JP2005256562A - シールド用セグメント及びシールド用セグメントの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次覆工一体型のシールド工法によって下水管渠などのトンネルを構築するにあたり、セグメント接合部の止水性を確保する。
【解決手段】トンネル内部の水に対する止水性能を確保する止水部12と、トンネル内部側に形成されるセグメント1端面間の隙間を充填できる材料で構成される目地形成部13とが一体的に形成されたコーキング材11が、セグメント端面部にインサート成形にて一体成形されてなるシールド用セグメント1を用いることにより、シールド工法においてセグメント端面間の隙間を埋めるとともに、セグメント1の接合部の止水性を確保する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シールドマシンを用いてトンネルを構築するシールド工法においてトンネルの壁体を構成するシールド用セグメント及びその製造方法に関する。
現在、道路や鉄道等のトンネルあるいは下水管渠築造用のトンネルなどを構築する場合、シールド工法が一般に採用されている。シールド工法とは、先端に掘削刃を備えたシールドマシンを地中で推進させながらトンネル穴を掘削する工法である。
シールド工法では、シールドマシンで地盤を掘進しつつ、シールドマシンの後方で、掘削部の周囲内壁面に沿ってセグメントを順次組み立てることによってトンネルの壁体を構築する一次覆工と、この一次覆工が完了した後に、内壁面をコンクリートや樹脂にてコーティングする二次覆工を行っている。
このようなシールド工法に用いられるセグメントは、例えばトンネル内の円周を複数に分割(例えば4〜6分割)する大きさであり、円周方向及びシールドトンネル延長方向に順次継ぎ足されてゆく。セグメントとしては、コンクリート製セグメント、鋼板のみで製作された鋼製セグメントあるいは鋼殻内中にコンクリートを充填した鋼殻セグメントなどがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−220999号公報
ところで、シールド工法において、コスト縮減・掘削断面積の削減・工期短縮等をはかるために二次覆工を省略したシールド工法が提案されている。
この二次覆工を省略したシールド工法では、内面平滑化などの内面仕上げを施したコンクリート製のセグメント(二次覆工一体型のセグメント)のみでトンネルの壁体を構成しており、覆工体の内壁面にコーティングが施工されないため、下水管渠などを構築する場合、地下水のトンネル内部への浸入を阻止(止水)することに加えて、トンネル内部を流れる下水などの外部への浸出を阻止することも要求される。
本発明はそのような点を考慮してなされたもので、二次覆工一体型のシールド工法において、セグメント接合部の止水性を確保することが可能な構造のシールド用セグメントと、そのような止水機能を有するシールド用セグメントの製造方法を提供することを目的とする。
本発明のシールド用セグメントは、シールドマシンで地盤を掘進しつつ、シールドマシンの後方で掘削部の周囲内壁面に沿ってセグメントを順次組み立てることにより、トンネルの壁体を構築するシールド工法において、前記トンネルの壁体に用いるセグメントであって、当該シールド用セグメントの端面部に、止水部と目地形成部からなるコーキング材がインサート成形により一体成形されていることによって特徴づけられる。
本発明のシールド用セグメントにおいて、セグメント内面に、耐摩耗性、耐食性及び平滑性を有するパネルがインサート成形により一体成形されていてもよい。
本発明の製造方法は、前記したシールド用セグメントの製造方法であって、前記コーキング材と前記セグメント内面を被覆するパネルとが一体的に形成されたパネル部材を、セグメント成形型内の所定位置に配置した状態で型内にコンクリートを充填することにより、前記パネル部材をインサート成形することによって特徴づけられる。
次に、本発明の各部を詳細に説明する。
[コーキング材の止水部]
本発明に用いるコーキング材において、止水部は、非発泡材料で構成されていることが好ましい。特に、耐水圧・下水等に対する防食性(耐薬品性)・変形追随性等を考慮すると、非発泡のEPDM(エチレン、プロピレンと第3成分との共重合物)またはSBR(スチレンとブタジエンとの共重合物)で構成されていることが好ましい。
ここで、コーキング材は、シールド用セグメント(コンクリート製)端面部にインサート成形にて一体成形されるので、シールド用セグメントとの密着性を高めるために、止水部のコンクリートと接触する面に、エンボス加工などにより凹凸を形成してアンカー効果が得られるようにしておくことが好ましい。また、このようなアンカー効果を得るための凹凸は、目地形成部の表面(コンクリートとの接触面)にも加工しておいてもよい。
