JP2008180757A - 投写型表示装置、投写型表示装置の制御方法、制御プログラム及び画質評価装置 - Google Patents

投写型表示装置、投写型表示装置の制御方法、制御プログラム及び画質評価装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008180757A
JP2008180757A JP2007012270A JP2007012270A JP2008180757A JP 2008180757 A JP2008180757 A JP 2008180757A JP 2007012270 A JP2007012270 A JP 2007012270A JP 2007012270 A JP2007012270 A JP 2007012270A JP 2008180757 A JP2008180757 A JP 2008180757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image quality
image
evaluation
unit
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007012270A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Hayashi
林  正樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007012270A priority Critical patent/JP2008180757A/ja
Publication of JP2008180757A publication Critical patent/JP2008180757A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】投写型表示装置が達成可能な画質に対し、現在どの程度の画質が得られているかを示す。
【解決手段】 光源部30と、当該光源部30から放射された光を画像信号VSに基づいて変調する光変調部40と、当該光変調部40により変調された光を投写する投写部23とを有する。本投写型表示装置20が使用される使用環境の要素のうち、前記スクリーン10上に表示された表示画像の画質の品位に影響を与える複数の画質影響要素のそれぞれについて画質を高めるか、画質を劣化させない理想状態を記憶する記憶部25と、現状態を検出する現状態検出用センサ部26と、現状態を理想状態とに基づいて評価する現状評価部27Aと、前記評価部27Aによる評価結果に基づき、前記画質影響要素それぞれが理想状態のときに得られる前記表示画像の画質に対する現状画質を相対評価する画質評価部27Bとを有し、前記画質評価部27Bによる評価結果を表示する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーンに映像を投写して表示する投写型表示装置を設置する際に、投写
型表示装置が持つ本来の性能を発揮できるように設置の支援を行う技術に関する。
従来、フロントに配置されたスクリーンに映像を投写して表示するフロント投写型の投
写型表示装置が知られている。この種の投写型表示装置は、スクリーンに対する設置時の
姿勢によって台形歪みが生じたり、周囲の環境光(照明光や日光等)によって輝度の低下
が生じたりして、投写型表示装置が本来実現可能な画質が損なわれる。そこで、画質を補
正すべく、台形歪みを補正する技術(例えば、特許文献1参照)や、スクリーンの反射光
及び周囲光に基づいて投写光量を補正する技術(例えば、特許文献2参照)が提案されて
いる。
さらに近年では、環境光等の影響によらず、画像の制作者が意図していた画像の見え方
を再現するために、周囲の環境光を測定し、その測定結果に応じて表示画像をキャリブレ
ーションすることで、環境によらず、ほぼ同一の見え方を実現する環境適応型の投写型表
示装置が提案されている(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)。
特開平8−9306号公報 特開昭63−243930号公報 特開2001−320725号公報 特開2003−333614号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、投写型表示装置の設置時等に画質を自動的
に調整可能となるものの、投写型表示装置が本来実現可能な画質に対して、どの程度の画
質が得られているかを知ることができない。したがって、種々の対策を講じることによっ
て画質を更に向上させることが可能であるにも拘らず、自動調整された画質が限界の画質
と思い込み、その画質のまま使用し続けるユーザが多い。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、投写型表示装置が達成可能な画
質に対し、現在どの程度の画質が得られているかを示すことができる投写型表示装置、投
写型表示装置の制御方法、制御プログラム及び画質評価装置を提供することを目的とする
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の投写型表示装置は、光源と、当該光
源から放射された光を画像信号に基づいて変調する光変調部と、当該光変調部により変調
された光を投写する投写部とを有し、前記投写部がスクリーンに向けて光を投写し、前記
スクリーン上に画像を表示する投写型表示装置であって、本投写型表示装置が使用される
使用環境の要素のうち、前記スクリーン上に表示された表示画像の画質の品位に影響を与
える複数の画質影響要素のそれぞれについて、前記表示画像の画質を高める、或いは、前
記表示画像の画質を劣化させない理想状態を記憶する記憶部と、前記画質影響要素のそれ
ぞれの現状態を検出する現状態検出部と、前記画質影響要素のそれぞれの現状態を、前記
状態検出部によって検出された現状態と、前記記憶部に記憶されている理想状態とに基づ
いて評価する現状評価部と、前記現状評価部によって評価された前記画質影響要素のそれ
ぞれの評価に基づいて、前記画質影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる前記表
示画像の画質に対する現状の画質を相対評価する画質評価部と、前記画質評価部によって
評価された現状の画質の評価結果を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、本投写型表示装置が使用される使用環境の要素のうち、前記
スクリーン上に表示された表示画像の画質の品位に影響を与える複数の画質影響要素のそ
れぞれについて、表示画像の画質を高める、或いは、表示画像の画質を劣化させない理想
状態及び現状態に基づく評価が行われる。そして、それぞれの評価に基づいて、前記画質
影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる表示画像の画質に対する現状の画質が相
対評価され、この評価結果が出力される。
この評価結果の出力により、ユーザは、現在の表示画像の画質が、画質影響要素のそれ
ぞれが理想状態のときに得られる表示画像の画質に対する現状の画質の相対評価、すなわ
ち、投写型表示装置が本来達成可能な画質に対して、現状の画質がどの程度の品位である
かを知ることができる。
〔形態2〕 さらに、形態2の投写型表示装置は、形態1の投写型表示装置において、
前記画質影響要素は、前記表示画像のコントラスト、輝度、画像歪み、及び、入力信号品
質のいずれかに影響を与える前記使用環境の要素を含むことを特徴とする。
このような構成によれば、表示画像の現状の画質がコントラスト、輝度、画像歪み及び
入力信号品質に基づいて評価される。
