JP2005264675A - シンクの止水、排水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】シンクの排水性や清掃性を保持したまま、シンプルで使い勝手のよい、止水、排水構造を提供する。
【解決手段】半円形の排水流入部3が相対向して穿たれた円形プレート2と、該排水流入部3の円弧部31裏面のやや外側に下向きに連設された四半球状の排水受け部4と、上記排水流入部3の直径部分32に揺動自在に垂設された可動片1とからなり、排水はこの可動片1を押動して流出し、上記円形プレート2を裏返したとき該可動片1は上記四半球状排水受け部4の内面に沿って反転し、上記排水流入部3を覆って止水するシンクの止水、排水構造。
【選択図】図1
【解決手段】半円形の排水流入部3が相対向して穿たれた円形プレート2と、該排水流入部3の円弧部31裏面のやや外側に下向きに連設された四半球状の排水受け部4と、上記排水流入部3の直径部分32に揺動自在に垂設された可動片1とからなり、排水はこの可動片1を押動して流出し、上記円形プレート2を裏返したとき該可動片1は上記四半球状排水受け部4の内面に沿って反転し、上記排水流入部3を覆って止水するシンクの止水、排水構造。
【選択図】図1
Description
本発明は、キッチンのシンクの止水、排水構造に関する。さらに詳しくは、シンクの排水口を覆って止水し、水を溜めるとともに、通常は水を排出する止水、排水構造に関する。
従来、シンクにおいては、水を溜めて使用することが少ないため、排水口は、通常、オープン構造とされ、使用後の水はそのまま流されている。そこで、水を溜める際にはゴム栓で排水口に栓をしたり、別体とされた止水手段で止水する等の手段が講じられているが、止水手段の保管場所や、外観が悪いという問題があり、これらの問題点を解決するため、種々の先行技術が開示されている。しかしながら、下記種々の先行技術を用いても、これらの問題点を解決して、必ずしも満足すべき結果が得られるとはいいがたい。
特開2000−282534号公報(第1−3頁、第2〜3図)
特開平9−192521号公報(第1−5頁、第5図)
特開平9−192522号公報(第1−5頁、第6〜10図)
特開平8−68090号公報(第1−3頁、第1〜2図)
本発明は、このような状況の下で考え出されたものであって、シンクの排水性や清掃性を保持したまま、シンク回りをすっきりとシンプルにできるとともに、使い勝手のよい、止水、排水構造を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するため、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、半円形の排水流入部が相対向して穿たれた円形プレートと、該排水流入部の円弧部裏面のやや外側に下向きに連設された四半球状の排水受け部と、上記排水流入部の直径部分に揺動自在に垂設された可動片とからなり、排水はこの可動片を押動して流出し、上記円形プレートを裏返したとき該可動片は上記四半球状排水受け部の内面に沿って反転し、上記排水流入部を覆って止水する止水、排水構造が提供される。
上記可動片がヒンジによって揺動自在に垂設されるとともに、該ヒンジは水流による押動に抗するように僅かに付勢する付勢手段を備えることが好ましい。上記可動片は硬質ゴム材からなるとともに、上記排水流入部と相似でそれよりもやや大きい半円形とされる。また、上記円形プレートを裏返したとき上記可動片が上記排水流入部の円弧部裏面に当接するようにすることが好ましい。
請求項1に記載の発明は上記のとおりであり、とくに、半円形の排水流入部が相対向して穿たれた円形プレートを裏返したとき、可動片が上記排水流入部を覆って止水するため、通常は、シンクの排水構造とすることができるとともに、シンクに水を溜める必要が生じたときは、裏返して止水構造とすることができ、一つの部材で止水、排水の両用途に供せられる。また、この止水排水構造はシンクと別体であるため後付け可能であり、簡単に清掃をすることができる。
上記可動片がヒンジによって揺動自在に垂設されるとともに、このヒンジが水流による押動に抗するように僅かに付勢する付勢手段を備えているため、シンクからの排水があるときは、水流は上記付勢に打ち勝って可動片を中央部に押動し、排水トラップへ流下するとともに、通常は、上記付勢により排水トラップからの臭気を遮断して、シンク内に侵入することを防ぐ。
上記可動片は硬質ゴム材からなるとともに、上記排水流入部と相似でそれよりもやや大きい半円形とされるため、円形プレートを裏返したとき、該可動片は上記四半球状排水受け部の内面に沿って反転し、自重で上記排水流入部を覆うとともに、硬質ゴム材がパッキン機能を発揮して水密構造とすることができる。
上記円形プレートを裏返したとき上記可動片が上記排水流入部の円弧部裏面に当接するようにしているため、水圧がかかったとき、可動片と当該当り面とが圧接されて優れた止水効果を発揮する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。なお、本発明において、相対向する構成要素は同一であるため、動作の説明は、その一つを代表して説明する。図1は、本発明にかかる止水、排水構造を示す斜視図である。図1からよくわかるように、上記止水、排水構造は、半円形の排水流入部3が相対向して穿たれた円形プレート2と、該排水流入部3の円弧部31裏面のやや外側に下向きに連設された四半球状の排水受け部4と、上記排水流入部3の直径部分32にヒンジ5によって揺動自在に垂設された可動片1とからなっている。
この可動片1は排水流入部3と相似で、それよりもやや大きい半円形とされ、円形プレート2を裏返したとき、上記四半球状排水受け部4の内面に沿って反転し、排水流入部3を覆う。このとき、上記排水流入部3の円弧部31の裏面と排水受け部4の連設部との間は、後記するように可動片1の当り面33とされている。
