JP2005269913A - 魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 この出願発明は、コール酸および/または、シムノールおよび/またはシムノールエステルを含む魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料に関する。
【選択図】 なし。
Description
このため、従来、孵化後未発育のまま死亡することが多く発生している。
また、感染症などにより養殖している魚類が大量に死亡することが数多く発生している。
さらに、よく発育するので、死亡率も低下し、効率的な養殖を行うことができる。
また、雌などとくに産卵間近い雌に与えると、食欲がよくなり、孵化した稚魚がよく育ち、また、病気にかかりにくくなるので、効率的な養殖を行うことができる。
魚類としては、とくに、限定されないが、食用魚類としては、鰤、鯛、鮪、ヒラマサ、カンパチ、河豚、平目、鱸、鮎、虹鱒、鰻、鯉などが好ましく、観賞魚としては、鯉、金魚などが好ましい。
この出願発明の魚類用飼料添加剤を含む飼料を与えることにより、雌の場合には、孵化してくる稚魚に対しても免疫力がつき、病気にかかりにくく、発育がよく、成長が早いという優れた効果がある。
栄養が十分にいきわたるので、抗生物質を使用する必要がなくなる。また、イリドウィルス感染症、連鎖球菌症、類結節症、ノノダムシルイケツ症、黄疸、エビテリオシスチス病、エトウジエラ症、ビブリオ病、はだむし病、白点病、飼料性肝臓障害、せっそう病、えらむし病、はだむし病、タルダその他の病気になっても、これまでに比べて抗生物質がより有効に作用するので、使用量を少なくすることができる。
飼料は分けて与えることにより、食べ残しを防ぐことができ、食べ残しの腐敗による病気の発生を防ぐことができる。
また、イソフラボンおよびイソフラボン配糖体を使用するときは、コール酸を加えることが好ましい。
辛味物質は、ウコンのクルクミン、
苦味物質は、スウェルチアマリン、ゲンチオピクリン、ロガニンが好ましい。
また、酸味物質は、クエン酸、乳酸が好ましい。
生薬は適当量が使用できる。
たとえば、シソヨウ末は体重kgあたり、3〜200mgが好ましく、6.60〜160mgがより好ましく、33.3〜66.6mgがとくに好ましい。
ミツロウは体重kgあたり、1〜80mgが好ましく、1.7〜41mgがより好ましく、8.5〜17mgがとくに好ましい。
オウレン末は体重kgあたり、1〜100mgが好ましく、2.5〜60mgがより好ましく、12.5〜25mgがとくに好ましい。
また、ウイキョウ末は体重kgあたり、2〜200mgが好ましく、4.17−100mgがより好ましく、20.8−41mgがとくに好ましい。
これらの単独使用の一日の投与量は、100〜800mgが好ましく、300〜500mgがとくに好ましい。
また、十全大補湯などの扶正の効果を持つ漢方製剤又は漢方薬との併用のときの一日の投与量は、100〜200mgが好ましい。
コール酸の一日の投与量は体重kgあたり、0.4〜50mgが好ましく、0.8〜20mgがより好ましく、4〜10mgがとくに好ましい。
生薬としては、扶正の効果を有するもの、例えば、自律神経に支配される器官、腺、血管の機能を賦活するもの、消化を助けるものが好ましい。
したがって、これらの有効成分を加えることが好ましい。これらの有効成分をさらに加えることにより、機能賦活作用を発揮することができる。
このような生薬としては、人参(ニンジン)、党参(トウジン)、太子参(タイシジン)、西洋参(セイヨウジン)、黄耆(オウギ)、白朮(ビャクジュツ)、山薬(サンヤク)、甘草(カンゾウ)、大棗(タイソウ)、膠飴(コウイ)、黄精(オウセイ)、四葉参(シヨウジン)などがとくに好ましい。
また、抗菌、抗ウイルス作用のある生薬葛根(カッコン)、可首烏(カシュウ)、肉桂(ニッケイ)、丹参(タンジン)、陳皮(チンピ)、益母草(ヤクモソウ)、紫蘇葉(シソヨウ)、黄連(オウレン)、茯苓(ブクリョウ)、板藍根(バンランコン)、蒲公英(ホコウエイ)、茴香(ウイキョウ)、センキュウ、まむしなどを加えることがとくに好ましい。
茴香(ウイキョウ)、センキュウ、まむしは魚を誘引する作用がある。
大豆に含まれるこの目的のための有効成分はダイズイン(Daidzin)、グリシチン(Glycitin)、ゲニスチン(Genistin)などの数種のイソフラボン配糖体であり、また、そのアグリコンであるダイゼイン(Daidzein)、グリシテイン(Glycitein)、ゲニステイン(Genistein)などの数種のイソフラボンである。
大豆は大豆油の製造原料であるが、大豆油の需要量は大きく、その副産物である大豆粕は同時に大量に生産される。大豆粕の一部は食品原料となる大豆蛋白などの製造原料となるが主として肥料、飼料として使われその価格は極めて低い。産業廃棄物に近い大豆粕を原料として大豆イソフラボンおよび大豆イソフラボン配糖体を高い純度で廉価に製造することができる。
奇数脂肪酸としては、トリデカノイックアシッド、ペンタデカノイックアシッド、ヘプタデカノイックアシッド、ノナデカノイックアシッドが好ましく、ペンタデカノイックアシッド、ヘプタデカノイックアシッドがとくに好ましい。
また、この出願発明は、ドコサヘキサエン酸を加えることが好ましい。
また、与える場合には、とくに限定されないが、飼料に混ぜ、一日2回与えることが好ましい。
使用する大豆イソフラボン、大豆イソフラボン配糖体の純度は40%とした。
また、純品以外の使用するコール酸の純度は90%である。
各実施例は体重120kgあたりの量であるが、症状に応じて適宜量を変えることができる。
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 100mg
クルクミン 33mg
ミツロウ 144mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 700mg
乳糖 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 100mg
クルクミン 53mg
ミツロウ 144mg
50%ビタミンE 2mg
結晶セルロース 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 100mg
クルクミン 100mg
ミツロウ 144mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 553mg
乳糖 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 100mg
クルクミン 33mg
ミツロウ 144mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 900mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 100mg
ミツロウ 144mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 700mg
乳糖 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 100mg
ミツロウ 144mg
50%ビタミンE 2mg
結晶セルロース 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 100mg
ミツロウ 144mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 554mg
乳糖 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 100mg
ミツロウ 144mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 700mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 100mg
大豆イソフラボン 100mg
クルクミン 34mg
ミツロウ 205mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 720mg
乳糖 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 50mg
大豆イソフラボン 100mg
クルクミン 50mg
ミツロウ 205mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 756mg
