JP2005256702A - 触媒装置劣化評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】触媒装置の上流と下流とにOセンサを設けて、それぞれのOセンサの出力から触媒装置の数学モデルを使用して触媒装置の劣化を評価する場合、上流側のOセンサの出力が頻繁に変化するため、Oセンサに代えてコストの高い空燃比センサを用いることになった。
【解決手段】燃料を燃焼させることにより生成される燃焼ガスを浄化する触媒装置の、上流側に燃焼ガス中の酸素量に反応して信号を出力する第一検出器を、下流側に燃焼ガス中の酸素量に反応して信号を出力する第二検出器をそれぞれ設け、燃焼ガスを触媒装置に通過させた際の第一検出器と第二検出器とがそれぞれ出力する信号に基づいて触媒装置の数学モデルを逐次同定し、数学モデルの変数に基づいて触媒装置の劣化状態を評価する触媒劣化評価方法であって、第一検出器及び第二検出器が出力する信号それぞれからその変化の中心値を抽出する処理を行い、抽出したそれぞれの中心値に基づいて触媒装置の数学モデルを逐次同定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両などで使用される内燃機関の排気ガスを浄化するための触媒装置の劣化状態を評価する方法に関するものである。
従来、例えば自動車に搭載される内燃機関すなわちエンジンから排出される排気ガスを浄化するために、エンジンに接続される排気通路に触媒装置を装備することが知られている。このような触媒装置は、経年変化などにより劣化すると、一酸化炭素や炭化水素などの排気ガス中の有害物質の排出量が増加するため、自動車の使用中に故障診断ができるようにすることが求められている。このような使用中の故障診断の方法として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。
この特許文献1のものは、触媒装置の上流側及び下流側に排ガスセンサを配置し、ぞれぞれの排気ガスセンサから出力されたデータに基づき、排気通路のモデルのパラメータの値を同定し、同定により得られたパラメータの同定値のばらつき度合いを表すパラメータの値に基づいて触媒装置の劣化状態を評価するものである。
このような構成において、触媒装置の上流側の排ガスセンサは、排気ガス中における空燃比を検出する空燃比センサであり、下流側の排ガスセンサは、排気ガス中の特定成分すなわち酸素の含有量を検出するOセンサである。
特開2001−182528
ところで、自動車に搭載されるエンジンにあっては、空燃比の検出と触媒装置の劣化状態を評価する(検出する)ために、従来から触媒装置の上流側と下流側とにそれぞれOセンサを配置するものが知られている。触媒装置の上流側では、エンジンから排出された排気ガスが直接Oセンサに接触するため、そのOセンサの出力は、排気ガスの変化つまり空燃比の変化を敏感に反映するものである。一方、触媒装置の下流側においては、触媒装置により排気ガスが一旦集積されるため排気ガスの変化は平均化され、したがってOセンサの出力は、上流側のものに比較して穏やかなものになる。
このような構成において、触媒装置の劣化検出は、定常運転状態において燃料量を強制的に増減して空燃比をリッチあるいはリーンにし、その時の下流側のOセンサの反応時間を検出して行っている。触媒装置が劣化してくると、強制的に変化させた空燃比に対するOセンサの反応時間が短くなるので、劣化を検出することができる。このような方法では、過渡運転状態のように急激に空燃比が変化する運転状態では、実際に触媒装置に導入される排気ガスの空燃比が変化しているため、反応時間の短縮が過渡運転時の空燃比の変化によるものなのか、触媒装置の劣化によるものなのか判断が不可能になり、触媒装置の劣化を検出することが困難になった。
