JP2005257602A - 孔径変化測定器 - Google Patents

孔径変化測定器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005257602A
JP2005257602A JP2004072336A JP2004072336A JP2005257602A JP 2005257602 A JP2005257602 A JP 2005257602A JP 2004072336 A JP2004072336 A JP 2004072336A JP 2004072336 A JP2004072336 A JP 2004072336A JP 2005257602 A JP2005257602 A JP 2005257602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
diameter change
hole diameter
measuring device
boring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004072336A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Yamauchi
常生 山内
Hiroshi Ishii
紘 石井
Shigeo Matsumoto
滋夫 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JISHIN YOCHI SOGO KENKYU SHINK
JISHIN YOCHI SOGO KENKYU SHINKOUKAI
Original Assignee
JISHIN YOCHI SOGO KENKYU SHINK
JISHIN YOCHI SOGO KENKYU SHINKOUKAI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JISHIN YOCHI SOGO KENKYU SHINK, JISHIN YOCHI SOGO KENKYU SHINKOUKAI filed Critical JISHIN YOCHI SOGO KENKYU SHINK
Priority to JP2004072336A priority Critical patent/JP2005257602A/ja
Publication of JP2005257602A publication Critical patent/JP2005257602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【目的】 岩盤変動測定のためにボーリング孔の任意位置の孔径変化を測定できる孔径変化測定器を提供する。
【構成】 この発明の孔径変化測定器はボーリング孔の内面を押圧しこれを変形させる押圧力付加部と、該押圧力付加部により変形した前記ボーリング孔内面の孔径変化を測定する孔径変化測定部と、を備えてなる。
【選択図】 図9

