JP2005258932A - 車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法 - Google Patents

車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005258932A
JP2005258932A JP2004071255A JP2004071255A JP2005258932A JP 2005258932 A JP2005258932 A JP 2005258932A JP 2004071255 A JP2004071255 A JP 2004071255A JP 2004071255 A JP2004071255 A JP 2004071255A JP 2005258932 A JP2005258932 A JP 2005258932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
vehicle position
predetermined
information
unauthorized use
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004071255A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Suzuki
英之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP2004071255A priority Critical patent/JP2005258932A/ja
Publication of JP2005258932A publication Critical patent/JP2005258932A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】盗難などの不正使用時に限って対象車両から自車位置を所定の捜索側車両へ提供することにより、情報の迅速確実な伝達と平常時のプライバシーを両立する技術すなわち車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法を提供すること。
【解決手段】車載機NのCPU16は、GPS15などセンサからの航法データにより自車位置を計算し、予め決められた条件の充足により車両の盗難など不正使用を検出すると、対象車両Tの車載機N1として、計算した前記自車位置を表す自車位置情報を、予め設定された送信先であるサーバーSへ無線通信手段である通信装置17により送信することにより、予めグループ化された所轄や担当の捜索側車両Pの車載機N2へ提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、盗難などの不正使用時に限って対象車両から自車位置を所定の捜索側車両へ提供することにより、情報の迅速確実な伝達と平常時のプライバシーを両立する技術すなわち車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法に関する。
近年普及したいわゆるナビゲーションシステムの基本機能として、GPSやジャイロからの航法データから自車位置を逐次計算し周辺地図上に画面表示する機能が挙げられる。また、移動する複数のユーザー同士のグループ内で、携帯電話等の通信手段で互いの自車位置を提供し合い、各車で互いの位置を表示把握できるグループ位置共有機能の提案もある(特許文献1参照)。
特開平8−212497
ところで近年急増している自動車盗難への対抗策として、自車位置を外部へ提供する上記のようなグループ位置共有機能を持つナビゲーションシステムの応用も考えられる。しかし、従来のナビゲーションシステム(以下「車載機」とも呼ぶ)は、盗難を考慮した作りにはなっていないため、上記のようなグループ位置共有機能があっても、盗難にあった対象車両の車載機側で、中継サーバーへの自車位置情報の送信開始操作をしないかぎり、外部からの遠隔操作で位置情報を送信させることはできない。また、自車位置を送信したとしても、上記のようなグループ位置共有機能により対象車両と捜索側車両でお互いの自車位置情報を共有させると、対象車両側からも追跡している捜索側車両の位置が丸見えになる問題があった。
別の技術として、車両盗難防止装置を車両に取り付け、車の利用者が盗難に気づいた時点でセンターへ連絡すれば、センターから盗難車両の位置確認、要員派遣や警察への通報を行ったり、パソコンや携帯電話で地図上に自分の車がどこにあるか表示するサービスもある。しかし、この場合、盗難発生時に車の利用者がセンターへ通報したり、センターから要員や警察への出動要請や車両現在位置の通知等を人間が積極的能動的に人手で行わねばならず、その手間、時間、費用、人間が介在することによる初動の遅れや精度の限界などの問題があった。また、上記のようなサービスでは、PHSアンテナ基地局への端末位置登録などを利用し、センター側からは盗難に関係なく常に対象車両の自車位置を確認できてしまう点で、平常時における利用者のプライバシー上の問題もあった。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するもので、その目的は、盗難などの不正使用時に限って対象車両から自車位置を所定の捜索側車両へ提供することにより、情報の迅速確実な伝達と平常時のプライバシーを両立する技術すなわち車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法を提供することである。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、車両に装着するための車両位置検出装置において、センサからの航法データにより自車位置を計算する手段と、予め決められた条件の充足により車両の不正使用を検出する検出手段と、前記不正使用を検出すると、計算した前記自車位置を表す自車位置情報を、予め設定された送信先へ所定の無線通信手段により送信することにより、所定グループ内の各装置へ提供する提供手段と、をコンピュータ又は電子回路が実現することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1の発明を方法という見方から捉えたもので、車両に装着した車両位置検出装置による車両位置検出方法において、センサからの航法データにより自車位置を計算する処理と、予め決められた条件の充足により車両の不正使用を検出する検出処理と、前記不正使用を検出すると、計算した前記自車位置を表す自車位置情報を、予め設定された送信先へ所定の無線通信手段により送信することにより、所定グループ内の各装置へ提供する提供処理と、をコンピュータ又は電子回路が実行することを特徴とする。
請求項17の車両位置検出プログラムは、請求項1,9の発明をコンピュータのプログラムという見方から捉えたもので、車両に装着した車両位置検出装置のコンピュータを制御することにより、センサからの航法データにより自車位置を計算させ、予め決められた条件の充足により車両の不正使用を検出する検出処理を行わせ、前記不正使用を検出すると、計算した前記自車位置を表す自車位置情報を、予め設定された送信先へ所定の無線通信手段により送信させることにより、所定グループ内の各装置へ提供させることを特徴とする。