〔形態3〕 さらに、形態3の投写型表示装置は、形態1又は2の投写型表示装置にお
いて、前記画質評価部は、前記現状の画質を相対評価する際、前記画質影響要素が前記表
示画像の画質に与える影響の度合いに応じて、前記現状評価部によって評価された前記画
質影響要素のそれぞれの評価を重み付けすることを特徴とする。
このような構成によれば、前記画質影響要素が前記表示画像の画質に与える影響の度合
いに応じて、前記現状評価部によって評価された前記画質影響要素のそれぞれの評価が重
み付けされ、この重み付けされた評価に基づいて前記現状の画質が相対評価される。これ
により、表示画像の画質を現状に即して正確に評価することができる。
〔形態4〕 さらに、形態4の投写型表示装置は、形態1乃至3のいずれかに記載の投
写型表示装置において、前記出力部は、前記画質影響要素のそれぞれごとに、前記現状態
と前記理想状態との差に応じて、前記現状態を前記理想状態に近づける手法を出力するこ
とを特徴とする。
このような構成によれば、前記現状態を前記理想状態に近づける手法の出力により、ユ
ーザは、使用環境をどのように改善すれば、より良い画質が得られるかを的確に知ること
ができる。
〔形態5〕 さらに、形態5の投写型表示装置は、形態1乃至4のいずれかに記載の投
写型表示装置において、前記記憶部は、前記画質評価部によって評価された評価結果の履
歴を記憶し、前記出力部は、前記現状の画質の評価結果を出力する際に、前記記憶部に記
憶されている評価結果の履歴と共に出力することを特徴とする。
このような構成によれば、評価結果の履歴の出力により、ユーザは、使用環境の改善を
試みた場合や使用環境を変えた場合、或いは、使用環境の要素の一部を変更した場合等に
、画質がどの程度良くなったのか、或いは、悪くなったのかを知ることができる。
〔形態6〕 上記目的を達成するために、形態6の制御方法は、光源と、当該光源から
放射された光を画像信号に基づいて変調する光変調部と、当該光変調部により変調された
光を投写する投写部とを有し、前記投写部がスクリーンに向けて光を投写し、前記スクリ
ーン上に画像を表示する投写型表示装置の制御方法であって、本投写型表示装置が使用さ
れる使用環境の要素のうち、前記スクリーン上に表示された表示画像の画質の品位に影響
を与える複数の画質影響要素のそれぞれについて、前記表示画像の画質を高める、或いは
、前記表示画像の画質を劣化させない理想状態を記憶する第1ステップと、前記画質影響
要素のそれぞれの現状態を検出する第2ステップと、前記画質影響要素のそれぞれの現状
態を、前記第2ステップにおいて検出された現状態と、前記理想状態とに基づいて評価す
る第3ステップと、前記第3ステップにおいて評価された前記画質影響要素のそれぞれの
評価に基づいて、前記画質影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる前記表示画像
の画質に対する現状の画質を相対評価する第4ステップと、前記第4ステップにおいて評
価された現状の画質の評価結果を出力する第5ステップとを備えることを特徴とする。
この制御方法によれば、形態1の投写型表示装置と同様の効果が得られる。
〔形態7〕 上記目的を達成するために、形態7の制御プログラムは、光源と、当該光
源から放射された光を画像信号に基づいて変調する光変調部と、当該光変調部により変調
された光を投写する投写部とを有し、前記投写部がスクリーンに向けて光を投写し、前記
スクリーン上に画像を表示する投写型表示装置を、本投写型表示装置が使用される使用環
境の要素のうち、前記スクリーン上に表示された表示画像の画質の品位に影響を与える複
数の画質影響要素のそれぞれについて、前記表示画像の画質を高める、或いは、前記表示
画像の画質を劣化させない理想状態を記憶する記憶手段、前記画質影響要素のそれぞれの
現状態を検出する現状態検出手段、前記画質影響要素のそれぞれの現状態を、前記状態検
出手段によって検出された現状態と、前記記憶手段に記憶されている理想状態とに基づい
て評価する現状評価手段、前記現状評価手段によって評価された前記画質影響要素のそれ
ぞれの評価に基づいて、前記画質影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる前記表
示画像の画質に対する現状の画質を相対評価する画質評価手段、及び、前記画質評価手段
によって評価された現状の画質の評価結果を出力する出力手段として機能させることを特
徴とする。
この制御プログラムによれば、投写型表示装置によってプログラムが読み取られ、読み
取られたプログラムにしたがって投写型表示装置が処理を実行すると、形態1の投写型表
示装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態8〕 上記目的を達成するために、形態8の記録媒体は、光源と、当該光源から
放射された光を画像信号に基づいて変調する光変調部と、当該光変調部により変調された
光を投写する投写部とを有し、前記投写部がスクリーンに向けて光を投写し、前記スクリ
ーン上に画像を表示する投写型表示装置を、本投写型表示装置が使用される使用環境の要
素のうち、前記スクリーン上に表示された表示画像の画質の品位に影響を与える複数の画
質影響要素のそれぞれについて、前記表示画像の画質を高める、或いは、前記表示画像の
画質を劣化させない理想状態を記憶する記憶手段、前記画質影響要素のそれぞれの現状態
を検出する現状態検出手段、前記画質影響要素のそれぞれの現状態を、前記状態検出手段
によって検出された現状態と、前記記憶手段に記憶されている理想状態とに基づいて評価
する現状評価手段、前記現状評価手段によって評価された前記画質影響要素のそれぞれの
評価に基づいて、前記画質影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる前記表示画像
の画質に対する現状の画質を相対評価する画質評価手段、及び、前記画質評価手段によっ
て評価された現状の画質の評価結果を出力する出力手段として機能させる制御プログラム
を記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であることを特徴とする。
この記録媒体によれば、投写型表示装置によってプログラムが記録媒体から読み取られ
、読み取られたプログラムにしたがって投写型表示装置が処理を実行すると、形態1の投
写型表示装置と同等の作用及び効果が得られる。
〔形態9〕 上記目的を達成するために、形態9の画質評価装置は、光源と、当該光源
から放射された光を画像信号に基づいて変調する光変調部と、当該光変調部により変調さ
れた光を投写する投写部とを有し、前記投写部がスクリーンに向けて光を投写する投写型
表示装置が前記スクリーン上に投写した画像の画質を評価する画質評価装置であって、前
記投写型表示装置が使用される使用環境の要素のうち、前記スクリーン上に表示された表
示画像の画質の品位に影響を与える複数の画質影響要素のそれぞれについて、前記表示画
像の画質を高める、或いは、前記表示画像の画質を劣化させない理想状態を記憶する記憶
部と、前記画質影響要素のそれぞれの現状態を検出する現状態検出部と、前記画質影響要
素のそれぞれの現状態を、前記状態検出部によって検出された現状態と、前記記憶部に記
憶されている理想状態とに基づいて評価する現状評価部と、前記現状評価部によって評価
された前記画質影響要素のそれぞれの評価に基づいて、前記画質影響要素のそれぞれが理
想状態のときに得られる前記表示画像の画質に対する現状の画質を相対評価する画質評価
部と、前記画質評価部によって評価された現状の画質の評価結果を出力する出力部とを備
えることを特徴とする。
この画質評価装置によれば、形態1の投写型表示装置と同様の効果が得られると共に、
