JP2005269270A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005269270A
JP2005269270A JP2004079128A JP2004079128A JP2005269270A JP 2005269270 A JP2005269270 A JP 2005269270A JP 2004079128 A JP2004079128 A JP 2004079128A JP 2004079128 A JP2004079128 A JP 2004079128A JP 2005269270 A JP2005269270 A JP 2005269270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
data
image element
small
separating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004079128A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Koyama
俊哉 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004079128A priority Critical patent/JP2005269270A/ja
Publication of JP2005269270A publication Critical patent/JP2005269270A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

【課題】圧縮等された後のデータの再利用性に配慮した画像処理システムを提供する。
【解決手段】 処理対象となった画像データを複数の画像要素に分離し、この分離して得られた各画像要素をそれぞれ、少なくとも一つの小画像要素に分離し、小画像要素に対して所定符号化を行って得られる符号化小画像要素データと、当該画像要素の前記画像データ内での位置を表す情報とを関連づけて、符号化データを生成する画像処理装置を含む画像処理システムである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データを複数の要素に分離して圧縮等する画像処理システムに関する。
ラスタ画像のデータ(以下、区別するべき場合を除いて単に「画像データ」と呼ぶ)には、文字(テキスト)部分や、自然画の部分(絵柄部分)など、互いに性状の異なる多くの画像要素が含まれ得る。こうした画像要素は、その性状の相違から、例えば圧縮処理において異なる方式での圧縮が適していたりするなど、画像要素ごとに異なる画像処理を行うことが好ましい場合が多い。
そこで従来から、いわゆるT/I分離と呼ばれる画像処理が研究・開発されている。従来、T/I分離の方法としては、例えば処理対象画像を二値化し、黒画素の連続する領域を画定し、当該画定した領域のサイズが予め定めたしきい値を下回る場合に当該領域に含まれる黒画素が文字を表すものと判定する方法等がある(特許文献1)。
また、こうして文字部分として判定された領域については、各文字部分について代表的な色を決定し、各文字を構成する画素の値を当該代表的な色の値に設定することで圧縮率をさらに高めている。
特開2003−8909号公報(段落番号0026を参照)
しかしながら、上記従来の方法で圧縮して得られたデータは、各画像部分が分離され、各々について相異なる処理が適用されているなど、伸長処理(圧縮されたデータを元のデータに戻す処理)は可能であっても、その各部のデータの再利用性などには配慮されていないのが現状である。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、画像データを複数の要素に分離して圧縮等するシステムであって、当該圧縮等された後のデータの再利用性に配慮した画像処理システムを提供することを、その目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、画像符号化装置と、画像復号装置とを含む画像処理システムであって、前記画像符号化装置は、処理対象となった画像データを複数の画像要素に分離する手段と、前記分離して得られた各画像要素をそれぞれ、少なくとも一つの小画像要素に分離する手段と、前記小画像要素に対して所定符号化を行って得られる符号化小画像要素データと、当該画像要素の前記画像データ内での位置を表す情報とを関連づけて、符号化データを生成する手段と、を含み、前記復号装置は、前記画像符号化装置が生成した符号化データを受け入れる手段と、前記画像要素の一つに対する所定処理の指示を受け入れる手段と、前記所定処理の対象となった画像要素から分離して得られた小画像要素のセットに対して、前記所定処理を実行する手段と、を含むことを特徴としている。
