JP2005260616A - 情報端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報記憶媒体との交信領域内に金属等が存在する場合であっても、この金属等に阻害されることなく、この情報記憶媒体に対する非接触の情報読取作業または情報書込作業を効率的に行えること。
【解決手段】共振周波数f1に設定され、交信領域内の情報記憶媒体との間で所定の電波を送受信する通信アンテナ10と、通信アンテナ10と同じ共振周波数f1に設定され、通信アンテナ10が送出する電波をモニタ受信するモニタアンテナ14と、モニタアンテナ14がモニタ受信した電波の電磁界強度をもとに、通信アンテナ10が送出する電波の電磁界強度を一定にする制御を行うAGC増幅器6と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、交信領域内に存在する情報記憶媒体との間で送受信される所定の電波を介して、この情報記憶媒体に記憶された情報を読み取りまたはこの情報記憶媒体に情報を書き込む情報端末装置に関するものである。
従来から、不揮発性メモリを有する小型の集積回路と無線通信用のアンテナとを組み合わせたRFID(Radio Frequency Identification)タグまたはカード状の樹脂製板にRFIDタグを埋設した非接触ICカード等の情報記憶媒体と、この情報記憶媒体に記憶された情報を読み取りまたはこの情報記憶媒体に所望の情報を書き込むリード/ライト機能を備えたリーダライタまたはPDA(Personal Digital Assistant)等の情報端末装置とを用いたRFIDシステムが開発されている。
一般に、情報端末装置は、交信領域内に存在する情報記憶媒体に対して電磁誘導方式またはマイクロ波方式等による無線通信を行い、この無線通信において送受信される所定の電波を介して、この情報記憶媒体に記憶された情報を読み取りまたはこの情報記憶媒体に所望の情報を書き込む。この場合、情報端末装置は、たとえば125〜530[kHz]帯、4.92[MHz]帯、13.56[MHz]帯、または2.45[GHz]帯等の周波数を共振周波数とするアンテナを有し、かつ情報記憶媒体は、この情報端末装置のアンテナとほぼ同じ共振周波数のアンテナを有する。
このような情報記憶媒体と情報端末装置とを用いたRFIDシステムには、複数の情報記憶媒体にそれぞれ記憶された各情報を一括して認識できる点、情報記憶媒体に記憶できる情報量(64〜数100バイト)が多い点、情報記憶媒体に記憶された情報を更新できる点、情報記憶媒体が超小型である点、情報記憶媒体と情報端末装置との間に障害物が存在しても情報通信が可能である点等の利点がある。このため、流通業界をはじめとする様々な業種において、このRFIDシステムの有益性が注目されている。このような情報端末装置の一例として、たとえば、送受信する電波の周波数を所定範囲内で掃引するように機能し、重畳された複数のRFIDタグ間の相互誘導作用に起因して各RFIDタグの共振周波数が変化した場合であっても、これら複数のRFIDタグがそれぞれ共振可能な電波を送受信する識別装置がある(特許文献1参照)。
特開2000−101471号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された識別装置に例示される従来の情報端末装置では、通信対象の情報記憶媒体との交信領域内、特に情報端末装置の近傍に板状または棒状等の各種形状の金属が存在する場合、この情報端末装置とこの金属との間に発生する相互誘導作用によって、この情報端末装置とこの情報記憶媒体との間で送受信される電波の強度すなわち電磁界強度が減少する場合が多い。このことは、この相互誘導作用によって、この情報端末装置から出力される電波がこの金属に吸収されることまたはこの情報端末装置の共振周波数が変化することに起因する。すなわち、従来の情報端末装置では、通信対象の情報記憶媒体との交信領域内に金属が存在する場合、この情報記憶媒体との間で送受信される電波の電磁界強度が減少するとともに、この情報記憶媒体に対して無線通信に必要な電気エネルギーを供給することが困難になる場合が多く、これによって、この情報記憶媒体との通信可能距離が狭められ、所定の電波を介して情報記憶媒体から情報を読み取る非接触の情報読取作業または所定の電波を介して情報記憶媒体に所望の情報を書き込む非接触の情報書込作業が煩雑になるという問題点があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、情報記憶媒体との交信領域内に金属等が存在する場合であっても、この金属等に阻害されることなく、この情報記憶媒体に対する非接触の情報読取作業または情報書込作業を効率的に行うことができる情報端末装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる情報端末装置は、所定の共振周波数に設定され、交信領域内の情報記憶媒体との間で所定の電波