JP2005261543A - 安全カミソリ - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の使用者に適応でき、使用者がハンドルを持ち変えることによってハンドルに対する力の位置や方向が変化しても、その変化に対応して常にハンドルに対する手のフィット感を最良のものにすることのできる安全カミソリを提供する。
【解決手段】ハンドル2を形成する一対の側壁部8,8が間隔をあけて長さ方向に延び、両側壁部の間を渡る結合部9,10によって両側壁部は結合し、両側壁部の上端に、刃及び刃支持部から成り、弾性部11が前記両側壁部の間の空間の全部又は一部を埋めるように設けられており、両側壁部8,8はハンドル2の幅方向に互いに圧搾可能であって、両側壁部が圧搾されたときに、前記弾性部11は側壁部の圧搾に対応して変形する。
【選択図】図1

Description

本発明は一般大衆が使用する安全カミソリに関する。
両側壁部の間を渡る結合部によって両側壁部が結合し、この両側壁部が互いに圧搾可能である安全カミソリは存在する(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭63−39274号公報
両側壁部の間を渡る結合部によって両側壁部が結合し、この両側壁部が互いに圧搾可能である安全カミソリは前記特許文献1に開示されているように存在している。この開示された安全カミソリは、両側壁部を圧搾することによりその反作用として2つの側壁上部(アーム)を開き、これによって替刃の着脱を行うことを目的とするものであってそれ以外の目的を有しない。
本発明は、前述した特許文献1とは全く異なる目的を持って両側壁部が互いに圧搾可能であることを考え出したのである。すなわち、替刃の着脱のために両側壁部を圧搾可能としたのではない。安全カミソリは非常に多くの人に使用される道具であるから、人によって最適なカミソリハンドルの幅などのサイズが異なることは当然である。そこで、本発明は、単一の安全カミソリであっても種々の使用者に適応できるハンドルを備えた安全カミソリを提供することを目的とする。また、使用者はカミソリハンドルの一箇所を持って使用するのでなく、剃る場所や剃る方向により持ち変えて使用する。そこで、本発明は、ハンドルを持ち変えてハンドルに対する力の位置や方向が変化しても、その変化に対応して常にハンドルに対する手のフィット感を最良のものにすることのできる安全カミソリを提供することを目的とする。
また、安全カミソリには刃がホルダーに対して相対的に固定されている固定式安全カミソリと、刃がホルダーに対して揺動するいわゆる首振り式安全カミソリが存在している。首振り式カミソリは、カミソリホルダーの上端に取り付けられた刃をカミソリホルダーに対して揺動可能としたものである。そして、首振り式カミソリを使用すると、刃が顔の凹凸に対応して揺動するのでヒゲを効率的に剃ることができると言われている。
男性の通常のヒゲ剃りにおいては、カミソリのハンドルを持つ手の力は比較的緩やかである。このようなハンドルの持ち方は首振り式カミソリでないカミソリに適しており、首振り式カミソリを緩やかに持って使用すると首振り式カミソリ独自の効果を十分に得ることができないのである。すなわち、首振り式カミソリを緩やかに持って使用すると、顔の凹凸に応じて刃が揺動する前にカミソリ自体が手の中で揺動してしまうので、刃が揺動することなくヒゲ剃りが行われるのである。このことから明らかなように、カミソリ自体が顔の凹凸によって揺動することのないようにカミソリハンドルはしっかりと手に持つ必要がある。
従来の首振り式カミソリで、髭剃り中にハンドルが圧搾可能なものは存在しない。したがって、使用中にカミソリ自体が顔の凹凸によって揺動することのないようにハンドルをしっかりと手に持っても、すぐに手が痛くなってしまうので長く続けることができない。そこで本発明は、ヒゲ剃り中にハンドルをしっかりと手に持ったときに手が痛くならない安全カミソリを提供することを目的とする。
本発明の請求項1は、ハンドルを形成する一対の側壁部が間隔をあけて長さ方向に延び、両側壁部の間を渡る結合部によって両側壁部は結合し、両側壁部の上端に、刃及び刃支持部から成る髭剃り構造を有する安全カミソリであって、弾性部が前記両側壁部の間の空間の全部又は一部を埋めるように設けられており、前記両側壁部はハンドルの幅方向に互いに圧搾可能であって、両側壁部が圧搾されたときに、前記弾性部は側壁部の圧搾に対応して変形する構成である。
