JP2005257485A - 計時装置、計時システム及び計時方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 時計システムは、キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、上位装置からの通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して下位装置に送信する複数の時計装置11から構成される。各時計装置11は、他の計時装置が使用する通信チャネルをサーチし、サーチした通信チャネルが、自己の送信チャネルに一致する場合に、自己の送信チャネルを、空きチャネルのうちからランダムに選択して更新する。
【選択図】 図1
Description
また、この発明は、煩雑な設定処理が必要なく、利用しやすい計時装置、計時システム、計時方法を提供することを他の目的とする。
キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して下位装置に送信する、計時装置であって、
自己が時刻修正情報を下位装置に送信するための通信チャネルを指定する通信チャネル指定手段と、
他の計時装置が使用する通信チャネルをサーチするサーチ手段と、
前記サーチ手段が検出した他の装置が送信に使用する通信チャネルが、前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルに一致する場合に、前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルを予め定められた規則に従って変更する通信チャネル更新手段と、
を備えることを特徴とする。
キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正し、修正した時刻情報に基づく時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して下位装置に送信する、計時装置であって、
自己が時刻修正情報を下位装置に送信するための通信チャネルを指定する通信チャネル指定手段と、
一定の規則に従って、前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルを変更する通信チャネル更新手段と、
前記チャネル更新手段が前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルを更新した際に、更新前の通信チャネルで、更新後の通信チャネルを特定するデータを複数回送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする。
キャリアを時分割共有する通信チャネルのうち所定の受信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正する計時装置であって、
受信チャネルを指定するチャネル指定手段と
前記チャネル指定手段が指定する受信チャネルで上位装置から時刻修正情報と通信チャネルの変更を指示するチャネル変更データを受信する手段と、
受信手段で受信した時刻修正情報に従って計時時刻を修正する手段と、
受信手段で受信した変更チャネル指定情報に従って前記チャネル指定手段が指定する受信チャネルを変更する手段と、
を備えることを特徴とする。
キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる所定の通信チャネルを介して下位装置に送信する、計時方法において、
他の装置が使用する通信チャネルをサーチし、
他装置が使用する通信チャネルを検出し、検出した通信チャネルが前記所定の通信チャネルに一致する場合に、検出した通信チャネルとは異なる通信チャネルに前記所定の通信チャネルを変更する、
ことを特徴とする。
キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる所定の通信チャネルを介して下位装置に送信する、計時方法において、
一定の規則に従って、前記所定の通信チャネルを変更し、
変更前の所定の通信チャネルで、変更後の所定の通信チャネルを特定するデータを複数回送信し、
変更後の前記所定の通信チャネルにより、時刻修正情報を送信する、
ことを特徴とする。
キャリアを時分割共有する通信チャネルのうち所定の受信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、
受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正し、
前記受信チャネルの変更を指示する実質的に同一のチャネル変更データを複数回受信し、
少なくとも1回前記チャネル変更データを受信すると、受信した前記チャネル変更データに従って受信チャネルを変更する、
ことを特徴とする。
鮮度情報は、時刻情報が標準時刻情報を用いて修正されてからの経過時間に対応する情報であり、その時刻情報の信頼度を間接的に示す。この鮮度情報は、例えば、標準時刻情報による修正直後は01でその後、1時間経過する毎に+1され、99を最大値(最も鮮度が低い)とするデータである。なお、時刻が手動で調整(手動調時)された場合には、自動的に最低ランクの99に設定される。
電源回路202は、AC(交流)アダプタ接続プラグ211とバッテリ212とを備え、ACアダプタ又はバッテリ212からの直流電力を、コネクタ203を介して主装置204に供給する。
TLマークセグメント223は、上位装置から基準時刻信号を受信できていること等を表示すための表示セグメントである。また、このTLマークセグメント223の表示態様の切り替えにより、受信中であること、送信中であることなどを表示する。
時間表示セグメント224と、区切りセグメント225と、分表示セグメント226と、秒表示セグメント227とは、現在時刻を時:分秒の形式で表示する。
アンテナマークセグメント231と受信レベルセグメント232とは、受信電波の強度を表示するためのセグメントである。
バッテリマークセグメント233は、バッテリ212の電圧状態を表示するためのセグメントである。