を送受信する第1のアンテナと、前記所定の共振周波数と同じ共振周波数に設定され、前記第1のアンテナが送出する電波をモニタ受信する第2のアンテナと、前記第2のアンテナがモニタ受信した電波の強度をもとに、前記第1のアンテナが送出する電波の強度を一定にする制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる情報端末装置は、上記発明において、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとは連続的に接続され、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの接続端には共通のアースが接続されることを特徴とする。
また、請求項3にかかる情報端末装置は、上記発明において、前記第2のアンテナは、前記第1のアンテナとの間の相互誘導が小さいことを特徴とする。
また、請求項4にかかる情報端末装置は、上記発明において、前記第2のアンテナのループ径は、前記第1のアンテナのループ径よりも小さいことを特徴とする。
また、請求項5にかかる情報端末装置は、上記発明において、前記第1のアンテナおよび前記第2のアンテナは、ほぼ同一平面上に配置されたことを特徴とする。
また、請求項6にかかる情報端末装置は、上記発明において、前記第2のアンテナのループは、前記第1のアンテナのループの内側に形成されたことを特徴とする。
また、請求項7にかかる情報端末装置は、上記発明において、前記第2のアンテナがモニタ受信した電波の強度に対応する電圧値を検出する検出手段と、前記検出手段の後段に設けられ、前記制御手段の応答速度を設定する時定数回路と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、交信領域内の情報記憶媒体に出力した電波を常時モニタ受信するとともに、このモニタ受信した電波の電磁界強度をもとに、この情報記憶媒体に対して送出する電波の電磁界強度を一定に制御することができるので、この交信領域内に金属等が存在する場合であっても、この金属等による電波への悪影響を抑制でき、これによって、この情報記憶媒体に対して所望の電磁界強度の電波を安定的に送出でき、この情報記憶媒体との通信可能距離を狭めることなく、この情報記憶媒体に対する非接触の情報読取作業または非接触の情報書込作業を効率的に行うことが可能な情報端末装置を実現できるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる情報端末装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態では、情報端末装置の一例として携帯型のリーダライタを用いた場合を例示するが、このことによって、この発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、この発明の実施の形態である情報端末装置の概略構成を例示するブロック図である。図1において、この情報端末装置1は、入力部2、表示部3、変調回路4、局部発振器5、AGC増幅器6、電力増幅器7、共用器8、ダンピング抵抗器9、通信アンテナ10、復調回路11、記憶部12、制御部13、モニタアンテナ14、検出回路15、抵抗器16、およびコンデンサ17を有する。入力部2、表示部3、変調回路4、局部発振器5、復調回路11、および記憶部12は、制御部13と電気的に接続される。変調回路4は、さらにAGC増幅器6、電力増幅器7、共用器8、ダンピング抵抗器9、および通信アンテナ10が順次電気的に接続される。局部発振器5は、さらに変調回路4および復調回路11と電気的に接続される。復調回路11は、さらに共用器8と電気的に接続される。また、モニタアンテナ14は、検出回路15と電気的に接続される。検出回路15の後段には抵抗器16およびコンデンサ17が電気的に接続され、検出回路15とコンデンサ17との接続端の後段にはAGC増幅器6が電気的に接続される。
入力部2は、複数の入力キーを用いて実現され、使用者が該入力キーを用いて所望の情報を入力する操作を行った場合に、この操作によって受け付けた入力情報を制御部13に送出する。たとえば、使用者が読取指示情報、書込指示情報、または書込情報の入力操作を行った場合、入力部2は、この使用者の入力操作によって受け付けた読取指示情報、書込指示情報、または書込情報を制御部13に送出する。なお、この読取指示情報は、RFIDタグまたは非接触ICカード等の情報記憶媒体に記憶された情報を所定の電波を介して読み取る処理(情報読取処理)を指示する指示情報である。また、この書込情報は、所定の電波を介して情報記憶媒体に書き込む情報であり、この書込指示情報は、所定の電波を介して情報記憶媒体に書込情報を書き込む処理(情報書込処理)を指示する指示情報である。
