JP2005262143A - 真空濾過装置および真空濾過方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 濾過部における濾布上に均一なスラリーの供給を可能とする。
【解決手段】 濾布11上に供給されたスラリーSを真空トレイ16によって濾布11を介して真空吸引することにより濾過する真空濾過装置10であって、装置本体上には濾布11上にスラリーSを供給する供給装置20が設けられ、供給装置20は、スラリーSを吐出する開口部21aを有するフィードパイプと、該フィードパイプと濾布11との間に配設された分散板22とを備え、分散板22の、前記フィードパイプ開口部21aと対向するスラリー供給面22aは、前記開口部21a側から濾布11上に向けて傾斜して延在し、前記開口部21aは、スラリー供給面22aの平面視において、スラリー供給面22aの前記傾斜する方向と交差する方向に揺動可能とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、略水平に走行可能とされた濾布上に供給されたスラリーを、この濾布の下に設けられた真空トレイによって真空吸引して濾過する真空濾過装置および真空濾過方法に関するものである。
この種の真空濾過装置としては、例えば下記特許文献1および2などに、装置本体に設けられた複数のロールに濾布が無端状に巻き掛けられてその周回り方向に連続的に走行可能とされ、このうち装置本体上部の濾布が水平に走行させられる部分において、この濾布の下に、真空吸引手段に連結された複数の真空トレイを所定のストロークでこの濾布の走行方向に進退可能に設け、これらの真空トレイが濾布の走行方向に向けて前進するときには、上記真空吸引手段により濾布を介して真空吸引を行って濾布上に供給されたスラリーを濾過する一方、真空トレイがそのストロークエンドに達したときには、真空吸引を解除して真空トレイを後退させ、しかる後再び真空トレイを前進させつつ吸引・濾過を行うといった操作を繰り返すようにしたものが提案されている。
また、特許文献3、4には、濾布が走行方向に間欠的に所定のストロークで前進走行するとともに、濾布が停止したときにスラリーの供給装置を濾布の走行方向や幅方向に移動させつつスラリーの供給を行うものも提案されている。
特開昭62−79817号公報 特開平7−148404号公報 特開平5−69564号公報 特開平7−124418号公報
ところが、このような真空濾過装置では、この装置に供されるスラリーの性状(例えばスラリーの沈降性や粘度)、あるいはスラリーのフィードパイプからの吐出量によっては、濾布上の全域に亙って均一な厚さのスラリーを供給することができない場合があった。すなわち、連続走行する濾布上に単にスラリー注入口からスラリーを供給するだけの前記特許文献1、2記載の真空濾過装置では、スラリーの沈降性や粘度が高い場合、あるいはスラリーの供給量が少ない場合、スラリーが濾布上でその幅方向に十分に分散されることなく、スラリー注入口の直下に集中的に堆積してしまうため、この濾布の幅方向に供給ムラが発生し易くなる。これは、スラリー注入口を単に濾布の走行方向に移動させるだけの前記特許文献3記載の真空濾過装置でも同様である。一方、スラリーの供給口を濾布の幅方向に移動可能とした前記特許文献4記載の真空濾過装置でも、単にこの供給口を濾布の幅方向に移動させつつスラリーを供給しただけでは、前述のようなスラリーの場合には、やはり濾布の走行方向においてスラリーが不均一に供給されることとなる。
ところで、この文献4では、スラリーの供給口としてフレキシブルホースを介して供給されたスラリーを撹拌機構によって前記走行方向に均一に広げてシュートにより濾布上に落とす供給ボックスを濾布の走行方向と直角に、すなわち濾布の幅方向に往復移動可能に設けているが、前述のような沈降性や粘度の高いスラリー、あるいは供給量の少ないスラリーは撹拌等では広げられ難く、結果的にフレキシブルホースとの接続部から真直ぐにシュート上面を流れて濾布上に落下してしまうことになり、やはりスラリーが不均一に供給されることが避けられない。したがって、これらのようにスラリーが不均一に濾布上に供給された場合、スラリーを濾過した後に形成される脱水ケーキの含液率が部分ごとでばらつくことがあり、この状態の脱水ケーキに洗浄装置によって洗浄液を供給しても、製品品質を向上させる、若しくは製品中の不純物濃度を低減させることができないおそれがあった。
