JP2005270146A - 洗いスポンジ - Google Patents

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Yukio Iwasaki
幸夫 岩崎
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Abstract

【目的】 本発明は、洗浄効率を高めた洗いスポンジを提供するものである。
【構成】 洗いスポンジ1は、千鳥格子状に互い違いに配列した波状凹凸表面を有するポリウレタンフォームよりなる芯材6と、網状の被覆材9とからなり、周縁部分3において両者が接着してあるとともに圧縮賦形してあり、被覆材が前記波状凹凸表面の凸部で支持してあり、前記波状凹凸表面の凹部において両者の間に空間14が形成されている構成である。洗いスポンジ1は波状凹凸表面の凸部において、芯材と被覆材とが泡状接着剤で接着してあることが好ましい。
【選択図】 図3

Description

本発明は、入浴、食器洗い時等に使用する洗浄効率を高めたスポンジに関する。
入浴時等に、ポリウレタンフォームを適宜の形状に裁断した洗いスポンジが幅広く利用されている。ポリウレタンフォームは、多数の気泡の群がりでなり、それぞれの気泡は多面体形状で一つの頂点と隣接する頂点とは骨格によって結ばれており、骨格によって囲まれた面にセル膜が張られている。そして、通常ポリウレタンフォームは、その製造上の理由により、多面体の多面に張られたセル膜のうちいずれかのセル膜が破れている構造である。そのために、ポリウレタンフォームよりなる洗いスポンジは、石鹸の吸収性、保持性があり、しかも身体を擦った際に骨格部分で身体の汚れを落とすと言う点で非常に優れている。
また、プロファイル加工によりスポンジの表面に平面視千鳥格子状の互い違いの凹凸を付与することで、実用上表面が柔らかくなり、洗浄対象物の凹部の汚れまで綺麗に落とすように設計してある洗いスポンジが知られている。また、スポンジに網材を縫い付けた垢すり用の洗いスポンジも知られている。このようにポリウレタンフォーム等のスポンジを用いた洗い具は種々商品が市場に提供されている。
実公昭33−18545号公報 実公昭42−5535号公報
本発明は、洗浄効率を高めた洗いスポンジを提供するものである。
本発明の洗いスポンジは、千鳥格子状に互い違いに配列した波状凹凸表面を有するポリウレタンフォームよりなる芯材と、網状の被覆材とからなり、周縁部分において両者が接着してあるとともに圧縮賦形してあり、被覆材が前記波状凹凸表面の凸部で支持してあり、前記波状凹凸表面の凹部において両者の間に空間が形成されている構成である。そして、波状凹凸表面の凸部において、芯材と被覆材とを泡状接着剤で接着しておくことが好ましい。
通常、洗いスポンジを使用する際は、まずスポンジを水に含ませた後、図8に示すようにスポンジに石鹸を擦って溶け出た石鹸をスポンジに含ませる。そしてスポンジに石鹸20を擦る際の圧力によってスポンジは圧縮されて潰れたような状態になり、復元してゆく過程で溶け出た石鹸液が内部側に浸透する。ところが本発明のスポンジ1は、圧縮から復元してゆく過程で空間14が形成されるために、石鹸液は内部側に浸透する流路を絶たれて網状の被覆材9の内部により多く留まるものであるので、より少ない石鹸量で洗浄対象物の汚れを落とすことができる。
他方、石鹸液を洗面器に満たしその中で洗いスポンジ1を入れて揉むことによって、スポンジに石鹸液を泡状にして多量に付着させるような使い方をする場合、本発明の洗いスポンジは空間14に多量の泡を含有することができるので、一度石鹸液を含ませれば広い面積に渡って洗浄対象物を洗浄することができる。
また、ポリウレタンフォームよりなるスポンジは、通常水を含むと弾性力を失って形状保持性がなくなるために掴みづらくなるのであるが、本発明の洗いスポンジは周縁部分が圧縮賦形されて高硬度に形成されているので適度な形状保持性を有し洗浄効率を高めている。
さらに、波状凹凸表面の凸部において芯材と被覆材とを接着すれば、洗浄対象物にスポンジを擦っても被覆材がずれて皺になることがない。そして、その際使用する接着剤を泡状とすることで被覆材の表面への接着剤の染み出しを防止し、スポンジ表面が接着剤で硬くならないようにすることができる。
本発明の洗いスポンジの実施形態を以下図面に基づいて具体的に説明する。本発明の洗いスポンジ1は、図1、図3に示すように周縁部分3が圧縮賦形してあるので周縁部分を境に上面と下面とが存在するような構造である。図3は、上面側4と下面側5とが異なった構造の洗いスポンジを示しているが、上面側と下面側とを同様の構造としても良い。
