JP2005264342A - 多層紙及びその真偽判別方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、偽造防止効果に優れる多層紙及びその真偽判別方法に関する。
【解決手段】 本発明は、少なくとも三つの層からなる多層紙であって、前記多層紙の上層と下層の間の層に少なくとも一つの微細構成子が形成され、前記微細構成子は、穿孔、凹部又は不可視インキで形成され、前記多層紙を反射光及び透過光で観察した場合に前記上層と下層の間の層に形成された前記微細構成子は肉眼で視認できないが、前記多層紙の前記微細構成子が形成された領域を読み取り、前記読み取られた画像データを周波数解析した場合に周波数スペクトルに所定のスペクトルが現れる多層紙である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、少なくとも三つの層からなる多層紙であって、多層紙の上層と下層の間の層に少なくとも一つの微細構成子が形成され、多層紙を反射光及び透過光で観察した場合に微細構成子は肉眼で視認できないが、周波数解析した場合に周波数スペクトルに所定のスペクトルが現れ、真偽判別が可能となる多層紙及びその真偽判別方法に関する。
銀行券、パスポート、有価証券、カード、印紙類等の貴重品は、その性質上、偽造、変造されにくいことが要求される。この防止策として、ある条件下では識別できない情報を付与し、他の条件下では識別可能として真偽を判別することは知られている。例えば、基材に微細な複数の穿孔を形成して、反射光では視認しにくいが透過光によって穿孔で形成した情報が視認される技術や、用紙又は印刷物にある情報を埋め込み周波数変換等によって用紙又は印刷物に埋め込まれた情報を識別できる技術も知られている。
前者は、スイスの銀行券に用いられており、数字を穿孔によって表現している。また、孔の直径は、反射状態においては裸眼でそれらのなすパターンが見えない点に特徴を有し、安全マークが、透過状態においては見える文書面のパターンを形成する複数個の孔からなる、偽造を防止するための安全マークを備える安全保管文書が開示されている(特許文献1参照)。
特表2000−501036号公報(第2頁、第1−2図)
さらに、多層紙の中間層に図柄等を形成し、透過光で真偽判別する技術が開示されている。例えば、積層された防護紙において、支持体シート上に印刷されたしるしは、反射光の中で見るとき、検出不可能であるが、可視スペクトルの範囲内の透過光の中で見るとき、明らかとなる。防護紙は防護文書の中に組み込むことができ、ここで透過光の中で見るとき、支持体上のしるし及び文書上のしるしが全体の画像を形成するように、1組のしるしが紙シートの外面の少なくとも一つの上に印刷されている技術が開示されている(特許文献2参照)。
特許第3164823号公報(第3−12頁、第1−4図)
さらに、抄紙機の無端抄紙網上で中層にシートを挿入し上下を複数の原料層流で挟み込み、無端抄紙網上で多層のウェットウェブを構成し、中間層にはあらかじめ光学的、電気的、又は磁気的な特定物質のいずれか一つ以上を混抄あるいは印刷して図柄等を形成し、あるいは中間層に孔によって文字や図柄を形成した多層抄き合わせ紙、その製造方法及び多層抄き合わせ紙の製造装置に関する技術が開示されている(特許文献3参照)。
特開2003−13395号公報(第1頁、第1−9図)
用紙にある情報を埋め込み周波数変換等によって用紙に埋め込まれた情報を識別できる技術として、偽造防止用シートのすかしは、偽造防止用紙についてみると、偽造防止用紙の抄造の際に、例えばパルプ繊維からなる紙料にローラ等により機械的圧力を加えて微細で連続的な紙層の凹凸や疎密を加えることにより、紙層構造的に厚さ、密度などの特性が部分的に変化して形成されるものである。このすかしは透過光で視認不可能であるが、三次元的な紙層構造が透過光のもとで輝度変換されて現出する濃淡画像は、上記微細で連続的な紙層の凹凸や疎密により特徴付けられるすかしの紙層構造に応じたスペクトルパターンを有する偽造防止用シート及びその真偽判別方法並びにその真偽判別装置が開示されている(特許文献4参照)。
特開2000−311266号公報(第1頁、第1−9図)