さらに、任意の投写型表示装置の表示画質を評価することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクタシステム1の概略構成を示す。プロジェクタシ
ステム1は、スクリーン10と、スクリーン10に画像を投写するフロント投写型の投写
型表示装置(以下、「プロジェクタ」と言う)20と、このプロジェクタ20に画像信号
VSを入力する画像信号入力装置90とを備えている。
画像信号入力装置90は、例えば、パーソナルコンピュータ、デジタルカムコーダ、D
VDプレーヤ、或いは、セットトップボックス等の映像受信装置であり、図示しない記憶
媒体に記録された画像データ、或いは、受信信号を復号して得られた画像データに基づく
画像信号VSをプロジェクタ20に入力する。
プロジェクタ20は、大別すると、画像信号入力部21と、画像処理部22と、投写部
23と、入力部24と、記憶部25と、現状態検出用センサ部26と、制御部27とを備
えている。
画像信号入力部21は、画像信号入力装置90との接続インタフェースである接続端子
部21Aと、接続端子部21Aから入力された画像信号VSを、画像処理部22において
処理可能な形式の画像データに変換するレシーバ21Bとを有する。接続端子部21Aは
、映像信号入力規格に準拠した各種の端子を有し、例えば、デジタル信号の画像信号VS
を入力するHDMI(High Definition Multimedia Interface)端子と、アナログ信号の
画像信号VSを入力するコンポーネント端子(色差入力端子とも呼ばれる)、D端子、S
(セパレート)端子及びコンポジット端子(RAC端子とも呼ばれる)を有している。
画像処理部22は、画像信号入力部21から出力された画像データに対して、各種の画
像処理を施し、表示画像データDSを生成し投写部23に出力する。画像処理部22が画
像データに施す画像処理として、輝度調整、色バランス調整、コントラスト調整、シャー
プネス調整(鮮鋭度調整)などの画質調整や、画像サイズの拡大/縮小処理等が挙げられ
る。また、画像処理部22において、プロジェクタ20の設置時の傾きやスクリーン10
との位置や投影角度等により生じる投写画像の台形歪みを自動的に補正する台形補正処理
等を行う構成としてもよい。
投写部23は、光源部30と、光変調部40と、投写光学系50とを備えている。
光源部30は、光変調部40に照明光を出射するもので、光源ランプ31とランプ駆動
回路32を備えている。光源ランプ31には、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ
或いはキセノンランプなどが用いられる。ランプ駆動回路32は、制御部27の制御の下
、ランプ電力を可変して光源ランプ31から射出される照明光の光量(明るさ)を調整す
る。また、光源部30は図示しない分離光学系(例えばダイクロイックミラー)を備え、
照明光(白色光)をR(赤)G(緑)B(青)の三色の光に分離して、光変調部40に出
射する。
光変調部40は、スクリーン10に投写する光を形成するもので、液晶パネル41と、
この液晶パネル41を駆動する液晶パネル駆動回路42を備えている。液晶パネル駆動回
路42は、画像処理部22によって生成された表示画像データDSに基づいて、液晶パネ
ル41を駆動するための駆動信号を生成する。この際、液晶パネル駆動回路42は、R、
G、Bの三色分の表示画像データDSを処理し、各色毎に用意される液晶パネル41をそ
れぞれ駆動するための駆動信号を生成する。
液晶パネル41は透過型のものであり、図示は省略したが、R、G、Bの3枚の液晶パ
ネル41を備えている。各色の液晶パネル41はそれぞれ液晶パネル駆動回路42から入
力される駆動信号に応じて、光源部30から射出された照明光を変調するライトバルブ(
光変調器)として機能する。
投写光学系50は、光変調部40を通過した光をスクリーン10に投写するもので、ズ
ーム機能を備えた投写レンズ51と、投写レンズ51のズーム倍率を変更するモータ52
と、このモータ52を駆動するモータ駆動回路53を備えている。モータ駆動回路53は
、制御部27の制御の下、モータ52を駆動して投写レンズ51のズームを指定されたズ
ーム倍率とする。このように、焦点距離を変更させることで、スクリーン10上の投写領
域、すなわち、投写された画像の表示サイズを、ピントを合わせたまま変化させることが
できる。なお、投写光学系50は、図示しないダイクロイックプリズムなど合成光学系を
有し、R、G、Bの各色毎に形成された光を合成し、画像をカラー表示する。
入力部24は、ユーザの操作を受け付け制御部27に出力するものであり、リモートコ
ントローラ(図示略)や、当該プロジェクタ20に設けられた操作ボタン(図示略)を有
している。ユーザが輝度調整、色バランス調整、コントラスト調整、シャープネス(鮮鋭
度)調整等の画像処理を行う際のパラメータ値の設定、通常表示時の動画像の表示サイズ
倍率縮や小率等の設定、さらには、各種設定等のためのメニュー画面表示指示等の各種指
示が入力部24を介して入力され制御部27に出力される。制御部27は、メニュー画面
表示指示が入力された場合、メニュー画面をスクリーン10に投写して表示する。
記憶部25は、制御部27が実行する画像処理や画質評価処理等の各種処理に係る制御
プログラム25A等の各種プログラム、これらの処理に関する各種パラメータ値やデータ
等を記憶するものである。この種のデータには、画質評価処理時に参照される理想状態デ
ータ25B及びアドバイスデータ25Cが含まれている。
上記画質評価処理は、後に詳述するが、プロジェクタ20が本来実現可能な画質に対し
、現在どの程度の画質が得られているかを評価し、評価結果をスクリーン10に表示する
ものであり、上記理想状態データ25Bは画質の評価時に参照され、また、上記アドバイ
スデータ25Cは、画質の評価結果を表示する際に、画質の改善策のアドバイスを表示す
るために参照される。
この記憶部25は、例えば、RAM、ROM等の半導体記録媒体、或いは、FD、HD
等の磁気記憶型記録媒体とこの駆動装置、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方
式記録媒体、MO等の磁気記録型/光学読取方式記録媒体およびこの駆動装置等を有して
構成される。但し、上記制御プログラム25A等を記録する記録媒体は、上記に限定され
るものではなく、電子的、磁気的、光学的等の読取方法の如何に拘らず、コンピュータで
読取可能な記録媒体であれば、どのような記録媒体であっても良い。
現状態検出用センサ部26は、プロジェクタ20の使用環境の要素のうち、画質影響要
素の現状態を検出するセンサを有するものである。
ここで、プロジェクタ20の使用環境とは、当該プロジェクタ20が設置されている環
境を差し、また、使用環境の要素とは、当該使用環境を規定する任意の要素であって、例
えば、室空間の広さ、室空間を仕切る壁の材質、温度、湿度、プロジェクタ20とスクリ
ーン10との距離、照明光や日光等の環境光の照度、プロジェクタ20の設置時の傾き、
スクリーン10の素材、画像の表示サイズさらには、画像信号VSの入力形態、画像信号
入力装置90の性能といった要素が具体例として挙げられる。
また画質影響要素とは、プロジェクタ20の使用環境の要素のうち、当該プロジェクタ
20がスクリーン10に表示した画像の画質の品位に影響を与える要素であり、例えば、
プロジェクタ20とスクリーン10との距離、照明光や日光等の環境光の照度、プロジェ
クタ20の設置時の傾き、スクリーン10の素材、画像の表示サイズ、画像信号VSの入
力形態、画像信号入力装置90の性能等が具体例として挙げられる。
上記画質影響要素の現状態とは、プロジェクタ20とスクリーン10との距離、照明光
