JP2005259193A - ディスク装置のディスククランプ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランパをクランプ位置から待機位置へ変位させるときに必要なデットスペースを縮小させるとともに、クランプ位置ではわずかな付勢力で確実にクランプする。
【解決手段】ディスク(D)またはディスクが内包されたカートリッジ(C)を載置する載置部材(1)が、駆動手段により装置本体(8)に対して搬入・搬出されるディスク装置のディスククランプ機構である。このディスククランプ機構は、装置本体(8)に設けられたディスク回転手段(9)と、装置本体(8)に昇降可能に支持されて載置部材(1)を水平移動可能に保持するホルダ部材(2)と、ホルダ部材(2)に揺動可能に取り付けられたアーム部材(3)に保持されたクランプ部材(4)と、装置本体(8)に駆動手段により載置部材(1)の搬入・搬出方向に沿って移動可能に設けられ、ホルダ部材(2)およびアーム部材(3)を係合して作動させるカム部材(6)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスク装置においてディスクをディスクテーブルにクランプするディスククランプ機構に関するものである。
一般に、信号記録面の設けられたディスクをディスクテーブルにクランプし、このディスクの信号記録面に対して情報信号の記録又は再生を行うディスク装置が知られている。
この種のディスク装置には、大別して、所定高さに保持されたディスク(カートリッジ内包ディスクを含む)に対して、ディスクテーブルを備えたトラバースベースが上下動してディスクにディスクテーブルを装填するタイプのものと、トレイに載置されたディスク(カートリッジ内包ディスクを含む)をローディングエンドにおいて下降させることで、所定高さに保持されたディスクテーブルにディスクを装填するタイプのものとがある。
いずれのタイプであれ、ディスクをディスクテーブルにクランプするクランパは、ディスクをディスクテーブルに対して出し入れする際の待機位置では、ディスク又はディスク内包カートリッジとの干渉を避ける位置まで退避する必要がある。
そのため、従来のディスク装置では、一般に、ディスクをディスクテーブルにクランプするクランパはクランプアームに回転自在に載置され、クランプアームはディスク装置のシャーシ等固定面に上下方向に揺動可能に支持され、かつ、上下少なくとも一方向にバネ等の弾性体で付勢されていて、クランプアームの揺動によりクランパがディスクをディスクテーブルにクランプする機構となっている。
従来のディスク装置のディスククランプ機構の一例について、図19,図20,図21を参照して以下に説明する。
トレイ101はクランプアーム103に載置されたバネ等弾性体106の突起部106aを駆動するカム部101a、101b、101cを備えている。トレイ101にはディスク102が載置される。
ディスク装置のシャーシ等固定面105には、クランプアーム103の支軸105a、ディスク102がディスクテーブル108にクランプされる位置におけるクランプアーム103の保持手段105b、クランプアーム103の待機位置における保持手段105c、及びバネ等弾性体107の保持手段105dを備えている。
クランプアーム103は、バネ等弾性体107の保持手段103a、突起103b、開口部103c、バネ等弾性体106を備え、シャーシ等固定面105の支軸105aに回転自在に支持されている。
また、クランプアーム103の突起103bは クランパ104の待機位置である図19のシャーシ等固定面105の保持手段105cに、バネ等弾性体107により支軸105aを中心としてA1方向に付勢されている。なお、バネ等弾性体106はクランプアーム103及びクランパ104をA1方向に付勢するバネ等弾性体107より強い付勢力を有している。
クランパ104は棚104a,104bを備え、クランプアーム103の開口103cに回転自在に挿通されている。
ディスク102を用いて記録又は再生を行う場合、トレイ101にディスク102を載置する。その後、トレイ101は、ディスク102をディスク回転駆動機構のディスクテーブル108に載置するため、図19のB1方向に移動する。
上記移動時、ディスク102及びトレイ101はB1方向に下記経過をたどりながら同時進行していく。
図20は、ディスク102及びトレイ101がB1方向(ローディング方向)に進み、トレイ101のカム101aに、クランプアーム103に載置されたバネ等弾性体106の突起部106aが掛かりだした状態である。
