JP2005266280A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 濃度センサーによる現像剤に対するトナー濃度の検出精度を十分に高くものに維持しつつ、装置内における現像剤の循環量の広い範囲で調整する。
【解決手段】 現像装置10では、復流通路24内を流通する現像剤中に含まれるトナー濃度を検出するATCセンサ74を、復流通方向に沿って復流通路24内におけるカウンターフィン54の直前に配置した。これにより、復流通路24内では、現像剤がカウンターフィン54により堰き止められると共に、反流部70から上流側へ排出されることにより、ATCセンサ74が配置された領域付近では現像剤の流速が低下して現像剤のレベルが他の領域よりも上昇する。このとき、カウンターフィン54の現像剤の搬送能力を調整すれば、復流通路24内におけるATCセンサ74が配置された領域の現像剤のレベルを広い範囲で調整できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真方式を用いて画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置に適用され、像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像装置に関する。
従来、この種の電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像形成装置は、例えば、トナーと磁性キャリアからなる2成分系の現像剤が充填され現像装置を備えている。画像形成装置では、現像装置が感光体ドラムに対向配置されており、この現像装置が所定の極性に帯電したトナーを現像ロールから感光体ドラムに形成された静電潜像に転移させることより、この静電潜像をトナーにより可視像化することで、画像形成が行われる。
例えば、特許文献1には、電子写真方式を用いた画像形成装置に適用される画像形成装置の一例が開示されている。この特許文献1に開示された現像装置200は、図6に示されるようなもので、この現像装置200では、現像器本体201によりマグネットロール203と2本のスパイラルオーガ202、204をそれぞれ回転自在に支持させ、2本のスパイラルオーガ202、204を逆方向に回転させている。
現像器本体201には、現像器本体201の長手方向に沿って隔壁206を形成しており、現像器本体201内を空間208と空間210に区画している。空間208にはスパイラルオーガ202を配設しており、空間210にはスパイラルオーガ204を配設している。また、現像器本体201の両端部には、それぞれ連通口212、213を設けており、空間208と空間210とを連通させている。
空間210側には、現像剤が供給される現像剤入口214を設けており、この現像剤入口214から空間210内に入った現像剤は、スパイラルオーガ204によって空間210内で攪拌させつつ復流通方向(矢印N方向)へ搬送され、連通口213を経て空間208へ案内されて、今度はスパイラルオーガ202によって攪拌されつつ主流通方向(矢印M方向)へ搬送され、この空間208内を流通する現像剤中のトナーがマグネットロール203により吸着されるようになっている。
また特許文献2には、現像容器内に設けられそれぞれ現像剤を収納するた一対の攪拌室と、この一対の攪拌室内にそれぞれ配置され、現像剤を撹拌搬送するスパイラル状の羽根を有する一対の攪拌スクリューと、一方の攪拌室の側壁部に配置され、この一方の攪拌室内に収納された現像剤のトナー濃度を検知する濃度センサーとを備え、前記撹拌スクリューのスパイラル状の羽根と羽根の間に軸方向へ延在する現像剤撹拌板が設けられた現像装置が記載されている。
上記特許文献2の現像装置では、攪拌スクリューにおける濃度センサーと対向する部分付近のスパイラル状の羽根と羽根とのピッチを他の部分よりも長くすると共に、濃度センサーする部分付近に配置された現像剤攪拌板のサイズを他の部分よりも拡大し、攪拌スクリューによる濃度センサーと対向する部分付近での攪拌力を高めると共に、現像剤の搬送能力を低下させることにより、一方の攪拌室内の濃度センサー付近での現像剤面を高くしている。これにより、特許文献2の現像装置では、濃度センサーが現像剤面上へ露出することを防止すると共に、濃度センサーの付近における現像剤の滞留が防止し、濃度センサーによるトナー濃度の検知精度の低下を防止している。
また特許文献3には、現像容器内に設けられそれぞれ現像剤を収納するた一対の攪拌室と、この一対の攪拌室内にそれぞれ配置され、現像剤を撹拌搬送するスパイラル状の羽根を有する一対の攪拌スクリューと、一方の攪拌室の側壁部に配置され、この一方の攪拌室内に収納された現像剤のトナー濃度を検知する濃度センサーと、補給用現像剤を蓄えた補給用現像剤補給槽から現像容器中に補給する搬送スクリューと、現像容器から余剰となった二成分現像剤の排出を行う現像剤溢出口とを備え、現像剤溢出口が現像容器側面で、且つトナー濃度センサーのセンサー面よりも上に設置された現像装置が記載されている。この現像装置でも、現像剤溢出口が現像容器側面で、且つトナー濃度センサーのセンサー面よりも上に設置されていることから、トナー濃度センサーのセンサー面が全て現像剤に常に覆われるように現像剤のレベルが維持され、濃度センサーによるトナー濃度の検知精度の低下が防止されている。
特開2003−337515号公報 特開2001−343825号公報 特開2003−215903号公報
ここで、特許文献2及び特許文献3に記載の現像装置では、トナー及びキャリアを含む現像剤の見掛け上の透磁率を測定してトナー濃度を検知する濃度センサー(透磁率センサー)が用いられているが、この濃度センサーでは、そのセンサー面に作用する現像剤の圧力が変動すると、この圧力変動に伴って出力にも変動が生じ、トナー濃度の検知精度に誤差を生じさせることが知られている。
