JP2005268852A - 画像情報処理方法、画像情報処理装置、画像形成方法、画像出力システム - Google Patents
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Abstract
【課題】網点画像の再現性を向上させる。
【解決手段】画像出力部6にて記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理装置100である。網点画像情報に基づいて、網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出手段(例えば、制御部1)を備える。記録媒体の画像形成特性情報に基づいて規定された網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得部4を備える。面積情報取得部にて取得された網点面積情報に基づいて、縁部分検出手段にて検出された網点の縁部分及び領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定手段(例えば、制御部1)を備える。
【選択図】図1
【解決手段】画像出力部6にて記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理装置100である。網点画像情報に基づいて、網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出手段(例えば、制御部1)を備える。記録媒体の画像形成特性情報に基づいて規定された網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得部4を備える。面積情報取得部にて取得された網点面積情報に基づいて、縁部分検出手段にて検出された網点の縁部分及び領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定手段(例えば、制御部1)を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、網点画像情報の出力に係る画像情報処理方法、画像情報処理装置、画像形成方法、画像出力システムに関する。
従来より、商業印刷においては、印刷物の内容や仕上がり品質をチェックする目的で、実際に使用される印刷機器で印刷を行う前に、印刷機器にて印刷される画像の色と極力近似させた色で再現した校正用カラー画像、所謂、プルーフ画像をカラープリンター等のプルーフ装置から出力するようになっている。
ここで、プルーフ画像は、印刷と同様に網点画像として出力される方がモアレなど網点画像に起因する品質のチェックを行う上で好ましい。そのような高精細なプルーフ画像の出力を図るために、例えば、ハロゲン化銀感光材料などの記録媒体を用いて画像形成を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−314081号公報
ここで、プルーフ画像は、印刷と同様に網点画像として出力される方がモアレなど網点画像に起因する品質のチェックを行う上で好ましい。そのような高精細なプルーフ画像の出力を図るために、例えば、ハロゲン化銀感光材料などの記録媒体を用いて画像形成を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、プルーフ画像を網点で画像形成する場合、例えばベタ画像部分の色調を印刷物とほぼ同じになるように調整しても網点画像部分の色調が印刷物とズレを生じてしまうといった問題がある。
即ち、例えば特許文献1等のように、ハロゲン化銀感光材料を記録媒体として画像形成を行う場合には、露光量によって各網点の平面視における大きさ(面積)が変動して、当該網点の縁部分と中央部分とで濃度に差が生じることとなる。特に、網点の大きさや縁部分と中央部分との濃度差は、例えば、記録媒体のロット差、記録媒体を製造後使用するまでの経過時間、装置の個体差、現像液活性レベルなどの装置の稼働状態等によって変動するため、網点画像の再現性が悪くなってしまう。
即ち、例えば特許文献1等のように、ハロゲン化銀感光材料を記録媒体として画像形成を行う場合には、露光量によって各網点の平面視における大きさ(面積)が変動して、当該網点の縁部分と中央部分とで濃度に差が生じることとなる。特に、網点の大きさや縁部分と中央部分との濃度差は、例えば、記録媒体のロット差、記録媒体を製造後使用するまでの経過時間、装置の個体差、現像液活性レベルなどの装置の稼働状態等によって変動するため、網点画像の再現性が悪くなってしまう。
本発明の課題は、網点画像の再現性を向上させることができる画像情報処理方法、画像情報処理装置、画像形成方法、画像出力システムを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
画像出力手段により記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理方法であって、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出工程と、
前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得工程と、
前記面積情報取得工程にて取得された前記網点面積情報に基づいて、前記縁部分検出工程にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定工程と、
を備えることを特徴としている。
画像出力手段により記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理方法であって、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出工程と、
前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得工程と、
前記面積情報取得工程にて取得された前記網点面積情報に基づいて、前記縁部分検出工程にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定工程と、
を備えることを特徴としている。
ここで、縁部分とは、網点若しくは複数の網点が重なり合ってなる領域の端部に沿う内側及び外側の部分のことである。
また、網点の面積とは、記録媒体に画像形成された網点画像を構成する網点の平面視における面積のことである。さらに、網点面積情報としては、例えば、記録媒体に画像形成された画像の網点面積の比率に係る情報が挙げられる。
また、網点面積の測定方法としては、例えば、下記に示すマレー・デービスの式を適用したものが挙げられる。
見かけの網点(%)={(1−10(-Dt+Db))/(1−10(-Ds+Db))}×100
[Dt:網点濃度、Db:白地濃度、Ds:ベタ濃度]
ドットゲイン=見かけの網点(%)−原稿網点(%)
また、網点の面積とは、記録媒体に画像形成された網点画像を構成する網点の平面視における面積のことである。さらに、網点面積情報としては、例えば、記録媒体に画像形成された画像の網点面積の比率に係る情報が挙げられる。
また、網点面積の測定方法としては、例えば、下記に示すマレー・デービスの式を適用したものが挙げられる。
見かけの網点(%)={(1−10(-Dt+Db))/(1−10(-Ds+Db))}×100
[Dt:網点濃度、Db:白地濃度、Ds:ベタ濃度]
ドットゲイン=見かけの網点(%)−原稿網点(%)
請求項1に記載の発明によれば、網点の面積に係る網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分に係る画素の濃度を設定するので、網点の縁部分及び領域の縁部分よりも内側の部分の色調を変化させないで網点画像の色調を変化させるように網点画像情報を適正に補正することができる。即ち、画像出力特性情報を考慮して網点画像情報の補正を適正に行うことができ、網点画像の再現性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像情報処理方法において、
前記記録媒体には、前記画像出力特性情報としての当該記録媒体の画像形成の特性に係る画像形成特性情報に基づいて規定された前記網点面積情報が付与され、
前記面積情報取得工程は、前記記録媒体から前記網点面積情報を取得することを特徴としている。
前記記録媒体には、前記画像出力特性情報としての当該記録媒体の画像形成の特性に係る画像形成特性情報に基づいて規定された前記網点面積情報が付与され、
前記面積情報取得工程は、前記記録媒体から前記網点面積情報を取得することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、記録媒体から、画像出力特性情報としての当該記録媒体の画像形成の特性に係る画像形成特性情報に基づいて規定された網点面積情報を取得するので、記録媒体に応じて網点面積情報の取得を適正に行うことができる。従って、網点画像情報の補正をより適正に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像情報処理方法において、
前記面積情報取得工程は、前記画像出力手段により前記記録媒体に画像形成された面積取得用網点画像に基づいて、当該画像に係る前記網点面積情報を取得することを特徴としている。
前記面積情報取得工程は、前記画像出力手段により前記記録媒体に画像形成された面積取得用網点画像に基づいて、当該画像に係る前記網点面積情報を取得することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、実際に記録媒体に画像形成された面積取得用網点画像に基づいて、当該画像に係る網点面積情報を取得することができることとなって、網点画像の再現性の向上をより適正に図ることができる。
