を設けたバリカン用アタッチメントである。
請求項1に係る発明によると、バリカンを用いてヘアー全体を三次元的にカットして立体感を持たせたヘアースタイルに施すことができ、特殊なカット技術を必要とすることが無いため熟練を必要とすることなく簡単に短時間でボリューム感のあるヘアースタイルにカットすることができる。このため、作業時間も短くなり、コスト的にも優れている。また、アタッチメント本体を交換することによって様々なバリエーションのヘアースタイルにカットできるバリカン用アタッチメントである。
請求項2に係る発明によると、一定の毛束ごとに交互に短くカットでき、このカットを繰り返し行うことでカットした毛束ごとにボリューム感をアップさせて面状の毛束を重ねるような立体感を出すことができるため、例えば、シャギーカットやマテリアルカットなどの特殊カットを簡単に行うことができるバリカン用アタッチメントである。
請求項3に係る発明によると、1つのアタッチメント本体によって毛束ごとの髪の毛のカット長さの差やカットする毛束の量を変えながらカットすることができ、更なる質感やボリューム感を加えながら様々なヘアースタイルに対応することのできるバリカン用アタッチメントである。
請求項4に係る発明によると、バリカンに着脱自在に装着することができ、優れた互換性を発揮できるバリカン用アタッチメントである。
本発明におけるバリカン用アタッチメントの好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図6において、アタッチメント本体10は、断面円弧状の基体11とこの基体11を両側から狭持するような側部12、12を形成し、基体11からバリカン1のカット刃2にヘアー(頭髪)Hを案内する複数の櫛歯13を所定間隔で略平行に延設した基本形状を有している。
このアタッチメント本体10は、本実施形態においては、基体11から対向する向きに櫛歯である櫛部材13をそれぞれ設け、この櫛部材13の適宜の間隙13aにカット刃2までの距離を調整可能な突設案内部14を基体11と一体に設けている。
アタッチメント本体は、バリカンの形状に拘ることなく、あらゆるアタッチメント装着タイプのバリカンに対応して製作することが可能であり、通常の櫛部材先端がカット刃と略平行に形成されたタイプ以外にも、例えば、櫛部材の先端側全体を斜めに形成したり、或はアール状に形成してもよい。また、櫛部材を伸縮自在に設け、1つのアタッチメント本体で櫛部材先端側の長さを変更可能に設けたり、或は、突設案内部と基体を別体に設けるようにし、突設案内部を基体に対して移動可能に設けて櫛部材先端側から突設案内部までの距離を調節可能に設けてもよい。
また、アタッチメント本体をバリカン1のカット刃2の表裏面側を同時に覆うような形状とすれば、バリカンの表裏面側の何れ側でもこのアタッチメント本体を介してカットを行うことができるようになり、作業性が良くなりなると共にカット時の時間が短縮可能となる。
櫛部材13は、長さ、間隔、高さ、及び本数を任意に設定して形成可能であり、これらの組合せを変えたアタッチメント本体10を使用することで様々なヘアースタイルに対応することが可能となる。また、櫛部材は基体から一方側のみに形成することもでき、この場合、対向する向きに櫛部材を形成した場合に比較して小型で簡単な構造のアタッチメント本体が得られる。
突設案内部14は、櫛部材13によって形成される間隙13aに対して所定の間隔で設けるようにし、本実施形態においては、この突設案内部14を間隙13aに1つおきに設けている。突設案内部は、間隙13aに対して2つおきや、或はそれ以上の間隔で設けたり、又は異なる間隔でランダムに設けるようにしてもよく、例えば、一方側の櫛部材に設ける突設案内部を1つおきに設け、他方側の櫛部材の突設案内部をそれ以外のパターンによって設けるようにすれば、各櫛部材に頭髪を案内したときに異なるタイプのカットを施すことが可能となり、1つのアタッチメント本体でより様々なカットを行うことが可能となる。
また、突設案内部14の先端側から櫛部材13先端側までの距離も任意に設定可能である。図6に示す高さxは、突設案内部14先端側から櫛部材13先端側である端部13bまでの最短長さであり、この高さxが形成されるように突設案内部14を設けることで、頭髪Hのカット時にカットされようとする髪束がこの高さxの空間に案内されて確実にカット刃2まで案内される。この突設案内部14は、基体11から斜め向きに突出するように形成しているが、この方向や形状は任意であり、また、図示しない厚さも任意である。