そこで、このようなOセンサを触媒装置の上流と下流とに配置した構成に対して、上記した特許文献1に示される触媒装置の評価方法を当てはめると、触媒装置の上流に配置するOセンサが出力するデータが頻繁に変化するために、下流に配置されたOセンサが出力するデータと同期せず、それらデータを使用して同定を行うことが困難になる。このため、上記特許文献1にあっては、触媒装置の上流に配置する排ガスセンサとして、触媒装置に進入する排ガスを生成した混合気の空燃比を表す出力を発生するいわゆる空燃比センサを使用し、このような不具合を解消している。しかしながら、Oセンサと空燃比センサとを比較した場合、空燃比センサは高価であるため、製造コストを上昇させることになった。
本発明は、以上のような不具合を解消するためになされたものである。
すなわち、本発明の触媒装置劣化評価方法は、燃料を燃焼させることにより生成される燃焼ガスを浄化する触媒装置の、上流側に燃焼ガス中の酸素量に反応して信号を出力する第一検出器を、下流側に燃焼ガス中の酸素量に反応して信号を出力する第二検出器をそれぞれ設け、燃焼ガスを触媒装置に通過させた際の第一検出器と第二検出器とがそれぞれ出力する信号に基づいて触媒装置の数学モデルを逐次同定し、数学モデルの変数に基づいて触媒装置の劣化状態を評価する触媒劣化評価方法であって、第一検出器及び第二検出器が出力する信号それぞれからその変化の中心値を抽出する処理を行い、抽出したそれぞれの中心値に基づいて触媒装置の数学モデルを逐次同定することを特徴とする。
本発明において数学モデルとは、触媒装置を線形化して入力に対する出力の関係を数式化したもので、複数の変数すなわちパラメータを含んで形成されている。本発明における数学モデルは、触媒装置が劣化していない、言い換えれば使用を開始した直後の状態に対応して基本となるモデルを作成しておくものである。この数学モデルを逐次同定する場合、本発明にあっては、入力は第一検出器が出力する信号の変化の中心値であり、出力は第二検出器が出力する信号の変化の中心値である。
このような構成であれば、第一検出器と第二検出器とのそれぞれが出力する信号の例えば周期の変化が異なっていても、その変化の中心値を抽出することにより両方の中心値の相関性を高くすることが可能になる。したがって、数学モデルを用いる逐次同定を容易にすることが可能になる。
処理を簡素化するためには、中心値を抽出する処理が、第一及び第二検出器が出力する信号それぞれから所定周波数を下回る信号を相互に同期して濾過し、濾過したそれぞれの信号から逐次同定に用いる信号を抽出するものが好ましい。
本発明は、以上説明した構成であるので、第一及び第二検出器が出力する信号それぞれからその変化の中心値を抽出する処理を行うことで、第一検出器と第二検出器とをOセンサにより構成した場合であっても、精度よく触媒装置の劣化を評価することができる。従って、触媒装置の劣化を評価するための構成を安価にすることが可能になる。
また、中心値を抽出する処理を、第一及び第二検出器が出力する信号それぞれから所定周波数を下回る信号を相互に同期して濾過し、濾過したそれぞれの信号から逐次同定に用いる信号を抽出する構成とすれば、逐次同定に用いる信号の抽出が容易になり、触媒装置の効率のよい動作状態において劣化の評価を実施することができ、触媒装置の評価精度を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜4を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態を適用する内燃機関すなわちエンジン1を含む電子制御装置2の全体構成を示すブロック図である。エンジン1は、例えば車両特には自動車に搭載される3気筒や4気筒あるいは6気筒などの多気筒のものである。このエンジン1は、例えば燃料噴射式のもので、吸気管圧力とエンジン回転数とに基づいて燃料噴射量の基本量を設定し、その基本量をエンジン温度(エンジン冷却水温)や要求量などに応じて補正するとともに、排気ガス中の空燃比に基づいて補正して燃料噴射量を設定するものである。
このようなエンジンにおいて、エンジンが運転された際に生成される燃焼ガスは排気ガスとなって、排気ポート11から排気管路3を形成する排気マニホルド31、触媒装置32及び排気管33を介して排出されるものである。排気ポート11に連通するとともに触媒装置32に連通する排気マニホルド31は、触媒装置32の上流側に位置し、上流側の第一検出器であるフロントOセンサ4が取り付けてある。触媒装置32の下流には排気管33が接続され、その排気管33の触媒装置32に近い位置に下流側の第二検出器であるリアOセンサ5が取り付けてある。