本発明は、このような背景の下になされたもので、濾過部における濾布上に均一なスラリーの供給を可能とし、これにより製品品質の向上、若しくは製品中の不純物濃度を低減させることが可能な真空濾過装置および真空濾過方法を提供することを目的としている。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明の真空濾過装置は、装置本体に略水平に走行可能に設けられた濾布の下に、真空吸引装置に連結された真空トレイが設けられ、この濾布上に供給されたスラリーを前記真空トレイによって前記濾布を介して真空吸引することにより濾過する真空濾過装置であって、前記装置本体上には前記濾布上に前記スラリーを供給する供給装置が設けられ、該供給装置は、前記スラリーを吐出する開口部を有するフィードパイプと、該フィードパイプと前記濾布との間に配設された分散板とを備え、該分散板の、前記フィードパイプの開口部と対向するスラリー供給面は、前記フィードパイプの開口部側から前記濾布上に向けて傾斜して延在し、前記フィードパイプの開口部は、前記スラリー供給面の平面視において、該スラリー供給面の前記傾斜する方向と交差する揺動方向に揺動可能とされていることを特徴とする。
また、本発明の真空濾過方法は、装置本体に略水平に走行可能に設けられた濾布の上に供給装置によってスラリーを供給し、この濾布の下に設けた真空トレイによって該濾布を介して真空吸引することにより前記スラリーを濾過する真空濾過方法であって、前記装置本体上の前記濾布上に前記スラリーを供給する供給装置を設け、該供給装置は、前記スラリーを吐出する開口部を有するフィードパイプと、該フィードパイプと前記濾布との間に配設された分散板とを備え、該分散板の、前記フィードパイプの開口部と対向するスラリー供給面は、前記フィードパイプの開口部側から前記濾布上に向けて傾斜して延在し、前記フィードパイプの開口部から前記スラリー供給面にスラリーを吐出するに際し、前記フィードパイプの開口部を、前記スラリー供給面の平面視において、該スラリー供給面の前記傾斜する方向と交差する方向に揺動させることを特徴とする。
この発明によれば、フィードパイプ開口部から吐出されたスラリーを、分散板のスラリー供給面の前記傾斜する方向におけるフィードパイプの開口部側に、このスラリー供給面の平面視において、この供給面の前記傾斜する方向と交差する方向に所定幅広げて配置することが可能になる。これにより、前記スラリー供給面に配置されたスラリーをその自重により、スラリー供給面の傾斜面に沿わせつつ濾布上に至らせるまでの間に、このスラリーの厚さが確実に均等になる。したがって、濾過部における濾布上に均等な厚さのスラリーを確実に供給することが可能になり、製品品質の向上、若しくは製品中の不純物濃度を低減させることができる。
ここで、このような分散板としては、このスラリー供給面の前記傾斜する方向における濾布側の端縁が、濾布の幅方向の略全域に亙って延在していることが望ましく、これにより、この分散板を濾布の幅方向に揺動可能に設けずとも、濾布上の幅方向における略全域に亙って均一な厚さのスラリーを供給することが可能になり、この真空濾過装置の大型化、高コスト化を抑制することができる。一方、フィードパイプについては、この開口部を前記揺動方向に複数設け、該揺動方向にそれぞれ揺動可能としてもよく、これにより、フィードパイプの開口部の揺動ストロークを最小限に抑えても、前述と同様に、濾過部における濾布上に均等な厚さのスラリーを確実に供給することが可能になるので、フィードパイプに損傷が発生することを抑制することが可能になり、この真空濾過装置の長寿命化を図ることができる。さらに、前記分散板を、前記装置本体上に前記スラリー供給面と前記濾布の上面とのなす角度が調整可能になるように設けてもよく、またフィードパイプの開口部を、その揺動ストロークおよび揺動スピードの少なくとも一方が調整可能になるようにしてもよい。
