JP2005266113A - 照明装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶表示装置への入射角を小さくすることで画質の低下を抑制しつつ、第2レンズアレイの光入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくして光利用効率の低下を抑制することのできる照明装置を提供する。
【解決手段】 楕円面リフレクタ114、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112、楕円面リフレクタ114からの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ118、平行化レンズ118からの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ120、第1レンズアレイの複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ130、及び第2レンズアレイ130からの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150を有する照明装置において、第1レンズアレイ120の光入射面又は光射出面は凸レンズ面からなることを特徴とする照明装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は照明装置及びプロジェクタに関する。
従来、プロジェクタとして、光源装置から射出された光束を、ダイクロイックミラーにより赤色、緑色、青色の三色の色光に分離し、三枚の液晶パネル(光変調装置)によって色光毎に画像情報に応じて変調し、変調後の光束をクロスダイクロイックプリズムで合成し、投写レンズを介してカラー画像を拡大投写する、いわゆる三板式のプロジェクタが知られている。
このようなプロジェクタは、図7に示すような照明装置100aを有している(例えば、特許文献1参照。)。この照明装置100aは、光源装置110aと、第1レンズアレイ120aと、第2レンズアレイ130aと、偏光変換素子140aと、重畳レンズ150aとを有している。光源装置110aは、発光管112aと、楕円面リフレクタ114aと、平行化レンズ118aとを有している。
発光管112aから射出された光は、楕円面リフレクタ114aにより反射され、平行化レンズ118aにより平行化される。平行化レンズ118aから射出された照明光束は、第1レンズアレイ120aによって複数の部分光束に分割され、これら部分光束は第2レンズアレイ130a及び重畳レンズ150aによって、液晶表示装置400aの画像形成領域上に重畳される。第2レンズアレイ130aと重畳レンズ150aの間には、無偏光光を偏光光に変換するための偏光変換素子140aが配置されている。
特開2000−347293号公報(図11)
しかしながら、液晶表示装置400aの画像形成領域は、楕円面リフレクタ114aの前方開口部の径寸法よりも非常に短い短辺、長辺から構成される長方形状となっているため、重畳レンズ150aの光束透過領域の一辺の長さ寸法と液晶表示装置400aにおける画像形成領域の短辺、長辺の長さ寸法との間には大きな寸法差が生じ、重畳レンズ150aの周縁部から射出された照明光束の液晶表示装置400aへの入射角は大きなものとなる。通常、液晶表示装置は、入射光の入射角が大きくなって入射光が画像形成領域に対し斜めに入射した場合には画質が低下する傾向にある。
そこで、平行化レンズの大きさ並びに第1レンズアレイ、第2レンズアレイ、偏光変換素子及び重畳レンズの大きさを液晶表示装置における画像表示領域の大きさに略等しい大きさにすることにより、液晶表示装置への入射角度を小さくして画質の低下を防ぐことが考えられる。
しかしながら、本発明者の検討によれば、この場合には、平行化レンズによって照明光束を大きく絞り込むことになるため収差が発生し、その結果、第2レンズアレイの光入射面近傍における第1レンズアレイの各小レンズの像(第2光源像)の大きさを小さくすることが困難になる。このため、第1レンズアレイにおける各小レンズからの部分光束が、第2レンズアレイにおける対応する各小レンズに入射する割合が低下し、光利用効率が低下するという問題があることがわかった。また、液晶表示装置以外の電気光学変調装置においても同様の問題があることがわかった。
そこで、本発明の目的は、電気光学変調装置への入射角を小さくすることで画質の低下を抑制しつつ、第2レンズアレイの光入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくして光利用効率の低下を抑制することのできる照明装置及びこのような照明装置を備えたプロジェクタを提供することにある。
(1)本発明の照明装置は、楕円面リフレクタ、この楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する発光管、前記楕円面リフレクタからの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ、前記平行化レンズからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ、この第1レンズアレイの前記複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ、及びこの第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズを有する照明装置において、前記第1レンズアレイの光入射面又は光射出面は凸レンズ面からなることを特徴とする。
