JP2005256693A - 可変容量圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 駆動軸と、駆動軸に固定されたロータと、駆動軸の延在方向に移動可能に駆動軸に外嵌合するスリーブと、スリーブをロータへ向けて付勢するコイルバネと、駆動軸に対する傾角可変にスリーブに連結されると共にリンク機構を介して相対回転不能にロータに連結された斜板と、斜板の回転に伴って駆動軸と並行に往復動するピストンとを備えた可変容量圧縮機であって、製品毎の最小吐出容量のばらつきが抑制された圧縮機を提供する。
【解決手段】 駆動軸の周面の一部に凹部が形成され、スリーブは駆動軸の前記凹部が形成された部位に外嵌合し、スリーブが前記凹部のロータから離隔する側の端面に当接することによりスリーブのロータから離隔する側への移動が規制。
【選択図】 図1
【解決手段】 駆動軸の周面の一部に凹部が形成され、スリーブは駆動軸の前記凹部が形成された部位に外嵌合し、スリーブが前記凹部のロータから離隔する側の端面に当接することによりスリーブのロータから離隔する側への移動が規制。
【選択図】 図1
Description
本発明は、駆動軸と、駆動軸に固定されたロータと、駆動軸の延在方向に移動可能に駆動軸に外嵌合するスリーブと、スリーブをロータへ向けて付勢するバネと、駆動軸に対する傾角可変にスリーブに連結されると共にリンク機構を介して相対回転不能にロータに連結された斜板と、斜板の回転に伴って駆動軸と並行に往復動するピストンとを備える可変容量圧縮機に関するものである。
駆動軸と、駆動軸に固定されたロータと、駆動軸の延在方向に移動可能に駆動軸に外嵌合するスリーブと、スリーブをロータへ向けて付勢するコイルバネと、駆動軸に対する傾角可変にスリーブに連結されると共にリンク機構を介して相対回転不能にロータに連結された斜板と、斜板の回転に伴って駆動軸と並行に往復動するピストンとを備えた可変容量圧縮機が特許文献1等に開示されている。
特許文献1等に開示された従来の圧縮機においては、スリーブが間接的にロータに当接することにより斜板傾角増加方向へのスリーブの移動が規制され、コイルバネが互いに密着することにより斜板傾角減少方向へのスリーブの移動が規制される。
特開昭62−91671号公報
特許文献1等に開示された従来の圧縮機においては、スリーブが間接的にロータに当接することにより斜板傾角増加方向へのスリーブの移動が規制され、コイルバネが互いに密着することにより斜板傾角減少方向へのスリーブの移動が規制される。
バネの密着長にばらつきがある。バネの密着長のばらつきは、線材の機械的性質、巻線加工前の線径、巻線加工時の張力、巻線加工後の切断加工の精度等、多数の影響因子のばらつきが複合的に重畳したものなので、抑制するのは困難である。従って、特許文献1等に開示された従来の圧縮機には、斜板の最小傾角がばらつき、最小吐出容量が製品毎にばらつくという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、駆動軸と、駆動軸に固定されたロータと、駆動軸の延在方向に移動可能に駆動軸に外嵌合するスリーブと、スリーブをロータへ向けて付勢するコイルバネと、駆動軸に対する傾角可変にスリーブに連結されると共にリンク機構を介して相対回転不能にロータに連結された斜板と、斜板の回転に伴って駆動軸と並行に往復動するピストンとを備えた可変容量圧縮機であって、製品毎の最小吐出容量のばらつきが抑制された圧縮機を提供することを目的とする。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、駆動軸と、駆動軸に固定されたロータと、駆動軸の延在方向に移動可能に駆動軸に外嵌合するスリーブと、スリーブをロータへ向けて付勢するコイルバネと、駆動軸に対する傾角可変にスリーブに連結されると共にリンク機構を介して相対回転不能にロータに連結された斜板と、斜板の回転に伴って駆動軸と並行に往復動するピストンとを備えた可変容量圧縮機であって、製品毎の最小吐出容量のばらつきが抑制された圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、駆動軸と、駆動軸に固定されたロータと、駆動軸の延在方向に移動可能に駆動軸に外嵌合するスリーブと、スリーブをロータへ向けて付勢するバネと、駆動軸に対する傾角可変にスリーブに連結されると共にリンク機構を介して相対回転不能にロータに連結された斜板と、斜板の回転に伴って駆動軸と並行に往復動するピストンとを備え、駆動軸の周面の一部に凹部が形成され、スリーブは駆動軸の前記凹部が形成された部位に外嵌合し、スリーブが前記凹部のロータから離隔する側の端面に当接することによりスリーブのロータから離隔する側への移動が規制されることを特徴とする可変容量圧縮機を提供する。