Description

本発明は孔径変化測定器に関する。
本発明は、ボーリング孔の孔径変化やそのボーリング孔に挿入されたケーシングパイプの内径変化から、そのボーリング孔やケーシングパイプの周辺に作用している岩盤の応力を測定する方法に関する。
地下深部に作用している応力の大きさと方向を知ることは地震発生を予測するために必要であるし、地下空間を利用し大規模な地下構造物を建設した場合、建造物周辺の岩盤に作用している応力の大きさや、その時間的変化を測定することは建造物の安全性を確保するために重要である。
岩盤の応力変化測定方法としては、水圧破砕法、特許文献1(特願平8−73442号公報)、特許文献2(特許第3069602号公報)、特許文献3(特開2000−205978号公報)が公知の技術であり、応力の時間的変化を求める方法として特許文献4(特許第3041479号公報)が公知の技術である。
特願平8−73442号公報 特許第3069602号公報 特開2000−205978号公報 特許第3041479号公報
しかしながら、上記特許文献2による方法では、ボーリング孔内の所定の位置におけるオーバーコアリングは1回しか行えないし、セメントを用いて岩盤変動測定装置を岩盤に固定しなければならず、ボーリング孔内のケーシングパイプが挿入されていない特定の深度でしか応力測定が行えなかった。また、上記の水圧破砕法や特許文献1の方法により応力を測定した場合、水圧や油圧を加えて岩盤を破砕するため、ボーリング孔の孔壁が崩れてしまい孔底に地震計や傾斜計等の観測装置を設置しにくくなるし、破砕した孔壁部分から岩盤が砕けてできた細粒がボーリング孔に流れ出し、各種の測定の妨げになる欠点があった。
また、上記の特許文献2による技術では、3m程度の長さの鉄製等のロッドの先端に測定装置を取り付け、ロッドを接続しつつ測定装置を所定の位置まで移動させ、逆に、ロッドを切り離しながら測定装置を孔口まで引き出さなければならず、ボーリング孔が深くなると測定装置の移動に時間がかかり、高額の作業経費が必要であった。一方、水圧破砕法や特許文献1による技術では、高圧の水圧や油圧による圧力で岩盤を破砕する必要があり、堅牢な構造の測定装置にする必要がある。このため、ボーリング孔が曲がっていると測定装置をボーリング孔に出し入れすることが難しく、公知の技術を屈曲したボーリング孔の作業に適用することはできなかった。また、応力の測定地点が深くなると測定装置に水圧や油圧を伝達するためのパイプが長くなり、その壁面の粘性抵抗で深部まで圧力を伝達することできなくなり、深い地点では応力測定ができなかった。
この発明は、上記課題の少なくとも一つを解決すべくなされたものである。即ち、ボーリング孔の内面を押圧しこれを変形させる押圧力付加部と、
該押圧力付加部により変形した前記ボーリング孔内面の孔径変化を測定する孔径変化測定部と、
を備えてなる孔径変化測定器。
このように構成された孔径変化測定器において押圧力付加部によりボーリング孔の内面を押圧したとき、この内面を構成する岩盤にかかる応力に応じてその変位量が変化する。即ち、当該内面を構成する岩盤に大きな応力がかかっているときは内面の変位量が小さく、他方当該内面を構成する岩盤に大きな応力がかかっているときは内面の変位量が大きくなる。従って、ボーリング孔の内面へ所定の押圧力を加えたときの内面の孔径変化から岩盤にかかる応力を得ることができる。
ボーリング孔の内面の孔径変化を測定する具体的態様として、ボーリング孔へ挿入されたケーシングパイプ(金属管)の内面の孔径変化を測定する。ボーリング孔に挿入されたケーシングパイプは、ボーリング孔の孔壁との間にモルタルを圧入されることにより岩盤と密着した状態になり、岩盤に作用する応力の大きさに対応して変形する。そのため、ケーシングパイプの内面の変形の大きさはケーシングパイプの周辺に作用する応力の大きさを反映する。
したがって、ケーシングパイプの内径変化が分かれば、その変位データに基づいて逆解析によりケーシングパイプの周辺に作用している応力の大きさと方向を推定することができる。また、ケーシングパイプの内径変化を測定する地点の深度を変えたり、時間を変えてケーシングパイプの内径変化を測定すれば、深度別の応力の大きさや、その応力の時間的変化が推定できる。
変形していない状態のケーシングパイプをボーリング孔に挿入した場合でも、岩盤からの応力の作用で図1で示したように変形する。すなわち、ボーリング孔の孔壁に作用している岩盤の応力が大きな方向では、変形量が大きく、応力が小さな方向はあまり変形しない。変形したケーシングパイプ内面に面力を作用させ、元の形状に戻す場合、岩盤から大きな応力が作用している方向では図2で示したように大きな面力を作用させないと元の形状には戻らない。一方、岩盤から受ける応力が小さな方向では、小さな面力でも元の形状に戻る。したがって、ケーシングパイプに面力を作用させつつ、その面力の大きさとケーシングパイプの内径変化の関係を求めれば、逆解析によりボーリング孔の孔壁に作用している応力の方向と大きさが推定できる。
鉄製のケーシングパイプは錆びやすくケーシングパイプ内面が錆びると内面の変位の測定が不正確になる。錆びないステンレス製のケーシングパイプは鉄製のケーシングパイプより高価であるが、これらの欠点がなく、ケーシングパイプ内面の変位を正確に求めることができ、逆解析による応力の推定が正確になる。
上記のように、鉄製のケーシングパイプを利用する測定では正確さに欠けるが、図3で示すように鉄製のケーシングパイプFの中間に、ステンレス製のケーシングパイプSを挟み込んでボーリング孔に挿入し、隣り合うステンレス製のケーシングパイプSの部分で測定した変位の大きさを参考にし、錆びた鉄製のケーシングパイプFで得られた変位データの補正を行えば、鉄製のケーシングパイプFの部分における応力の大きさの推定誤差を小さくできる。したがって、特定の深さに限定されず、ボーリング孔の必要な深度における応力の大きさを推定することができる。
ボーリング孔に作用している応力の方向を知るためには、孔径変化測定器の方位を測定しなければならない。ボーリング孔では安価であることから磁性のある鉄製のケーシングパイプが使用される。その磁性の影響を受けるため磁気方位計では孔径変化測定器の方位を測定することができない。このような場合、高価な光を利用するジャイロコンパス等を使用して耐圧容器の方位を測定する必要がある。
鉄製のケーシングパイプの代わりに非磁性のステンレスパイプを使用すれば、磁性による乱れが無くなるため、安価な磁気方位計使用しても孔径変化測定器の方位を測定できる。
上記では、ボーリング孔に挿入したケーシングパイプ内の内径変化を測定する方法について述べたが、ボーリング孔を掘削した場合、岩盤が強固であり、孔壁が崩落しない状態であれば、ここでは図示してないが上述した方法を用いて岩盤に直接面力を作用させたり、孔径変化、言い換えれば岩盤の変位を直接測定することができ、ケーシングパイプを介することによる測定誤差が無くなり、応力の推定がより正確に行える。