[コーキング材の目地形成部]
目地形成部については、セグメント端面間の隙間を埋めることができる材料であれば、特に限定されないが、発泡材料が好ましい。目地形成部が発泡材料の場合、止水部との接着性を考慮すると、例えば、止水部の材料が未発泡のEPDMまたはSBRである場合には、同じ種類の材料つまり発泡したEPDMまたはSBR(ただし、硬さなどの物性は異なる材料)であることが好ましい。
また、目地形成部の材料として、CPE(塩素化ポリエチレン)、CR系の難燃剤または熱膨張型プラスチック耐火材を用いると、例えば、地下鉄などの火災対応を必要とするセグメント内面のコーキングに適用することができる。
なお、CR系の難燃剤とは、クロロプレンゴムなどである。
また、熱膨張型プラスチック耐火材とは、シート状で、シーリング材やコーキング材として用いられるものであり、火災時の熱で膨張し、炎の侵入・拡散を防ぐ機能を有するものである。
[コーキング材の製造方法]
本発明のシールド用セグメントに用いるコーキング材の製造方法としては、例えば、(1)止水部を構成する材料(未発泡樹脂:例えば非発泡EPDM等)と目地形成部を構成する材料(発泡樹脂:例えば発泡EPDM等)とを共押出することにより一体成形するという方法、あるいは、(2)止水部と目地形成部とをそれぞれ個別に押出成形し、その押出成形工程の後段で止水部と目地形成部とを接着または熱融着等により接合するという方法などを挙げることができる。
[セグメント内面のパネル]
本発明のシールド用セグメントにおいては、耐久性、内面平滑性及び耐摩耗性などを向上させるために、セグメント内面に、耐摩耗性、耐食性及び平滑性を有するパネルをインサート成形にて一体成形している。パネルの材料としては、ジシクロペンタジエン(DCPD)、PEやPPなどのオレフィン系樹脂または熱膨張型プラスチック耐火材などを挙げることができる。
[インサート成形]
本発明のシールド用セグメントは、(1)前記したコーキング材とパネルとを個別の部材とし、それらコーキング材とパネルとをセグメント成形用型内の所定位置(コーキング材はセグメント端面部となる位置、パネルはセグメント内面となる位置)にそれぞれセットした状態で、セグメント成形用型内にコンクリートを充填するという方法で作製してもよいし、あるいは、(2)パネルにコーキング材を接合等により一体的に形成したパネル部材をセグメント成形用型内の所定位置にセットした状態で、セグメント成形用型内にコンクリートを充填するという方法で作製してもよい。
さらに、コーキング材の目地形成部とパネルとが同じ材料(例えば熱膨張型プラスチック耐火材等)である場合、パネルに目地形成部を一体成形したパネル部材を作製し、そのパネル部材(目地形成部付き)をセグメント成形用型内の所定位置にセットした状態で、セグメント成形用型内にコンクリートを充填するという方法でシールド用セグメントを作製してもよい。この場合、コーキング材の止水部は、セグメントのインサート成形を行う前に、パネル部材に一体成形した目地形成部に接着または熱融着等により接合しておく。
ここで、本発明のシールド用セグメントは、下水用の管渠(トンネル)、上水道のトンネル、道路や鉄道等のトンネルあるいは電力・エネルギー用のトンネルなどの各種トンネルを構築する場合に適用できる。
本発明のシールド用セグメントによれば、止水性能を確保する止水部と、トンネル内部側に形成されるセグメント端面間の隙間を充填できる材料で構成される目地形成部とが一体的に形成されたコーキング材がセグメント端面部に一体成形されているので、二次覆工を行わないシールド工法において、トンネル内部側に形成されるセグメント端面間の隙間を埋めることができるとともに、セグメント接合部における止水性を確保することができる。しかも、トンネルの施工現場においてコーキング材の貼付作業等が一切不要となるので、施工性が大幅に向上する。
本発明のシールド用セグメントにおいて、耐摩耗性、耐食性及び平滑性を有するパネルをセグメント内面に一体成形しておけば、耐久性、内面平滑性及び耐摩耗性に優れたトンネルを構築することができる。
本発明の製造方法によれば、前記したコーキング材と前記セグメント内面を被覆するパネルとが一体形成されたパネル部材を用い、そのパネル部材をセグメント成形型内に配置した状態で型内にコンクリートを充填することにより、パネル部材をインサート成形するので、簡単な工程のもとに、セグメント接合部の止水性が良好で、耐久性、内面平滑性及び耐摩耗性に優れたシールド用セグメントを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、二次覆工一体型のシールド工法に用いるシールド用セグメント(以下、単に「セグメント」という)について説明する。