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、処理対象となった画像データを複数の画像要素に分離する手段と、前記分離して得られた各画像要素をそれぞれ、少なくとも一つの小画像要素に分離する手段と、前記小画像要素に対して所定符号化を行って得られる符号化小画像要素データと、当該画像要素の前記画像データ内での位置を表す情報とを関連づけて、符号化データを生成する手段と、を含むことを特徴としている。
さらに、本発明の一態様に係る画像処理装置は、上記画像処理装置によって生成される符号化データを受け入れる手段と、前記画像要素の一つに対する所定処理の指示を受け入れる手段と、前記所定処理の対象となった画像要素から分離して得られた小画像要素のセットに対して、前記所定処理を実行する処理実行手段と、を含むことを特徴としている。
ここで前記所定処理は、画像要素の一つに対する復号の処理であり、当該所定処理の指示を受け入れたときに、前記処理実行手段が、当該所定処理の対象となった画像要素から分離して得られた小画像要素の各々を復号して出力する、こととしてもよい。
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、画像処理方法であって、処理対象となった画像データを複数の画像要素に分離する工程と、前記分離して得られた各画像要素をそれぞれ、少なくとも一つの小画像要素に分離する工程と、前記小画像要素に対して所定符号化を行って得られる符号化小画像要素データと、当該画像要素の前記画像データ内での位置を表す情報とを関連づけて、符号化データを生成する工程と、を含むことを特徴としている。
さらに本発明の一態様に係る画像処理方法は、上記画像処理装置によって生成される符号化データを受け入れる工程と、前記画像要素の一つに対する所定処理の指示を受け入れる工程と、前記所定処理の対象となった画像要素から分離して得られた小画像要素のセットに対して、前記所定処理を実行する工程と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の別の態様に係る画像処理プログラムは、コンピュータに、処理対象となった画像データを複数の画像要素に分離する手順と、前記分離して得られた各画像要素をそれぞれ、少なくとも一つの小画像要素に分離する手順と、前記小画像要素に対して所定符号化を行って得られる符号化小画像要素データと、当該画像要素の前記画像データ内での位置を表す情報とを関連づけて、符号化データを生成する手順と、を実行させることを特徴としている。
さらに本発明の別の態様に係る画像処理プログラムは、画像処理装置によって生成される符号化データを受け入れるコンピュータに、前記画像要素の一つに対する所定処理の指示を受け入れる手順と、前記所定処理の対象となった画像要素から分離して得られた小画像要素のセットに対して、前記所定処理を実行する手順と、を実行させることを特徴としている。
さらに本発明の別の態様に係る符号化データは、処理対象となった画像データに基づいて生成される符号化データであって、処理対象となった画像データから画像要素を分離し、さらに当該分離して得られた画像要素の少なくとも一つを分離元として、当該分離元から小画像要素を分離して、当該小画像要素の符号化小画像要素データと、当該小画像要素の分離元となった画像要素を特定する情報と、を少なくとも関連づけてなるデータ要素を含む、ことを特徴としている。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る画像処理システムは、図1に示すように、符号側画像処理装置1aと、復号側画像処理装置1bとを含んで構成されている。これら符号側画像処理装置1aは、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、画像入力部13と、画像出力部14とを含んで構成されている。また、復号側画像処理装置1bは、制御部21と、記憶部22と、データ入出力部23と、操作部24と、表示部25とを含んで構成されている。
以下、各画像処理装置の各部の動作について説明する。
[符号側画像処理装置]
制御部11は、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作しており、後に説明する各画像処理を遂行する。この画像処理の内容については、後に詳しく述べる。
記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムを保持している。またこの記憶部12は、制御部11の処理の過程で生成される各種データ等を格納するワークメモリとしても動作する。具体的にこの記憶部12は、コンピュータ可読な記録媒体と当該記録媒体に対してデータを書き込み、又は当該記録媒体からデータを読み出す装置(例えばハードディスク装置やメモリ装置)として実装できる。
画像入力部13は、例えばスキャナであり、原稿を光学的に読み取って得られた画像データを制御部11に出力する。ここではこの画像入力部13が出力する画像データにおいて、各画素の値がRGB(赤、緑、青)の色空間で表現されているとする。画像出力部14は、制御部11から入力される指示に従って画像データを出力するもので、例えばネットワークを介して外部の装置(復号側画像処理装置1b等)に送信する等の処理を行うものである。
