JP2005270131A - スキー練習用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 初心者等が早期にスキー技術を習得できるスキー練習用具を提供すること。
【解決手段】 スキー練習用具10は身体支持構造部12と、これに付設された滑走制動部13とを備え、身体支持構造部12は補助スキー板部等に連結するスキー板連結部121と、水平構造部124を下方から支持する縦立構造部123と、一部がグリップ部125となっている水平構造部124とを備え、滑走制動部13は制動操作部136と、これに連結され、滑走方向に対して抵抗を生ぜしめるブレーキ部137とを備えていることを、主たる構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 スキー練習用具10は身体支持構造部12と、これに付設された滑走制動部13とを備え、身体支持構造部12は補助スキー板部等に連結するスキー板連結部121と、水平構造部124を下方から支持する縦立構造部123と、一部がグリップ部125となっている水平構造部124とを備え、滑走制動部13は制動操作部136と、これに連結され、滑走方向に対して抵抗を生ぜしめるブレーキ部137とを備えていることを、主たる構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明はスキー練習用具に係り、特に、初心者や身体障害者であっても早期にスキー技術を習得することのできる、スキー練習用具に関する。
初心者をスキーに慣れさせるためには、転倒を繰り返し、時間と労力をかけた練習を受け入れるか、あるいはまた、平坦な雪上をスキーを履かせて歩かせたり、ストック推進滑走またはストックや指導者の手で体を支えて滑走させる等の相当の努力が必要である。これは、教える指導者側、教わる生徒側双方にとって、体力と気力を要するものである。しかしながら、スキーでの転倒、事故・怪我の発生を防ぐためには、初期の練習は重要であり、スキー指導においてはそこに相当の時間がかかっているのが現状である。
初心者のスキー練習補助を目的とした先行技術の状況を把握するため、下記により検索調査を行った。
使用データベース:特許電子図書館(特許庁)
使用検索メニュー:特許実用新案公報テキスト検索
検索条件:要約+請求の範囲=スキー*練習*初心*(具+装置+機+器)
対象公報:特許公開公報、特許公報、実用新案公開公報、実用新案公報
検索日:平成16年2月16日
使用データベース:特許電子図書館(特許庁)
使用検索メニュー:特許実用新案公報テキスト検索
検索条件:要約+請求の範囲=スキー*練習*初心*(具+装置+機+器)
対象公報:特許公開公報、特許公報、実用新案公開公報、実用新案公報
検索日:平成16年2月16日
その結果、下記の検索調査結果を得た。
検索結果:4件(公開特許公報、公開実用新案公報)
文献は次の通りである。
1 特開2003-265666 雪上滑走具を用いた模擬滑走装置及び模擬滑走練習方法
2 特開平07-034684 水上スキー用プール
3 実開平07-003690 スキーの逆滑走防止具
4 実開平02-017167スキー用走行補助具
検索結果:4件(公開特許公報、公開実用新案公報)
文献は次の通りである。
1 特開2003-265666 雪上滑走具を用いた模擬滑走装置及び模擬滑走練習方法
2 特開平07-034684 水上スキー用プール
3 実開平07-003690 スキーの逆滑走防止具
4 実開平02-017167スキー用走行補助具
しかしながら、これらの特許文献は、相当に複雑な装置を用いての模擬的な滑走練習支援を目的としたり、雪上の練習であっても、安全な停止に主眼をおいた技術に係るものであり、従来技術の中には、雪上で、容易、安全かつ早期のスキー技術習得を実現できるものは見受けられない。
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点を除き、初心者や身体障害者であっても、雪上において、容易、安全かつ早期にスキー技術を習得することのできる、スキー練習用具を提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、自転車における補助輪のように側方から滑走を支持する構造、練習者の身体を支持する構造、さらにブレーキ構造等を基礎としてスキー練習用具を構成することによって、上記課題の解決が可能であることを見出し、本発明に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明は、以下のとおりである。
(1) スキーの練習用として用いるためのスキー練習用具であって、該スキー練習用具は、
(A)これを用いてスキーの練習をする練習者の身体を直接支持するための身体支持構造部と、
(B)該身体支持構造部に付設された、スキーの滑走速度を調節するための滑走制動部と、を備えてなり、
該身体支持構造部は、
(A−1)既存のスキー板、または本用具に合わせて用いることのできる補助スキー板部に連結するためのスキー板連結部と、
(A−2)該スキー板連結部から上方に設けられ、後記水平構造部を下方から支持する縦立構造部と、
(A−3)該縦立構造部に支持されて設けられ、その少なくとも一部がグリップ部として該練習者により把握されることのできる水平構造部と、を備え、
該滑走制動部は、
(B−1)該グリップ部に近接して設けられた、該練習者により操作されることのできる制動操作部と、
(B−2)該制動操作部と連結され、滑走方向に対して抵抗を生ぜしめるブレーキ部と、を備えている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。