請求項4に記載の発明は、
画像出力手段により記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理装置であって、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出手段と、
前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得手段と、
前記面積情報取得手段にて取得された前記網点面積情報に基づいて、前記縁部分検出手段にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定手段と、
を備えることを特徴としている。
画像出力手段により記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理装置であって、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出手段と、
前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得手段と、
前記面積情報取得手段にて取得された前記網点面積情報に基づいて、前記縁部分検出手段にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、網点の面積に係る網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分に係る画素の濃度を設定するので、網点の縁部分及び領域の縁部分よりも内側の部分の色調を変化させないで網点画像の色調を変化させるように網点画像情報を適正に補正することができる。即ち、画像出力特性情報を考慮して網点画像情報の補正を適正に行うことができ、網点画像の再現性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像情報処理装置において、
前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度と、当該画素の濃度設定の基準となる網点の面積に係る基準網点面積情報とが対応付けられて規定された濃度設定基準情報を記憶する基準情報記憶部を備え、
前記縁部分濃度設定手段は、前記基準情報記憶部に記憶された前記濃度設定基準情報の前記基準網点面積情報と前記面積情報取得手段にて取得された前記網点面積情報とにおける網点の面積比率の差に係る網点面積比率差情報を生成する面積比率差情報生成手段を備え、前記面積比率差情報生成手段にて生成された前記網点面積比率差情報に基づいて、前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することを特徴としている。
前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度と、当該画素の濃度設定の基準となる網点の面積に係る基準網点面積情報とが対応付けられて規定された濃度設定基準情報を記憶する基準情報記憶部を備え、
前記縁部分濃度設定手段は、前記基準情報記憶部に記憶された前記濃度設定基準情報の前記基準網点面積情報と前記面積情報取得手段にて取得された前記網点面積情報とにおける網点の面積比率の差に係る網点面積比率差情報を生成する面積比率差情報生成手段を備え、前記面積比率差情報生成手段にて生成された前記網点面積比率差情報に基づいて、前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することを特徴としている。
ここで、網点面積比率差情報は、例えば、原稿となる画像データの網点面積比率に対して記録媒体に画像形成(出力)された網点画像の面積比率の差が増加している場合にはドットゲインとして表現され、一例として、画像データの網点面積比率が50%で、網点画像の面積比率が65%である場合には、網点画像のドットゲインが15%であると言うことができる。また、原稿の網点面積比率に対する出力網点画像の面積比率が減少している場合には、ドットゲインをマイナスが付された値で表現することができる。なお、原稿の網点面積比率に対する出力網点画像の面積比率が減少している場合には、ドットロスとして表現する手法もある。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、基準情報記憶部に記憶された濃度設定基準情報の基準網点面積情報に対する網点面積情報とにおける網点の面積比率の差に係る網点面積比率差情報を生成し、生成された網点面積比率差情報に基づいて、網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができる。即ち、基準網点面積情報に基づいて画素の濃度設定を適正に行うことができることとなり、網点画像の再現性をより適正に向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像情報処理装置において、
前記濃度設定基準情報は、前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度が当該網点に係る前記縁部分よりも内側の画素の濃度に基づいて規定されていることを特徴としている。
前記濃度設定基準情報は、前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度が当該網点に係る前記縁部分よりも内側の画素の濃度に基づいて規定されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、濃度設定基準情報は、網点の縁部分及び複数の画素が重なり合ってなる領域の縁部分に係る画素の濃度が当該網点に係る縁部分よりも内側の画素の濃度に基づいて規定されているので、縁部分よりも内側の画素の濃度を考慮して、網点の縁部分及び領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができる。
請求項7に記載の発明は、
画像出力手段により網点画像情報に基づいて網点画像を記録媒体に画像形成する画像形成方法であって、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出工程と、
前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得工程と、
前記面積情報取得工程にて取得された前記網点面積情報に基づいて、前記縁部分検出工程にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定工程と、
前記縁部分濃度設定工程にて設定された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度に従って前記網点画像情報の補正を行う画像補正処理工程と、を備え、
前記画像補正処理工程にて補正された前記網点画像情報に基づいて前記網点画像の画像形成を行うことを特徴としている。
画像出力手段により網点画像情報に基づいて網点画像を記録媒体に画像形成する画像形成方法であって、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出工程と、
前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得工程と、
前記面積情報取得工程にて取得された前記網点面積情報に基づいて、前記縁部分検出工程にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定工程と、
前記縁部分濃度設定工程にて設定された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度に従って前記網点画像情報の補正を行う画像補正処理工程と、を備え、
前記画像補正処理工程にて補正された前記網点画像情報に基づいて前記網点画像の画像形成を行うことを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、網点の面積に係る網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分に係る画素の濃度を設定するので、網点の縁部分及び領域の縁部分よりも内側の部分の色調を変化させないで網点画像の色調を変化させるように網点画像情報を適正に補正することができる。即ち、画像出力特性情報を考慮して網点画像情報の補正を適正に行うことができ、補正された網点画像情報に基づいて網点画像の画像形成を行うことにより、網点画像の再現性を向上させることができる。
請求項8に記載の発明は、
画像出力手段により記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理装置と、前記記録媒体に関連する媒体関連情報と対応付けて、前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点画像を構成する網点の面積に係る網点面積情報を記憶する情報記憶装置と、を備える画像出力システムであって、
前記画像情報処理装置は、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出手段と、
前記縁部分検出手段にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定手段と、
前記媒体関連情報を取得する媒体関連情報取得手段と、
前記媒体関連情報取得手段にて取得された前記媒体関連情報を前記情報記憶装置に対して出力する関連情報出力手段と、を備え
前記情報記憶装置は、
前記関連情報出力手段から出力され入力された前記媒体関連情報に対応する前記網点面積情報を取得する面積情報取得手段と、