ディスク102及びトレイ101がさらにB1方向に移動すると、バネ等弾性体106の突起部106aはトレイ101のカム101a、101b、101c上を摺動する(図20,図21参照)。
この摺動により、クランプアーム103のバネ等弾性体106はシャーシ等固定面105の支軸105aに回転自在に支持されているため、カム101a、101b、101cに沿ってA2方向に揺動する(図20,図21参照)。
バネ等弾性体106の回転により、クランプアーム103及びクランプアーム103の開口103cに回転自在に挿通されているクランパ104は、クランプアーム103もシャーシ等固定面105の支軸105aに回転自在に支持されているためA2方向に揺動する(図21参照)。
図21は、ディスク102がクランパ104によりディスクテーブル108にクランプされる位置である。クランプアーム103はトレイ101のカム101cにバネ等弾性体106が乗り上げているため、バネ等弾性体106の付勢力によりA2方向に付勢される。
また、クランプアーム103にはバネ等弾性体107によりA1方向にも付勢力がかかる。しかしバネ等弾性体106の付勢力はバネ等弾性体107より非常に強いため、クランプアーム103に対しては、バネ等弾性体106の付勢力からバネ等弾性体107の付勢力を差し引いた付勢力がA2方向にはたらき、シャーシ等固定面105の保持手段105cに突起部103bを押圧する。
特開平8−102116号公報 特開2002−150644号公報
しかしながら、上述したような従来のディスク装置のディスククランプ機構には、次のような問題があった。
例えば、ディスク(カートリッジ内包ディスクを含む)が載置されるトレイをローディングエンドにおいて下降させるタイプのディスク装置の場合、シャーシ等固定面に上下方向に揺動可能に支持されたクランプアームのクランパを、トレイの上昇位置でもディスク又はディスク内包カートリッジとの干渉を避ける位置(待機位置)まで退避させるためには、ディスク装置の外形を画定する設計上の予定寸法から上方へ突き出して、他に利用する可能性の少ないデットスペースを構成してしまう(図18参照)。
また、ディスクをディスクテーブルにクランプする位置では、クランプアームの振動防止等の必要性から、クランプアームにバネ等の弾性体を付勢しシャーシ等固定面に対する保持手段に押圧する必要がある。
例えば、上記の従来例でいえば、クランプアーム103のバネ等弾性体107より強力なバネ等弾性体106の付勢力の反力は、制御するトレイ101のカム部101cに付勢され、それによりトレイ101上の付勢力保持カム部等が変形する虞れがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、クランパをクランプ位置から待機位置へ変位させるときに必要なデットスペースを縮小させるとともに、クランプ位置ではわずかな付勢力で確実にクランプすることのできるディスク装置のディスククランプ機構を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するものであって、請求項1に係る発明は、ディスクまたはディスクが内包されたカートリッジを載置する載置部材が、駆動手段により装置本体に対して搬入・搬出されるディスク装置のディスククランプ機構において、前記装置本体に設けられたディスク回転手段と、前記装置本体に昇降可能に支持されて前記載置部材を水平移動可能に保持するホルダ部材と、前記ホルダ部材に揺動可能に取り付けられたアーム部材に保持されたクランプ部材と、前記装置本体に駆動手段により前記載置部材の搬入・搬出方向に沿って移動可能に設けられ、前記ホルダ部材および前記アーム部材を係合して作動させるカム部材とを備えたディスク装置のディスククランプ機構である。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記カム部材は、前記ホルダ部材の作動と前記アーム部材の作動とを別個に制御可能に構成されているディスク装置のディスククランプ機構である。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記カム部材は、前記クランプ部材がクランプ位置にあるとき前記アーム部材をクランプ方向に付勢する弾性部材を備えているディスク装置のディスククランプ機構である。