しかも、ボーリング孔の孔壁を破砕しないため、同じ場所で繰り返し孔径変化の測定を行って岩盤に作用している応力の大きさを推定できるし、ボーリング孔の孔壁が崩れることはなく、地震計や傾斜計の設置作業には支障がない。さらに、ボーリング孔には破砕された岩盤の細粒は流れ込まないため、各種の測定の妨げにはならない。
本発明の他の局面によれば、孔径変化測定器がフレキシブルロッドに連結されているので、フレキシブルロッドを伸張若しくは巻き上げることによりボーリング孔の任意の位置へこれらをセットすることができる。ここに、フレキシブルロッドはその軸方向へ実質的に変形しないので、孔径変化測定器をセットする位置がフレキシブルロッドの長さにより調整される。また、孔径変化測定器のセット位置の移動も任意になる。更には、軸方向へ実質的に変形しないフレキシブルロッドによればその軸方向に十分な剛性があるので、ボーリング孔と孔径変化測定器との間に抵抗があったとしても、この孔径変化測定器の移動が可能になる。よって、ボーリング孔が屈曲したものであっても、斜め方向若しくは横方向のものであっても、当該ボーリング孔内の任意の位置に孔径変化測定器をセット可能となる。
ボーリング孔内の任意の位置に孔径変化測定器をセット可能とするフレキシブルロッドは軸方向へ実質的に変化しない一方で、その半径方向には変形可能であって大きな可撓性を有するものとする。これにより、フレキシブルロッドはドラム等に巻回可能となり、また巻きぐせもつき難く、ボーリング工事現場までの運搬が容易になり、また現場での作業性が向上する。
フレキシブルロッドには信号や電源を伝達する媒体として、信号線及び電源線を内在させ、その基端から先端まで通しておくことが好ましい。かかる信号線を介してボーリング孔外の制御装置から孔径変化測定装置へ制御信号を送り、また孔径変化測定装置の測定信号をボーリング孔口外の演算装置へ送ることができる。電源線は孔径変化測定装置の駆動部へ電気的エネルギーを供給する。
かかるフレキシブルロッドとしてFRPロッドを用いることが出来る。FRPロッドはカーボンやアラミド等の強化繊維若しくはその膜で補強された樹脂製のロッドであり、その内部には軸方向に連続した信号線及び電源線が通されている。信号線や電源線は耐熱性の高いフッ素樹脂製の管(若しくは金属製の管)で覆っておくことが好ましい。また、カーボン繊維の束をフレキシブルロッドとして使用することもできる。
FRPロッドやカーボン繊維束は耐候性樹脂外皮で被覆することが好ましい。
このフレキシブルロッドは押出し成型により同一径に形成することができる。このとき、信号線や電源線を挿入したフッ素樹脂管を心材としてFRP部分(カーボン繊維の束の部分)及び外皮を押出し成形することが好ましい。
孔径変化測定器をフレキシブルロッドへ間挿することにより、複数の孔径変化測定器をボーリング孔内へセットすることができる。この場合、孔径変化測定器には信号用バイパス線と電源用バイパス線を設け、これらのバイパス線を用いて上側(ボーリング孔口側)のフレキシブルロッドの信号線及び電源線と下側(ボーリング底部側)のフレキシブルロッドの信号線及び電源線とを連結することが好ましい。更には、各バイパス線には増幅装置を介在させることができる。これにより、長いボーリング孔に対しても十分なパワーの信号及び電力を供給可能となる。
複数の孔径変化測定器を用いることにより、ボーリング孔内の複数の地点の孔径変化、即ち岩盤変動を同時に測定可能となる。トンネルの掘削現場等において岩盤変動をモニターして応力の蓄積状態を把握する場合、モニター場所が多ければ多いほどデータ数が多くなり、トンネル崩壊などをより高い確率で予知可能となる。また、一つのボーリング孔で複数場所の岩盤変動を測定できることにより(公知技術では測定場所毎にボーリング孔が必要であった)、測定のトータル施工コストが低減される。
この発明によれば、孔径変化測定器に寿命がきたときまたメンテナンスが必要となったときなど、これをボーリング孔から取り出して取替え又は修理し、再度ボーリング孔内へ戻すことができる。また、他のボーリング孔で再使用することもできる。これにより、利用者の経済的負担が軽減されることとなる。
ボーリング孔内で岩盤の変動を測定する場合、孔径変化の生じている方向を知ることは重要である。そのため、磁気方位計を用いて孔径変化の生じた方向を特定することができる。また、水圧計による圧力データや温度計による温度データを用いて孔径変化測定装置の測定結果を補正することもできる。
フレキシブルロッドに埋設される信号線として光ファイバを用いることができる。当該光ファイバへボーリング孔外からレーザ光を導入し、ボーリング孔内で孔径変化測定器から放射させてその反射光を受光することにより、孔径変化の測定が可能になる。光を利用した孔径変化の測定は、電気的な測定装置では電子部品が破壊されまた機械的な装置では変形が生じるような高温環境の測定場所で用いることが有効になる。
光ファイバを用いれば光利用のジャイロコンパスにより方位の測定がより確実に行える。また、光ファイバによる高い情報伝達能力によれば、画像情報をも伝達可能となり、CCD等の画像デバイスを測定装置として使用できる。
ボーリング孔の孔底には、岩盤の変動を測定する目的や地震動を観測する目的で、地殻変動観測装置・間隙水圧計・地震計等が設置されていることが多い。このような場合、地下深部に設置された地殻変動観測装置や地震計等の機器用の電源線や信号線が邪魔になり、ケーシングパイプの内面の変位を測定することが難しい。
しかしながら、図4で示すように孔径変化測定器に貫通孔を形成し、この貫通孔に、深部に設置した地殻変動観測装置・間隙水圧計・地震計等の機器の信号や電源を伝達する媒体を通すことができれば、この媒体が、ボーリング孔やケーシングパイプの所定の位置で孔径変化や内径変化を測定する作業を妨げることはない。したがって、そのボーリング孔の孔径変化やケーシングパイプの内径変化のデータにより、逆解析でケーシングパイプ周辺に作用している応力の大きさが推定できる。
貫通孔の代わりに、図5に示すように、孔径変化測定器周縁へ溝を設けることもできる。
図6にはこの発明の他の局面の孔径変化測定方法を示す。
岩盤が強固であれば、図6(A)で示すようにボーリング孔の孔底に小口径のボーリング孔を掘削し、以下の手順によって岩盤に作用している応力の大きさと方向を精度よく推定できる。
第1ステップとして、その小口径のボーリング孔を利用して小口径のボーリング孔に面力(押圧力)を作用させつつ孔径変化測定器により孔径変化を測定し、逆解析で岩盤に作用している応力を推定する。
