JP2005262984A - 鉄道車両用拡声装置 - Google Patents

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Shinichi Shiozawa
信一 塩沢
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Abstract

【課題】 乗客が鉄道車両の案内放送を容易に聞き取ることができ、また視覚障害者やお年寄りも間違えることなく鉄道車両の判別ができるようにする鉄道車両用拡声装置を得る。
【解決手段】 鉄道車両20の走行速度、走行位置およびドアの開閉状態のうち少なくともいずれか1つを含む車両状態を取得する車両状態取得部11と、伝達する音声案内データを保持し、当該音声案内データから可聴音信号を生成する音声信号源13と、音声信号源13が保持する音声案内データのうち、車両状態に対応する音声案内データを選択して、音声信号源13に対して可聴音信号を生成させる音声始動制御部12と、音声始動制御部12の指示に応じて音声信号源13が生成した可聴音信号に対して、超音波帯域に属する搬送波を利用して指向性を制御する指向性制御部14と、指向性制御部14によって指向性が制御された可聴音信号が入力されて可聴音を放射するスピーカ16とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、鉄道車両の車体に設置され、乗客に対する音声案内情報を指向性の音波として放射する鉄道車両用拡声装置に関するものである。
従来から、鉄道車両は車体外側にLED(Light Emitting Diode)表示装置を備えており、この表示装置に行き先、電車の種類等を表示することによってそれらを乗客に示していた。また、電車の接近案内、到着案内、出発案内等は、駅員がホームに設置されるハイスピーカを介してアナウンスしていた。したがって、乗客は電車に乗る際には、上記表示装置を読んだりアナウンスを聞き取ったりして、鉄道車両を判別していた。また、当分野における先行文献として特許文献1がある。
特開2000−402916号公報
鉄道車両の乗客は、従来、上記のように鉄道車両を判別していたので、視覚障害を有する方、お年寄り等、LED表示装置の表示を読み取ることが困難な方が駅ホームから電車に乗る際に鉄道車両の判別をすることは困難であるという課題があった。
また、駅ホームには車両のモータ音、ブレーキ音、空調機音、あるいは隣のホームや反対ホームからの案内放送等、いろいろな音が重なって音の洪水が発生し、乗客が欲しい情報を正確に聞き取ることが困難になっているという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗客が鉄道車両の案内放送を容易に聞き取ることができ、また視覚障害者やお年寄りも間違えることなく鉄道車両の判別ができるようにする鉄道車両用拡声装置を得ることを目的とする。
この発明に係る鉄道車両用拡声装置は、鉄道車両の走行速度、走行位置およびドアの開閉状態のうち少なくともいずれか1つを含む車両状態を取得する車両状態取得手段と、乗客に対して伝達する音声案内データを保持し、当該音声案内データから可聴音信号を生成する音声信号源と、音声信号源が保持する音声案内データのうち、車両状態に対応する音声案内データを選択して、当該音声信号源に対して可聴音信号を生成させる音声始動制御手段と、音声始動制御手段の指示に応じて音声信号源が生成した可聴音信号に対して、超音波帯域に属する搬送波を利用して指向性を制御する指向性制御手段と、指向性制御手段によって指向性が制御された可聴音信号が入力されて可聴音を放射するスピーカとを備えたものである。
この発明によれば、鉄道車両用拡声装置が、鉄道車両の走行速度、走行位置およびドアの開閉状態のうち少なくともいずれか1つを含む車両状態を取得する車両状態取得手段と、乗客に対して伝達する音声案内データを保持し、当該音声案内データから可聴音信号を生成する音声信号源と、音声信号源が保持する音声案内データのうち、車両状態に対応する音声案内データを選択して、当該音声信号源に対して可聴音信号を生成させる音声始動制御手段と、音声始動制御手段の指示に応じて音声信号源が生成した可聴音信号に対して、超音波帯域に属する搬送波を利用して指向性を制御する指向性制御手段と、指向性制御手段によって指向性が制御された可聴音信号が入力されて可聴音を放射するスピーカとを備えるように構成したので、乗客が鉄道車両の案内放送を容易に聞き取ることができ、また視覚障害者やお年寄りも間違えることなく鉄道車両の判別ができるようになる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による鉄道車両用拡声装置のブロック図である。図に示すように、鉄道車両用拡声装置10は車両状態取得部(車両状態取得手段)11、音声始動制御部(音声始動制御手段)12、音声信号源13、指向性制御部(指向性制御手段)14、増幅器15、スピーカ16を備える。
鉄道車両は、通常、走行中の車両速度を測定する速度測定装置、車両のホームにおける位置を測定する位置測定装置、およびドアの開閉を指示するドア開閉装置等を備えている。車両状態取得部11は、これらの装置から、速度信号、位置信号およびドア開閉状態信号等を取得して、車両の走行速度、車両のホームにおける位置およびドアの開閉状態など、車両の状態に関する情報を取得する。取得した情報は音声始動制御部12に供給する。
音声始動制御部12は、取得した車両状態情報に基づいて、音声信号源13が保持する音声案内データの中から車両状態に対応するものを選択する。音声信号源13は、乗客に対する種々の音声案内データを保持し、電気的に変換して音声案内信号(可聴音信号)として出力する。音声案内には、例えば鉄道車両が駅ホームに接近したときに注意を促す到着注意案内、特急・急行等の車両の種別案内、車両の行き先案内、車両が出発することを知らせる出発案内、出発時に注意を促す発車注意情報等がある。