本発明は以上のように、ディスクまたはディスクが内包されたカートリッジを載置する載置部材が、駆動手段により装置本体に対して搬入・搬出されるディスク装置のディスククランプ機構において、前記装置本体に設けられたディスク回転手段と、前記装置本体に昇降可能に支持されて前記載置部材を水平移動可能に保持するホルダ部材と、前記ホルダ部材に揺動可能に取り付けられたアーム部材に保持されたクランプ部材と、前記装置本体に駆動手段により前記載置部材の搬入・搬出方向に沿って移動可能に設けられ、前記ホルダ部材および前記アーム部材を係合して作動させるカム部材とを備えた構成としたので、クランパがクランプ位置にあるときと待機位置にあるときとの変位量(必要高さ)を低く抑えることができ、そのため、デットスペースを縮小することが可能で、ディスククランプ機構の小型化を図ることが容易になるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるディスククランプ機構を備えたディスク装置の一実施形態を示す要部の斜視図であり、このディスク装置は、ディスクDを内包するカートリッジC又は単体のディスクDが載置されるトレイ1、トレイホルダ2、クランプアーム3、クランパ4、およびスライドカム6を備えている。
図1に示すように、トレイ1の両側には下向きの凹溝1a(右側のみ図示する)が形成され、一方、トレイホルダ2の両側には上向き凸状のレール2a(右側のみ図示する)が形成されている。
そのため、トレイ1の凹溝1aがトレイホルダ2のレール2aと係合することで、図示しないモータの駆動により、トレイ1はトレイホルダ2に対してL(ローディング)方向及びU(アンローディング)方向に平行移動するようになっている。
図2に示すように、トレイホルダ2は、クランパ4が回転自在に載置されたクランプアーム3の揺動支軸3e(図1参照)の軸受2bと、クランプアーム3が下方に揺動したときの保持手段である突起部2gとを備えている。
なお、図1,図2では、クランプアーム3の揺動支軸3eはクランパ4の後方に配置されているが、クランパ4の前方に配置することも可能である。
また、トレイホルダ2は突起部2c,2d,2e,2fを備え、スライドカム6の作動カム6A,6B(図3参照)により、トレイ1と同時に上昇完了位置(図7,図8,図10参照)及び下降完了位置(図12,図14,図16参照)間を垂直方向に昇降可能となっている。
図1では、トレイホルダ2の左側にのみスライドカム6を図示してあるが、実際には、トレイホルダ2の右側にも同様のスライドカムが配置されている。そして、図2に示すトレイホルダ2左側の突起部2c,2d,2e,2fと同様の突起部が、右側のスライドカムと係合して、トレイホルダ2の昇降を円滑に行わせるように構成されている。
また、トレイホルダ2の突起2e,2fは、トレイ1及びトレイホルダ2の自重によりスライドカム6の作動カム6A,6Bを下方へ押圧している。なお 水平方向に関しては、シャーシ8の溝8aにより規制されている(図7参照)ため、トレイホルダ2の水平方向の移動は不可となっている。
図3に示すように、スライドカム6は、カム6a、6b、6cからなる作動カム6Aと、カム6d、6e、6fからなる作動カム6Bと、カム6g、6h、6jからなる作動カム6Cとを備えている。作動カム6A、6Bはトレイホルダ2の昇降駆動用、作動カム6Cはクランプアーム3の揺動駆動用のものである。
またスライドカム6の作動カム6Cには、クランプアーム3が下方に揺動したときの保持手段であるトレイホルダ2の突起部2gに、クランプアーム3の突起部3b(図5参照)を保持するためのバネ等の弾性部材7が設けてある。
そして、スライドカム6は、図示しないモータの駆動により、トレイ1のL(ローディング)方向移動時にはF方向に、トレイ1のU(アンローディング)方向移動時にはR方向に移動するようになっている。
図4,図5に示すように、クランプアーム3は突起部3a,3b、開口部3c、保持部3d、および支軸3eを備え、支軸3eを中心に揺動自在となっている。
クランプアーム3の垂直方向の移動は、スライドカム6の作動カム6Cにより駆動されるため、トレイホルダ2の作動カム6A、6Bとは別の制御が可能となっている。
図6に示すように、クランパ4は棚4a,4bを備え、クランプアーム3の開口部3c(図4参照)に回転自在に挿通されている。
またクランパ4はクランプアーム3に対し、クランパ4の自重により棚4a部が、クランプアーム3の開口部3cの周囲に形成された保持部3dに保持されている(図1参照)。