第2ステップとして、孔径変化測定器を回収し、図6(B)に示すように大きな孔径のオーバーコアリングを行い、周辺の岩盤から小口径のボーリング孔に作用している応力を解放する。
第3ステップとして、孔底に残っている同じ小口径のボーリング孔を利用して
再度、小口径のボーリング孔に面力を作用させつつ孔径変化測定器により孔径変化を測定し、逆解析で岩盤に作用している応力を再測定する。
第4ステップとして、オーバーコアリング前後のデータを比較して岩盤に作用している応力の推定誤差を少なくする。
図6(A)はボーリング孔の孔底に小口径のボーリング孔を掘削し、面力を作用させて第1ステップを完了した状態、図6(B)はオーバーコアリングを終わり、面力を作用させて第3ステップを完了した状態を示す。
上記の第1ステップの方法により推定した応力の大きさと、オーバーコアリングにより応力を解放した後に上記の第3ステップの方法により推定した応力の大きさの差を求めれば、オーバーコアリングで解放された応力の大きさを直接求めることができ、応力の推定精度が向上する。また、必要であれば、オーバーコアリングを行った後の大きな孔径のボーリング孔で、孔径変化測定器により、ボーリング孔に直接押圧力を作用させたり、ボーリング孔の変位を直接測定して、逆解析で岩盤に作用している応力を推定することができる。
上記の例では小口径のボーリング孔(第1のボーリング孔)に対してオーバーコアリングすることにより、小口径のボーリング孔の内壁へ岩盤の応力がかからないようにしたが、小口径のボーリング孔の内壁の外周外方の岩盤の全部を除去する必要は無く、その一部であってもよい。即ち、小口径のボーリング孔の内壁においてその外周外方の岩盤が除去された部分について孔径変化を測定すればよい。
ボーリング孔やケーシングパイプの孔径変化のデータを逆解析して得られる応力の推定値には孔径変化測定器のケーシング内部の温度やケーシングが受ける水圧の影響が含まれている。ボーリング孔は深さによって温度が異なり水圧も違うため、ボーリング孔やケーシングパイプ内面の孔径変化の測定と並行して温度や水圧の測定を行い、そのデータを用いて応力の推定値の補正を行えば、応力の推定誤差を少なくすることができる。
モーター等を用いてボーリング孔やケーシングパイプに押圧力を作用させる場合、モーター等で力を加える必要があるが、モーターが作動すると多量の電流が流れ、電源線が長い場合、流れる電流が多いと電圧降下大きくモーターへ十分な電力を供給しがたくなる。このような場合、電源を供給する手段として一次電池ないしは二次電池を用いてモーターを作動させれば、電源線による電圧降下が少なく、電流容量が大きなモーターを使用でき、大きな面力をボーリング孔やケーシングパイプ内面に作用させられる。
以下、この発明の実施例について説明する。
図7はこの発明の実施例の孔径変化測定装置1の概略構成図である。
孔径変化測定装置1はフレキシブルロッド3と孔径変化測定器20とから構成される。フレキシブルロッド3には、図8Aに示すように信号線4と電源線5が個別に通されている。フレキシブルロッド3の本体部はFRPで形成され、当該本体部は耐候性の保護膜(外皮)3aで被覆されている。4a及び5aはそれぞれ信号線4と電源線5の保護膜であって耐熱性のフッ素樹脂からなる。これは、信号線4及び電源線5を心材としてFRPを成形するときに高い成形温度が掛けられるからである。
複数の信号線や電源線を埋設するときには、図8Bに示すとおり、複合ケーブルをFRPロッド内に埋設することができる。符号3bはフッ素樹脂製の保護膜である。
かかるフレキシブルロッド3の機械的特性は、曲げ強度100〜220kg/mm、曲げ弾性率4000〜9000kg/mm、曲げ剛性100×1000〜5500×1000kg/mm、最小曲げ半径200〜800mmとすることが好ましい。
このフレキシブルロッド3はドラム7に巻回されており、クレーン9によりボーリング孔13の直上位置に懸架された滑車11を介してボーリング孔13へ導入されている。
符号15はコンピュータ装置であり、スリップリング等の公知の接続手段を介して信号線4へ接続され、信号線4を介して孔径変化測定器20へ制御信号を送信し、また、信号線4を介して送られてきた孔径変化測定器20の測定信号を受信して所定のプログラムに基づき処理して、求める岩盤変動のデータを得る。信号の伝送波として電磁波、光波、音波等を利用できる。信号線4は、入力側と出力側にそれぞれ分離されていることが好ましい。コンピュータ装置15は、また、電源線5に接続された電源装置を制御し、電源線5を介して孔径変化測定器20へ電力を供給してこれを動作させる。
孔径変化測定器20は、図9に示すように、押圧力付加部21と測定器本体部31を備えてなる。この実施例では、一対の押圧力付加部21、21で本体部31を挟む構成とした。これにより、本体部21に対向する部分のボーリング孔内面の全面に均一な押圧力がかけられる。
押圧力付加部21は、図10(A)、(C)に示すように、信号線4及び電源線5に接続されているモータ23の駆動がギアヘッド24、プッシュプルロッド25を介してアーム26に伝達され、当該アーム26がケーシング27から突出しボーリング孔13の周壁(岩盤)28へ押圧板29を強く当てつける。これにより、本体部31に対向する部分の岩盤28はその全面が実質的に平行に半径方向外方へ付勢される。このように押圧板29を介してアームを突っ張らせることにより、孔径変化測定器20がボーリング孔13内に固定される。
押圧力付加部21の横断面を図11に示す。
ボーリング孔内面へ当て付ける押圧板29を多数設けることにより他方向へ押圧力を付加することができる。押圧板29を選択しまたその押圧力を調整することでボーリング孔内面へ任意の押圧力を付加可能となる。特に、上側の押圧力付加部21と下側の押圧力付加部21とにおいて押圧力に差を設ければ、本体部31に対応する部分のボーリング孔内面に傾斜した押圧力がかかることとなる。
図10(B)に本体部31を示す。本体部31はケーシング27から突出する接触子33を有する。この接触子33は板ばね34により外方向へ付勢されている。符号35はカバーであり、図示しないモータ23の駆動により上下方向に移動する。即ち、孔径変化測定装置20を移動させているとき(アーム26が非突出状態)はこのカバー35は接触子33をカバーした状態にある。そして、孔径変化測定装置20が固定の状態(アーム26が突出状態)のとき、カバー35は図示上方向へ移動して、接触子33が表出する。これにより、板ばね34の作用により接触子33が突出して岩盤28へ当接する。
本体部31の横断面図を図12に示す。