や日光等の環境光の照度、或いは、プロジェクタ20の設置時の傾きといったように、画
質影響要素が物理量により表現される場合には、その物理量の現在の値により示され、ま
た、スクリーン10の素材、画像信号VSの入力形態、画像信号入力装置90の性能等の
ように画質影響要素が種別等のように物理量以外で表現される場合には、その種別等によ
り示される。
画質影響要素のそれぞれには理想状態が規定されており、上記理想状態データ25Bと
して記憶部25に記憶されている。画質影響要素の理想状態とは、スクリーン10に表示
される画像の画質を最も高品位に維持する状態、或いは、或いは、画質を劣化させない状
態を指す。したがって、全ての画質影響要素が理想状態にあれば、スクリーン10に表示
される画像の画質が最高の品位となり、プロジェクタ20が本来達成可能な画質が得られ
ていることになる。
上記現状態検出用センサ部26は、上記画質影響要素のうち、物理量により表現される
画質影響要素の現在の値を検出するセンサを有し、本実施形態では、使用環境の環境光の
照度(ルクス:lx)を検出する照度センサ26A、及び、水平面に対するプロジェクタ
20の本体の傾きを検出する少なくとも2軸以上の加速度センサ26Bを有している。
但し、物理量により表現される画質影響要素の現在の値を検出するセンサであれば、任
意のセンサを現状態検出用センサ部26に設け、現在値を検出する構成としても良いこと
は勿論である。
制御部27は、プログラム実行手段としてのCPUや記憶手段としてのRAM等を備え
、記憶部25に記憶された制御プログラム25Aに従って、RAMの一部を作業領域とし
て、これらの協働の下、プロジェクタ20の各部を制御する。
また、制御部27は、画質評価処理が指示された場合、上記制御プログラム25Aに規
定された画質評価処理を実行し、スクリーン10に投写されている画像の画質を評価する
。この画質評価処理においては、制御部27は、上記制御プログラム25Aを実行するこ
とで、図1に示すように、現状評価部27A及び画質評価部27Bとして機能する。
現状評価部27Aは、上記現状態検出用センサ部26の照度センサ26A、及び、加速
度センサ26Bの検出値、及び、上記理想状態データ25Bに基づいて、上述した画質影
響要素の現状態と、この画質影響要素の理想状態との差を判定し、この差に基づいて、画
質影響要素の現状態を評価する。この評価は、100点を満点とした得点形式により定量
的に示され、画質影響要素の現状態が理想状態に近いほど高得点が与えられる。
本実施形態では、現状評価部27Aが評価する画質影響要素として、環境光の照度、水
平面に対するプロジェクタ20の本体の傾き、画像信号VSの入力に使用されている端子
の種別、及び、スクリーン10の素材を評価しており、これについては、後に詳述する。
画質評価部27Bは、現状評価部27Aによって評価された画質影響要素のそれぞれの
評価に基づいて、全ての画質影響要素が理想状態のときに得られる表示画像の画質に対す
る現状の画質を相対的に評価するものである。この相対的な評価により、プロジェクタ2
0が本来実現可能な画質に対し、現在どの程度の画質が得られているかが評価されること
となる。この評価は、画質影響要素のそれぞれの得点に基づいて算出され、100点を満
点とした得点形式により総合評価得点として定量的に示される。
すなわち、総合評価得点は、現在の使用環境が、プロジェクタ20が本来達成可能な画
質を引き出すことのできる理想環境にどの程度近いかを示し、総合評価得点が満点である
場合には、使用環境が理想環境とほぼ等しいことを示し、この使用環境によって画質が劣
化することはなく、プロジェクタ20が達成可能な本来の画質が得られていることを示す
。また、総合得点評価が低くなるほど、プロジェクタ20の使用環境と理想環境との間に
大きな差があることを示し、この使用環境が画質に影響を及ぼし、プロジェクタ20が達
成可能な本来の画質に対し、現在の画質が低いことを示す。
なお、画質影響要素の定量表現は、上記得点形式に限らず、例えば100分率等の任意
の表現形式を採用することが可能である。
ここで、表示画像の画質の品位は、コントラスト、画像歪み、入力信号品質及び輝度の
4つの画質要素により判定可能である。
表示画像のコントラスト比は、環境光の照度に起因する要素を有し、照度が低いほどコ
ントラスト比が高くなり、表示画像に含まれる暗部での階調再現性が高まって表現力が向
上し画質が向上することになる。
すなわち、プロジェクタ20の使用環境の要素のうち、表示画像のコントラストに影響
を与える画質影響要素の一つは、環境光の照度であると言える。この環境光の照度の現在
の値が上記照度センサ26Aによって検出され、上記現状評価部27Aによって評価され
る。図2に示す環境光の照度に関する理想データに示されるように、環境光の照度の理想
状態は照度「ゼロ」であり、照度が低いほど、すなわち、理想状態に近いほど高得点が与
えられる。
次に、画像歪みは、プロジェクタ20の本体が水平面から前後或いは左右への傾きに起
因する要素を有し、その傾きが大きいほど歪みが大きくなる。
すなわち、プロジェクタ20の使用環境の要素のうち、表示画像の画像歪みに影響を与
える画質影響要素の一つは、プロジェクタ20の本体の水平面に対する傾き(傾き角)で
あると言える。この傾きは、上記加速度センサ26Bの検出値に基づいて算出され、上記
現状評価部27Aによって評価される。図3に示す傾きに関する理想データに示されるよ
うに、傾きの理想状態の一例は「0.3度以内」であり、傾きが小さいほど、すなわち、
理想状態に近いほど高得点が与えられる。加速度センサ26Bの検出値に基づくプロジェ
クタ20の傾きの算出手法については、例えば特開2001−186538号公報に記載
されている手法が用いられる。なお、傾きの理論的な理想状態は、傾きが「ゼロ度」であ
るが、本実施形態では、実用上画像歪みを生じない傾きの範囲が理想状態に設定されてい
る。
次いで、上記入力信号品質は、表示画像に発生するノイズや解像度を規定し、画像信号
VSの入力に使用される接続端子に起因する要素を有し、プロジェクタ20の使用環境要
素のうち、入力信号品質に影響を与える画質影響要素の一つは、画像信号VSの入力に使
用される端子の種別であると言える。
通常、アナログ信号形式の画像信号VSが入力される端子よりもデジタル信号形式の画
像信号VSが入力される端子を使用する方が、ノイズが少なく高解像度な表示画像が得ら
れる。また、アナログ形式の画像信号VSを入力する端子であっても、輝度信号、色信号
及び同期信号のそれぞれが複合された形式で伝送するコンポジット端子よりも、輝度信号
及び色信号を分けて伝送するS端子の方がドット障害やクロスカラー障害といったノイズ
障害の発生が抑えられ、ノイズの低減化が図られる。さらに、S端子よりも、色信号をB
−Y色差信号Cb(Pb)とR−Y色差信号Cr(PR)に分けて伝送するコンポーネン
ト端子及びD端子の方が、解像度が高くノイズが少ない画像信号VSを伝送可能である。
以上のことから、図4に示す接続端子に関する理想データに示されるように、画像信号
VSの入力に使用する端子の理想状態はHDMI端子であり、コンポーネント端子及びD
端子、S端子そしてコンポジット端子の順に理想状態との差が大きくなり得点が低くなる
。画像信号VSの入力に使用されている端子がどの端子であるかは、制御部27によって
画像信号入力部21から検出され、この検出結果に基づいて現状評価部27Aにより評価
が行われる。
次に、上記表示画像の輝度(スクリーンゲイン(反射輝度とも呼ばれる))は、スクリ
ーン10の表示面(投写面)の素材に起因する要素を有し、素材の反射特性が高いほどス
クリーンゲインが高まり表示画像の画質が向上し、また、一定のスクリーンゲインを越え
た場合には(例えば、0.9〜1.1)、表示画像が眩しくて見づらくなり画質が低下す
