JP2005260938A - 光入力信号をスーパーヘテロダイン検波するための方法およびシステム - Google Patents

光入力信号をスーパーヘテロダイン検波するための方法およびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2005260938A
JP2005260938A JP2005057742A JP2005057742A JP2005260938A JP 2005260938 A JP2005260938 A JP 2005260938A JP 2005057742 A JP2005057742 A JP 2005057742A JP 2005057742 A JP2005057742 A JP 2005057742A JP 2005260938 A JP2005260938 A JP 2005260938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signal
frequency
superheterodyne
input signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005057742A
Other languages
English (en)
Inventor
Douglas M Baney
エム. バニー ダグラス
Tun S Tan
エス. タン タン
Bogdan Szafraniec
サフラニエク ボグダン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agilent Technologies Inc
Original Assignee
Agilent Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agilent Technologies Inc filed Critical Agilent Technologies Inc
Publication of JP2005260938A publication Critical patent/JP2005260938A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • H04B10/64Heterodyne, i.e. coherent receivers where, after the opto-electronic conversion, an electrical signal at an intermediate frequency [IF] is obtained
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 高密度なDWDMチャネル間のスペクトル特性を測定可能なスーパーヘテロダイン光スペクトルアナライザを実現する。
【解決手段】 スーパーヘテロダイン光アナライザ400は、光入力信号230に対して2つのヘテロダイン変換を行なう。第1のコンバージョンユニット210は、第1のヘテロダイン動作によって光入力信号を中間周波数(IF)光信号に変換し、光検出装置421、IF増幅器422、IFフィルタ423を介してIF電気信号425を生成する。第2のコンバージョンユニット220は、高周波数のIF信号を第2のヘテロダイン動作を介して出力電気信号にダウンコンバートし、信号処理装置470に出力する。
【選択図】 図4

Description

本発明による種々の実施形態は一般に、光学(光信号)の測定および測定システムに関する。具体的には、本発明による種々の実施形態は光入力信号をスーパーヘテロダイン検波するためのシステムおよび方法に関する。
光ファイバ網に対する帯域幅需要の増加により、ネットワーク設計における光波長チャネルの間隔がより緊密になり、かつ送信ビットレートがより高くなった。これらの光波システムのスペクトル特性は送信性能の指標である。間隔が緊密である高密度波長分割多重(DWDM)システムでは、従来の回折格子ベースの光スペクトルアナライザと自己相関ベースの光スペクトルアナライザ(OSA)では分解能に限度があるため、DWDMチャネル間のスペクトル特性を測定する機能が低減される。
従来のOSAの代替として、光ヘテロダイン検波システムを使用して、DWDMシステムをモニタリングすることができる。光ヘテロダイン検波システムでは、2つのレーザが異なる光周波数で動作する。この周波数の差は、生成されたヘテロダインビート信号を検出するために使用されるマイクロ波スペクトルアナライザの周波数範囲内である。典型的には、レーザのうちの1つを局部発振器(LO)と呼ぶ。
図1は、関連技術の光ヘテロダイン検波システム100を描いた図である。光ヘテロダイン検波システム100は、入力信号102、入力導波管104、局部発振器信号106、局部発振器導波管108、光カプラ110、出力導波管118、光検出装置112、信号処理装置116を含む。光ヘテロダイン検波システムの動作原理は、光ヘテロダイン検波の分野でよく知られており、入力信号が局部発振器信号と結合し混合された時に生成されるヘテロダインタームをモニタすることを含む。
しかしシステム100では、光検出装置112から得られたヘテロダインビート信号は、通常は高いスペクトル分解能を提供するために帯域幅が限定されている。この結果、光入力信号および局部発振器信号の相対的な位相のランダムな差により、異なる応答が生じる可能性がある。従って、ヘテロダイン光スペクトルアナライザの振幅精度は位相ノイズによって低下する。さらに、強度ノイズも関連技術のヘテロダイン光スペクトルアナライザに影響を与える問題である。場合によっては、強度ノイズにより測定結果が不正確または使用不可能になってしまう。結果として、ヘテロダイン光スペクトルアナライザの振幅精度は強度ノイズによって低下する。
光信号をスーパーヘテロダイン検波するためのシステムと方法が、本発明によるものである。本システムは、入力信号に対して2つのヘテロダイン変換を行い、強度ノイズによる影響が低減されて処理に適した出力電気信号を生成する光アナライザを含む。
第1の変換では、第1のヘテロダイン動作によって光入力信号を中間周波数(IF)信号に変換する。より周波数の高いIF信号を選択することにより、強度ノイズの影響が低減する。この結果、第1のヘテロダイン動作においてIF信号を使用することによって、ヘテロダイン画像信号の周波数の分離を増加させ、かつ強度ノイズを低減することができる。この方法では、1つの画像信号が他の画像信号からの干渉なしに分離され測定され、これによって、光学特性を測定するときの分解能が増加する。さらに第2の変換では、高周波数のIF信号を第2のヘテロダイン動作を介して出力電気信号にダウンコンバートしたときに、帯域通過フィルタを介してさらにイメージリジェクションが行われる。この結果得られる出力電気信号は処理に適した信号となる。
本発明による1実施形態では、生成された画像信号間の周波数分離を関連技術の検波方式における周波数分離より広くすることができ、ある画像信号を他の画像信号からの干渉なしに測定し、また、複雑なバランスをとった検波方式を使用せずに測定することができる。さらに、周波数分離が広いので、画像信号のうち1つについて別の光帯域通過フィルタリングを行うことができる。本発明の実施形態は、光入力信号の光学特性を測定する際に、分解能と振幅精度を改善することができる。
本発明の実施形態に関する以下の詳述では、本発明の実施形態についての完全な理解を提供するために多数の特定の詳細を説明する。しかし、これらの特定の詳細なしで本発明の実施形態を実行できることを理解されたい。他の場合は、本発明の実施形態の態様が不必要にあいまいになることのないように、よく知られた方法、プロシージャ、コンポーネント、回路については詳細に説明していない。
従って、本発明の実施形態は、ダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザを提供する。すなわち、本発明の実施の形態では、従来技術の検波方式よりも、生成された画像信号間の周波数または波長をより広く分離(例えば数百ピコメータ)できるスーパーヘテロダイン光アナライザを提供する。これは、強度ノイズのパワースペクトルを低くし、ヘテロダインビート信号に対する影響を最小化するように、強度ノイズの効果が低減される中間周波数で作動することにより達成される。これにより、光受信器を1つだけ使用するだけでより高いS/N比を提供することができ、場合によっては、強度ノイズを減ずるために複雑なバランスのとれた検出方式を使用する必要性を無くすことができる。さらに、入力信号が単一レーザからくる場合、画像信号間の周波数分離が広がることにより、ある画像信号を別の画像信号からの干渉を受けずに測定することが可能になる。従って、本発明の実施形態は、光入力信号の光の特性を測定する時、従来の検出システムと比較して、後述するとおり、強度ノイズがより低減され、分解能が改善され、振幅精度が向上したスーパーヘテロダイン光アナライザを提供する。
次の説明では最初に、本発明の実施形態に関する、スーパーヘテロダイン光アナライザのコンポーネントの構成を説明する。各構造を説明したあと、これらの特定の動作について説明する。本発明の実施形態によるスーパーヘテロダイン光アナライザの構造は、プレフィルタ、フィルタ、ヘテロダインミキサ、検出装置、受信器、信号処理装置を含む。さらに、本発明の実施形態によるスーパーヘテロダイン光アナライザのコンポーネントは、プレフィルタリング、フィルタリング、ヘテロダインミキシング、検波、受信、信号処理を含む動作を行う。本発明による一部の実施形態では、スーパーヘテロダイン光アナライザは、スペクトルアナライザの機能を実行する。