このため、本発明の照明装置によれば、第1レンズアレイからの部分光束の光軸は、第1レンズアレイの凸レンズ面におけるレンズ作用により照明光軸側に屈折する。そのため、第1レンズアレイをそれ程小さくしなくても、第2レンズアレイの大きさ、ひいては偏光変換素子や重畳レンズの大きさを小さくすることができるようになる。その結果、第2レンズアレイ、偏光変換素子及び重畳レンズの大きさを電気光学変調装置の大きさに近づけることができるようになり、電気光学変調装置への入射角を小さくすることで画質の低下を効果的に抑制することができるようになる。
また、第1レンズアレイをそれ程小さくしなくてもよくなるため、楕円面リフレクタからの集束光束を平行化レンズでそれほどには絞り込まなくてよくなるため、収差の発生を効果的に抑制することができるようになる。これにより、第2レンズアレイの光入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくすることが可能になり、第1レンズアレイにおける各小レンズからの部分光束が、第2レンズアレイにおける対応する各小レンズに入射する割合の低下が抑制され、その結果、光利用効率の低下が抑制される。
(2)上記(1)に記載の照明装置においては、前記第1レンズアレイの光入射面を凸レンズ面にするとともに、光射出面に前記複数の小レンズを形成するようにしてもよい。
(3)上記(1)に記載の照明装置においては、前記第1レンズアレイの光射出面を凸レンズ面にするとともに、光入射面に前記複数の小レンズを形成するようにしてもよい。
(4)本発明の照明装置は、楕円面リフレクタ、この楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する発光管、前記楕円面リフレクタからの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ、前記平行化レンズからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ、この第1レンズアレイの前記複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ、及びこの第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズを有する照明装置において、前記第1レンズアレイにおける複数の小レンズのそれぞれは、射出される部分光束の光軸が照明光軸の側に近づくように偏心したレンズ面を有することを特徴とする。
このため、本発明の照明装置によれば、第1レンズアレイからの部分光束の光軸は、第1レンズアレイの各小レンズのレンズ作用により照明光軸側に屈折する。そのため、上記(1)で説明した場合と同様に、第1レンズアレイをそれ程小さくしなくても、第2レンズアレイの大きさ、ひいては偏光変換素子や重畳レンズの大きさを小さくすることができるようになる。その結果、第2レンズアレイ、偏光変換素子及び重畳レンズの大きさを電気光学変調装置の大きさに近づけることができるようになり、電気光学変調装置への入射角を小さくすることで画質の低下を効果的に抑制することができるようになる。
また、第1レンズアレイをそれ程小さくしなくてもよくなるため、楕円面リフレクタからの集束光束を平行化レンズでそれほどには絞り込まなくてよくなるため、収差の発生を効果的に抑制することができるようになる。これにより、第2レンズアレイの光入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくすることが可能になり、第1レンズアレイにおける各小レンズからの部分光束が、第2レンズアレイにおける対応する各小レンズに入射する割合の低下が抑制され、その結果、光利用効率の低下が抑制される。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の照明装置においては、前記第2レンズアレイにおける複数の小レンズのそれぞれは、射出される部分光束の光軸が照明光軸に略平行になるように偏心したレンズ面を有することが好ましい。
このため、本発明の照明装置によれば、第1レンズアレイのレンズ作用によって一旦照明光軸側に絞られた光軸を、第2レンズアレイのレンズ作用によって照明光軸に略平行にすることができるようになり、電気光学変調装置の画像形成領域上への良好な重畳を可能にすることができる。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載の照明装置においては、前記第1レンズアレイの対角方向に沿った前記楕円面リフレクタの有効径に対する前記第1レンズアレイの対角方向における有効サイズの比率は60%〜85%であり、かつ、記第1レンズアレイの対角方向における有効径に対する前記第2レンズアレイの対角方向における第2レンズアレイの有効サイズの比率は60%〜80%であることが好ましい。
上記(1)〜(5)に記載の照明装置によれば、楕円面リフレクタからの集束光束を平行化レンズで一旦略平行化し、その後、第1レンズアレイで再度集束光束にして、第2レンズアレイで再び略平行化する。従って、楕円面リフレクタからの照明光束を2段階で絞ることとなるが、本発明者の検討によれば、最初の段階の絞り及び次の段階の絞りを上記したような範囲にすることによって、本発明の目的が効果的に達成されることがわかった。すなわち、電気光学変調装置への入射角を小さくすることで画質の低下を抑制しつつ、第2レンズアレイの光入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくして光利用効率の低下を抑制することができるようになる。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに記載の照明装置においては、前記発光管には、前記発光管から被照明領域側に射出される光を前記楕円面リフレクタに向けて反射する反射手段が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、発光管から被照明領域側に放射される光が楕円面リフレクタに向けて反射されるため、発光管の被照明領域側端部を覆うような大きさに楕円面リフレクタの大きさを設定することを必要とせず、楕円面リフレクタの小型化を図ることができ、結果としてプロジェクタの小型化を図ることができる。