従って、特許文献2に記載されている現像装置のように、攪拌スクリューにおける濃度センサーと対向する部分付近に配置された現像剤攪拌板のサイズを他の部分よりも拡大し、攪拌スクリューによる濃度センサーと対向する部分付近での攪拌力を高めると、濃度センサーのセンサー面に作用する現像剤の加圧力が周期的に変動し、濃度センサーの出力に誤差を生じさせるおそれがある。このため、この現像装置では、現像剤攪拌板のサイズを拡大することより濃度センサー付近の現像剤面を高くすることには限界があるため、現像容器内に収納される現像剤の量(レベル)を一定以上にする必要があり、また現像剤攪拌部材の攪拌力により濃度センサーに作用する現像剤の加圧力が上昇したときにも、濃度センサーに対する現像剤の加圧力を誤差が生じないレベル以下に抑えるために、現像容器内に収納される現像剤のレベル(量)を一定以下にする必要がある。この結果、特許文献2の現像装置では、現像容器内を循環する現像剤の量を調整できる範囲が狭いものに限定されるので、濃度センサーに検知精度を十分に高いものに保ちつつ、現像容器内を循環する現像剤を画像形成装置におけるトナー消費量等から要求される適正量に設定することが難しい。
また特許文献3に記載されている現像装置のように、現像剤溢出口を現像容器側面で、且つトナー濃度センサーのセンサー面よりも上に設置することにより、現像剤面のレベルをトナー濃度センサーのセンサー面の上方に維持した場合には、現像容器内全体の現像剤面が現像剤溢出口に対応するレベルに維持されるので、現像容器内に収納される現像剤の量(レベル)を少ないものに設定することが困難になる。この結果、特許文献3の現像装置でも、現像容器内を循環する現像剤の量を調整できる範囲が狭いもの限定されるので、濃度センサーに検知精度を十分に高いものに保ちつつ、現像容器内を循環する現像剤を画像形成装置におけるトナー消費量等から要求される適正量に設定することが難しい。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、濃度センサーによる現像剤に対するトナー濃度の検出精度を十分に高くものに維持しつつ、装置内における現像剤の循環量の広い範囲で調整できる現像装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係る現像装置は、現像剤を所定の主流通方向へ流通させるための主流通路と、前記主流通路内に設けられ、該主流通路内の現像剤を攪拌しつつ前記主流通方向へ流通させるサプライオーガと、前記主流通路に隣接するように前記ハウジング内に設けられ、現像剤を前記主流通方向とは略反対の復流通方向へ流通させるための復流通路と、前記復流通路内に設けられ、該主流通路内の現像剤を攪拌しつつ前記復流通送方向へ流通させるアドミックスオーガと、前記主流通路の下流側の端部と前記復流通路の上流側の端部とを接続した第1の連通口と、前記復流通路の下流側の端部と前記主流通路の上流側の端部とを接続した第2の連通口と、前記主搬送方向に沿って延在するように設けられ、前記サプライオーガにより前記主流通路内を流通する現像剤を吸着しつつ、該現像剤により像担持体に形成された潜像を現像する現像剤担持部材と、前記復流通方向に沿って前記復流通路の下流側の端部に設けられ、該復流通路内の現像剤を攪拌しつつ前記復流通方向とは反対の対向方向へ流通させる対向搬送部材と、前記復流通方向に沿って前記復流通路内における前記対向搬送部材の直前に配置され、該復流通路内を流通する現像剤中に含まれるトナーの濃度を検出する濃度センサーと、を有することを特徴とする。
上記請求項1に係る現像装置では、復流通路内を流通する現像剤中に含まれるトナーの濃度を検出する濃度センサーを、復流通方向に沿って復流通路内における対向搬送部材の直前に配置したことにより、復流通路内では、アドミックスオーガが対向搬送部材の上流側で現像剤に対して復流通方向への搬送力を作用させると共に、対向搬送部材が現像剤に対して対向流方向への搬送力を作用させるので、復流通路内では、対向搬送部材の上流側でサプライオーガにより復流通方向へ搬送される現像剤の一部が対向搬送部材により堰き止められると共に、復流通路の下流側端部内へ流入した残りの現像剤が対向搬送部材により対向流方向へ搬送され、この現像剤の流れがサプライオーガにより搬送される現像剤の流れにぶつかり合う。
この結果、復流通路内では、現像剤が対向搬送部材により堰き止められると共に、下流側端部から上流側へ搬送(排出)されることにより、対向搬送部材の直前の領域付近、すなわち濃度センサーが配置された領域付近ではで現像剤の流速が低下して現像剤のレベルが他の領域よりも上昇する。このとき、対向搬送部材の現像剤の搬送能力を調整すれば、復流通路内における濃度センサーが配置された領域の現像剤のレベルを広い範囲で調整可能になるので、装置(主流通路及び復流通路)内を循環する現像剤の量が変化しても、対向搬送部材の現像剤に対する搬送能力を適宜に調整すれば、復流通路内における濃度センサーが配置された領域の現像剤のレベルを所望のレベルに、すなわち濃度センサーによるトナー濃度の検出精度を低下させないような適正なレベルに精度良く調整できるようになる。
また本発明の請求項2に係る現像装置は、請求項1記載の現像装置において、前記アドミックスオーガは、前記濃度センサー付近の現像剤に対して前記復流通方向への搬送力を作用させると共に前記第2の連通口側へ掻き出すような搬送力を作用させることを特徴とする。
また本発明の請求項3に係る現像装置は、請求項2記載の現像装置において、前記アドミックスオーガには、前記復流通方向に沿って延在し、外部から伝達されるトルクにより所定の給送方向へ回転する軸部と、該軸部を中心としてスパイラル状に延在するフィン部が設けられると共に、前記濃度センサーに対向する前記フィン部間に軸方向へ延在するように掻出部が設けられ、前記掻出部は、前記濃度センサー付近の現像剤に対して前記第2の連通口側へ掻き出すような搬送力を作用させることを特徴とする。
また本発明の請求項4に係る現像装置は、請求項3記載の現像装置において、前記掻出部は、前記濃度センサー付近の現像剤を前記復流通路の内壁に沿って掻き下げつつ、該現像剤に対して前記第2の連通口側へ掻き出すような搬送力を作用させることを特徴とする。
また本発明の請求項5に係る現像装置は、請求項3又は4記載の現像装置において、前記第2の連通口を、前記復流通方向に直交する方向に沿って前記掻出部の側方に配置したことを特徴とする。