図1から図3は、本発明の一実施形態を示すものである。本実施形態の真空濾過装置では、その装置本体10において無端ベルト状の濾布11が複数のロール12…に順次巻き掛けられていて、この濾布11の上側部分は水平方向に延びるように配置されて濾過部11Aとされている。そして、この濾過部11Aの一端側(図1において右側)において濾布11が巻き掛けられるロール12Aは図示しない駆動装置に連結されていて、この駆動装置によって前記ロール12Aが図中時計回り方向に回転駆動されることにより、濾布11もロール12…間を連続的に周回駆動され、これに伴い濾布11の濾過部11Aは図中に矢線Fで示す走行方向に連続的に走行させられる。
濾布11の濾過部11Aの他端側(図1において左側)、すなわち前記走行方向Fに対する後方側の上方には、濾布11上にスラリーSを供給するスラリー供給装置20が設けられ、この供給装置20から真空トレイ16の上の濾布11上に供給されたスラリーSが、濾過部11Aの走行とともに前記走行方向Fに移動させられるうちに真空トレイ16によって濾布11を介して真空吸引されて濾過されるようになっている。そして、濾過部11Aのスラリー供給装置20より前記走行方向F側の上方には、濾布11に向けて洗浄液Lを供給する洗浄装置21が設けられ、前記吸引濾過されたスラリーSに洗浄液Lを供給するようになっている。また、濾布11を駆動する前記ロール12Aには、濾過されて脱水が終了したスラリーSの脱水ケーキを濾布11から掻き落として剥離させるためのナイフ14が設けられている。さらに、濾布11の濾過部11Aの一端側(図1において右側)、すなわち前記走行方向Fに対する前方側の下方には、ナイフ14によってスラリーSが掻き落とされた後の濾布11を洗浄する濾布洗浄装置15が設けられている。
ここで、真空トレイ16は、濾布11の前記濾過部11Aの下に、スラリー供給装置20の略直下から前記走行方向Fに向けて複数設けられている。これらの真空トレイ16…は、断面が略同形同大の上下に偏平した箱形をなすものであって、前記濾布11に密着するその上面部には多数の吸引孔(図示略)が形成されている。また、この真空トレイ16の前記箱形の内部は図示されない真空吸引室とされていて、この真空吸引室は真空トレイ16の下面部の前記幅方向中程に接続されたフレキシブル管17を介して図示されない真空吸引装置に連通されており、この真空吸引装置によって前記吸引孔から濾布11を介してスラリーSの液分が真空吸引室に吸引されてフレキシブル管17を通して回収され、またこの真空吸引装置の弁機構を切り替えることにより真空吸引が解除されて真空吸引室内が大気圧に戻されるようになっている。
なお、このフレキシブル管17は、真空トレイ16の下面部の幅方向中央に1つだけ接続されていてもよく、またその接続部分を分岐させるなどして、この幅方向に複数箇所で真空トレイ16に接続されていてもよい。また、前記真空吸引装置も、複数の真空トレイ16…に接続されたすべてのフレキシブル管17…を1つの真空吸引装置に接続してもよく、あるいは前記走行方向Fに向けて1または複数の真空トレイ16ごとに異なる真空吸引装置に接続されるようにしてもよい。
さらに、これらの真空トレイ16…は、前記走行方向Fに隣接するもの同士が互いに連結されており、このうち最も走行方向Fの前記後方側に位置する真空トレイ16には、装置本体10のフレーム10Aに取り付けられて前記走行方向Fに向けて伸縮可能とされたエアシリンダー等の駆動シリンダー18に連結されていて、これにより全ての真空トレイ16…は該走行方向Fとその後方側に所定のストロークで一体に往復移動可能とされ、すなわちこの走行方向Fに沿って進退可能とされている。