フロントOセンサ4及びリアOセンサ5は、エンジン1の運転状態を検出する吸気圧センサ、回転数センサ、水温センサ、カムポジションセンサ、スロットルセンサなどの各種のセンサ(図1において一括して示す)6とともに、エンジン1の運転状態を制御する電子制御装置2に電気的に接続される。電子制御装置2は、マイクロプロセッサ21、ROM22とRAM23とを備えてなるメモリ24、入力インターフェース25、及び出力インターフェース26を備えている。フロントOセンサ4及びリアOセンサ5から出力されるそれぞれの出力信号すなわちフロント出力信号Of及びリア出力信号Orは、上述の各種のセンサ6が出力する出力信号とともに、入力インターフェース25により受け付けられて、電子制御装置2で処理される。なお、フロント出力信号Of及びリア出力信号Orは、以下に説明する触媒装置32の劣化評価のため以外に、空燃比を制御する目的に対しても使用されるものである。
図2を交えて、フロントOセンサ4及びリアOセンサ5が出力するフロント出力信号Of及びリア出力信号Orについて説明する。フロントOセンサ4及びリアOセンサ5は、エンジン1から排気された燃焼ガスつまり排気ガスと接触して反応することにより、排気ガス中の酸素濃度に応じて例えばほぼ1ボルトとほぼ0ボルトとの値の信号を出力する。このようなフロントOセンサ4及びリアOセンサ5の場合は、排気ガス中の酸素濃度に比例する信号を出力するものではない。そして、フロントOセンサ4は、エンジン1から排気された排気ガスに直接的に接触して排気ガス中の酸素に反応するため、図2の(a)に示すように、排気間隔(タイミング)に応じてフロント出力信号Ofが短い周期で、つまり短時間の間に繰り返し変化する。これに対してリアOセンサ5の出力するリア出力信号Orは、排気ガスが触媒装置32に一時的に蓄積されて排気のタイミングに影響されなくなるため、図2の(b)に示すように、フロント出力信号Ofの周期に対して長い周期で変化する。
電子制御装置2は、メモリ24のROM22に格納されているプログラムにより、例えば目標となる空燃比となるようにエンジン回転数と吸気管圧力とに基づいて燃料噴射量を決定し、決定した燃料噴射量に基づいて出力インターフェース26を介して図示しない燃料噴射弁に制御信号を出力して、目標空燃比となるようにエンジン1の運転状態を制御するとともに、以下に説明する機能を発揮するものである。図3に、電子制御装置2が発揮する機能を、機能ブロック図により図示する。
第一及び第二信号処理部F1,F2は、入力インターフェース25を介して入力されたフロント出力信号Of及びリア出力信号Orから、その変化の中心値を抽出するものである。この第一及び第二信号処理部F1,F2は相互に同期して動作し、フロント出力信号Of及びリア出力信号Orから所定周波数を下回る低周波成分だけを濾過し、濾過した低周波成分から同定に必要な入力データ及びその入力データに時系列において対応する出力データを抽出する構成である。入力データとは、メモリ24のROM22に格納されている触媒装置32の数学モデルを同定するに際して入力されるデータであり、出力データとは、触媒装置32の数学モデルを同定するに際して入力されるデータである。なお、所定周波数は、触媒装置32のローパスフィルタとして機能する場合の特性に応じて適合により設定される。
同定部F3は、第一及び第二信号処理部F1,F2から出力される入力データと出力データとに基づいて、触媒装置32の数学モデルを同定する。同定は、入力データを用いて、数学モデルのモデル出力が出力データにほぼ一致するように、数学モデルの変数であるパラメータを調整することにより行う。すなわち、数学モデルは、触媒装置32の挙動を、数式例えば状態方程式を用いて表現するものである。この数学モデルは、触媒装置32が劣化していない、言い換えれば使用を開始した直後の状態に対応して基本となるモデルである。そして、同定部F3は、フロントOセンサ4が出力する信号を入力データとし、リアOセンサ5が出力する信号を出力データとして、モデル出力が出力データにほぼ一致するように、数学モデルに含まれるパラメータを調整する。