また本発明の請求項6に係る現像装置は、請求項3、4又は5記載の現像装置において、前記復流通方向に沿って前記掻出部の上流端を前記濃度センサーの上流端よりも上流側へ位置させ、かつ前記掻出部の下流端を前記濃度センサーの下流端よりも下流側へ位置させたことを特徴とする。
また本発明の請求項7に係る現像装置は、請求項1乃至6の何れか1記載の現像装置において、前記濃度センサーは、前記アドミックスオーガの軸心を中心として径方向へ延出された仮想軸線上に配置され、前記仮想軸線は、水平方向に対して30°〜60°の範囲内から任意に選択された角度だけ斜め下方へ傾いていることを特徴とする。
また本発明の請求項8に係る現像装置は、請求項7記載の現像装置において、前記復流通路の内壁における前記濃度センサー付近の表面粗さRaを、0.5μm以下としたことを特徴とする。
また本発明の請求項9に係る現像装置は、請求項1乃至8の何れか1項記載の現像装置において、外部からの現像剤の補給に応じて装置内で余剰となった現像剤を外部へ排出する排出口を有し、前記排出口を、前記対向搬送部材の側方に開口させたことを特徴とする。
また本発明の請求項10に係る現像装置は、請求項9記載の現像装置において、前記排出口を前記復流通路の外側の側壁部に穿設すると共に、該排出口の内周面における下端側に内側から外側へ向って下方へ傾斜するスロープ部を形成したことを特徴とする。
また本発明の請求項11に係る現像装置は、請求項9又は10記載の現像装置において、前記対向搬送部材には、前記復流通方向に沿って延在し、外部から伝達されるトルクにより所定の方向へ回転する軸部と、該軸部を中心としてスパイラル状に延在するカウンターフィン部が設けられると共に、前記カウンターフィン部間に軸方向へ延在するようにカウンター掻出部が設けられ、前記カウンター掻出部は、前記復流通路の下流側端部に流入した現像剤に対して前記第2の連通口側へ掻き出すような搬送力を作用させることを特徴とする。
また本発明の請求項12に係る現像装置は、請求項9、10又は11記載の現像装置において、前記復流通方向に沿って前記濃度センサーの下流端から前記排出口の上流端までの距離をLとした場合、前記復流通方向に沿って前記対向搬送部材の上流端から前記排出口の上流端までの距離をL/2以上としたことを特徴とする。
以上説明したように本発明の画像形成装置によれば、外部から供給された補充用の現像剤の影響により生じる主流通路内における現像剤の成分変動を十分に小さくし、この成分変動により像担持体に形成される画像に画質低下が生じることを防止できる。
以下、本発明の実施形態に係る現像装置について図面を参照して説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る現像装置及び、この現像装置が適用された画像形成装置における感光体ドラムが示されている。この現像装置10は、複写機、レーザープリンタ、ファクシミリ、複合機等の所謂電子写真方式を用いて画像(トナー像)を形成する画像形成装置に適用され、像担持体である感光体ドラム12に形成された静電潜像をトナーにより現像し、感光体ドラム12上にトナー像を形成するものである。
先ず、本実施形態に係る現像装置が適用される画像形成装置について簡単に説明する。
画像形成装置には、トナー像の担持体として円柱状の感光体ドラム12(図1参照)が設けられると共に、この感光体ドラム12の外周側に現像装置10が配置されている。感光体ドラム12は、その外周面が電子写真プロセスに基づいて画像が形成される像担持面14とされており、また現像装置10は、トナー及びキャリアを含む2成分系の現像剤Dを用いた現像プロセスにより現像を行うものとして構成されている。感光体ドラム12の外周側には、その回転方向(矢印RD方向)に沿って現像装置10の上流側に帯電器(図示省略)が配置されると共に、現像装置10の下流側に転写ロール、クリーニング装置等が配置されている。また画像形成装置には、感光体ドラム12の上方にレーザースキャナ(図示省略)が配置されており、このレーザースキャナは、画像情報に基づいて変調されたレーザビームBにより所定の電位に帯電された感光体ドラム12の像担持面14を走査して像担持面14に静電潜像を形成する。
画像形成装置では、現像装置10が感光体ドラム12に形成された静電潜像の露光領域又は非露光領域に選択的にトナーを付着させることより静電潜像をトナー像に現像し、このトナー像を転写ロールが記録紙、中間転写体等へ転写する。このとき、転写ロールは、記録媒体等を介して静電的な吸着力を像担持面14上のトナー像に作用させてトナー像(トナー)を記録媒体へ転写(転移)させる。クリーニング装置は、転写完了後に像担持面14に残留したトナー(残留トナー)を像担持面14上から除去、回収する。残留トナーがクリーニングされた像担持面14は帯電器により帯電され、新たな作像プロセスに備える。
次に、本実施形態に係る現像装置10について詳細に説明する。
現像装置10は、所謂トリクル現像方式(現像剤の帯電性能の低下を防止して現像剤交換のインターバルを延ばすために、現像装置内に補充用の現像剤(トリクル現像剤)を徐々に補給する一方で、過剰になった(劣化したキャリアを多く含む)劣化現像剤を排出しながら現像を行う現像方式である)を採用しており、劣化現像剤は図示しない回収容器に回収されるようになっている。
図1に示されるように、現像装置10には、感光体ドラム12へ対向するように支持されたハウジング16が設けられており、このハウジング16には、感光体ドラム12の像担持面14へ面して開口する開口部18が形成されている。ハウジング16内には、開口部18付近に現像ロール20が配置されている。またハウジング16内には、その下部側に現像剤Dが収納される主流通路22及び複流通路24がそれぞれ設けられており、これらの流通路22,24は、それぞれ上方へ向って開口した樋状に形成され、その断面形状が上方へ向って開口した略半円状とされている。主流通路22及び復流通路24は、図2(A)に示されるように、感光体ドラム12の軸方向(矢印S方向)に沿って細長く形成されている。ハウジング16には、その底面部から仕切壁26が立設されており、この仕切壁26は主流通路22と復流通路24とを前記軸方向に直交する装置の幅方向(矢印W方向)に沿って区画している。また仕切壁26には、流通路22,24の長手方向に沿った一端部にそれぞれ主流通路22の下流側の端部を復流通路24の上流側の端部へ連通させる第1連通口28が形成されると共に、他端部に復流通路24の下流側の端部を主流通路22の上流側の端部へ連通させる第2連通口30が形成されている。