本発明によれば、盗難などの不正使用時に限って対象車両から自車位置を所定の捜索側車両へ提供することにより、情報の迅速確実な伝達と平常時のプライバシーを両立することができる。本発明は、以下の各態様としても把握できる。
請求項2の発明は、請求項1記載の車両位置検出装置において、前記検出手段は、前記無線通信手段を通じて外部から所定の指令信号を受信するという前記条件が充足されたときに前記不正使用を検出するように構成されたことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項2の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項9記載の車両位置検出方法において、前記検出処理は、前記無線通信手段を通じて外部から所定の指令信号を受信するという前記条件が充足されたときに前記不正使用を検出することを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項2,10の発明をコンピュータのプログラムという見方から捉えたもので、請求項17記載の車両位置検出プログラムにおいて、前記プログラムは前記コンピュータに前記検出処理として、前記無線通信手段を通じて外部から所定の指令信号を受信するという前記条件が充足されたときに前記不正使用を検出させることを特徴とする。
これらの態様では、特に、外部のサーバー等から例えばユーザの盗難通報操作を受けて指令信号を送ることで位置情報提供動作を開始させるので、動作開始の精度が高く、不正使用検出機能を設けた場合に使うこととなるリード線等の部品に犯人が気付くリスクも回避できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の車両位置検出装置において、前記検出手段は、車両の装備の状態を検出する信号線からの入力状態を条件判断することにより前記不正使用を検出するように構成されたことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項3の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項9又は10記載の車両位置検出方法において、前記検出処理は、車両の装備の状態を検出する信号線からの入力状態を条件判断することにより前記不正使用を検出することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項3,11の発明をコンピュータのプログラムという見方から捉えたもので、請求項17又は18記載の車両位置検出プログラムにおいて、前記プログラムは前記コンピュータに前記検出処理として、車両の装備の状態を検出する信号線からの入力状態を条件判断させることにより前記不正使用を検出させることを特徴とする。
これらの態様では、例えば、正規のキーを使わずに、或いは、盗難防止機能を解除せずに、車が移動された場合など、車両の装備の状態を信号入力から判断することで不正使用を検出するので、車両の使用者が盗難等に気付いて行う申告操作等を待たず、位置情報提供が早期に開始されるので捜索の初動も早くなり、対象車両の発見・確保や悪用防止等の対応が迅速容易になる。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両位置検出装置において、所定グループ内の他車両の位置を前記無線通信手段で受信し表示する他車表示手段と、前記不正使用を検出したときは、前記他車表示手段の動作を抑止する手段と、を前記コンピュータ又は電子回路が実現することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項4の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項9から11のいずれか一項に記載の車両位置検出方法において、所定グループ内の他車両の位置を前記無線通信手段で受信し表示する他車表示処理と、前記不正使用を検出したときは、前記他車表示手段の動作を抑止する処理と、を前記コンピュータ又は電子回路が実現することを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項4,12の発明をコンピュータのプログラムという見方から捉えたもので、請求項17から19のいずれか一項に記載の車両位置検出プログラムにおいて、前記プログラムは前記コンピュータに、所定グループ内の他車両の位置を前記無線通信手段で受信し表示する他車表示処理と、前記不正使用を検出したときは、前記他車表示処理を抑止する処理と、を行わせることを特徴とする。
これらの態様では、グループの他車位置を表示する機能を持つナビゲーションシステムと一体化して実現し、例えば契約の警備会社や所轄警察署のパトカー等の捜索側車両が予め同じグループに設定されているような場合も、不正使用時は捜索側車両の位置は盗難車側で表示されないので、捜索側車両の動きを犯人に読まれたり気付かれたりする不利益が回避できる。
請求項5の発明は、表示手段を備え、車両に装着するための情報表示装置において、所定グループ内の各車両位置検出装置から不正使用の有無を表す属性情報と共に直接又は間接に送信された自車位置情報を、所定の無線通信手段で受信するとともに、予め記憶した道路地図データで描画する地図上に画像表示する報知手段を、コンピュータ又は電子回路が実現することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項5の発明を方法という見方から捉えたもので、表示手段を備え車両に装着した情報表示装置における情報表示方法において、所定グループ内の各車両位置検出装置から不正使用の有無を表す属性情報と共に直接又は間接に送信された自車位置情報を、所定の無線通信手段で受信するとともに、予め記憶した道路地図データで描画する地図上に画像表示する報知処理を、コンピュータ又は電子回路が実行することを特徴とする。
請求項21の情報表示プログラムは、請求項5,13の発明をコンピュータのプログラムという見方から捉えたもので、表示手段を備え車両に装着した情報表示装置のコンピュータを制御することにより、所定グループ内の各車両位置検出装置から不正使用の有無を表す属性情報と共に直接又は間接に送信された自車位置情報を、所定の無線通信手段で受信するとともに、予め記憶した道路地図データで描画する地図上に画像表示する報知処理を行わせることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5記載の情報表示装置において、前記報知手段は、グループに属する他車両の現在位置を、所定の表示手段において地図上に表示し、かつ、前記不正使用に係る車両とそれ以外の車両とで異なる外観で表示するように構成されたことを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項6の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項13記載の情報表示方法において、前記報知処理は、グループに属する他車両の現在位置を、所定の表示手段において地図上に表示し、かつ、前記不正使用に係る車両とそれ以外の車両とで異なる外観で表示することを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項6,14の発明をコンピュータのプログラムという見方から捉えたもので、請求項21記載の情報表示プログラムにおいて、前記プログラムは前記コンピュータに、前記報知処理において、グループに属する他車両の現在位置を、所定の表示手段において地図上に表示させ、かつ、前記不正使用に係る車両とそれ以外の車両とで異なる外観で表示させることを特徴とする。