触媒劣化判定部F5は、数学モデルのパラメータに基づいて触媒装置32の劣化を評価(判定)するための触媒劣化パラメータを演算し、演算して得られた触媒劣化パラメータを基準となる値と比較することにより触媒装置32の劣化を評価する。この場合、触媒劣化パラメータは、種々のものが考えられ、数学モデルのパラメータを演算処理したもの、あるいはそのままを採用するものなどであってよい。
以上の構成において、触媒装置32の劣化評価は、以下の手順により行われる。図4を交えて劣化評価プログラムを説明する。この劣化評価プログラムは、エンジン1の運転中に実行されるもので、実行することによりリアルタイムで触媒装置32の劣化を評価するものである。なお、数学モデルの設定及び逐次同定については、現代制御理論において知られている各種のものを適用するものであってよい。
まずステップS1において、フロントOセンサ4から出力されるフロント出力信号Ofを受け付ける。同様にして、ステップS2において、リアOセンサ5から出力されるリア出力信号Orを受け付ける。このフロントOセンサ4及びリアOセンサ5のフロント及びリア出力信号Of,Orの受付は、同時に行われる。
次に、ステップS3において、受け付けたフロント出力信号Ofをローパスフィルタ処理する。このフロント出力信号Ofのローパスフィルタ処理により、フロント出力信号Ofの変化の中心値を抽出するものである。このフロント出力信号Ofの中心値の変化は、図2の(b)に示したリアOセンサ5の出力信号波形に近似したものである。同様にして、ステップS4において、受け付けたリア出力信号Orをローパスフィルタ処理する。このリア出力信号Orのローパスフィルタ処理により、リアOセンサ5の出力信号Orの変化の中心値を抽出する。上述したように、リア出力信号Orの変化は、緩やかなものであるので、ローパスフィルタ処理を行った後に得られる中心値の変化も、ほぼ同形である。このように、フロント出力信号Ofとリア出力信号Orとを同一のローパスフィルタ処理を行うことにより、入力データと出力データとを同期して抽出することが可能になる。
ステップS5では、ローパスフィルタ処理により得られたフロント出力信号Ofの中心値から所定の周期で入力データを抽出(リサンプリング)する。同様に、ステップS6では、ローパスフィルタ処理により得られたリア出力信号Orの中心値から所定の周期で入力データを抽出する。この場合、リサンプリング処理は、フロント出力信号Ofとリア出力信号Orとを同一のサンプリングタイミングで実行することにより、両出力信号の同期を取っている。以上に説明したステップS3〜ステップS6における処理は、いわゆるデシメーション処理と呼ばれるものである。
この後、ステップS7において、リサンプリング処理により得られた入力データと出力データとを用いて、触媒装置32の数学モデルの同定処理すなわち逐次同定処理を行う。同定処理は、上述のステップS3〜S4において得られた入力データを数学モデルに入力し、その結果としての数学モデルにより出力されるモデル出力と上述のステップS5〜S6において得られた出力データとを比較し、比較の一致度が最良となるパラメータ(の数値)を求めるものである。
次に、ステップS8において、同定処理により得られたパラメータに基づいて、触媒劣化パラメータを算出する。触媒劣化パラメータは、例えば数学モデルにおけるすべてのパラメータを合計したものを採用するものであってよい。あるいは、数学モデルにおける特定のパラメータに例えば係数を乗じるなどの計算処理を施して得られるもの、又は数学モデルの特定のパラメータ自体であってもよい。
ステップS9では、算出した触媒劣化パラメータに基づいて、触媒装置32の劣化を評価(判定)する。触媒劣化パラメータによる触媒装置32の劣化の評価は、例えば触媒劣化パラメータの周波数対利得(ゲイン)に基づいて、設定された周波数における利得が基準値を超える状態になった場合に触媒装置32が劣化したと評価するものである。なお、触媒装置32が劣化したとの評価を行った場合には、たとえば発光ダイオードを点灯あるいは点滅させることにより、評価結果を目視で確認し得るようにするものであってよい。このような構成であれば、車両を運転している場合に触媒装置32の劣化状態を、エンジン1の運転状態の如何にかかわらず把握することができる。