本発明の一部の実施形態では、スーパーヘテロダイン光アナライザは入力信号の光学特性を測定するときに、ダブルコンバージョンを行なう。スーパーヘテロダイン光アナライザの基本的なコンポーネントは、第1のヘテロダイン動作を行なう第1のコンバージョンユニット、第2のヘテロダイン動作を行なう第2のコンバージョンユニットを含む。この結果、信号処理に適した出力電気信号が得られる。図2と図3を参照しながらこの実施形態についてさらに説明する。
本発明の他の実施形態では、スーパーヘテロダイン光アナライザは、光ドメインと電子ドメインにおいてダブルコンバージョンを行なう。具体的には、LO(局部発信)と、入力信号のLO周波数より周波数の低いスペクトル成分と周波数の高いスペクトル成分とを混合し、ついでIF(中間周波)によって分離することによって、第1のヘテロダイン動作を介して2つの画像をヘテロダインビート信号から形成する。単一の光周波数と掃引されたLOを含む光入力信号については、これは単一の入力周波数について2つの分離画像を生成することに対応する。IF信号の周波数は、強度ノイズの影響を低減するように選択する。より高い周波数のIF信号では、画像の周波数分離はより広くなり、画像間で干渉のない測定を提供する。この結果、入力信号の光学特性を測定するときに、分解能が増加する。本発明のこの実施形態は、図4、図5、図6、図7を参照しながら説明する。
さらに別の実施形態では、スーパーヘテロダイン光アナライザは、主に光ドメインでダブルコンバージョンを行なう。スーパーヘテロダイン光アナライザは、光フィルタリングによって、光中間周波数(IF)における第1のヘテロダイン動作を介してヘテロダインビート信号から形成された2つの可能な画像のうち1つの画像を阻止する機能を有する。本発明のこの実施形態は、図8A、図8Bを参照しながら説明する。
さらに別の実施形態では、スーパーヘテロダイン光アナライザは、光ドメインにおいて第1の変換を行い、電子ドメインにおいて第2の変換を行う。スーパーヘテロダイン光アナライザは、光フィルタリングにより、第1のヘテロダイン動作を介してヘテロダインビート信号から形成された2つの可能な画像のうち1つを阻止する機能を有する。電子ドメインにおける第2のコンバージョンでは、複数画像のうち1つの画像は、帯域通過フィルタとイメージリジェクション(IR)ミキサの効果を組み合わせて阻止される。具体的には、帯域通過フィルタと、第2のコンバージョンを行うマイクロ波画像イメージリジェクション(IR)ミキサのイメージリジェクション効果を組み合わせて、1対のヘテロダイン画像のうち1つの画像をさらにリジェクトすることが可能である。この結果、入力信号の光学特性を測定する際に振幅精度が高まる。これは以下に説明するとおりである。本発明のこの実施形態は、図10Aと図10Bを参照して説明する。
− ダブルコンバージョンを行うスーパーヘテロダイン光アナライザ −
次に図2と図3とを参照すると、以下の説明ではまず、本発明による実施形態に関して、ダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザのコンポーネントの構造を説明する。次いで、スーパーヘテロダイン光アナライザの特定の動作について説明する。
− ダブルコンバージョンを行うスーパーヘテロダイン光アナライザの構造 −
図2は、本発明の実施形態による、ダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザ200を示す構成図である。図2は、スーパーヘテロダイン光アナライザ200の基本的なコンポーネントを示す。スーパーヘテロダイン光アナライザ200は、第1のコンバージョンユニット210と第2のコンバージョンユニット220を含む。第1のコンバージョンユニットは、光ドメインまたは電子ドメインのいずれかで第1のヘテロダイン動作を行い、光入力信号230を中間周波数(IF)信号に変換する。
さらに、第1のコンバージョンユニット210は、第2のコンバージョンユニット220に光学的に、あるいは電気的に結合される。第2のコンバージョンユニット220は第2のヘテロダイン動作を行い、IF電気信号を出力電気信号240に変換する。第2のコンバージョンユニット220は、出力電気信号240を信号処理に適した十分に低い周波数へダウンコンバートする機能を有する。すなわち、出力電気信号の周波数は、それ以上の変換なしで分析することができる周波数である。
従って、スーパーヘテロダイン光アナライザ200の基本的なコンポーネントは、従来の検出システムで存在する強度ノイズをキャンセルする、複雑なバランスの取れた検出方式を実装せずに、分解能および振幅精度を改善する機能を有する。
− ダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザの動作特性 −
次に図3を参照しながら、本発明の図2の実施形態による、光信号をスーパーヘテロダイン検波するための方法を示すフローチャート300を説明する。すなわち、フローチャート300に記述された方法は、図2のスーパーヘテロダイン光アナライザ200の動作特性について記述する。
フローチャート300中の方法では、まず310で、光入力信号について第1のコンバージョンを行い、IF信号を生成する。ヘテロダインビート信号から生成されたIF信号は、局部発振器信号の周波数が選択されたIFだけ光入力信号の周波数より高いとき、あるいは低いときに形成された2つの画像を含む。選択されたIFにおける動作は、上述の、光入力信号と局部発振器信号の間のランダム位相に対する依存性を除去することにより、より改善された振幅精度を提供する。この位相関連感度の抑制は位相ダイバーシチと呼ばれる。位相ダイバーシチ問題は低周波IFまたは高周波IFを使用して解決することができる。低周波IFは必ずしも強度ノイズの低減を提供しないが、低周波IFまたは高周波IFのいずれかが振幅精度を改善する。しかし、強度ノイズは依然として低周波IFに対して悪影響を有する。
強度ノイズの悪影響を避けるために、IF周波数を選択し、生成されたIF信号を、強度ノイズのより少ない強度成分に移動して、強度ノイズ排除性を得る。選択されたIF周波数で動作することによって、強度ノイズの負の効果を低減し、より高いS/N比を達成する。このため、本発明によるいくつかの実施形態で使用されるIF信号中の選択された周波数では、強度ノイズをキャンセルするための、バランスのとれた検波方式は必要ない。
別の利点として、単一の光入力信号の場合には、選択されたIF周波数で動作することによって、IF信号内のヘテロダインビート信号から生成された画像の光周波数は実質的に十分な差だけ分離され、入力信号の信号測定を改善する。具体的には、本発明の1実施形態では、画像信号間の分離により、ある画像信号を別の画像信号からの干渉を受けずに測定できる。さらに、プレセレクタなどのフィルタリング技術を実装し、望ましくない画像をフィルタリングして除去することができる。
本方法はついでフローチャート300の320に続き、第1のコンバージョンによって生成されたIF信号について第2のコンバージョンを行い、さらに低い電気周波数において出力電気信号を生成する。1つの例では、出力電気信号は信号処理に適した適切な周波数にダウンコンバートされる。
図3のフローチャート300に示された方法では、光入力信号についてダブルコンバージョンを行なう。したがってこの方法は、入力信号の光学特性を測定するためのスーパーヘテロダイン光アナライザ内で実行される。この結果、本方法は、強度ノイズをキャンセルするためにバランスの取れた検出を使用するなどの複雑な検出方式を実行せずに、分解能を改善し強度ノイズの効果を低減するスーパーヘテロダイン光検波を実行する。具体的には、適切なIF周波数でIF信号を生成することによって、より高いS/N比を達成するので、本発明の一部の実施形態では、バランスのとれた検波方式は不必要である。さらに、フローチャート300の方法では、これ以上変換せずに処理できる出力電気信号を生成することができる。
− 光ドメインと電子ドメインでダブルコンバージョンを行う
スーパーヘテロダイン光アナライザ −
次にまず図4、図5、図6、図7を参照しながら、本発明の実施形態による、光ドメインと電子ドメインにおいてダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザのコンポーネントの構造を説明する。その後、スーパーヘテロダイン光アナライザの特定の動作について説明する。
− 光ドメインと電子ドメインでダブルコンバージョンを行う
スーパーヘテロダイン光アナライザの構造 −
図4には、本発明の1実施形態による、光ドメインと電子ドメインでダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザ400の構成図を示す。スーパーヘテロダイン光アナライザ400は、図2の第1のコンバージョンユニット210と第2のコンバージョンユニット220を含み、さらに、オフセット周波数フィルタ450、信号処理装置470などの機構を追加として含む。
具体的には、スーパーヘテロダイン光アナライザ400は、図2の第1のコンバージョンユニット210と第2のコンバージョンユニット220を含む。第1のコンバージョンユニットは第1のヘテロダイン動作を行い、入力信号230を中間周波数(IF)電気信号に変換する。スーパーヘテロダイン光アナライザ400は、電子ドメインでIF信号を生成する。