しかしながら、特開2003−13395号公報は中間層に孔を施しているが、有色の印刷図柄の上に穿孔を施すか、穿孔によって図柄を形成し、透過光で視認されるものであり、それらの孔で作製された図柄等は、透過光で視認することによって真偽判別を行っていた。よって、視認できる程度の穿孔の径である必要があった。また、特表2000−501036号公報、特許第3164823号公報及び特開2003−13395号公報はいずれにおいても、反射光では穿孔又はしるし等の情報を視認不可能であるが、透過光で観察すると視認できる技術であるため、模造者は貴重品のどの領域にどのような情報又は技術が付与されているのか容易に知ることができる上に、目視又は目視と同程度の機械的な処理で真贋の判定を行うことから、容易に模造品が作製される可能性が生じる。また透過光で視認できるため、シートへ印刷等の2次加工を施す際にデザインに制限を加えてしまう。
特開2000−311266号公報は、抄造の際に、パルプ繊維材が水素結合する以前に、パルプ繊維材からなる紙料に規則的な外力を加え、微細で連続的な紙層の凹凸や疎密構造を有する三次元的紙層構造から成る視認不可能で有意味なすかしを形成する。例えば、ワイヤーパターン等によって、有意味なすかしを形成するため、その凹凸や疎密構造の形状に限界があり、さらに、抄造中では一定の凹凸や疎密構造の形状に限定されてしまうため、個人情報等の異なった情報を付与することができなかった。
以上のことから、本発明は前述した問題点を解決することを目的としたもので、従来、多層紙の上層と下層の間の層に付与する情報は、透過光において肉眼で認識しやすい着色ができる有色インキを採用し、着色できない透明インキや上層又は下層の基材と同色のインキ、さらには上層と下層の間の層に微細穿孔等を設けることは、肉眼では視認できないため、これらを採用するという発想は当業者の常識外であることから、皆無であった。
本発明は、肉眼では視認できないという従来の常識を逆に利用して、少なくとも三つの層からなる多層紙であって、多層紙の上層と下層の間の層に少なくとも一つの微細構成子が形成され、多層紙を反射光及び透過光で観察した場合に上層と下層の間の層に形成された微細構成子は肉眼で視認できないため、一見して模造者は多層紙のどの領域にどのような情報又は技術が付与されているか分からないため、模造品の作製が不可能となる。また、微細構成子は穿孔、凹部又は不可視インキによって付与されるため、複雑な形状が形成でき、さらに上層と下層の間の層に形成するため、模造品の作製を防ぎ、さらに個人情報等の異なった情報を付与することが可能である。さらに、多層紙の微細構成子が形成された領域を読み取り、読み取られた画像データを周波数解析した場合に周波数スペクトルに所定のスペクトルが現れ、容易に真偽判別が可能となる。本発明は上記記載の多層紙及びその真偽判別方法を提案するものである。
本発明は、少なくとも三つの層からなる多層紙であって、前記多層紙の上層と下層の間の層に少なくとも一つの微細構成子が形成され、前記微細構成子は、穿孔、凹部又は不可視インキで形成され、前記多層紙を反射光及び透過光で観察した場合に前記上層と下層の間の層に形成された前記微細構成子は肉眼で視認できないが、前記多層紙の前記微細構成子が形成された領域を読み取り、前記読み取られた画像データを周波数解析した場合に周波数スペクトルに所定のスペクトルが現れる多層紙である。
また、本発明は、前記多層紙の真偽判別方法において、前記多層紙の上層と下層の間の層に形成された穿孔、凹部又は不可視インキからなる微細構成子が形成された領域を読み取り、前記読み取られた画像データを周波数解析し、真偽を判別する多層紙の真偽判別方法である。
本発明は、多層紙の上層と下層の間の層に少なくとも一つの微細構成子が形成され、多層紙を反射光及び透過光で観察した場合に上層と下層の間の層に形成された微細構成子は肉眼で視認できないため、一見して模造者は多層紙のどの領域にどのような情報又は技術が付与されているか分らないため、模造品の作製が不可能となる。また、微細構成子は穿孔、凹部又は不可視インキによって付与されるため、複雑な形状が形成でき、さらに上層と下層の間の層に形成するため、模造品の作製を防ぎ、さらに個人情報等の異なった情報を付与することが可能である。さらに、多層紙の微細構成子が形成された領域を読み取り、読み取られた画像データを周波数解析した場合に周波数スペクトルに所定のスペクトルが現れ、容易に真偽判別が可能となる。
本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は以下に述べる実施するための最良の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
