JP2005269352A - プロジェクタ及び露出調整方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 CPU120は、ズームレンズ位置検出部122より伝えられたズーム量を取得し、その取得したズーム量に基づいて、そのズーム量に応じた露出目標値を算出する。CPU120は、ズーム量Zに応じて算出した露出目標値Rを、撮像制御部105に設定し、撮像制御部105に対して、撮影を指示する。
【選択図】 図1
Description
なお、撮影画像における各画素の明るさを表す値を、以下、階調値という。かかる階調値は、モニタカメラ(CCDモジュール)から出力される撮影画像の画像信号から得られる値である。
前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、
前記ズームレンズのズーム位置を検出するズームレンズ位置検出部と、
制御部と、
前記投射対象物を撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、算出した前記露出計算値が、前記制御部によって設定される露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う撮像制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記ズームレンズ位置検出部によって検出された前記ズーム位置を取得し、取得した前記ズーム位置に応じて、前記撮像制御部に設定すべき前記露出目標値を変化させることを要旨とする。
前記制御部は、取得した前記ズーム位置に基づいて、前記露出目標値テーブルを参照し、前記ズーム位置に対応した露出目標値を導き出し、導き出した前記露出目標値を前記撮像制御部に設定するようにしてもよい。
前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、
制御部と、
前記投射対象物を撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、算出した前記露出計算値が、前記制御部によって設定される露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う撮像制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記撮影部によって撮影された撮影画像を取得し、取得した前記撮影画像における、特定の色で表された特定色部分の階調値の平均値が所望階調値にほぼ等しくなるように、前記撮像制御部に設定すべき前記露出目標値を変化させることを要旨とする。
1.プロジェクタの構成:
2.画像投射動作:
3.露出目標値設定動作:
4.実施例の効果:
5.変形例:
5−1.変形例1:
5−2.変形例2:
5−3.変形例3:
5−4.変形例4:
5−5.変形例5:
図1は本発明の一実施例としてのプロジェクタの構成を示すブロック図である。このプロジェクタ100は、可搬性を有するプロジェクタであって、図1に示すように、A/D変換部102と、撮像部104と、撮像制御部105と、撮影画像メモリ106と、画像処理部108と、液晶パネル駆動部110と、照明光学系112と、液晶パネル114と、ズームレンズ116を備える投射光学系118と、CPU120と、ズームレンズ位置検出部122と、ズームレンズ駆動部124と、リモコン制御部126と、リモコン128と、を備えている。
それでは、まず、プロジェクタ100における通常動作である画像投射動作について簡単に説明する。
それでは、プロジェクタ100における本発明の特徴部分である露出目標値設定動作について、詳細に説明する。
w=k×Z+w0 (1)
但し、k,w0は、それぞれ、定数である。
Sz=w×h
=K×w×w
=K×(k×Z+w0)2 (2)
但し、Kはアスペクト比に応じた係数である。例えば、パターン画像のアスペクト比が4:3である場合には、K=3/4となる。
Lccd=Sz×L/Sccd (3)
撮影画像において、黒色部分(すなわち、投射光範囲外の部分)は無視できるほど暗いため、黒色部分における各画素の階調値は0とみなせるからである。
なお、例えば、撮影画像において、画素の階調値が0ではないが、或る閾値以下である部分については、投射光範囲外であると判断して、その部分における画素の階調値を0に置き換えて計算するようにしてもよい。
R=Sz×L/Sccd (4)
R=K×(k×Z+w0)2×Lt/Sccd (5)
図4はズーム位置を変えた場合の、撮影画像における白色部分の各画素の階調値を示す説明図である。図4において、図7または図8と同様に、上段は調整用パターン画像の表示されたスクリーンを、中段はそのスクリーンの撮影画像を、下段はその撮影画像における画素の階調値を、それぞれ示している。また、(A)はズームレンズのズーム位置を中間位置にした場合の状態を示しており、(B)はそのズーム位置をワイド側にした場合の状態を示しており、(C)はそのズーム位置をテレ側にした場合の状態を示している。
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
上記した実施例においては、ズーム量Zに応じた露出目標値Rは、CPU120が、式(5)に従って計算により導き出していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ズーム量毎に、そのズーム量Zに応じた露出目標値Rを、予め、計算または実測により求め、その結果を露出目標値テーブルとして、図1に点線で示す露出目標値テーブル格納部107に格納しておく。そして、CPU120は、露出目標値テーブル格納部107からその露出目標値テーブルを読み出して参照し、取得したズーム量Zから、そのズーム量Zに応じた露出目標値Rを導き出すようにしてもよい。
上記した実施例においては、調整用パターン画像として、全面白の画像を用いるようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。従って、調整用パターン画像としては、後に行われる調整の内容に応じて、適正なパターン画像を用いることができる。
Sz=(1/3)×K×(k×Z+w0)2 (2)'
R=(1/3)×K×(k×Z+w0)2×Lt/Sccd (5)'
上記した実施例では、撮像制御部105は、撮像部104におけるシャッタ速度やゲインや絞りなどを制御して、自動露出を行っていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、シャッタ速度,ゲイン及び絞りのうち、いずれか1つを制御して、自動露出を行ってもよいし、あるいは、2つ以上を組み合わせ、それらを制御して自動露出を行ってもよい。
上記した実施例では、ズーム位置がテレ側の最端部にある場合を、ズーム量「0」とし、ワイド側の最端部にある場合を、ズーム量「255」としていたが、本発明はこれらの値に限定されるものではなく、ワイド側の最端部にある場合、ズーム量を「255」以外の値としてもよい。また、ズーム位置がワイド側の最端部にある場合を、ズーム量「0」としてもよい。また、ズーム量にオフセット値を持たせてもよい。さらに、ズームレンズ116のズーム位置に対応する値であれば、ズーム量以外の値を用いるようにしてもよい。