月表示セグメント234と、日表示セグメント235と、曜日表示セグメント236とは、月日と曜日とを表示するためのセグメントである。
レギュレータ214は、電源回路202から供給される電圧を安定化して、主装置204内に供給する。
スイッチ群215は、リセットスイッチRESET、送信モードなどの切り替え等に使用されるTRANSスイッチ、受信モードの切り替えなどに使用されるRECVスイッチ、等の複数のスイッチを備え、ユーザの操作によるスイッチのオン/オフ、オン時間の長さなどに応じて、様々な情報や指示を制御部218に供給する。
デコーダ306は、長波受信回路201及びRF回路216の受信信号をデコードして、例えば、標準時刻情報や基準時刻情報のベースバンド信号を復調し、プロセッサ302に供給する。
電圧データ入力部308は、電圧デテクタ213が検出した電圧値をプロセッサ302に出力する。
ユーザは、計時システムを構成する複数の時計装置11を、RF回路216による通信が可能な距離範囲で配置し、電源を投入する。
各時計装置11は、電源が投入されると他の初期化動作と共に図6のフローチャートに示す処理を開始し、図1に示す階層構造内で自己が占める位置を特定する。
一方、60kHzの標準電波を受信できたが、40kHzの標準電波を受信できなかった場合には(ステップS104;Yes)、西送信所(九州)を選択する(ステップS107)。
また、40kHzの標準電波を受信できたが、60kHzの標準電波を受信できなかった場合には(ステップS105;Yes)、東送信所(福島)を選択する(ステップS108)。
まず、プロセッサ302は、RF回路216を起動し(ステップS201)、所定時間、例えば、1時間経過するまで、所定波長の短波信号の受信を待機する(ステップS202,203)。ここで、所定時間を1時間とするのは、この実施の形態では毎時30分近辺に通信チャネルが配置されており、1時間待機すれば、何らかの通信を受信できるからである。
通常の動作時において、各時計装置11の計時部304は、水晶振動子217の発振信号を用いて一定時間(例えば、50ms)を計時する毎に、計時時刻を更新するための計時割込信号をプロセッサ302に出力する。この計時信号に応答して、プロセッサ302は、図8(a)に示す処理を開始する。
プロセッサ302は、このような処理を繰り返して、計時時刻や表示を適切な状態に常時維持する。
なお、割込周期は、50msに限定されず任意である。
まず、制御プロセッサ302は、上位時計装置11からの基準時刻情報を受信できなかった回数が連続して所定回数(ここでは、6回:6時間)以上であるか否かを連続受信失敗回数レジスタ316の内容から判別する(ステップS311)。
各プロセッサ302は、1日1回、例えば、ランダム又は疑似ランダムに定めた時間の通信チャネルが設定されている時間帯に、各通信チャネルの伝送データを受信して、自己が使用している送信チャネルと同一の通信チャネルを用いて送信している時計装置11が存在するか否かを判別する。なお、ランダムデータの生成手段は任意であるが、例えば、所定時間にRF回路216の受信動作を行って、受信データよりランダム値を決定するようにしてもよい。なお、各時計装置11で、一定の基準に基づいて定められたタイミング(例えば、毎日定時)でこの処理を行うようにすることも可能である。
プロセッサ302は、例えば、500ms毎の周期的な割込処理により、図10に示す表示制御処理を実行する。
まず、通常と同様に、午前・午後、年・月・日・時・分・秒、曜日などの情報を表示制御部303を介して表示装置205に表示する(ステップS501)。
このような表示駆動により、送信処理と受信処理を行っていることが判別できる。
一方、プロセッサ302又は表示制御部303は、RF回路216からの受信制御信号により、RF回路216がキャリアを検出しているだけでなく、復号したデータが図2に示すフォーマットに一致することを検出したときにのみ受信表示を行うようにしてもよい。
この実施の形態の時計装置11,12も、図12に示すように、通常の時計装置と同様にスイッチ群215を操作して時刻の調整が可能である(ステップS701、S702)。この場合、プロセッサ302は、入力操作に応じた計時データを計時データレジスタ311にセットする。但し、この場合、プロセッサ302は、最低ランクの鮮度データ(99)を鮮度データレジスタ315に設定する(ステップS703)。これにより、他の時計装置11、12が、手動調時した時計装置11にリンクするような事態を防止できる。ただし、基準時刻情報の送信などの処理は上述の処理と同様に実行される。
例えば、誤差Δ0のレイヤ0の時計装置11でM0時間経過した後に、誤差Δ1のレイヤ1の装置に基準時刻信号が送信され、そこで、M1時間経過したような場合には、Δ0・M0+Δ1・M1というようなデータを誤差の程度を示すデータとして使用することも可能である。
12 … 時計装置(送信機能無し)
Claims (14)
- キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して下位装置に送信する、計時装置であって、
自己が時刻修正情報を下位装置に送信するための通信チャネルを指定する通信チャネル指定手段と、
他の計時装置が使用する通信チャネルをサーチするサーチ手段と、
前記サーチ手段が検出した他の装置が送信に使用する通信チャネルが、前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルに一致する場合に、前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルを変更する通信チャネル更新手段と、
を備えることを特徴とする計時装置。 - 前記通信チャネル更新手段は、通信チャネルをランダム又は疑似ランダムに決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の計時装置。