また、楕円面リフレクタの小型化を図ることができることにより、楕円面リフレクタから楕円面リフレクタの第2焦点に向けて集束するビームの集束角を小さくすることができるため、平行化レンズで平行化される際に発生する収差を小さなものにすることができる。これにより、第2レンズアレイの光入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくすることが可能になり、第1レンズアレイにおける各小レンズからの部分光束が、第2レンズアレイにおける対応する各小レンズに入射する割合の低下がさらに効果的に抑制され、その結果、光利用効率の低下がさらに効果的に抑制されるようになる。
(8)本発明のプロジェクタは、楕円面リフレクタ、この楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する発光管、前記楕円面リフレクタからの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ、前記平行化レンズからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ、この第1レンズアレイの前記複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ、及びこの第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズを有する照明装置と、この照明装置からの照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、この電気光学変調装置によって変調された照明光束を投写する投写光学系とを備えたプロジェクタにおいて、前記第1レンズアレイの光入射面又は光射出面は凸レンズ面からなることを特徴とする。
(9)本発明のプロジェクタは、楕円面リフレクタ、この楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する発光管、前記楕円面リフレクタからの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ、前記平行化レンズからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ、この第1レンズアレイの前記複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ、及びこの第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズを有する照明装置と、この照明装置からの照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、この電気光学変調装置によって変調された照明光束を投写する投写光学系とを備えたプロジェクタにおいて、前記第1レンズアレイにおける複数の小レンズのそれぞれは、射出される部分光束の光軸が照明光軸の側に近づくように偏心したレンズ面を有することを特徴とする。
このため、上記した(8)又は(9)に記載の本発明のプロジェクタによれば、上記したように優れた照明装置を備えているため、画質低下が少なく光利用効率が高いために、高画質・高輝度・低騒音・省エネルギーのプロジェクタとなる。
(10)上記(8)又は(9)に記載のプロジェクタにおいては、前記電気光学変調装置は、画像形成領域の入射側に画素に対応してマイクロレンズが形成された電気光学変調装置であることが好ましい。
画像形成領域の入射側にマイクロレンズが形成された電気光学変調装置は本来光利用効率の高い電気光学変調装置であるが、重畳レンズから射出される照明光束の電気光学変調装置への入射角度が大きいと、マイクロレンズの作用によりせっかく集光された光の一部が開口部の周囲に形成されたブラックマトリクス等によりその通過を妨げられ、結果として光の利用効率がそれほど高まらない。これに対して、本発明のプロジェクタによれば、重畳レンズから射出される照明光束の光変調装置への入射角度が小さくなるので、マイクロレンズの作用により集光された光はブラックマトリクスによりその通過を妨げられることがなくなり、結果として、光利用効率が高まり、画像の輝度を向上させることができる。この効果は、電気光学変調装置として、例えば対角0.7インチ(対角約18mm)以下のサイズの電気光学変調装置(例えば、液晶表示装置)に実施した場合には、画素の開口部が小さくなるので、顕著な効果がある。
(11)上記(8)〜(10)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記照明装置と前記電気光学変調装置との間に、前記照明装置からの照明光束を複数の色光に分離するための色分離光学系をさらに備え、前記電気光学変調装置として、前記色分離光学系からの複数の色光をそれぞれの色光に対応する画像情報に応じて変調する複数の電気光学変調装置が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、フルカラープロジェクタにおいても、画質低下が少なく光利用効率が高いために、高画質・高輝度・低騒音・省エネルギーのプロジェクタとなる。