トレイ1にカートリッジC又はディスクDが載置されていない状態のときは、クランプアーム3は突起部3bがスライドカム6の作動カム6Cのカム6gに乗り上げて、クランパ4の待機位置に保持されており、クランパ4とカートリッジC又はディスクDとの干渉が回避されている。
カートリッジC又はディスクDを用いて記録又は再生を行うときは、トレイ1にカートリッジC又はディスクDを載置したのち、トレイ1は、ディスクDをディスク回転駆動機構のディスクテーブル9に装着するため、トレイホルダ2のレール2a上をL(ローディング)方向に水平移動する。このローディング方向の移動過程を以下に説明する。
(1)トレイ1は、図示しないモータの駆動により、トレイホルダ2のレール2a上をL方向にトレイの水平移動完了位置まで移動する(図7,図8,図10参照)。
(2)このときスライドカム6は、図示しないモータの駆動により、トレイ1と逆のF方向に水平移動開始位置(図7参照)から水平移動完了位置(図16参照)まで水平移動する(図7,図8,図10,図12,図14,図16参照)。
(3)トレイ1の駆動手段は図示しないが、上記水平移動完了位置においてトレイ1は駆動手段から切り離され、以降はトレイホルダ2の動作と連動する。
(4)上記(1)のトレイ1水平動作過程において、スライドカム6はF方向に移動するが、トレイホルダ2の突起2eはスライドカム6の作動カム6Aのカム6aに、トレイホルダ2の突起2fはスライドカム6の作動カム6Bのカム6dに、クランプアーム3の突起部3bはスライドカム6の作動カム6Cのカム6gに、それぞれ移動を制御されている(図7,図8参照)。
(5)上記(4)においては、クランパ4はクランプアーム3に対し、クランパ4の自重により棚4a部がクランプアーム3の開口部3cの保持部3dに保持され、カートリッジC又はディスクDとの干渉を避ける位置まで退避した待機位置となっており、カートリッジCとクランパ4の棚4bとの隙間t1を維持している(図9参照)。
(6)トレイ1がL方向にさらに進むと、トレイ1は水平移動完了位置(図10参照)で水平動作が完了する。上記(5)から(6)において、クランプアーム3の突起3bはスライドカム6の作動カム6Cのカム6hにより、クランプアーム3の支軸3eを中心にC1方向に揺動する(図9,11参照)。
(7)トレイ1の水平動作完了後も、スライドカム6が、図示しないモータの駆動によりF方向に移動すると、トレイホルダ2の突起2e,2fがトレイホルダ2等の自重によりスライドカム6の作動カム6A,6Bを下方へ押しているため、トレイホルダ2の突起2e,2fが作動カム6A,6Bのカム6b、6e上を摺動するが、トレイホルダ2の突起部2dはシャーシ8の溝8aと係合して水平方向の移動は規制されているため、トレイホルダ2は溝8aを垂直下降する(図12,図13参照)。
(8)上記(7)においては、トレイホルダ2の軸受2bに軸支されたクランプアーム3及びクランプアーム3に保持されたクランパ4は、トレイホルダ2の垂直下降により同様に下降する。またクランプアーム3及びクランパ4の自重により、クランプアーム3の突起部3bはスライドカム6の作動カム6Cのカム6hに沿い、支軸3eを中心にC1方向にさらに揺動する(図13参照)。
(9)さらにスライドカム6がF方向に移動すると、トレイホルダ2は突起部2e,2fがスライドカム6の作動カム6A,6Bのカム6c、6f上を摺動するが、突起部2dがシャーシ8の溝8aで水平方向を規制されるため、前記下降位置が保持される(図14参照)。
(10)上記(9)においては、クランプアーム3の突起部3bはスライドカム6の作動カム6Cのカム6jまで移動し、クランプアーム3の支軸3eを中心にC1方向に、突起2gにクランプアーム3の突起部3aが保持されるまで揺動する。また、自重により棚4a部がクランプアーム3の開口部3cの保持部3dに保持されたクランパ4は、ディスクDをディスクテーブル9にクランプされる位置まで移動する。
ここで、クランパ4はディスクDをディスクテーブル9にクランプする位置で下降が止まるが、クランプアーム3は前記保持位置までさらに揺動するため、クランプアーム3の開口部3cの保持部3dとクランパ4の棚4aは離れて隙間t2を持ち、クランパ4はクランプアーム3と干渉なく回転自在となる(図15参照)。
(11)なお、クランパ4およびディスクテーブル9は、その一方に永久磁石が内蔵され、かつ、他方に鉄板が内蔵されており、ディスクの有無に拘わらず、ディスクDをディスク回転駆動機構のディスクテーブル9に載置する位置においては、クランパ4とディスクテーブル9は互いに強力に引き合っている。