(A)これを用いてスキーの練習をする練習者の身体を直接支持するための身体支持構造部と、
(B)該身体支持構造部に付設された、スキーの滑走速度を調節するための滑走制動部と、を備えてなり、
該身体支持構造部は、
(A−1)既存のスキー板、または本用具に合わせて用いることのできる補助スキー板部に連結するためのスキー板連結部と、
(A−2)該スキー板連結部から上方に設けられ、後記水平構造部を下方から支持する縦立構造部と、
(A−3)該縦立構造部に支持されて設けられ、その少なくとも一部がグリップ部として該練習者により把握されることのできる水平構造部と、を備え、
該滑走制動部は、
(B−1)該グリップ部に近接して設けられた、該練習者により操作されることのできる制動操作部と、
(B−2)該制動操作部と連結され、滑走方向に対して抵抗を生ぜしめるブレーキ部と、を備えている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。
ただし、本発明にいう「水平」とは、厳密に水平であることをいうのではなく、本用具がその使用状態において載置される面を水平とした場合に、これと略平行であることをいう。以下においても同様である。
(2) (1)に記載のスキー練習用具であって、さらに、
(C)前記縦立構造部と前記水平構造部との間にこれらに連結して設けられ、前記スキー板または補助スキー板部の側方傾斜状態を調整するための側方傾斜調整部を備え、該側方傾斜調整部は、
(C−1)該水平構造部の水平維持を可能としつつ該縦立構造部を側方に傾斜させることのできるよう、該縦立構造部と該水平構造部の間のいずこかに、長手方向に伸縮可能な弾性部位が一または複数設けられている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。
(C)前記縦立構造部と前記水平構造部との間にこれらに連結して設けられ、前記スキー板または補助スキー板部の側方傾斜状態を調整するための側方傾斜調整部を備え、該側方傾斜調整部は、
(C−1)該水平構造部の水平維持を可能としつつ該縦立構造部を側方に傾斜させることのできるよう、該縦立構造部と該水平構造部の間のいずこかに、長手方向に伸縮可能な弾性部位が一または複数設けられている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。
(3) (2)に記載のスキー練習用具であって、
(C−2)前記側方傾斜調整部には、前記弾性部位の伸縮変化を起こさせないための伸縮固定手段が設けられていることを特徴とする、スキー練習用具。
(4) (3)に記載のスキー練習用具であって、
(C−3)前記側方傾斜調整部は、前記弾性部位の設けられている伸縮調整桿体と、前記伸縮固定手段とからなり、
(C−4)該伸縮固定手段は該伸縮調整桿体に付設されているか、または該伸縮固定手段は該伸縮調整桿体とは別個に前記身体支持構造部中に設けられている、ことを特徴とする、スキー練習用具。
(C−2)前記側方傾斜調整部には、前記弾性部位の伸縮変化を起こさせないための伸縮固定手段が設けられていることを特徴とする、スキー練習用具。
(4) (3)に記載のスキー練習用具であって、
(C−3)前記側方傾斜調整部は、前記弾性部位の設けられている伸縮調整桿体と、前記伸縮固定手段とからなり、
(C−4)該伸縮固定手段は該伸縮調整桿体に付設されているか、または該伸縮固定手段は該伸縮調整桿体とは別個に前記身体支持構造部中に設けられている、ことを特徴とする、スキー練習用具。
(5) (2)ないし(4)のいずれかに記載のスキー練習用具であって、前記側方傾斜調整部は、
(C−5)前記縦立構造部と前記水平構造部のいずれか一方に対しては、前記弾性部位、ならびに前記伸縮固定手段の双方が備えられ、
(C−6)他方に対しては、非弾性の連結がなされる非弾性連結手段のみが備えられている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。
(6) (5)に記載のスキー練習用具であって、前記側方傾斜調整部は、
(C−7)前記縦立構造部に対しては、前記弾性部位、ならびに前記固定手段の双方が備えられて連結方法を適宜選択可能であり、
(C−8)前記水平構造部に対しては、前記非弾性連結手段のみが備えられて、これに固定されていることを特徴とする、スキー練習用具。
(C−5)前記縦立構造部と前記水平構造部のいずれか一方に対しては、前記弾性部位、ならびに前記伸縮固定手段の双方が備えられ、
(C−6)他方に対しては、非弾性の連結がなされる非弾性連結手段のみが備えられている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。
(6) (5)に記載のスキー練習用具であって、前記側方傾斜調整部は、
(C−7)前記縦立構造部に対しては、前記弾性部位、ならびに前記固定手段の双方が備えられて連結方法を適宜選択可能であり、
(C−8)前記水平構造部に対しては、前記非弾性連結手段のみが備えられて、これに固定されていることを特徴とする、スキー練習用具。
(7) (1)ないし(6)のいずれかに記載のスキー練習用具であって、
(Z)練習者の左右両側から、または左右両側において、それぞれ身体支持または側方傾斜調整が可能なように、
(Z−1)前記身体支持構造部には左右二の前記縦立構造部が備えられ、
(Z−2)前記側方傾斜調整部は左右二が設けられている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。
(8) (7)に記載のスキー練習用具であって、
(Z−3)練習者の左右両側から滑走制動が可能なように、前記滑走制動部には左右二の前記ブレーキ部が備えられていることを特徴とする、スキー練習用具。