次に制御部11の処理の内容について説明する。本実施の形態の制御部11は、図2に機能的に示すように、画像入力部13から入力される画像データを処理対象として、この処理対象となった画像データに対して、所定前処理を行う前処理部31と、文字線画抽出部32と、レイアウト処理部33と、同一色領域分離部34と、絵柄処理部35と、圧縮処理部36とを含んで構成されている。
以下、これら各部について具体的に説明する。
この前処理部31では、画像入力部13から入力される画像データ(処理対象画像データ)の各画素の値をRGBからYCbCr(輝度と色差とからなる値)に変換する。
文字線画抽出部32は、前処理部31が出力するYCbCr色空間で表現された画像データをラスタスキャン順に走査しながら選択し、当該選択した画素の近傍で、画素値の移動平均を算出し、当該移動平均と選択した画素の値との比較によって、当該選択した画素を白又は黒に決定して、文字線画部分を黒画素として抽出する。
レイアウト処理部33は、文字線画抽出部32が生成した線画抽出画像データについて公知のレイアウト解析処理を行い、文字を含む領域を画定する情報(基本領域情報)を生成する。具体的には、このレイアウト処理部33は線画抽出画像データから、互いに連結している有意画素群を少なくとも一つ抽出する。そして各有意画素群に外接する矩形のサイズや、隣接する矩形との距離や位置関係に基づいて、各々の矩形のサイズが例えば6ポイント平方以上で24ポイント平方以下であり、かつ主走査方向又は副走査方向に並べて配置されている場合に、当該配置されている各矩形内の画素群が文字であると判断する。なお、ここで有意画素とは、背景画素値(例えば画像データの四隅近傍の画素値に基づいて定める)から、色空間上で所定閾値以上の距離にある画素値の画素をいう。
また、このレイアウト処理部33は、個々の文字を表す複数の基本領域情報を、その配置位置に基づいてグループ化して、少なくとも一行の文字列からなる文章部分を含む領域情報(レイアウト枠情報)を生成する。このレイアウト枠情報を生成する処理は、従来からOCR等の処理において利用されているものと同様の処理を用いることができるので、詳細な説明を省略する。
レイアウト処理部33は、上述のようにして、画像データに含まれる文字部分について、少なくとも一つのレイアウト枠(画像要素)を定める。
同一色領域分離部34は、各レイアウト枠について、それぞれ同一の色の文字線画部分のみからなる領域(小画像要素)に分割する処理を行う。具体的には、レイアウト処理の過程で生成された基本矩形の座標情報を取得し、処理対象となっている画像データ(元画像データ)のうち、この座標情報で画定される各基本矩形内に含まれる文字を構成する画素値のうち代表値(代表色)の候補を決定する。
ここで代表値の候補の決定方法としては、基本矩形内の画素値のヒストグラムを演算して、そのメディアン値を代表値(代表色)の候補として決定する方法などがある。
この同一色領域分離部34の動作をより具体的に説明すると、図3(a)に示す元画像データの文字部分について図3(b)から(d)の小画像要素を生成する。すなわち図3(a)に示す元画像データには、青色で示された「あいうえお」の部分と、赤色で示された「てとなに」の部分とを含み、他の部分は黒色で示されている。ここから赤色、青色、黒色の各代表色を決定して、これらの代表色ごとの部分を抽出する。すなわち、「あいうえお」の文字列からなる図3(b)と、「てとなに」の文字列からなる図3(d)と、その他の部分の文字列からなる図3(c)の各小画像要素を生成することになる。また、この同一色領域分離部34は、抽出した各小画像要素を二値化し、各小画像要素にその代表色を特定する情報を関連付けておく。
さらに同一色領域分離部34は、図3(a)に示した元画像データについて定められたレイアウト枠の情報を、図3(b)から(d)の小画像要素のレイアウト枠として設定し、各小画像要素の情報に関連付けて記憶部12に格納する。このレイアウト枠の情報は、例えばレイアウト枠の左上端の位置座標(元画像データ上での位置座標)の情報(x,y)と、レイアウト枠の幅及び高さの情報(w,h)とを含む。
この同一色領域分離部34が出力する情報は、従って図4に示すように、二値化された小画像要素(P)と、当該小画像要素について関連付けられた代表色の情報(Q)と、当該小画像要素の分離元となった画像要素(文字部分)のレイアウト枠の情報(R)とを含む。
絵柄処理部35は、元の画像データのうち、文字線画抽出部32によって抽出された画素に対応する画素を除去(例えば除去されたことを表す値に設定)する。そして、当該除去された画素の値をその近傍にある除去されなかった画素の値に基づいて定める処理(穴埋処理)を実行して出力する。