これらの態様では、特に、不正使用の車両を他車両と異なる外観(例えば、色、点滅、図形など)で表示するので見分けやすくなり、一秒を表す捜索時の俊敏な判断を効果的に支援可能となる。
請求項7の車両情報伝送システムは、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両位置検出装置と、請求項6又は7に記載の情報表示装置と、をそれぞれ一又は二以上含むことを特徴とする。
請求項15の車両情報伝送方法は、請求項7の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項9から12のいずれか一項に記載の車両位置検出方法と、請求項13又は14に記載の情報表示方法と、を組み合わせることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7記載の車両情報伝送システムにおいて、前記各車両位置検出装置と前記各情報表示装置とを、予めグループごとに所定の記憶手段に登録し、車両位置検出装置から送信された自車位置情報を所定の無線通信手段で受信すると、前記記憶手段を参照して同じグループの前記各情報表示装置を特定し、その自車位置情報をそれら各情報表示装置へ配信する手段を、コンピュータ又は電子回路が実現するサーバーシステムを含むことを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項8の発明を方法という見方から捉えたもので、請求項15記載の車両情報伝送方法において、前記車両位置検出方法を実行する各車両位置検出装置と、前記情報表示方法を実行する各情報表示装置とを、予めグループごとに所定の記憶手段に登録し、コンピュータ又は電子回路が実現する所定のサーバーシステムが、前記車両位置検出装置から前記車両位置検出方法により送信された自車位置情報を所定の無線通信手段で受信すると、前記記憶手段を参照して同じグループの前記各情報表示装置を特定し、その自車位置情報をそれら各情報表示装置へ配信することを特徴とする。
以上のような本発明によれば、盗難などの不正使用時に限って対象車両から自車位置を所定の捜索側車両へ提供することにより、情報の迅速確実な伝達と平常時のプライバシーを両立する技術すなわち車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面を参照して説明する。
〔1.構成〕
まず、本実施形態は、図1に示すように、各車両に設けたナビゲーションシステム(「車載機」と呼ぶ)N(N1,N2)とサーバーシステム(「サーバー」と呼ぶ)Sとを、携帯電話やPHSなどの通信回線で接続することでネットワーク化した車両情報伝送システムである。車載機Nは、図1下方に示す共通の構成のものを、対象車両Tに設ければ車両位置検出装置となり、捜索側車両(「警備車両」とも呼ぶ)Pに設ければ情報表示装置となる。経路案内機能は必須ではない。
各車載機Nの構成を図1下方に示す。すなわち、ディスプレイ11は液晶表示パネルなどの情報表示手段で、これを用いて捜索側車両Pでは、捜索側車両Pと対象車両T双方の現在位置を地図上に表示したり(図15参照)、対象車両Tの型式や色などの登録情報を表示できる(図14参照)。操作部12は、ユーザーとのインターフェイスに用いられるタッチパネル、押しボタン、ジョイスティックなどの入力装置である。
HDDやDVD−ROMなどのドライブ13は地図データを予め記憶し読み出して供給する補助記憶手段、メモリ14は、そのように読み出した地図データや盗難車両などの情報を処理のため保持したり、情報処理のためのワークエリアを提供する主記憶手段であり、プログラム格納用ROMを含む。GPS15はGPS(Global Positioning System)による自車位置情報をCPU16に供給する部分で、図示しないジャイロなどとともに位置方位などのデータ(「航法データ」と呼ぶ)を提供する手段である。通信装置17は、内蔵のPHS接続回路やコネクタに接続された携帯電話端末を制御するなどにより、サーバーSと車載機N間での要求や位置情報の送受信に用いられる。CPU16は、メモリ14やドライブ13から読み出すプログラムにしたがって後述の各処理を実現する手段である。
上記の車載機Nについてはハードウェアの観点を中心に説明したが、サーバーSもCPU、主記憶装置、補助記憶装置、入出力装置を備え、プログラムにしたがって各処理を実現する点は車載機Nと同様であり、サーバーでの各処理に対応する機能部を示せば図1上方に示す通りとなる。以上のような車載機NとサーバーSそれぞれのCPUによって実現される各処理を以下に説明する。なお、CPUは、FPGAやASICなどの電子回路に適宜置き換えたり組み合わせて使ってもよい。
〔2.作用の概略〕
すなわち、車載機NのCPU16は、GPS15などセンサからの航法データにより自車位置を計算し、予め決められた条件の充足により車両の盗難など不正使用を検出すると、対象車両Tの車載機N1として、計算した前記自車位置を表す自車位置情報を、予め設定された送信先であるサーバーSへ無線通信手段である通信装置17により送信することにより、予めグループ化された所轄や担当の捜索側車両Pの車載機N2へ提供する。
グループ化は次のような意味を持つ。すなわち、サーバーSでは、各車両位置検出装置と各情報表示装置である各車載機Nを、予めグループごとにユーザーリスト21など所定の記憶手段に登録し、更新照会部22は、車両位置検出装置(車載機N1)から送信された自車位置情報を所定の無線通信手段で受信すると、前記記憶手段を参照して同じグループの前記各情報表示装置(車載機N2)を特定し、その自車位置情報をそれら各情報表示装置(車載機N2)へ配信する。
車載機N1における盗難など不正使用の検出条件は自由であるが、例えば、通信装置17を通じて外部(例えばサーバーS)から所定の指令信号を受信した場合や、車両の装備(イグニッションキーユニットや盗難防止装置など)の状態を検出する信号線からの入力状態につき所定条件の成立が判断された場合や、これらの組合せなどがある。
また、車載機NのCPU16は、普段は、グループ内の他車両の各車両位置検出装置から直接又はサーバーS経由で間接的に送信された自車位置情報を、通信装置17で受信し、予め記憶した道路地図データで描画する地図上で、ディスプレイ11に画像表示する他車表示処理を行う。
そして、そのように送信される自車位置情報は、不正使用の有無を表す属性情報を伴っており、車載機NのCPU16は、捜索側車両Pの車載機N2として、この属性情報に基づいて各他車ごとに不正使用の有無を判定し、不正使用に係る車両とそれ以外の車両とで異なる外観で表示する。また、車載機NのCPU16は、自車での前記不正使用を検出したときは、対象車両Tの車載機N1として、前記他車表示処理を抑止する。すなわち、盗難検出時における対象車両Tと各捜索側車両Pのグループ関係では、従来技術における位置情報の共有とは異なり、対象車両Tの位置だけが一方的に捜索側車両Pへ筒抜けになる。なお、この例では不正使用の有無を車載機にて判断するようにしているが、判断をサーバー側で行い、不正使用中の車両情報のみを車載機N2に送信するようにしても良い。