上記した実施例においては、ズームレンズ116のズーム位置が変化しても、撮影画像における白色部分の階調値の平均値が所望階調値にほぼ維持されるよう、ズーム位置に応じて、露出目標値を変化させるようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、白色部分の階調値の平均値が所望階調値にほぼ等しくなるように、露出目標値を変化させるようにしてもよい。
102...A/D変換部
104...撮像部
105...撮像制御部
106...撮影画像メモリ
107...露出目標値テーブル格納部
108...画像処理部
110...液晶パネル駆動部
112...照明光学系
114...液晶パネル
116...ズームレンズ
118...投射光学系
120...CPU
122...ズームレンズ位置検出部
124...ズームレンズ駆動部
126...リモコン制御部
128...リモコン
130...CCDモジュール
Claims (7)
- 投射対象物に投射光を投射して、画像を表示させるプロジェクタであって、
前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、
前記ズームレンズのズーム位置を検出するズームレンズ位置検出部と、
制御部と、
前記投射対象物を撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、算出した前記露出計算値が、前記制御部によって設定される露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う撮像制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記ズームレンズ位置検出部によって検出された前記ズーム位置を取得し、取得した前記ズーム位置に応じて、前記撮像制御部に設定すべき前記露出目標値を変化させることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記制御部は、取得した前記ズーム位置に基づいて、前記撮影部によって撮影された撮影画像における、特定の色で表された特定色部分の階調値の平均値が、前記ズーム位置の変化に関わらず所望階調値にほぼ等しくなるような、露出目標値を算出し、算出した前記露出目標値を前記撮像制御部に設定することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記ズームレンズの各ズーム位置に対応して、前記撮影部によって撮影される撮影画像における、特定の色で表された特定色部分の階調値の平均値が、前記ズーム位置の変化に関わらず所望階調値にほぼ等しくなるような、露出目標値がそれぞれ設定された露出目標値テーブルを、予め用意し、
前記制御部は、取得した前記ズーム位置に基づいて、前記露出目標値テーブルを参照し、前記ズーム位置に対応した露出目標値を導き出し、導き出した前記露出目標値を前記撮像制御部に設定することを特徴とするプロジェクタ。 - 投射対象物に投射光を投射して、画像を表示させるプロジェクタであって、
前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、
制御部と、
前記投射対象物を撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、算出した前記露出計算値が、前記制御部によって設定される露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う撮像制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記撮影部によって撮影された撮影画像を取得し、取得した前記撮影画像における、特定の色で表された特定色部分の階調値の平均値が所望階調値にほぼ等しくなるように、前記撮像制御部に設定すべき前記露出目標値を変化させることを特徴とするプロジェクタ。 - 投射対象物に投射光を投射して、画像を表示させると共に、前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、前記投射対象物を撮影する撮影部と、を備えるプロジェクタにおいて、前記撮像部における露出調整を行う方法であって、
(a)前記ズームレンズのズーム位置を検出する工程と、
(b)検出した前記ズーム位置に基づいて、前記ズーム位置に応じた露出目標値を導き出す工程と、
(c)前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、前記露出計算値が、導き出した前記露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う工程と、
を備える露出調整方法 - 請求項5に記載の露出調整方法において、
前記工程(b)では、前記ズーム位置に応じた前記露出目標値として、前記撮影部によって撮影された撮影画像における、特定の色で表された特定色部分の階調値の平均値が、前記ズーム位置の変化に関わらず所望階調値にほぼ等しくなるような値を導き出すことを特徴とする露出調整方法。 - 投射対象物に投射光を投射して、画像を表示させると共に、前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、前記投射対象物を撮影する撮影部と、を備えるプロジェクタにおいて、前記撮像部における露出調整を行う方法であって、
(a)前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、前記露出計算値が、露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う工程と、
(b)前記撮影部によって撮影された撮影画像を取得する工程と、
(c)取得した前記撮影画像における、特定の色で表された特定色部分の階調値の平均値が所望階調値にほぼ等しくなるように、前記露出目標値を変化させる工程と、
を備える露出調整方法
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JP2019110408A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | キヤノン株式会社 | 投写制御装置およびその制御方法、ならびに投写システム |
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- 2004-03-19 JP JP2004080424A patent/JP3852453B2/ja not_active Expired - Fee Related
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