乳糖 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 150mg
大豆イソフラボン 100mg
クルクミン 150mg
ミツロウ 205mg
50%ビタミンE 2mg
結晶セルロース 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 200mg
大豆イソフラボン 100mg
クルクミン 50mg
ミツロウ 205mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 800mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 100mg
大豆イソフラボン 100mg
ミツロウ 205mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 72mg
乳糖 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 50mg
大豆イソフラボン 100mg
ミツロウ 205mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 756mg
乳糖 適量
計 120g
タラ肝油 900mg
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 150mg
大豆イソフラボン 100mg
ミツロウ 205mg
50%ビタミンE 2mg
結晶セルロース 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 200mg
大豆イソフラボン 100mg
ミツロウ 205mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 800mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 200mg
大豆イソフラボン 50mg
クルクミン 50mg
カンゾウ末 800mg
オウギ末 500mg
センキュウ末 400mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 500mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 200mg
大豆イソフラボン 50mg
クルクミン 50mg
カンゾウ末 800mg
オウギ末 500mg
センキュウ末 400mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 500mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 200mg
大豆イソフラボン 50mg
クルクミン 50mg
シソヨウ末 800mg
オウレン末 300mg
ウイキョウ末 500mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 500mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 200mg
大豆イソフラボン 50mg
クルクミン 150mg
カンゾウ末 1000mg
チンピ末 500mg
ウイキョウ末 500mg
50%ビタミンE 2mg
結晶セルロース 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
コール酸 200mg
大豆イソフラボン 50mg
クルクミン 50mg
ブクリョウ末 1000mg
トウジン末 800mg
まむし末 500mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 800mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 50mg
クルクミン 150mg
カンゾウ末 800mg
オウギ末 500mg
センキュウ末 400mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 500mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 50mg
クルクミン 50mg
シソヨウ末 800mg
オウレン末 300mg
ウイキョウ末 500mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 500mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 50mg
クルクミン 150mg
カンゾウ末 1000mg
チンピ末 500mg
ウイキョウ末 500mg
50%ビタミンE 2mg
結晶セルロース 適量
計 120g
27%ドコサヘキサエン酸 100mg
シムノール硫酸Na 2mg
大豆イソフラボン 50mg
クルクミン 50mg
ブクリョウ末 1000mg
トウジン末 800mg
まむし末 500mg
50%ビタミンE 2mg
無水ケイ酸 800mg
とうもろこしでんぷん 適量
計 120g
Claims (15)
- コール酸および/または、シムノールおよび/またはシムノールエステルを含むことを特徴とする魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- イソフラボンおよび/またはイソフラボン配糖体を含むことを特徴とする請求項1に記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- イソフラボンおよびイソフラボン配糖体が大豆イソフラボンおよび大豆イソフラボン配糖体であることを特徴とする請求項1または2に記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- 辛味物質、苦味物質又は酸味物質を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- 辛味物質、苦味物質又は酸味物質が辛味物質であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- 辛味物質がクルクミンであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- ビタミン剤を加えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- 生薬を加えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- 生薬が、扶正の効果を有するものであることを特徴とする請求項8に記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- 生薬が、人参(ニンジン)、党参(トウジン)、太子参(タイシジン)、西洋参(セイヨウジン)、黄耆(オウギ)、白朮(ビャクジュツ)、山薬(サンヤク)、甘草(カンゾウ)、大棗(タイソウ)、膠飴(コウイ)、黄精(オウセイ)、四葉参(シヨウジン)の1種以上であることを特徴とする請求項8または9に記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- 生薬が、サンザシ、神麹(シンキク)、ライフクシ、麦芽(バクガ)、穀芽(コクガ)、鶏内金(ケイナイキン)、阿魏(アギ)の1種以上であることを特徴とする請求項8または9に記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- 生薬が、葛根(カッコン)、可首烏(カシュウ)、肉桂(ニッケイ)、丹参(タンジン)、陳皮(チンピ)、益母草(ヤクモソウ)、紫蘇葉(シソヨウ)、黄連(オウレン)、茯苓(ブクリョウ)、板藍根(バンランコン)、蒲公英(ホコウエイ)、茴香(ウイキョウ)、センキュウの1種以上であることを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- イノシン酸を加えることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- 奇数脂肪酸を加えることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
- ドコサヘキサエン酸を加えることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の魚類用飼料添加剤及び魚類用飼料。
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