以下、本発明の照明装置及びプロジェクタについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタを示す図である。図1(a)は光学系を上面から見た図であり、図1(b)は光学系を側面から見た図である。なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz方向(図1(a)における照明光軸方向)、x方向(図1(a)における紙面に平行かつz軸に直交する方向)及びy方向(図1(a)における紙面に垂直かつz軸に直交する方向)とする。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、図1(a)及び図1(b)に示すように、照明装置100と、照明装置100からの照明光束を赤、緑及び青の3つの色光に分離する色分離光学系200と、色分離光学系200で分離された3つの色光のそれぞれを画像情報に応じて変調する電気光学変調装置としての3つの液晶表示装置400R,400G,400Bと、これら3つの液晶表示装置400R,400G,400Bによって変調された色光を合成するクロスダイクロイックプリズム500と、クロスダイクロイックプリズム500によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系600とを備えたプロジェクタである。
実施形態1に係る照明装置100は、図1(a)及び図1(b)に示すように、被照明領域側に略平行な照明光束を射出する光源装置110、光源装置110からの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ120、第1レンズアレイ120の複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ130、照明光束を偏光光に変換するための偏光変換素子140及びこの偏光変換素子140からの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150を有している。
光源装置110は、図1(a)及び図1(b)に示すように、楕円面リフレクタ114と、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112と、楕円面リフレクタ114からの集束光を略平行な光に変換する平行化レンズ118とを有している。発光管112には、発光管112から被照明領域側に射出される光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する反射手段としての補助ミラー116が設けられている。
液晶表示装置400R,400G,400Bとしては、「y軸方向に沿った縦寸法:x軸方向に沿った横寸法=3:4の長方形」の平面形状を有する液晶表示装置を用いている。
図2は、実施形態1に係るプロジェクタにおける液晶表示装置の構造を示す図である。
液晶表示装置400(400R,400G,400B)は、図2に示すように、表面に画素電極412、TFT(Thin Film Transistor)素子413などが形成されたTFT基板411と、表面にブラックマトリクス415、共通電極416などが形成された対向基板414との間隙に液晶層417が配置された構造を有し、与えられた画像信号に応じて照明光束の偏光方向を変調するように構成されている。この液晶表示装置400の画像形成領域は長方形状である。そして、TFT基板411の他の表面には射出側偏光板418が、また対向基板414の他の表面には入射側偏光板419がそれぞれ貼り付けられている。
液晶表示装置400は、TFT素子413の働きによって、画素電極412と共通電極416との間に印加される電圧の大きさを画素ごとに制御することにより、対向基板414側から入射した入射光Lの透過率を画素ごとに制御することができる。しかも、ブラックマトリクス415の働きによって、画素以外の部分からの不要な光の漏洩を防止することができる。このため、液晶表示装置400はコントラストの高い液晶表示装置となる。従って、このようなコントラストの高い液晶表示装置400をプロジェクタ1000の3つの液晶表示装置400R,400G,400Bとして用いることにより、コントラストが高く表示品質のよいプロジェクタとなる。
さらに、対向基板414の入射側には、各画素に対応してマイクロレンズ421が配置されているため、マイクロレンズの無い場合にブラックマトリクス415で遮断されていた光をも有効に利用することができ、プロジェクタ1000の3つ液晶表示装置400R,400G,400Bとしてこのような液晶表示装置400を用いることにより、プロジェクタの輝度を高めることができる。
入射側偏光板419は、色分離光学系200で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光束のみ透過させ、その他の偏光光束を吸収する光学変換素子である。また、射出側偏光板418も、液晶表示装置400(400R,400G,400B)から射出された光束のうち、所定方向の偏光光束のみ透過させ、その他の偏光光束を吸収するものである。なお、これらの入射側偏光板及び射出側偏光板は、対向基板又はTFT基板には貼り付けずに、これらの基板から離隔して配置することもできる。
図3は、実施形態1に係る照明装置を説明するために示す図である。図3(a)は照明装置を上面から見た図であり、図3(b)は照明装置を側面から見た図である。ただし、図3(a)及び図3(b)においては、フィールドレンズ240G及び液晶表示装置400Gは実際はダイクロイックミラー220の上方又は紙面の奥行き方向に配置されているが、わかりやすくするためにともに右方に配置されるよう記載してある。