〔3.データの例〕
以上のような作用をサーバーSにおいて支えるデータ群であるユーザーリスト21(「ユーザー登録情報リスト」とも呼ぶものとする)と盗難リスト23(「盗難車両リスト」とも呼ぶものとする)のフォーマット例を以下に示す。
〔3−1.ユーザーリスト〕
ユーザーリスト21は、ユーザー所有の車両ごとに、図2のフォーマット例に示すように、各車両のレコードを含み、個々の車両のレコードは「ユーザーID」、「パスワード」、「盗難フラグ」、「車種」、「色」、「車両ナンバー」の各フィールドを含む。これらの内容は、本実施形態のサービスを利用開始するにあたり、例えばユーザーが車両に車載機Nを取り付ける際、販売店で登録を受けたり、帰宅後自宅のパソコンからウェブ上で登録する。
上記各フィールドのうち「ユーザーID」は、車両の所有者や使用者などのユーザーを特定する文字列などのユニークな識別情報で、重複さえなければサーバーが自動割当してもユーザーが希望の文字列を登録してもよい。「パスワード」はサーバーにログインするための文字列で、ユーザーIDと一致すれば認証通過となる。「盗難フラグ」は該当ユーザーからサーバーSに対し盗難申告操作がされた状態か否かの属性情報の役割を果たす識別用データセクションである。「車種」、「色」、「車両ナンバー」は、捜索側車両Pが現場で車両を特定するための情報である。図3はユーザーリスト21の登録データの例である。
〔3−2.盗難リスト〕
また、盗難リスト23は、ユーザーから盗難報告操作が行われ、それが取り消されていない車両のレコードごとに、図4のフォーマット例に示す各フィールドを含む。捜索側車両Pの車載機N2は、この盗難リスト23の全部又は一部をサーバーSから取得し車載機N2内で処理することにより、必要な盗難車両の情報を得る。盗難リスト23の各フィールドのうち、「番号」は盗難案件識別やデータ管理用の例えば1からの連番で、この番号は、捜索側車両Pの車載機N2の地図上で車両ごとに異なるアイコンを対応付けて表示(例えば図15参照)するために利用することもできる。「種別」は、車両が盗難車両(盗難車)か捜索側車両Pかを示し、捜索側車両Pの車載機N2で盗難車と捜索側車両Pを判別し同時に表示するために用いる。盗難リスト23には、グループ化等の便宜上、盗難車Tとともに捜索側車両Pも登録するが、捜索側車両Pと盗難車Tとを互いに異なるデータ群に登録してもよい。
その他のデータ内容として、「ユーザーID」「車種」「色」「車両ナンバー」は、盗難申告操作受付時にユーザーリスト21から盗難リスト23にコピーされる項目で、ユーザーID以外は盗難リスト23が参照される都度、ユーザーIDによる関連付けに従ってユーザーリスト21から読み出して提供してもよい。「位置情報」は、リアルタイムに対象車両Tから送信される位置情報であり、「更新日時」は前記位置情報がサーバーSに送信された日時で、例えば、盗難申告操作受付後の通常の位置情報送信間隔と比べ、更新日時が古く現在時刻との開きが大きい場合は、位置情報が送信できていないことから、その場所でエンジンを切って停車している可能性が高い、といった判断に用いることができる。図5は盗難車両リスト23におけるデータの例である。
〔4.処理手順〕
以上のような作用とデータに基く具体的な処理について、以下、説明する。
〔4−1.盗難時の流れの概略〕
まず、盗難時の処理の流れの概要を説明する。ここでは対象車両Tは盗難車Tや盗難車両Tとも表す。盗難時、サーバーSは盗難車Tにデータ授受の際に盗難通知すなわち位置情報要求を送り、この要求を受けた盗難車Tは位置情報をサーバーSへ送り、サーバーSはこの位置情報等を含む盗難車両のデータを捜索側車両Pへ送信する。捜索側車両Pは、これら盗難車Tの情報をサーバーSから受信し表示するほか、捜索側車両P同士の位置情報もサーバーSを介して交換、表示する。
このような車両盗難時の段階ごとのアクションを図1に符号A1〜A10で示す。すなわち、ユーザーは盗難に気付くとサーバーSに対し、パソコン(パーソナルコンピュータ)C1や携帯電話端末C2などの通信用クライアントシステムから、所定ウェブページへのアクセスなどにより盗難申告操作A1を行う。これに対応しサーバーSの盗難受付部24は、ユーザーリスト21にアクセスしID、パスワード照会A2による認証のうえ、ユーザーリスト21の該当レコードの盗難フラグ(図2参照)を立てることで盗難登録A3を行う。また、この際、ユーザーリスト21における該当車両のレコードから車種、色、ナンバーなどのユーザー情報取得A4を行い、その情報を含むレコード書き込みにより盗難リスト23に対し盗難リスト登録A5を行う。
各車載機Nは前記無線通信手段を使ってサーバーSへアクセスし、各種のデータ取得A6の要求を行うが、データ取得インタフェース部25は、対象車両Tからこのデータ取得要求(上り電文)が来ると、ユーザーリスト21の盗難フラグを参照することにより盗難照会A7を行い、盗難登録A3がされていれば、データ取得要求に対応するダウンロードデータ(下り電文)に盗難された旨の情報を埋め込むことにより(図10参照)、盗難車Tの車載機N1に対し盗難通知A8を行う。これを受けて盗難車Tの車載機N1は、即座にサーバーSに対し位置情報送信A9を行い、この位置情報により更新照会部2が盗難リスト23の該当レコードの位置情報及び更新日時のフィールドを更新する。また、更新照会部22は、捜索側車両Pから所定の要求アクセスがあるとこれに応じ盗難リスト23の内容を提供することにより、捜索側車両Pによる盗難リスト取得A10を実現する。
以下、サーバーS、盗難車Tの車載機N1、捜索側車両Pの車載機N2のそれぞれにおける処理手順を説明する。
〔4−2.盗難申告操作の受付〕
サーバーSの盗難受付部24が、盗難申告操作A1(「ユーザー要求」とも呼ぶ)に応じて行う処理手順を図6のフローチャートに示す。すなわち、対象車両Tの盗難に遭ったユーザーが、パソコンC1や携帯電話端末C2などのクライアントシステムからサーバーSへ盗難申告操作又はその削除操作を行うと、そのデータを受信した盗難受付部24は、ユーザーのIDとパスワードで認証を行い(ステップS1)IDやパスワードの間違い等で認証を通過しないと、要求送信元にエラーメッセージを送信するが(ステップS8)、認証に通過すると(ステップS1)要求内容に応じた処理を行う(ステップS2)。
すなわち、盗難車両リスト23(図4,5参照)からの削除操作(ステップS3)の場合、ユーザーリスト21(図2,3参照)の盗難フラグを0にする。この場合、図7と図9について後述する通り、対象車両Tの車載機N1でも盗難時の動作状態が解除される。
盗難を受けて盗難車両リスト23へ追加する場合は(ステップS2)、ユーザー登録情報リスト21の盗難フラグを1にし(ステップS5)、ユーザーIDに対応する車種、色、ナンバー等のユーザー登録情報を取得し(ステップS6)、その情報を盗難車として盗難車両リスト23に登録する(ステップS7)。この場合、図7と図9で後述の通り、対象車両Tの車載機N1でも盗難時の動作状態に切り替わる。
〔4−3.車載機からのデータ要求に対する処理〕