本発明に係る圧縮機においては、駆動軸の周面の一部に形成された凹部のロータから離隔する側の端面にスリーブが当接することにより、ロータから離隔する側へのスリーブの移動、すなわち斜板傾角減少方向へのスリーブの移動が規制される。前記端面位置のばらつきは、凹部の加工精度と圧縮機の組み付け精度の向上とにより抑制可能である。従って、本発明に係る可変容量圧縮機においては、製品毎の最小吐出容量のばらつきが抑制される。
本発明に係る圧縮機においては、駆動軸の周面の一部に形成された凹部のロータから離隔する側の端面にスリーブが当接することにより、ロータから離隔する側へのスリーブの移動、すなわち斜板傾角減少方向へのスリーブの移動が規制される。前記端面位置のばらつきは、凹部の加工精度と圧縮機の組み付け精度の向上とにより抑制可能である。従って、本発明に係る可変容量圧縮機においては、製品毎の最小吐出容量のばらつきが抑制される。
本発明の好ましい態様においては、前記凹部の底面とスリーブ内面との間にスリーブの滑動を促進する部材が配設されている。
駆動軸の周面の一部に形成された凹部の底面とスリーブ内面との間に形成された隙間に、スリーブの滑動を促進する部材を配設することにより、スリーブの移動に対する抵抗が減少し、斜板傾角の変動に対する抵抗が減少し、圧縮機の吐出容量を可変制御する際の抵抗が減少し、圧縮機の容量制御性が向上する。スリーブの滑動を促進する部材として、各種ベアリング、滑り軸受け部材、固体潤滑材等が挙げられる。
駆動軸の周面の一部に形成された凹部の底面とスリーブ内面との間に形成された隙間に、スリーブの滑動を促進する部材を配設することにより、スリーブの移動に対する抵抗が減少し、斜板傾角の変動に対する抵抗が減少し、圧縮機の吐出容量を可変制御する際の抵抗が減少し、圧縮機の容量制御性が向上する。スリーブの滑動を促進する部材として、各種ベアリング、滑り軸受け部材、固体潤滑材等が挙げられる。
本発明の好ましい態様においては、前記凹部の底面は平坦面であり、一対の前記凹部が駆動軸の中心軸線を間に挟んで対向して形成されている。
駆動軸の周面の一部に形成された凹部の底面が平坦面である場合には、ベアリングとしてローラーベアリングに加えてニードルベアリングの使用が可能となり、ベアリングの選択肢が増す。一対の前記凹部を駆動軸の中心軸線を間に挟んで対向して形成することにより、駆動軸の回転に伴う不平衡力の発生が抑制され、振動の発生が抑制される。
駆動軸の周面の一部に形成された凹部の底面が平坦面である場合には、ベアリングとしてローラーベアリングに加えてニードルベアリングの使用が可能となり、ベアリングの選択肢が増す。一対の前記凹部を駆動軸の中心軸線を間に挟んで対向して形成することにより、駆動軸の回転に伴う不平衡力の発生が抑制され、振動の発生が抑制される。
本発明の好ましい態様においては、前記凹部は駆動軸の一部に形成された縮径部である。
駆動軸の一部に縮径部を形成することにより、前記凹部を形成しても良い。
駆動軸の一部に縮径部を形成することにより、前記凹部を形成しても良い。
本発明に係る圧縮機においては、駆動軸の周面の一部に形成された凹部のロータから離隔する側の端面にスリーブが当接することにより、ロータから離隔する側へのスリーブの移動、すなわち斜板傾角減少方向へのスリーブの移動が規制される。前記端面位置のばらつきは、凹部の加工精度と圧縮機の組み付け精度の向上により抑制可能である。従って、本発明に係る可変容量圧縮機においては、製品毎の最小吐出容量のばらつきが抑制される。
本発明の実施例に係る斜板式圧縮機を説明する。
本発明の実施例に係る可変容量圧縮機を図1〜3に基づいて説明する。
図1に示すように、筒状のハウジング1の両端が、フロントハウジング2とリヤハウジング3とにより閉鎖されている。ハウジング1の内部に、クランク室4と、周方向に互いに間隔を隔てて配設された複数のシリンダボア5とが形成されている。
クランク室4内に、駆動軸6が配設されている。駆動軸6は、一端がフロントハウジング2を貫通して圧縮機外へ延びる第1部分6aと、第1部分6aと同心に配設されクランク室4内で延在する第2部分6bとを有している。第2部分6bの、第1部分6aに近接する一端から他端近傍部に亙って延在する部位の周面に、一対の凹部6cが形成されている。一対の凹部6cは駆動軸6の中心軸線Xを間に挟んで対向して形成されている。凹部6cの底面6c′は平坦面を形成している。第2部分6bの前記一端は第1部分6aの他端に溶接されている。駆動軸6は、ベアリング7a、7bを介して、フロントハウジング2、ハウジング1に回転可能に支持されている。