なお、ここまでの説明では画像要素のうち文字と、絵柄との部分の処理について説明したが、文字以外の線分(以下、線図と呼ぶ)については、文字と同様に処理してもよいし、絵柄として処理してもよい。具体的に文字と同様に処理する場合は、この線図についてもレイアウト枠(線図を構成する有意画素群に外接する矩形)を定め、当該レイアウト枠内の画素値に基づいて代表画素値を少なくとも一つ決定し、代表画素値ごとの画素に分離して小画像要素を生成してもよい。
圧縮処理部36は、これら文字、線図、絵柄のそれぞれについて予め定められている方法で圧縮処理を行う。例えば文字については、二値化された小画像要素に基づき、MMR(Modified Modified Read)等のランレングス圧縮を行う。また、絵柄については例えばJPEG(Joint Picture Experts Group)圧縮を行う。
制御部11のこれらの処理により得られる圧縮後のデータは、例えばPDF(Portable
Document Format)のデータにフォーマットされて出力される。具体的にこのデータは文字部分のデータとして、圧縮された小画像要素のビットマップデータ(符号化小画像要素データに相当する)と、当該小画像要素について関連付けられた代表色の情報と、当該小画像要素の分離元となった画像要素(文字部分)のレイアウト枠の情報とを関連付けたデータ要素を含む。また、小画像要素の分離元となった画像要素を特定する情報として、レイアウト枠の情報が関連づけられている。
また、この圧縮後のデータには、絵柄部分の圧縮結果と、線図部分の圧縮結果とを含む。ここで線図が文字と同様の圧縮を受ける場合は、圧縮された小画像要素(色別の線図)のビットマップデータと、当該小画像要素について関連付けられた代表色の情報と、当該小画像要素の分離元となった画像要素のレイアウト枠の情報とを関連付けた、線図に係るデータ要素が含まれる。
[復号側画像処理装置]
復号側画像処理装置1bの制御部21は、記憶部22に格納されているプログラムに従って動作しており、符号化データを受け入れて、当該符号化データに含まれるデータ要素によって画定されるレイアウト枠についての指示操作を受け入れて所定処理を行うものである。この制御部21の具体的な処理の内容については後に詳しく述べる。
記憶部22は、制御部21によって実行されるプログラムを格納しており、また制御部21の処理に係るデータを保持するワークメモリとしても動作する。データ入出力部23は、例えばネットワークインタフェースであり、ネットワークを介して受信されるデータを制御部21に出力する。またこのデータ入出力部23は、CD−ROMやDVD−ROMなど、コンピュータ可読な記録媒体からデータを読み出して制御部21に出力する記録媒体読取装置であってもよい。
操作部24は、マウスやキーボード等であり、利用者の指示操作を受け入れて、当該指示操作の内容を制御部21に出力する。表示部25は、ディスプレイ等であり、制御部21から入力される指示に従って、利用者に対して情報を提示する処理を行う。
ここで制御部21の動作について説明する。この制御部21は、符号側画像処理装置1aによって生成される符号化データを受け入れて、その符号化データに含まれる画像要素の一つに対する所定処理の指示を受け入れる。そして、この所定処理の対象となった画像要素に含まれ、当該画像要素から分離して得られた各小画像要素に対して、指示された所定処理を実行する。
すなわち、この制御部21は、例えばレイアウト枠を単位とした指示を受け入れて、当該レイアウト枠内の画像要素を分割して得た小画像要素のセットについて、当該指示に係る処理を遂行するものである。
具体的に、この制御部21はデータ入出力部23を介して、符号側画像処理装置1aが生成した符号化データを受け入れる。そして、当該受け入れた符号化データに含まれるレイアウト枠の情報を取り出し、各レイアウト枠を描画(すなわちレイアウト枠の枠線などを描画)した画像データを生成して表示部25に表示出力する。この表示の一例は、例えば図5(a)に示すようなものとなる。
ここで利用者が、いずれかのレイアウト枠内の画像を描画させるため、描画の指示の対象となるレイアウト枠内にマウスポインタを移動し、そこでダブルクリック操作を行う。すると、制御部21は、この指示操作を受けて、当該ダブルクリックが行われた位置座標の情報を取得し、当該位置座標を内包するレイアウト枠の情報を、符号化データから検索する。そして制御部21は、検索の結果得られた少なくとも一つのレイアウト枠の情報について、各レイアウト枠に関連づけられている符号化小画像領域データと代表色の情報とを取得する。
例えば、ダブルクリック位置を内包するレイアウト枠(特定レイアウト枠と呼ぶ)が図3(a)に示したレイアウト枠である場合、ここから分離して得られている小画像要素(ここでは色別の文字列の画像)は図3(b)から(d)までの3つあるので、これら小画像要素に関連付けられているレイアウト枠の情報が検索の結果として得られる。そして、これら図3(b)から(d)のそれぞれに示された小画像要素のビットマップを二値化して圧縮した符号化小画像要素データと図3(b)から(d)のそれぞれについての代表色の情報(青色、黒色、赤色)とを取得することになる。