さらに、スーパーヘテロダイン光アナライザ400は、光入力信号230を入力とする光オフセット周波数フィルタ450を含む。オフセット周波数フィルタ450はオプションであり、測定要件に依存して実装(実行)される。オフセット周波数フィルタ450は光入力信号230から強度ノイズを低減し、画像レスポンスのうち1つを部分的に阻止する。これは、光帯域通過フィルタの中心周波数がLO周波数に対してオフセットされていることによって行われる。オフセット周波数フィルタ450はフィルタリングされた光入力信号455を生成する。次に、オフセット周波数フィルタ450の機能特性についてより完全に説明する。
引き続き図4を参照すると、スーパーヘテロダイン光アナライザ400は、オフセット周波数フィルタ450に光結合された図2の第1のコンバージョンユニット210を含む。より具体的には、図4の第1のコンバージョンユニット210は、フィルタリングされた光入力信号455を光局部発振器410からの局部発振器光信号415と組み合わせるカプラ420を含む。
第1のコンバージョンユニット210はさらに、光検出装置421を備え、ヘテロダインビート信号を生成する第1のヘテロダイン動作を行なう。検出装置は二乗検波器であり、ミキサの機能を果たすので、図の中では「X」によってマークされる。このため、光検出装置421は非一次関数によって、フィルタリングされた光入力信号455を電気信号に変換する。二乗検波により光の強度を電流に変換する。すなわち、電流は、入力光波の電場の二乗に比例する。
IF増幅器422とIFフィルタ423はヘテロダインビート電気信号を受信し、IF電気信号425を生成する。すなわち、IF増幅器422とIFフィルタ423の通過帯域内の任意の信号が増幅され、送られる。このため、光検出装置421は、組み合わされた光入力信号とLO光信号をヘテロダインビート電気信号に変換する。これは増幅とフィルタリングを受けてIF電気信号425となる。単一周波数(例えば、単一レーザ源)の光入力信号230については、LO光信号415が掃引されるにつれてヘテロダインビート電気信号は周波数を変える。従って、ヘテロダインビート電気信号はIFフィルタ423の周波数範囲を介して掃引し、2つの画像を生成する。これは、IF周波数によって光入力信号230の周波数の上および下に位置する、LO周波数に対応する。
IF周波数は、強度ノイズによる影響が最小となる周波数においてIF電気信号425を通過させるように選択される。すなわち、IF電気信号425の上記周波数では強度ノイズの弱い成分が生じ、強度ノイズの影響を最小化する。この結果、適切なIF周波数で動作するスーパーヘテロダイン光アナライザ400においてIF電気信号425に対する強度ノイズの影響が最小化されているため、強度ノイズをキャンセルするバランスのとれた検出(回路)の必要が低減または除去される。
図4において、第2のコンバージョンユニット220は第2のヘテロダイン動作を行い、IF電気周波数信号425を、処理できる出力電気信号440に変換する。より具体的には、図4のスーパーヘテロダイン光アナライザ400は、IF周波数電気信号425を処理に適した周波数にダウンコンバートする(出力電気信号440において)。図4に示すように第2のコンバージョンユニット220は、IF周波数電気信号425と、電気局部発振器430から提供される局部発振器電気信号435とを混合するミキサ480を備える。ミキサ480は出力電気信号440を生成する。
引き続き図4を参照すると、信号処理装置470は第2のコンバージョンユニット220に電気結合され、出力電気信号440を処理する。本発明の実施形態では、スーパーヘテロダイン光アナライザ400は、光入力信号230のフィールドスペクトル特性を測定する機能を有する。これは、組み合わされた光入力信号およびLO光信号の強度に電流が比例するので、電子ドメインにおいて可能である。組み合わされた信号の強度が電場の積を含み、LOの電場が一定であるので、実際には電流は光入力信号の電場と比例する。本発明の他の実施形態では、スーパーヘテロダイン光アナライザ400は、入力信号に関連したパラメータを測定する機能を有する。これらのパラメータには、偏光依存ゲイン(PDG)、偏光依存ロス(PDL)、偏光モード分散(PMD)などを含むが、これらに限定されるものではない。
本発明の実施形態では、信号処理装置470は、出力電気信号440がミキサ480によって生成されるようなアナログ形態で処理することができる。本発明のさらに別の実施形態では、信号処理装置470はデジタル信号処理装置を含み、ミキサ480が生成するようなアナログ形式の出力電気信号440をアナログデジタル変換する。
従って、スーパーヘテロダイン光アナライザ400は、従来のシステムで使用されるバランスのとれた検出方式を実装せずに、光オフセット周波数フィルタを適用することによって振幅精度とノイズ低減を改善する機能を有し、従来のシステムより改善された分解能を提供する。
− 光ドメインと電子ドメインでダブルコンバージョンを行う
スーパーへテロダイン光アナライザの動作特性 −
次に図5を参照し、本発明の別の実施形態による、光ドメインと電子ドメインでダブルコンバージョンを行うことにより光信号をスーパーヘテロダイン検波する方法を示すフローチャート500について説明する。フローチャート500に説明されている方法は、図4のスーパーヘテロダイン光アナライザ400の動作特性について説明するものである。
本方法は510で、光入力信号を周波数オフセットフィルタでフィルタリングすることで開始する。周波数オフセットフィルタは、強度ノイズと、ヘテロダインビート信号から形成された画像とを低減する機能を有する。光フィルタが局部発振器信号を追跡し、IFと等しい局部発振器周波数からほぼ一定に正または負にオフセットされたままであるため、局部発振器は測定された信号の正(または負)の周波数とだけ相互作用できる。正の周波数は局部発振器信号の周波数より大きな周波数として定義される。従って、測定された光信号の負の周波数(局部発振器の周波数より小さな周波数)に関連した負の画像は、抑制または低減される。
本方法は520で光入力信号と掃引された局部発振器光信号を組み合わせ、電子ドメインでIF信号を生成する。この結果得られたIF電気信号はヘテロダイン画像を含む。これらの画像の各々は、光入力信号の光学特性に関する完全な情報を含む。本発明による別の実施形態では、たとえばより高いIF周波数など選択されたIF周波数により、IF電気信号の画像は光周波数内で十分に間隔が保たれている。この結果、光オフセットフィルタは、画像のうちの1つを除去する機能を有する。
別の利点として、選択されたIF周波数で動作することによって、強度ノイズの負の影響が低減され、この結果、より高いS/N比が達成される。図11は、特有のsin(f)/fパワースペクトラム密度関数を有する、強度ノイズ信号1110のスペクトルを示す図1100である。ヘテロダインビート信号の画像1120と1125は、IF周波数によって局部発振器信号の上または下で発生する。図に示すように、IF周波数を適切に選択すると強度ノイズ信号1110のスペクトル成分が低減される。さらに、プレセレクタを介して潜在的な多重チャネルスペクトルのより狭い幅が観察されるので、プレセレクタを含むことによりさらに強度ノイズ信号1110を抑える。すなわち、プレセレクタ通過帯域の外側であるレーザ源の強度ノイズは目に見えない。そのため、本発明の実施形態で使用されるIF信号のIF周波数では、強度ノイズを低減する、バランスのとれた検波方式は必要ない。
本方法によると、図5の530では、フィルタリングされたIF電気信号と固定された局部発振器電気信号とを組み合わせ、処理に適した出力電気信号を生成する。具体的には、本方法は530でIF電気信号を処理に適した周波数にダウンコンバートする。例えば、この結果得られる周波数は、デジタルサンプリングシステムのナイキスト周波数より低い。出力電気信号を処理し、光入力信号のフィールドスペクトルを測定する。これは、電流が光入力信号の電場に比例するので、電子ドメインにおいて可能である。さらに上述のように、出力電気信号を処理し、光入力信号のパラメータなどの、光入力信号の光学特性を測定する。
− スーパーヘテロダイン光アナライザにおける強度ノイズの低減 −
図4に戻ると、オフセット周波数フィルタ450は、光入力信号230における強度ノイズを低減することができる。さらに、オフセット周波数フィルタ450は、検出装置421から生成されたヘテロダインビート信号の中にある画像の信号強度を部分的に減衰する。オフセット周波数フィルタ(あるいはプレセレクタ)の正のオフセットにより、局部発振器の、IF周波数と等しい周波数だけ局部発振器周波数より高い光信号周波数との相互作用が最大化される。同時に、局部発振器周波数より低い光周波数が減衰される。したがって、負の画像が低減または抑制される。
強度ノイズに関して、一部の入力信号は、高周波にまで及びうる強度ノイズを有する。例えば、強度ノイズ帯域幅は、40GHz以上まで及ぶことがある。これを超えるとほとんどの受信器の現実的な電子検出帯域幅と重複する。従来のバランスのとれた受信器と光プレセレクタフィルタを使用して、強度ノイズを低減することができる。典型的には、バランスのとれた受信器によって得られるノイズの低減だけでは、強度ノイズを完全に抑制することはできない。
これに対して、オフセット周波数フィルタ450は強度ノイズをより完全に抑えることができる。図4に示すように、オフセット周波数フィルタ450は入力信号の経路内に配置する。このため、光入力信号230はオフセット周波数フィルタ450によってフィルタリングされ、フィルタリングされた光入力信号455を生成する。フィルタリングされた光入力信号455は第1のコンバージョンユニット210に入力される。