本発明は、少なくとも三つの層からなる多層紙であって、多層紙の上層と下層の間の層(以下、中間層という)に情報が形成され、情報は複数の微細構成子で形成される。ここでいう、微細構成子は、穿孔、凹部又は不可視インキで形成されたものを言う。ここで言う、不可視インキ、透明インキ又は多層紙と同色のインキである。少なくとも三つの層からなる多層紙は上層及び下層は紙基材からなり、中間層は不織布であることが好ましい。以下に更に詳細に説明する。
図1に繊維からなる上層(1)、繊維からなる中間層(2)、繊維からなる下層(3)からなる多層紙(P1)を示す。中間層(2)には、通常、多層紙(P1)を反射光又は透過光で観察した場合に肉眼では視認できない情報(4)が付与されている。情報(4)は微細構成子(4’)で構成する必要があり、透明インキ、中間層と同色のインキ、上層(1)及び/又は下層(3)と同色のインキで印刷される。ここでいう、同色のインキとは、上層(1)、中間層(2)、下層(3)のいずれかの色彩と同色のインキである。また、同色のインキとは、上層(1)、中間層(2)、下層(3)のいずれかの色彩に対して色差ΔEが3以下程度のインキである。上記記載の各インキは、凹版、グラビア、凸版、オフセット、スクリーン、インクジェット等、印刷方式は特に限定されるものではない。中間層(2)の幅は特に限定されることなく、上層(1)と下層(3)の間にスレッド状に設けても良い。微細画素の個々の径は、50μm〜2000μm程度である。前記インキにより情報を付与すると、付与している部分と付与していない部分で透過光量に差ができる。情報が付与されていないシートを周波数解析すると、低周波数領域にピークが現れ、高周波数領域になるほど減少していくが、情報が付与されているシートでは、高周波数領域でもピークが現れる。よって、多層紙は80μm〜300μm程度が好ましい。300μmより厚くなると透過光量の差が生じ難くなる恐れがある。
図2に、繊維からなる上層(1)、繊維からなる中間層(2)、繊維からなる下層(3)からなる多層紙(P2)を示す。中間層(2)には、通常、多層紙(P2)を反射光又は透過光で観察した場合に肉眼では視認できない情報(4)が付与されている。情報(4)は、複数の微細構成子(4’)で構成する必要がある。微細穿孔(4’)は中間層(2)を貫通又は凹状に形成する必要がある。この場合の情報(4)を形成する中間層は不織布であることが好ましい。不織布の厚みは、10μm〜200μm程度であり、5μm〜60μm程度が好ましい。中間層(2)の幅は特に限定されることなく、上層(1)と下層(3)の間にスレッド状に設けても良い。穿孔の作製方法はレーザで形成することが好ましく、YAGレーザ、炭酸ガスレーザ等が挙げられる。微細穿孔とは、個々の径が50μm〜2000μm程度のことである。レーザパワーの変更又はマスクの大小により調節可能である。微細穿孔は、特に限定されるものではなく、文字、数字、記号、図柄、絵柄、特種形状等を施すことができる。前記微細穿孔により情報を付与すると、付与している部分としていない部分で透過光量に差ができる。情報が付与されていないシートを周波数解析すると、低周波数領域にピークが現れ、高周波数領域になるほど減少していくが、情報が付与されているシートでは、高周波数領域でもピークが現れる。よって、多層紙は80μm〜300μm程度が好ましい。300μmより厚くなると透過光量の差が生じ難くなる恐れがある。
情報(4)の好ましい形状を示す。情報(4)を形成する微細構成子の形状は特に限定されるものではない。形状は上記記載のように文字、数字、記号、図柄、絵柄、特種形状等を施すことができる。一例を図3に示す。図3(a)に示すように円形、図3(b)、(c)に示すように多角形及び図3(d)に示すように特殊な形状(ロゴマーク等)を示す。通常、多層紙を反射光又は透過光で観察した場合に肉眼では視認できない情報(4)は後述する周波数領域に変換して真偽判別を行うため、微細構成子は、規則的に配置することが好ましい。さらに好ましくは、図4に示すように格子状に形成する必要がある。例えば、横方向の間隔である(5a、5b、5c、5d)は、等間隔で配置、縦方向の間隔である(5a’、5b’)は等間隔で配置する必要がある。この場合に縦方向及び横方向のどちらか一方又は両方が等間隔であれば良い。