接触子33が岩盤28に当接した状態において押圧力付加部21の押圧板29により岩盤28へ押圧力を付加する。この押圧力により岩盤はその応力に応じて変位し、接触子33はそれに追従する。接触子33には永久磁石36が固定されており、接触子33の変位に伴いこの永久磁石36も変位し、この変位量が磁気センサ37により検出される。この検出信号は信号線4を介してコンピュータ装置15へ送られ、ここで処理されて岩盤変動値が演算される。
このような孔径変化測定器20は次の様にしてセットされる。
ドラム7を回転させて所望の長さのフレキシブルロッド3を繰り出すことにより、ボーリング孔13の所望の高さに孔径変化測定器20を位置させる。この状態でアーム26を突っ張らせて孔径変化測定器20をボーリング孔の周壁(岩盤)28へ固定する。
また、モータ23を逆回転させることによりアーム26を引っ込めると、孔径変化測定器20は岩盤28に対してフリーになる。この状態でドラム7を回転させることにより、任意の位置まで孔径変化測定器20を移動させることができる。
図13に他の実施例の本体部41の構造を示す。この本体部41では光ファイバ43から第1の窓45を介してレーザ光46が外部へ放出される。放出されたレーザ光46は岩盤28で反射して第2の窓47を介して光センサ49で受光される。光センサとしてイメージセンサを用いたとき、岩盤28の変位を受光位置の変位として測定することができる。岩盤28の変位を受光時間の変化として補足することもできる。なお、ミラーやプリズムを突出させてこれを岩盤28に当てつけ、当該ミラーやプリズムにレーザ光を照射するようにすれば、レーザ光の反射効率が向上し、もって測定精度の向上が図れる。
光ファイバ43はフレキシブルロッド3内を貫通し、ボーリング孔13の外部からレーザ光を導入可能とすることが好ましい。ボーリング孔13内へ入れる装置を簡素化するためである。
図14〜図18に他の実施例を示す。以前の実施例の要素と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図14において、符号100は従来例の孔底へ固定的に設置された測定装置(岩盤変動測定装置、地殻活動総合観測装置、地震計等)を示す。この測定装置100はボーリング孔13の底部に充填されたコンクリート103内に埋設されている。符号105は孔径変化測定装置100の信号線と電源線を含んだ複合ケーブルである。
この実施例の孔径変化測定器50はこのような既設のボーリング孔13について底部以外の部分の孔径変化を測定するのに適している。即ち、この孔径変化測定50には上下方向へ貫通した貫通孔52が形成され、この貫通孔52へ既存のワイヤ105を挿通可能とした。これにより、既存のワイヤ105が孔径変化測定器50による孔径測定に干渉しなくなる。もって、高い精度の孔径測定が可能になる。
図15及び図16はこの実施例の孔径変化測定器50の押圧力付加部51を示す。この押圧力付加部51に貫通孔52が形成されていることがわかる。この実施例において、モータ53の駆動がギアヘッド54、プッシュプルロッド55を介してアーム56に伝達され、これにより押圧板29がケーシング57から突出しボーリング孔13の周壁(岩盤)28へ強く当てつけられる。この実施例では均等に分配された押圧板29を4枚用いる例を示している。
図17及び図18はこの実施例の本体部61を示す。この本体部61は、図5及び図6の例のものの板ばね並びに磁気センサ及び磁石の位置を90度の回転し、そこに貫通孔25用のパイプ部70を形成したものである。即ち、ケーシングの半径方向に配置された板ばね64により岩盤に付勢されている接触子33の変位が磁石66の変位に変換され、この変位が磁気センサ67により測定される。磁石66及び磁気センサ67の各ホルダ68,69もそれぞれケーシングの半径方向に配置されている。
図19に示す通り、孔径変化測定装置80の本体部81内に方位センサ84を設けることができる。方位センサ84を設けることにより、岩盤変動の生じている方向を特定できるからである。同様に、温度センサ85や水圧センサ86を設けて温度や水圧のデータをコンピュータへ送り、データ補正用に利用することも出来る。
上記実施例では、磁気センサ83のデータをそのままコンピュータ装置15へ送ったが、各種センサの出力アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器87を孔径変化測定装置80内に設け、デジタル信号をフレキシブルロッド3のデータ線4へ通してもよい。更には、各種センサの出力を処理し、求める地盤変動値まで演算するプロセッサ88を孔径変化測定装置80内に設けることもできる。
孔径変化測定装置80の測定結果をリアルタイムに得るには、フレキシブルロッド3の信号線4を介して測定データをボーリング孔外の装置へ伝達する必要がある。しかしながら、当該測定結果をバッチ処理する場合は、当該測定結果を孔径変化測定装置80内のメモリ89に保存しておいて、この孔径変化測定装置80をボーリング孔外へ取り出したとき読み出すようにすることもできる。この場合、フレキシブルロッド3内には信号線(少なくとも信号を取り出すもの)は不要になる。更には、孔径変化測定装置80の駆動部を遠隔操作若しくは自動操作としておくことにより、電源線をフレキシブルロッド3から省略することができる。
押圧力付加部91においては、モータ93に十分なパワーを与えて岩盤へ十分な押圧力を付加できるようにバッテリを内蔵することもできる。符号95はモータの制御装置である。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
以下、次の事項を開示する。
(1) 屈曲したボーリング孔の孔径変化からボーリング孔の周辺に作用している応力を測定する方法に関し、
屈曲したボーリング孔の孔径変位を測定する少なくとも1つの手段と、
方位を測定する手段と、
温度を測定する手段と、
水圧を測定する手段と
からなる第1のグループに属する測定手段と、
該ボーリング孔内面に面力を作用させる少なくとも1つの手段と、
該面力の大きさを測定する手段と、
第1のグループに属する測定手段と該面力の大きさを測定する手段によるアナログ信号からデジタルデータを作成するアナログ/デジタル変換手段と、
前記の第1のグループに属する測定手段、前記の面力を作用させる手段、該面力を測定する手段、アナログ/デジタル変換手段、及び、アナログ/デジタル変換手段と情報交換を行う演算手段であるマイクロコンピューターと、
前記の該マイクロコンピューターと情報交換を行う手段、及び、該マイクロコンピューターに電源を供給する手段を内部に備える密閉した耐圧容器と、
該耐圧容器を該ボーリング孔内に固定する手段と、
該耐圧容器内に備えられた前記手段に信号や電源を伝達する媒体を内在し、該耐圧容器を該ボーリング孔内の所定の位置まで移動させる手段であるカーボンロッドと