本発明による別の実施形態では、光カプラユニット420は、フィルタリングされた光入力信号455および局部発振器光信号415のミキサとして機能する光検出装置421の前に配置された、偏光に影響されないビームスプリッタまたは偏光ビームスプリッタを含んでいてもよい。例えば、測定される入力信号の偏光状態に依存しない、いくつかのスペクトルアナライザアーキテクチャは、光受信器(例えば偏光ダイバーシチ受信器)内に偏光ビームスプリッタを含んでいてもよい。
オフセット周波数フィルタ450は、多重チャネルシステムの検出帯域におけるすべてのノイズを低減し、また、ヘテロダインビート信号中の好ましくない画像の強度を低減または抑制する。このため、オフセット周波数フィルタ450は、強度ノイズと、局部発振器信号の周波数よりもIFだけ上または下の光入力信号のスペクトル成分が生成する画像との両方を低減する機能を有する。
より具体的には、オフセット周波数フィルタ450のオフセット周波数は、第1のコンバージョンユニット210内に見出される光検出受信器のIF周波数に設定される。例えば、IF周波数が30GHzである場合、オフセット周波数を30GHzに設定し、ヘテロダイン画像信号のうちの1つを低減する。これは、下記条件を満たす場合IF周波数において2つのヘテロダイン画像信号が形成されるためである。
νLO=νS+/−fIF
この場合、νLOは局部発振器信号410の周波数、νSは測定される光入力信号230の周波数、fIFはIF信号の周波数である。
オフセット周波数フィルタ450は、検出された強度ノイズを低減することができる。
例えば、光フィールドスペクトルは、幅Δνuの長方形の光フィールドスペクトルによって表わすことができる。このスペクトルは、光増幅器からの自然放出光(ASE)ノイズの近似モデルであり、変調レーザのスペクトルの近似値である。このスペクトルによって生成される相対強度ノイズ(RIN)は、式(1)によって与えられる。
Figure 2005260938
上式でΛは、ゼロにおいて1に等しく、+/―Δνで線形的にゼロに近づく、三角形の関数である。
さらに、平均光パワー平方によって、強度ノイズスペクトルは式(1)に定義されるようにRINに比例する。このため、強度ノイズスペクトルは式(2)によって記述される。
Figure 2005260938
典型的には、フィルタリング前の強度ノイズスペクトル(Si(f))の強さにより、ヘテロダインビート電気信号の検出に対する強度ノイズの影響が決定される。特に、場合によっては、強度ノイズスペクトルは実際にIFフィルタと重複する。このため、強度ノイズが検出され、機器のダイナミックレンジの低下が生まれる。
これに対し、本発明の実施形態においてオフセット周波数フィルタを適用することによって、強度ノイズの強さを低減することができる。式(1)に示すように、強度ノイズのスペクトルは、f=Δνuで0に接近する三角形の関数によって記述される。ヘテロダインビートトーンは、IFフィルタの周波数fIFで測定する。したがって、IF周波数が高いほど観察される強度ノイズは小さくなる。fIF>Δνuで、IFフィルタの帯域幅が狭い場合、強度ノイズは完全に抑制される。もちろんこのためには、オフセット周波数フィルタがIF周波数と等しい周波数だけ局部発振器より進んでいるかまたは遅れていることが必要である。したがって、光入力信号の光スペクトルを測定しているときには、相対強度ノイズはIFフィルタと重複しない。光帯域幅Δνf(Δνf<Δνu)を有するオフセット周波数フィルタ450のプレセレクタ関数を適用した後、新しいRINは次の式(3)に記述されるとおりとなる。式(3)は、プレセレクタフィルタの形が長方形であり、したがって、フィルタリングされたスペクトルも長方形であると仮定している。このため、本発明の実施形態では、オフセット周波数フィルタは、同じIFに関して相対強度ノイズの強さをより完全に抑制することができる。これは有利には機器測定のダイナミックレンジを増加させる。
Figure 2005260938
さらに強度ノイズ低減の方法を理解するために、変調された信号のスペクトルを考慮する。オフセット周波数フィルタ中のプレセレクタが光フィールドスペクトルの一部を通過させることができると仮定すると、これが、強度ノイズの原因である。したがって、強度ノイズのスペクトル範囲は、光プレセレクタの通過帯域内にある光スペクトルを含む、可能な(存在しうる)ビート対の最大範囲に等しい。
例えば、IF周波数が0に等しく、プレセレクタは20GHzのスクエアな通過帯域形を有すると仮定する。式(3)が記述する強度ノイズスペクトルのピークは0に位置し、周波数が高まるにつれて直線的に減少する。IFを0に設定したため、強度ノイズスペクトルとヘテロダインビートスペクトルは重複する。しかし、20GHz以上のすべての強度ノイズは、プレセレクタの阻止機能によって低減されるだろう。IF周波数がプレセレクタ通過帯域幅Δνfより高い場合、三角形スペクトルがf=Δνfでゼロに近づき、強度ノイズは実質的に低減される。このように、固定されたオフセットフィルタ幅では、IF周波数が高いほど強度ノイズ信号の阻止はより改善される。
最大ヘテロダインビート信号を検出されたノイズに割り当てることによって、ダイナミックレンジの限度を推定することができる。比は次の式(4)で表現される。
Figure 2005260938
式(4)では、LOと信号のスペクトル幅は検出帯域幅BE内にあると仮定される。さらに、SI(f)は、検出された光入力信号強度ノイズ密度をベースバンド周波数fについて電気帯域幅Beに渡って積分したものであり、Sshotは電気ショットノイズ電流密度、Sthは受信器電気温度ノイズ電流密度、SLOは光LO超過強度ノイズ、Rは単純な光検出の応答性である。
このように、光プレセレクタフィルタによるダイナミックレンジの改善は、光フィルタ損失や、ショットノイズ、熱ノイズなどの他のノイズ源を無視し、局部発振器強度ノイズは次の式(5)のように記述される。
Figure 2005260938
式(5)では、下付き文字「f」は、光プレセレクタフィルタによるフィルタリングを示し、下付き文字「u」は、光フィルタリングがない場合を示す。
従って、ショットノイズなどの他のノイズ源を無視して、IF周波数f=fIFにおけるダイナミックレンジの改善は次の式(6)のように記述される。
Figure 2005260938
式(6)で、SEは、プレセレクタ光フィルタより広い、長方形のスペクトルを伴う仮定された均一のノイズフィールドの光スペクトル密度である。
式(6)から分かるように、ダイナミックレンジの改善は2つのファクタを有する。第1のファクタは、説明を簡単にすると、仮定された長方形の光スペクトルとプレセレクタとを伴う、プレセレクタ幅に対するフィルタリングされないスペクトル幅の比である。第2のファクタは、IFにおけるノイズのスペクトル範囲の減衰による。第2の改善ファクタは、オフセット周波数フィルタ(例えば、オフセット周波数フィルタ450)の利点である。
理想的には、関数Λ(fIF/Δνf)がfIF/Δνf≧1において0に接近するので、狭いプレセレクタ関数Δνfはダイナミックレンジに関して大幅な改善を示す。そして、理論上、式(6)によって記述されるダイナミックレンジは無限大に接近する。実際には、局部発振器も関連する強度ノイズを生成する。この局部発振器強度ノイズはバランスのとれた検出によって低減されるが、バランスをとるプロセスは完全ではない。さらに、この分析から除外されたショットノイズによって基本的な限界が決定される。
要約すると、スーパーヘテロダイン光アナライザ400中のオフセット周波数フィルタ450は、入力信号における強度ノイズを低減することができる。
− スーパーヘテロダイン光アナライザにおける画像信号の低減 −
次に図6を参照すると、本発明の別の実施形態による、光入力信号についてダブルコンバージョンを行ない、画像信号を阻止する機能を有するスーパーヘテロダイン光アナライザ600の構成図が示されている。スーパーヘテロダイン光アナライザ600は、第1のコンバージョンユニット210、マイクロ波ミキサ660、電気局部発振器670、信号処理装置680を含む。マイクロ波ミキサ660と電気局部発振器670は、図4の第2のコンバージョンユニット220と同じ機能を行なう。同様に、信号処理装置680は、図4と図8Aの信号処理装置470と同じ機能を行なう。
図6の第1のコンバージョンユニット210は、入力信号610を局部発振器光信号620と組み合わせる結合または組み合わせ手段630(たとえば光カプラ)を備える。組み合わされた光信号は二乗光検出装置640によって検出および混合され、IF電気信号を生成する。増幅器650は、IF電気信号を増幅し、マイクロ波ミキサ660へ入力する。
スーパーヘテロダイン光アナライザ600は画像を分離する機能を有する。ヘテロダインプロセスにより、光入力信号の実際の単一スペクトル特性は、2つの再構成されたスペクトル特性に変換される。したがって、ヘテロダインプロセスは1つの実際の特徴を2つの特徴に変換する。真のスペクトルを再構成するために、再構成された特徴のうちの1つを阻止する必要がある。阻止される特徴をしばしば画像と呼ぶ。画像を阻止した後、真のスペクトルを再構成する。この結果、2つの画像を生じさせるヘテロダインビート信号からスペクトルが再構成される。