車載機NのCPU16はプログラムに従い通信装置17を経てサーバーSへ各種のデータ要求を行うが、この要求に対するサーバーSの処理手順を図7のフローチャートに示す。すなわち、サーバーSのデータ取得インタフェース部25は、車載機Nからデータ要求に応じ、検索データ、経路データ、地図データなど、図示はしないが、ナビゲーションのための各種のデータを提供するが、このデータ要求があると、要求元の車載機Nに対応する車両について、ユーザー登録情報リスト21の盗難フラグを判断し(ステップS9)、盗難フラグが1なら、サーバーSから送るデータのヘッダ部分にある盗難フラグを1にし(ステップS10、図8参照)、ユーザー登録情報リスト21の盗難フラグが0なら、データのヘッダの盗難フラグを0にして(ステップ11)、要求されたデータの本体とこのヘッダとを合わせて要求元の車載機Nに送信する(ステップS12)。このように送信したヘッダの盗難フラグは図9に示すように解析され、車載機N1を盗難時の動作状態へ切り替える指令信号の役割を持つ。
ここで、データ要求によりサーバーSから要求元の車載機Nにダウンロードされるデータは、図8の概念図に示すように、ヘッダ、データ本体、フッタに分かれており、ヘッダとフッタにはデータに関する情報(データ容量や日付等)が記述されている。そのヘッダの一部分に盗難中か否かを表す盗難フラグを納める領域を確保し、その盗難フラグを参照することで車両が盗難されたかどうかを当該車両の車載機Nに通知することができる。
〔4−4.対象車両での処理〕
対象車両Tの車載機N1では、CPU16が、サーバーSからデータを受信すると、図9のフローチャートに示す処理を、割り込み等により起動されるプロセスなどの処理として実行し、これにより盗難車かどうかを示す盗難車フラグを切り替える。すなわち、この処理では、ダウンロードデータのヘッダ部分にある盗難フラグを判定し(ステップS20)、フラグが1の場合は、車載機N側で保持している盗難車フラグを立ててTRUEにし(ステップS21)、ヘッダ部分の盗難フラグが0の場合は端末側の盗難車フラグを下しFALSEにする(ステップS22)。
また、CPU16は、図10のフローチャートに示すように、上記のように切り替えられる盗難車フラグを判定し(ステップS16)フラグがTRUEのときは盗難時であるから、GPS15などから現在の自車位置情報を取得し(ステップS17)、取得したその自車位置情報をサーバーSへ送信する(ステップS18)。この処理は盗難車フラグがFALSEになるまで繰り返される。
一方、盗難車フラグがFALSEの場合は(ステップS16)、盗難されていない平常時か、サーバーSにアクセスしていないため盗難の有無を認識できていない場合であり、サーバーSに対し空のデータを取得するダミー要求を送信する(ステップS19)。このダミー要求は、実際のデータ本体の取得は目的としないが、ヘッダ部に含まれる盗難フラグで盗難車かどうかを判断することを目的に送信するもので、定周期で送信してもよいし、ナビゲーションのための他のデータ要求から所定時間経過後に送信するようにしてもよい。すなわち、盗難車フラグを判定するステップS16の処理前に、タイマーなどで待ち時間を稼ぐ処理を入れることで、一定間隔で処理全体を行なうようにしてもよい。
このデータ要求に対しサーバーSから返信されたデータの盗難車フラグが、図10でTRUEと判定されると(ステップS16)位置情報の取得と送信を行うことになり(ステップ17,18)、FALSEの場合は(ステップS16)盗難車ではないから位置情報の送信は行われない。
〔4−5.位置情報受信時の処理〕
上記のように送信される盗難車Tの車載機N1からの位置情報に加え、図13について後述するように捜索側車両Pからも位置情報がサーバーSへ送信される。ここで、図11は、サーバーSが盗難車Tや捜索側車両Pの車載機Nから位置情報を受信したときの処理手順を示すフローチャートである。この処理では、更新照会部22が、位置情報を受信するたびに、内蔵クロックの参照などにより位置情報を取得した日時を得て(ステップS13)、その日時を位置情報と共に登録することで盗難車両リスト23の該当車両のレコードを更新する(ステップS14)。
〔4−6.捜索側車両Pからの要求への対応〕
また、図12は、サーバーSが捜索側車両Pからの要求すなわち盗難車両リストのデータ要求を受信した場合の処理手順を示すフローチャートである。なお、捜索側車両Pからの要求送信については図13について後述する。図12では、サーバーSの更新照会部22は、要求送信元の捜索側車両Pの車載機N2に対し、盗難車両リスト23の内容を読み出して、その一部又は全部のデータを送信する(ステップS15)。この際、盗難リスト23のデータ全体を毎回送信するようにすれば処理アルゴリズムが単純で済み、また、盗難リストの更新部分だけを送信するようにすればデータ伝送の量や時間が最小限で済む。このとき送信する盗難車両リスト23のデータは、図6のステップS7で追加された盗難車Tのユーザー登録情報と、図11のステップS14で登録された位置情報を含む。
〔4−7.捜索側車両での処理〕
図13は、捜索側車両Pの車載機N2における処理手順を表すフローチャートである。すなわち、車載機N2は、まず、GPS15より自車位置の情報を取得した後(ステップS23)、その自車位置と、盗難車両リスト23のデータ取得要求を送信する(ステップS24)。これに対しサーバーSから盗難車両リスト23を受信すると(ステップS25)、それに基づいて盗難車両情報リストを生成したうえ(ステップS26)、現在表示中の画面を判断し(ステップS27)、地図画面であれば盗難車両Tの位置をアイコンで画面の地図上に表示し(ステップS28)、一方、現在表示中の画面が盗難車両情報の確認画面であれば、盗難車両情報リストを表示する(ステップS29)。
〔4−8.画面例〕
図13に示した手順により捜索側車両Pの車載機Nに表示される画面例を示す。図14は、盗難車両情報リスト(ステップS29)の表示例で、盗難車Tの車種、色、ナンバーなどの登録情報を確認することができる。更新時間は自車位置データがサーバーに対し送信された日時を示し、この更新時間が古いものは、その日時に車両を停止したあと移動していないことを表している。図15は、画面の地図画面(ステップS28)の表示例で、各盗難車両を丸数字で表示したり、捜索側車両PがパトカーであればPC1,PC2などのアイコンを地図上に表示することで、現在盗難車両がどこにいるかを知ることができる。このように盗難車両と警備車両を区別して表示するために、図4に示した盗難車両情報リストのフォーマット中「種別」の項目を利用可能である。
〔5.効果〕
以上のように、本実施形態では、車両が盗難など不正使用されたとき、ユーザーがサーバーへ所定操作をするなどにより、その時点より対象車両から自車位置情報を送信しサーバー側でモニター可能となるため、平常時の位置送信は不要となり車両利用者のプライバシーが保護できる。また、サーバーは、所定グループに登録された捜索側車両(パトカー等警察車両や警備会社車両など)の端末へ対象車両の位置を一方通行で配信し捜索側車両のデータを自動更新するので、例えば巡回中に対象車両の近くを通れば直ちに追跡を開始するなど、盗難発生や対象車両位置の把握を含め、捜索側での情報伝達と動きが効率化され、対象車両に捜索側車両の動きを悟られることもない。