る傾向を有する。すなわち、プロジェクタ20の使用環境の要素のうち、表示画像の輝度
に影響を与える画質影響要素の一つは、スクリーン10であると言える。
スクリーン10の反射特性は、マット、ビーズ或いはパール等の素材により変わること
は勿論のこと、同じ素材であっても、製造メーカさらには型番ごとに異なる。本実施形態
では、多数のスクリーン10について、製造メーカ、型番、スクリーンゲイン、及び、素
材を互いに紐付けて記憶するスクリーンデータベース25D(図1参照)が記憶部25に
予め格納されている。そして、予めユーザが入力部24を操作する等して、現在使用して
いるスクリーン10の製造メーカ及び型番等を入力しておくことで、制御部27によって
、現在使用されているスクリーン10のスクリーンゲインがスクリーンデータベース25
Dから検索され、現在のスクリーン10のスクリーンゲインが例えば記憶部25に格納さ
れる。画質評価の際には、上記現状評価部27Aが記憶部25に格納されているスクリー
ンゲインを参照し評価を行う。図5に示すスクリーンゲインに関する理想データに示され
るように、スクリーンゲインの理想状態の一例は「0.9〜1.1」であり、現在のスク
リーン10のスクリーンゲインと理想状態との差が小さいほど高得点が与えられる。
なお、ユーザが現在使用しているスクリーン10を予め入力しておらず、現在のスクリ
ーン10のスクリーンゲインが記憶部25に格納されていない場合には、「スクリーン」
に対する評価は省略される。但し、画質評価の際に、スクリーンゲインが記憶部25に格
納されていない場合には、ユーザに、スクリーン10の情報の入力を促すようにしても良
い。
以上のように、本実施形態では、プロジェクタ20の使用環境要素のうち、表示画像の
画質、特に、コントラスト、画像歪み、信号品質、及び、輝度に影響を与える画質影響要
素として、環境光の照度、プロジェクタ20の傾き、画像信号VSの入力に使用されてい
る端子種別、及び、現在のスクリーン10のスクリーンゲインの4つの画質影響要素のそ
れぞれが現状評価部27Aによって評価され、画質影響要素のそれぞれの評価結果(得点
)に基づいて表示画像の画質が画質評価部27Bによって評価される。この評価結果を表
示する際、本実施形態では、画質影響要素のそれぞれごとに、現状態と理想状態との差に
応じて、現状態を理想状態に近づける手法を示すコメントをアドバイスとして表示する。
このときのコメントが上記アドバイスデータ25Cに格納されている。
アドバイスデータ25Cには、図6に示すように、画質影響要素ごとにコメント文の雛
形が格納されている。コメント文の雛形は、画質影響要素によっては、得点に応じて複数
用意されており、それらのコメント文の雛形には、その画質影響要素の得点に応じて、そ
の画質影響要素の現状態を理想状態に近づけるための適切な手法が示されている。このよ
うなコメントが画質評価結果と共に表示されることで、ユーザは、使用環境をどのように
改善すれば、より良い画質が得られるかを的確に知ることができる。
次いで本実施形態の動作として、上記画質評価処理について説明する。
画質評価の実行指示は、入力部24に対するユーザの操作によって入力される。すなわ
ち、ユーザは、現在の表示画像の画質評価を知りたい場合、入力部24を操作して各種設
定等を行うメニュー画面をスクリーン10に表示し、このメニュー画面から画質評価を選
択し、或いは、リモートコントローラを操作することで、画質評価の実行指示を入力部2
4に入力する。入力部24は、かかる操作を検出すると、画質評価の実行を指示する画質
評価コマンドを制御部27に入力する。図7に示すように、制御部27は、画質評価コマ
ンドが入力部24から入力された場合(ステップSa1:Yes)、制御プログラム25
Aに基づいて画質評価処理を開始する(ステップSa2)。
図8は画質評価処理のフローチャートである。
画質評価処理においては、現状評価部27Aが、画質影響要素それぞれの現状態を、ス
テップSb1〜Sb4を、画質影響要素の数だけ繰り返し実行して評価する。本実施形態
では、画質影響要素として、環境光の照度、プロジェクタ20の傾き、接続端子の種別、
及び、スクリーン10の4つを評価するため、ステップSb1〜Sb4が4回繰り返され
る。ステップSb1においては、画質影響要素の現状態が検出され、この検出された現状
態が現状評価部27Aに入力される。ステップSb2においては、ステップSb1におい
て検出された現状態と、画質影響要素の理想状態との差に基づいて現状評価部27Aによ
って得点が計算される。また、ステップSb3においては、ステップSb2において計算
された得点、或いは、ステップSb1において検出された現状態に基づいて、上記アドバ
イスデータ25Cを元にして現状評価部27Aがコメントを作成し、続くステップSb4
において、上記得点及びコメントが現状評価部27Aによって記憶部25等に一時的に格
納される。
上記ステップSb1〜ステップSb4の処理について、画質影響要素が環境光の照度の
場合を例にして具体的に説明すると、図9に示すように、上記ステップSb1に対応する
ステップSc1において、現状態検出用センサ部26の照度センサ26Aによって環境光
の現在の照度が検出され、この検出された照度値が現状評価部27Aに入力される。
但し、照度センサ26Aにより環境光の照度を検出する際には、環境光のみの照度を正
確に検出すべく、光源部30の光源ランプ31が消灯される。
次いで、上記ステップSb2に対応するステップSc2おいて、現状評価部27Aは、
照度センサ26Aによって検出された環境光の照度と、理想状態データ25Bに規定され
た理想状態との差に基づいて、環境光の照度に対する評価たる得点を計算し、上記ステッ
プSb3に対応するステップSc3おいて、現状評価部27Aは、環境光の照度に対する
得点に応じて、この得点をさらに向上させる手法をアドバイスするコメントを生成する。
そして、上記ステップSb4に対応するステップSc4おいて、現状評価部27Aは、環
境光の照度の得点及びコメントを記憶部25等に一時的にする。
このようにして、現状評価部27Aが画質影響要素のそれぞれに対する得点及びコメン
トを生成した後、図8に示すように、これらの得点に基づいて画質評価部27Bが上記総
合評価得点を100点満点の得点形式で計算する(ステップSb5)。但し、画質評価部
27Bは、総合評価得点を計算する際、画質影響要素のそれぞれが表示画像の画質に与え
る影響の度合いに応じて、各画質影響要素のそれぞれの得点を重み付けして総合評価得点
を計算する。
例えば、表示画像のコントラスト、輝度、画像歪み、及び、入力信号品質のうち、表示
画像の画質に与える影響の度合いは、一般に、入力信号品質よりもコントラスト及び輝度
の方が大きい。但し、画像の表示サイズが大きくなるほど、解像度が画質に与える影響が
大きくなる。このように、コントラスト、輝度、画像歪み、及び、入力信号品質のそれぞ
れが画質に与える影響は均等ではなく、このため上記画質影響要素のそれぞれが画質に与
える影響の度合いも異なる。
そこで、本実施形態では、画質評価部27Bは、環境光の照度、スクリーン10、プロ
ジェクタ20の傾き、そして、接続端子の種別の順に次第に各得点の重みを小さくしつつ
、表示サイズに応じて接続端子の種別に対する評価の重みを動的に変更し、上記総合評価
得点を計算し、表示画像の画質を現状に即して正確に評価する。
次いで制御部27は、上記ステップSb5において計算した総合評価得点及びステップ
Sb4において保存された得点及びコメントを評価結果としてスクリーン10に投写して
表示し(ステップSb6)、また、今回の評価結果を履歴として記憶部25に保存し(ス
テップSb7)、処理を終了する。
図10は、評価結果の表示態様の一例を示す図である。
この図に示すように、評価結果の表示画面85には、総合評価得点及びその履歴を表示