図2(A)に示されるように、主流通路22及び復流通路24内には、それぞれスクリュー軸状のサプライオーガ32及びアドミックスオーガ34が配設されている。サプライオーガ32には、その軸方向両端部にそれぞれ中央側よりも細径の支軸部36が設けられており、これらの支軸部36は、ハウジング16の両側壁にそれぞれ埋設された軸受40により軸支されている。またアドミックスオーガ34にも、その軸方向両端部にそれぞれ中央側よりも細径の支軸部38が設けられており、これらの支軸部38は、ハウジング16の両側壁にそれぞれ埋設された軸受42により軸支されている。これにより、サプライオーガ32及びアドミックスオーガ34は、それぞれハウジング16により回転可能に支持される。ここで、サプライオーガ32及びアドミックスオーガ34の回転中心である軸心S1及びS2は、主流通路22及び復流通路24の長手方向と平行になっている。
サプライオーガ32における片側の支軸部36及びアドミックスオーガ34における片側の支軸部38は、それぞれ軸受40,42内を通ってハウジング16の外部まで突出しており、これらの支軸部36,38の突出部分は、現像装置10が画像形成装置の本体部に装着されると、この本体部に設けられたトルク伝達(図示省略)が連結される。このトルク伝達機構は、感光体ドラム12の回転に連動してサプライオーガ32及びアドミックスオーガ34にそれぞれトルクを伝達し、感光体ドラム12の回転時にサプライオーガ32及びアドミックスオーガ34をそれぞれ回転させる。
図2(A)に示されるように、サプライオーガ32には、その軸心S1に沿った中心部に丸棒状の主軸部44が設けられると共に、この主軸部44の外周面から延出するリブ状のスパイラルフィン46が一体的に形成されている。スパイラルフィン46は、主流通路22における第1連通口28側の一端部を除く部分に配設されると共に、任意の部位で主軸部44の軸方向に対して一定の傾斜角を有するように設けられている。これにより、スパイラルフィン46は、主軸部44の外周側を周回しつつ軸方向に沿って進行するようなスパイラル状に形成される。このスパイラルフィン46は、その外径が主流通路22の底部側の内径よりも僅かに短くなっている。またスパイラルフィン46は、その一端側が軸方向に沿って約1/2ピッチ分だけ第1連通口28の他端から一端側へ延出するように配置されている。
アドミックスオーガ34にも、その軸心S2に沿った中心部に丸棒状の主軸部48が設けられると共に、この主軸部48の外周面から延出するリブ状のスパイラルフィン50が一体的に形成されている。スパイラルフィン50は、復流通路24における第2連通口30側の他端部を除く部分に配設されると共に、任意の部位で主軸部48の軸方向に対して一定の傾斜角を有するように設けられている。これにより、スパイラルフィン50も、主軸部48の外周側を周回しつつ軸方向に沿って変移するようなスパイラル状に形成される。このスパイラルフィン50は、その外径が復流通路24の底部側の内径よりも僅かに短くなっている。またスパイラルフィン50は、その他端側が軸方向に沿って約1/2ピッチ分だけ第2連通口30の一端から他端側へ延出するように形成されている。
図2(A)に示されるように、アドミックスオーガ34には、主軸部48におけるスパイラルフィン50の他端側の1ピッチに対応する部分にプレート状の掻出部52が設けられている。この掻出部52は、主軸部48の外周面から径方向に沿って延出すると共に、軸方向へ延在してスパイラルフィン50間の隙間を閉止している。この掻出部52により復流通路24内の底面部付近の現像剤Dが上方へすくい上げられると共に第2連通口30側へ押し出されるので、第2連通口30を通して復流通路24内の底面部付近にあった現像剤Dを確実に主流通路22内へ送り込める。
またアドミックスオーガ34には、主軸部48におけるスパイラルフィン50に対する他端側の部分にスパイラルフィン50とは逆向きの傾斜角を有するカウンターフィン54が設けられている。このカウンターフィン54は、その軸方向に沿ったピッチがスパイラルフィン50よりも短くされると共に、軸心S2に対する傾斜角がスパイラルフィン50よりも小さくされている。
図2(A)に示されるように、ハウジング16には、第1連通口28の側板部にサプライオーガ32の軸心S1に沿って外側に突出する筒状の受入部56が一体的に設けられている。この受入部56内には、パイプ状の補給路58が軸心S1に沿って延在するように形成されており、この補給路58は、軸方向に沿った一端部がハウジング16の側板部により閉止されると共に、他端部には主流通路22内へ開口する供給口60が設けられている。また受入部56の上面部には、図3に示されるように、補給路58の一端部に繋がった受入口62が開口している。ここで、補給路58の断面積は、主流通路22及び復流通路24よりも小さくなっている。
図2(A)に示されるように、サプライオーガ32の主軸部44は、供給口60を通して補給路58内へ挿入されており、その一方の支軸部36が補給路58に対して軸方向外側に配置された軸受40により軸支されている。サプライオーガ32には、主軸部44における補給路58内へ挿入された一端側にスパイラルフィン46とは逆向きの傾斜角を有するカウンターフィン64が設けられている。このカウンターフィン64は、その軸方向に沿ったピッチがスパイラルフィン46よりも短くされると共に、その外径がスパイラルフィン46よりも小さくされている。
図3に示されるように、ハウジング16には、主流通路22及び復流通路24の一端側の上面側を覆って主流通路22及び復流通路24の断面積を他の部分よりも縮小する絞り部66が設けられている。また主流通路22と復流通路24との間を区画する仕切壁26には、軸方向に沿って絞り部66に対して第2連通口0の部分に副連通口68が穿設されており、この副連通口68は主流通路22を復流通路24に連通させている。またハウジング16には、感光体ドラム12(図1参照)とは反対側の後板部に復流通路24の反流部70をハウジング16外部へ連通させる排出口72が形成されている。この排出口72は、装置の幅方向(矢印W方向)に沿ってカウンターフィン54の側方に配置されている。
