JP2005261880A - 洋式便器蓋 - Google Patents

Abstract

【課題】洋式便器の便座を衛生的に使用するための方法を提供する。
【解決手段】洋式便器１の蓋体４の下面周側に噴射ノズル６を配設し、このノズルから消毒液や洗浄液を噴射して便座３を洗浄する。
【選択図】図１

Description

発明の詳細な説明

この発明は、洋式便器の蓋に関するもので、その下面周側に噴射機構を備えて、洗浄液や消毒液を噴射することによって便座を洗浄消毒できるようにしたものである。

この発明は、洋式便器の便座の洗浄消毒技術に関するの分野もので、便器蓋の下面周側から洗浄液や消毒液を噴射して便座を洗浄する技術である。

従来、洋式便器には便座を衛生的に清潔に保つための洗浄機構が備わっていないため衛生的でなかった。

発明が解決しようとする課題

この発明は、洋式便器の便座を衛生的に清潔に使用するために交換式の便座カバーを使ったり、ロールペーパーを切って敷いたり、ワイパーで拭ったりするわずらわしい行為を排除しようとする課題を解決しようとするものである。

公設トイレや社屋のトイレのように不特定多数の者が使用する洋式トイレは便座が直接体に触れるので衛生的観点から常に消毒され清潔に保たれることが要求される。しかしながら、現状ではまったくそのような措置が取られておらず、不衛生である。実際には、ロール紙を切り取って敷き衛生的に使用する者もあるが、衛生措置をせず我慢してそのまま使用するケースもあり、不衛生である。

課題を解決するための手段

この発明は、上述の従来の欠点を解決するためになされたもので、洋式便器の蓋体の下面周側に噴射ノズルを配設し、このノズルから消毒液や洗浄液を噴射して便座を洗浄し衛生管理ができるようにした。

つぎに、この発明の一実施例を図１について説明する。
（１）は洋式便器本体で、この便器本体（１）の上部にはスペーサー（２）を介して便座（３）を乗せてある。なお、スペーサー（２）は便座（３）の下部要所に固定されているものであり、便座（３）は通常の周知の構造によって便器本体（１）の背部において開閉自在に連結してある。

（４）はこの発明の蓋体で、この蓋体（４）の下面周側には消毒剤供給パイプ（５）およびこれに連結した噴射ノズル（６）と洗浄剤供給パイプ（７）およびこれに連結した噴射ノズル（８）を配設する。なお、これらの供給パイプ（５）（７）はそれぞれ消毒剤ポット、洗浄剤ポットに連結しポンプによって昇給されるものである（図示しない）。

また、蓋体（４）の外周下部にはゴム等からなる弾性体ベローズ（９）を嵌め込み溝（１０）によって取り付ける。
さらに、蓋体（４）の中央部には図２に示すように乾燥用送風機構（１１）を設ける。この乾燥用送風機構（１１）は蓋体（４）の下面中央部にモーター（１２）によって駆動するローラー型送風扇（１３）を、取り付け枠（１４）を介して設ける。また、蓋体（４）下面中央部には、送風扇（１３）からの流気（１５）を便座（３）部に向ける整流プレート（１６）を設ける。
なお、便座が加温式の場合は乾燥用送風機構（ ）は必要ないものである。

発明の効果

この発明は、上述のように洋式便器の蓋体下面周側に消毒剤、洗浄剤噴出機構を備えることにより、公設トイレや社屋のトイレなど不特定多数の者が使用するトイレなどにおいても、常に便座を清潔に保つことが出来るので衛生的である。

は、この発明の蓋体を使用した洋式便器の一部断面図、 は蓋体に取り付けた送風機構部の一部断面図である。

符号の説明

（４）洋式便器の蓋体本体、（６）消毒剤噴射機構、（８）洗浄剤噴射機構

Claims (1)

1. 下面周側に噴射機構を備えたことを特徴とする洋式便器蓋。

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