する総合評価得点表示欄85Aと、画質影響要素ごとに得点及びコメントを表示する使用
環境詳細評価表示欄85Bとが設けられている。なお、図示の使用環境詳細評価表示欄8
5Bにおいて、「部屋の明るさ」は画質影響要素の「環境光の照度」に対応し、「スクリ
ーン」は画質影響要素の「スクリーン10の素材」に対応し、「水平設置」は画質影響要
素の「プロジェクタ20の傾き」に対応し、また、「接続方法」は画質影響要素の「画像
信号VSの入力に使用されている端子の種別」に対応している。
ユーザは、総合評価得点表示欄85Aに表示された総合評価得点を見ることで、画質影
響要素のそれぞれが理想状態のとき、すなわち、理想的な使用環境のときに得られる表示
画像の画質に対する現状の画質の相対評価を知ることができる。そして、この相対評価に
より、ユーザは、プロジェクタ20が達成可能な最高の画質に対し、現在どの程度の画質
が得られているかを容易に知ることができる。
また、ユーザは、使用環境詳細評価表示欄85Bに表示されている、画質影響要素ごと
の得点及びコメントを参照することで、どの画質影響要素が、現在の画質に最も悪影響を
及ぼしているかを容易に知ることが可能であり、また、最も悪影響を及ぼしている画質影
響要素をどう改善すれば良いかをコメントから知ることができる。
このように、本実施形態によれば、プロジェクタ20が使用される使用環境の要素のう
ち、スクリーン10上に表示された表示画像の画質の品位に影響を与える複数の画質影響
要素のそれぞれを、表示画像の画質を高める、或いは、表示画像の画質を劣化させない理
想的な状態である理想状態と、現状態との差に基づいて評価し、それぞれの評価に基づい
て、画質影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる表示画像の画質に対する現状の
画質を相対評価して出力するため、ユーザは、現在の表示画像の画質が、プロジェクタ2
0が本来達成可能な画質に対し、現在の画質がどの程度の品位であるかを容易に知ること
ができる。
また本実施形態によれば、現状の画質を評価する際、画質影響要素が表示画像の画質に
与える影響の度合いに応じて、画質影響要素のそれぞれの評価結果を重み付けするため、
表示画像の画質を現状に即して正確に評価することができる。
また本実施形態によれば、画質の評価結果を表示する際に、画質影響要素のそれぞれご
とに、現状態と理想状態との差に応じて、現状態を理想状態に近づける手法をアドバイス
するコメントを表示するため、ユーザは、使用環境をどのように改善すれば、より良い画
質が得られるかを的確に知ることができる。
さらに本実施形態によれば、評価結果を表示する際に総合評価得点の履歴を表示するた
め、ユーザは、使用環境の改善を試みた場合や使用環境を変えた場合、或いは、使用環境
の要素の一部を変更した場合等に、画質がどの程度良くなったのか、或いは、悪くなった
のかを容易に知ることができる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の
範囲内で任意に変形および応用が可能である。
(変形例1)
画質影響要素のそれぞれの現状態を検出する手法は、上記実施形態に示した手法に限ら
ない。例えば、画像歪みを検出する手法としては、プロジェクタ20の本体の傾きを検出
する手法に限らず、例えば、スクリーン10を撮影する撮影カメラをプロジェクタ20に
設け、スクリーン10上の表示画像を撮影カメラで撮影し、この撮影された画像に基づい
て、表示画像の歪みを検出する手法を採用することができる。また、この撮影カメラによ
りスクリーン10を撮影して、スクリーン10自体の歪みを検出することも可能である。
また例えば、スクリーンゲインを検出する手法としては、現在使用しているスクリーン
10をユーザに入力に入力させる手法に限らず、例えば輝度を検出する輝度計を現状態検
出用センサ部26に設け、この輝度計によって表示画像の輝度を検出することもできる。
(変形例2)
画質影響要素には、上記実施形態に示したものの他にも、例えば、スクリーン10に対
する視聴者の視聴位置が挙げられる。すなわち、スクリーン10の反射特性は、図11に
示すように、角度依存性を有し、スクリーン10に対する視聴位置の角度によって表示画
像の見え方(輝度)が変化する。さらに、プロジェクタ20とスクリーン10との間の距
離によっても輝度が変化する。
そこで、プロジェクタ20の設置位置(以下、「プロジェクタ位置」と言う)、スクリ
ーン10の位置(以下、「スクリーン位置」と言う)及び視聴位置のそれぞれをプロジェ
クタ20が取得し、視聴位置におけるスクリーンゲインを計算するようにしても良い。
プロジェクタ位置、スクリーン位置及び視聴位置の取得は、例えば、図12に示すよう
な設定画面100を用いてユーザに入力させて取得することが可能である。設定画面10
0には、仮想的な室空間110と、この室空間110に配置されたプロジェクタアイコン
101、スクリーンアイコン102、視聴位置アイコン103のそれぞれが表示されてお
り、さらに、この室空間110の横幅入力欄111及び縦幅入力欄112と、スクリーン
サイズ入力欄113とが表示されている。
ユーザがリモートコントローラコンの操作子、或いは、入力部24の操作子を操作する
ことで、プロジェクタアイコン101、スクリーンアイコン102、視聴位置アイコン1
03、横幅入力欄111、縦幅入力欄112、及び、スクリーンサイズ入力欄113のい
ずれかが択一的に選択状態となる。プロジェクタアイコン101、スクリーンアイコン1
02、視聴位置アイコン103は、選択状態においては、操作子の操作に応じて室空間1
10内で自由に移動可能となり、また、視聴位置アイコン103、横幅入力欄111、縦
幅入力欄112、及び、スクリーンサイズ入力欄113は、選択状態においては、数値が
入力できるようになされている。
プロジェクタ20の制御部27は、上記設定画面100に基づいて、図13に示すよう
にXY座標平面に室空間110を配置したときのスクリーンアイコン102の座標(Sx
、Sy)、プロジェクタアイコン101の座標(Px、Py)、及び、視聴位置アイコン
103の座標(Mx、My)を取得し、これらの座標値に基づいて、視聴位置におけるス
クリーンゲインを計算する。
具体的には、スクリーン10とプロジェクタ20とが互いに平行に配置されているもの
としPy=Syとすると、スクリーン10に対する視聴位置の角度θは、
θ=arctan((My−Sy)/(Mx−Sx))
として求められる。そして、制御部27は、この角度θと、前掲図11に示すスクリーン
の反射特性の角度依存性とに基づいて、視聴位置におけるスクリーンゲインを計算し、評
価する。なお、スクリーンの反射特性の角度依存性は、例えば、スクリーンデータベース
25Dに登録しておくことが可能である。
なお、室空間110の大きさ、スクリーン10のサイズ、及び、視聴位置により、表示
画像の輝度を最適にするプロジェクタ20の光源ランプ31の明るさ(光出力)が規定さ
れるため、プロジェクタ20の現在の光出力からスクリーンゲインを計算し、輝度を評価
する構成としても良い。
(変形例3)
表示画像の画質の評価結果の出力形態は、スクリーン10への表示に限らない。例えば
、プロジェクタ20に表示パネル等の表示部が設けられている場合には当該表示パネルに
評価結果を表示したり、磁気ディスク等の記録媒体に評価結果を記録したり、或いは、紙
媒体に評価結果を印刷して出力しても良い。
(変形例4)
また、図14に示すように、実施形態にて説明したプロジェクタ20が備える各部のう
ち、スクリーン10上に表示された表示画像の画質の品位に影響を与える複数の画質影響
要素のそれぞれについて、前記表示画像の画質を高める、或いは、前記表示画像の画質を