(9) (7)または(8)に記載のスキー練習用具であって、
(A−4)前記身体支持構造部にはさらに、練習者の脚部が滑走方向に流れることを防止できる、滑走方向ガード部が設けられていることを特徴とする、スキー練習用具。
(10) (7)ないし(9)のいずれかに記載のスキー練習用具であって、
(A−5)前記身体支持構造部にはさらに、練習者の脚部が滑走側方方向に流れることを防止できる、側方向ガード部が設けられていることを特徴とする、スキー練習用具。
(Z)練習者の左右両側から、または左右両側において、それぞれ身体支持または側方傾斜調整が可能なように、
(Z−1)前記身体支持構造部には左右二の前記縦立構造部が備えられ、
(Z−2)前記側方傾斜調整部は左右二が設けられている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。
(8) (7)に記載のスキー練習用具であって、
(Z−3)練習者の左右両側から滑走制動が可能なように、前記滑走制動部には左右二の前記ブレーキ部が備えられていることを特徴とする、スキー練習用具。
(9) (7)または(8)に記載のスキー練習用具であって、
(A−4)前記身体支持構造部にはさらに、練習者の脚部が滑走方向に流れることを防止できる、滑走方向ガード部が設けられていることを特徴とする、スキー練習用具。
(10) (7)ないし(9)のいずれかに記載のスキー練習用具であって、
(A−5)前記身体支持構造部にはさらに、練習者の脚部が滑走側方方向に流れることを防止できる、側方向ガード部が設けられていることを特徴とする、スキー練習用具。
(11) (1)ないし(10)のいずれかに記載のスキー練習用具であって、該スキー練習用具にはさらに、(D)前記補助スキー板部が備えられ、該補助スキー板部は、
(D−1)前記身体支持構造部のスキー板連結部により連結可能であることを特徴とする、スキー練習用具。
(12) (11)に記載のスキー練習用具であって、該スキー練習用具にはさらに、
(E)外部から、本スキー練習用具を用いた滑走を制御を行うための、外部制御手段が備えられ、該外部制御手段は、
(E−1)前記身体支持構造部に背後方向から着脱自在に連結することのできる制御杆部であることを特徴とする、スキー練習用具。
(D−1)前記身体支持構造部のスキー板連結部により連結可能であることを特徴とする、スキー練習用具。
(12) (11)に記載のスキー練習用具であって、該スキー練習用具にはさらに、
(E)外部から、本スキー練習用具を用いた滑走を制御を行うための、外部制御手段が備えられ、該外部制御手段は、
(E−1)前記身体支持構造部に背後方向から着脱自在に連結することのできる制御杆部であることを特徴とする、スキー練習用具。
(13) (1)ないし(12)のいずれかに記載のスキー練習用具であって、該スキー練習用具は、
(Y)前述の各構成要素を単位として、再度の組み立て可能に二以上に分解することができることを特徴とする、スキー練習用具。
(14) (13)に記載のスキー練習用具であって、該スキー練習用具は、
(Y−1)前述の各構成要素が、分解した場合に省スペースの収納を可能とするよう、棒状、杆状または柱状形状に形成されていることを特徴とする、スキー練習用具。
(Y)前述の各構成要素を単位として、再度の組み立て可能に二以上に分解することができることを特徴とする、スキー練習用具。
(14) (13)に記載のスキー練習用具であって、該スキー練習用具は、
(Y−1)前述の各構成要素が、分解した場合に省スペースの収納を可能とするよう、棒状、杆状または柱状形状に形成されていることを特徴とする、スキー練習用具。
本発明のスキー練習用具は上述のように構成されるため、これによれば、初心者や、盲目の方等の身体障害者であっても、雪上において、容易、安全かつ早期にスキー技術を習得することができる。具体的には、滑走中の転倒を有効に防止することができるため、恐怖心なく、スキーバランス感覚と方向変化の要領を簡単に理解することができ、楽しみながら安全にスキー技術を習得することができる。
従来は、初心者が単独で数十メートル程度滑走できるようになるには、通常2日間程度を要したが、本発明スキー練習用具によれば、約2、3時間程度で一定のスキーバランス感覚や方向変化の要領が理解できるため、大幅な練習時間短縮、指導者の労力軽減、費用軽減となる。
前述した、滑ることに対する恐怖心の解消は、初心者が、構えのないリラックスした姿勢を当初からとることを可能とするため、癖のない正しい基本姿勢を習得することにもつながる。
本スキー練習用具によれば、盲目等の身体障害者であっても、スキーを楽しむことができ、つまり、誰もが安全に楽しみながらスキー技術を習得できるため、スキー人口の増加にも大いに寄与する。
本発明スキー練習用具は構造が簡単であり、組み立て式とすることができるため、自家用自動車等によるスキー場への持ち運び、スキーリフトでの高所への運搬にも便利である。
また、初心者等が個人単独で練習することも、指導者による補助操作を受けつつ練習することもでき、練習方法にも自由度が大きい。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。