表示部3は、液晶表示装置(LCD)または有機ELパネル等の薄型ディスプレイを用いて実現され、制御部13の制御のもと、各種情報を表示するように機能する。たとえば、表示部3は、制御部13の制御のもと、使用者が入力部2を用いて入力した入力情報または情報読取処理によって情報記憶媒体から読み取った情報等を表示出力する。また、表示部3は、情報端末装置1に処理動作または情報通信に関する各種エラーが発生した場合、制御部13の制御のもと、このエラーを報知する所定のエラー表示を表示出力する。なお、表示部3は、制御部13の制御のもと、各種情報入力を受け付けるタッチパネルを表示することができる。この場合、表示部3は、使用者がこのタッチパネルを用いて情報を入力する操作を行えば、この操作によって受け付けた情報を制御部13に送出する入力部として機能する。
変調回路4は、制御部13の制御のもと、局部発振器5が発振する所定周波数の信号を用い、制御部13から入力された電気信号を変調するように機能する。たとえば、変調回路4は、上述した読取指示情報または書込指示情報に対応する指示信号S1が制御部13から入力された場合、制御部13の制御のもと、局部発振器5が発振する所定周波数の信号を用いて指示信号S1を変調する。この場合、変調回路4は、この指示信号S1を変調した電気信号として指示信号S2をAGC増幅器6に送出する。
AGC増幅器6は、変調回路4から指示信号S2を受信した場合、検出回路15から入力された電気信号(後述する検出電圧信号S7)に対応する第1電圧値VS7と指示信号S2に対応する第2電圧値VS2とを比較してこれら第1電圧値VS7と第2電圧値VS2との差分を求めるとともに、この差分に応じ、この第2電圧値VS2の増幅率を自動的に決定するように機能する。この場合、AGC増幅器6は、これら第1電圧値VS7と第2電圧値VS2との差分と予め設定された差分基準値とがほぼ同値になるように、第2電圧値VS2の増幅率を決定する。また、AGC増幅器6は、この決定した増幅率を用いて指示信号S2の第2電圧値VS2を増減するとともに、この第2電圧値VS2を増減して得られた第3電圧値VS3を有する電気信号を出力するように機能する。この場合、AGC増幅器6は、この第3電圧値VS3を有する電気信号として指示信号S3を電力増幅器7に送出する。
なお、この指示信号S3は、上述した指示信号S1に基づく読取指示情報または書込指示情報に対応する。この指示信号S3が通信アンテナ10に入力されることによって通信アンテナ10に第3電圧値VS3の電気エネルギーが供給された場合、通信アンテナ10は、この電気エネルギーを用い、第2電圧値VS2に対応する電磁界強度の電波を出力することができる。すなわち、AGC増幅器6の差分基準値は、指示信号S2による第2電圧値VS2を第3電圧値VS3に変換する増幅率を決定できるように設定される。ただし、通信アンテナ10が第2電圧値VS2の電気エネルギーを用いて第2電圧値VS2に対応する電磁界強度の電波を出力した場合、AGC増幅器6は、第2電圧値VS2とほぼ同値の第3電圧値VS3を有する指示信号S3を出力する。
また、この第1電圧値VS7は、モニタアンテナ14が受信した電波の電磁界強度に対応する電圧値である。さらに、この第2電圧値VS2は、通信アンテナ10が交信領域内の情報記憶媒体との間の無線通信を行う場合に、この情報記憶媒体に必要な電気エネルギーを供給する電波の電磁界強度に対応する電圧値であって、通信アンテナ10との間で所定の電波を送受信するために必要な電気エネルギーを交信領域内の情報記憶媒体に供給する電波の電磁界強度に対応する電圧値である。
電力増幅器7は、AGC増幅器6から指示信号S3が入力された場合、この指示信号S3の電力を増幅し出力する。つぎに、電力増幅器7によって電力増幅が行われた指示信号S3は、共用器8とダンピング抵抗器9とを順次通過し、その後、通信アンテナ10に入力される。この場合、ダンピング抵抗器9は、通信アンテナ10に共振周波数の電波を安定的に出力させるように機能する。
通信アンテナ10は、静電容量C1のコンデンサ10aとインダクタンスL1のコイル10bとが直列接続された直列共振回路を用いて実現される。コンデンサ10aは、一端がダンピング抵抗器9と電気的に接続され、他端がコイル10bと電気的に接続される。さらに、コイル10bは、コンデンサ10aとの接続端の他端がアースに接続される。この場合、通信アンテナ10の共振周波数は、コンデンサ10aの静電容量C1とコイル10bのインダクタンスL1とによって共振周波数f1に設定される。この共振周波数f1は、次式(1)によって表される。なお、この共振周波数f1は、処理対象の情報記憶媒体に設定された共振周波数とほぼ同じであり、たとえば125〜530[kHz]帯、4.92[MHz]帯、13.56[MHz]帯、または2.45[GHz]帯の周波数が用いられる。
f1=1/{2π×(L1×C1)1/2} ・・・(1)
この場合、通信アンテナ10は、共用器8およびダンピング抵抗器9を介して電力増幅器7から入力された指示信号S3に対応する電波を共振周波数f1にて出力する。その後、この通信アンテナ10から出力された電波は、通信アンテナ10の交信領域内に存在するRFIDタグまたは非接触ICカード等の情報記憶媒体に受信されるとともに、この情報記憶媒体を活性化する。これによって、通信アンテナ10は、この情報記憶媒体との間で所定の電波を送受信する。