本発明の実施形態は、0のIF周波数を有する従来のヘテロダインプロセスのヘテロダインコンバージョンに対する改善を提供する。0のIF周波数を備えた従来のヘテロダインプロセスは画像を有しないが、位相ダイバーシチがないため振幅精度に関する問題を有することがある。しかし、非0のIFを実行する本発明の実施形態は常に振幅精度を改善する。非0のIFを使用する場合画像は現われるが、プレセレクタを使用して画像問題を除去し、同時に強度ノイズを低減することができる。低周波のIFについては、画像は、光周波数において接近しており、阻止することがより困難である。しかし、この結果生じる位相ダイバーシチにより振幅精度が改善される。
一方で、本発明による一部の実施形態では、スーパーヘテロダイン光アナライザ600は高周波光受信器(高いIF)を使用する。これらの実施形態では、スーパーヘテロダイン光アナライザ600は非常に高いビート周波数でヘテロダイン信号を検出することができる。この結果、入力信号を局部発振器信号と混合したときに生成される画像の間の分離は、低いIFと低い周波数受信器を有する光スペクトルアナライザにおける周波数距離よりも大きな周波数距離で画定される。これにより、1つの画像信号が別の画像信号からの干渉を受けずにより容易に検出される。高周波IFについては、振幅精度の向上、強度ノイズのよりよい低減、よりよいイメージリジェクションなど、すべての性能改善が観察される。
例えば、本発明の実施形態によるスーパーヘテロダイン光アナライザ600は、画像信号間の分離を広くすることができる。例えば、非0のIFを有するスーパーヘテロダイン光アナライザ600は、何百ピコメートル(例えば38.8のGHz IFについては620ピコメートル)もの距離だけ画像を分離することができる。これらの画像は遠く離れているので、互いに干渉しない。しかし、低周波IF(例えば15MHz)についても、位相ダイバーシチと振幅精度の改善は実現可能である。
次に図7を参照すると、光入力信号(λSまたはνS)についてダブルコンバージョンを行い、イメージリジェクションを行う機能を有するスーパーヘテロダイン光アナライザ700の構成図が示されている。スーパーヘテロダイン光アナライザ700では、図4の第2のコンバージョンユニット220をさらに詳しくしたものとなっている。スーパーヘテロダイン光アナライザ700は、第1のコンバージョンユニット210、第2のコンバージョンユニット220、信号処理装置740を含む。図7における第1のコンバージョンユニット210の機能は、図6における第1のコンバージョンユニット210で行なわれた機能に似ており、これに関しては上に完全に説明している。同様に、信号処理装置740は、図4の信号処理装置470と同じ機能を行なう。
図7の第2のコンバージョンユニット220は、帯域通過フィルタ710、イメージリジェクションミキサ(IRミキサ)720、電気局部発振器730を備える。図7に示すように本発明の別の実施形態では、第1のコンバージョンユニットからのIF周波数信号は、たとえば36−40GHzの間の周波数を有する。信号処理のためには、第1のコンバージョンユニット210における光受信器の高周波数IF出力を、たとえば100MHz未満にダウンコンバートすることが望ましい。しかし、この目的のためにマイクロ波バランスミキサを使用すると、上述の画像形成と同様な方法でヘテロダインビート電気信号から2つの画像が再構成され、光ミキシングされる。これらの電気画像は電気ヘテロダインプロセスで形成され、帯域通過フィルタ710から出る信号の電気周波数に対応し、電気局部発振器730の周波数より下または上である。
電気画像のうちの1つを除去するために、マイクロ波イメージリジェクション(IR)ミキサ720を使用する。このタイプのIRミキサはマイクロ波の分野でよく知られている。IRミキサ720は、第1のコンバージョンユニット210からのIF信号と、電気局部発振器730からの局部発振器信号とを組み合わせ、混合する。IRミキサ720は、帯域通過フィルタ710を通過する信号を、処理のために低周波数波にダウンコンバートするが(たとえば100MHz)、画像のうち1つが阻止(リジェクト)される。IRミキサ720は、典型的には45dBまでの限定されたイメージリジェクションしか提供できない。
さらに望ましくない電気画像を低減するために、本発明の実施形態は、IRミキサ720と共に帯域通過フィルタ710を使用する。この結果、帯域通過フィルタ710を追加することにより、スーパーヘテロダインシステム700は、望ましくない電気画像を65dB以上の低減または阻止する。帯域通過フィルタの動作は光プレセレクタと似ている。フィルタの中心周波数を電気局部発振器730の周波数からオフセットし、局部発振器の周波数の上下で、周波数の不均一な減衰を提供する。したがって、画像問題が低減される。
図7における第2のコンバージョンユニット220によって実行されるイメージリジェクションを達成するために、IRミキサ720、帯域通過フィルタ710、信号処理装置740のデジタル受信器の中心周波数の設計は共に考慮しなければならない。信号処理装置740のデジタル受信器の中心周波数は十分に高く設定し、第2のコンバージョンユニット220によって生成された電気画像周波数間の分離を最大化する。
さらに、良好なイメージリジェクションを達成するために、帯域通過フィルタ710が可能な限り高い阻止帯域減衰を有することが重要である。
要約すると、スーパーヘテロダイン光アナライザ700は、画像信号間の周波数分離を広げ、オフセット周波数フィルタを実装することによって、望ましくない画像を低減する機能を有する。本技術は光コンバージョンユニットと電気コンバージョンユニットに適用される。
要約すると、スーパーヘテロダイン光アナライザ700は、画像信号間の周波数分離を広げ、オフセット周波数フィルタを実装することによって、望ましくない画像を低減する機能を有する。本技術は光コンバージョンユニットと電気コンバージョンユニットに適用される。
− 光ドメインでダブルコンバージョンを行うスーパーヘテロダイン光アナライザ −
次に以下の説明ではまず図8Aと図9を参照しながら、本発明の実施形態による、主として光ドメインでダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザのコンポーネントの構造を説明する。その後、スーパーヘテロダイン光アナライザの特定の動作を説明する。
− 光ドメインでダブルコンバージョンを行う
スーパーヘテロダイン光アナライザの基本コンポーネント −
図8Aに、本発明の1実施形態による、主に光ドメインでダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザ800Aの構成図を示す。さらにスーパーヘテロダイン光アナライザ800Aは、図2の第1のコンバージョンユニット210と第2のコンバージョンユニット220の別の例を提供し、さらに、光フィルタ830と信号処理装置470などの機能を追加として含む。
具体的には、スーパーヘテロダイン光アナライザ800Aは、図2の第1のコンバージョンユニット210と第2のコンバージョンユニット220を含む。第1のコンバージョンユニット210は入力として光入力信号230を得る。図8Aの第1のコンバージョンユニット210は第1のヘテロダイン動作を行ない、光入力信号230をIF光信号825に変換する。したがって、スーパーヘテロダイン光アナライザ800Aは、IF信号825を光ドメイン内で生成する。
図8Aに示す第1のコンバージョンユニット210は、光入力信号230と、光局部発振器810からの局部発振器光信号815を組み合わせるミキサ820を備える。ミキサ820はIF周波数光信号825を生成する。
本発明の1実施形態による図8Aでは、オプションのオフセット周波数フィルタ(図示せず)は、光入力信号230をフィルタリングし、望ましくない画像レスポンスを低減する。
図8Aでは、スーパーヘテロダイン光アナライザ800Aは、第1のコンバージョンユニット210に光結合される光フィルタ830を含む。光フィルタ830はオプションであり、測定要件に依存して実装される。光フィルタ830は、IF周波数光信号825中の1対の画像から第1の画像信号を阻止する。さらに、光フィルタ830は強度ノイズを低減することができる。光フィルタ830はフィルタリングされたIF周波数光信号835を生成する。
図8Aにおいて、スーパーヘテロダイン光アナライザ800Aは、光フィルタ830に光学結合される図2の第2のコンバージョンユニット220を含む。第2のコンバージョンユニット210は第2の変換動作を行い、IF周波数光信号を、処理できる出力電気信号440に変換する。より具体的には、スーパーヘテロダイン光アナライザ800Aは、IF光信号を処理のために電気信号440に変換する。
図8Aの中で示されるように、第2のコンバージョンユニット220はコンバータ840を含む。本発明による別の実施形態では、コンバータ840は、フィルタリングされたIF周波数光信号835を受信するように光学的に構成された光検出装置を含み、フィルタリングされた光信号835に応答して電気信号を生成する。
コンバータ840は、図8Aおよび図2に示す出力電気信号440を生成する。コンバータ840は非線形の関数によって、フィルタリングされたIF周波数光信号835を出力電気信号440に変換する。上述のように、光検出装置では、光フィールドEは2乗演算i=EE*によって電流iに変換されるので、非線形性が発生する。上式でE*はEの複素共役である。
図8Aでは、信号処理装置470は第2のコンバージョンユニット220に電気結合され、出力電気信号440を処理する。信号処理装置470の特徴は、図4に関して完全に上述してある。このため、スーパーヘテロダイン光アナライザ800Aは、光入力信号230の光フィールドスペクトル特性と、光入力信号230に関連したパラメータとを測定することができる。