請求項2は、両側壁部の上端を一体に結合する上端結合部を有する要素が請求項1に限定的に付加された構成であり、請求項3は、両側壁部の下端を一体に結合する下端結合部を有する要素が請求項1又は請求項2に限定的に付加された構成である。
請求項4は、弾性部が弾性部本体とその弾性部本体よりも変形容易に構成された介在弾性部とから成り、弾性部本体が介在弾性部を介して側壁部と結合している要素が請求項1乃至請求項3に限定的に付加された構成である。
請求項5は、前記介在弾性部が弾性部本体と一体に形成されたブリッジである要素が請求項4に限定的に付加された構成である。請求項6は、弾性部本体の上端は両側壁部の上端結合部と上方ブリッジを介して結合され、弾性部本体の下端は両側壁部の下端結合部と下方ブリッジを介して結合され、且つ弾性部本体の両側部はそれぞれ少なくとも1つの側方ブリッジを介して弾性部と対向する側壁部に結合されている要素が請求項5に限定的に付加された構成である。
請求項7は、弾性部本体の表面が、両側壁部で構成されるハンドルの表面よりも低い要素が請求項4乃至請求項6に限定的に付加された構成である。請求項8は、弾性部本体がハンドルの長さ方向に延び、弾性部本体の裏面には弾性部本体の長さ方向に列をなす複数のフィンが形成されている要素が請求項4乃至請求項7に限定的に付加された構成である。請求項9は、そのフィンの自由端部が、両側壁部で構成されるハンドルの裏面と同じ高さである要素が請求項8に限定的に付加された構成である。
請求項10は、弾性部本体の表面に複数の凹部又は孔の少なくとも一方がハンドルの長さ方向に列をなすように形成されている要素が請求項4乃至請求項9に限定的に付加された構成である。請求項11は、両側壁部の側面及び裏面並びに上端結合部及び下端結合部の裏面に、弾性部と同じ材料の弾性面が形成されている要素が請求項1乃至請求項10に限定的に付加された構成である。
請求項12は、両側壁部と、下端結合部と、及びその下端結合部に結合する介在弾性部とで囲まれる裏面が、ハンドルを持った手の小指又は薬指の受け部に構成されている要素が請求項4乃至請求項11に限定的に付加された構成である。
請求項1は、ハンドルを形成する一対の側壁部が間隔をあけて長さ方向に延び、両側壁部の間を渡る結合部によって両側壁部は結合し、弾性部が両側壁部の間の空間の全部又は一部を埋めるように設けられており、両側壁部はハンドルの幅方向に互いに圧搾可能であって、両側壁部が圧搾されたときに、弾性部は側壁部の圧搾に対応して変形する構成である。したがって、使用時にハンドルを手に持って両側壁部を圧搾したときに、圧搾に対応して変形する弾性部が圧搾の抵抗要素となる。そして、弾性部の変形が次第に大きくなるに従って圧搾に対する抵抗力が大きくなるから、両側壁部の過剰な圧搾を防止することができる。これにより、手による圧搾は適度に行われ、ほぼ一定の圧搾状態を保持して安定的な髭剃りをすることができる。また、圧搾した両側壁部を弾性部で弾性的に受けているので、両側壁部を持っている指が痛くなることがない。
請求項2は、両側壁部の上端を一体に結合する上端結合部を有する構成であり、請求項3は、両側壁部の下端を一体に結合する下端結合部を有する構成である。両側壁部の結合部が端部に存在するので両側壁部の圧搾が容易である。上端結合部と下端結合部の双方を設けた場合であっても圧搾は容易である。
請求項4は、弾性部が弾性部本体とその弾性部本体よりも変形容易に構成された介在弾性部とから成り、弾性部本体が介在弾性部を介して側壁部と結合している。したがって、両側壁部を圧搾するときに、最初は変形容易な介在弾性部が変形するので圧搾が容易である。介在弾性部が一杯に変形すると、両側壁部は弾性部本体に当るので、その時点で圧搾はぼぼ終了し圧搾が円滑に行われる。
請求項5は、介在弾性部が弾性部本体と一体に形成されたブリッジである。ブリッジは比較的細く延びているので変形が容易であり、両側壁部の当初の圧搾を容易に行うことができる。請求項6は、弾性部本体の上端は両側壁部の上端結合部と上方ブリッジを介して結合され、弾性部本体の下端は両側壁部の下端結合部と下方ブリッジを介して結合され、且つ弾性部本体の両側部はそれぞれ少なくとも1つの側方ブリッジを介して弾性部と対向する側壁部に結合されている。したがって、弾性部本体をハンドルの長さ方向に細長く延びる形状としたときに、弾性部の上下両端部を上端結合部及び下端結合部に結合することにより、弾性部本体の結合状態が安定する。