から構成され、該耐圧容器を屈曲したボーリング孔内の所定の位置まで移動し、該ボーリング孔内に固定し、該マイクロコンピューターを介する制御信号により該ボーリング孔内面に面力を作用させつつ、前記の該耐圧容器に設けた測定手段による信号を、アナログ/デジタル変換手段でデジタルデータに変換し、移動手段に内在する信号の伝達媒体を介して該ボーリング孔の孔口まで伝送し、孔口にて該データを受信し、受信した該データに基づいて演算により該ボーリング孔の孔径変化を測定することを特徴とする孔径変化測定装置。
(2) 屈曲したボーリング孔内の所定の位置に前記の孔径変化測定装置を移動させる手段として、信号や電源を伝達する媒体を内在するFRP複合ケーブルを使用することを特徴とする(1)に記載の孔径変化測定装置。
(3) (1)に記載の信号や電源を伝達する媒体を内在するカーボンロッド、または、(2)に記載の信号や電源を伝達する媒体を内在するFRP複合ケーブルのいずれかに光ファイバーを内在させ、光ファイバーを介して信号を伝送することを特徴とする孔径変化測定装置。
(4)
(1)、(2)、または、(3)のいずれかに記載の孔径変化測定装置を、
(1)、(2)、または、(3)のいずれかに記載の移動手段により、屈曲したボーリング孔の孔口から該ボーリング孔内の所定の位置に移動する第1ステップと、
該ボーリング孔内面に面力を作用させつつ、該面力の大きさと、該ボーリング孔の孔径変化と、該孔径変化測定装置の方位と、内部温度と、該孔径変化測定装置に加わる水圧とに対応するアナログ信号を、アナログ/デジタル変換手段によってデジタルデータに変換し、演算手段であるマイクロコンピューターの制御で孔口に伝送する第2ステップと、
(1)、(2)、または、(3)のいずれかに記載の移動手段を利用し、孔径変化測定装置を該ボーリング孔内から回収する第3ステップと、
該ボーリング孔に作用させた該面力の大きさと孔径変化測定装置で測定した前記のデジタルデータに基づいて逆解析を行って該ボーリング孔の周辺に作用している岩盤の応力を求める第4ステップ
よりなることを特徴とする応力測定方法。
(5)
屈曲したボーリング孔に、鉄製のケーシングパイプと非磁性の酸化し難いケーシングパイプを組み合わせて挿入する第1ステップと、
該ケーシングパイプ挿入後に該ケーシングパイプと岩盤との隙間にモルタルを圧入して該ケーシングパイプを岩盤に密着させる第2ステップと、
(1)、(2)、(3)、または、(4)のいずれかに記載の孔径変化測定装置を、
(1)、(2)、または、(3)のいずれかに記載の移動手段により、該ケーシングパイプ内の所定の位置に移動させる第3ステップと、
該ケーシングパイプ内面に面力を作用させつつ、該面力の大きさと、ケーシングパイプの内径変化と、該孔径変化測定装置の方位と、内部温度と、該孔径変化測定装置に加わる水圧とに対応するアナログ信号を、アナログ/デジタル変換手段によってデジタルデータに変換し、演算手段であるマイクロコンピューターの制御で孔口に伝送する第4ステップと、
(1)、(2)、または、(3)のいずれかに記載の移動手段を利用し、孔径変化測定装置を該ケーシングパイプ内から回収する第5ステップと、
該ケーシングパイプに作用させた該面力の大きさと孔径変化測定装置で測定した前記のデジタルデータに基づいて逆解析を行って該ケーシングパイプの周辺に作用している岩盤の応力を求める第6ステップ
よりなることを特徴とする応力測定方法。
(6)
屈曲したボーリング孔の孔底に小口径のボーリング孔を掘削する第1ステップと、
(1)、(2)、または、(3)のいずれかに記載の孔径変化測定装置を、(1)、(2)、または、(3)のいずれかに記載の移動手段により、屈曲したボーリング孔の孔底に掘削した該小口径ボーリング孔内の所定の位置に移動させる第2ステップと、
該小口径ボーリング孔内面に面力を作用させつつ、該面力の大きさと、該小口径ボーリング孔の孔径変化と、該孔径変化測定装置の方位と、内部温度と、該孔径変化測定装置に加わる水圧とに対応するアナログ信号を、アナログ/デジタル変換手段によってデジタルデータに変換し、演算手段であるマイクロコンピューターの制御で孔口に伝送する第3ステップと、
(1)、(2)、または、(3)のいずれかに記載の移動手段を利用し、孔径変化測定装置を該小口径ボーリング孔内から回収する第4ステップと、
該孔径変化測定装置を回収後に、前記の第3ステップの測定を行った位置において大口径のオーバーコアリングを行って該小口径ボーリング孔に作用している周辺の岩盤からの応力を解放する第5ステップと、
オーバーコアリングを行って岩盤から加わっている応力を解放した後に、(1)、(2)、または、(3)のいずれかに記載の移動手段を利用して、該孔径変化測定装置をボーリング孔の孔口から該小口径ボーリング孔のオーバーコアリングを行った位置に再移動させる第6ステップと、
応力を解放された該小口径ボーリング孔内面に面力を再作用させつつ、該面力の大きさと、該小口径ボーリング孔の孔径変化と、該孔径変化測定装置の方位と、内部温度と、該孔径変化測定装置に加わる水圧とに対応するアナログ信号を、アナログ/デジタル変換手段によってデジタルデータに再変換し、演算手段であるマイクロコンピューターの制御で孔口に伝送する第7ステップと、
(1)、(2)、または、(3)のいずれかに記載の移動手段を利用し、該孔径変化測定装置を小口径ボーリング孔内から再移動する第8ステップと、
応力解放の前後で該孔径変化測定装置により得られたデジタルデータに基づいて逆解析を行って屈曲したボーリング孔の周辺に作用している岩盤の応力を求める第9ステップ
よりなることを特徴とする応力測定方法。
この発明の孔径変化測定方法の原理を示す図である。 この発明の孔径変化測定方法の原理を示す図である。 この発明の孔径変化測定方法の原理を示す図である。 この発明の孔径変化測定器の一実施形態の構成を示す。 この発明の孔径変化測定器の一実施形態の構成を示す。 この発明の孔径変化測定方法の一実施形態を示す。 この発明の実施例の孔径変化測定装置の概略構成及びその使用態様を示す。 フレキシブルロッドの断面図である。 実施例の孔径変化測定器の使用態様図である。 実施例の孔径変化測定器の構成を示す縦断面図である。 実施例の孔径変化測定器の押圧力付加部の構成を示す横断面図である。 実施例の孔径変化測定器の本体部の構成を示す横断面図である。 他の実施例の本体部の構成を示す。 他の実施例の孔径変化測定装置の構成及びその使用態様を示す。 他の実施例の孔径変化測定器の押圧力付加部の構成を示す縦断面図である。 同じく横断面図である。 同じく本体部の構成を示す縦断面図である。 同じく横断面図である。 他の実施例の孔径変化測定器の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 孔径変化測定装置
3 フレキシブルロッド
20、50、80 孔径変化測定器