ここで、排出口72には、図2(B)に示されるように、その内周面における下端側に内側から外側へ向って下方へ傾斜するスロープ部73が形成されている。これにより、排出口72を通して反流部70内から外部へ排出される現像剤Dがスロープ部73に沿って円滑に排出口72内を通過できるようになるので、排出口72内に現像剤Dが詰まることを効果的に防止できる。
現像装置10では、前述したように感光体ドラム12の回転時にトルク伝達機構によりサプライオーガ32及びアドミックスオーガ34にトルクが伝達されてそれぞれ回転する。このとき、サプライオーガ32は、所定の給送方向(図2の矢印FM方向)へ回転し、アドミックスオーガ34は、サプライオーガ32とは反対向きの給送方向(図2の矢印FN方向)へ回転する。これにより、主流通路22内に収納された現像剤Dは、サプライオーガ32のスパイラルフィン46により攪拌されつつ、第2連通口30側から第1連通口28側へ向う主流通方向(矢印M方向)へ搬送される。
一方、復流通路24内に収納された現像剤Dは、アドミックスオーガ34にスパイラルフィン50が設けられた領域では、スパイラルフィン50により攪拌されつつ、第1連通口28側から第2連通口30側へ向う復流通方向(矢印N方向)へ搬送され、カウンターフィン54が設けられた領域である反流部70では、カウンターフィン54により攪拌されつつ、復流通方向とは反対の対向流方向(矢印C方向)へ搬送される。このとき、カウンターフィン54による現像剤Dに対する単位時間当りの搬送量(搬送能力)は、スパイラルフィン50による現像剤Dに対する搬送能力よりも小さくなっている。またサプライオーガ32のスパイラルフィン46による現像剤Dの搬送能力とアドミックスオーガ34のスパイラルフィン50による現像剤Dの搬送能力は略等しくなっている。
現像装置10では、感光体ドラム12の回転時に、サプライオーガ32により主流通路22内で現像剤Dが搬送されることにより、主流通方向に沿って主流通路22の下流側の端部まで搬送された現像剤Dが第1連通口28を通して復流通路24内へ流入し、またアドミックスオーガ34により復流通路24内で現像剤Dが搬送されることにより、復流通方向に沿って復流通路24の下流側の端部まで搬送された現像剤Dが第2連通口30を通して主流通路22内へ流入する。この結果、現像装置10のハウジング16内では、感光体ドラム12の回転時に現像剤Dが主流通路22内と復流通路24内との間を循環することになる。
図2(A)に示されるように、ハウジング16には、その後板部に主流通路22内へ面するようにATCセンサ74が取付けられている。ATCセンサ74は、軸方向に沿ってアドミックスオーガ34の掻出部52の側方に配設されており、復流通路24内に収納された現像剤Dの透磁率を検出することにより、現像剤DのTC濃度比(=(トナー/トナー+キャリア)×100)に対応する検出信号を画像形成装置の制御部(図示省略)へ出力する。また画像形成装置には、受入口62を通して補給路58内へ補充用の現像剤(以下、これを「トリクル現像剤」という。)を供給する現像剤供給装置(図示省略)が配置されており、この現像剤供給装置は、制御部からの補給信号を受けると、この補給信号により指示された量のトリクル現像剤を補給路58内へ供給する。この補給路58内へ供給されたトリクル現像剤は、サプライオーガ32のカウンターフィン64により主流通方向とは反対の供給方向へ搬送され、供給口60を通して主流通路22内へ送り出される。このトリクル現像剤は、サプライオーガ32により主流通路22内の下流側端部付近で主流通方向へ搬送される現像剤Dに合流する。
なお、一般的には、現像装置10内で循環している現像剤Dは、そのTC濃度比が概ね8%〜10%の範囲内で設定され、またトリクル現像剤は、そのTC濃度比が90%前後となるようにトナー及びキャリアの配合が調整される。
ここで、画像形成装置の制御部は、ATCセンサ74から検出信号及び現像装置10により感光体ドラム12上に供給されたトナーの量(トナー消費量)に基づいて現像装置10へのトナー補給量を決定し、このトナー補給量に対応する補給信号をサプライオーガ32及びアドミックスオーガ34の回転時に現像剤供給装置へ出力する。
またアドミックスオーガ34が給送方向への回転する際には、その掻出部52は、ATCセンサ74付近の現像剤Dを復流通路24の内壁に沿って掻き下げつつ、この現像剤Dに対して第2連通口30側へ掻き出すような搬送力を作用させるように構成されている。これにより、アドミックスオーガ34に掻出部52を設け、この掻出部52によりATCセンサ74付近の現像剤Dに対する攪拌力を増加させた場合でも、その影響によりATCセンサ74のセンサ面75に対する現像剤Dからの加圧力が増大することや、この加圧力が周期的に変動する現象を効果的に抑制できる。
また掻出部52は、復流通方向に沿った幅がATCセンサ74の直径よりも広くなっており、その復流通方向に沿った上流側の一端がATCセンサ74の上流側の一端よりも上流側へ位置すると共に、その下流側の他端がATCセンサ74の下流側の他端よりも下流側へ位置している。これにより、復流通路24内におけるATCセンサ74付近に現像剤Dが滞留することが確実に防止され、アドミックスオーガ34の回転時にはATCセンサ74付近に常に現像剤Dが流動することになる。
図1に示されるように、ATCセンサ74は、そのセンサ面75の中心がアドミックスオーガの軸心S2を中心として径方向へ延出された仮想軸線IM上に一致するように配置されており、この仮想軸線IMは、水平方向に対して30°〜60°の範囲内から任意に選択された角度(本実施形態では、40°)だけ斜め下方へ傾いている。これにより、ATCセンサを水平方向に沿って配置した場合と比較し、ATCセンサ74を、そのセンサ面75が現像剤D内から露出しないように復流通路24の底部側に配置できると共に、センサ面75が垂直方向に対しても仮想軸線IMに対応する角度だけ傾くので、現像剤Dのレベル(量)に応じてセンサ面75に作用する現像剤Dの静的な加圧力(静圧)が適正化されるので、ATCセンサ74によるTC濃度比に対する検出精度を安定化できる。