(12)さらにスライドカム6がF方向に進み完了位置(図16参照)で移動を完了する。このとき、スライドカム6に載置されたバネ等の弾性部材7も同様に移動する。バネ等の弾性部材7は前記完了位置においては、クランプアーム3の突起部3bを下方(C1方向)に付勢する。この付勢力により、突起部3aもC1方向にトレイホルダ2の突起部2gに付勢される。また前記状態はトレイホルダ2が下降完了となっており、C1方向には規制されているため、クランプアーム3はバネ等の弾性部材7の付勢力で保持される(図17参照)。
(13)なお、前記(12)において、トレイホルダ2の突起部2gにはクランプアーム3の自重等が支軸3eを中心に揺動し突起部3aを介し付勢されるため、バネ等の弾性部材7の押圧力は、従来の技術におけるバネ等弾性体106の押圧力のように強い付勢力を有する必要がなく弱く設定できる。従って、バネ等の弾性部材7の押圧に対する反力も弱いため、スライドカム6に付勢されるバネ等の弾性部材7からの反力による変形等の課題も解決できる。
次に、ディスク回転駆動機構のディスクテーブル9とクランパ4間に載置されたディスクDを取り出すアンロード方向の説明を行う。
(1)スライドカム6は図16に示す位置からR方向(図7参照)に図14に示す位置まで移動する。トレイホルダ2の突起部2e,2fはスライドカム6の作動カム6A,6Bのカム6c,6fを摺動する。しかしトレイホルダ2の突起部2dがシャーシ8の溝8aで水平方向を規制されるため、トレイホルダ2は下降完了位置を維持する。
(2)上記移動でクランプアーム3の突起部3bは、スライドカム6に設けられたバネ等の弾性部材7の付勢力から切り離される(図14,図15参照)。
(3)スライドカム6がさらに図14に示す位置からR方向に図12に示す位置に移動するが、トレイホルダ2は上記(1)の下降完了位置を維持する。しかし、クランプアーム3の突起部3bはスライドカム6の作動カム6Cのカム6hよりC2方向の押圧を受けるため、クランプアーム3は支軸3eを中心にC2方向に揺動する(図13参照)。
(4)このクランプアーム3の揺動により、クランプアーム3の開口部3cの保持部3dがクランパ4の棚4aをC2方向に引き上げ、クランパ4の棚4bをディスクDから離脱させる。クランパ4とディスクテーブル9は互いに強力に引き合っているため、スライドカム6の作動カム6Cのカム6hにはC1方向強い反力がかかる(図13参照)。
(5)スライドカム6がさらにR方向に移動すると、作動カム6A,6Bのカム6b,6e上からトレイホルダ2の突起部2e,2fに対しC2方向の押圧を受ける。トレイホルダ2の突起部2e,2fはC2方向の押圧を受けトレイホルダ2はC2方向に移動しようとするが、突起部2dがシャーシ8の溝8aで水平方向を規制されるため、上昇方向のみの移動となる(図13参照)。
(6)スライドカム6がさらにR方向に移動すると、トレイホルダ2の突起部2e,2fが作動カム6A,6Bのカム6b,6eからカム6a,6dに移動し、トレイホルダ2は上昇完了位置となる(図10参照)。
(7)上記(5)、(6)において、クランプアーム3の突起部3bは、スライドカム6の作動カム6Cのカム6hを摺動する(図10参照)。
(8)上記(5)、(6)においては、トレイホルダ2はトレイ1及びカートリッジC又はディスクD等が載置されているため、加算された重い荷重がトレイホルダ2の上昇移動において、突起部2e,2fからスライドカム6の作動カム6A,6Bのカム6b,6e上にC1方向の強い押圧として受ける。
(9)図14から図10へのスライドカム6の移動に際し、上記(4)、(8)の強い押圧を作動カム6A,6B,6Cが受けるが、クランプアーム3を駆動する作動カム6Cと、トレイホルダ2を駆動する作動カム6A,6Bとを分けたことで、クランパ4のディスクテーブル9からの離脱を先行させた後でトレイホルダ2の上昇をさせるような制御が可能になり、スライドカム6にかかる負荷集中の回避が可能となった。
(10)さらに、スライドカム6は図10から図7に移動するが、トレイホルダ2は上昇完了位置を維持し、クランプアーム3は突起部3bがスライドカム6の作動カム6Cのカム6hから6gに移動し、クランパ4がカートリッジC又はディスクDとの干渉を避ける位置まで退避した待機位置を維持する。