実施形態1に係るプロジェクタ1000における照明装置100は、上述したように、楕円面リフレクタ114、楕円面リフレクタ114の第1焦点近傍に発光中心を有する発光管112、楕円面リフレクタ114からの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ118、平行化レンズ118からの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ120、第1レンズアレイ120の複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ130、第2レンズアレイ130からの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ150、及び第2レンズアレイ130と重畳レンズ150との間に配置され照明光束を偏光光に変換する偏光変換素子140を有しているが、実施形態1に係る照明装置100においては、第1レンズアレイ120の光入射面は凸レンズ面からなり、光射出面には複数の小レンズが形成されている点を特徴としている。
このため、実施形態1に係る照明装置100によれば、図3(a)及び図3(b)に示すように、第1レンズアレイ120からの部分光束の光軸は、第1レンズアレイ120の凸レンズ面におけるレンズ作用により照明光軸100ax側に屈折する。そのため、第1レンズアレイ120をそれ程小さくしなくても、第2レンズアレイ130の大きさ、ひいては偏光変換素子140や重畳レンズ150の大きさを小さくすることができるようになる。その結果、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140及び重畳レンズ150の大きさを液晶表示装置400R,400G,400Bの大きさに近づけることができるようになり、液晶表示装置400R,400G,400Bへの入射角を小さくすることで画質の低下を効果的に抑制することができるようになる。
また、第1レンズアレイ120をそれ程小さくしなくてもよくなるため、楕円面リフレクタ114からの集束光束を平行化レンズ118でそれほどには絞り込まなくてよくなるため、収差の発生を効果的に抑制することができるようになる。これにより、第2レンズアレイ130の光入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくすることが可能になり、第1レンズアレイ120における各小レンズからの部分光束が、第2レンズアレイ130における対応する各小レンズに入射する割合の低下が抑制され、その結果、光利用効率の低下が抑制される。
実施形態1に係る照明装置100においては、第2レンズアレイ130における複数の小レンズのそれぞれは、射出される部分光束の光軸が照明光軸100axに略平行になるように偏心したレンズ面を有している(偏心状態は、図3では捨象してある。)。このため、実施形態1に係る照明装置100によれば、第1レンズアレイ120のレンズ作用によって一旦照明光軸100ax側に絞られた光軸を、第2レンズアレイ130のレンズ作用によって照明光軸100axに略平行にすることができるようになり、液晶表示装置400R,400G,400Bの画像形成領域上への良好な重畳を可能にすることができる。
図4は、比較例に係る照明装置を説明するために示す図である。図4(a)は照明装置を上面から見た図であり、図4(b)は照明装置を側面から見た図である。なお、図4においても図3の場合と同様に、図4(a)及び図4(b)においては、フィールドレンズ240G及び液晶表示装置400Gは実際はダイクロイックミラー220の上方又は紙面の奥行き方向に配置されているが、わかりやすくするためにともに右方に配置されるよう記載してある。
比較例にかかる照明装置100bは、図4(a)及び図4(b)に示すように、楕円面リフレクタ114bからの集束光束を平行化レンズ118bで略平行化し、その後、第1レンズアレイ120bでは光軸を絞らずに第2レンズアレイ130bで再び略平行化している。このため、図3に示す実施形態1に係る照明装置100の場合とは異なり、平行化レンズ118bによって照明光束を大きく絞り込むことになるため収差が発生し、その結果、第2レンズアレイ130bの光入射面近傍における第1レンズアレイ120bの各小レンズの像(第2光源像)の大きさを小さくすることが困難になる。このため、第1レンズアレイ120bにおける各小レンズからの部分光束が、第2レンズアレイ130bにおける対応する各小レンズに入射する割合が低下し、光利用効率が低下する。
実施形態1に係る照明装置100においては、上述したように、楕円面リフレクタ114からの照明光束を2段階で絞ることとなるが、最初の段階の絞り及び次の段階の絞りを所定範囲にすることによって、液晶表示装置400R,400G,400Bへの入射角を小さくすることで画質の低下を抑制しつつ、第2レンズアレイ130の光入射面近傍における第2光源像の大きさをさらに小さくして光利用効率の低下を抑制することができるようになることがわかった。
このため、実施形態1に係る照明装置100においては、第1レンズアレイ120の対角方向に沿った楕円面リフレクタ114の有効径に対する第1レンズアレイ120の対角方向における有効サイズの比率(第1の比率)を60%〜85%にするとともに、第1レンズアレイ120の対角方向における有効径に対する第2レンズアレイ130の対角方向における第2レンズアレイ130の有効サイズの比率(第2の比率)を60%〜80%にしている。
この場合、第1の比率が60%未満になると、平行化レンズによって照明光束を大きく絞り込むことになるため収差が発生し易くなる。また、第1の比率が85%を超えると、液晶表示装置への入射角を小さくするためには第1レンズアレイによって照明光束を大きく絞りこむことが必要となり、そのためにやはり第2レンズアレイの入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくすることが容易ではなくなる。
また、第2の比率が60%未満になると、第1レンズアレイによって照明光束を大きく絞り込むことになるため、第2レンズアレイの入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくすることが容易ではなくなる。また、第2の比率が80%を超えると、液晶表示装置への入射角度を小さくするためには第1の比率を小さくすることが必要となり、このため、平行化レンズによって照明光束を大きく絞り込むことになり、収差が発生し易くなる。