前記面積情報取得手段にて取得された前記網点面積情報を前記画像情報処理装置に対して出力する面積情報出力手段と、を備え、
前記縁部分濃度設定手段は、前記面積情報出力手段から出力され入力された前記網点面積情報に基づいて、前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することを特徴としている。
画像出力手段により記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理装置と、前記記録媒体に関連する媒体関連情報と対応付けて、前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点画像を構成する網点の面積に係る網点面積情報を記憶する情報記憶装置と、を備える画像出力システムであって、
前記画像情報処理装置は、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出手段と、
前記縁部分検出手段にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定手段と、
前記媒体関連情報を取得する媒体関連情報取得手段と、
前記媒体関連情報取得手段にて取得された前記媒体関連情報を前記情報記憶装置に対して出力する関連情報出力手段と、を備え
前記情報記憶装置は、
前記関連情報出力手段から出力され入力された前記媒体関連情報に対応する前記網点面積情報を取得する面積情報取得手段と、
前記面積情報取得手段にて取得された前記網点面積情報を前記画像情報処理装置に対して出力する面積情報出力手段と、を備え、
前記縁部分濃度設定手段は、前記面積情報出力手段から出力され入力された前記網点面積情報に基づいて、前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、網点の面積に係る網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分に係る画素の濃度を設定するので、網点の縁部分及び領域の縁部分よりも内側の部分の色調を変化させないで網点画像の色調を変化させるように網点画像情報を適正に補正することができる。即ち、画像出力特性情報を考慮して網点画像情報の補正を適正に行うことができ、網点画像の再現性を向上させることができる。
また、画像情報処理装置は、媒体関連情報と対応付けて情報記憶装置に記憶された網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができるとともに、画像情報処理装置に網点面積情報を記憶しておくための情報記憶手段を設ける必要がなくなり、当該画像情報処理装置の内部構成を簡略化してコスト低下を図ることができる。
また、画像情報処理装置は、媒体関連情報と対応付けて情報記憶装置に記憶された網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができるとともに、画像情報処理装置に網点面積情報を記憶しておくための情報記憶手段を設ける必要がなくなり、当該画像情報処理装置の内部構成を簡略化してコスト低下を図ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、網点の縁部分及び領域の縁部分よりも内側の部分の色調を変化させないで網点画像の色調を変化させるように網点画像情報を適正に補正することができる。即ち、画像出力特性情報を考慮して網点画像情報の補正を適正に行うことができ、網点画像の再現性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体に応じて網点面積情報の取得を適正に行うことができる。従って、網点画像情報の補正をより適正に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、実際に記録媒体に画像形成された面積取得用網点画像に基づいて、当該画像に係る網点面積情報を取得することができることとなって、網点画像の再現性の向上をより適正に図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、網点の縁部分及び領域の縁部分よりも内側の部分の色調を変化させないで網点画像の色調を変化させるように網点画像情報を適正に補正することができる。即ち、画像出力特性情報を考慮して網点画像情報の補正を適正に行うことができ、網点画像の再現性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、基準網点面積情報に基づいて画素の濃度設定を適正に行うことができることとなり、網点画像の再現性をより適正に向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、縁部分よりも内側の画素の濃度を考慮して、網点の縁部分及び領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができる。
請求項7に記載の発明によれば、網点の縁部分及び領域の縁部分よりも内側の部分の色調を変化させないで網点画像の色調を変化させるように網点画像情報を適正に補正することができる。即ち、画像出力特性情報を考慮して網点画像情報の補正を適正に行うことができ、補正された網点画像情報に基づいて網点画像の画像形成を行うことにより、網点画像の再現性を向上させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、網点の縁部分及び領域の縁部分よりも内側の部分の色調を変化させないで網点画像の色調を変化させるように網点画像情報を適正に補正することができる。即ち、画像出力特性情報を考慮して網点画像情報の補正を適正に行うことができ、網点画像の再現性を向上させることができる。
また、画像情報処理装置は、媒体関連情報と対応付けて情報記憶装置に記憶された網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができるとともに、画像情報処理装置に網点面積情報を記憶しておくための情報記憶手段を設ける必要がなくなり、当該画像情報処理装置の内部構成を簡略化してコスト低下を図ることができる。
また、画像情報処理装置は、媒体関連情報と対応付けて情報記憶装置に記憶された網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができるとともに、画像情報処理装置に網点面積情報を記憶しておくための情報記憶手段を設ける必要がなくなり、当該画像情報処理装置の内部構成を簡略化してコスト低下を図ることができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[第一の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第一の実施の形態として例示する画像情報処理装置の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態の画像情報処理装置100は、記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行うためのものであり、制御部1と、RAM2と、ROM3と、面積情報取得部4と、情報記憶部5と、画像出力部6とを備え、これら各部はバスX1により接続されている。
図1は、本発明を適用した第一の実施の形態として例示する画像情報処理装置の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態の画像情報処理装置100は、記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行うためのものであり、制御部1と、RAM2と、ROM3と、面積情報取得部4と、情報記憶部5と、画像出力部6とを備え、これら各部はバスX1により接続されている。
制御部1は、例えばCPU(Central Processing Unit)等から構成され、ROM3に格納されている所定のプログラムを読み出してRAM2の作業領域に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。具体的には、制御部1は、所定の制御プログラムに従って、網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像補正処理を実行する。
この画像補正処理において、例えば、制御部1は、縁部分検出手段として、縁部分検出プログラムに従って、図示しない所定の入力手段を介して入力された網点画像情報に基づいて、網点画像を構成する例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等の色成分の網点の縁部分を検出する。ここで、制御部1は、複数の網点を重ねることで所定の色を再現するものにあっては、重なり合ってなる重複領域の縁部分を検出するようになっている。
なお、縁部分とは、網点若しくは重複領域の端部に沿う内側及び外側の部分のことであり、縁部分に係る画素とは、例えば、網点及び重複領域を構成する画素のうち、端部よりも内側及び外側の例えば1列分若しくは2列分の画素のことである。
この画像補正処理において、例えば、制御部1は、縁部分検出手段として、縁部分検出プログラムに従って、図示しない所定の入力手段を介して入力された網点画像情報に基づいて、網点画像を構成する例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等の色成分の網点の縁部分を検出する。ここで、制御部1は、複数の網点を重ねることで所定の色を再現するものにあっては、重なり合ってなる重複領域の縁部分を検出するようになっている。