上記穿孔での例は、中間層を貫通しているが、中間層を貫通することなく凹上にしても良い。凹部の作製方法はレーザで形成することが好ましく、YAGレーザ、炭酸ガスレーザ等が挙げられる。凹部とは、個々の径が50μm〜2000μm程度のことである。レーザパワーの変更又はマスクの大小により調節可能である。凹部は、特に限定されるものではなく、文字、数字、記号、図柄、絵柄、特種形状等を施すことができる。
図1乃至図2で示した多層紙(P1、P2)を反射光又は透過光で肉眼で観察した場合に、図5に示すように中間層(2)に形成された情報(4)は視認できない。多層紙(P1)の情報(4)は透明インキ、中間層と同色のインキ、上層(1)及び/又は下層(3)と同色のインキで印刷される。さらに上層(1)及び下層(2)によって中間層(2)が覆われているため、肉眼で認識することができない。また、多層紙(P2)の情報(4)は、微細穿孔によって形成され、上層(1)及び下層(2)によって中間層(2)が覆われているため、肉眼で認識することができない。
多層紙の中間層に付与される情報は一枚毎に異なった情報を施すことも可能である。異なった情報、つまり、個別情報は、特に限定されることなく、個人情報、記番号、製造番号等を付与することができる。これらの個別情報を施すためには、微細構成子は、規則的に配置する必要があり、さらに、多層紙の情報毎に微細構成子の間隔、大きさ、形状等の少なくとも一つを異ならせる必要がある。このように微細構成子の間隔、大きさ、形状等の少なくとも一つを異ならせて多層紙毎に異なった情報を付与することができ、周波数解析した場合に、異なったフーリエ変換スペクトルが形成される。
多層紙の真偽判別方法は、多層紙に付与されている情報を読み取る読み取り手段と、読み取られた情報データを周波数解析する手段によって、真偽の判別を行う。図6にさらに一例を示す。
図6に示すようにSTEP1で多層紙に付与されている情報は読み取り手段によって読み取る。情報の読み取りはイメージスキャナ、ディジタルカメラ、ハンディータイプリーダ、カメラ付き携帯電話等で行われる。
次に、STEP1で読み取られた情報データをSTEP2で演算部によって、周波数解析を行う。周波数解析は、パソコンにインストールされている画像処理ソフトで行われる。周波数解析はフーリエ変換で行うことが好ましい。
次に、STEP3で得られた周波数解析されたデータとデータベースにあらかじめ登録されている基準データと比較する。あらかじめパソコンのデータベースに登録されている基準データは、情報が周波数解析されたデータと同一のものが登録されている。例えば、基準データは図7(a)に示すようなフーリエ変換スペクトル(5)をデータベースにあらかじめ登録しておき、登録されたフーリエ変換スペクトル(5)と図7(b)に示すように多層紙に施された情報から得られたフーリエ変換スペクトル(5’)又は(5”)でパターン認識を行い真偽判別を行う。例えば、情報から得られたフーリエ変換スペクトル(5’)の場合、あらかじめ登録されたフーリエ変換スペクトル(5)と同一のため本物と判断され、情報から得られたフーリエ変換スペクトル(5”)の場合、あらかじめ登録されたフーリエ変換スペクトル(5)と異なるため偽物と判断される。
次に、STEP4で周波数解析されたデータと基準データが一致している場合に真と判断し、周波数解析されたデータと基準データが一致していない場合に偽と判断して、多層紙の真偽判別を行う。
情報が個別情報の場合は、データベースにあらかじめ登録されたフーリエ変換スペクトルと対応させて個別情報を付与するか、もしくは、情報自体にデータを付与させて、情報を読み取り部によって読み取り、読み取られた情報データに対して、演算部によって、周波数解析を行い個別情報を抽出しても良い。
ネットワーク上での識別方法について図8に示す、図6と同様にSTEP1で認証クライアント機器によって多層紙に付与されている情報を読み取り部によって読み取る。情報の読み取りはイメージスキャナ、ディジタルカメラ、ハンディータイプリーダ、携帯電話等で行われる。
次に、STEP1で読み取られた情報データをSTEP2で認証クライアント機器の演算部によって周波数解析を行う。周波数解析は、認証クライアント機器にインストールされている画像処理ソフトで行われる。周波数解析はフーリエ変換で行うことが好ましい。
次に、STEP2で得られた周波数解析されたデータを、STEP3でネットワークを介して認証サーバ端末に読み取らせる。