耳部8aを有するロータ8が駆動軸第1部分6aのクランク室4内で延在する部位に固定されている。耳部8aに穴8bが形成されている。ロータ8は、スラストベアリング9を介してフロントハウジング2に支持されている。
図1に示すように、筒状のハウジング1の両端が、フロントハウジング2とリヤハウジング3とにより閉鎖されている。ハウジング1の内部に、クランク室4と、周方向に互いに間隔を隔てて配設された複数のシリンダボア5とが形成されている。
クランク室4内に、駆動軸6が配設されている。駆動軸6は、一端がフロントハウジング2を貫通して圧縮機外へ延びる第1部分6aと、第1部分6aと同心に配設されクランク室4内で延在する第2部分6bとを有している。第2部分6bの、第1部分6aに近接する一端から他端近傍部に亙って延在する部位の周面に、一対の凹部6cが形成されている。一対の凹部6cは駆動軸6の中心軸線Xを間に挟んで対向して形成されている。凹部6cの底面6c′は平坦面を形成している。第2部分6bの前記一端は第1部分6aの他端に溶接されている。駆動軸6は、ベアリング7a、7bを介して、フロントハウジング2、ハウジング1に回転可能に支持されている。
耳部8aを有するロータ8が駆動軸第1部分6aのクランク室4内で延在する部位に固定されている。耳部8aに穴8bが形成されている。ロータ8は、スラストベアリング9を介してフロントハウジング2に支持されている。
駆動軸第2部分6bの凹部6cが形成された部位に、スリーブ10が外嵌合している。スリーブ10は、駆動軸6の延在方向に移動可能に駆動軸6に外嵌合している。凹部6cの平坦な底面6c′とスリーブ10の内面との間に、ニードルベアリング11が介挿されている。スリーブ10は、コイルバネ12により、ロータ8へ向けて付勢されている。
中心部を駆動軸6が遊動可能に貫通する斜板13がクランク室4内に配設されている。斜板13は、図1、2に示すように、図1において軸線Xに交差し且つ紙面に直交する軸線に沿って延在する一対のピン14を介して、スリーブ10に連結されている。斜板13は、ピン14の回りに回転可能に、ひいては駆動軸6に対する傾角可変に、スリーブ10に連結されている。
斜板13は、ロータ8へ向けて延びる耳部13aを有している。耳部13aに長孔13bが形成されている。長穴13bと穴8bとに挿通されたピン15により、斜板13は相対回転不能にロータ8に連結されている。
中心部を駆動軸6が遊動可能に貫通する斜板13がクランク室4内に配設されている。斜板13は、図1、2に示すように、図1において軸線Xに交差し且つ紙面に直交する軸線に沿って延在する一対のピン14を介して、スリーブ10に連結されている。斜板13は、ピン14の回りに回転可能に、ひいては駆動軸6に対する傾角可変に、スリーブ10に連結されている。
斜板13は、ロータ8へ向けて延びる耳部13aを有している。耳部13aに長孔13bが形成されている。長穴13bと穴8bとに挿通されたピン15により、斜板13は相対回転不能にロータ8に連結されている。
斜板13に、スラストベアリング16とラジアルベアリング17とを介して、揺動板18が、回転可能に支持されている。
揺動板18に、周方向に互いに間隔を隔てて複数の球面座18aが形成されている。ピストンロッド19の一端19aが、枢動可能に球面座18aに嵌合している。ピストンロッド19の他端19bが、ピストン20に形成された球面座20aに枢動可能に嵌合している。ピストン20は、シリンダボア5に摺動可能に嵌合している。
揺動板18の回転を阻止する回転阻止装置21が配設されている。
揺動板18に、周方向に互いに間隔を隔てて複数の球面座18aが形成されている。ピストンロッド19の一端19aが、枢動可能に球面座18aに嵌合している。ピストンロッド19の他端19bが、ピストン20に形成された球面座20aに枢動可能に嵌合している。ピストン20は、シリンダボア5に摺動可能に嵌合している。
揺動板18の回転を阻止する回転阻止装置21が配設されている。
リヤハウジング3の内部に、図示しない吸入室と吐出室とが画成されている。吸入室は図示しない吸入ポートに連通し、吐出室は図示しない吐出ポートに連通している。ハウジング1とリヤハウジング3とに挟持されて弁板22が配設されている。弁板22には、シリンダボア5に対峙して、吸入孔と、吐出孔とが形成されている。吸入孔を開閉する吸入弁と吐出孔を開閉する吐出弁とが配設されている。
本可変容量圧縮機の作動を以下に説明する。