なお、縁部分とは、網点若しくは重複領域の端部に沿う内側及び外側の部分のことであり、縁部分に係る画素とは、例えば、網点及び重複領域を構成する画素のうち、端部よりも内側及び外側の例えば1列分若しくは2列分の画素のことである。
また、制御部1は、面積情報取得プログラムに従って、面積情報取得部4を制御して、画像出力部6にて網点画像が画像形成される記録媒体から当該記録媒体に付与された網点面積情報を取得する。
ここで、網点面積情報は、当該画像情報処理装置における画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定され、記録媒体に画像形成された網点画像を構成する網点の平面視における面積に係る情報のことである。具体的には、網点面積情報として、例えば、記録媒体に画像形成された画像に基づいて算出された当該画像の網点面積の比率に係る情報が挙げられる。
なお、画像出力特性情報は、記録媒体に応じて規定された、例えば当該記録媒体のロット差や製造後使用するまでの経過時間等の画像形成の特性に係る画像形成特性情報のことであり、具体的には、例えば図2に示すように、濃度特性テーブルT1に規定されており、所定の濃度制御指数と関連付けられ、記録媒体に出力される画像を構成する各色成分の濃度情報のことである。また、濃度制御指数としては、例えば、ハロゲン化銀感光材料である記録媒体に対して画像形成を行う画像出力部6を備える構成の場合において、画像出力部6からの露光量等が挙げられる。
ここで、網点面積情報は、当該画像情報処理装置における画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定され、記録媒体に画像形成された網点画像を構成する網点の平面視における面積に係る情報のことである。具体的には、網点面積情報として、例えば、記録媒体に画像形成された画像に基づいて算出された当該画像の網点面積の比率に係る情報が挙げられる。
なお、画像出力特性情報は、記録媒体に応じて規定された、例えば当該記録媒体のロット差や製造後使用するまでの経過時間等の画像形成の特性に係る画像形成特性情報のことであり、具体的には、例えば図2に示すように、濃度特性テーブルT1に規定されており、所定の濃度制御指数と関連付けられ、記録媒体に出力される画像を構成する各色成分の濃度情報のことである。また、濃度制御指数としては、例えば、ハロゲン化銀感光材料である記録媒体に対して画像形成を行う画像出力部6を備える構成の場合において、画像出力部6からの露光量等が挙げられる。
また、網点の面積を測定する方法としては、例えば、下記に示すマレー・デービスの式を適用したものが挙げられ、この式を用いて、網点面積情報としてのドットゲインの情報を求めることができる。
見かけの網点(%)={(1−10(-Dt+Db))/(1−10(-Ds+Db))}×100
[Dt:網点濃度、Db:白地濃度、Ds:ベタ濃度]
ドットゲイン=見かけの網点(%)−原稿網点(%)
見かけの網点(%)={(1−10(-Dt+Db))/(1−10(-Ds+Db))}×100
[Dt:網点濃度、Db:白地濃度、Ds:ベタ濃度]
ドットゲイン=見かけの網点(%)−原稿網点(%)
また、制御部1は、面積比率差情報生成手段として、面積比率差情報生成プログラムに従って、情報記憶部5に記憶された濃度設定基準情報の基準網点面積情報と網点面積情報とにおける網点の面積比率の差に係る網点面積比率差情報を生成する。
ここで、情報記憶部5には、各網点の縁部分に係る画素の濃度と、当該画素の濃度設定の基準となる網点の面積に係る基準網点面積情報とが対応付けられて規定された濃度設定基準情報としての画素濃度設定テーブルT2が記憶されている。具体的には、画素濃度設定テーブルT2は、例えば図3に示すように、マゼンタ(M)成分に対応する網点について、当該網点の中央部分(縁部分よりも内側の部分)の基準網点面積情報(±0の欄)に対する所定の網点面積比率差(ドットゲイン差;例えば、±3%、±6%)毎に、各網点の縁部分に係る画素の濃度を設定するための濃度補正指数が規定されている。また、画素濃度設定テーブルT2は、網点の縁部分に係る画素の濃度が当該網点の中央部分の画素の濃度に基づいて規定されている。つまり、網点の中央部分の網点濃度(濃度範囲を指数0〜2.00の範囲で示す)に対して、所定濃度毎(指数で0.1刻み)に濃度補正指数が規定されている。
そして、制御部1は、所定の演算を行うことにより、取得した網点面積情報毎に上記画素濃度設定テーブルT2における基準網点面積情報に対する面積比率差を算出して、網点面積比率差情報とする。
ここで、情報記憶部5には、各網点の縁部分に係る画素の濃度と、当該画素の濃度設定の基準となる網点の面積に係る基準網点面積情報とが対応付けられて規定された濃度設定基準情報としての画素濃度設定テーブルT2が記憶されている。具体的には、画素濃度設定テーブルT2は、例えば図3に示すように、マゼンタ(M)成分に対応する網点について、当該網点の中央部分(縁部分よりも内側の部分)の基準網点面積情報(±0の欄)に対する所定の網点面積比率差(ドットゲイン差;例えば、±3%、±6%)毎に、各網点の縁部分に係る画素の濃度を設定するための濃度補正指数が規定されている。また、画素濃度設定テーブルT2は、網点の縁部分に係る画素の濃度が当該網点の中央部分の画素の濃度に基づいて規定されている。つまり、網点の中央部分の網点濃度(濃度範囲を指数0〜2.00の範囲で示す)に対して、所定濃度毎(指数で0.1刻み)に濃度補正指数が規定されている。
そして、制御部1は、所定の演算を行うことにより、取得した網点面積情報毎に上記画素濃度設定テーブルT2における基準網点面積情報に対する面積比率差を算出して、網点面積比率差情報とする。
さらに、制御部1は、上記のようにして生成された網点面積比率差情報に基づいて、縁部分濃度設定手段として、縁部分濃度設定プログラムに従って、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する。即ち、制御部1は、網点面積比率差情報に基づく網点面積比率差に応じて画素濃度設定テーブルT2から濃度補正指数を取得し、その濃度補正指数に基づいて、例えばマゼンタ(M)成分の網点の縁部分及び縁部分検出手段としての制御部1にて検出されたマゼンタ(M)成分の網点との重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する。
これにより、例えば、縦・横それぞれ7画素からなる網点Aにおいて(図4(a)参照)、その端部より内側1列分の画素の濃度が低くされた網点A1としたり(図4(b)参照)、内側1列分の画素の濃度が高くされた網点A2とすることができる(図4(c)参照)。
より具体的には、制御部1は、情報記憶部5から網点の縁部分の色を再現するためのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等の色成分比が規定されたカラーコレクションテーブルT3(図5(a)参照)を読み出してRAM2に展開し、このカラーコレクションテーブルT3のうち、例えばマゼンタ(M)成分に係る網点Mの縁部分及び重複領域の縁部分、即ち、図5(b)における領域R内の画素の濃度を設定する。従って、例えば図6に示すように、イエロー(Y)成分及びシアン(C)成分の網点Y、Cと重ならずマゼンタ(M)成分の網点Mのみの領域M1、マゼンタ(M)成分の網点Mとイエロー(Y)成分の網点Yとが重なった領域M2、マゼンタ(M)成分の網点Mとシアン(C)成分の網点Cとが重なった領域M3、3つの色成分の網点Y、M、C全てが重なった領域M4のそれぞれの内側の縁部分について、画素の濃度を設定するようになっている。
なお、図4並びに後述する図7及び図9にあっては、ドット数が少ないほど濃度が低いものとする。また、図5のカラーコレクションテーブルT3にあっては、例えば、各色成分が256階調で表現されている。
これにより、例えば、縦・横それぞれ7画素からなる網点Aにおいて(図4(a)参照)、その端部より内側1列分の画素の濃度が低くされた網点A1としたり(図4(b)参照)、内側1列分の画素の濃度が高くされた網点A2とすることができる(図4(c)参照)。
より具体的には、制御部1は、情報記憶部5から網点の縁部分の色を再現するためのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等の色成分比が規定されたカラーコレクションテーブルT3(図5(a)参照)を読み出してRAM2に展開し、このカラーコレクションテーブルT3のうち、例えばマゼンタ(M)成分に係る網点Mの縁部分及び重複領域の縁部分、即ち、図5(b)における領域R内の画素の濃度を設定する。従って、例えば図6に示すように、イエロー(Y)成分及びシアン(C)成分の網点Y、Cと重ならずマゼンタ(M)成分の網点Mのみの領域M1、マゼンタ(M)成分の網点Mとイエロー(Y)成分の網点Yとが重なった領域M2、マゼンタ(M)成分の網点Mとシアン(C)成分の網点Cとが重なった領域M3、3つの色成分の網点Y、M、C全てが重なった領域M4のそれぞれの内側の縁部分について、画素の濃度を設定するようになっている。
なお、図4並びに後述する図7及び図9にあっては、ドット数が少ないほど濃度が低いものとする。また、図5のカラーコレクションテーブルT3にあっては、例えば、各色成分が256階調で表現されている。
また、制御部1の制御下における網点の縁部分の画素の濃度設定にあっては、例えば図7に示すように、網点Aの端部よりも外側に、その中央部分よりも濃度が低められた画素を1列分付加することにより、外側1列分の画素の濃度が低くされた網点A3としたり(図7(a)参照)、外側1列分の画素の濃度が高くされた網点A4としても良い(図7(b)参照)。さらに、図7(a)の網点A3において、当該網点A3の端部よりも内側1列分の画素を除く中央部分の画素の濃度をゼロとなるようにした網点A5としても良い(図7(c)参照)。