ここで、上述した指示信号S3に対応する指示情報が、情報記憶媒体と通信アンテナ10との間で送受信される所定の電波を介して、この情報記憶媒体に入力された場合、この情報記憶媒体は、この入力された指示情報に基づく処理を行う。たとえば、この情報記憶媒体は、上述した書込指示情報が所定の電波を介して入力された場合、この入力された書込指示情報による指示のもと、この書込指示情報に対応する書込情報を記憶する処理を行う。これによって、制御部13は、この情報記憶媒体に対する情報書込処理を達成する。
一方、この情報記憶媒体は、上述した読取指示情報が所定の電波を介して入力された場合、この入力された読取指示情報によって読取指示された情報を内部メモリから読み取り、この読み取った情報(読取情報)に対応する電波を通信アンテナ10に送信する。この場合、通信アンテナ10は、この情報記憶媒体から読取情報に対応する電波を受信するとともに、この受信した電波に対応する電気信号を生成出力する。その後、通信アンテナ10によって生成出力された電気信号は、ダンピング抵抗器9と共用器8とを順次通過し、上述した読取情報に対応するデータ信号S4として復調回路11に入力される。
復調回路11は、制御部13の制御のもと、局部発振器5が発振する所定周波数の信号を用い、ダンピング抵抗器9と共用器8とを介して通信アンテナ10から入力された電気信号を復調するように機能する。たとえば、復調回路11は、上述した読取情報に対応するデータ信号S4が通信アンテナ10から入力された場合、制御部13の制御のもと、局部発振器5が発振する所定周波数の信号を用いてデータ信号S4を復調する。この場合、復調回路11は、このデータ信号S4を復調した電気信号としてデータ信号S5を制御部13に送出する。
記憶部12は、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electronic EPROM)、またはフラッシュメモリ等の再書き込み可能な各種ROMを用いて実現され、制御部13の制御のもと、制御部13から入力された各種情報を記憶する。この場合、記憶部12は、制御部13の制御のもと、外部の情報記憶媒体から読み取った読取情報あるいは入力部2または表示部3から入力された入力情報等の各種情報を記憶する。また、記憶部12は、制御部13の制御のもと、記憶した各種情報を制御部13に送出する。
制御部13は、各種処理プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、このCPUが実行する各種処理プログラムを記憶する各種ROMと、外部の情報記憶媒体から読み取った読取情報あるいは入力部2または表示部3から入力された入力情報等の各種情報を一時的に記憶する各種RAM(Random Access Memory)とを用いて実現される。制御部13は、情報端末装置1を構成する各構成部の処理または動作を制御する。この場合、制御部13は、これらの各構成部に入出力される情報について所定の入出力制御を行い、かつ、この情報に対して所定の情報処理を行う。
たとえば、制御部13は、書込指示情報に対応する指示信号S1を変調回路4に送出し、上述したように、交信領域内の情報記憶媒体と通信アンテナ10との間で送受信される所定の電波を介して、この情報記憶媒体に書込指示情報を入力することによって、この書込指示情報に基づく情報書込処理を達成する。また、制御部13は、読取指示情報に対応する指示信号S1を変調回路4に送出し、上述したように、交信領域内の情報記憶媒体と通信アンテナ10との間で送受信される所定の電波を介して、この情報記憶媒体に読取指示情報を入力し、その後、この読取指示情報に基づくデータ信号S5を復調回路11から受信することによって、この情報記憶媒体から読み取った読取情報を得る。その後、制御部13は、このデータ信号S5に対応する読取情報を表示部3に表示出力し、この読取指示情報に基づく情報読取処理を達成する。
モニタアンテナ14は、静電容量C2のコンデンサ14aとインダクタンスL2のコイル14bとが直列接続された直列共振回路を用いて実現される。コンデンサ14aは、一端が検出回路15と電気的に接続され、他端がコイル14bと電気的に接続される。さらに、コイル14bは、コンデンサ14aとの接続端の他端がアースに接続される。この場合、モニタアンテナ14の共振周波数は、コンデンサ14aの静電容量C2とコイル14bのインダクタンスL2とによって共振周波数f1に設定される。すなわち、モニタアンテナ14は、上述した通信アンテナ10と同じ共振周波数f1に設定され、このモニタアンテナ14の共振周波数f1は、次式(2)によって表される。
f1=1/{2π×(L2×C2)1/2} ・・・(2)