- 前記通信チャネルは、所定時間範囲を複数個に分割して用意されており、前記サーチ手段は所定の割合で前記所定時間範囲でキャリアを受信して、他の計時装置が送信に使用する通信チャネルを判別する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の計時装置。 - 前記サーチ手段は、前記所定の時間範囲について、前記サーチ手段によるチャネルのサーチ動作を行うか否かを、a)予め定められた基準に従って決定する手段、又は、b)ランダム又は疑似ランダムに決定する手段を備える、
ことを特徴とする請求項3に記載の計時装置。 - 前記通信チャネル更新手段は、上位装置から時刻修正情報を受信する受信チャネル以外の通信チャネルに、前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルを更新する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の計時装置。 - 前記通信チャネル更新手段は、前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルをランダムに選択して更新する、
ことを特徴とする請求項5に記載の計時装置。 - 前記通信チャネル更新手段が前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルを更新した際に、更新前の通信チャネルで、更新後の通信チャネルを特定するデータを送信する送信手段を備える、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の計時装置。
- 上位階層の計時装置の送信手段からの変更後の通信チャネルを特定するデータを変更前の通信チャネルを介して受信し、受信した変更後の通信チャネルを特定するデータに従って受信チャネルを変更する受信チャネル更新手段、を備える、ことを特徴とする請求項7に記載の計時装置。
- キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正し、修正した時刻情報に基づく時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる通信チャネルを介して下位装置に送信する、計時装置であって、
自己が時刻修正情報を下位装置に送信するための通信チャネルを指定する通信チャネル指定手段と、
一定の規則に従って、前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルを変更する通信チャネル更新手段と、
前記通信チャネル更新手段が前記通信チャネル指定手段が指定する通信チャネルを更新した際に、更新前の通信チャネルで、更新後の通信チャネルを特定するデータを複数回送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする計時装置。 - キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正する計時装置であって、
受信チャネルを指定する受信チャネル指定手段と
前記チャネル指定手段が指定する受信チャネルで上位装置から時刻修正情報と通信チャネルの変更を指示する通信チャネル変更データとを受信する受信手段と、
受信手段で受信した時刻修正情報に従って計時時刻を修正する手段と、
前記受信手段で受信した通信チャネル変更データに従って、前記受信チャネル指定手段が指定する受信チャネルを変更する受信チャネル更新手段と、
を備えることを特徴とする計時装置。 - 請求項1乃至10のいずれかに記載の計時装置が複数組み合わせて構成され、上位階層側から下位階層側に順次時刻修正情報を送信する、ことを特徴とする計時システム。
- キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる送信用通信チャネルを介して下位装置に送信する、計時方法において、
前記通信チャネルをサーチして、他の装置が使用する通信チャネルを検出し、
検出した他の装置が使用する通信チャネルに前記送信用通信チャネルが一致する場合に、検出した通信チャネルとは異なる通信チャネルに前記送信用通信チャネルを変更する、
ことを特徴とする計時方法。 - キャリアを時分割共有する通信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正すると共に下位装置の計時時刻を修正するための時刻修正情報を、前記上位装置からの通信チャネルとは異なる所定の通信チャネルを介して下位装置に送信する、計時方法において、
一定の規則に従って、前記所定の通信チャネルを変更し、
変更前の所定の通信チャネルで、変更後の所定の通信チャネルを特定するデータを複数回送信し、
変更後の前記所定の通信チャネルにより、時刻修正情報を送信する、
ことを特徴とする計時方法。 - キャリアを時分割共有する通信チャネルのうち所定の受信チャネルを介して上位装置から時刻修正情報を受信し、
受信した時刻修正情報に基づいて自己の計時する時刻情報を修正し、
前記受信チャネルの変更を指示する実質的に同一のチャネル変更データを複数回受信し、
少なくとも1回前記チャネル変更データを受信すると、受信した前記チャネル変更データに従って上位装置から時刻修正情報を受信するための受信チャネルを変更する、
ことを特徴とする計時方法。
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JPH1075194A (ja) * | 1996-08-30 | 1998-03-17 | Yaesu Musen Co Ltd | 無線通信機 |
JP2002148371A (ja) * | 2000-11-07 | 2002-05-22 | Seiko Precision Inc | 無線式親子時計システム及びその子時計 |
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CN110275431A (zh) * | 2018-03-15 | 2019-09-24 | 精工时钟有限公司 | 计时装置、计时系统以及计时方法 |
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