制御部21は、こうして取得した符号化小画像要素データを復号して小画像要素のビットマップデータ(二値化されているもの)を生成し、当該ビットマップデータ内の有意画素(ここでは黒画素)に代表色の画素値を設定する。そして、各小画像要素のビットマップのデータを透過合成(背景画素に、他の画像の有意画素の値を設定する合成方式)する。これにより図3(a)に示した画像要素のデータが再現される。そして制御部21は、当該再現した画像要素のデータを、対応するレイアウト枠(ダブルクリックされた位置を内包するレイアウト枠)に置換えて表示部25に表示する(図5(b))。
なお、この処理においては、制御部21は、当該レイアウト枠のサイズの画像データを記憶するワークメモリ領域を記憶部22内に確保すれば十分であり、元の画像を再現する場合に比べて処理負荷を軽減できる。
また、ここでは復号して出力する処理の例について説明したが、処理の種類としてはこれに限らず、例えば指示されたレイアウト枠内の各小画像要素に含まれる文字について、OCR(文字認識)処理を行ってもよい。また指示されたレイアウト枠を移動・削除する処理などであってもよい。レイアウト枠を移動・削除する処理の場合、当該レイアウト枠内のすべての小画像要素をレイアウト枠の移動操作に従って移動し、または削除することになる。
さらに、このような復号側画像処理装置1bにて行われる処理の用に供するため、符号側画像処理装置1aでは、レイアウト枠の情報に当該レイアウト枠内の画像に基づくサムネイル画像(縮小画像データ)を関連付けて符号化データに含めてもよい。このサムネイル画像は、例えばレイアウト枠を表す枠線の代りに、又は枠線とともに表示する。
さらに、レイアウト枠の情報に当該レイアウト枠内に含まれている画像の性状情報(例えば文字・線画等の別を表す情報)など、レイアウト解析の処理によって取得された情報を含めてもよい。
これらの情報が含まれるときには、復号側画像処理装置1bにおいて、例えばOCRの指示がされたときに、文字であることを表す性状情報に関連付けられたレイアウト枠内の小画像要素のみをOCRの対象として復号するようにしてもよい。具体的に符号化データをPDF(Portable Document Format)の形式とする場合、これらサムネイルや性状情報等は、PDFのコメントとして含めてもよい。
このように、本実施の形態では、復号後の画像データの再利用性に配慮した符号化データを生成できる。
なお、ここまでの説明では、文字や線画についてのみレイアウト処理を実行して、レイアウト枠を定めているが、絵柄部分についてもレイアウト処理を実行してレイアウト枠を定め、復号側画像処理装置1bにおける表示処理に供してもよい。
さらに、ここでは各小画像要素に関連付けるレイアウト枠の情報として、レイアウト枠の座標情報を用いているが、これに代えて、各レイアウト枠に固有の識別子を用いてもよい。この場合は、符号化データに、各レイアウト枠の識別子と、その座標情報とを関連付けたテーブルを含める。
本発明の実施の形態に係る画像処理システムの構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る符号側画像処理装置の動作例を表す機能ブロック図である。 レイアウト枠から小画像要素を抽出する動作の例を表す説明図である。 小画像要素に係るデータ要素の一例を表す説明図である。 復号側画像処理装置における表示例を表す説明図である。
符号の説明
1 画像処理装置、11,21 制御部、12,22 記憶部、13 画像入力部、14 画像出力部、23 データ入出力部、24 操作部、25 表示部、31 前処理部、32 文字線画抽出部、33 レイアウト処理部、34 同一色領域分離部、35 絵柄処理部、36 圧縮処理部。

Claims (9)

  1. 画像符号化装置と、画像復号装置とを含む画像処理システムであって、
    前記画像符号化装置は、
    処理対象となった画像データを複数の画像要素に分離する手段と、
    前記分離して得られた各画像要素をそれぞれ、少なくとも一つの小画像要素に分離する手段と、
    前記小画像要素に対して所定符号化を行って得られる符号化小画像要素データと、当該画像要素の前記画像データ内での位置を表す情報とを関連づけて、符号化データを生成する手段と、
    を含み、
    前記復号装置は、
    前記画像符号化装置が生成した符号化データを受け入れる手段と、
    前記画像要素の一つに対する所定処理の指示を受け入れる手段と、
    前記所定処理の対象となった画像要素から分離して得られた小画像要素のセットに対して、前記所定処理を実行する手段と、
    を含む
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 処理対象となった画像データを複数の画像要素に分離する手段と、
    前記分離して得られた各画像要素をそれぞれ、少なくとも一つの小画像要素に分離する手段と、
    前記小画像要素に対して所定符号化を行って得られる符号化小画像要素データと、当該画像要素の前記画像データ内での位置を表す情報とを関連づけて、符号化データを生成する手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置によって生成される符号化データを受け入れる手段と、