STEP4で、読み取られた周波数解析されたデータと認証サーバ端末内にあらかじめデータベースに登録されている基準データと比較する。あらかじめパソコンのデータベースに登録されている基準データは、情報が周波数領域に変換されたデータと同一のものが登録されている。例えば、基準データは図8(a)に示すようなフーリエ変換スペクトルをあらかじめ登録しておき、登録されたフーリエ変換スペクトルと多層紙に施された情報から得られたフーリエ変換スペクトルでパターン認識を行い真偽判別を行う。
次に、STEP5で周波数解析されたデータと基準データが一致している場合に真と判断し、周波数解析されたデータと基準データが一致していない場合に偽と判断して、ネットワークを介して判断結果を認証クライアント機器に通信することによって多層紙の真偽判別を行う。
情報が個別情報の場合は、データベースにあらかじめ登録されたフーリエ変換スペクトルと対応させて個別情報を付与するか、もしくは、情報自体にデータを付与させて、情報を読み取り部によって読み取り、読み取られた情報データに対して、演算部によって、周波数解析を行い個別情報を抽出しても良い。
発明を実施するための最良の形態の多層紙をネットワークを介して認証するシステムについて図9に示す。この認証システムは、認証クライアント機器(6)又はカメラ付き携帯電話(6’)、ネットワーク(7)、認証サーバ端末(8)、認証サーバ端末(8)内のデータベース(9)で構成される。多層紙の所有者が本物か偽物かを判別する必要がある場所で用いられる。まず、図9に示すように認証クライアント機器(6)又はカメラ付き携帯電話(6’)によって多層紙に付与されている情報を読み取り、読み取られた情報データを周波数解析を行い、得られた周波数解析されたデータを、ネットワーク(7)を介して認証サーバ端末(8)で読み取られた周波数解析されたデータと、認証サーバ端末(8)内にあらかじめデータベース(9)に登録されている基準データと比較し、周波数解析されたデータと基準データが一致している場合に真と判断し、周波数解析されたデータと基準データが一致していない場合に偽と判断して、ネットワーク(7)を介して判断結果を認証クライアント機器(6)に通信することによって多層紙の真偽判別を行う。通受信する際のデータは暗号化処理しても良い。例えば、基準データは図8(a)に示すようなフーリエ変換スペクトルをあらかじめ登録しておき、登録されたフーリエ変換スペクトルと多層紙に施された情報から得られたフーリエ変換スペクトルでパターン認識を行い真偽判別を行う。
上記に示した真偽判別方法は一例であり、特に限定されるものではない。例えば、周波数解析されたデータに対応するフーリエ変換スペクトルのk次のピークの濃度分布曲線(フーリエ変換スペクトルにおけるピークのうち、内側からk番目のピークとなる濃度分布曲線を言う。)をあらかじめ用意し、これと、情報データから読み取ったビットマップデータ等のフーリエ変換スペクトルのk次のピークの濃度分布とを比較することも可能である。
また、微細構成子の間隔、大きさ等を変化させて、情報を形成し、情報を読み取ったビットマップデータ等のフーリエ変換スペクトルを抽出する。この場合、フーリエ変換のピークは微細構成子の間隔、大きさ等の変化に起因してピーク強度が異なる。したがって、このフーリエ変換スペクトルを基に、多層紙に埋め込んだ情報の配置の間隔等を認識することができる。この情報の配置の間隔が埋め込んだ情報に相当するようにしておけばよい。よって、微細構成子の間隔、大きさ等の違いにより数字等の情報を付与することができる。
本発明を実施するための最良の形態の多層紙(P1、P2)にその他の偽造防止技術を施すことが可能であり、有色繊維、無色蛍光繊維、有色蛍光繊維、磁性繊維、金属細片、アルミ細片、赤外吸収特性を有する繊維、赤外反射特性を有する繊維及びサーモクロミック繊維等を少なくとも一種類を混抄することも可能であり、スレッド、スカシ画像等を施すことができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態の多層紙の作製装置の一例を示す。図10は、本発明の一実施例の多層紙の作製装置を示すものであり、図10(a)は装置の全体概略図、図10(b)は装置の原料層及びシート保持部分を示す。ワイヤー(11)は所定のメッシュの網帯であり、このワイヤーはブレストロール(12)、ワイヤーロール(13a、13b、13c、13d、13e、13f)、サクションクーチロール(14)を周回する搬送帯となる。ワイヤー(11)上で、ブレストロール(12)とワイヤーロール(13a)の間には、それぞれ独立した原料槽となる原料槽(15)と原料槽(16)が連設されている。