このような構成によれば、エンジン1が運転中に、フロントOセンサ4及びリアOセンサ5が出力するフロント出力信号Of及びリア出力信号Orをローパスフィルタ処理した後に、数式モデルの逐次同定処理に必要な入力データ及び出力データを抽出しているので、いわゆる空燃比センサを使用しなくとも、空燃比センサに比較して安価なOセンサを用いて触媒装置32の劣化を評価することができる。しかも、エンジン1が定常運転状態、過渡運転状態の如何にかかわらず、エンジン1の運転中は触媒装置32の劣化を常時評価することができる。
この場合に、フロント出力信号Ofとリア出力信号Orとの時間的な変化の中心値を抽出するデシメーション処理しているので、フロント出力信号Ofとリア出力信号Orとの変化に著しい差があっても、その変化の相関性を高くすることができる。このため、例えばフロント出力信号Ofを所定の時間間隔でサンプリングする場合に、フロント出力信号Ofが空燃比のリッチな状態を示すあるいはリーンな状態を示す信号レベルのみをサンプリングすると言った不具合を解消することができ、逐次同定処理を容易に行うことができるものとなる。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態おいては、第一検出器及び第二検出器にOセンサを使用するものを説明したが、排気ガス中の空燃比を検出し得るものであればよく、例えば空燃比センサを使用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態の構成を示すブロック図。 同実施形態のフロント出力信号Ofとリア出力信号Orとの波形図。 同実施形態の制御装置における機能を示す機能ブロック図。 同実施形態の制御手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…エンジン
2…電子制御装置
4…フロントOセンサ
5…リアOセンサ
F1…第一信号処理部
F2…第二信号処理部
F3…同定部
F4…触媒劣化判断部

Claims (2)

  1. 燃料を燃焼させることにより生成される燃焼ガスを浄化する触媒装置の、上流側に燃焼ガス中の酸素量に反応して信号を出力する第一検出器を、下流側に燃焼ガス中の酸素量に反応して信号を出力する第二検出器をそれぞれ設け、燃焼ガスを触媒装置に通過させた際の第一検出器と第二検出器とがそれぞれ出力する信号に基づいて触媒装置の数学モデルを逐次同定し、数学モデルの変数に基づいて触媒装置の劣化状態を評価する触媒劣化評価方法であって、
    第一検出器及び第二検出器が出力する信号それぞれからその変化の中心値を抽出する処理を行い、
    抽出したそれぞれの中心値に基づいて触媒装置の数学モデルを逐次同定する触媒装置劣化評価方法。
  2. 中心値を抽出する処理が、第一及び第二検出器が出力する信号それぞれから所定周波数を下回る信号を相互に同期して濾過し、濾過したそれぞれの信号から逐次同定に用いる信号を抽出することである請求項1記載の触媒装置劣化評価方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007292014A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の触媒劣化検知装置
JP2010249057A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Isuzu Motors Ltd 内燃機関の制御方法及び制御装置
WO2020217642A1 (ja) * 2019-04-23 2020-10-29 日立オートモティブシステムズ株式会社 診断装置

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