    前記画像要素の一つに対する所定処理の指示を受け入れる手段と、
    前記所定処理の対象となった画像要素から分離して得られた小画像要素のセットに対して、前記所定処理を実行する処理実行手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置であって、
    前記所定処理は、画像要素の一つに対する復号の処理であり、当該所定処理の指示を受け入れたときに、前記処理実行手段が、当該所定処理の対象となった画像要素から分離して得られた小画像要素の各々を復号して出力する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 処理対象となった画像データを複数の画像要素に分離する工程と、
    前記分離して得られた各画像要素をそれぞれ、少なくとも一つの小画像要素に分離する工程と、
    前記小画像要素に対して所定符号化を行って得られる符号化小画像要素データと、当該画像要素の前記画像データ内での位置を表す情報とを関連づけて、符号化データを生成する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項2に記載の画像処理装置によって生成される符号化データを受け入れる工程と、
    前記画像要素の一つに対する所定処理の指示を受け入れる工程と、
    前記所定処理の対象となった画像要素から分離して得られた小画像要素のセットに対して、前記所定処理を実行する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータに、
    処理対象となった画像データを複数の画像要素に分離する手順と、
    前記分離して得られた各画像要素をそれぞれ、少なくとも一つの小画像要素に分離する手順と、
    前記小画像要素に対して所定符号化を行って得られる符号化小画像要素データと、当該画像要素の前記画像データ内での位置を表す情報とを関連づけて、符号化データを生成する手順と、
    を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  8. 請求項2に記載の画像処理装置によって生成される符号化データを受け入れるコンピュータに、
    前記画像要素の一つに対する所定処理の指示を受け入れる手順と、
    前記所定処理の対象となった画像要素から分離して得られた小画像要素のセットに対して、前記所定処理を実行する手順と、
    を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  9. 処理対象となった画像データに基づいて生成される符号化データであって、
    処理対象となった画像データから画像要素を分離し、さらに当該分離して得られた画像要素の少なくとも一つを分離元として、当該分離元から小画像要素を分離して、当該小画像要素の符号化小画像要素データと、当該小画像要素の分離元となった画像要素を特定する情報と、を少なくとも関連づけてなるデータ要素を含む、
    ことを特徴とする符号化データ。
JP2004079128A 2004-03-18 2004-03-18 画像処理システム Pending JP2005269270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004079128A JP2005269270A (ja) 2004-03-18 2004-03-18 画像処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004079128A JP2005269270A (ja) 2004-03-18 2004-03-18 画像処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005269270A true JP2005269270A (ja) 2005-09-29

Family

ID=35093330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004079128A Pending JP2005269270A (ja) 2004-03-18 2004-03-18 画像処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005269270A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09191410A (ja) * 1996-12-27 1997-07-22 Canon Inc カラー画像伝送方法
JP2000251061A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理用記録媒体