また現像装置10では、復流通路24の内壁におけるATCセンサ74付近の表面粗さが復流通路24における他の部分及び主流通路22の内壁の表面粗さよりも小さくなるように所定の方法(例えば、研磨加工)で加工されており、具体的には、復流通路24の内壁におけるATCセンサ74付近は、その表面粗さRaが0.5μm以下となるように平滑に加工されている。この表面粗さRa(0.5μm以下)は実験的に求められたものであり、具体的には、キャリア及びトナー(破砕されて微細化したトナーも含む)が、上記のようにセンサ面75と略等しく傾いた復流通路24の内壁におけるATCセンサ74付近に引っ掛かることなく、内壁に沿って自然にすべり落ちる臨界的な表面粗に基づいて設定されたものである。従って、復流通路24の内壁におけるATCセンサ74付近の表面粗さRaを0.5μm以下とすることにより、ATCセンサ74付近の現像剤Dの流動性を高めることができるので、復流通路24内におけるATCセンサ74付近における現像剤Dの滞留がより確実に防止され、ATCセンサ74によるTC濃度比に対する検出精度を更に安定化できる。
図2に示されるように、復流通路24では、復流通方向に沿ったATCセンサ74の下流端から排出口72の上流端までの距離をLとした場合、復流通方向に沿ってカウンターフィン54の上流端から排出口72の上流端までの距離lがL/2以上となるように構成されている。これにより、アドミックスオーガ34にけるスパイラルフィン50の下流端から排出口72までの距離を十分に長くできるでの、カウンターフィン54と比較して攪拌力及び搬送能力が大きいスパイラルフィン50が跳ね上げる現像剤Dが排出口72から外部へ排出されることを防止できる。
図1及び図4に示されるように、現像ロール20は主流通路22の上方に位置し、そのロール面21がサプライオーガ32の外周部に近接すると共に、感光体ドラム12の像担持面14に所定の微小間隔を空けて対向するように支持されている。また現像ロール20は、現像装置10が画像形成装置の本体部に装着されると、この本体部に設けられたトルク伝達機構に連結され、感光体ドラム12の回転時にトルク伝達機構からのトルクにより感光体ドラム12に従動する方向(矢印RR方向)へ回転する。このとき、現像ロール20は、線速度が感光体ドラム12の線速度と等しくなるように回転速度が設定される。ここで、現像ロール20は、内部に磁石を内臓したマグネットロールとして構成されており、感光体ドラム12の回転時には、主流通路22内を流通する現像剤D中のトナーをローラ面21により吸着する。
ハウジング16内には、現像ロール20の上方にプレート状のスクレーパ80が配設されており、このスクレーパ80の先端部と現像ロール20のロール面21との間には、現像ロール20の径方向に沿って所定の微小幅を有する隙間が形成されている。これにより、現像ロール20の回転に従ってロール面21に吸着された現像剤D中のトナーがスクレーパ80により薄層化された後、感光体ドラム12の像担持面14と近接する現像位置へ移動する。このとき、感光体ドラム12の像担持面14に静電潜像が形成されている場合には、所定の極性(通常は、負(−)極性)に帯電されたトナーは、静電的な力により現像位置で現像ロール20のロール面21から像担持面14へ転移し、静電潜像における露光領域又は非露光領域に選択的に付着することにより、静電潜像がトナーにより現像されて像担持面14上にトナー像が形成される。
図1に示されるように、ハウジング16には、開口部18の周縁部に弾性を有するプレート状のシール材76が取り付けられており、このシール材76は、その先端部を感光体ドラム12の像担持面14へ密着させている。これにより、現像ロール20又は感光体ドラム12から剥離してクラウド状になったトナーが飛散してハウジング16と感光体ドラム12との間から外部へ流出することが防止されている。
ハウジング16内には、現像ロール20の下側にシールロール78が回転可能に配置されており、このシールロール78は、そのロール面が感光体ドラム12の像担持面14に所定の微小間隔を空けて対向するように支持されている。このシールロール78も感光体ドラム12の回転時にその従動方向へ回転するように構成されており、その芯金部に現像装置10の作動時にトナーとは逆極性の電圧が印加されることにより、現像ロール20及び感光体ドラム12から剥離したトナーに吸着する。またハウジング16内には、シールロール78とサプライオーガ32との間にスクレーパ82が配置されており、このスクレーパ82は、その先端部をシールロール78のロール面に当接又は近接させている。これにより、シールロール78により吸着されたトナーはスクレーパ82により剥離除去され、スクレーパ82上から主流通路22内へ落下して回収される。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る現像装置10の動作及び作用について説明する。
現像装置10では、画像形成装置における感光体ドラム12が回転すると共に、感光体ドラム12の像担持面14に対して静電潜像が形成開始されると、サプライオーガ32及びアドミックスオーガ34をそれぞれ給送方向へ回転させつつ、現像ロール20を感光体ドラム12に対する従動方向へ回転させる。これにより、主流通路22内に収納された現像剤Dが攪拌されつつ主流通方向へ流通すると共に、復流通路24内に収納された現像剤Dが攪拌されつつ復流通方向へ流通する。このとき、ハウジング16内では、主流通路22の下流側の端部まで流通した現像剤Dが第1連通口28を通って復流通路24の上流側の端部へ流れ込むと共に、復流通路24の下流側の端部まで流通した現像剤Dが第2連通口30を通って主流通路22の上流側の端部へ流れ込むことにより、現像剤Dが主流通路22及び復流通路24内を循環する。また現像ロール20は、主流通路22内を主流通方向へ流通する現像剤D中のトナーを磁力によりロール面21上に吸着しつつ回転し、このローラ面21上に吸着したトナーをスクレーパ80により薄層化する。この後、現像ロール20は、ロール面21上で薄層化したトナーを感光体ドラム12の像担持面14と近接する現像位置へ移動させ、この現像位置でトナーを像担持面14に形成された静電潜像の露光領域又は非露光領域に選択的に転移させることにより静電潜像をトナー像に現像する。トナー像の現像完了後、現像ロール20は、そのロール面21上に残存したトナーをロール内部に配置されたマグネットのうち主流通路22の上側に位置する反発極の作用により、一旦ロール面21上から離脱させて主流通路22内へ還流させる。