なお、装置本体10には、これらの真空トレイ16…にその下方から接して真空トレイ16…を支持する回転自在な複数の支持車輪19…が、濾布11の前記幅方向に間隔をあけて備えられており、真空トレイ16…は自在に回転するこれらの支持車輪19…上を進退可能とされ、逆に支持車輪19…は前記駆動シリンダー18によるこの真空トレイ16の進退に伴って従動的に回転させられることとなる。ここで、これらの支持車輪19…は、それぞれ装置本体10のフレーム10Aに上向きに設けられたブラケット等を介して前記幅方向に延びる水平な回転軸回りに回転自在に取り付けられた互いに同形同大のものであって、この回転軸を中心とした外形肉厚の円板状もしくは軸長さの短い円柱状をなし、真空トレイ16…の前記下面部の幅方向における両側縁部に沿って前記走行方向Fに延びる互いに平行な2つの列をなすように配列されており、各列における支持車輪19…同士は前記走行方向Fに等間隔に配設されるとともに、両列間において支持車輪19…は幅方向に対をなして、これら対をなす支持車輪19,19同士が互いに上下方向に等しい高さで、かつ走行方向Fにも等しい位置に配設されている。したがって、前記フレキシブル管17は、この幅方向に間隔をあけた対をなす支持車輪19,19の間を通して前記真空吸引装置から真空トレイ16の前記下面部に接続される。
そして、前述したスラリー供給装置20は、図2および図3に示すように、スラリーを吐出する開口部21aを有するフィードパイプ21と、このフィードパイプ21と濾布11との間に配設された分散板22と、フィードパイプ開口部21aを後述するように揺動可能に支持する駆動部23とを備える概略構成とされている。
フィードパイプ21は、ブチルゴム等からなるフレキシブルホース21bと剛体管21cとを備え、剛体管21cは濾布11の走行方向Fに延在して配設されており、この方向Fにおける前端部がフレキシブルホース21bと連結され、このホース21bは濾布11の上面から離間するように上方に延びて配設されている。以上の構成において、剛体管21cの前記走行方向Fにおける後端部がフィードパイプ21の開口部21aとされている。
分散板22は、上下に偏平した箱形をなし、装置本体10のフレーム10Aから吊ボルト10bによって吊下げられ、濾布11上に配設されている。具体的には、分散板22の両側面がそれぞれ、走行方向前側および後側の2箇所吊ボルト10bと連結されて装置本体10Aから吊下げられた構成となっている。この分散板22はフィードパイプ21の開口部21aと対向する上面が開口されており、これによりフィードパイプ21の開口部21aから吐出されたスラリーは、分散板22の内側底面としてのスラリー供給面22aに配置されるようになっている。このスラリー供給面22aは、フィードパイプ21の開口部21a側から濾布11上に向けて、走行方向Fに対する後側から前側に向けて傾斜した状態で延在しており、この傾斜角度、すなわち濾布11の上面とスラリー供給面22aとがなす角度は例えば約20°に設定される。この角度は、分散板22を吊ボルト10bの軸方向にスライドさせ、かつ走行方向前側と後側とでこのスライドさせる方向を異ならせることにより、スラリーの性状、供給量等に応じて適宜設定できるようになっている。また、スラリー供給面22aの前記傾斜する方向における濾布11側の端縁(以下、単に「先端縁」という)22bは、図2に示されるように、この濾布11の走行方向Fに垂直な方向(濾布11の幅方向(以下、この方向を単に「延在方向」という))に延在していて、この先端縁22bの前記延在方向の大きさは、濾布11の幅の大きさと略同等若しくは若干小さく設定されている。
駆動部23は、分散板22より走行方向Fに対して前方側の濾布11上に、この濾布11の走行方向Fに沿った方向に延在して配置された平板状の基台24の上面に配設されている。なお、この基台24は、分散板22と同様にして、吊ボルト10bにより装置本体フレーム10Aに固定されている。