また、上記の縁部分濃度設定処理にあっては、制御部1は、網点の縁部分及び重複部分の縁部分において濃度が設定される画素数を設定するようになっている。即ち、制御部1は、情報記憶部5に記憶され、各網点の中央部分(縁部分よりも内側の部分)の基準面積情報(±0の欄)に対する所定の網点面積差(例えば、±3%、±6%)毎に、濃度設定される画素数が規定された画素数設定テーブルT4に基づいて、例えば網点を構成する画素のうち、端部よりも内側にて濃度設定される画素数の割合(図中、−「マイナス」が付加された数値で示す。)及び外側にて濃度設定される画素数の割合を算出するようになっている(図8参照)。
これにより、例えば、網点Aの端部より内側1列分の画素のうち、所定位置の画素の濃度を高くした網点A6としたり(図9(a)参照)、濃度を低くした網点A7とすることができる(図9(b)参照)。また、網点Aの端部よりも外側に、その中央部分と略等しい濃度の画素を所定位置に付加した網点A8としたり(図9(c)参照)、中央部分よりも濃度が低められた画素を所定位置に付加した網点A9とすることができる(図9(d)参照)。ここで、濃度設定される画素の位置は、ランダムに設定されても良いし、所定数の画素が連続して配設されるようにしても良いが、高精細な網点画像の出力を図る上では、網点の周囲長が長くならないように所定数の画素を連続して配設するのが好ましい。
なお、画素数設定テーブルT4は、上記した画素濃度設定テーブルT2と同様に、濃度設定される網点の縁部分に係る画素数が当該網点の中央部分の画素の濃度に基づいて規定されている。つまり、網点の中央部分の網点濃度(濃度範囲を指数0〜2.00の範囲で示す)に対して、所定濃度毎(指数で0.1刻み)に画素数の割合が規定されている。
これにより、例えば、網点Aの端部より内側1列分の画素のうち、所定位置の画素の濃度を高くした網点A6としたり(図9(a)参照)、濃度を低くした網点A7とすることができる(図9(b)参照)。また、網点Aの端部よりも外側に、その中央部分と略等しい濃度の画素を所定位置に付加した網点A8としたり(図9(c)参照)、中央部分よりも濃度が低められた画素を所定位置に付加した網点A9とすることができる(図9(d)参照)。ここで、濃度設定される画素の位置は、ランダムに設定されても良いし、所定数の画素が連続して配設されるようにしても良いが、高精細な網点画像の出力を図る上では、網点の周囲長が長くならないように所定数の画素を連続して配設するのが好ましい。
なお、画素数設定テーブルT4は、上記した画素濃度設定テーブルT2と同様に、濃度設定される網点の縁部分に係る画素数が当該網点の中央部分の画素の濃度に基づいて規定されている。つまり、網点の中央部分の網点濃度(濃度範囲を指数0〜2.00の範囲で示す)に対して、所定濃度毎(指数で0.1刻み)に画素数の割合が規定されている。
また、制御部1は、画像補正処理プログラムに従って、縁部分濃度設定手段としての制御部1により設定された網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度に従って網点画像情報の補正を行う。
RAM(Random Access Memory)2は、例えば、揮発性の半導体メモリであり、制御部1により実行される各種プログラムの作業領域(図示略)等を構成している。
ROM(Read Only Memory)3は、読み出し専用のメモリであり、縁部分検出プログラム、面積情報取得プログラム、面積比率差情報生成プログラム、縁部分濃度設定プログラム、画像補正処理プログラム等を記憶している。
面積情報取得部4は、制御部1の制御下にて、記録媒体に付与された例えばICタグに記憶されている網点面積情報をRFID(Radio Frequency Identification)方式により読み取るRFIDリーダ等を備えて構成されている。
また、面積情報取得部4は、取得した網点面積情報を制御部1に対して出力するようになっている。
なお、網点面積情報がバーコード等のラベルを用いて記録媒体に付加されている構成の場合には、面積情報取得部4は、ラベルに記憶されている網点面積情報を読み取り可能な所定のバーコードリーダ等を適用することができる。
また、面積情報取得部4は、取得した網点面積情報を制御部1に対して出力するようになっている。
なお、網点面積情報がバーコード等のラベルを用いて記録媒体に付加されている構成の場合には、面積情報取得部4は、ラベルに記憶されている網点面積情報を読み取り可能な所定のバーコードリーダ等を適用することができる。
情報記憶部5は、例えば、書き替え自在に構成されたメモリであり、画素濃度設定テーブルT2、カラーコレクションテーブルT3、画素数設定テーブルT4等を記憶する。
画像出力部6は、所定の記録媒体に網点画像情報に基づいて網点画像を画像形成(出力)可能な構成であれば如何なる構成であっても良く、例えば図示は省略するが、網点画像情報のデジタル画像信号に基づき強度変調されたレーザ光をハロゲン化銀感光材料である記録媒体上を照射することにより露光し、記録媒体に潜像を形成する露光部と、露光部にて潜像が形成された記録媒体を現像処理する現像処理部とを備えている。
また、画像出力部6は、記録媒体を収納する所定の記録媒体収納部を有しており、この記録媒体収納部には、網点面積情報を記憶するICタグやラベル等が設けられている。なお、ICタグやラベル等は、記録媒体収納部に設けられずに記録媒体の所定位置に設けられても良い。
また、画像出力部6は、記録媒体を収納する所定の記録媒体収納部を有しており、この記録媒体収納部には、網点面積情報を記憶するICタグやラベル等が設けられている。なお、ICタグやラベル等は、記録媒体収納部に設けられずに記録媒体の所定位置に設けられても良い。
次に、画像情報処理装置100による網点画像の出力に係る画像出力処理について図10を参照して詳細に説明する。
ここで、図10は、画像出力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、図10は、画像出力処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
本発明に係る画像情報処理装置100にあっては、画像出力処理として画像出力部6により記録媒体に対して網点画像を形成する画像形成処理を行うように構成されており、この処理において、所定の入力手段を介して入力された網点画像に係る網点画像情報を補正する画像情報処理を行うようになっている。
この画像情報処理において、制御部1は、網点画像情報に基づいて、網点画像を構成する網点の縁部分及び重複領域の縁部分を検出し(縁部分検出工程)、その後、記録媒体から画像出力特性情報に基づいて規定された網点の面積に係る網点面積情報を取得し(面積情報取得工程)、この網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する(縁部分濃度設定工程)。
この画像情報処理において、制御部1は、網点画像情報に基づいて、網点画像を構成する網点の縁部分及び重複領域の縁部分を検出し(縁部分検出工程)、その後、記録媒体から画像出力特性情報に基づいて規定された網点の面積に係る網点面積情報を取得し(面積情報取得工程)、この網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する(縁部分濃度設定工程)。
即ち、図10に示すように、制御部1は、ROM3から縁部分検出プログラムを読み出してRAM2に展開し、この縁部分検出プログラムに従って、網点画像情報に基づいて、記録媒体に画像形成される網点画像を構成する例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等の色成分の網点の縁部分及び重複領域の縁部分を検出する(ステップS1;縁部分検出工程)。
次に、制御部1は、ROM3から面積情報取得プログラムを読み出してRAM2に展開し、この面積情報取得プログラムに従って、面積情報取得部4を制御することにより、記録媒体に付与された網点面積情報を取得する(ステップS2;面積情報取得工程)。
そして、制御部1は、ROM3から面積比率差情報生成プログラムを読み出してRAM2に展開し、この面積比率差情報生成プログラムに従って、情報記憶部5に記憶された画素濃度設定テーブルT2の基準網点面積情報と網点面積情報とにおける網点の面積比率の差に係る網点面積比率差情報を生成する(ステップS3;面積比率差情報生成工程)。
続けて、制御部1は、ROM3から縁部分濃度設定プログラムを読み出してRAM2に展開し、この縁部分濃度設定プログラムに従って、面積比率差情報生成工程にて設定された網点面積比率差情報に基づいて、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する(ステップS4;縁部分濃度設定工程)。
そして、制御部1は、ROM3から面積比率差情報生成プログラムを読み出してRAM2に展開し、この面積比率差情報生成プログラムに従って、情報記憶部5に記憶された画素濃度設定テーブルT2の基準網点面積情報と網点面積情報とにおける網点の面積比率の差に係る網点面積比率差情報を生成する(ステップS3;面積比率差情報生成工程)。
続けて、制御部1は、ROM3から縁部分濃度設定プログラムを読み出してRAM2に展開し、この縁部分濃度設定プログラムに従って、面積比率差情報生成工程にて設定された網点面積比率差情報に基づいて、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する(ステップS4;縁部分濃度設定工程)。