実施形態1に係る照明装置100においては、図1(a)及び図1(b)に示すように、発光管112には、発光管112から被照明領域側に射出される光を楕円面リフレクタ114に向けて反射する反射手段としての補助ミラー116が設けられている。このため、発光管112から被照明領域側に放射される光が楕円面リフレクタ114に向けて反射されるため、発光管112の被照明領域側端部を覆うような大きさに楕円面リフレクタ114の大きさを設定することを必要とせず、楕円面リフレクタ114の小型化を図ることができ、結果としてプロジェクタの小型化を図ることができる。
また、楕円面リフレクタ114の小型化を図ることができることにより、楕円面リフレクタ114から楕円面リフレクタ114の第2焦点に向けて集束するビームの集束角を小さくすることができるため、平行化レンズ118で平行化される際に発生する収差を小さなものにすることができる。これにより、第2レンズアレイ130の光入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくすることが可能になり、第1レンズアレイ120における各小レンズからの部分光束が、第2レンズアレイ130における対応する各小レンズに入射する割合の低下がさらに効果的に抑制され、その結果、光利用効率の低下がさらに効果的に抑制されるようになる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、上記したように優れた照明装置100を備えているため、画質低下が少なく光利用効率が高くなり、高画質・高輝度・低騒音・省エネルギーのプロジェクタとなる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、上記したように、電気光学変調装置として、画像形成領域の入射側に画素に対応してマイクロレンズが形成された液晶表示装置400R,400G,400Bを用いている。このため、画像形成領域の入射側にマイクロレンズが形成された電気光学変調装置は本来光利用効率の高い電気光学変調装置であるが、重畳レンズから射出される照明光束の電気光学変調装置への入射角度が大きいと、マイクロレンズの作用によりせっかく集光された光の一部が開口部の周囲に形成されたブラックマトリクスによりその通過を妨げられ、結果として光の利用効率がそれほど高まらないのであるが、実施形態1に係るプロジェクタ1000によれば、重畳レンズ150から射出される照明光束の液晶表示装置400R,400G,400Bへの入射角度が小さくなるので、マイクロレンズ421(図2参照。)の作用により集光された光はブラックマトリクス415によりその通過を妨げられることがなくなり、結果として、光利用効率が高まり、画像の輝度を向上させることができる。
〔実施形態2〕
図5は、本発明の実施形態2に係るプロジェクタを示す図である。図5(a)は光学系を上面から見た図であり、図5(b)は光学系を側面から見た図である。
実施形態2に係るプロジェクタ1000Bは、第1レンズアレイの構成が実施形態1に係るプロジェクタ1000とは異なっている。
すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bにおいては、第1レンズアレイ120Bの光射出面を凸レンズ面にするとともに、光入射面に複数の小レンズを形成するようにしている。
このように、実施形態2に係るプロジェクタ1000Bは、第1レンズアレイの構成が実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と異なるが、第1レンズアレイ120Bの光射出面を凸レンズ面にするとともに、光入射面に複数の小レンズを形成するようにしているため、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と同様に、第1レンズアレイ120Bからの部分光束の光軸は、第1レンズアレイ120Bの凸レンズ面におけるレンズ作用により照明光軸100Bax側に屈折する。そのため、第1レンズアレイ120Bをそれ程小さくしなくても、第2レンズアレイ130Bの大きさ、ひいては偏光変換素子140や重畳レンズ150の大きさを小さくすることができるようになる。その結果、第2レンズアレイ130B、偏光変換素子140及び重畳レンズ150の大きさを液晶表示装置400R,400G,400Bの大きさに近づけることができるようになり、液晶表示装置400R,400G,400Bへの入射角を小さくすることで画質の低下を効果的に抑制することができるようになる。
また、第1レンズアレイ120Bをそれ程小さくしなくてもよくなるため、楕円面リフレクタ114からの集束光束を平行化レンズ118でそれほどには絞り込まなくてよくなるため、収差の発生を効果的に抑制することができるようになる。これにより、第2レンズアレイ130Bの光入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくすることが可能になり、第1レンズアレイ120Bにおける各小レンズからの部分光束が、第2レンズアレイ130Bにおける対応する各小レンズに入射する割合の低下が抑制され、その結果、光利用効率の低下が抑制される。
〔実施形態3〕
図6は、本発明の実施形態3に係るプロジェクタを示す図である。図6(a)は光学系を上面から見た図であり、図6(b)は光学系を側面から見た図である。
実施形態3に係るプロジェクタ1000Cは、第1レンズアレイの構成が実施形態1に係るプロジェクタ1000とは異なっている。
すなわち、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cにおいては、第1レンズアレイ120Cにおける複数の小レンズのそれぞれを、射出される部分光束の光軸が照明光軸100Caxの側に近づくように偏心したレンズ面を有するようなレンズにしている。