駆動部23は、走行方向Fに延在して配設された平板状の支持板25と、濾布11の幅方向に伸縮可能に設けられ、この先端部が支持板25の前記走行方向Fにおける中央部25aに、濾布11の表面に直交する回転軸回りに回転自在に連結されたシリンダー26と、支持板25の走行方向Fにおける前方側に、この支持板25を基準にして両側部にこの支持板25から所定距離離間して配設された位置決め部27と、支持板25の前記走行方向Fにおける後端部25bと前記中央部25aとの間に位置する被支持部25cで、この支持板25を濾布11の表面に直交する回転軸回りに回転自在に支持する支持部28とを備える概略構成とされている。
支持板25は、フィードパイプ剛体管21cに、その開口部21aから所定距離離間した部分に連結されている。本実施形態では、支持板25の走行方向Fにおける後端部25bが、フィードパイプ剛体管21cの前記走行方向Fに対する前端部に連結されている。
特に本実施形態では、支持板25のシリンダー26との連結部(中央部25a)と、フィードパイプ開口部21aとは支持部28(被支持部25c)を挟んで対向配置され、前記連結部(中央部25a)と支持部28(被支持部25c)との距離は、フィードパイプ開口部21aと支持部28(被支持部25c)との距離より小さくされている。
なお、基台24の上面のうち、走行方向Fにおける前端部には、フィードパイプ21を支持するスライドプレート29が設けられ、このスライドプレート29は摩擦係数が小さく、かつ耐磨耗性に優れる材質、例えば超高分子ポリエチレン等により形成されている。
以上のように構成された駆動部23は、図2に示すように、シリンダー26が伸縮駆動されることにより、支持板25が支持部28を中心にしてフィードパイプ剛体管21cごと基台24の上面に沿って回転移動されることになる。そして、支持板25の走行方向Fに対する前端部が、位置決め部27の配設位置に到達したときに、具体的には位置決め部27のリミットスイッチ27aと衝突したときにシリンダー26の伸縮駆動が停止されるとともに、これとは逆の動作が開始される。以上の動作の間、スライドプレート29の配設位置に位置するフィードパイプ21は、スライドプレート29の上面と摺接し続ける。
なお、位置決め部27は支持板25に対して接近離間する方向に位置調整可能に配設され、またシリンダー26の伸縮動作スピードは調整可能とされ、さらにシリンダー26は濾布11の走行方向Fに位置調整可能に配設されており、これによりスラリーの性状や供給量等に応じてシリンダー26の伸縮ストローク、フィードパイプ開口部21aの揺動ストローク、およびフィードパイプ開口部21aの揺動スピードが調整可能になっている。例えば開口部21aの揺動ストロークは、スラリー供給面22aの幅が約700mmであるのに対し、400mm以上600mm以下で調整可能になっている。
次に、以上のように構成された真空濾過装置により真空濾過する方法について説明する。まず、フィードパイプ開口部21aを、スラリー供給面22aの平面視において、スラリー供給面22aの前記傾斜する方向と交差する方向に揺動させながら、この開口部21aからスラリーSを吐出する。その後、このスラリーSをその自重によりスラリー供給面22aの傾斜面に沿わせつつ濾布11上側に至らせ、この濾布11上にスラリーSを供給する。この際、スラリーSは濾布11の幅方向における略全域に亙って配置されることになる。その後、この濾布11の下に設けた真空トレイ16によって濾布11を介して真空吸引することによりスラリーSを濾過して脱水ケーキを形成した後に、さらにこれを走行方向Fに移動させて洗浄装置21の配設位置に到達させ、この洗浄装置21から洗浄液Lを供給する。そして、さらに走行方向Fに移動させるとともに前述と同様に真空吸引した後に、この脱水ケーキをナイフ14により濾布11から掻き落として剥離させる。なお、このナイフ14によってスラリーSが掻き落とされた後の濾布11は濾布洗浄装置15により洗浄される。