特に、本実施形態では、外部のサーバー等から例えばユーザの盗難通報操作を受けて指令信号を送ることで位置情報提供動作を開始させるようにすれば、動作開始の精度が高く、不正使用検出機能を設けた場合に使うこととなるリード線等の部品に犯人が気付くリスクも回避できる。
また、例えば、正規のキーを使わずに、或いは、盗難防止機能を解除せずに、車が移動された場合など、車両の装備の状態を信号入力から判断することで不正使用を検出するようにしてもよく、このようにすれば、車両の使用者が盗難等に気付いて行う申告操作等を待たず、位置情報提供が早期に開始されるので捜索の初動も早くなり、対象車両の発見・確保や悪用防止等の対応が迅速容易になる。
また、本実施形態では、グループの他車位置を表示する機能を持つナビゲーションシステムと一体化して実現し、例えば契約の警備会社や所轄警察署のパトカー等の捜索側車両が予め同じグループに設定されているような場合も、不正使用時は捜索側車両の位置は盗難車側で表示されないので、捜索側車両の動きを犯人に読まれたり気付かれたりする不利益が回避できる。
また、本実施形態では、不正使用の車両を他車両と異なる外観(例えば、色、点滅、図形など)で表示するので見分けやすくなり、一秒を表す捜索時の俊敏な判断を効果的に支援可能となる。
〔6.他の実施形態〕
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態に示した全体システムだけでなく、車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法、これらプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体(例えばナビゲーション用システムDVD)なども、それぞれ、本発明の一態様である。
本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態において、ユーザー登録情報リストのデータ構造を例示する図。 本発明の実施形態において、ユーザー登録情報リストの例を示す図。 本発明の実施形態において、盗難車両情報リストのデータ構造を例示する図。 本発明の実施形態において、盗難車両情報リストの例を示す図。 本発明の実施形態において、サーバーがユーザーからの盗難申告操作受付などの要求を受信した場合の処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態において、サーバーが車載機からのデータ要求を受信した場合の処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態において、サーバーからのダウンロードデータのフォーマットを示す概念図。 本発明の実施形態において、盗難車両の車載機がサーバーからの受信データに基いて盗難車フラグを切り替える処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態において、盗難車両の車載機が盗難車フラグに応じた処理を行なう処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態において、サーバーが盗難車の車載機から位置情報を受信した場合の処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態において、サーバーが捜索側車両からの要求を受信した場合の処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態において、捜索側車両の車載機における処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態において、車両情報確認画面の表示例を示す図。 本発明の実施形態において、地図表示画面の表示例を示す図。
符号の説明
N(N1,N2)…車載機(車両位置検出装置)
T…対象車両
P…捜索側車両
S…サーバー
C1,C2…クライアントシステム
11…ディスクプレイ
12…操作部
13…ドライブ
14…メモリ
15…GPS
16…CPU
17…通信装置
21…ユーザーリスト
22…更新照会部
23…盗難リスト
24…盗難受付部
25…データ取得インタフェース部

Claims (22)

  1. 車両に装着するための車両位置検出装置において、
    センサからの航法データにより自車位置を計算する手段と、
    予め決められた条件の充足により車両の不正使用を検出する検出手段と、
    前記不正使用を検出すると、計算した前記自車位置を表す自車位置情報を、予め設定された送信先へ所定の無線通信手段により送信することにより、所定グループ内の各装置へ提供する提供手段と、
    をコンピュータ又は電子回路が実現することを特徴とする車両位置検出装置。
  2. 前記検出手段は、前記無線通信手段を通じて外部から所定の指令信号を受信するという前記条件が充足されたときに前記不正使用を検出するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の車両位置検出装置。
  3. 前記検出手段は、車両の装備の状態を検出する信号線からの入力状態を条件判断することにより前記不正使用を検出するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両位置検出装置。
  4. 所定グループ内の他車両の位置を前記無線通信手段で受信し表示する他車表示手段と、
    前記不正使用を検出したときは、前記他車表示手段の動作を抑止する手段と、
    を前記コンピュータ又は電子回路が実現することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両位置検出装置。
  5. 表示手段を備え、車両に装着するための情報表示装置において、
    所定グループ内の各車両位置検出装置から不正使用の有無を表す属性情報と共に直接又は間接に送信された自車位置情報を、所定の無線通信手段で受信するとともに、予め記憶した道路地図データで描画する地図上に画像表示する報知手段を、コンピュータ又は電子回路が実現することを特徴とする情報表示装置。
  6. 前記報知手段は、グループに属する他車両の現在位置を、所定の表示手段において地図上に表示し、かつ、前記不正使用に係る車両とそれ以外の車両とで異なる外観で表示するように構成されたことを特徴とする請求項5記載の情報表示装置。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載の車両位置検出装置と、
    請求項6又は7に記載の情報表示装置と、
    をそれぞれ一又は二以上含むことを特徴とする車両情報伝送システム。
  8. 前記各車両位置検出装置と前記各情報表示装置とを、予めグループごとに所定の記憶手段に登録し、車両位置検出装置から送信された自車位置情報を所定の無線通信手段で受信すると、前記記憶手段を参照して同じグループの前記各情報表示装置を特定し、その自車位置情報をそれら各情報表示装置へ配信する手段を、コンピュータ又は電子回路が実現するサーバーシステムを含むことを特徴とする請求項7記載の車両情報伝送システム。
  9. 車両に装着した車両位置検出装置による車両位置検出方法において、
    センサからの航法データにより自車位置を計算する処理と、
    予め決められた条件の充足により車両の不正使用を検出する検出処理と、