また現像装置10では、上記の現像動作の実行時にATCセンサ74により復流通路24内を流通する現像剤Dの透磁率を検出し、現像剤DのTC濃度比に対応する検出信号を画像形成装置の制御部へ出力する。この検出信号を受けた制御部は、現像動作によるトナー消費量及び検出されたTC濃度比に基づいて現像装置10を循環する現像剤Dの量(レベル)が略一定に保たれ、かつ現像剤DのTC濃度比が所定の適正範囲(例えば、8%〜10%)内に維持されるように、現像剤供給装置によりトリクル現像剤を受入口62から補給路58内へ投入する。この補給路58内へ投入されたトリクル現像剤は、サプライオーガ32のカウンターフィン64により攪拌されつつ供給口60側へ搬送され、この供給口60を通して主流通路22内へ供給される。
また復流通路24内では、サプライオーガ32のスパイラルフィン46が反流部70の上流側で現像剤Dに対して復流通方向への搬送力を作用させ、カウンターフィン54が反流部70内で現像剤Dに対して対向流方向への搬送力を作用させる。これにより、復流通路24内では、反流部70の上流側でスパイラルフィン50により復流通方向へ搬送される現像剤Dの一部がカウンターフィン54により堰き止められると共に、反流部70内へ流入した残りの現像剤Dがカウンターフィン54により対向流方向へ搬送され、この現像剤Dの流れがスパイラルフィン50により搬送される現像剤Dの流れにぶつかり合う。この結果、復流通路24内では、現像剤Dがカウンターフィン54により堰き止められると共に、現像剤Dがカウンターフィン54により上流側へ搬送(排出)されることにより、、反流部70の直前の領域付近、すなわちATCセンサ74が配置された領域付近で現像剤Dの流速が低下して現像剤Dのレベルが他の領域よりも上昇する。
また反流部70内では、常に現像剤Dがカウンターフィン54により上流側へ搬送(排出)されることにより、現像剤Dのレベルが上流側よりも低位になっているが、画像形成装置の現像剤供給装置によりトリクル現像剤が主流通路22内へ供給され、復流通路24内に収納された現像剤Dのレベルが上昇するに従って、反流部70に流入する現像剤Dの量が徐々に増加し、反流部70内での現像剤Dのレベルも上昇する。この結果、反流部70内の現像剤Dのレベルが現像装置10内の循環する現像剤Dの増減に対応するように安定的に上下するようになる。このとき、現像装置10内の現像剤Dの総量が増加して反流部70の現像剤Dのレベルが排出口72のレベルよりも上昇すると、排出口72を通して現像剤Dが外部へ排出されて現像装置10内の現像剤Dの総量も徐々に減少し、反流部70内における現像剤Dのレベルが排出口72のレベルに収束すると共に、現像装置10内の現像剤Dの総量も略一定になる。
ここで、反流部70内に流入する現像剤Dの量は、カウンターフィン54による現像剤Dに対する搬送能力に応じて変化するので、カウンターフィン54による現像剤Dに対する搬送能力を適宜調整すれば、反流部70内における現像剤Dのレベルを広い範囲で調整できるようになる。また反流部70内では、現像剤Dのレベルがカウンターフィン54の上流端からの距離から長くなるに従って徐々に低位になる。従って、カウンターフィン54による現像剤Dに対する搬送能力及び、カウンターフィン54の上流端から排出口72までの距離をそれぞれ適宜調整すれば、排出口72のレベルを殆ど変化させることなく、現像剤が余剰となっていない定常時にハウジング16内を循環する現像剤Dの量(循環量)を広い範囲で調整できる。
このとき、カウンターフィン54の搬送能力は、カウンターフィン54の軸方向に沿ったピッチ及び軸方向に対する傾斜角をそれぞれ変化させることにより調整可能になるが、カウンターフィン54のピッチ及び傾斜角の調整だけでは、受現像剤Dに対して必要となる搬送能力を得られない場合には、図5に示されるように、カウンターフィン54に主軸部48の外周面から径方向に沿って延出すると共に、軸方向へ延在してカウンターフィン54間の隙間を閉止する掻出部55を設けることにより、この掻出部55により反流部70に流入した現像剤Dを第2連通口30側へ積極的に排出できるので、カウンターフィン54間に掻出部52を設けない場合と比較して反流部70内の現像剤Dのレベルを低下させることができる。
以上説明した本実施形態に係る現像装置10では、復流通路24内を流通する現像剤D中に含まれるトナー濃度を検出するATCセンサ74を、復流通方向に沿って復流通路24内におけるカウンターフィン54の直前に配置したことにより、復流通路24内では、アドミックスオーガ34がカウンターフィン54の上流側で現像剤Dに対して復流通方向への搬送力を作用させると共に、カウンターフィン54が現像剤Dに対して対向流方向への搬送力を作用させるので、復流通路24内では、カウンターフィン54の上流側でスパイラルフィン50により復流通方向へ搬送される現像剤の一部がカウンターフィン54により堰き止められると共に、復流通路24の反流部70内へ流入した残りの現像剤Dがカウンターフィン54により対向流方向へ搬送され、この現像剤Dの流れがスパイラルフィン50により搬送される現像剤の流れにぶつかり合う。
この結果、復流通路24内では、現像剤Dがカウンターフィン54により堰き止められると共に、反流部70から上流側へ搬送(排出)されることにより、カウンターフィン54の直前の領域付近、すなわちATCセンサ74が配置された領域付近ではで現像剤Dの流速が低下して現像剤Dのレベルが他の領域よりも上昇する。このとき、カウンターフィン54の現像剤Dの搬送能力を調整すれば、復流通路24内におけるATCセンサ74が配置された領域の現像剤Dのレベルを広い範囲で調整可能になるので、ハウジング16内を循環する現像剤Dの量が変化しても、カウンターフィン54の現像剤Dに対する搬送能力を適宜に調整すれば、復流通路24内におけるATCセンサ74が配置された領域の現像剤Dのレベルを所望のレベルに、すなわちATCセンサ74によるTC濃度比の検出精度を低下させないような適正なレベルに精度良く調整できるようになる。