以上説明したように本実施形態による真空濾過装置によれば、フィードパイプ開口部21aが前記揺動される間に、この開口部21aからスラリーが吐出され続けることにより、スラリーSは、分散板22のスラリー供給面22aの前記傾斜する方向におけるフィードパイプ開口部21a側の端部に、この供給面22aの前記傾斜する方向と交差する方向に所定幅広げて配置されることになる。これにより、分散板22のスラリー供給面22aに配置されたスラリーをその自重により、スラリー供給面22aの傾斜面に沿わせつつ濾布11上に至らせるまでの間に、このスラリーの厚さが確実に均等になる。したがって、濾過部11Aにおける濾布11上に均等な厚さのスラリーを確実に供給することが可能になり、スラリーを濾過した後に形成される脱水ケーキの含液率が部分ごとでばらつくことを抑制でき、これによりこの脱水ケーキに洗浄装置によって洗浄液を供給することによって、製品品質の向上、若しくは製品中の不純物濃度を確実に低減させることができる。
また、スラリー供給面22aの前記傾斜する方向における濾布11側の端縁が濾布11の幅方向の略全域に亙って延在しているので、この分散板22を濾布11の幅方向に揺動可能に設けずとも、濾過部11Aにおける濾布11上の略全域に亙って均一な厚さのスラリーを供給することが可能になり、この真空濾過装置10の大型化、高コスト化を抑制することができる。
さらに、剛体管21cの前記走行方向Fに対する前端部に、支持板25が連結されるとともにフレキシブルホース21bが連結され、さらに支持部28と剛体管21cの前記前端部との距離は、支持部28とフィードパイプ開口部21aとの距離より小さくされているので、フレキシブルホース21bの曲げ変形を抑制しつつフィードパイプ開口部21aの揺動ストロークを最大限確保することが可能になる。したがって、このホース21bの損傷発生を抑制することができる。
また、支持板25のシリンダー26との連結部(中央部25a)と、フィードパイプ開口部21aとは支持部28(被支持部25c)を挟んで対向配置され、前記連結部(中央部25a)と支持部28(被支持部25c)との距離は、フィードパイプ開口部21aと支持部28(被支持部25c)との距離より小さくされているので、シリンダー26の伸縮ストロークを最小限に抑制しつつ、フィードパイプ開口部21aの揺動ストロークを最大限確保することが可能になり、この真空濾過装置の大型化、高コスト化を抑制することができる。
これに対し、前記特許文献4には、スラリーを濾布上に落とすシュートと、このシュートを往復移動させるシリンダーとがフレキシブルホースを介して連結された構成が示されているが、この場合、シュートの往復移動量と、フレキシブルホースの変形移動量と、シリンダーの伸縮ストロークの大きさとが一対一に対応しているので、前述した、シリンダー26の伸縮ストローク、およびフレキシブルホース21bの曲げ変形量を最小限に抑制しつつ、フィードパイプ開口部21aの揺動ストロークを最小限に抑制することはできない。
さらに、基台24の上面のうち、走行方向Fにおける前端部には、フィードパイプ21を支持するスライドプレート29が設けられているので、前記揺動可能にしたことによるフィードパイプ21に作用する負荷の発生を最小限に抑制することができ、このパイプ21からスラリーが漏れる等の不具合発生を抑制することができる。
次に、本発明の第二実施形態による真空濾過装置について、図4を参照しながら説明するが、前記第一実施形態と同様の部分には同一の符号を付しこの説明を省略する。
この真空濾過装置の駆動部33は、前記実施形態と同様に、分散板22より走行方向Fに対して前方側の濾布11上に、この濾布11の幅方向に延在して設けられた円筒状の支柱部30と、この支柱部30の長手方向両端部に設けられ、この支柱部30が挿入配置される軸受部31と、支柱部30の長手方向一端側に設けられ、この支柱部30をこの長手方向に進退可能に支持するシリンダー32と、支柱部30の長手方向他端側に設けられた位置決め部34とを備える概略構成とされている。なお、軸受部31は摩擦係数が小さく、かつ耐磨耗性に優れる材質として例えば超高分子ポリエチレン等により形成されている。
また、フィードパイプ35は、ブチルゴム等からなるフレキシブルホース35bと、このホース35bの下端部(濾布11側)に連結された剛体管とを備え、この剛体管がフィードパイプ開口部35aとされ、この開口部35aがスラリー供給面22aの、走行方向Fに対する後端側と対向配置された構成となっている。なお、本実施形態ではフィードパイプ開口部35aは、濾布11の幅方向に6個設けられ、これらの開口部35aは支柱部30の外周面に長手方向に等間隔あけて取付けられている。