その後、制御部1は、ROM3から画像補正処理プログラムを読み出してRAM2に展開し、この画像補正処理プログラムに従って、縁部分濃度設定工程にて設定された網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度に従って網点画像情報の補正を行う(ステップS5;画像補正処理工程)。
そして、上記のようにして補正された網点画像情報に基づいて、制御部1は、画像出力部6を制御して、記録媒体に対して網点画像の形成を行う(ステップS6)
以上のように、本実施の形態の画像情報処理装置100によれば、制御部1は、網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定するので、網点の縁部分及び重複領域の縁部分よりも内側のベタ画像部分の色調を変化させないで網点画像の色調を変化させるように網点画像情報を適正に補正することができる。即ち、画像出力特性情報を考慮して網点画像情報の補正を適正に行うことができる。具体的には、面積情報取得部4は、画像出力特性情報としての記録媒体の画像形成の特性に係る画像形成特性情報に基づいて規定された網点面積情報を記録媒体から取得するので、記録媒体に応じて網点面積情報の取得を適正に行うことができ、取得された網点面積情報に基づいて網点画像情報の補正をより適正に行うことができる。
従って、網点画像の再現性を向上させることができる。
従って、網点画像の再現性を向上させることができる。
さらに、情報記憶部5に記憶された画素濃度設定テーブルT2の基準網点面積情報と網点面積情報とにおける網点の面積比率の差に係る網点面積比率差情報を生成し、生成された網点面積比率差情報に基づいて、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができる。即ち、基準網点面積情報に基づいて画素の濃度設定を適正に行うことができることとなり、網点画像の再現性をより適正に向上させることができる。
ここで、画素濃度設定テーブルT2は、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度が当該網点に係る縁部分よりも内側の画素の濃度に基づいて規定されているので、縁部分よりも内側の画素の濃度を考慮して、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができる。
ここで、画素濃度設定テーブルT2は、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度が当該網点に係る縁部分よりも内側の画素の濃度に基づいて規定されているので、縁部分よりも内側の画素の濃度を考慮して、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができる。
なお、上記実施の形態では、図6に示すように、マゼンタ(M)成分に係る網点Mの縁部分及び重複領域の縁部分の画素の濃度を設定するような構成としたが、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等の全ての色成分の網点Y、M、Cに係る画素の濃度を設定しても良いし、これらのうちの何れか2つの色成分の網点に係る画素の濃度を設定しても良い。
[第二の実施の形態]
以下に、第二の実施の形態の画像情報処理装置について、図11を参照して説明する。
ここで、図11は、本発明を適用した第二の実施の形態として例示する画像情報処理装置200の要部構成を示すブロック図である。
以下に、第二の実施の形態の画像情報処理装置について、図11を参照して説明する。
ここで、図11は、本発明を適用した第二の実施の形態として例示する画像情報処理装置200の要部構成を示すブロック図である。
第二の実施の形態の画像情報処理装置200は、画像出力部26により記録媒体に形成された所定の面積取得用網点画像に基づいて、その画像の網点面積情報を取得するようになっている。
具体的には、図11に示すように、画像情報処理装置200は、網点面積情報を取得するための面積取得用網点画像情報に基づいて、記録媒体に画像形成された面積取得用網点画像からその画像の網点面積情報を読み取るための情報読取部24を備えている。ここで、面積取得用網点画像として、例えば、当該画像情報処理装置に入力された網点画像情報に基づいて画像形成される網点画像を適用しても良い。
情報読取部24は、例えば、光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)、A/D変換部等により構成されており、制御部21の制御下にて、記録媒体上の網点画像に対して光源から照明走査し、この反射光をCCDにより読み取って電気信号(アナログ信号)に変換し、この電気信号をA/D変換部により網点画像情報(デジタル信号)に変換する。そして、制御部21による所定の演算プログラムの実行に従って、網点画像情報に基づいて、例えば上記のマレー・デービスの式等を用いることにより網点面積情報を算出する。
また、制御部21は、上記のようにして取得された網点面積情報に基づいて、画素濃度設定テーブルT2の基準網点面積情報に対する網点面積比率差情報を生成する。
なお、制御部21、RAM22、ROM23、情報読取部24、情報記憶部25、画像出力部26は、バスX2により接続されている。
具体的には、図11に示すように、画像情報処理装置200は、網点面積情報を取得するための面積取得用網点画像情報に基づいて、記録媒体に画像形成された面積取得用網点画像からその画像の網点面積情報を読み取るための情報読取部24を備えている。ここで、面積取得用網点画像として、例えば、当該画像情報処理装置に入力された網点画像情報に基づいて画像形成される網点画像を適用しても良い。
情報読取部24は、例えば、光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)、A/D変換部等により構成されており、制御部21の制御下にて、記録媒体上の網点画像に対して光源から照明走査し、この反射光をCCDにより読み取って電気信号(アナログ信号)に変換し、この電気信号をA/D変換部により網点画像情報(デジタル信号)に変換する。そして、制御部21による所定の演算プログラムの実行に従って、網点画像情報に基づいて、例えば上記のマレー・デービスの式等を用いることにより網点面積情報を算出する。
また、制御部21は、上記のようにして取得された網点面積情報に基づいて、画素濃度設定テーブルT2の基準網点面積情報に対する網点面積比率差情報を生成する。
なお、制御部21、RAM22、ROM23、情報読取部24、情報記憶部25、画像出力部26は、バスX2により接続されている。
以上のように、本実施の形態の画像情報処理装置200によれば、実際に記録媒体に画像形成された面積取得用網点画像に基づいて、当該画像に係る網点面積情報を取得することができるので、網点画像の再現性の向上をより適正に図ることができる。
なお、上記第一及び第二の実施の形態の画像情報処理装置100、200は、所定のネットワーク上の情報記憶装置(図示略)と各種情報を通信可能に接続されても良い。即ち、第一若しくは第二の実施の形態の画像情報処理装置100、200において取得された網点面積情報や網点面積比率差情報を所定の通信手段を介して情報記憶装置に送信して、当該情報記憶装置に一時的に格納しておき、必要に応じて取得して使用するような構成としても良い。
これにより、画像情報処理装置100、200に網点面積情報や網点面積比率差情報を記憶しておくための大容量の記憶手段を備える必要がなくなり、当該画像情報処理装置100、200の内部構成を簡略化してコスト低下を図ることができる。
また、網点面積情報や網点面積比率差情報等は、情報記憶装置に記憶される毎に更新されるような構成としても良い。
これにより、画像情報処理装置100、200に網点面積情報や網点面積比率差情報を記憶しておくための大容量の記憶手段を備える必要がなくなり、当該画像情報処理装置100、200の内部構成を簡略化してコスト低下を図ることができる。
また、網点面積情報や網点面積比率差情報等は、情報記憶装置に記憶される毎に更新されるような構成としても良い。
[第三の実施の形態]
以下に、第三の実施の形態の画像出力システムについて、図12〜図14を参照して説明する。
ここで、図12は、本発明を適用した第三の実施の形態として例示する画像出力システム300の概略構成を示す図であり、図13は、画像出力システム300を構成する画像情報処理装置301の要部構成を示すブロック図であり、図14は、画像出力システム300を構成する情報記憶装置400の要部構成を示すブロック図である。
以下に、第三の実施の形態の画像出力システムについて、図12〜図14を参照して説明する。
ここで、図12は、本発明を適用した第三の実施の形態として例示する画像出力システム300の概略構成を示す図であり、図13は、画像出力システム300を構成する画像情報処理装置301の要部構成を示すブロック図であり、図14は、画像出力システム300を構成する情報記憶装置400の要部構成を示すブロック図である。
図12に示すように、本発明が適用された画像出力システム300は、複数(図12には、3つのみ図示)の画像情報処理装置301、302、303と、画像情報処理装置300の各々にて用いられる記録媒体に関連する媒体関連情報と対応付けて規定された網点面積情報を記憶する情報記憶装置400とを備え、これら装置どうしが所定のネットワークNを介して接続されている。
画像情報処理装置301は、図13に示すように、制御部31と、RAM32と、ROM33と、関連情報取得部34と、通信部35と、画像出力部36とを備え、これら各部はバスX3により接続されている。