すなわち、上述した式(1)と式(2)との関係から、モニタアンテナ14を構成するコンデンサ14aおよびコイル14bは、上述したインダクタンスL1と静電容量C1との積(L1×C1)と、インダクタンスL2と静電容量C2との積(L2×C2)とが同値になるように、組み合わせられる。
また、モニタアンテナ14は、情報端末装置1において、通信アンテナ10が出力する電波を受信可能な領域に設けられる。この場合、モニタアンテナ14は、通信アンテナ10が出力する共振周波数f1の電波を常時監視的に受信(モニタ受信)するように機能する。たとえば、金属等の無線通信を阻害する物(通信阻害物)が処理対象の情報記憶媒体との交信領域内に存在しない状態(正常状態)において、通信アンテナ10が、この情報記憶媒体に対し、上述した第2電圧値VS2を用いて共振周波数f1の電波を出力した場合、この通信アンテナ10から出力された電波は、その電磁界強度を殆ど減衰させることなく、この情報記憶媒体に効率的に受信される。この場合、モニタアンテナ14は、この第2電圧値VS2に対応する電磁界強度の電波を通信アンテナ10からモニタ受信する。一方、通信阻害物が処理対象の情報記憶媒体との交信領域内に存在する状態(阻害状態)において、通信アンテナ10が、この情報記憶媒体に対し、上述した第2電圧値VS2を用いて共振周波数f1の電波を出力した場合、この通信アンテナ10から出力された電波は、この通信阻害物に吸収され、これによって、この電波の電磁界強度が減衰する。この場合、モニタアンテナ14は、この電磁界強度が減衰した電波、すなわちこの第2電圧値VS2よりも低い電圧値に対応する電磁界強度の電波を通信アンテナ10からモニタ受信する。
さらに、モニタアンテナ14は、通信アンテナ10が出力した電波をモニタ受信した場合、このモニタ受信した電波に対応する電気信号を生成出力する。その後、このモニタアンテナ14によって生成出力された電気信号は、モニタ電波信号S6として検出回路15に入力される。
検出回路15は、バッファ回路15aと整流回路15bとを用いて実現される。バッファ回路15aは、コンデンサ14aと電気的に接続され、モニタアンテナ14からモニタ電波信号S6が入力される。この場合、バッファ回路15aは、モニタ電波信号S6をもとに、モニタアンテナ14がモニタ受信した電波の電磁界強度に対応する電圧値すなわち上述した第1電圧値VS7を検出する。その後、バッファ回路15aは、この検出した第1電圧値VS7に対応する電気信号を整流回路15bに送出する。整流回路15bは、バッファ回路15aから入力された電気信号を整流し、この電気信号に対応する第1電圧値VS7を概ね直流の電圧値にする。その後、この整流回路15bによって整流された電気信号は、検出電圧信号S7として検出回路15から出力される。この場合、この検出電圧信号S7は、モニタアンテナ14がモニタ受信した電波の電磁界強度に対応する直流の第1電圧値VS7を有する。
その後、検出回路15から出力された検出電圧信号S7は、検出回路15と抵抗器16との接続端と検出回路15とコンデンサ17との接続端とを順次通過し、AGC増幅器6に入力される。ここで、抵抗器16は、抵抗値R1を有し、検出回路15との接続端の他端はアースに接続される。また、コンデンサ17は、静電容量C3を有し、検出回路15との接続端の他端はアースに接続される。この場合、抵抗器16およびコンデンサ17は、抵抗値R1と静電容量C3とによって決定される時定数を有する時定数回路を構成する。上述した時定数回路は、検出電圧信号S7が検出回路15から出力された場合に、この検出電圧信号S7に対するAGC増幅器6の応答速度を設定する。
ここで、AGC増幅器6は、第1電圧値VS7を有する検出電圧信号S7と第2電圧値VS2を有する指示信号S2とが入力された場合、上述したように、これら第1電圧値VS7と第2電圧値VS2との差分に応じた増幅率を自動的に決定するとともに、この増幅率を用いて第2電圧値VS2を増減し、これによって、上述した第3電圧値VS3を有する指示信号S3を出力する。たとえば、上述した阻害状態において、モニタアンテナ14が、通信阻害物に起因して減衰した電磁界強度の電波をモニタ受信するとともに、この電波に対応するモニタ電波信号S6を生成出力し、その後、検出回路15が、このモニタ電波信号S6を用い、第2電圧値VS2よりも低い第1電圧値VS7を検出するとともに、この第1電圧値VS7を有する検出電圧信号S7を生成出力した場合、AGC増幅器6は、上述したように、この検出電圧信号S7と第2電圧値VS2を有する指示信号S2とをもとに、この第2電圧値VS2を上述した第3電圧値VS3に増幅するとともに、この第3電圧値VS3を有する指示信号S3を出力する。この場合、通信アンテナ10は、上述した阻害状態であっても、この第3電圧値VS3の電気エネルギーを用いることによって、この第2電圧値VS2に対応する電磁界強度の電波を出力することができる。すなわち、AGC増幅器6は、上述した正常状態または阻害状態によらず、通信アンテナ10が情報記憶媒体に送出する電波の電磁界強度を一定にする制御を行う。この場合、通信アンテナ10が上述した正常状態のもと第2電圧値VS2の電気エネルギーを用いて出力した電波の電磁界強度と、通信アンテナ10がこの第2電圧値VS2の電気エネルギーを用いて実際に出力した電波の電磁界強度との差分を補正する。