図8Bはスーパーヘテロダイン検波用のシステム800Bの構成図である。図8Bのシステムは図8Aの中のシステムの実際的な実施形態である。システム800Bは、第1のコンバージョンユニット850、第2のコンバージョンユニット860、光フィルタ870を備える。
第1のコンバージョンユニット850は、光入力信号ES880を受信するように構成される。第1のコンバージョンユニット850の中で、光信号ES880は、第1のコンバージョンユニット850の内にあるカプラ852で、局部発振器光信号ELO851と結合する。偏光の整合あるいはダイバーシチにより、局部発振器信号ELO851と光入力信号ES880との相互作用が保証されるとみなされる。
図8Bに示すように、組み合わされた光信号はカプラ852から出力され、モジュール855内で光学的非線形性を受ける(光学的に非線形の処理を受ける)。本発明の実施形態では、モジュール855に含まれる光学的非線形性は、結晶または光ファイバ内で発生することがある。パラメトリックプロセスで、誘電分極(induced polarization)などの、伝送媒体(例えば結晶や光ファイバ)内の特性は入射フィールドに対して非線形である。これにより、光入力信号ES880と局部発振器光信号851との間で混合が起きる。本発明の1実施形態によれば、光学的非線形性はたとえば、シングルモード光ファイバ857の長いストランドによって生成される。図8では、光学的非線形性は、光ファイバ857内の相互位相変調による。
さらに、光フィルタ870を第1のコンバージョンユニット850に結合する。例えば、光フィルタ870は、ファイバブラッグ格子ユニット872と光サーキュレータ874とを含む。ファイバブラッグ格子ユニット872と光サーキュレータ874は、光帯域通過フィルタを作成するために使用される。光サーキュレータ874は当技術分野でよく知られている。
スーパーヘテロダイン光アナライザ800Bは、画像の阻止を介して、ノイズ低減、分解能、増加した振幅精度を提供する。
− 光ドメインでダブルコンバージョンを行う
スーパーヘテロダイン光アナライザの動作特性 −
次に図9を参照しながら、本発明の別の実施形態による、光ドメインでダブルコンバージョンを行なう、光信号をスーパーヘテロダイン検波するための方法を示すフローチャート900について説明する。本方法は、オプションとして910で、光入力信号を周波数オフセットフィルタでフィルタリングすることで開始する。周波数オフセットフィルタで画像を低減することができる。
本方法は920で、光入力信号と掃引局部発振器光信号を組み合わせる。IF光信号は、光ドメインで光ミキサを適用した後生成される。この結果得られるIF光信号はヘテロダインビート信号内に画像を含み、これらの各々は、光入力信号の光学特性に関する完全な情報を含む。本発明の別の実施形態では、光画像は十分な距離だけ互いに離れており、光フィルタが画像信号のうち1つを除去することができる。
本方法は930で、IF光信号をフィルタリングし、1対の画像から第1の画像を阻止し、フィルタリングされたIF光信号を生成する。残りの画像は、光入力信号の光学特性に関する情報をすべて含んでいる。高周波のIF光信号が、光周波数においてフィルタリングのために十分な距離だけ画像を分離するので、画像のうちの1つをフィルタリングすることができる。
本方法は940で、フィルタリングされたIF光信号を変換して出力電気信号を生成する。
本方法は950で、出力電気信号を検出し、出力信号を、処理できる出力電気信号に変換する。出力電気信号を処理し、光入力信号の光フィールドスペクトルを測定する。また、出力電気信号を処理し、光入力信号のパラメータなどの光入力信号の光学特性を測定する。
このように、スーパーヘテロダイン光アナライザ800Aは、IF光周波数で動作することにより画像の低減を通じた十分な分解能が可能である。さらに、スーパーヘテロダイン光アナライザ800Aは、入力信号の光学特性を測定する時に、ノイズの低減、十分な分解能、振幅精度を提供する。
− 追加の検出方式を含みダブルコンバージョンを行う
スーパーヘテロダイン光アナライザ −
図2、図4、図8Aではダブルコンバージョンを伴うスーパーヘテロダイン光アナライザを含む、本発明の実施形態を開示したが、本発明による別の実施形態も、コヒーレント検波の技術分野で知られた技術を使用することに適している。
例えば、図10Aと図l0Bは、それぞれ、イメージリジェクションスーパーヘテロダイン光スペクトルアナライザシステム1000と1050の構成図である。これらは本発明の実施形態によって、強度ノイズを低減するバランスの取れた検出方式を有する。図l0Aのスーパーヘテロダインシステム1000は、強度ノイズの抑制を増加するために、2つの光検出装置1010、1015でバランスのとれた検波を行なう。図10Bのスーパーヘテロダインシステム1050は、2つの光受信器でバランスのとれた検波を行なう。本発明の別の実施形態によれば、図7を参照して説明されるようなイメージリジェクション方式を使用して、システム1000と1050に説明されたバランスのとれた検波方式でヘテロダインビート電気信号中の画像を阻止する。
より具体的には、図10Bでは、図10Aに示すように光検出装置電流の直接の減算によってではなくプロセッサによって減算(あるいはバランスをとること)を行なう。したがってプロセッサは、2つの信号チャネル間の任意のアンバランスを補償することができる。アンバランスは、光学通路(例えば光ファイバカプラ波長と偏光状態依存性)または、電気経路(例えば光検出装置の異なる応答度と周波数特性)のいずれかの中で生成されうる。
従って、本発明の実施形態では、ダブルコンバージョンを使用するスーパーヘテロダイン検波の方法およびシステムを提供する。スーパーヘテロダイン検波システムでは、第1の変換を行って、画像周波数間が十分に周波数分離されたIF電気信号を生成する。すなわち、本発明の実施形態では、生成された画像間で周波数を十分に分離することができるスーパーヘテロダイン光アナライザを実現する。さらに、本発明の実施形態では、非ゼロIF周波数で動作することにより改善された振幅精度を達成する。このとき、本発明の実施形態は単一の光受信器だけを使用しながら改善されたS/N比を達成する。しかし必要によっては、バランスをとる検波方式により、強度ノイズキャンセルの追加手段が提供される。さらに、電気周波数分離によって電気画像信号のうち1つをさらに帯域通過フィルタリングすることができ、これによって、IRミキサを伴う実施形態では、画像信号において65dBの低減が達成される。第2の変換を行い、信号処理に適した出力電気信号を生成する。
フローチャート300、500、900で図示された実施形態の方法は、ステップの特定の順序および数を示しているが、本発明の実施形態は代替の実施形態にも適している。例えば、方法の中で提供されるすべてのステップが、本発明の実施形態に必要であるわけではない。さらに、本発明の実施形態の中で示されたステップに、追加のステップを加えることができる。同様に、用途に依存して、ステップの順序を変更することができる。
上記のように、光入力信号をスーパーヘテロダイン検波するための方法とシステムについて記述した。本発明の実施形態を、特定の実施形態によって図示し説明したが、付随する本発明の請求項およびその等価物で定義される本発明の実施形態の精神および範囲から離れることなく、多くの変更と修正が可能であることを理解されたい。さらに、本発明の実施形態を特定の実施形態にしたがって説明したが、本発明の実施形態はこのような実施形態に限って解釈すべきものではなく、付随する請求項にしたがって解釈すべきものであることを理解されたい。
なお、本発明は例として次の態様を含む。( )内の数字は添付図面の参照符号に対応する。
[1] 光入力信号(230)について第1のヘテロダイン動作を行い、IF電気信号(425)を生成する第1のコンバージョンユニット(210)と、
前記第1のコンバージョンユニット(210)と電気結合され、第2のヘテロダイン動作を行い、信号処理に適した出力電気信号(240)を生成する第2のコンバージョンユニット(220)と
を備えることを特徴とするスーパーヘテロダイン検波システム。
[2] 前記第1のコンバージョンユニット(210)は、
掃引された局部発振器光信号(415)を生成する局部発振器(410)と、
前記光入力信号(230)と前記掃引された局部発振器信号(415)とを結合するカプラ(420)と、
光検出装置(421)と
を備えることを特徴とする上記[1]に記載のシステム。
[3] 前記第1のコンバージョンユニットは、
IF増幅器(422)と、
IFフィルタ(423)と
を備えることを特徴とする上記[1]に記載のシステム。
[4] 前記第2のコンバージョンユニット(220)は、
固定された局部発振器電気信号(435)を生成する電気局部発振器(430)と、
前記電気局部発振器(430)に結合され、前記IF電気信号(425)と前記固定された局部発振器電気信号(435)とを混合するときに第2のヘテロダイン動作を行い、信号処理に適した出力電気信号(240)を生成するミキサ(480)と
を備えることを特徴とする上記[1]に記載のシステム。
[5] 前記信号処理は、前記光入力信号(230)の光スペクトルの再構成を含むことを特徴とする上記[1]に記載のシステム。
[6] 前記出力電気信号を処理して、前記光入力信号(230)の光パラメータを測定するプロセッサ(470)をさらに備えることを特徴とする上記[1]に記載のシステム。
[7]
前記第1のコンバージョンユニット(210)は、強度ノイズの影響を低減することを特徴とする上記[1]に記載のシステム。