本発明の実施形態に係る現像装置及び感光体ドラムの構成を示す側面断面図である。 図1に示される現像装置における補給路を含む部分の平面断面図である。 図1に示される現像装置におけるシールロールを含む部分の平面断面図である。 図1に示される現像装置における現像ロールを含む部分の平面断面図である。 図2に示されるアドミックスオーガにおけるカウンターフィンに掻出部を設けた場合の構成を示す平面断面図である。 特開2003−337515号公報に示された現像装置の従来例を示す平面断面図である。
符号の説明
10 現像装置
12 感光体ドラム(像担持体)
20 現像ロール(現像剤担持部材)
22 主流通路
24 復流通路
28 第1連通路
30 第2連通口
32 サプライオーガ
34 アドミックスオーガ
46 スパイラルフィン
50 スパイラルフィン(フィン部)
52 掻出部
54 カウンターフィン(対向搬送部材)
58 補給路
60 供給口
64 カウンターフィン(給送部材)
66 絞り部
68 副連通口
70 反流部
72 排出口
73 スロープ部
74 ATCセンサ(濃度センサ)

Claims (12)

  1. 現像剤を所定の主流通方向へ流通させるための主流通路と、
    前記主流通路内に設けられ、該主流通路内の現像剤を攪拌しつつ前記主流通方向へ流通させるサプライオーガと、
    前記主流通路に隣接するように前記ハウジング内に設けられ、現像剤を前記主流通方向とは略反対の復流通方向へ流通させるための復流通路と、
    前記復流通路内に設けられ、該復流通路内の現像剤を攪拌しつつ前記復流通送方向へ流通させるアドミックスオーガと、
    前記主流通路の下流側の端部と前記復流通路の上流側の端部とを接続した第1の連通口と、
    前記復流通路の下流側の端部と前記主流通路の上流側の端部とを接続した第2の連通口と、
    前記主搬送方向に沿って延在するように設けられ、前記サプライオーガにより前記主流通路内を流通する現像剤を吸着しつつ、該現像剤により像担持体に形成された潜像を現像する現像剤担持部材と、
    前記復流通方向に沿って前記復流通路の下流側の端部に設けられ、該復流通路内の現像剤を攪拌しつつ前記復流通方向とは反対の対向方向へ流通させる対向搬送部材と、
    前記復流通方向に沿って前記復流通路内における前記対向搬送部材の直前に配置され、該復流通路内を流通する現像剤中に含まれるトナーの濃度を検出する濃度センサーと、
    を有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記アドミックスオーガは、前記濃度センサー付近の現像剤に対して前記復流通方向への搬送力を作用させると共に前記第2の連通口側へ掻き出すような搬送力を作用させることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記アドミックスオーガには、前記復流通方向に沿って延在し、外部から伝達されるトルクにより所定の給送方向へ回転する軸部と、該軸部を中心としてスパイラル状に延在するフィン部が設けられると共に、前記濃度センサーに対向する前記フィン部間に軸方向へ延在するように掻出部が設けられ、
    前記掻出部は、前記濃度センサー付近の現像剤に対して前記第2の連通口側へ掻き出すような搬送力を作用させることを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  4. 前記掻出部は、前記濃度センサー付近の現像剤を前記復流通路の内壁に沿って掻き下げつつ、該現像剤に対して前記第2の連通口側へ掻き出すような搬送力を作用させることを特徴とする請求項3記載の現像装置。
  5. 前記第2の連通口を、前記復流通方向に直交する方向に沿って前記掻出部の側方に配置したことを特徴とする請求項3又は4記載の現像装置。
  6. 前記復流通方向に沿って前記掻出部の上流端を前記濃度センサーの上流端よりも上流側へ位置させ、かつ前記掻出部の下流端を前記濃度センサーの下流端よりも下流側へ位置させたことを特徴とする請求項3、4又は5記載の現像装置。
  7. 前記濃度センサーは、前記アドミックスオーガの軸心を中心として径方向へ延出された仮想軸線上に配置され、
    前記仮想軸線は、水平方向に対して30°〜60°の範囲内から任意に選択された角度だけ斜め下方へ傾いていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の現像装置。
  8. 前記復流通路の内壁における前記濃度センサー付近の表面粗さRaを、0.5μm以下としたことを特徴とする請求項7項記載の現像装置。
  9. 外部からの現像剤の補給に応じて装置内で余剰となった現像剤を外部へ排出する排出口を有し、
    前記排出口を、前記対向搬送部材の側方に開口させたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項記載の現像装置。
  10. 前記排出口を前記復流通路の外側の側壁部に穿設すると共に、該排出口の内周面における下端側に内側から外側へ向って下方へ傾斜するスロープ部を形成したことを特徴とする請求項9記載の現像装置。
  11. 前記対向搬送部材には、前記復流通方向に沿って延在し、外部から伝達されるトルクにより所定の方向へ回転する軸部と、該軸部を中心としてスパイラル状に延在するカウンターフィン部が設けられると共に、前記カウンターフィン部間に軸方向へ延在するようにカウンター掻出部が設けられ、
    前記カウンター掻出部は、前記復流通路の下流側端部に流入した現像剤に対して前記第2の連通口側へ掻き出すような搬送力を作用させることを特徴とする請求項9又は10記載の現像装置。
  12. 前記復流通方向に沿って前記濃度センサーの下流端から前記排出口の上流端までの距離をLとした場合、前記復流通方向に沿って前記対向搬送部材の上流端から前記排出口の上流端までの距離をL/2以上としたことを特徴とする請求項9、10又は11記載の現像装置。
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