JP2001222392A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Canon Inc 印刷制御装置及びその方法
JP2002165105A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Canon Inc 画像処理装置及びその方法並びに記憶媒体
JP2002300408A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Toshiba Corp 画像ファイリング装置及び方法、並びに画像復元装置及び方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09191410A (ja) * 1996-12-27 1997-07-22 Canon Inc カラー画像伝送方法
JP2000251061A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理用記録媒体
JP2001222392A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Canon Inc 印刷制御装置及びその方法
JP2002165105A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Canon Inc 画像処理装置及びその方法並びに記憶媒体
JP2002300408A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Toshiba Corp 画像ファイリング装置及び方法、並びに画像復元装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8417029B2 (en) Image processing apparatus and method, including fill-up processing
CN101820489B (zh) 图像处理设备及图像处理方法
US20070237394A1 (en) Image processor for character recognition
JP4582204B2 (ja) 画像処理装置、画像変換方法、およびコンピュータプログラム
JP2000207489A (ja) 文字抽出方法、装置および記録媒体
JP3715905B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム並びに記憶媒体
US8810877B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium for eliminating blurring of scanned image
JP2009296150A (ja) 画像処理装置、画像変換方法、およびコンピュータプログラム
JP2010146218A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム
US20060230341A1 (en) Image editing apparatus and image editing method
JP2005259017A (ja) 画像処理装置、画像処理用プログラム及び記憶媒体
JP5159588B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム
JP2005269270A (ja) 画像処理システム
JP2003046746A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP4228905B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP4250316B2 (ja) 画像圧縮装置、画像伸長装置、及びその方法並びに記憶媒体
JP4186832B2 (ja) 画像処理装置
JP2005190010A (ja) 画像処理装置
JPH09204525A (ja) 画像像域分離装置及びその方法
JP2006054817A (ja) ドキュメント処理装置
JP4631371B2 (ja) 画像処理装置
JP4383187B2 (ja) 画像処理装置、画像処理用プログラム及び記憶媒体
JP2003338934A (ja) 画像処理装置および方法
JP2789622B2 (ja) 文字/図形領域判定装置
JP2005244649A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070221

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071112

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091021

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100525