劣化させない理想状態を示す理想状態データ25Bを記憶する記憶部25’と、前記画質
影響要素のそれぞれの現状態を検出するセンサを有した現状態検出用センサ部26と、前
記画質影響要素のそれぞれの現状態を、前記現状態検出用センサ部26などによって検出
された現状態と、前記記憶部25’に記憶されている理想状態とに基づいて評価する現状
評価部27Aと、前記現状評価部27Aによって評価された前記画質影響要素のそれぞれ
の評価に基づいて、前記画質影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる前記表示画
像の画質に対する現状の画質を相対評価する画質評価部27Bとをプロジェクタ20とは
別体の装置である画質評価装置300として構成すると共に、この画質評価装置300に
画質評価部27Bによって評価された現状の画質の評価結果を表示する表示部301を設
け、表示部301に評価結果を出力することでユーザに報知する構成としても良い。
この画質評価装置300によれば、実施形態のプロジェクタ20と同様の効果が得られ
ると共に、さらに、任意のプロジェクタ20の表示画質を評価することができる。
なお、この画質評価装置300は、基本的に、センサを用いて検出可能な画質影響要素
に基づいて表示画像の画質を評価するが、画像信号VSに使用されている端子の種別や、
表示サイズ等の、プロジェクタ20のみが検出可能な画質影響要素の現状態を当該プロジ
ェクタ20から通信により取得し、通信により取得した画質影響要素に基づいて表示画像
の画質を評価する構成としても良い。
本発明の実施形態に係るプロジェクタシステムの構成を示す図。 環境光の照度の理想状態を説明するための図。 プロジェクタの傾きの理想状態を説明するための図。 画像信号の入力に使用される端子の理想状態を説明するための図。 スクリーンゲインの理想状態を説明するための図。 コメントデータを模式的に示す図。 画質評価処理を起動する処理のフローチャート。 画質評価処理のフローチャート。 環境光の照度評価のフローチャート。 画質の評価結果の表示画面の一例を示す図。 スクリーンの反射特性の角度依存性を示す図。 視聴位置を入力するための設定画面の一例を示す図。 スクリーンに対する視聴位置の算出を説明するための図。 本発明の変形例に係る画質評価装置の構成を示す図。
符号の説明
10…スクリーン、20…プロジェクタ(投写型表示装置)、21A…接続端子部、2
3…投写部、25、25’…記憶部、25A…制御プログラム、25B…理想状態データ
、25C…アドバイスデータ、26…現状態検出用センサ部、27…制御部、27A…現
状評価部、27B…画質評価部、30…光源部、40…光変調部、300…画質評価装置
、VS…画像信号。

Claims (8)

  1. 光源と、当該光源から放射された光を画像信号に基づいて変調する光変調部と、当該光
    変調部により変調された光を投写する投写部とを有し、前記投写部がスクリーンに向けて
    光を投写し、前記スクリーン上に画像を表示する投写型表示装置であって、
    本投写型表示装置が使用される使用環境の要素のうち、前記スクリーン上に表示された
    表示画像の画質の品位に影響を与える複数の画質影響要素のそれぞれについて、前記表示
    画像の画質を高める、或いは、前記表示画像の画質を劣化させない理想状態を記憶する記
    憶部と、
    前記画質影響要素のそれぞれの現状態を検出する現状態検出部と、
    前記画質影響要素のそれぞれの現状態を、前記状態検出部によって検出された現状態と
    、前記記憶部に記憶されている理想状態とに基づいて評価する現状評価部と、
    前記現状評価部によって評価された前記画質影響要素のそれぞれの評価に基づいて、前
    記画質影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる前記表示画像の画質に対する現状
    の画質を相対評価する画質評価部と、
    前記画質評価部によって評価された現状の画質の評価結果を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする投写型表示装置。
  2. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    前記画質影響要素は、前記表示画像のコントラスト、輝度、画像歪み、及び、入力信号
    品質のいずれかに影響を与える前記使用環境の要素を含む
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の投写型表示装置において、
    前記画質評価部は、
    前記現状の画質を相対評価する際、前記画質影響要素が前記表示画像の画質に与える影
    響の度合いに応じて、前記現状評価部によって評価された前記画質影響要素のそれぞれの
    評価を重み付けすることを特徴とする投写型表示装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の投写型表示装置において、
    前記出力部は、前記画質影響要素のそれぞれごとに、前記現状態と前記理想状態との差
    に応じて、前記現状態を前記理想状態に近づける手法を出力する
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の投写型表示装置において、
    前記記憶部は、前記画質評価部によって評価された評価結果の履歴を記憶し、
    前記出力部は、前記現状の画質の評価結果を出力する際に、前記記憶部に記憶されてい
    る評価結果の履歴と共に出力する
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  6. 光源と、当該光源から放射された光を画像信号に基づいて変調する光変調部と、当該光
    変調部により変調された光を投写する投写部とを有し、前記投写部がスクリーンに向けて
    光を投写し、前記スクリーン上に画像を表示する投写型表示装置の制御方法であって、
    本投写型表示装置が使用される使用環境の要素のうち、前記スクリーン上に表示された
    表示画像の画質の品位に影響を与える複数の画質影響要素のそれぞれについて、前記表示
    画像の画質を高める、或いは、前記表示画像の画質を劣化させない理想状態を記憶する第
    1ステップと、
    前記画質影響要素のそれぞれの現状態を検出する第2ステップと、
    前記画質影響要素のそれぞれの現状態を、前記第2ステップにおいて検出された現状態
    と、前記理想状態とに基づいて評価する第3ステップと、
    前記第3ステップにおいて評価された前記画質影響要素のそれぞれの評価に基づいて、
    前記画質影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる前記表示画像の画質に対する現
    状の画質を相対評価する第4ステップと、
    前記第4ステップにおいて評価された現状の画質の評価結果を出力する第5ステップと
    を備えることを特徴とする投写型表示装置の制御方法。
  7. 光源と、当該光源から放射された光を画像信号に基づいて変調する光変調部と、当該光
    変調部により変調された光を投写する投写部とを有し、前記投写部がスクリーンに向けて
    光を投写し、前記スクリーン上に画像を表示する投写型表示装置を、
    本投写型表示装置が使用される使用環境の要素のうち、前記スクリーン上に表示された
    表示画像の画質の品位に影響を与える複数の画質影響要素のそれぞれについて、前記表示
    画像の画質を高める、或いは、前記表示画像の画質を劣化させない理想状態を記憶する記
    憶手段、