図1は、本発明のスキー練習用具の基本的構成を示す説明図である。図において本スキー練習用具10は、これを用いてスキーの練習をする練習者の身体を直接支持するための身体支持構造部12と、該身体支持構造部12に付設された、スキーの滑走速度を調節するための滑走制動部13と、を備えてなり、該身体支持構造部12は、既存のスキー板、または本用具に合わせて用いることのできる補助スキー板部に連結するためのスキー板連結部121と、該スキー板連結部121から上方に設けられ、後記水平構造部124を下方から支持する縦立構造部123と、該縦立構造部123に支持されて設けられ、その少なくとも一部がグリップ部125として該練習者により把握されることのできる水平構造部124と、を備え、該滑走制動部13は、該グリップ部125に近接して設けられた、該練習者により操作されることのできる制動操作部136と、該制動操作部136と連結され、滑走方向に対して抵抗を生ぜしめるブレーキ部137と、を備えていることを、主たる構成とする(上記(1)の発明)。
図1は、本発明のスキー練習用具の基本的構成を示す説明図である。図において本スキー練習用具10は、これを用いてスキーの練習をする練習者の身体を直接支持するための身体支持構造部12と、該身体支持構造部12に付設された、スキーの滑走速度を調節するための滑走制動部13と、を備えてなり、該身体支持構造部12は、既存のスキー板、または本用具に合わせて用いることのできる補助スキー板部に連結するためのスキー板連結部121と、該スキー板連結部121から上方に設けられ、後記水平構造部124を下方から支持する縦立構造部123と、該縦立構造部123に支持されて設けられ、その少なくとも一部がグリップ部125として該練習者により把握されることのできる水平構造部124と、を備え、該滑走制動部13は、該グリップ部125に近接して設けられた、該練習者により操作されることのできる制動操作部136と、該制動操作部136と連結され、滑走方向に対して抵抗を生ぜしめるブレーキ部137と、を備えていることを、主たる構成とする(上記(1)の発明)。
かかる構成により本スキー練習用具10では、身体支持構造部12によって練習者の身体が直接支持され、滑走制動部13によってスキーの滑走速度が調節される。そして、スキー板連結部121によって該身体支持構造部12は、既存のスキー板または前記補助スキー板部に連結され、縦立構造部123によって水平構造部124が下方から支持され、グリップ部125において練習者により水平構造部124の把握がなされる。また、制動操作部136によって練習者によるブレーキ操作がなされ、該制動操作部136と連結されたブレーキ部137が作動して滑走方向に対して抵抗が生じ、ブレーキ作用がなされる。
図示するように本発明スキー練習用具10は、それぞれ一のスキー板に取り付けることのできる単位を、左右合わせて二体用いて一体に合体させてなる構造とすることができる。ここで、該水平構造部124同士を容易に相互に連結し得る構造としておくことにより、本発明が目的とする用具を、充分に構成することができる。該スキー板連結部121は、既存のスキー板に連結可能なように構成することによって、本用具10の汎用性を高めることができる。
図2は、本発明のスキー練習用具の別の構成について示す説明図である。図において本用具20は、図1で示した構成に加えて、前記縦立構造部223と前記水平構造部224との間に、これらに連結して設けられ、前記スキー板または補助スキー板部(以下、「スキー板等」ともいう。)の側方傾斜状態を調整するための側方傾斜調整部24を備え、該側方傾斜調整部24は、該水平構造部224の水平維持を可能としつつ該縦立構造部223を側方に傾斜させることのできるよう、該縦立構造部223と該水平構造部224の間のいずこかに、長手方向に伸縮可能な弾性部位248が一または複数設けられていることを、主たる構成とする(上記(2)の発明)。
かかる構成により本スキー練習用具20では、側方傾斜調整部24によって該スキー板等の側方傾斜状態が調整される。つまり該側方傾斜調整部24の作用により、スキー滑走におけるターンを可能とする、スキー板の滑走方向側方への傾斜状態が調整される。また、弾性部位248によって、該水平構造部224の水平維持を可能としつつ、該縦立構造部223を側方に傾斜させることが可能となる。
つまりスキー滑走では、左右二のスキー板がともに、滑走面に接地している必要があり、その状態でスキー板等が側方に傾斜することによってターンがなされる。該弾性部位248が設けられることにより、該水平構造部224は接地面との略平行(水平)状態を維持しながら、左右二の弾性部位248のうち傾斜方向の弾性部位248は収縮し、一方反対側の弾性部位248は伸びて、左右のスキー板等の等しい傾斜がなされる。
該弾性部位248は一定の反力を有するため、急激な傾斜や過剰な傾斜の抑制作用も有し、練習者にとっての安全装置の一つとしても機能する。
図3(a)、(b)は、本発明スキー練習用具の側方傾斜調整部の要部構成例を示す説明図である。これらの図において本スキー練習用具30a等には、前記構成に加えて、前記側方傾斜調整部34a等に、前記弾性部位348a等の伸縮変化を起こさせないための伸縮固定手段349a等を設けることができる(上記(3)の発明)。
かかる構成により該側方傾斜調整部34a等は、ターン練習のためにスキー板等を自在に傾斜させたい場合は、該弾性部位348a等の伸縮作用を起こさせ、一方ターン練習なしに滑走させたい場合は、該伸縮固定手段349a等による伸縮防止作用を起こさせることが、自由自在にできる。
図3(a)において、該側方傾斜調整部34aは、前記弾性部位348aの設けられている伸縮調整桿体341aと、前記伸縮固定手段349aとからなり、該伸縮固定手段349aは該伸縮調整桿体341aに付設された構成とすることができる(上記(4)の発明)。
かかる構成により、該弾性部位348aの伸縮の固定は、該伸縮調整桿体341aに付設された該伸縮固定手段349aを、図のように該弾性部位348aの変化を規制することのできる箇所に固定することで、行うことが可能である。