関連情報取得部34は、媒体関連情報を取得する媒体関連情報取得手段を構成しており、具体的には、上記実施の形態における面積情報取得部4と略同様の構成となっており、制御部31の制御下にて、記録媒体に付与された例えばICタグに記憶されている記録媒体のLot.番号等の媒体関連情報をRFID(Radio Frequency Identification)方式により読み取るRFIDリーダ等を備えている。
また、関連情報取得部34は、取得した媒体関連情報を通信部35に対して出力するようになっている。
なお、記録媒体に媒体関連情報がバーコード等のラベルを用いて記録媒体に付加されている構成の場合には、関連情報取得部34は、ラベルに記憶されている媒体関連情報を読み取り可能な所定のバーコードリーダ等を適用することができる。
関連情報取得部34は、媒体関連情報を取得する媒体関連情報取得手段を構成しており、具体的には、上記実施の形態における面積情報取得部4と略同様の構成となっており、制御部31の制御下にて、記録媒体に付与された例えばICタグに記憶されている記録媒体のLot.番号等の媒体関連情報をRFID(Radio Frequency Identification)方式により読み取るRFIDリーダ等を備えている。
また、関連情報取得部34は、取得した媒体関連情報を通信部35に対して出力するようになっている。
なお、記録媒体に媒体関連情報がバーコード等のラベルを用いて記録媒体に付加されている構成の場合には、関連情報取得部34は、ラベルに記憶されている媒体関連情報を読み取り可能な所定のバーコードリーダ等を適用することができる。
通信部35は、例えば、制御部31の制御下にて情報記憶装置との間で各種情報の送受信を行うための例えばUSB(Universal Serial Bus)や無線LAN等のインターフェースを備えて構成されている。即ち、通信部35は、関連情報取得部34にて取得された媒体関連情報を情報記憶装置400に対して送信(出力)する関連情報出力手段を構成している。また、通信部35は、情報記憶装置400の通信部45から送信された網点面積情報を受信するように構成されている。
なお、制御部31、RAM32、ROM33、画像出力部36は、上記実施の形態と略同様の構成となっており、その説明を省略する。
なお、制御部31、RAM32、ROM33、画像出力部36は、上記実施の形態と略同様の構成となっており、その説明を省略する。
情報記憶装置400は、図14に示すように、制御部41と、RAM42と、ROM43と、情報記憶部44と、通信部45とを備え、これら各部はバスX4により接続されている。
情報記憶部44は、例えば、ハードディスクドライブ等から構成され、媒体関連情報と対応付けて規定された網点面積情報を記憶している。
制御部41は、面積情報取得手段として、ROM43から読み出されRAM42の所定領域に展開された面積情報取得プログラムに従って、画像情報処理装置301の通信部35から送信され、通信部45を介して受信(入力)された媒体関連情報に対応する網点面積情報を情報記憶部44から取得する。
通信部45は、制御部41にて取得された網点面積情報を画像情報処理装置301に対して送信(出力)する面積情報出力手段を構成している。
情報記憶部44は、例えば、ハードディスクドライブ等から構成され、媒体関連情報と対応付けて規定された網点面積情報を記憶している。
制御部41は、面積情報取得手段として、ROM43から読み出されRAM42の所定領域に展開された面積情報取得プログラムに従って、画像情報処理装置301の通信部35から送信され、通信部45を介して受信(入力)された媒体関連情報に対応する網点面積情報を情報記憶部44から取得する。
通信部45は、制御部41にて取得された網点面積情報を画像情報処理装置301に対して送信(出力)する面積情報出力手段を構成している。
従って、本実施の形態の画像出力システム300によれば、画像情報処理装置301は、情報記憶装置400から送信され受信された網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定するので、網点に係るベタ画像部分の色調を変化させないで網点画像の色調を変化させるように網点画像情報を適正に補正することができる。即ち、画像出力特性情報を考慮して網点画像情報の補正を適正に行うことができ、網点画像の再現性を向上させることができる。
また、画像情報処理装置301は、媒体関連情報と対応付けて情報記憶装置400に記憶された網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができるとともに、画像情報処理装置301に網点面積情報を記憶しておくための情報記憶手段を設ける必要がなくなり、当該画像情報処理装置301の内部構成を簡略化してコスト低下を図ることができる。
また、画像情報処理装置301は、媒体関連情報と対応付けて情報記憶装置400に記憶された網点面積情報に基づいて、網点の縁部分及び重複領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することができるとともに、画像情報処理装置301に網点面積情報を記憶しておくための情報記憶手段を設ける必要がなくなり、当該画像情報処理装置301の内部構成を簡略化してコスト低下を図ることができる。
なお、上記実施の形態において、情報記憶装置400に替えて当該画像出力システム300の管理用の管理サーバを設けて、この管理サーバに媒体関連情報に対応付けて画像出力特性情報を記憶するような構成であっても良い。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施の形態では、縁部分の画素の濃度を設定するために、濃度設定基準情報としての画素濃度設定テーブルT2の基準面積情報に対する網点面積情報の面積比率情報を生成する構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、取得した網点面積情報の絶対値の増減度合に基づいて濃度設定を行っても良い。この場合において、網点画像を複数色、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等の色成分から構成する場合には、これら複数の色成分に係る網点面積情報の相対値を画素の濃度設定に反映させるようにしても良い。
また、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施の形態では、縁部分の画素の濃度を設定するために、濃度設定基準情報としての画素濃度設定テーブルT2の基準面積情報に対する網点面積情報の面積比率情報を生成する構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、取得した網点面積情報の絶対値の増減度合に基づいて濃度設定を行っても良い。この場合において、網点画像を複数色、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等の色成分から構成する場合には、これら複数の色成分に係る網点面積情報の相対値を画素の濃度設定に反映させるようにしても良い。
さらに、網点の形状として略正方形を例示したが、これに限られるものではなく、画像形成される網点画像や記録媒体の種類等に応じて適宜任意に設定変更可能となっている。
また、上記実施の形態では、画像出力部6を露光部と現像処理部からなる構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、インクジェット式等により、記録媒体上に所定の網点画像を形成して出力するような構成であっても良い。
さらに、縁部分に係る画素の濃度設定を、網点面積情報に加えて、網点画像の線数やAM(Amplitude Modulation)スクリーニングやFM(Frequency Modulation)スクリーニング等のスクリーニング方式により、画素濃度設定テーブルを変更しても良く、これにより、網点画像の再現性をより向上させることができる。
加えて、画像出力部6、26、36の画像の出力特性に係る画像出力特性情報としては、記録媒体の画像形成の特性に係る画像形成特性情報を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、装置の個体差、現像液活性レベルなどの装置の稼働状態等に係る特性として規定されたものであっても良い。
また、上記実施の形態では、画像出力部6を露光部と現像処理部からなる構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、インクジェット式等により、記録媒体上に所定の網点画像を形成して出力するような構成であっても良い。
さらに、縁部分に係る画素の濃度設定を、網点面積情報に加えて、網点画像の線数やAM(Amplitude Modulation)スクリーニングやFM(Frequency Modulation)スクリーニング等のスクリーニング方式により、画素濃度設定テーブルを変更しても良く、これにより、網点画像の再現性をより向上させることができる。
加えて、画像出力部6、26、36の画像の出力特性に係る画像出力特性情報としては、記録媒体の画像形成の特性に係る画像形成特性情報を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、装置の個体差、現像液活性レベルなどの装置の稼働状態等に係る特性として規定されたものであっても良い。
また、上記実施の形態では、画像情報処理装置100(200、301)、情報記憶装置400に係る機能は、集積回路からなる中央処理装置(CPU)によって、所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、例えば、各種機能を実現するためのロジック回路から構成されても良い。
さらに、本発明にあっては、画素濃度設定テーブルT2、カラーコレクションテーブルT3、画素数設定テーブルT4等に規定された数値は適宜任意に変更可能となっている。