    前記画質影響要素のそれぞれの現状態を検出する現状態検出手段、
    前記画質影響要素のそれぞれの現状態を、前記状態検出手段によって検出された現状態
    と、前記記憶手段に記憶されている理想状態とに基づいて評価する現状評価手段、
    前記現状評価手段によって評価された前記画質影響要素のそれぞれの評価に基づいて、
    前記画質影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる前記表示画像の画質に対する現
    状の画質を相対評価する画質評価手段、及び、
    前記画質評価手段によって評価された現状の画質の評価結果を出力する出力手段
    として機能させることを特徴とする制御プログラム。
  8. 光源と、当該光源から放射された光を画像信号に基づいて変調する光変調部と、当該光
    変調部により変調された光を投写する投写部とを有し、前記投写部がスクリーンに向けて
    光を投写する投写型表示装置が前記スクリーン上に投写した画像の画質を評価する画質評
    価装置であって、
    前記投写型表示装置が使用される使用環境の要素のうち、前記スクリーン上に表示され
    た表示画像の画質の品位に影響を与える複数の画質影響要素のそれぞれについて、前記表
    示画像の画質を高める、或いは、前記表示画像の画質を劣化させない理想状態を記憶する
    記憶部と、
    前記画質影響要素のそれぞれの現状態を検出する現状態検出部と、
    前記画質影響要素のそれぞれの現状態を、前記状態検出部によって検出された現状態と
    、前記記憶部に記憶されている理想状態とに基づいて評価する現状評価部と、
    前記現状評価部によって評価された前記画質影響要素のそれぞれの評価に基づいて、前
    記画質影響要素のそれぞれが理想状態のときに得られる前記表示画像の画質に対する現状
    の画質を相対評価する画質評価部と、
    前記画質評価部によって評価された現状の画質の評価結果を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする画質評価装置。
JP2007012270A 2007-01-23 2007-01-23 投写型表示装置、投写型表示装置の制御方法、制御プログラム及び画質評価装置 Withdrawn JP2008180757A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007012270A JP2008180757A (ja) 2007-01-23 2007-01-23 投写型表示装置、投写型表示装置の制御方法、制御プログラム及び画質評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007012270A JP2008180757A (ja) 2007-01-23 2007-01-23 投写型表示装置、投写型表示装置の制御方法、制御プログラム及び画質評価装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008180757A true JP2008180757A (ja) 2008-08-07

Family

ID=39724728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007012270A Withdrawn JP2008180757A (ja) 2007-01-23 2007-01-23 投写型表示装置、投写型表示装置の制御方法、制御プログラム及び画質評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008180757A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011154258A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Yasuhiko Yoshioka 画像表示システムおよびプログラム
CN112995630A (zh) * 2021-03-11 2021-06-18 杭州当贝网络科技有限公司 定焦投影机柔性亮度调节方法、投影机及可读存储介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011154258A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Yasuhiko Yoshioka 画像表示システムおよびプログラム
CN112995630A (zh) * 2021-03-11 2021-06-18 杭州当贝网络科技有限公司 定焦投影机柔性亮度调节方法、投影机及可读存储介质
CN112995630B (zh) * 2021-03-11 2022-12-30 杭州当贝网络科技有限公司 定焦投影机柔性亮度调节方法、投影机及可读存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112752079B (zh) 显示系统的控制方法和控制装置
JP2006349910A (ja) 画像表示装置及び方法
JP7363380B2 (ja) 表示システムの制御方法および制御装置
JP5123713B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP4720595B2 (ja) プロジェクタ、及び映像投影方法とプログラム
JP2012248910A (ja) 投射表示装置の色補正方法
JP4179298B2 (ja) 画像表示装置
US10455119B2 (en) Display device, image processing apparatus, control methods thereof, and display system
JP5822575B2 (ja) 画像投射装置、画像投射装置の制御方法およびプログラム
US6837582B2 (en) Image adjuster of projector and image adjusting method of image display
JP2011135445A (ja) 画像投射装置
JP2008180757A (ja) 投写型表示装置、投写型表示装置の制御方法、制御プログラム及び画質評価装置
US11109002B2 (en) Projection control apparatus, image projection apparatus, and projection control method
JP2014194464A (ja) 画像投射装置、及びその制御方法
JP5327470B2 (ja) 画像表示装置および画像調整方法
JP7154756B2 (ja) 画像投射装置
JP2010130481A (ja) 画像投射装置
JP5692546B2 (ja) 画像表示装置および画像調整方法
US20230028087A1 (en) Control apparatus, image projection system, control method, and storage medium
JP3852453B2 (ja) プロジェクタ及び露出調整方法
JP7309352B2 (ja) 電子機器およびその制御方法
JP2010243870A (ja) プロジェクター及びその制御方法
JP2011133746A (ja) 画像投射装置
JP2017198779A (ja) 投影型表示装置及びその制御方法
JP2007279623A (ja) 画像投影システム及びプロジェクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100406