ここで、カットされる頭髪Hは頭髪HaとHbに分けられ、基体11の頂部を基準点Pとし、一方、頭髪Hのカット位置であるカット刃2の先端をカット点Qとしたときに、突設案内部14を設けた場合の間隙13aに案内されてカットされる頭髪Haは略一点鎖線のように示される。この頭髪Haの基準点Pからカット点Qまでの距離Dは、基準点Pから突設案内部14先端側までの距離Dとこの突設案内部14先端側からカット点Qまでの距離Dの和であり、頭髪Haは突設案内部14によって迂回するようにカット刃2に案内されている。
一方、突設案内部14の無い間隙13aに案内されてカットされる頭髪Hbは略二点鎖線のように示される。この頭髪Hbの基準点Pからカット点Qまでの距離D´は、これらの略直線距離となり、頭髪Hbは間隙13aから直接カット刃2に案内されるようにしてカットされる。
このように、所定量の頭髪Hをカットする場合、頭髪Ha、Hbの基準点Pからカット点Qまでの距離D、D´が異なり、距離D>距離D´となる。例えば、図1の上下部に形成された突設案内部14、14のように、長さ・向き(角度)を変えて形成することにより頭髪Haにおける距離Dを調整可能であり、距離Dを変えることにより距離D´との差が変わるため、カット後の頭髪Ha、Hbの長さの差を変えることができる。
ガイド溝18は突設案内部14先端とカット点Qとの間に形成され、突設案内部14を形成する場合にこのガイド溝18を適宜の空間に設けることで距離D、D´の差がより確実に生じるようにしている。カット時には、頭髪Haがガイド溝18に沿うように案内されて確実にカット刃2まで案内することが可能となる。
突設案内部14は、前記のように基体11と一体又は別体に設けることができ、本実施形態においては、図5に示すように樹脂成形によって一体に形成した基体11と側部12及び櫛部材13に対して一体に設けている。
なお、突設案内部14が形成される間隙13aの幅は6mm程度に設けるのが望ましい。また、基体11から対向する向きに櫛部材13を設ける場合、この櫛部材13の本数・間隙幅が異なるように設けておき、この間隙13aに同間隔、或は異なる間隔で突設案内部を設けるようにしてもよい。
装着部17は、バリカン1の当該位置に対応した側部12の位置に凹状に形成し、一方、この装着部17に嵌合可能な突設部3をバリカン1に形成し、アタッチメント本体10をバリカン1に装着可能に設けている。装着部17は側部12以外に形成してもよく、例えば、基体11側に設けてもよい。この場合、装着部17とバリカン1の当該部分が嵌合、或はその他の装着手段で装着できれば、その形状や態様に拘ることは無く、適宜の装着構造とすることができる。なお、本実施形態においては、櫛部材13を対向するように形成しているため、各櫛部材13を使用可能に2組の装着部17を設けている。
基体11は断面円弧状に限ることなく適宜の断面形状であればよく、この基体11の両側から側部12、12によって狭持するような構成であればよい。基体11を断面円弧状に設けた場合、頭髪Hのカット時には円弧部11aに沿うように案内され、スムーズにヘアーカットを行うことが可能となる。
バリカン1のカット刃2は、固定刃2bとこの固定刃2bに対して相対的に可動する可動刃2aを有しており、可動刃2aの往復運動によって頭髪Hをカット可能に設けている。なお1aは電源スイッチであり、この電源スイッチ1aをオンすることでカット刃2が動作するようにしている。
バリカン1による頭髪Hのカット時には、カットしようとする所定量の髪束からなる頭髪Hを一方の手で持った状態にしておき、この下側である頭部B近傍位置の空間に他方の手でバリカン1のカット刃2を上にした状態で把持する。次に、この状態からバリカン1の櫛部材13で頭髪Hをとかすようにしながらカット開始位置まで移動して、更にカット刃2を頭髪Hに当接させるようにバリカン1を図中手前方向に回転させて手前側に移動する。続いて、図7に示すように、この状態を維持しながらで電源スイッチ1aをオンにしながら頭髪Hをカット刃2に押付けるようにすると図8及び図9に示すように頭髪Hがカットされ、このとき頭髪Ha、Hbがそれぞれ異なる長さでカットされる。この動作をカットする頭髪Hを持ち変えながら繰り返し行うことで、頭髪H全体をカットすることが可能となる。
次に、本発明のバリカン用アタッチメントにおける上記実施形態の作用を説明する。