請求項7は、弾性部本体の表面が、両側壁部で構成されるハンドルの表面よりも低いので、ハンドルを手に持ったときに弾性部本体が邪魔にならない。また、使用中に弾性部本体が変形しても邪魔にならない。請求項8は、弾性部本体がハンドルの長さ方向に延び、弾性部本体の裏面には弾性部本体の長さ方向に列をなす複数のフィンが形成されている。フィンは皮膚にまとわり付くように変形するから安全カミソリの使用時における滑り止めの効果が非常に大きくなる。また、浴室で安全カミソリを使用した後にケースに収納するときに、フィンが滑り止め作用をなし手が石けんなどで濡れていても安全カミソリを滑り落とすことがない。請求項9は、そのフィンの自由端部が、両側壁部で構成されるハンドルの裏面と同じ高さである。したがって、使用中にフィンが皮膚にすぐに触れるので滑り止めの効果が大である。また、安全カミソリをケースに収納するためにハンドルを手に持ったときに、指がすぐにフィンに触れるので滑り止め効果は安全カミソリを手に持った瞬間から発揮される。
請求項10は、弾性部本体の表面に複数の凹部又は孔の少なくとも一方がハンドルの長さ方向に列をなすように形成されている。弾性部本体の厚みが大きいときは弾性部本体の弾力の効果がほとんど得られないことになるが、凹部又は孔を設けることによって弾性部本体もいくらか変形しやすくなるので弾力性の効果を得ることができる。請求項11は、両側壁部の側面及び裏面並びに上端結合部及び下端結合部の裏面に、弾性部と同じ材料の弾性面が形成されている。両側壁部はハンドルの主体をなす部分であるから硬度の大きな材料で形成されているので滑り易い。弾性部は側壁部の材料に比較して摩擦係数が大きいから、安全カミソリの取扱い時に滑り止めの効果を発揮する。特に、滑り止め効果は指先について必要である。両側壁部の側面及び裏面並びに上端結合部及び下端結合部の裏面は安全カミソリの取り扱い中に指先が最も触れる部分であり、そこに摩擦係数の大きな面が形成されているので滑り止めに大きな効果を得られる。
請求項12は、両側壁部と、下端結合部と、及びその下端結合部に結合する介在弾性部とで囲まれる裏面が、ハンドルを持った手の小指又は薬指の受け部に構成されている。安全カミソリの使用時に両側壁部を圧搾したときに、圧搾するのはほとんど親指と人差し指及び中指であって、薬指と小指は圧搾に関与せず不安定な状態に置かれている。小指又は薬指の受け部を設けることによって、それらの指が受け部に置かれることにより安定したヒゲ剃りをすることができる。
次に発明を実施するための最良の形態について説明する。各図は首振り式安全カミソリであって、使い捨ての安全カミソリのホルダー1について示したものである。首振り式でなく固定式安全カミソリであってもよく、使い捨てでなく替刃式安全カミソリであってもよいことは勿論である。ホルダー1は、ハンドル2と刃支持部3とから成る。また、その刃支持部3は、ハンドル2の上部に一体に形成された首部4と、その首部4の上端両側から上方に延びる一対のアーム5,5と、各アーム5,5の上端に設けられた刃結合装置6,6とから成る。刃結合装置6,6には内向きのジャーナル軸7,7が設けられ、このジャーナル軸7,7がカミソリ刃組立体(図示せず。)のジャーナル軸受けとジャーナル結合し、カミソリ刃組立体は揺動可能に結合される。
ハンドル2を形成する側壁部8,8が長さ方向に間隔をあけて延びており、両側壁部8,8の上端は上端結合部9により結合され、両側壁部8,8の下端は下端結合部10により結合されている。前述した首部4は上端結合部9に連続して一体に設けられており、首部4から上端結合部9にかけてその両側部は弧状にくびれた形状に形成されている。また、両側壁部8,8は上端結合部9と下端結合部10の途中部分が両側に弧状に膨らんだ形状をなしている。したがって、両側壁部8,8を押圧して圧搾したときに、押圧部分が側壁部8の他の部分よりも凹んでしまうことがない。押圧部分が他の部分よりも凹んでも使い勝手について大きな影響が生じるわけでないが、押圧部分が他の部分より凹まない方がより良い状態と言える。なお、図1における実際の物品の縦方向長さはほぼ130mmであり、ハンドルの幅方向の長さは25mmである。