    前記不正使用を検出すると、計算した前記自車位置を表す自車位置情報を、予め設定された送信先へ所定の無線通信手段により送信することにより、所定グループ内の各装置へ提供する提供処理と、
    をコンピュータ又は電子回路が実行することを特徴とする車両位置検出方法。
  10. 前記検出処理は、前記無線通信手段を通じて外部から所定の指令信号を受信するという前記条件が充足されたときに前記不正使用を検出することを特徴とする請求項9記載の車両位置検出方法。
  11. 前記検出処理は、車両の装備の状態を検出する信号線からの入力状態を条件判断することにより前記不正使用を検出することを特徴とする請求項9又は10記載の車両位置検出方法。
  12. 所定グループ内の他車両の位置を前記無線通信手段で受信し表示する他車表示処理と、
    前記不正使用を検出したときは、前記他車表示手段の動作を抑止する処理と、
    を前記コンピュータ又は電子回路が実現することを特徴とする請求項9から11のいずれか一項に記載の車両位置検出方法。
  13. 表示手段を備え車両に装着した情報表示装置における情報表示方法において、
    所定グループ内の各車両位置検出装置から不正使用の有無を表す属性情報と共に直接又は間接に送信された自車位置情報を、所定の無線通信手段で受信するとともに、予め記憶した道路地図データで描画する地図上に画像表示する報知処理を、コンピュータ又は電子回路が実行することを特徴とする情報表示方法。
  14. 前記報知処理は、グループに属する他車両の現在位置を、所定の表示手段において地図上に表示し、かつ、前記不正使用に係る車両とそれ以外の車両とで異なる外観で表示することを特徴とする請求項13記載の情報表示方法。
  15. 請求項9から12のいずれか一項に記載の車両位置検出方法と、
    請求項13又は14に記載の情報表示方法と、
    を組み合わせることを特徴とする車両情報伝送方法。
  16. 前記車両位置検出方法を実行する各車両位置検出装置と、前記情報表示方法を実行する各情報表示装置とを、予めグループごとに所定の記憶手段に登録し、
    コンピュータ又は電子回路が実現する所定のサーバーシステムが、前記車両位置検出装置から前記車両位置検出方法により送信された自車位置情報を所定の無線通信手段で受信すると、前記記憶手段を参照して同じグループの前記各情報表示装置を特定し、その自車位置情報をそれら各情報表示装置へ配信することを特徴とする請求項15記載の車両情報伝送方法。
  17. 車両に装着した車両位置検出装置のコンピュータを制御することにより、
    センサからの航法データにより自車位置を計算させ、
    予め決められた条件の充足により車両の不正使用を検出する検出処理を行わせ、
    前記不正使用を検出すると、計算した前記自車位置を表す自車位置情報を、予め設定された送信先へ所定の無線通信手段により送信させることにより、所定グループ内の各装置へ提供させることを特徴とする車両位置検出プログラム。
  18. 前記プログラムは前記コンピュータに前記検出処理として、
    前記無線通信手段を通じて外部から所定の指令信号を受信するという前記条件が充足されたときに前記不正使用を検出させることを特徴とする請求項17記載の車両位置検出プログラム。
  19. 前記プログラムは前記コンピュータに前記検出処理として、
    車両の装備の状態を検出する信号線からの入力状態を条件判断させることにより前記不正使用を検出させることを特徴とする請求項17又は18記載の車両位置検出プログラム。
  20. 前記プログラムは前記コンピュータに、
    所定グループ内の他車両の位置を前記無線通信手段で受信し表示する他車表示処理と、
    前記不正使用を検出したときは、前記他車表示処理を抑止する処理と、
    を行わせることを特徴とする請求項17から19のいずれか一項に記載の車両位置検出プログラム。
  21. 表示手段を備え車両に装着した情報表示装置のコンピュータを制御することにより、
    所定グループ内の各車両位置検出装置から不正使用の有無を表す属性情報と共に直接又は間接に送信された自車位置情報を、所定の無線通信手段で受信するとともに、予め記憶した道路地図データで描画する地図上に画像表示する報知処理を行わせることを特徴とする情報表示プログラム。
  22. 前記プログラムは前記コンピュータに、
    前記報知処理において、グループに属する他車両の現在位置を、所定の表示手段において地図上に表示させ、かつ、前記不正使用に係る車両とそれ以外の車両とで異なる外観で表示させることを特徴とする請求項21記載の情報表示プログラム。
JP2004071255A 2004-03-12 2004-03-12 車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法 Pending JP2005258932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004071255A JP2005258932A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004071255A JP2005258932A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005258932A true JP2005258932A (ja) 2005-09-22

Family

ID=35084565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004071255A Pending JP2005258932A (ja) 2004-03-12 2004-03-12 車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005258932A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100978879B1 (ko) * 2008-04-10 2010-10-07 휴잇테크놀러지스 주식회사 차량 추적방법
CN101882700A (zh) * 2009-04-30 2010-11-10 通用汽车环球科技运作公司 判定电驱动车辆的远程电插座的方法
CN101895137A (zh) * 2009-04-28 2010-11-24 通用汽车环球科技运作公司 利于电动车辆的充电机会的方法
JP2015500530A (ja) * 2011-12-28 2015-01-05 インテル コーポレイション 複数車両監視システム
CN104608738A (zh) * 2015-01-27 2015-05-13 南京邮电大学 一种基于物联网的车载防盗管理系统
US10291728B2 (en) 2015-10-15 2019-05-14 Denso Corporation Location information display system, portable communication terminal, vehicular communication device, and computer program product