上記のような本発明によるディスク装置のディスククランプ機構によれば、クランパ4が自由端に直接保持されているクランプアーム3の揺動支軸をトレイホルダ2に軸支することで、クランプアーム3が、クランパ4の待機位置とディスクDがディスクテーブル9にクランプされるクランプ位置とを揺動する揺動角度を小さくすることができ、そのため、他に利用する可能性の少ないデットスペースの縮小が可能となり、従来の機構に比べて小型化が容易になる。
また、クランパ4の待機位置とクランプ位置とを揺動するクランプアーム3の揺動角度を小さくできることで、クランプアーム3を駆動するスライドカム6の圧力角を小さくすることができ、そのため、スライドカム6の駆動負荷を低減することができる。
さらに、クランプアーム3をスライドカム6で駆動する機構とすることで、クランパ4の待機位置ではクランプアーム3にバネ等の弾性体で押圧する必要がなく、また、クランプ位置でのクランプアーム3の保持力には、クランプアーム3にバネ等の弾性体による付勢力に打ち勝つ付勢力を有する必要がなく、ずっと軽い付勢力で充分であるため、従来の機構と比べて、バネ等の弾性体の付勢力による部品の変形を回避することができる。
本発明によるディスククランプ機構を備えたディスク装置の一実施形態を示す要部の斜視図である。 図1のものの要部の説明図である。 スライドカムの側面図である。 クランプアームの斜視図である。 クランプアームの裏面から見た斜視図である。 クランパの斜視図である。 ローディング過程においてトレイにカートリッジを載置した状態(トレイホルダは上昇完了位置)を示す側面図である。 ローディング過程においてトレイがローディング方向に水平移動途中状態(トレイホルダは上昇完了位置)を示す側面図である。 図8の拡大図である。 ローディング過程においてトレイがローディング方向に水平移動完了状態(トレイホルダは上昇完了位置)を示す側面図である。 図10の拡大図である ローディング過程においてクランパのクランプ直前状態(トレイホルダは下降完了位置)、すなわちアンローディング過程においてクランパのクランプ離脱状態を示す側面図である。 図12の拡大図である。 ローディング過程においてクランパのクランプ状態(トレイホルダは下降完了位置)を示す側面図である。 図14の拡大図である。 ローディング過程においてスライドカムのローディング完了状態(トレイホルダは下降完了位置)を示す側面図である。 図16の拡大図である。 本発明によるディスククランプ機構と従来技術のディスククランプ機構とを比較する概略的説明図である。 従来技術のディスククランプ機構においてトレイが水平移動前でクランパ待機状態を示す概略的説明図である。 従来技術のディスククランプ機構においてトレイが水平移動途中でクランパ待機状態を示す概略的説明図である。 従来技術のディスククランプ機構においてトレイが水平移動完了でディスクをクランプした状態を示す概略的説明図である。
符号の説明
C カートリッジ
D ディスク
1 トレイ(載置部材)
2 トレイホルダ(ホルダ部材)
3 クランプアーム(アーム部材)
4 クランパ(クランプ部材)
6 スライドカム(カム部材)
7 バネ等の弾性部材
8 シャーシ(装置本体)
9 ディスクテーブル(ディスク回転手段)

Claims (3)

  1. ディスクまたはディスクが内包されたカートリッジを載置する載置部材が、駆動手段により装置本体に対して搬入・搬出されるディスク装置のディスククランプ機構において、
    前記装置本体に設けられたディスク回転手段と、
    前記装置本体に昇降可能に支持されて前記載置部材を水平移動可能に保持するホルダ部材と、
    前記ホルダ部材に揺動可能に取り付けられたアーム部材に保持されたクランプ部材と、
    前記装置本体に駆動手段により前記載置部材の搬入・搬出方向に沿って移動可能に設けられ、前記ホルダ部材および前記アーム部材を係合して作動させるカム部材と、
    を備えたことを特徴とするディスク装置のディスククランプ機構。
  2. 前記カム部材は、前記ホルダ部材の作動と前記アーム部材の作動とを別個に制御可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載のディスク装置のディスククランプ機構。
  3. 前記カム部材は、前記クランプ部材がクランプ位置にあるとき前記アーム部材をクランプ方向に付勢する弾性部材を備えていることを特徴とする請求項1記載のディスク装置のディスククランプ機構。
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