原料槽(15)には原料供給口(17)から、原料槽(16)には原料供給口(18)からそれぞれ水と繊維と所定の添加薬品を含む原料が供給され、それぞれの槽が所定の水位を保持するように制御されている。
原料槽(15)と原料槽(16)の下流部分には原料をワイヤー(11)上に吐出し整流するための目止め板(19a、19b)がそれぞれ設けられている。目止め板(19a、19b)とワイヤー(11)との間隔は調整可能であり、この目止め板はワイヤー(11)上への原料流を整流して繊維ウェブをフォーミングするためのものである。
原料槽(15)の上部に、シート(20)を保持するシート保持部(21)が連接され、シート保持部(21)にはシート(20)の走行時に張力を懸け且つシートの上層の所定位置にダンデロール(25)によりすき入れを施すための位置調整用繰り出し装置(21a)が設けられている。
原料槽(15)及び原料槽(16)の内部には、シート(20)を原料槽(15)から供給されて形成される層流(22a)の上部に導くためのガイドロール(23a、23b、23c、23d)が設けられている。
無端抄紙網の下方で原料層(15)の上流部から原料層(16)の下流部の間に原料層流内の水を吸引し多層ウェッブを形成するためのサクションボックス(24a、24b、24c、24d)が設けられている。
サクションボックス(24d)の下流側で無端抄紙網の上方にすき入れを施すダンデロール(25)が設けられている。
ダンデロールの下流側で無端抄紙網の下方に、多層ウェブをさらに搾水するためのサクションボックス(24e、24f)が設けられている。
シート保持部(21)から走行されたシート(20)にレーザ加工装置及び/又は印刷装置(10)が設けられ、情報(4)が施される。この場合の印刷方式は、インクジェット、凸版印刷等が好ましい。本発明はこれに限定されることなく、シート(20)はあらかじめ情報(4)が施されたものを多層紙の作製装置に装着し、走行させても良い。シート(20)は繊維であり、繊維にすることによって、シートは多孔質であるため通水性に優れ、上部に積層された原料の水分を通過し、さらには一部の繊維がシートの孔を介して上下の層で混合し絡み合い強固な層間結合が得られることである。さらにシート(20)は不織布であることが好ましく、さらには、親水性、耐熱性、通水性に優れ、ドライヤーでの熱乾燥においても変成及び変形しない不織布が多層紙を作製する上で最も最適である。
また、複数の槽に貯留された原料の紙料特性は、それぞれ色、坪量又は繊維構成の少なくとも一つ以上を異ならせ、多層紙を作製することも可能である。色は繊維の種類の違い、顔料、染料の混入、漂白か未漂白か等により可能であり、坪量については原料濃度、原料吐出部の調整により可能であり、繊維構成については、繊維の種類、配合割合、繊維長、叩解度等を変化させることで可能である。
周回する無端抄紙網の上に層状に形成される水と繊維とを含む原料層流の間に、情報が施された任意の幅のシートが挿入されて製造されて成る多層紙であって、周回する無端抄紙網の上に、水と繊維とを含む原料を貯留した複数の槽と、無端抄紙網の抄き幅以下で任意の幅の情報が施されたシートを繰り出すシート繰り出し部とを少なくとも一つ以上配置又はシートを繰り出すシート繰り出し部とを少なくとも一つ以上配置し、複数の槽のうち無端抄紙網の周回工程に対して先行する位置に配置された槽内の原料を無端抄紙網上に吐出し、少なくとも一層以上の原料層流を無端抄紙網上に形成した後、層流上にシートを走行させ、さらにシート上に複数の槽のうち無端抄紙網の周回工程に対して後の位置に配置された槽内の原料を吐出し、無端抄紙網上でウェットウェブを形成することにより製造される。
さらに、周回する無端抄紙網の上に層状に形成される水と繊維とを含む原料層流の間に、情報が施された任意の幅のシートが挿入されて製造されて成る多層紙であって、周回する無端抄紙網の上に、水と繊維とを含む原料を貯留した複数の槽と、無端抄紙網の抄き幅以下で任意の幅のシートを繰り出すシート繰り出し部とを少なくとも一つ以上配置又はシートを繰り出すシート繰り出し部とを少なくとも一つ以上配置し、複数の槽のうち無端抄紙網の周回工程に対して先行する位置に配置された槽内の原料を無端抄紙網上に吐出し、少なくとも一層以上の原料層流を無端抄紙網上に形成した後、層流上にシートを走行させてレーザ加工機及び/又は印刷機によって情報を施し、さらにシート上に複数の槽のうち無端抄紙網の周回工程に対して後の位置に配置された槽内の原料を吐出し、無端抄紙網上でウェットウェブを形成することにより製造される。