図2は、本発明にかかる止水、排水構造をシンクの排水口6に嵌装した状態を示す説明図である。図2において、上記止水、排水構造は、図1に示すA−A線に沿う側断面図で表され、ヒンジ5は、可動片1を略垂直方向に垂下するよう僅かな力で付勢する付勢手段(図示せず)を備えている。シンクからの排水は、図2中、矢印⇒で示されるように流れ、水流は、僅かに付勢された可動片1を中央部に押しやるとともに、図示しない排水トラップへ流下する。一方、排水が流れない状態では、上記付勢手段を備えたヒンジ5が、可動片1を垂直に保持するため、排水トラップからの臭気を遮断し、シンク内に侵入することを防ぐ。かくして、図2に示す状態では、本発明の止水、排水構造は、シンクの排水口6に嵌装された排水構造として機能する。
図3は、図1に示した止水、排水構造を裏返して示す斜視図であり、図4は、上記裏返された止水、排水構造をシンクの排水口6に嵌装した状態を示す説明図である。図4に示した止水、排水構造は、図3に示すB−B線に沿う側断面図で表されている。図3、図4からよくわかるように、円形プレート2を裏返すと、可動片1はヒンジ5に備えられた付勢手段に打ち勝って自重により四半球状の排水受け部4の内周面に沿って反転し、排水流入部3を覆う。このとき、上記したように、排水流入部3の円弧部31の裏面近傍は可動片1の当り面33とされ、水圧により可動片1が当り面33に圧接し、しっかりと止水される。かくして、本発明の止水、排水構造は、シンクの排水口6に嵌装されて止水構造として機能する。
なお、上記実施形態においてはヒンジ5として蝶番が用いられているが、これに限られず円形プレート2と可動片1とをプラスチックで一体的に形成してプラスチックヒンジとしてもよい。また、円形プレート2と可動片1とを金属プレートとし、蝶番で接続してもよい。このように、本発明は種々設計変更可能であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、いずれも本発明の技術的範囲に属する。
1 可動片
2 円形プレート
3 排水流入部
31 円弧部
32 直径部分
33 当り面
4 排水受け部
5 ヒンジ
6 シンクの排水口
2 円形プレート
3 排水流入部
31 円弧部
32 直径部分
33 当り面
4 排水受け部
5 ヒンジ
6 シンクの排水口
Claims (4)
- 半円形の排水流入部が相対向して穿たれた円形プレートと、該排水流入部の円弧部裏面のやや外側に下向きに連設された四半球状の排水受け部と、上記排水流入部の直径部分に揺動自在に垂設された可動片とからなり、排水はこの可動片を押動して流出し、上記円形プレートを裏返したとき該可動片は上記四半球状排水受け部の内面に沿って反転し、上記排水流入部を覆って止水するシンクの止水、排水構造。
- 上記可動片がヒンジによって揺動自在に垂設されるとともに、該ヒンジは水流による押動に抗するように僅かに付勢する付勢手段を備えた請求項1に記載のシンクの止水、排水構造。
- 上記可動片は硬質ゴム材からなるとともに、上記排水流入部と相似でそれよりもやや大きい半円形とされた請求項1に記載のシンクの止水、排水構造。
- 上記円形プレートを裏返したとき上記可動片が上記排水流入部の円弧部裏面に当接するようにした請求項1に記載のシンクの止水、排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004083150A JP2005264675A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | シンクの止水、排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004083150A JP2005264675A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | シンクの止水、排水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005264675A true JP2005264675A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35089509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004083150A Withdrawn JP2005264675A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | シンクの止水、排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005264675A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112893279A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-06-04 | 郑华东 | 一种竹制蒸笼清洗装置 |
KR102668213B1 (ko) * | 2022-09-08 | 2024-05-21 | 김원석 | 물마개 겸용 배수구 거름망 |
-
2004
- 2004-03-22 JP JP2004083150A patent/JP2005264675A/ja not_active Withdrawn
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CN112893279A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-06-04 | 郑华东 | 一种竹制蒸笼清洗装置 |
KR102668213B1 (ko) * | 2022-09-08 | 2024-05-21 | 김원석 | 물마개 겸용 배수구 거름망 |
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