このように、実施形態3に係るプロジェクタ1000Cは、第1レンズアレイの構成が実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と異なるが、第1レンズアレイ120Cにおける複数の小レンズのそれぞれを、射出される部分光束の光軸が照明光軸100Caxの側に近づくように偏心したレンズ面を有するようなレンズにしているため、第1レンズアレイ120Cからの部分光束の光軸は、第1レンズアレイ120Cの小レンズにおけるレンズ作用により照明光軸100Cax側に屈折する。そのため、実施形態1に係るプロジェクタ1000の場合と同様に、第1レンズアレイ120Cをそれ程小さくしなくても、第2レンズアレイ130Cの大きさ、ひいては偏光変換素子140や重畳レンズ150の大きさを小さくすることができるようになる。その結果、第2レンズアレイ130C、偏光変換素子140及び重畳レンズ150の大きさを液晶表示装置400R,400G,400Bの大きさに近づけることができるようになり、液晶表示装置400R,400G,400Bへの入射角を小さくすることで画質の低下を効果的に抑制することができるようになる。
また、第1レンズアレイ120Cをそれ程小さくしなくてもよくなるため、楕円面リフレクタ114からの集束光束を平行化レンズ118でそれほどには絞り込まなくてよくなるため、収差の発生を効果的に抑制することができるようになる。これにより、第2レンズアレイ130Cの光入射面近傍における第2光源像の大きさを小さくすることが可能になり、第1レンズアレイ120Cにおける各小レンズからの部分光束が、第2レンズアレイ130Cにおける対応する各小レンズに入射する割合の低下が抑制され、その結果、光利用効率の低下が抑制される。
以上、本発明の照明装置及びプロジェクタを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1000Cは透過型のプロジェクタであるが、本発明は反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型液晶表示装置のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
(2)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1000Cは、電気光学変調装置として液晶表示装置を用いているが、本発明はこれに限られない。電気光学変調装置としては、一般に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(3)上記各実施形態のプロジェクタ1000〜1000Cにおいては、被照明領域における平面形状の縦横寸法比を縦寸法:横寸法=3:4とする液晶表示装置である場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、被照明領域における平面形状の縦横寸法比を縦寸法:横寸法=9:16とする液晶表示装置であっても勿論よい。
(4)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクタに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクタにも適用できる。
実施形態1に係るプロジェクタの光学系を示す図。 実施形態1に係るプロジェクタにおける液晶表示装置の構造を示す図。 実施形態1に係るプロジェクタの照明装置を説明するために示す図。 比較例に係るプロジェクタの照明装置を説明するために示す図。 実施形態2に係るプロジェクタの光学系を示す図。 実施形態3に係るプロジェクタの光学系を示す図。 従来のプロジェクタを説明するために示す図。
符号の説明
100,100a,100b,100B,100C…照明装置、100ax,100aax,100bax,100Bax,100Cax…照明光軸、110,110a…光源装置、112,112a…発光管、114,114a…楕円面リフレクタ、116…補助ミラー、118、118a,118b…平行化レンズ、120、120a,120b,120B,120C…第1レンズアレイ、130、130a,130b,130B,130C…第2レンズアレイ、140,140a…偏光変換素子、150,150a…重畳レンズ、200…色分離光学系、300…リレー光学系、400,400a,400b,400R,400G,400B…液晶表示装置、411…TFT基板、412…画素電極、413…TFT素子、414…対向基板、415…ブラックマトリクス、416…共通電極、417…液晶層、418…射出側偏光板、419…入射側偏光板、421…マイクロレンズ、500…クロスダイクロイックプリズム、600…投写光学系、1000,1000B,1000C…プロジェクタ、SCR…スクリーン

Claims (11)

  1. 楕円面リフレクタ、この楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する発光管、前記楕円面リフレクタからの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ、前記平行化レンズからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ、この第1レンズアレイの前記複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ、及びこの第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズを有する照明装置において、