以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の内容は、これらの実施例の範囲に限定されるものではない。
(実施例1)
図10に示した多層紙の作製装置を用いて、原料槽(15)に供給する原料として、針葉樹晒クラフトパルプを、叩解度をカナディアンスタンダードフリーネス550mlに調整した。原料槽(16)に供給する原料として、針葉樹未晒クラフトパルプを、カナディアンスタンダードフリーネス570mlに調整した。
シートは、レーヨン繊維で構成される不織布を用い、坪量12g/m2、厚さ35μm、水透過性の指標となる透気度はJISの透気度試験法で測定限界以下の透気性が高いものを用意し、あらかじめ情報(4)を透明インキを用いてスクリーン印刷方式により印刷した。印刷後の不織布を巻き取り状にした後、シート保持部(21)にセットした。
原料を原料供給口(17、18)から原料槽(15、16)にそれぞれ供給し、所定の水位を保つように制御する。原料槽(15、16)からワイヤー(11)上に原料を吐出し、原料をサクションボックス(24a、24b)で流動性を失わない程度に水を吸引し、目止め板(19a)により整流し層流(22a)を形成する。
シート(20)は位置調整用繰り出し装置(21a)により一定のテンションを保持され、ガイドロール(23a、23b、23c、23d)により層流(22a)上に導かれる。
層流(22a)とシート(20)は一体をなした状態で、原料槽(16)に流入し、原料槽(16)の原料がシート(20)上に吐出された後、サクションボックス(24c、24d)により層流(22a)とシート(20)上に吐出された原料槽(16)の原料の水が吸引され、目止め板(19b)により整流され層流(22b)となりシート(20)上に積層される。
目止め板(19a)からサクションボックス(24d)の間で、層流(22a)内の水と微細繊維の一部はワイヤー(11)のメッシュを通して重力により下方向に通過し流動性が徐々に失われる。層流(22b)内の水と繊維の一部はシート(20)の空隙部を通り層流(22a)内へ移動し、他の一部の繊維はシート(20)を界面として層流(22a)内の繊維と混合し絡み合う。
層流(22a、22b)、シート(20)は一体をなして、多少流動性を残すウェブとなりワイヤー(11)により搬送される。その後、ウェブをサクションボックス(24e、24f)、サクションクーチロール(24)によりさらに流動性を失うまで搾水し、プレスを経て定法により乾燥し多層紙を得た。得られた多層紙(P4)を図11(a)に示す。情報(4)が施された多層紙(P4)をフーリエ変換した場合、図11(b)のようなフーリエ変換スペクトルが得られた。得られたフーリエ変換スペクトルとあらかじめデータベースに登録したフーリエ変換スペクトルとをパターン認識することで真偽判別することができた。
(実施例2)
図11に示した多層紙の作製装置を用いて、原料槽(15)に供給する原料として、針葉樹晒クラフトパルプを、叩解度をカナディアンスタンダードフリーネス550mlに調整した。原料槽(16)に供給する原料として、針葉樹未晒クラフトパルプを、カナディアンスタンダードフリーネス570mlに調整した。
シートは、レーヨン繊維で構成される不織布を用い、坪量12g/m2、厚さ35μm、水透過性の指標となる透気度はJISの透気度試験法で測定限界以下の透気性が高いものを用意し、シート保持部(21)にセットした。
原料を原料供給口(17、18)から原料槽(15、16)にそれぞれ供給し、所定の水位を保つように制御する。原料槽(15、16)からワイヤー(11)上に原料を吐出し、原料をサクションボックス(24a、24b)で流動性を失わない程度に水を吸引し、目止め板(19a)により整流し層流(22a)を形成する。
シート(20)は、位置調整用繰り出し装置(21a)により一定のテンションを保持され、ガイドロール(23a、23b、23c、23d)により層流(22a)上に導かれる。シート(20)は走行中にレーザ加工機(10)によって穿孔が施され、情報(4)が形成される。