両側壁部8,8の間には弾性部本体11が存在しており、弾性部本体11の上端と上端結合部9は上方ブリッジ12を介して結合され、弾性部本体11の下端と下端結合部10は下方ブリッジ13を介して結合されている。また、弾性部本体11の側部と両側壁部8,8はそれぞれ4ずつの側方ブリッジ14を介して結合されている。各ブリッジ12,13,14の厚みは弾性部本体11に対して薄くなるように形成されている。例えば、各ブリッジ12,13,14の厚みが弾性部本体11の3分の1程度であるが、この数値に限定されないことは勿論である。前述の側方ブリッジ14はそれぞれハンドル2の幅方向に延びているのではなく、その幅方向に対して傾斜した方向に延びている。この構成によって、ハンドル2を圧搾したときに側方ブリッジ14の変形が容易となる。図5に示すように、弾性部本体の表面21は側壁部8の表面よりも低くなるように形成されている。
図6はハンドル2に使用されている材料について示したものであって、側壁部の主体部15は比較的硬いプラスチックで形成され、さらに、図5に示す首部の主体部16、図1に示すアーム5,5及び刃結合装置6,6も側壁部の主体部15と同じ比較的硬いプラスチックで一体に形成されている。これらに対して、弾性部本体11、各ブリッジ12,13,14及びその他の部分は弾力性のある材料で形成されている。すなわち、図5に示すように、弾性部本体11と上方ブリッジ12と上端結合部の裏面部18は弾力性のある材料で一体に形成されている。同じく図5に示すように、弾性部本体11と下方ブリッジ13と下端結合部の裏面部19は弾力性のある材料で一体に形成されている。首部の裏面部20も弾力性のある材料で一体に形成されている。さらに、図6に示すように、弾性部本体11と側方ブリッジ14,14と側壁部の裏面部17,17も弾力性のある材料で一体に形成されている。また、図4に示すように側壁部8の側面はそれぞれ5つの山形弾性面26が形成されており、各山形弾性面26には滑り止めの突条27が設けられている。ホルダー1の成形方法は、一台の成形機により、硬質プラスチックを射出成形した後にさらに弾力性のある軟質プラスチックを射出成形する二色成形(ダブルインジェクション)による。しかし、この方法に限定されるものでなく、硬質プラスチックと軟質プラスチックを別々に成形した後でそれらを接合する方法でもよく、硬質プラスチックを成形した後に金型から外して他の金型に移し替えてから軟質プラスチックを成形するインサート成形でもよい。
比較的硬いプラスチックとしてはポリプロピレンが好ましいが、その他のプラスチック、例えばABS樹脂やポリスチレンなどであってもよい。弾力性のある材料としては例えばエラストマーが用いられる。エラストマーの硬度はショアA35であるが、この値に限定されないことは勿論であって、例えばショアA25〜ショアA60のものを使用することが好ましい。また、エラストマーでなくてもゴムのような弾力性と摩擦係数を有する材料であればいかなるものであってもよい。例えば、シリコーン樹脂であってもよい。さらに、比較的硬いプラスチックの代わりに金属を用いてもよい。弾性部本体11と各ブリッジに代えて、スプリングのような弾力機能を果す金属又は比較的硬いプラスチックの部材を用いてもよいし、空気圧による弾力を利用した部材を用いてもよい。
図1及び図5に示すように、弾性部本体11の裏面には多数のフィン22が弾性部本体11の長さ方向に列をなすように並んでいる。図5に示すように各フィンの自由端23は、側壁部8の裏面と同じ高さになるように形成されている。図2及び図5に示すように、弾性部本体11の表面には9個の楕円形の凹部24が長さ方向に列をなすように並んでいる。
図3は両側壁部8,8に矢印方向に力を加えて圧搾した状態を示している。両側壁部8,8を圧搾したときに、変形した側方ブリッジ14からの圧力を受ける凹部24は円形に近い形状に変形し、その反作用としてそれ以外の凹部24は短径が非常に短い細長い楕円形に変形する。圧搾する力は矢印の位置に限定されないことは勿論である。また、両側壁部8,8の内形が弾性部本体11の外形に沿った形状をなしているので、圧搾したときに両側壁部8,8が弾性部本体11の外形の比較的長い範囲に亘って当たることになる。なお、圧搾はハンドルの両側を押すことによって行われるが、本発明から派生してハンドルの前後を押して圧搾を行う安全カミソリ、あるいは両側壁部の一方のみ変形可能である安全カミソリも設計可能である。さらに、ハンドルの特定された一部又は複数箇所が変形可能になるように設計することもできる。