    前記第1レンズアレイの光入射面又は光射出面は凸レンズ面からなることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、前記第1レンズアレイの光入射面は凸レンズ面からなり、光射出面には前記複数の小レンズが形成されていることを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1に記載の照明装置において、前記第1レンズアレイの光射出面は凸レンズ面からなり、光入射面には前記複数の小レンズが形成されていることを特徴とする照明装置。
  4. 楕円面リフレクタ、この楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する発光管、前記楕円面リフレクタからの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ、前記平行化レンズからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ、この第1レンズアレイの前記複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ、及びこの第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズを有する照明装置において、
    前記第1レンズアレイにおける複数の小レンズのそれぞれは、射出される部分光束の光軸が照明光軸の側に近づくように偏心したレンズ面を有することを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の照明装置において、前記第2レンズアレイにおける複数の小レンズのそれぞれは、射出される部分光束の光軸が照明光軸に略平行になるように偏心したレンズ面を有することを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置において、前記第1レンズアレイの対角方向に沿った前記楕円面リフレクタの有効径に対する前記第1レンズアレイの対角方向における有効サイズの比率は60%〜85%であり、かつ、記第1レンズアレイの対角方向における有効径に対する前記第2レンズアレイの対角方向における第2レンズアレイの有効サイズの比率は60%〜80%であることを特徴とする照明装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の照明装置において、前記発光管には、前記発光管から被照明領域側に射出される光を前記楕円面リフレクタに向けて反射する反射手段が設けられていることを特徴とする照明装置。
  8. 楕円面リフレクタ、この楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する発光管、前記楕円面リフレクタからの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ、前記平行化レンズからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ、この第1レンズアレイの前記複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ、及びこの第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズを有する照明装置と、
    この照明装置からの照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    この電気光学変調装置によって変調された照明光束を投写する投写光学系とを備えたプロジェクタにおいて、
    前記第1レンズアレイの光入射面又は光射出面は凸レンズ面からなることを特徴とするプロジェクタ。
  9. 楕円面リフレクタ、この楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する発光管、前記楕円面リフレクタからの照明光束を略平行な照明光束に変換する平行化レンズ、前記平行化レンズからの照明光束を複数の部分光束に分割するための複数の小レンズを有する第1レンズアレイ、この第1レンズアレイの前記複数の小レンズに対応する複数の小レンズを有する第2レンズアレイ、及びこの第2レンズアレイからの各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズを有する照明装置と、
    この照明装置からの照明光束を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    この電気光学変調装置によって変調された照明光束を投写する投写光学系とを備えたプロジェクタにおいて、
    前記第1レンズアレイにおける複数の小レンズのそれぞれは、射出される部分光束の光軸が照明光軸の側に近づくように偏心したレンズ面を有することを特徴とするプロジェクタ。
  10. 請求項8又は9に記載のプロジェクタにおいて、
    前記電気光学変調装置は、画像形成領域の入射側に画素に対応してマイクロレンズが形成された電気光学変調装置であることを特徴とするプロジェクタ。
  11. 請求項8〜10のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記照明装置と前記電気光学変調装置との間に、前記照明装置からの照明光束を複数の色光に分離するための色分離光学系をさらに備え、
    前記電気光学変調装置として、前記色分離光学系からの複数の色光をそれぞれの色光に対応する画像情報に応じて変調する複数の電気光学変調装置が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。
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