層流(22a)とシート(20)は一体をなした状態で、原料槽(16)に流入し、原料槽(16)の原料がシート(20)上に吐出された後、サクションボックス(24c、24d)により層流(22a)とシート(20)上に吐出された原料槽(16)の原料の水が吸引され、目止め板(19b)により整流され層流(22b)となりシート(20)上に積層される。
目止め板(19a)からサクションボックス(24d)の間で、層流(22a)内の水と微細繊維の一部はワイヤー(11)のメッシュを通して重力により下方向に通過し流動性が徐々に失われる。層流(22b)内の水と繊維の一部はシート(20)の空隙部を通り層流(22a)内へ移動し、他の一部の繊維はシート(20)を界面として層流(22a)内の繊維と混合し絡み合う。
層流(22a、22b)、シート(20)は一体をなして、多少流動性を残すウェブとなりワイヤー(11)により搬送される。その後、ウェブをサクションボックス(24e、24f)、サクションクーチロール(24)によりさらに流動性を失うまで搾水し、プレスを経て定法により乾燥し多層紙を得た。得られた多層紙(P4)を図12(a)に示す。情報(4)が施された多層紙(P4)をフーリエ変換した場合、図12(b)のようなフーリエ変換スペクトルが得られた。得られたフーリエ変換スペクトルとあらかじめデータベースに登録したフーリエ変換スペクトルとをパターン認識することで真偽判別することができた。
本発明の多層紙の上層と下層の間の層に付与された情報は、通常、多層紙を反射光又は透過光で観察した場合に上層と下層の間の層に形成された情報は肉眼で不可視となるため、一般人が真偽判別するというより、むしろ、鑑定者が本物か否か鑑定する要素として最適である。
繊維からなる上層(1)、繊維からなる中間層(2)、繊維からなる下層(3)からなる多層紙(P1)を示す図である。 繊維からなる上層(1)、繊維からなる中間層(2)、繊維からなる下層(3)からなる多層紙(P2)を示す図である。 微細構成子の形状を示す図である。 格子状に施された場合の図である。 多層紙(P1、P2)を肉眼で観察した場合の図である。 多層紙の識別方法の流れ図である。 データベースにあらかじめ登録されるフーリエ変換スペクトル(5:基準データ)と、多層紙に施された情報から得られたフーリエ変換スペクトル(5’)を示す図である。 ネットワーク上での多層紙の識別方法の流れ図である。 多層紙をネットワークを介して認証するシステムの図である。 多層紙の作製装置の図である。 中間層(2)に印刷からなる情報が施された多層紙(P3)と、そのフーリエ変換スペクトルの図である。 中間層(2)に穿孔からなる情報が施された多層紙(P4)と、そのフーリエ変換スペクトルの図である。
符号の説明
1 上層
2 中間層
3 下層
4 情報
4’ 微細構成子
5、5’、5” フーリエ変換スペクトル
5a、5b、5c、5d 横方向の間隔
5a’、5b’ 縦方向の間隔
6 認証クライアント機器
6’ カメラ付き携帯電話
7 ネットワーク
8 認証サーバ端末
9 データベース
10 レーザ加工装置及び/又は印刷装置
11 ワイヤー
12 ブレストロール
13a、13b、13c、13d、13e、13f ワイヤーロール
14 サクションクーチロール
15、16 原料槽
17、18 原料供給口
19a、19b 目止め板
20 シート
21 シート保持部
21a 位置調整用繰り出し装置
22a、22b 層流
23a、23b、23c、23d ガイドロール
24a、24b、24c、24d、24e、24f サクションボックス
25 ダンデロール
P1、P2、P3、P4 多層紙

Claims (2)

  1. 少なくとも三つの層からなる多層紙であって、前記多層紙の上層と下層の間の層に少なくとも一つの微細構成子が形成され、
    前記微細構成子は、穿孔、凹部又は不可視インキで形成され、
    前記多層紙を反射光及び透過光で観察した場合に前記上層と下層の間の層に形成された前記微細構成子は肉眼で視認できないが、前記多層紙の前記微細構成子が形成された領域を読み取り、前記読み取られた画像データを周波数解析した場合に周波数スペクトルに所定のスペクトルが現れる多層紙。
  2. 請求項1記載の前記多層紙の真偽判別方法において、前記多層紙の上層と下層の間の層に形成された穿孔、凹部又は不可視インキからなる微細構成子が形成された領域を読み取り、前記読み取られた画像データを周波数解析し、真偽を判別する多層紙の真偽判別方法。
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