図3(b)において、該側方傾斜調整部34bは、前記弾性部位348bの設けられている伸縮調整桿体341bと、前記伸縮固定手段349bとからなり、該伸縮固定手段349bは該伸縮調整桿体341bとは別個に前記身体支持構造部中に設けられた構成とすることができる(上記(4)の発明)。
かかる構成により、該弾性部位348bの伸縮の固定は、該伸縮調整桿体341bとは別個に該身体支持構造部中に設けられた該伸縮固定手段349bを、図のように該弾性部位348aの変化を規制することのできる箇所に固定することで、行うことが可能である。
図4(i)〜(iv)は、本発明スキー練習用具における側方傾斜調整部の基本的な作動について示す説明図である。図において本スキー練習用具40では、前記側方傾斜調整部44が、前記縦立構造部423と前記水平構造部424のいずれか一方に対しては前記弾性部位448ならびに前記伸縮固定手段449の双方が備えられ、他方に対しては非弾性の連結がなされる非弾性連結手段447のみが備えられた構成とすることができる(上記(5)の発明)。
これらの図において該側方傾斜調整部44は、特に、該縦立構造部423に対しては、該弾性部位448ならびに該固定手段449の双方が備えられて連結方法を適宜選択可能であり、一方該水平構造部424に対しては、該非弾性連結手段447のみが備えられてれに固定された構成とすることができる(上記(6)の発明)。
図4(i)〜(iv)には特に、該縦立構造部423において連結方法の選択可能な構成の例を示す。該縦立構造部423が直立している状態において、該側方傾斜調整部44、該縦立構造部423、該水平構造部424によって囲まれてなる三角形の二辺を、図4(ii)のようにb、cとし、該側方傾斜調整部の長さをaとする。各図で、b、cは長さが固定されているが、aと同一直線上にある残りの辺の長さは、図4(iii)、(iv)のように変化する。該弾性部位448の伸縮に伴い、該縦立構造部423の傾斜状態が変化し、それにつれて連結(421)されたスキー板等も傾斜状態が変化する。
図5は、本発明のスキー練習用具のまた別の構成例を示す説明図である。図において本用具50は、上述の構成に加え、前記身体支持構造部52には左右二の前記縦立構造部523L、523Rが備えられ、また、前記側方傾斜調整部54L、54Rは左右二が設けられた構成とすることができることは、いうまでもない(上記(7)の発明)。かかる構成によって、練習者の左右両側から、または左右両側において、それぞれ身体支持または側方傾斜調整が可能となる。
図示するように本スキー練習用具50は、前記滑走制動部には左右二の前記ブレーキ部537L、537Rを備えた構成とすることができる(上記(8)の発明)。これにより、練習者の左右両側から、より円滑かつ安全な滑走制動が可能となる。
図示するように本スキー練習用具50は、該身体支持構造部52にはさらに、滑走方向ガード部526L、526Rを設けた構成とすることができる(上記(9)の発明)。これにより、練習者の脚部が滑走方向に流れることが防止される。
また、該身体支持構造部52にはさらに、側方向ガード部527L、527Rを設けた構成とすることができる(上記(10)の発明)。これにより、練習者の脚部が滑走側方方向に流れることが防止される。
図6は、本発明スキー練習用具の、さらにまた別の構成例を示す説明図である。図において本用具60には、上述の構成に加え、前記補助スキー板部65がそもそも備えられるものとし、該補助スキー板部65は、前記身体支持構造部62のスキー板連結部621により連結可能な構成とすることができる(上記(11)の発明)。つまり、前記スキー板等として汎用的なものを用いることも、専用のものを用いてそれを含んでスキー練習用具とすることも、本発明では可能である。
図において本スキー練習用具60には、外部制御手段66を備え、該外部制御手段66には、前記身体支持構造部62に背後方向から着脱自在に連結することのできる制御杆部662を用いることができる(上記(12)の発明)。これにより、該制御杆部662を外部から把持・操作して、外部から、本スキー練習用具を用いた練習者の滑走速度、滑走方向等を、適宜制御することができ、スキー指導に便利である。
図7は、本発明スキー練習用具の具体的な構成の一例を示す説明図である。図のように本スキー練習用具70は、以上説明したような各構成要素を単位として、再度の組み立て可能に二以上に分解することができる構成をとることができる(上記(13)の発明)。そして図のように、これらの各構成要素は、分解した場合に省スペースの収納を可能とするよう、さらにまた、スキー場への運搬、高所への運搬に便利なように、棒状、杆状または柱状形状に形成されたものとすることができる(上記(14)の発明)。
以下、図7に示した例をより詳細に説明するが、本発明がかかる実施例に限定されないことはいうまでもない。また、以下の説明においては、これまでの説明に用いた用語とは異なる用語を適宜使用する。
図8、9は、前掲図7に示した組み立て式スキー練習用具の各部品の詳細な説明図である。図示されるように本例スキー練習用具70の基本構成は、補助スキー板86、略U字型の支柱パイプ(おおむね、身体支持構造部)(85)、グリップバー用パイプ(グリップ部、水平構造部)(85)、ストッパー用パイプとストッパーレバー(滑走制動部)(81等)、スキー板固定パイプ(縦立構造部の一部)(84)からなる。これに、ターン練習のためのスライドスプリングレールバーを中心とする部分(側方傾斜調整部)(82)がさらに備えられ、転倒防止用の脚当(滑走方向ガード部)、スキースタンス調整用のスキースタンス調整バー(側方向ガード部)を含む部分(83)が付加される。脚当等には、たとえばポリウレタンなど、柔軟な材料を用いることができる。さらに、ガイド補助パイプ(制御杆部)(87)を付加することもできる。用具構成は明確であり、初心者であってもこれを容易に組み立てて使用することができる。