Claims (9)

  1. ボーリング孔の内面を押圧しこれを変形させる押圧力付加部と、
    該押圧力付加部により変形した前記ボーリング孔内面の孔径変化を測定する孔径変化測定部と、を備えてなる孔径変化測定器。
  2. 前記孔径変化測定器には上下に貫通する貫通孔若しくは溝が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の孔径変化測定器。
  3. 前記孔径変化測定器がフレキシブルロッドに連結され、該フレキシブルロッドはその軸方向へ実質的に変形しない、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の孔径変化測定装置。
  4. 前記フレキシブルロッドはFRPロッドからなる、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の孔径変化測定装置。
  5. 前記フレキシブルロッド内には信号線と電源線が通されている、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の孔径変化測定装置。
  6. ボーリング孔の内壁へ押圧力を与え、変形した前記内壁の孔径変化を測定する、ことを特徴とする孔径変化測定方法。
  7. 前記ボーリング孔に挿入された金属管の内壁へ押圧力を与え、変形した前記内壁の孔径変化を測定する、ことを特徴とする孔径変化測定方法。
  8. 第1のボーリング孔を穿設してその内壁へ第1の押圧力を与え、変形した前記内壁の第1の孔径変化を測定する第1の測定ステップと、
    前記第1のボーリング孔の内壁へ岩盤の応力がかからないように該内壁の外周外方の岩盤を除去するステップと、
    前記内壁へ第2の押圧力を与え、変形した前記内壁の第2の孔径変化を測定する第2の測定ステップと、
    前記第1の孔径変化と前記第2の孔径変化とから前記岩盤の応力を演算するステップと、を含む孔径変化測定方法。
  9. 前記第1のボーリング孔はそれより大径なボーリング孔の底部へ穿設され、前記岩盤の除去ステップは前記第1のボーリング孔の周囲をオーバーコアリングすることにより行う、ことを特徴とする請求項8に記載の孔径変化測定方法。
JP2004072336A 2004-03-15 2004-03-15 孔径変化測定器 Pending JP2005257602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004072336A JP2005257602A (ja) 2004-03-15 2004-03-15 孔径変化測定器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004072336A JP2005257602A (ja) 2004-03-15 2004-03-15 孔径変化測定器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005257602A true JP2005257602A (ja) 2005-09-22