本発明のバリカン用アタッチメントは、アタッチメント本体10に櫛部材13によって形成される適宜の間隙13aにカット刃2までの距離Dを調節可能な突設案内部14を設けているので、この突設案内部14を設けたアタッチメント本体10を装着したバリカン1を用いることでロングヘアーやショートヘアーなどに使用でき、カット時には所定量の頭髪Hごとに長さの異なるカットを行って毛先側を凹凸状にカットすることができ、このカットを頭髪H全体に繰り返し行うことで三次元的にカットして全体的にボリューム感を有する立体的なヘアースタイルにカットすることができる。従って、鋏を使用することなくマテリアルカットやシャギーカット、或はシザーカットのような特殊カットを施すことができ、高いカット技術や熟練を要することがなく短時間で簡単に顧客の希望に沿った立体的なヘアースタイルにカットすることができる。また、カットに要する作業時間も短縮されるためコスト的にも有利である。
しかも、カット刃2までの距離を変えたアタッチメント本体10を利用することで様々なボリューム感を有する特殊カットを行うことができ、また、固定的な刃体を有するバリカンヘッド単体によるカットに比べても選択肢が拡がる。また、アタッチメント本体10が着脱自在であるため優れた互換性を発揮させることができ、予め櫛部材13の本数・間隙13aの幅などの異なるアタッチメント本体10を準備しておくことによって様々なへアースタイルに対応してカットすることができる。更に、従来のアタッチメント式バリカンに対応したアタッチメント本体を形成すれば、従来のバリカンをそのまま利用することも可能である。
図10においては、本発明におけるバリカン用アタッチメントの他の実施形態を示しており、アタッチメント本体20における櫛部材23を基体21の一方側から延設し、この櫛部材23の間隙23aに突設案内部24を一体に設け、アタッチメント本体20を図示しないバリカンに装着可能な装着部27を基体21側に設けたものである。この装着部27は、図において手前方向に突設するように形成し、先端側には凸部27aを形成している。装着部27は弾性を有しており、凸部27aは図中下方向に弾性変形可能であるため、バリカンの当該位置に凸部27aが嵌合する凹状部位を形成することでアタッチメント本体20をバリカンに着脱することが可能となる。
また、図11においては、本発明のバリカン用アタッチメントの更に他の実施形態を示しており、上記と同様にアタッチメント本体30において櫛部材33を基体31の一方側から延設し、この櫛部材33の間隙33aに突設案内部34を一体に設けている。このアタッチメント本体30においては、装着部37を側部32の両側付近に設け、図示しないバリカンへの装着時にこの装着部37、37でバリカンの当該位置を挟持するように装着可能に設けている。また、図示しないが、装着部は上記以外の様々な形態に形成することもできる。
本発明は、頭髪をカットする散髪用バリカンのヘッド部分に着脱自在に装着するアタッチメントとして好適であるが、これ以外にも、ペット用バリカンや、或は櫛型形状のバリカンなどの各種のバリカンにも応用できる。
本発明のバリカン用アタッチメントの一実施形態を示す正面図である。 本発明のバリカン用アタッチメントの装着状態を示す斜視図である。 図2のバリカン用アタッチメントを離脱した状態を示す拡大斜視図である。 本発明のバリカン用アタッチメントの装着状態を示す正面図である。 図4のA−A線断面図である。 本発明のバリカン用アタッチメントの装着状態を示した一部切欠き拡大断面図である。 バリカン使用状態を示した側面図である。 図7の一部切欠き拡大断面図である。 図7の一部切欠き拡大断面図である。 本発明のバリカン用アタッチメントの他の実施形態を示す正面図である。 本発明のバリカン用アタッチメントの更に他の実施形態を示す正面図である。
符号の説明
1 バリカン
2 カット刃
10 アタッチメント本体
11 基体
12 側部
13 櫛部材(櫛歯)
13a 間隙
14 突設案内部
17 装着部
D、D´ 距離
H、Ha、Hb 頭髪

Claims (4)

  1. 基体とこの基体を両側から狭持するように形成した側部を有し、前記基体から頭髪をバリカンのカット刃に案内する複数の櫛歯を所定間隔で略平行に延設したバリカン用アタッチメントにおいて、前記櫛歯の適宜の間隙に前記カット刃までの距離を調整可能な突設案内部を基体と一体又は別体に設けたことを特徴とするバリカン用アタッチメント。
  2. 前記突設案内部を、前記櫛歯の間隙に1つおきに設けた請求項1記載のバリカン用アタッチメント。
  3. 前記基体から対向する向きに本数・間隙幅の異なる櫛部材をそれぞれ設け、前記各間隙に同間隔、或は異なる間隔で前記突設案内部を設けた請求項1又は2に記載のバリカン用アタッチメント。
  4. 前記基体或は側部の何れか一方又は双方に、バリカンの当該位置に装着可能な装着部を設けた請求項1乃至3の何れか1項に記載のバリカン用アタッチメント。
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