本発明の洗いスポンジでは芯材6の材料としてポリウレタンフォームを用いている。図5に示すようにポリウレタンフォームの表面には波状凹凸を付与してある。波状凹凸はウレタンフォーム加工の分野で広く使われているプロファイル機を使用すれば容易に形成することができる(図6)。
芯材となるポリウレタンフォームは、物性において特に特殊なものは必要なく、硬さ80〜160N、密度15〜30kg/mで良く、芯材の材料段階の形状において、凹部の深さhは8〜16mm、芯材の厚さHは25〜50mmである(図2の上の図)。凸部と凹部を挟んで隣り凸部との間のピッチPは20〜40mmである(図5)。芯材は、一種類のポリウレタンフォームから作製しても、複数種類のポリウレタンフォームを貼り合わせ又は貼り合わせしないものから作製しても良い。
被覆材9は、芯材6の凹部に空間14が形成されるように、凸部間に跨って芯材を覆うものである。また、被覆材は芯材側へ石鹸液が浸透可能とするために網状としてある。被覆材としては、ポリウレタンフォーム、セルロースフォーム、あるいは天然もしくは合成樹脂繊維や合成樹脂細片を用いた織布、編布、不織布等を用いることができる。被覆材の厚さは1〜4mmである。被覆材の厚さが薄過ぎたり厚すぎると空間14のもたらす効果が減少する。また、被覆材9は、気泡の大きさを変更するだけでソフトからハードな洗い心地が得られること、及びスポンジの周縁を芯材と同時に切断しやすいという製造上の理由からポリウレタンフォームを使用すると良い。
被覆材としてポリウレタンフォームを使用する場合には、物性において特に特殊なものは必要なく、硬さ80〜160N、密度15〜30kg/mの一般的なもので良い。洗いスポンジとして、石鹸液を被覆材の内部に保持することを重点を置く場合、セル数22〜50個/インチの細かいものが好ましく、角質や水垢落としに重点を置く場合、セル数13〜18個/インチの粗いものが好ましい。ただし、セル数をあまり小さくして粗くすると石鹸液の保持性において劣ることがあるのでセル数は13個/インチ以上とすることが好ましい。また、セル膜除去のポリウレタンフォームを用いる場合は、これを芯材の凸部に接着するに際し接着剤が特に表面に染み出しやすいことから泡状接着剤の使用が推奨される。
スポンジの周縁部分を圧縮賦形するためにはプレス機及び金型を用いる。プレス機又は金型には金型を加熱するためのヒーターが組み込まれている。ヒーターは圧縮賦形に要する時間を短縮するために用いている。図7は金型の半分を切り欠いた金型の斜視説明図である。金型10は上型11と下型13とよりなりともに外周枠の形態である。下型にはスポンジの周縁を切断するための切断刃12が設けてある。上型及び下型はこの切断刃の高さ分の空隙でスポンジの周縁部分を圧縮賦形するようにプレス機に取り付けてある。またこの上型と下型との間の空隙の距離は全周に渡って均一にしてある。図7に示す金型は平面視丸型であるが、ハート型、ひょうたん型、骨型等どのような形状であっても良いが、洗いスポンジの掴み性を考慮するとひょうたん型、骨型が良い。また、細かなピッチでうねった切断刃を用いることにより、図1のようにスポンジの周縁をギザギザの波状に形成することができる。このような洗いスポンジであれば、指をスポンジの周縁に引っ掛けやすくなるのでスポンジの掴み性が高まる。図9に本発明の洗いスポンジの形状の具体例を示す。
被覆材9は芯材6の凸部に接着してあることが好ましい。接着剤としては、天然又は合成の樹脂系又はゴム系エマルジョンをオークスミキサー等によって撹拌して泡状に調製した泡状接着剤が利用できる。エマルジョンとしては、スチレン・ブタジエン系エマルジョン、アクリロニトリル・ブタジエン系エマルジョン、メチルメタクリレート・ブタジエン系エマルジョン、クロロプレン系エマルジョン、イソプレン系エマルジョン、ブタジエン系エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル系エマルジョン、ウレタン系エマルジョン等が挙げられる。これらのエマルジョンには、加硫・架橋剤、加硫・架橋促進剤(メルカプトベンゾチアゾール亜鉛塩、ジエチル・ジ・チオカルバミン酸亜鉛塩等)、安定剤、起泡剤(オレイン酸カリウム等)、泡安定剤(トリメンベース等)、老化防止剤(スチレン化フェノール等)、分散剤(テトラピロリン酸カリウム等)等を適宜添加すると良い。