これらの部材は金属製パイプとすることができるが、材料および構成はそれに限定されず、炭素繊維強化プラスチックその他の適宜の材料または形状のものを用いることができる。
また、たとえば支柱パイプ・グリップバー(85)などは折り畳み式とすることにより、収納・運搬がより便利となる。
下記は、主たる用具構成例である。
(ア)補助スキー板(86)/2本、(イ)U字型の支柱パイプ(85)/2セット、(ウ)グリップバー用パイプ(85)/1本、(エ)ストッパー用パイプ(843)/1本、(オ)ストッパーレバー(81)/1本、(カ)スキー固定パイプ(84)/1セット、(キ)ガイド補助パイプ(87)/2本
(ア)補助スキー板(86)/2本、(イ)U字型の支柱パイプ(85)/2セット、(ウ)グリップバー用パイプ(85)/1本、(エ)ストッパー用パイプ(843)/1本、(オ)ストッパーレバー(81)/1本、(カ)スキー固定パイプ(84)/1セット、(キ)ガイド補助パイプ(87)/2本
かかる用具の組み立て方法例は、下記のとおりである。
(I)平らな雪面で、補助スキー板二枚にU字型支柱パイプをボルトにより固定する。
(II)ストッパー用パイプをパイプ受けに差し込む。
(III)グリップバー用パイプにグリップがはめ込まれ、U字型支柱パイプにこれらがボルトによって締め付け固定された状態とする。
(IV)スキー固定パイプを補助スキー板二枚にボルトにより締め付け固定する。
(V)ストッパーレバーをレバー受けに差し込む。
(VI)ガイド補助パイプ二本をU字型支柱パイプにセットする。
以上で組み立て完了である。
(I)平らな雪面で、補助スキー板二枚にU字型支柱パイプをボルトにより固定する。
(II)ストッパー用パイプをパイプ受けに差し込む。
(III)グリップバー用パイプにグリップがはめ込まれ、U字型支柱パイプにこれらがボルトによって締め付け固定された状態とする。
(IV)スキー固定パイプを補助スキー板二枚にボルトにより締め付け固定する。
(V)ストッパーレバーをレバー受けに差し込む。
(VI)ガイド補助パイプ二本をU字型支柱パイプにセットする。
以上で組み立て完了である。
図10は、本例スキー練習用具70を組み立てた状態の図である。練習者は自身のスキーを履き、組み立てられた本用具70のグリップ855を握って滑走する。全体構造および脚当832、スキースタンス調整バー831等により身体が各方向から支持され、どうあっても転倒しようのない状態で、練習者は滑走することができる。
さらに、スライドスプリングレールバー82等からなる側方傾斜調整部により、方向転換(ターン)の技術を、転倒危険性のない状態で習得することができる。滑走速度が過大になった場合など、必要に応じて適宜ストップレバー81を操作することにより、ストッパー843が作動し、円滑かつ安全に制動がなされる。転倒や速度の恐怖を抱くことなく楽しく滑走することが可能なため、スキーバランス感覚と方向転換の要領の理解も促進される。
図11は、スライドスプリングレールバー付近の部分を示す図である。スライドスプリングレールバー82には、支柱パイプへの連結手段として、スライドスプリング852、およびスライドレール821の二種類がある。ターンの練習を可能とするためにスライドスプリング852の伸縮を機能させるには、スライドレール821のスライド固定ボルト823による固定を行わなければよい。一方、スライドスプリング852の伸縮をさせないためには、スライド固定ボルト823による固定を行えばよい。
図12は、補助ガイドバーを装着した使用例を示す図である。補助ガイドバー87は、支柱パイプに補助ガイドバーセット止金871によって、ワンタッチで取り付ける構成とすることができる。このように、外部から指導者が指導する必要のある場合は、練習者がまだ方向転換技術を習得していない場合がある。そのような場合は、スライドスプリングレールバー82をスライド固定ボルト823により固定して用具が側方に傾斜しないようにし、方向転換は、補助ガイドバー87の操作によって制御することができる。指導者は、練習者を前方に見て公報から操作・指導することができ、指導に充分な注意を傾け、かつ効果的な指導を行うことができる。
図13は、補助ガイドバーを装着せずに練習者が単独で練習する場合の使用例を示す図である。スライド固定ボルトは緩めて、スライドスプリングレールバー82がスライドスプリング852によりスライドできるようにしておく。練習者が上体をグリップ855に乗りかかるようにして傾けることにより、グリップバー851が水平にスライドし、補助スキー板86のスキーエッジが雪を強く噛み、スキーワイドサイドカーブにより、用具全体がターンできる。図中、θは傾ける角度である。
図14は、図13の状態を練習者の背面から示した図である。練習者が上体を左方に角度θ分傾けることにより、グリップ855は左方にスライドし、同時に用具全体が左方にスライドし、このとき左方のスライドスプリング852は収縮し、右方のそれは引き伸びた状態となっている。傾ける力を抜くと、グリップ855等は、スライドスプリング852の弾性により、センター位置に戻る。また、傾ける角度θの大小により、大小の弧(ターン)を適宜選択することができ、このような操作を通して、自然にターンの感覚が理解され、技術が習得される。
図15は、単独で練習する場合の使用例を示す図である。既に述べたように、用具全体が左右にターンできるため、初心者であってもそれに誘導されて、効果的にターンの練習をすることができる。また、初心者のみならず、スキー本流のカービングスキー技術中級レベルの基本練習程度であれば、本用具で十分満足な練習を行うことができる。