以上の構成により、シリンダー32が伸縮駆動されることによって、支柱部30が軸受部31に支持された状態で、この長手方向に進退移動し、これに伴いフィードパイプ開口部パイプ35aが濾布11の幅方向に揺動されるようになっている。なお、このフィードパイプ開口部35aの揺動は、前記実施形態と同様に、そのストロークおよびスピードが調整可能となっている。
なお、支柱部30の前記他端部には超高分子ポリエチレン等により形成されたドグ30aが備えられており、支柱部30が前記進退駆動された際に、この前進端および後進端に到達したときに、このドグ30aが位置決め部34のリミットスイッチ27aと衝突することにより、シリンダー32に供給される流体の方向が切替わり、支柱部30の進退移動が停止するとともに、これとは逆の動作を開始するようになっている。すなわち、このリミットスイッチ27aの、支柱部30の長手方向における位置によって、シリンダー32のストロークが設定され、このストロークは、フィードパイプ開口部35a同士の間隔と略同等になっている。
以上説明したように本実施形態による真空濾過装置では、フィードパイプ35の開口部35aを濾布11の幅方向に複数設け、この幅方向に揺動可能に支持しているので、フィードパイプ開口部35aの揺動ストロークを最小限に抑えても、前記実施形態と略同様に、濾過部11Aにおける濾布11上に均等な厚さのスラリーを確実に供給することが可能になる。したがって、フィードパイプ35に損傷が発生することを抑制することが可能になり、この真空濾過装置の長寿命化を図ることができる。特に、本実施形態では、フレキシブルホース35bの下端部(濾布11側)にフィードパイプ開口部35aが連結されるとともに、この開口部35aが支柱部30に取付けられ、支柱部30がシリンダー32により前記長手方向に進退移動されることによって、フィードパイプ開口部35aが揺動されるようになっているので、開口部35aを揺動させるに際して、フレキシブルホース35bの曲げ変形量を最小限に抑制することが可能になる。したがって、フィードパイプ開口部35aを濾布11の幅方向に揺動可能に設けたことにより、フレキシブルホース35bに作用する負荷の増大を最小限に抑制することができる。
また、シリンダー32の伸縮ストロークは、フィードパイプ開口部35a同士の間隔と略同等になっているので、濾布11の幅方向の略全域に亙って均一な厚さのスラリーSを確実に供給することが可能になる。すなわち、前記ストロークの方が前記間隔より小さいと、濾布11の幅方向において、スラリーSが配置される部分とされない部分とが交互に生ずる場合があり、また前記ストロークの方が前記間隔より大きいと、濾布11の幅方向において、スラリーSが一重に供給される部分と重ねて供給される部分とが交互に生ずる場合があり、均一な厚さのスラリーSを供給することができない。
なお、前記実施形態は、本発明の一実施形態を示したものに過ぎず、分散板22に向けてスラリーを吐出する際に、フィードパイプ開口部21a,35aを、スラリー供給面22aの前記傾斜する方向と交差する方向に揺動する構成であれば、前記各実施形態に限られるものではない。例えば、前記各実施形態では、スラリー供給装置20を濾布11上に固定して配設した構成を示したが、濾布11の走行方向Fに進退可能に設けてもよく、また走行方向Fに交差する方向に進退可能に設けてもよく、さらにこの進退速度を濾布11の走行速度若しくは停止時などの走行状態に適合するように適宜変更できる構成であってもよい。すなわち、真空濾過時に濾布11を連続的に走行させる場合のみならず、間欠的に走行させる場合にも本発明は適用可能である。また、スラリー供給面22aの先端縁22bを、濾布11の幅方向に延在させた構成を示したが、この延在方向も前記各実施形態に限らず、例えば濾布11の走行方向Fに延在させた構成や、この方向Fに交差する方向であってもよい。