[8] 前記第1のコンバージョンユニット(210)は、前記IF電気信号(425)内で画像を分離し、前記光入力信号(230)の振幅精度を高めることを特徴とする上記[1]に記載のシステム。
[9] 前記第1のコンバージョンユニット(210)は、非ゼロIF電気信号(425)を生成することを特徴とする上記[1]に記載のシステム。
[10] 前記第2のコンバージョンユニット(220)は、マイクロ波イメージリジェクションミキサ(660)を備えることを特徴とする上記[1]に記載のシステム。
単一の光検出装置を含む関連技術の光ヘテロダイン検波システムを示す図である。 本発明による、光入力信号を測定するためのダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザの構成図である。 本発明による、光入力信号をスーパーヘテロダイン検波するための方法を示すフローチャートである。 本発明による、光ドメインと電子ドメインにおいてダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザの構成図である。 本発明による、光ドメインと電子ドメインにおいてダブルコンバージョンを行なうことによって、光入力信号のスーパーヘテロダイン検波を行う方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態による、強度ノイズを拒否する機能を有するスーパーヘテロダイン光アナライザの構成図である。 本発明による、画像信号を拒否する機能を有するスーパーヘテロダイン光アナライザの構成図である。 本発明による、光ドメインのみでダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザの構成図である。 本発明による、光ドメインのみでダブルコンバージョンを行なうスーパーヘテロダイン光アナライザの構成図である。 本発明による、光ドメインのみでダブルコンバージョンを行なうことにより、光入力信号をスーパーヘテロダイン検波する方法を示すフローチャートである。 本発明による、2つの光検出装置でバランスのとれた検波を行うスーパーヘテロダイン光スペクトルアナライザの構成図である。 本発明による、2つの光受信器でバランスのとれた検波を行うスーパーヘテロダイン光スペクトルアナライザの構成図である。 本発明の1実施形態に従った、強度ノイズのスペクトル図とヘテロダインビート信号の画像を示す図である。
符号の説明
100 光ヘテロダイン検波システム
102 入力信号
104 入力導波管
106 局部発振器信号
108 局部発振器導波管
110 光カプラ
112 光検出装置
116 信号処理装置
118 出力導波管
200 スーパーヘテロダイン光アナライザ
210 第1のコンバージョンユニット
220 第2のコンバージョンユニット
230 光入力信号
240 出力電気信号
400 スーパーヘテロダイン光アナライザ
410 光局部発振器
415 局部発振器光信号
420 カプラ
421 光検出装置
422 IF増幅器
423 IFフィルタ
425 IF電気信号
430 電気局部発振器
435 局部発振器電気信号
440 出力電気信号
450 オフセット周波数フィルタ
455 フィルタリングされた光入力信号
470 信号処理装置
480 ミキサ
600 スーパーヘテロダイン光アナライザ
610 入力信号
620 局部発振器光信号
630 結合手段
640 二乗光検出装置
660 マイクロ波ミキサ
670 電気局部発振器
680 信号処理装置
700 スーパーヘテロダイン光アナライザ
710 帯域通過フィルタ
720 イメージリジェクションミキサ
730 電気局部発振器
740 信号処理装置
800A スーパーヘテロダイン光アナライザ
820 ミキサ
825 IF光信号
830 光フィルタ
835 フィルタリングされたIF周波数光信号
840 コンバータ
850 第1のコンバージョンユニット
851 局部発振器光信号
852 カプラ
855 モジュール
857 光ファイバ
860 第2のコンバージョンユニット
870 光フィルタ
872 ファイバブラッグ格子ユニット
874 光サーキュレータ
880 光入力信号

Claims (1)

  1. 光入力信号について第1のヘテロダイン動作を行い、IF電気信号を生成する第1のコンバージョンユニットと、
    前記第1のコンバージョンユニットと電気結合され、第2のヘテロダイン動作を行い、信号処理に適した出力電気信号を生成する第2のコンバージョンユニットと
    を備えることを特徴とするスーパーヘテロダイン検波システム。
JP2005057742A 2004-03-11 2005-03-02 光入力信号をスーパーヘテロダイン検波するための方法およびシステム Pending JP2005260938A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/800,073 US7466929B2 (en) 2004-03-11 2004-03-11 Method and system for superheterodyne detection of an optical input signal

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005260938A true JP2005260938A (ja) 2005-09-22

Family

ID=34827688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005057742A Pending JP2005260938A (ja) 2004-03-11 2005-03-02 光入力信号をスーパーヘテロダイン検波するための方法およびシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7466929B2 (ja)
EP (1) EP1575193A3 (ja)
JP (1) JP2005260938A (ja)
CN (1) CN1667982A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010028795A (ja) * 2008-06-18 2010-02-04 Hitachi Communication Technologies Ltd バランス補償型光バランスド受信器及び光iq受信器

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060141924A1 (en) * 2004-12-28 2006-06-29 Stefan Mende Stand-alone digital radio mondiale receiver device
CN101399618B (zh) * 2007-09-26 2011-06-15 华为技术有限公司 光线路终端、无源光网络和射频信号传输方法
US8525509B2 (en) * 2007-12-04 2013-09-03 Headway Technologies, Inc. Low cost simplified spectrum analyzer for magnetic head/media tester
JP5567678B2 (ja) * 2009-09-25 2014-08-06 テルコーディア テクノロジーズ インコーポレイテッド 波長選択インタリーブフィルタリング技術(swift)adcのシステムおよび方法
US8901495B2 (en) * 2010-03-30 2014-12-02 Lawrence Livermore National Security, Llc. Room-temperature quantum noise limited spectrometry and methods of the same
JP5648541B2 (ja) * 2011-03-15 2015-01-07 富士通株式会社 光受信装置
CN102231646A (zh) * 2011-05-13 2011-11-02 电子科技大学 一种扫频相干探测识别光谱幅度码标记的装置和方法
CN102215079B (zh) * 2011-06-03 2014-09-24 武汉邮电科学研究院 一种基于多波长相关光通信系统的频率偏移消除方法
US20130016344A1 (en) * 2011-07-14 2013-01-17 Larry Bullock Method and Apparatus for Measuring Process Parameters of a Plasma Etch Process
EP2960981B1 (en) * 2013-02-19 2018-07-25 Osaka Prefecture University Public Corporation Waveguide-type image rejection filter, single-sideband receiver utilizing same
CN103196556A (zh) * 2013-02-26 2013-07-10 中国计量学院 基于光纤中双光束拍频技术的偏振不敏感光谱分析仪
CN104935380A (zh) * 2014-06-19 2015-09-23 电子科技大学 一种光谱幅度码生成方法、装置及误码率测试方法和装置
CN107181532B (zh) * 2017-05-11 2019-04-02 上海微小卫星工程中心 数模混合外差探测接收装置及其采用的数据处理方法