図において、ストッパーレバー81の調整を加減することでストッパー843の効き具合を調整でき、滑走速度を制御しつつ練習することができる。
本発明のスキー練習用具によれば、上述の各効果を有するため、スキー人口の増加に寄与でき、製造業、サービス業を含めて関連産業の振興が図られ、産業上利用価値が極めて高い発明である。
10、20、30a、30b、40、50、60、70…スキー練習用具
12、22、52、62…身体支持構造部
13、23…滑走制動部
121、221、621…スキー板連結部
123、223、323b、423、523L、523R、623…縦立構造部
124、224、324b、424、524、624…水平構造部
125、225、525L、525R…グリップ部
136、236、536L、536R…制動操作部
137、237、537L、537R、637…ブレーキ部
24、34a、34b、44、54L、54R、64…側方傾斜調整部
248、348a、348b、448、648S、648T…弾性部位
349a、349b、449…伸縮固定手段
341a、341b…伸縮調整桿体
447…非弾性連結手段
526L、526R…滑走方向ガード部
527L、527R…側方向ガード部
65…補助スキー板部
66…外部制御手段
662…制御杆部
12、22、52、62…身体支持構造部
13、23…滑走制動部
121、221、621…スキー板連結部
123、223、323b、423、523L、523R、623…縦立構造部
124、224、324b、424、524、624…水平構造部
125、225、525L、525R…グリップ部
136、236、536L、536R…制動操作部
137、237、537L、537R、637…ブレーキ部
24、34a、34b、44、54L、54R、64…側方傾斜調整部
248、348a、348b、448、648S、648T…弾性部位
349a、349b、449…伸縮固定手段
341a、341b…伸縮調整桿体
447…非弾性連結手段
526L、526R…滑走方向ガード部
527L、527R…側方向ガード部
65…補助スキー板部
66…外部制御手段
662…制御杆部
81…ストッパーレバー
811…ストッパーレバー調整鎖
82…スライドスプリングレールバー
821…スライドレール
822…スプリングバー
823…スライド固定ボルト
83…脚当転倒防止バー
831…スキースタンス調整バー
832…脚当
84…補助スキー板固定バーセット
841…ストッパーレバー受
842…ストッパー用スプリング
843…ストッパー
85…支柱パイプ・グリップバーセット
852…スライド用スプリング
855…グリップ
86…補助スキー板
861…補助スキー板固定金具
87…補助ガイドバー
871…取り外しワンタッチ金具
a…図4における側方傾斜調整部44の長さ
b、c…図4における三角形の各辺
θ…傾ける角度
811…ストッパーレバー調整鎖
82…スライドスプリングレールバー
821…スライドレール
822…スプリングバー
823…スライド固定ボルト
83…脚当転倒防止バー
831…スキースタンス調整バー
832…脚当
84…補助スキー板固定バーセット
841…ストッパーレバー受
842…ストッパー用スプリング
843…ストッパー
85…支柱パイプ・グリップバーセット
852…スライド用スプリング
855…グリップ
86…補助スキー板
861…補助スキー板固定金具
87…補助ガイドバー
871…取り外しワンタッチ金具
a…図4における側方傾斜調整部44の長さ
b、c…図4における三角形の各辺
θ…傾ける角度
Claims (14)
- スキーの練習用として用いるためのスキー練習用具であって、該スキー練習用具は、
(A)これを用いてスキーの練習をする練習者の身体を直接支持するための身体支持構造部と、
(B)該身体支持構造部に付設された、スキーの滑走速度を調節するための滑走制動部と、を備えてなり、
該身体支持構造部は、
(A−1)既存のスキー板、または本用具に合わせて用いることのできる補助スキー板部に連結するためのスキー板連結部と、
(A−2)該スキー板連結部から上方に設けられ、後記水平構造部を下方から支持する縦立構造部と、
(A−3)該縦立構造部に支持されて設けられ、その少なくとも一部がグリップ部として該練習者により把握されることのできる水平構造部と、を備え、
該滑走制動部は、
(B−1)該グリップ部に近接して設けられた、該練習者により操作されることのできる制動操作部と、
(B−2)該制動操作部と連結され、滑走方向に対して抵抗を生ぜしめるブレーキ部と、を備えている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項1に記載のスキー練習用具であって、さらに、
(C)前記縦立構造部と前記水平構造部との間にこれらに連結して設けられ、前記スキー板または補助スキー板部の側方傾斜状態を調整するための側方傾斜調整部を備え、該側方傾斜調整部は、
(C−1)該水平構造部の水平維持を可能としつつ該縦立構造部を側方に傾斜させることのできるよう、該縦立構造部と該水平構造部の間のいずこかに、長手方向に伸縮可能な弾性部位が一または複数設けられている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項2に記載のスキー練習用具であって、
(C−2)前記側方傾斜調整部には、前記弾性部位の伸縮変化を起こさせないための伸縮固定手段が設けられていることを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項3に記載のスキー練習用具であって、
(C−3)前記側方傾斜調整部は、前記弾性部位の設けられている伸縮調整桿体と、前記伸縮固定手段とからなり、