なお、阻害状態において、通信アンテナ10と通信阻害物との間の相互誘導が発生した場合、通信アンテナ10の共振周波数f1は、この相互誘導作用に起因して変化する場合もある。図2は、共振周波数fにて出力された電波の電磁界強度に対応する電圧値Vと共振周波数fとの関係を例示する図である。たとえば、通信アンテナ10は上述したように共振周波数f1に設定されるので、この通信アンテナ10が出力する電波の電圧値Vは、正常状態において、図2の曲線a1によって表される共振周波数依存性を示す。したがって、この通信アンテナ10が正常状態のもと第2電圧値VS2の電気エネルギーを用いて電波を出力した場合、モニタアンテナ14がモニタ受信する電波の電圧値Vは、図2に示すように、電圧値V2になる。なお、この電圧値V2は、この第2電圧値VS2とほぼ同値である。
一方、阻害状態において、通信アンテナ10の共振周波数f1が、通信アンテナ10と通信阻害物との間の相互誘導作用に起因して、共振周波数f2に変化した場合、この共振周波数f2の通信アンテナ10が出力する電波の電圧値Vは、図2の曲線a2によって表される共振周波数依存性を示す。したがって、この通信アンテナ10が阻害状態のもと第2電圧値VS2の電気エネルギーを用いて電波を出力した場合、モニタアンテナ14がモニタ受信する電波の電圧値Vは、図2に示すように、電圧値V1になる。すなわち、通信アンテナ10の共振周波数f1がこの相互誘導作用に起因して共振周波数f2に変化した場合、この通信アンテナ10は、たとえ第2電圧値VS2の電気エネルギーが供給されたとしても、この第2電圧値VS2すなわち電圧値V2よりも低い電圧値V1の電波を出力する。これと同時に、この通信アンテナ10は、図2に示す電圧値V2と電圧値V1との差分に対応する電磁界強度の電波を損失する。
この場合、検出回路15は、上述したように、このモニタ受信された電波に対応するモニタ電波信号S6をもとに、この電波の電圧値V1に対応する第1電圧値VS7を検出するとともに、この第1電圧値VS7に対応する検出電圧信号S7をAGC増幅器6に送出する。AGC増幅器6は、この第2電圧値VS2に対応する指示信号S2とこの第1電圧値VS7に対応する検出電圧信号S7とが入力された場合、上述したように、この第2電圧値VS2とこの第1電圧値VS7との差分に応じた増幅率を用い、この第2電圧値VS2を第3電圧値VS3に増幅する。
ここで、この第3電圧値VS3は、共振周波数f2に変化した通信アンテナ10が電圧値V2の電波を出力するために必要な電気エネルギーに対応する。すなわち、この第3電圧値VS3の電気エネルギーが供給された共振周波数f2の通信アンテナ10は、図2の曲線a3によって表される共振周波数依存性を示す電波を出力する。この場合、図2に示す電圧値V3は、この第3電圧値VS3に対応する。したがって、この通信アンテナ10が阻害状態のもと第3電圧値VS3の電気エネルギーを用いて電波を出力した場合、この通信アンテナ10は、上述した第2電圧値VS2すなわち電圧値V2の電波を出力することができる。この場合、モニタアンテナ14は、図2に示すように、電圧値V2の電波をモニタ受信する。
すなわち、AGC増幅器6は、上述した通信阻害物に電波が吸収された場合と同様に、正常状態または阻害状態によらず、通信アンテナ10が情報記憶媒体に送出する電波の電磁界強度を一定にする制御を行う。この場合、AGC増幅器6は、この第2電圧値VS2をこの第3電圧値VS3に増幅することによって、通信アンテナ10が正常状態のもと第2電圧値VS2の電気エネルギーを用いて出力した電波の電圧値Vすなわち電磁界強度と、通信アンテナ10がこの第2電圧値VS2の電気エネルギーを用いて実際に出力した電波の電磁界強度との差分を補正する。
つぎに、通信アンテナ10およびモニタアンテナ14の配置状態について詳細に説明する。図3は、情報端末装置1に配置された通信アンテナ10の一構成例とモニタアンテナ14の一構成例とを模式的に示す模式図である。モニタアンテナ14は、上述したように、通信アンテナ10が出力する電波を受信可能な領域に設けられる。この場合、モニタアンテナ14は、通信アンテナ10が所定の電波を送受信する場合において、通信アンテナ10との間の相互誘導による影響が小さくできるように構成される。たとえば、モニタアンテナ14は、図3に示すように、通信アンテナ10に比して、通信アンテナ10との間の相互誘導がほとんど発生しない程度に小さく構成される。この場合、モニタアンテナ14は、図3に例示するように、通信アンテナ10のループ径よりも小さいループ径を形成するように構成されてもよいし、通信アンテナ10のコイル巻き数よりも少ないコイル巻き数のコイルを用いて構成されてもよい。