JP6863831B2 (ja) * 2017-06-15 2021-04-21 株式会社堀場製作所 光検出器の出力補正用演算式の算出方法、及び光検出器の出力補正方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3975628A (en) * 1975-04-02 1976-08-17 Hughes Aircraft Company Optical heterodyne receiver with phase or frequency lock
US4553264A (en) 1982-09-17 1985-11-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Double superheterodyne tuner
US4723317A (en) * 1986-05-08 1988-02-02 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Optical heterodyne mixers providing image-frequency rejection
US5134509A (en) * 1988-12-22 1992-07-28 Gte Laboratories Incorporated Coherent subcarrier multiplexed optical communication system
JPH0385834A (ja) * 1989-08-30 1991-04-11 Hitachi Ltd 光周波数多重送信装置、及び、光周波数多重伝送装置
DE59105787D1 (de) * 1990-11-15 1995-07-27 Sel Alcatel Ag Vorrichtung für den optischen Überlagerungsempfang von Signalen.
US6115162A (en) * 1995-01-10 2000-09-05 Harris Corporation Double side band, carrier suppressed modulated coherent fiber optic link
DE19815241A1 (de) 1998-04-04 1999-10-07 Heidenhain Gmbh Dr Johannes Positionsmeßeinrichtung
US6850710B1 (en) * 2000-06-09 2005-02-01 Tip Group, Llc Method and apparatus of utilizing RF/microwave and optical mixing techniques to select a given band of an optical transmission
AU5332200A (en) 1999-06-10 2001-01-02 Fiberspace, Inc. Method and apparatus of utilizing rf/microwave mixing techniques to select a given band of an optical transmission
US6535289B1 (en) * 2000-06-02 2003-03-18 Agilent Technologies, Inc. System and method for optical heterodyne detection of an optical signal
US7460793B2 (en) * 2002-12-11 2008-12-02 Michael George Taylor Coherent optical detection and signal processing method and system
US7265849B2 (en) * 2003-09-25 2007-09-04 Agilent Technologies, Inc. Systems and methods for determining the spectral content of an optical signal

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010028795A (ja) * 2008-06-18 2010-02-04 Hitachi Communication Technologies Ltd バランス補償型光バランスド受信器及び光iq受信器

Also Published As

Publication number Publication date
US7466929B2 (en) 2008-12-16
EP1575193A3 (en) 2008-01-23
CN1667982A (zh) 2005-09-14
EP1575193A2 (en) 2005-09-14
US20050202793A1 (en) 2005-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005260938A (ja) 光入力信号をスーパーヘテロダイン検波するための方法およびシステム
US7680412B2 (en) Method and device for in-band optical performance monitoring
EP3616336B1 (en) Noise-free measurement of the spectral shape of a modulated signal using spectral correlation
CN110720182B (zh) 光信噪比监测系统和方法
US6515276B2 (en) Heterodyne optical spectrum analyzer with provisions for intensity noise subtraction
US6476957B1 (en) Image rejecting microwave photonic downconverter
US6731922B1 (en) Optical image reject down converter
JP2001281104A (ja) 波長選択性偏光分岐光学的ヘテロダインレシーバ
JP2020518146A5 (ja)
US7162165B2 (en) Kalman filter assembly intensity noise subtraction for optical heterodyne receivers
US8160443B2 (en) Calibration factor for interferometric optical signal-to-noise ratio measurement
US6486958B1 (en) Method and system for optical spectrum analysis with matched filter detection
JP4236171B2 (ja) 光伝送システムにおいて最適分散を迅速に達成するためのシステムおよび方法
JP2001281105A (ja) 光信号の光学的なヘテロダイン検出用のシステムおよび方法
US8160442B2 (en) Interferometric optical signal-to-noise ratio measurement using a calibration factor
AU5401201A (en) Method and apparatus for transmitting high-frequency signals in optical communication system
CN115549803A (zh) 基于单光梳和声光移频的多通道光子信道化接收机及方法
EP1161007A2 (en) System and method for optical heterodyne detection of an optical signal
US10756822B1 (en) Digital fiber nonlinearity compensation
CN117031480B (zh) 一种相干微波光子雷达探测方法及系统
JPH0682853A (ja) 光周波数変換方式
Okamoto et al. Simultaneous dense differential phase-shift keying wavelength division multiplexing signal quality observation based on sequential ultrafast field sampling
Haas et al. A downconverting, linearized phase-modulated fiber optic link optimized for K-band microwave signals
JPH052197A (ja) 光伝送システム,光波長変換方式及び受信方式
US8045861B1 (en) Method and system for spectral suppression of noise in a communication signal

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070508

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070514