図示しない駆動源から駆動軸第1部分6aの一端に伝達された回転駆動力により、駆動軸6が回転し、駆動軸6の回転に伴って斜板13が回転する。斜板13の回転に伴って、揺動板18が揺動する。揺動板18の回転は、回転阻止装置21により阻止される。揺動板18の揺動に伴って、ピストン20がボア5内を往復移動する。ピストン20の往復移動に伴い、吸入ポートを通って吸入室へ流入したガスが、吸入孔と吸入弁とを通ってボア5内に吸入され、ボア5内で圧縮され、吐出孔と吐出弁とを通って吐出室内へ吐出し、吐出室から吐出ポートを通って圧縮機外へ流出する。
図示しない駆動源から駆動軸第1部分6aの一端に伝達された回転駆動力により、駆動軸6が回転し、駆動軸6の回転に伴って斜板13が回転する。斜板13の回転に伴って、揺動板18が揺動する。揺動板18の回転は、回転阻止装置21により阻止される。揺動板18の揺動に伴って、ピストン20がボア5内を往復移動する。ピストン20の往復移動に伴い、吸入ポートを通って吸入室へ流入したガスが、吸入孔と吸入弁とを通ってボア5内に吸入され、ボア5内で圧縮され、吐出孔と吐出弁とを通って吐出室内へ吐出し、吐出室から吐出ポートを通って圧縮機外へ流出する。
クランク室4の内圧が制御されることにより、斜板13の駆動軸6に対する傾角が可変制御され、ピストン20のストロークが可変制御され、圧縮機の吐出容量が可変制御される。
圧縮機の最大吐出容量時には、図1に示すように、スリーブ10はコイルバネ12の付勢力の下に、ロータ8に接近しており、スリーブ10の一端がロータ8に当接している。ピン15は長孔13bの一端に在り、斜板13の駆動軸6に対する傾角は最大になっている。スリーブ10の一端がロータ8に当接することにより、スリーブ10の、斜板傾角増方向への移動が規制される。
圧縮機の最小吐出容量時には、図3に示すように、スリーブ10はコイルバネ12の付勢力に抗して、ロータ8から遠ざかっており、スリーブ10の他端が凹部6cのロータ8から離隔する側の端面に当接している。ピン15は長孔13bの他端に在り、斜板13の駆動軸6に対する傾角は最小になっている。スリーブ10の他端が凹部6cのロータ8から離隔する側の端面に当接することにより、スリーブ10の、ロータ8から離隔する側への移動、すなわち斜板傾角減少方向への移動が規制される。
圧縮機の最大吐出容量時には、図1に示すように、スリーブ10はコイルバネ12の付勢力の下に、ロータ8に接近しており、スリーブ10の一端がロータ8に当接している。ピン15は長孔13bの一端に在り、斜板13の駆動軸6に対する傾角は最大になっている。スリーブ10の一端がロータ8に当接することにより、スリーブ10の、斜板傾角増方向への移動が規制される。
圧縮機の最小吐出容量時には、図3に示すように、スリーブ10はコイルバネ12の付勢力に抗して、ロータ8から遠ざかっており、スリーブ10の他端が凹部6cのロータ8から離隔する側の端面に当接している。ピン15は長孔13bの他端に在り、斜板13の駆動軸6に対する傾角は最小になっている。スリーブ10の他端が凹部6cのロータ8から離隔する側の端面に当接することにより、スリーブ10の、ロータ8から離隔する側への移動、すなわち斜板傾角減少方向への移動が規制される。
凹部6cのロータ8から離隔する側の端面の位置のばらつきは、凹部6cの加工精度と圧縮機の組み付け精度の向上とにより抑制可能である。従って、本実施例に係る可変容量圧縮機においては、製品毎の最小吐出容量のばらつきが抑制される。
凹部6cの底面6c′とスリーブ10内面との間に形成された隙間に、スリーブの滑動を促進する部材であるニードルベアリング11が配設されるとにより、駆動軸6の延在方向へのスリーブ10の移動に対する抵抗が減少し、斜板傾角の変動に対する抵抗が減少し、圧縮機の吐出容量を可変制御する際の抵抗が減少し、圧縮機の容量制御性が向上している。スリーブ10の滑動を促進する部材は、ニードルベアリング11に限定されない。ローラーベアリング、滑り軸受け部材を前記隙間に介挿しても良く、スリーブ10の内面或いは凹部6cの底面6c′を固体潤滑材で被覆しても良い。
凹部6cの底面6c′が平坦面なので、前記底面6c′とスリーブ10内面との間に介挿するベアリングとしてローラーベアリングに加えてニードルベアリングの使用が可能となり、ベアリングの選択肢が増す。一対の凹部6cを駆動軸6の中心軸線Xを間に挟んで対向して形成することにより、駆動軸6の回転に伴う不平衡力の発生が抑制され、振動の発生が抑制される。