また、モニタアンテナ14は、図3に示すように、通信アンテナ10の近傍に配置されることが望ましく、さらには、通信アンテナ10のコイル10bとモニタアンテナ14のコイル14bとが、ほぼ同一平面上に配置されることが望ましい。これによって、通信アンテナ10およびモニタアンテナ14を情報端末装置1に設ける組立作業が容易になるとともに、情報端末装置1の小型化を促進することができる。この場合、通信アンテナ10およびモニタアンテナ14は、図3に示すように、それぞれ別々にアース接続が行われてもよいし、通信アンテナ10のアース接続側端とモニタアンテナ14のアース接続側端とを連続的に接続し、これら両アース接続側端の接続部に共通のアースを接続してもよい。通信アンテナ10とモニタアンテナ14とがこの接続部を有する場合、通信アンテナ10とモニタアンテナ14とは、一体的に構成される。
さらに、モニタアンテナ14は、通信アンテナ10と一体的に構成される場合に、通信アンテナ10が形成するループの内側に配置されてもよい。図4は、通信アンテナ10とモニタアンテナ14とが一体的に構成された場合の一構成例を模式的に示す模式図である。図4に示すように、通信アンテナ10とモニタアンテナ14とは、コイル10bが形成するループの内側にコイル14bのループが形成されるように、一体的に構成される。この場合、コイル10bとコイル14bとは、共通のアースとのアース接続端Gにて連続的に接続される。すなわち、このアース接続端Gは、一体的に構成された通信アンテナ10とモニタアンテナ14との境界になる。
通信アンテナ10とモニタアンテナ14とが、図4に例示するように一体的に構成された場合、モニタアンテナ14は、通信アンテナ10のループ径よりも小さいループ径を形成するので、通信アンテナ10に比して、通信アンテナ10との間の相互誘導がほとんど発生しない程度に小さく構成できる。さらに、モニタアンテナ14は、通信アンテナ10のコイル巻き数よりも少ないコイル巻き数になるように構成することもできる。したがって、通信アンテナ10とモニタアンテナ14とが図4に示すように一体的に構成された場合も、このモニタアンテナ14は、上述した図3に例示する別体構成の場合と同様に、この通信アンテナ10との間の相互誘導による影響が小さくできるように構成することができる。
さらに、図4に例示する一体的な構成において、通信アンテナ10のコイル10bとモニタアンテナ14のコイル14bとをほぼ同一平面上に配置することによって、通信アンテナ10およびモニタアンテナ14を情報端末装置1に設ける組立作業を容易するとともに、情報端末装置1の小型化をさらに促進することができる。
なお、この発明の実施の形態では、通信用アンテナ10およびモニタアンテナ14としてループアンテナを用いた場合を例示したが、この発明はこれに限定されるものではなく、通信用アンテナ10およびモニタアンテナ14としてロッドアンテナを用いてもよいし、通信用アンテナ10およびモニタアンテナ14のいずれか一方にループアンテナを用い、他方にロッドアンテナを用いてもよい。
また、この発明の実施の形態では、通信アンテナ10が、コンデンサ10aおよびコイル10bを直列接続した直列共振回路を用いて実現され、かつモニタアンテナ14が、コンデンサ14aおよびコイル14bを直列接続した直列共振回路を用いて実現された場合を例示したが、この発明はこれに限定されるものではなく、通信アンテナ10は、コンデンサ10aおよびコイル10bを並列接続した並列共振回路を用いて実現されてもよいし、また、モニタアンテナ14は、コンデンサ14aおよびコイル14bを並列接続した並列共振回路を用いて実現されてもよい。
さらに、この発明の実施の形態では、通信アンテナ10が出力した電波の電磁界強度に対応する電圧値が上述した第2電圧値VS2よりも低い場合に、AGC増幅器6が指示信号S2の電圧値を増幅していたが、この発明はこれに限定されるものではなく、通信アンテナ10が出力した電波の電磁界強度に対応する電圧値が上述した第2電圧値VS2よりも高い場合、AGC増幅器6は、指示信号S2の電圧値を減少してもよい。
また、この発明の実施の形態では、通信アンテナ10が形成するループの内側にモニタアンテナ14が一体的に設けられた場合を例示したが、この発明はこれに限定されるものではなく、通信アンテナ10が形成するループの外側に、この通信アンテナ10のコイル巻き数より少ないコイル巻き数のモニタアンテナ14を一体的に設けてもよい。
さらに、この発明の実施の形態では、この発明にかかる情報端末装置の一例として携帯型のリーダライタを用いた場合を例示したが、この発明はこれに限定されるものではなく、この発明にかかる情報端末装置の一例として、情報記憶媒体に対して非接触にて情報を読み取りまたは書き込むリード/ライト機能を備えたPDA、携帯電話、またはノート型PC(Personal Computer)等の各種携帯型の情報端末装置を用いてもよいし、このリード/ライト機能を備えたリーダライタモジュールが設けられたホストコンピュータ等の非携帯型の情報端末装置を用いてもよい。