指向性制御部14は、超音波帯域に属する搬送波を利用して、音声信号源13が生成した音声案内信号の指向性を制御し、増幅器15に供給する。増幅器15は、指向性が制御された音声案内信号を増幅してスピーカ16に供給する。スピーカ16は取得した音声案内信号を指向性の音波として空気中に放射する。
図2は鉄道車両用拡声装置10を設置した鉄道車両を横から見た図である。図に示すように、鉄道車両20は、車体外側面に、スピーカ16、LED表示装置21、ドア22を備える。ホーム23にはハイスピーカ24が設置されているとする。また、図1の車両状態取得部11、音声始動制御部12、音声信号源13、指向性制御部14、増幅器15は、図示しないが、例えば鉄道車両20の最先車両または最後車両の乗務員室に設置されているとする。なお、スピーカ16は各ドアの上方にドアの枚数分設置され、雨等の浸入を防ぐために防滴型とする。
次に動作について説明する。
車両状態取得部11は車両が走行している間、常時車両の速度信号を取得し、音声始動制御部12に供給する。また、鉄道車両20がホーム23に接近したときはホーム23における位置を取得して音声始動制御部12に供給し、鉄道車両20がホーム23で停車したときはドア開閉信号を取得して音声始動制御部12に供給する。
音声始動制御部12は、車両状態取得部11から取得する情報に応じて、対応する音声案内を音声信号源13から選択し、起動させる。例えば、車両状態取得部11から取得した速度信号より、速度が15km/h以下であることを検出してから、ホーム23に到着して車両が停車、すなわち速度が0km/hになるまでの間は、音声信号源13が保持する「到着注意案内」を起動させる。速度が0km/hを取得してから、ドア「開」の信号を取得するまでの間は、音声信号源13が保持する「車両の種別案内・行き先案内」を起動させる。
また、車両のドアが開いてから閉まるまで、すなわち車両状態取得部11からドア「開」の信号を取得してからドア「閉」の信号を取得するまでの間は、音声信号源13が保持する「出発案内・注意情報」を起動させる。さらに、鉄道車両20が発車し、ホーム23を離れるまで、すなわち車両状態取得部11から速度15km/h以上、かつホーム23を離れた旨の信号を取得するまでの間は、音声信号源13が保持する「発車注意情報」を起動させる。
上記のように、音声信号源13は音声始動制御部12の指示に従って音声案内を起動し、音声案内信号として指向性制御部14に出力する。指向性制御部14は、超音波帯域に属する搬送波を生成し、この搬送波を音声案内信号に加算することによって出力する音波の指向性を制御する。指向性を制御することによって、鉄道車両20に乗ろうとする人にのみ伝達される音声を出力することができる。指向性制御部14は指向性を制御した音声案内信号を増幅器15に供給し、増幅器15は音声案内信号をスピーカ16に供給する。スピーカ16は取得した音声案内信号を指向性の音波として空気中に放射する。
図3は図2に示した鉄道車両20とホーム23とを正面から見た図である。図に示すように、スピーカ16は鉄道車両20の車体の左右側面のドア上に設置される。ホーム23側に設置されたスピーカ16が音場Mを形成する指向性の音波を放射する。指向性の音波となるため、鉄道車両20に乗ろうとする人に対して音声案内を確実に伝達することが可能となり、また他のホーム等に音声が伝わらないため、不要な音の洪水の発生を抑えることができる。
以上のようにこの実施の形態1によれば、音声始動制御部12が鉄道車両20の速度、ホームにおける位置、ドアの開閉状態等に対応する音声案内を音声信号源13から選択して、スピーカ16から指向性の音波としてホーム23の乗客に向けて放射するようにしたので、鉄道車両20のLED表示装置21を読み取ることが困難な視覚障害者やお年寄りでも車両の判別が容易にでき、また音の洪水が発生している駅ホームでも、乗客は欲しい情報を正確に聞き取ることができるという効果が得られる。
この発明の実施の形態1による鉄道車両用拡声装置のブロック図である。 鉄道車両用拡声装置を設置した鉄道車両を横から見た図である。 図2に示した鉄道車両とホームとを正面から見た図である。
符号の説明
10 鉄道車両用拡声装置、11 車両状態取得部(車両状態取得手段)、12 音声始動制御部(音声始動制御手段)、13 音声信号源、14 指向性制御部(指向性制御手段)、15 増幅器、16 スピーカ、20 鉄道車両、21 LED表示装置、22 ドア、23 ホーム、24 ハイスピーカ。

Claims (2)

  1. 音声案内を伝達するために鉄道車両に設置される鉄道車両用拡声装置であって、
    当該鉄道車両の走行速度、走行位置およびドアの開閉状態のうち少なくともいずれか1つを含む車両状態を取得する車両状態取得手段と、
    伝達する音声案内データを保持し、当該音声案内データから可聴音信号を生成する音声信号源と、
    前記音声信号源が保持する音声案内データのうち、前記車両状態に対応する音声案内データを選択して、当該音声信号源に対して可聴音信号を生成させる音声始動制御手段と、
    前記音声始動制御手段の指示に応じて前記音声信号源が生成した可聴音信号に対して、超音波帯域に属する搬送波を利用して指向性を制御する指向性制御手段と、
    前記指向性制御手段によって指向性が制御された可聴音信号が入力されて可聴音を放射するスピーカと
    を備えたことを特徴とする鉄道車両用拡声装置。
  2. スピーカは、鉄道車両の側面に設置され、当該鉄道車両に乗ろうとする人に対して指向性の可聴音を放射することを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用拡声装置。
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