次に、本発明の洗いスポンジの具体例を製造工程順に説明する。まず、ポリウレタンフォーム(硬さ100N、密度18kg/m、セル数22個/インチ(JIS−K6400))を厚さ23mmに裁断したものをプロファイル加工して凸部の高さ17mm、凹部の高さ6mm、ピッチ約30mmの千鳥格子状に互い違いに配列した波状凹凸表面を有するプロファイル加工品7を作製した。このプロファイル加工品の平坦面側に上記と同じ物性で厚さ17mmのポリウレタンフォームの裁断品8を接着して芯材6を作製した。この芯材の凹部の深さhは11mm、厚さHは34mmである。
次に、ポリウレタンフォーム(硬さ100N、密度18kg/m、セル数25個/インチ)を厚さ3mm厚に裁断して被覆材9を作製した。その後、芯材の凸部の頂上部分に泡状接着剤を塗布して、この芯材6の凸部の位置で被覆材9を支持するように芯材と被覆材とを重ね合わせて接着した(図2の上の図)。また、被覆材の洗いスポンジの周縁部分となる部分に接着剤を塗布した。
次に、芯材6と被覆材9とを重ね合わせて芯材の凸部の位置で接着したスポンジ体(図2の上の図)を、180℃に加温した下型に載置して、同じく180℃に加温した上型(不図示)でプレスすることで、洗いスポンジの周縁部分となる部分を圧縮賦形すると同時に接着し、またその際に、洗いスポンジの周縁となる位置を切断した(図2の下の図)。こうして作製した洗いスポンジは、芯材の凸部で被覆材が支持してあり、凹部において被覆材と芯材との間に空間が形成されている。また圧縮賦形した周縁部分の厚さは約3mmである。この周縁の切断面を観察すると凹凸のあるプロファイル加工品を圧縮したにも拘わらず、全周に渡ってほぼ均一厚さに仕上がって意匠性に優れるものである。
こうして作製した洗いスポンジ1及びほぼ同一大きさの芯材の材料のみで作製した洗いスポンジを、石鹸液に浸して揉むことによって、これらの洗いスポンジに石鹸液の泡を多量に付着させて犬の身体で比較試験を行ったところ、本発明の洗いスポンジ1の方が泡持ちが優れるものであった。
以上、本発明の洗いスポンジを説明したが、本発明は上記の具体例に限定されるものでなく、例えば図4に示すように、ポリウレタンフォームのプロファイル加工品7と裁断品8との間に被覆材9を挟んで、周縁部分を圧縮賦形する時に、周縁部分の一部分を接着せずに半完成品(図4の上の図)を作製し、この接着しない部分より内側と外側とをひっくり返すことでも本発明の洗いスポンジ2(図4の下の図)を作製することができる。このような洗いスポンジ2は、圧縮賦形した部分はスポンジの内側に埋設されている態様であるが、周縁部分において被覆材と芯材とが接着してあるとともに圧縮賦形してある構造である。
本発明の洗いスポンジの具体例の斜視説明図。 本発明の洗いスポンジの製造方法の説明図。 本発明の洗いスポンジのA−A線端面説明図。 本発明の洗いスポンジの別の製造方法の説明図。 千鳥格子状に違い違いに配列した波状凹凸表面を有する芯材の斜視説明図。 波状凹凸表面を有する芯材の製造方法の説明図。 本発明に使用する金型の半分を切り欠いた金型の斜視説明図。 本発明の洗いスポンジに石鹸を擦るときに現れる現象の説明図。 本発明の洗いスポンジの形状の具体例の平面図
符号の説明
1 洗いスポンジ
2 洗いスポンジ
3 洗いスポンジの周縁部分
6 芯材
7 芯材(プロファイル加工品)
8 芯材(裁断品)
9 被覆材
14 空間

Claims (2)

  1. 千鳥格子状に互い違いに配列した波状凹凸表面を有するポリウレタンフォームよりなる芯材と、網状の被覆材とからなり、周縁部分において両者が接着してあるとともに圧縮賦形してあり、被覆材が前記波状凹凸表面の凸部で支持してあり、前記波状凹凸表面の凹部において両者の間に空間が形成されていることを特徴とする洗いスポンジ。
  2. 波状凹凸表面の凸部において、芯材と被覆材とが泡状接着剤で接着してあることを特徴とする請求項1に記載の洗いスポンジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103932623A (zh) * 2014-05-12 2014-07-23 杨秀文 一种搓澡巾
CN104739303A (zh) * 2015-04-24 2015-07-01 杨秀文 一种搓背巾
US10829569B2 (en) 2015-08-31 2020-11-10 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymers produced via use of vinyl transfer agents

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