JP2019079365A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 トヨタ自動車株式会社 情報提供システム、車両、および、プログラム
WO2019111487A1 (ja) * 2017-12-06 2019-06-13 株式会社ブリヂストン タイヤ盗難監視システム、タイヤ盗難監視装置およびタイヤ盗難監視方法
WO2019111486A1 (ja) * 2017-12-06 2019-06-13 株式会社ブリヂストン タイヤ盗難防止システム、車両制御装置および車両制御方法
US11391593B2 (en) * 2018-01-17 2022-07-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle-mounted device, server, navigation system, recording medium storing map display program, and map display method

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100978879B1 (ko) * 2008-04-10 2010-10-07 휴잇테크놀러지스 주식회사 차량 추적방법
CN101895137A (zh) * 2009-04-28 2010-11-24 通用汽车环球科技运作公司 利于电动车辆的充电机会的方法
CN101895137B (zh) * 2009-04-28 2014-11-12 通用汽车环球科技运作公司 利于电动车辆的充电机会的方法
CN101882700A (zh) * 2009-04-30 2010-11-10 通用汽车环球科技运作公司 判定电驱动车辆的远程电插座的方法
US9162606B2 (en) 2011-12-28 2015-10-20 Intel Corporation Multi-vehicle surveillance system
JP2015500530A (ja) * 2011-12-28 2015-01-05 インテル コーポレイション 複数車両監視システム
CN104608738A (zh) * 2015-01-27 2015-05-13 南京邮电大学 一种基于物联网的车载防盗管理系统
US10291728B2 (en) 2015-10-15 2019-05-14 Denso Corporation Location information display system, portable communication terminal, vehicular communication device, and computer program product
JP2019079365A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 トヨタ自動車株式会社 情報提供システム、車両、および、プログラム
WO2019111487A1 (ja) * 2017-12-06 2019-06-13 株式会社ブリヂストン タイヤ盗難監視システム、タイヤ盗難監視装置およびタイヤ盗難監視方法
WO2019111486A1 (ja) * 2017-12-06 2019-06-13 株式会社ブリヂストン タイヤ盗難防止システム、車両制御装置および車両制御方法
US11186254B2 (en) 2017-12-06 2021-11-30 Bridgestone Corporation Tire theft monitoring system, tire theft monitoring apparatus, and tire theft monitoring method
US11390245B2 (en) 2017-12-06 2022-07-19 Bridgestone Corporation Tire anti-theft system, vehicle control apparatus, and vehicle control method
US11391593B2 (en) * 2018-01-17 2022-07-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle-mounted device, server, navigation system, recording medium storing map display program, and map display method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10771945B2 (en) Tracking and theft-recovery system for mobile assets
JP5997858B1 (ja) 車両レンタル・システムおよび車両レンタル管理方法
WO2008050136A1 (en) In-vehicle apparatus
CN101934779A (zh) 一种智能车辆防盗方法以及系统
RU2671925C2 (ru) Транспортное средство с системой пассивного доступа
JP2004348476A (ja) 車載装置、車載装置の不正使用防止方法
JP2005258932A (ja) 車両位置検出装置、方法及びプログラム、情報表示装置、方法及びプログラム、車両情報伝送システム及び方法
JP4887877B2 (ja) 遠隔操作システムおよびそのシステムを構成する車載端末装置
JP2019108080A (ja) 電子鍵制御システム
JP2003250181A (ja) 車載用記録装置
JP2004288000A (ja) 車両情報提供方法、車両情報提供システム、情報端末装置およびセンター
JP2006144595A (ja) 災害時車両制御装置
JP4228002B2 (ja) 車両共同利用システム
JP2009093591A (ja) 車両盗難抑止システム、車両盗難抑止装置、車両盗難抑止方法およびプログラム
JP2017031612A (ja) 鍵管理システム
JP2008097138A (ja) 車両セキュリティシステム、及び車両用セキュリティ装置
JP2004318643A (ja) 防犯システム
JPH11212784A (ja) 車載端末装置、情報提供センタ側の送信装置、情報提供システム、情報提供方法、及びプログラムが記憶された記憶媒体
JP5800787B2 (ja) 電子装置
JP2009093592A (ja) 車両盗難情報提供システム、車両盗難情報提供装置、車両盗難情報提供方法およびプログラム
WO2009081501A1 (ja) 通信端末装置、端末管理サーバ、モード変更方法、端末管理方法、モード変更プログラム、端末管理プログラム、および記録媒体
JP7287747B1 (ja) 電子キーシステム及び移動体の制御装置
JP2002211360A (ja) 盗難防止装置
JP4770217B2 (ja) 停止時情報配信システム,方法,ユーザ端末およびプログラム
JP5315310B2 (ja) 車両運行管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090730

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091208