図5に示すように、側壁部8と下端結合部10と下方ブリッジ13とで囲まれた部分に空所が生じ、これがハンドル2を持った手の小指又は薬指の受け部25として作用する。すなわち、使用時に安全カミソリを持つ手の指の付け根付近がハンドル2の表面に当たるので、小指又は薬指を受け部25に入れて使用すれば安定的である。また、下端結合部15の表面側には切欠部28が形成されている。したがって、その切欠部28を設けた分だけ図5において左右方向の下端結合部15の厚みが薄くなるから、両側壁部8,8を圧搾するときにその薄い部分が変形して圧搾し易くなるようにすることもできる。図4から明らかなように、ホルダー1は全体的に裏面側が凹の弧状に形成されている。したがって、裏面を下にして載置されている場合に指を下側に入れて取り上げ易い効果を奏する。
本発明の裏面図 本発明の表面図 両側壁部を圧搾した表面図 本発明の側面図 図1におけるA−A断面図 図1におけるB−B端面図 図1におけるC−C端面図
符号の説明
1 ホルダー
2 ハンドル
3 刃支持部
4 首部
5 アーム
6 刃結合装置
7 ジャーナル軸
8 側壁部
9 上端結合部
10 下端結合部
11 弾性部本体
12 上方ブリッジ
13 下方ブリッジ
14 側方ブリッジ
15 側壁部の主体部
16 首部の主体部
17 側壁部の裏面部
18 上端結合部の裏面部
19 下端結合部の裏面部
20 首部の裏面部
21 弾性部本体の表面
22 フィン
23 フィンの自由端
24 凹部
25 受け部
26 山形弾性面
27 突条
28 切欠部

Claims (12)

  1. ハンドルを形成する一対の側壁部が間隔をあけて長さ方向に延び、両側壁部の間を渡る結合部によって両側壁部は結合し、両側壁部の上端に、刃及び刃支持部から成る髭剃り構造を有する安全カミソリであって、弾性部が前記両側壁部の間の空間の全部又は一部を埋めるように設けられており、前記両側壁部はハンドルの幅方向に互いに圧搾可能であって、両側壁部が圧搾されたときに、前記弾性部は側壁部の圧搾に対応して変形することを特徴とする安全カミソリ
  2. 両側壁部の上端を一体に結合する上端結合部を有する請求項1記載の安全カミソリ
  3. 両側壁部の下端を一体に結合する下端結合部を有する請求項1又は請求項2記載の安全カミソリ
  4. 弾性部は弾性部本体とその弾性部本体よりも変形容易に構成された介在弾性部とから成り、弾性部本体が介在弾性部を介して側壁部と結合している請求項1乃至請求項3記載の安全カミソリ
  5. 介在弾性部は弾性部本体と一体に形成されたブリッジである請求項4記載の安全カミソリ
  6. 弾性部本体の上端は両側壁部の上端結合部と上方ブリッジを介して結合され、弾性部本体の下端は両側壁部の下端結合部と下方ブリッジを介して結合され、且つ弾性部本体の両側部はそれぞれ少なくとも1つの側方ブリッジを介して弾性部と対向する側壁部に結合されている請求項5記載の安全カミソリ
  7. 弾性部本体の表面は、両側壁部で構成されるハンドルの表面よりも低い請求項4乃至請求項6記載の安全カミソリ
  8. 弾性部本体はハンドルの長さ方向に延び、弾性部本体の裏面には弾性部本体の長さ方向に列をなす複数のフィンが形成されている請求項4乃至請求項7記載の安全カミソリ
  9. フィンの自由端部は、両側壁部で構成されるハンドルの裏面と同じ高さである請求項8記載の安全カミソリ
  10. 弾性部本体の表面に複数の凹部又は孔の少なくとも一方がハンドルの長さ方向に列をなすように形成されている請求項4乃至請求項9記載の安全カミソリ
  11. 両側壁部の側面及び裏面並びに上端結合部及び下端結合部の裏面に、弾性部と同じ材料の弾性面が形成されている請求項1乃至請求項10記載の安全カミソリ
  12. 両側壁部と、下端結合部と、及び該下端結合部に結合する介在弾性部とで囲まれる裏面が、ハンドルを持った手の小指又は薬指の受け部に構成されている請求項4乃至請求項11記載の安全カミソリ
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