また、網点画像を構成する色は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)に限られるものではなく、これらの色に加えて、ブラック(K)や特色等を用いても良い。
また、網点画像を構成する色は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)に限られるものではなく、これらの色に加えて、ブラック(K)や特色等を用いても良い。
100、200、301、302、303 画像情報処理装置
1、21、31 制御部(縁部分検出手段、面積比率差情報生成手段、縁部分濃度設定手段)
4 面積情報取得部
5、25 情報記憶部
T2 画素濃度設定テーブル(濃度設定基準情報)
6、26、36 画像出力部(画像出力手段)
24 情報読取部
34 関連情報取得部(媒体関連情報取得手段)
35 通信部(関連情報出力手段)
300 画像出力システム
400 情報記憶装置
41 制御部(面積情報取得手段)
45 通信部(面積情報出力手段)
1、21、31 制御部(縁部分検出手段、面積比率差情報生成手段、縁部分濃度設定手段)
4 面積情報取得部
5、25 情報記憶部
T2 画素濃度設定テーブル(濃度設定基準情報)
6、26、36 画像出力部(画像出力手段)
24 情報読取部
34 関連情報取得部(媒体関連情報取得手段)
35 通信部(関連情報出力手段)
300 画像出力システム
400 情報記憶装置
41 制御部(面積情報取得手段)
45 通信部(面積情報出力手段)
Claims (8)
- 画像出力手段により記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理方法であって、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出工程と、
前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得工程と、
前記面積情報取得工程にて取得された前記網点面積情報に基づいて、前記縁部分検出工程にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定工程と、
を備えることを特徴とする画像情報処理方法。 - 前記記録媒体には、前記画像出力特性情報としての当該記録媒体の画像形成の特性に係る画像形成特性情報に基づいて規定された前記網点面積情報が付与され、
前記面積情報取得工程は、前記記録媒体から前記網点面積情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。 - 前記面積情報取得工程は、前記画像出力手段により前記記録媒体に画像形成された面積取得用網点画像に基づいて、当該画像に係る前記網点面積情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
- 画像出力手段により記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理装置であって、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出手段と、
前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得手段と、
前記面積情報取得手段にて取得された前記網点面積情報に基づいて、前記縁部分検出手段にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定手段と、
を備えることを特徴とする画像情報処理装置。 - 前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度と、当該画素の濃度設定の基準となる網点の面積に係る基準網点面積情報とが対応付けられて規定された濃度設定基準情報を記憶する基準情報記憶部を備え、
前記縁部分濃度設定手段は、前記基準情報記憶部に記憶された前記濃度設定基準情報の前記基準網点面積情報と前記面積情報取得手段にて取得された前記網点面積情報とにおける網点の面積比率の差に係る網点面積比率差情報を生成する面積比率差情報生成手段を備え、前記面積比率差情報生成手段にて生成された前記網点面積比率差情報に基づいて、前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することを特徴とする請求項4に記載の画像情報処理装置。 - 前記濃度設定基準情報は、前記網点の縁部分に係る画素の濃度が当該網点の前記縁部分よりも内側の画素の濃度に基づいて規定されていることを特徴とする請求項5に記載の画像情報処理装置。
- 画像出力手段により網点画像情報に基づいて網点画像を記録媒体に画像形成する画像形成方法であって、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出工程と、
前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点の面積に係る網点面積情報を取得する面積情報取得工程と、
前記面積情報取得工程にて取得された前記網点面積情報に基づいて、前記縁部分検出工程にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定工程と、
前記縁部分濃度設定工程にて設定された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度に従って前記網点画像情報の補正を行う画像補正処理工程と、を備え、
前記画像補正処理工程にて補正された前記網点画像情報に基づいて前記網点画像の画像形成を行うことを特徴とする画像形成方法。 - 画像出力手段により記録媒体に画像形成される網点画像に係る網点画像情報の補正を行う画像情報処理装置と、前記記録媒体に関連する媒体関連情報と対応付けて、前記画像出力手段の画像の出力特性に係る画像出力特性情報に基づいて規定された前記網点画像を構成する網点の面積に係る網点面積情報を記憶する情報記憶装置と、を備える画像出力システムであって、
前記画像情報処理装置は、
前記網点画像情報に基づいて、前記網点画像を構成する網点の縁部分及び複数の網点が重なり合ってなる領域の縁部分を検出する縁部分検出手段と、
前記縁部分検出手段にて検出された前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定する縁部分濃度設定手段と、
前記媒体関連情報を取得する媒体関連情報取得手段と、
前記媒体関連情報取得手段にて取得された前記媒体関連情報を前記情報記憶装置に対して出力する関連情報出力手段と、を備え
前記情報記憶装置は、
前記関連情報出力手段から出力され入力された前記媒体関連情報に対応する前記網点面積情報を取得する面積情報取得手段と、
前記面積情報取得手段にて取得された前記網点面積情報を前記画像情報処理装置に対して出力する面積情報出力手段と、を備え、
前記縁部分濃度設定手段は、前記面積情報出力手段から出力され入力された前記網点面積情報に基づいて、前記網点の縁部分及び前記領域の縁部分に係る画素の濃度を設定することを特徴とする画像出力システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004073946A JP2005268852A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 画像情報処理方法、画像情報処理装置、画像形成方法、画像出力システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004073946A JP2005268852A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 画像情報処理方法、画像情報処理装置、画像形成方法、画像出力システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005268852A true JP2005268852A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35092985
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JP2004073946A Pending JP2005268852A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 画像情報処理方法、画像情報処理装置、画像形成方法、画像出力システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005268852A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016194217A1 (ja) * | 2015-06-05 | 2016-12-08 | 株式会社ジーティービー | 画像処理装置、コンピュータ用プログラム及び画像処理方法 |
-
2004
- 2004-03-16 JP JP2004073946A patent/JP2005268852A/ja active Pending
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WO2016194217A1 (ja) * | 2015-06-05 | 2016-12-08 | 株式会社ジーティービー | 画像処理装置、コンピュータ用プログラム及び画像処理方法 |
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