対向する一対の凹部6cに代えて、駆動軸第2部分6bの凹部6cが形成された部位全体を縮径部としても良い。当該縮径部が形成する凹部の、ロータ8から離隔する端面に、スリーブ10の他端が当接することにより、斜板傾角減少方向へのスリーブ10の移動が規制される。この場合には、当該縮径部が形成する凹部の底面とスリーブ10内面との間の隙間に介挿される滑動促進材は、筒状の滑り軸受け部材、固体潤滑材等になる。
本発明は、駆動軸と、駆動軸に固定されたロータと、駆動軸の延在方向に移動可能に駆動軸に外嵌合するスリーブと、スリーブをロータへ向けて付勢するバネと、駆動軸に対する傾角可変にスリーブに連結されると共にリンク機構を介して相対回転不能にロータに連結された斜板と、斜板の回転に伴って駆動軸と並行に往復動するピストンとを備える可変容量圧縮機に広く利用可能である。
1 シリンダブロック
2 ハウジング
3 シリンダヘッド
4 クランク室
5 シリンダボア
6 駆動軸
6c 凹部
8 ロータ
10 スリーブ
11 ニードルベアリング
12 コイルバネ
13 斜板
14、15 ピン
18 揺動板
20 ピストン
2 ハウジング
3 シリンダヘッド
4 クランク室
5 シリンダボア
6 駆動軸
6c 凹部
8 ロータ
10 スリーブ
11 ニードルベアリング
12 コイルバネ
13 斜板
14、15 ピン
18 揺動板
20 ピストン
Claims (4)
- 駆動軸と、駆動軸に固定されたロータと、駆動軸の延在方向に移動可能に駆動軸に外嵌合するスリーブと、スリーブをロータへ向けて付勢するバネと、駆動軸に対する傾角可変にスリーブに連結されると共にリンク機構を介して相対回転不能にロータに連結された斜板と、斜板の回転に伴って駆動軸と並行に往復動するピストンとを備え、駆動軸の周面の一部に凹部が形成され、スリーブは駆動軸の前記凹部が形成された部位に外嵌合し、スリーブが前記凹部のロータから離隔する側の端面に当接することによりスリーブのロータから離隔する側への移動が規制されることを特徴とする可変容量圧縮機。
- 前記凹部の底面とスリーブ内面との間にスリーブの滑動を促進する部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量圧縮機。
- 前記凹部の底面は平坦面であり、一対の前記凹部が駆動軸の中心軸線を間に挟んで対向して形成されていること特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮機。
- 前記凹部は、駆動軸の一部に形成された縮径部あることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変容量圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004068157A JP2005256693A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 可変容量圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004068157A JP2005256693A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 可変容量圧縮機 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004068157A Pending JP2005256693A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 可変容量圧縮機 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2005256693A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11944631B2 (en) | 2014-04-16 | 2024-04-02 | Infinity Pharmaceuticals, Inc. | Combination therapies |
-
2004
- 2004-03-10 JP JP2004068157A patent/JP2005256693A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11944631B2 (en) | 2014-04-16 | 2024-04-02 | Infinity Pharmaceuticals, Inc. | Combination therapies |
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