(C−4)該伸縮固定手段は該伸縮調整桿体に付設されているか、または該伸縮固定手段は該伸縮調整桿体とは別個に前記身体支持構造部中に設けられている、ことを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項2ないし4のいずれかに記載のスキー練習用具であって、前記側方傾斜調整部は、
(C−5)前記縦立構造部と前記水平構造部のいずれか一方に対しては、前記弾性部位、ならびに前記伸縮固定手段の双方が備えられ、
(C−6)他方に対しては、非弾性の連結がなされる非弾性連結手段のみが備えられている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項5に記載のスキー練習用具であって、前記側方傾斜調整部は、
(C−7)前記縦立構造部に対しては、前記弾性部位、ならびに前記固定手段の双方が備えられて連結方法を適宜選択可能であり、
(C−8)前記水平構造部に対しては、前記非弾性連結手段のみが備えられて、これに固定されていることを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載のスキー練習用具であって、
(Z)練習者の左右両側から、または左右両側において、それぞれ身体支持または側方傾斜調整が可能なように、
(Z−1)前記身体支持構造部には左右二の前記縦立構造部が備えられ、
(Z−2)前記側方傾斜調整部は左右二が設けられている、
ことを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項7に記載のスキー練習用具であって、
(Z−3)練習者の左右両側から滑走制動が可能なように、前記滑走制動部には左右二の前記ブレーキ部が備えられていることを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項7または8に記載のスキー練習用具であって、
(A−4)前記身体支持構造部にはさらに、練習者の脚部が滑走方向に流れることを防止できる、滑走方向ガード部が設けられていることを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項7ないし9のいずれかに記載のスキー練習用具であって、
(A−5)前記身体支持構造部にはさらに、練習者の脚部が滑走側方方向に流れることを防止できる、側方向ガード部が設けられていることを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項1ないし10のいずれかに記載のスキー練習用具であって、該スキー練習用具にはさらに、(D)前記補助スキー板部が備えられ、該補助スキー板部は、
(D−1)前記身体支持構造部のスキー板連結部により連結可能であることを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項11に記載のスキー練習用具であって、該スキー練習用具にはさらに、
(E)外部から、本スキー練習用具を用いた滑走を制御を行うための、外部制御手段が備えられ、該外部制御手段は、
(E−1)前記身体支持構造部に背後方向から着脱自在に連結することのできる制御杆部であることを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項1ないし12のいずれかに記載のスキー練習用具であって、該スキー練習用具は、
(Y)前述の各構成要素を単位として、再度の組み立て可能に二以上に分解することができることを特徴とする、スキー練習用具。 - 請求項13に記載のスキー練習用具であって、該スキー練習用具は、
(Y−1)前述の各構成要素が、分解した場合に省スペースの収納を可能とするよう、棒状、杆状または柱状形状に形成されていることを特徴とする、スキー練習用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004083483A JP2005270131A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | スキー練習用具 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200468874Y1 (ko) * | 2013-06-25 | 2013-09-11 | 배경민 | 스키용 보겐 연습기 |
CN111265838A (zh) * | 2020-01-21 | 2020-06-12 | 田伟明 | 一种犁式滑雪辅助固定装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3529847A (en) * | 1968-05-14 | 1970-09-22 | Ray F Shores | Mono-ski |
US3682495A (en) * | 1970-12-07 | 1972-08-08 | Kourosh Zaimi | Snow bike |
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US6241265B1 (en) * | 1999-12-04 | 2001-06-05 | Rapid Descent Systems, Inc. | Recreational vehicle for snow covered hills |
-
2004
- 2004-03-22 JP JP2004083483A patent/JP2005270131A/ja active Pending
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