Family

ID=35083449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004072336A Pending JP2005257602A (ja) 2004-03-15 2004-03-15 孔径変化測定器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005257602A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097869A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Association For The Development Of Earthquake Prediction 地震計設置装置
JP2011145113A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Ohbayashi Corp 岩盤計測用管体構造及びそれを用いた岩盤計測システム
JP5283144B1 (ja) * 2012-06-08 2013-09-04 公益財団法人地震予知総合研究振興会 深度測定システム及び深度測定方法
JP2017125743A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 株式会社大林組 超音波孔壁測定器
CN107893655A (zh) * 2017-11-21 2018-04-10 贵州大学 一种钻孔变形监测装置与监测方法
CN108301828A (zh) * 2018-04-02 2018-07-20 长江水利委员会长江科学院 一种基于深钻孔孔径变形测定的地应力测试装置及方法
JP2019060199A (ja) * 2017-09-28 2019-04-18 株式会社共和電業 プラムラインの観測孔の設置構造およびプラムラインの観測孔の設置方法
JP2020066843A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 株式会社大林組 トンネルの変形予測方法及び、変形予測システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5099192A (ja) * 1973-12-27 1975-08-06
JPS5475811A (en) * 1977-11-30 1979-06-18 Chuo Kaihatsu Differential pressure type uniform displacement load tester
JPS5756681B2 (ja) * 1977-06-23 1982-12-01 Oyo Chishitsu Chosa Jimusho Kk
JPS6342216B2 (ja) * 1979-06-29 1988-08-22 Schlumberger Overseas
JP2000205978A (ja) * 1999-01-18 2000-07-28 Techno Togo:Kk 孔径変化測定装置及び方法
JP2002349179A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Tachikawa Kikai Seisakusho:Kk 孔内水平載荷試験方法及び装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5099192A (ja) * 1973-12-27 1975-08-06
JPS5756681B2 (ja) * 1977-06-23 1982-12-01 Oyo Chishitsu Chosa Jimusho Kk
JPS5475811A (en) * 1977-11-30 1979-06-18 Chuo Kaihatsu Differential pressure type uniform displacement load tester
JPS6342216B2 (ja) * 1979-06-29 1988-08-22 Schlumberger Overseas
JP2000205978A (ja) * 1999-01-18 2000-07-28 Techno Togo:Kk 孔径変化測定装置及び方法
JP2002349179A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Tachikawa Kikai Seisakusho:Kk 孔内水平載荷試験方法及び装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097869A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Association For The Development Of Earthquake Prediction 地震計設置装置
JP2011145113A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Ohbayashi Corp 岩盤計測用管体構造及びそれを用いた岩盤計測システム
JP5283144B1 (ja) * 2012-06-08 2013-09-04 公益財団法人地震予知総合研究振興会 深度測定システム及び深度測定方法
JP2017125743A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 株式会社大林組 超音波孔壁測定器
JP2019060199A (ja) * 2017-09-28 2019-04-18 株式会社共和電業 プラムラインの観測孔の設置構造およびプラムラインの観測孔の設置方法
JP6991029B2 (ja) 2017-09-28 2022-01-12 株式会社共和電業 プラムラインの観測孔の設置構造およびプラムラインの観測孔の設置方法
CN107893655A (zh) * 2017-11-21 2018-04-10 贵州大学 一种钻孔变形监测装置与监测方法
CN108301828A (zh) * 2018-04-02 2018-07-20 长江水利委员会长江科学院 一种基于深钻孔孔径变形测定的地应力测试装置及方法
CN108301828B (zh) * 2018-04-02 2023-08-11 长江水利委员会长江科学院 一种基于深钻孔孔径变形测定的地应力测试装置及方法
JP2020066843A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 株式会社大林組 トンネルの変形予測方法及び、変形予測システム
JP7099246B2 (ja) 2018-10-22 2022-07-12 株式会社大林組 トンネルの変形予測方法及び、変形予測システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108825304B (zh) 一种盾构隧道地层稳定与隧道结构长期健康监测系统
CN105301193B (zh) 海床侧向变形与滑动观测装置及方法
JP4642070B2 (ja) 軟質土壌調査用の改良されたボール貫入試験機
NO20181151A1 (no) System for å måle stress i nedihulls rørdeler
CN102748005B (zh) 一种实时监测井筒冻结壁温度、受力及变形的系统及其布设方法
EP3123167A1 (en) Method and apparatus for analyzing anomalies in concrete structures
KR101294136B1 (ko) 미소파괴음 센서를 이용한 지반삽입형 역학거동 탐지장치 및 그 제작방법
Tang et al. Application of distributed optical fiber sensing technology in surrounding rock deformation control of TBM-excavated coal mine roadway
NO344220B1 (no) System for å måle skjærspenning i brønnrør
US11512589B2 (en) Downhole strain sensor
JP2005257602A (ja) 孔径変化測定器
KR101620278B1 (ko) 매립형 센싱부를 활용한 지반 공동 및 함몰 감지 장치
JP2005256532A (ja) 孔径変化測定装置
JPH03152420A (ja) 地盤の変動測定装置
JP6793404B2 (ja) 排水処理坑の変位計測装置,土塊移動監視装置及び排水処理坑監視装置
CN202731906U (zh) 一种实时监测井筒冻结壁温度、受力及变形的系统
JP2004316117A (ja) 切羽前方地山変位の測定装置及び測定方法
KR100619188B1 (ko) 광섬유 센서를 이용한 터널의 선행침하량 측정장치 및 그방법
JP4105123B2 (ja) 光ファイバセンサ使用の構造物変位・変状検知システム
CN210426413U (zh) 一种基于磁致位移传感器的多点位移测量系统
CN210317283U (zh) 套管外铠装光纤缆定位定向系统
CN208606739U (zh) 一种埋入式混凝土应变测量装置
JP4864580B2 (ja) 地盤内モニタリング方法並びに装置
JP3780460B2 (ja) 沈下計測方法及び沈下計測計
JP2018025428A (ja) 異物識別方法および異物識別装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20070131

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090611

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090616

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090730

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090825

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091023

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100326

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100329

A521 Written amendment

Effective date: 20100423

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100423

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100803