以上に説明したように、この発明の実施の形態では、交信領域内の情報記憶媒体との間で所定の電波を送受信する通信アンテナが出力した電波を常時モニタ受信するとともに、このモニタ受信した電波の電磁界強度に対応する電圧値を検出し、この情報記憶媒体を十分活性化できる電波をこの通信アンテナが出力するために本来必要な電圧値とこの検出した電圧値との差分に応じて、この本来必要な電圧値を増減し、この通信アンテナがこの増減された電圧値の電気エネルギーを用いて電波を出力するように構成した。したがって、この通信アンテナがこの情報記憶媒体を十分活性化するために本来出力すべき電波の電磁界強度と、この通信アンテナがこの本来必要な電圧値の電気エネルギーを用いて実際に出力した電波の電磁界強度との差分を補正することができる。これによって、この交信領域内に存在する金属等の通信阻害物とこの通信アンテナとの間に相互誘導作用が発生した場合であっても、この情報記憶媒体との通信可能距離を狭めることなく、この情報記憶媒体を十分活性化できる電波をこの情報記憶媒体に安定的に送出できる情報端末装置を実現することができる。
また、この通信アンテナが出力した電波を常時モニタ受信するモニタアンテナをこの通信アンテナの近傍に設けることによって、この通信アンテナとモニタアンテナとを情報端末装置に設ける組立作業が容易になるとともに、この情報端末装置の小型化を促進することができる。さらに、この通信アンテナとモニタアンテナとを一体的に構成することによって、この情報端末装置の小型化をさらに促進することができる。
この発明にかかる情報端末装置を用いることによって、使用者は、通信阻害物が交信領域内に存在する場合に、この交信領域内の情報記憶媒体との無線通信が可能な位置を模索する煩わしさが解消され、この情報記憶媒体に対する非接触の情報読取作業または非接触の情報書込作業を効率的に行うことができる。
この発明の実施の形態である情報端末装置の概略構成を例示するブロック図である。 共振周波数にて出力された電波の電磁界強度に対応する電圧値と該共振周波数との関係を例示する図である。 情報端末装置に配置された通信アンテナの一構成例とモニタアンテナの一構成例とを模式的に示す模式図である。 通信アンテナとモニタアンテナとが一体的に構成された場合の一構成例を模式的に示す模式図である。
符号の説明
1 情報端末装置
2 入力部
3 表示部
4 変調回路
5 局部発振器
6 AGC増幅器
7 電力増幅部
8 共用器
9 ダンピング抵抗器
10 通信アンテナ
10a,14a,17 コンデンサ
10b,14b コイル
11 復調回路
12 記憶部
13 制御部
14 モニタアンテナ
15 検出回路
15a バッファ回路
15b 整流回路
16 抵抗器
G アース接続端
S1〜S3 指示信号
S4,S5 データ信号
S6 モニタ電波信号
S7 検出電圧信号

Claims (7)

  1. 所定の共振周波数に設定され、交信領域内の情報記憶媒体との間で所定の電波を送受信する第1のアンテナと、
    前記所定の共振周波数と同じ共振周波数に設定され、前記第1のアンテナが送出する電波をモニタ受信する第2のアンテナと、
    前記第2のアンテナがモニタ受信した電波の強度をもとに、前記第1のアンテナが送出する電波の強度を一定にする制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとは連続的に接続され、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの接続端には共通のアースが接続されることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
  3. 前記第2のアンテナは、前記第1のアンテナとの間の相互誘導が小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の情報端末装置。
  4. 前記第2のアンテナのループ径は、前記第1のアンテナのループ径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報端末装置。
  5. 前記第1のアンテナおよび前記第2のアンテナは、ほぼ同一平面上に配置されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報端末装置。
  6. 前記第2のアンテナのループは、前記第1のアンテナのループの内側に形成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報端末装置。
  7. 前記第2のアンテナがモニタ受信した電波の強度に対応する電圧値を検出する検出手段と、
    前記検出手段の後段に設けられ、前記制御手段の応答速度を設定する時定数回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報端末装置。
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