濾過部における濾布上に均一なスラリーの供給を可能とし、これにより製品品質の向上、若しくは製品中の不純物濃度を低減させることが可能になる。
本発明の真空濾過装置の一実施形態の全体構成を示す側面図である。 図1に示すスラリー供給部の第1実施形態を示す平面図である。 図1に示すスラリー供給部の第1実施形態を示す側面図である。 図1に示すスラリー供給部の第2実施形態を示す正面図である。
符号の説明
10 装置本体
11 濾布
16 真空トレイ
20 供給装置
21、35 フィードパイプ
21a、35a 開口部
22 分散板
22a スラリー供給面
S スラリー

Claims (6)

  1. 装置本体に略水平に走行可能に設けられた濾布の下に、真空吸引装置に連結された真空トレイが設けられ、この濾布上に供給されたスラリーを前記真空トレイによって前記濾布を介して真空吸引することにより濾過する真空濾過装置であって、
    前記装置本体上には前記濾布上に前記スラリーを供給する供給装置が設けられ、
    該供給装置は、前記スラリーを吐出する開口部を有するフィードパイプと、該フィードパイプと前記濾布との間に配設された分散板とを備え、
    該分散板の、前記フィードパイプの開口部と対向するスラリー供給面は、前記フィードパイプの開口部側から前記濾布上に向けて傾斜して延在し、
    前記フィードパイプの開口部は、前記スラリー供給面の平面視において、該スラリー供給面の前記傾斜する方向と交差する揺動方向に揺動可能とされていることを特徴とする真空濾過装置。
  2. 請求項1記載の真空濾過装置において、
    前記分散板のスラリー供給面の前記傾斜する方向における前記濾布側の端縁は、前記濾布の幅方向における略全域に亙って延在していることを特徴する真空濾過装置。
  3. 請求項1または2に記載の真空濾過装置において、
    前記フィードパイプの開口部は前記揺動方向に複数設けられ、該揺動方向にそれぞれ揺動可能とされていることを特徴とする真空濾過装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の真空濾過装置において、
    前記分散板は、前記装置本体上に前記スラリー供給面と前記濾布の上面とのなす角度が調整可能とされ設けられていることを特徴とする真空濾過装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の真空濾過装置において、
    前記フィードパイプの開口部は、その揺動ストロークおよび揺動スピードの少なくとも一方が調整可能とされていることを特徴とする真空濾過装置。
  6. 装置本体に略水平に走行可能に設けられた濾布の上に供給装置によってスラリーを供給し、この濾布の下に設けた真空トレイによって該濾布を介して真空吸引することにより前記スラリーを濾過する真空濾過方法であって、
    前記装置本体上の前記濾布上に前記スラリーを供給する供給装置を設け、
    該供給装置は、前記スラリーを吐出する開口部を有するフィードパイプと、該フィードパイプと前記濾布との間に配設された分散板とを備え、
    該分散板の、前記フィードパイプの開口部と対向するスラリー供給面は、前記フィードパイプの開口部側から前記濾布上に向けて傾斜して延在し、
    前記フィードパイプの開口部から前記スラリー供給面にスラリーを吐出するに際し、前記フィードパイプの開口部を、前記スラリー供給面の平面視において、該スラリー供給面の前記傾斜する方向と交差する方向に揺動させることを特徴とする真空濾過方法。

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JP2013208580A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Narita Koki Kk 夾雑物を含有した排水の微細浮遊物除去装置
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