セグメントはトンネルの壁体を構成するもので、例えば図1に示すように、4つのセグメントS・・Sをリング状に組み立てることにより、セグメントリングLを構成することができる。
セグメントSはコンクリート(例えばレジンコンクリート)製で、二次覆工一体型のセ
グメントである。また、下水管渠の構築を対象とする場合、トンネル底部に配置されるセグメントには、インバート溝付きの二次覆工一体型セグメントが使用される。
このようなセグメントSを用いて、シールドトンネルTの壁体を構築する場合、まず、先端に掘削刃を備えたシールドマシン(図示せず)を地中に横方向に推進させ、このシールドマシンの後方に、セグメントリングLの1リング分の空間が形成された時点でシールドマシンの推進を停止し、シールドマシンの後方空間の内壁面に沿ってセグメントS・・Sをリング状に組み立てる。次に、同じ要領にて、シールドマシンをセグメントリングLの1リング分だけ推進させてセグメントS・・Sをリング状に組み立てるという工程を順次繰り返してゆくことによって、二次覆工を行うことなく、図1に示すようなシールドトンネル(例えば下水管渠)Tを構築することができる。
以上のようなシールド工法において、互いに隣り合うセグメントS同士は、連結ボルトによる接合、凹凸の嵌合による接合あるいは連結金具を用いた接合などの接合方法によって相互に連結される。
次に、セグメントの具体的な構成例(実施形態1及び実施形態2)を以下に示す。
<実施形態1>
この実施形態のセグメント1はレジンコンクリート製で、図2に示すように、セグメント端面部に、コーキング材11がインサート成形により一体成形されている点に特徴がある。なお、コーキング材11は、例えば図3に示すように、セグメント1の端面部の内側の周方向に沿う部分P1と軸方向に沿う部分P2(セグメント1の2辺に対応する部分)に配置されている。
この実施形態に用いるコーキング材11は止水部12と目地形成部13とが一体的に形成されている。止水部12の材料には、JIS K−6253による硬さが55±5の物性を有する非発泡のEPDMが用いられている。また、目地形成部13の材料には、JIS K−6253による硬さが35±5の物性を有する発泡されたEPDMが用いられている。
このようなコーキング材11は、例えば、止水部12を構成する材料(非発泡EPDM)と目地形成部13を構成する材料(発泡EPDM)とを共押出することにより一体成形するという方法で作製される。なお、止水部12の表面(レジンコンクリートに接触する面)には、レジンコンクリートとの密着性を高めるために、エンボス加工等により凹凸を形成しておくこと好ましい。
そして、以上のコーキング材11を、セグメント成形用型(図示せず)の内部に、セグメント端面部となる位置(図3の配置位置を参照)にセットした状態で、セグメント成形用型内にレジンコンクリートを充填するというインサート成形を行うことにより、図2に示すようなセグメントつまりコーキング材付きのセグメント1を得ることができる。
この実施形態のセグメント1によれば、止水部12と目地形成部13からなるコーキング材11がセグメント端面部に一体成形されているので、図1に示すような二次覆工を行わないシールド工法において、セグメント1・・1を組み立てるだけで、止水作業を要することなく、セグメント接合部における止水性を確保することができる。また、トンネル内部側に形成されるセグメント端面間の隙間を埋めることも可能になる。
なお、この実施形態では、コーキング材11の止水部12を未発泡のEPDMで構成しているが、これに替えて、未発泡のSBRで止水部12を構成してもよい。また、目地形
成部13を発泡EPDMで構成しているが、これに替えて、CPE(塩素化ポリエチレン)、CR系の難燃剤、または熱膨張型プラスチック耐火材で目地形成部13を構成してもよい。このように目地形成部13を難燃性を有する材料で構成することにより、例えば、地下鉄などの火災対応を必要とするセグメント内面のコーキングに適用することが可能になる。
<実施形態2>
この実施形態のセグメント101はレジンコンクリート製で、図5に示すように、セグメント端面部にコーキング材11がインサート成形により一体成形されているとともに、セグメント内面に、その内面を覆うパネル21が同じくインサート成形により一体成形されている点に特徴がある。なお、コーキング材11は、例えば図3に示すように、セグメントの端面部の内側の周方向に沿う部分P1と軸方向に沿う部分P2(セグメント101の2辺に対応する部分)に配置されている。
この実施形態に用いるコーキング材11は、図4に示したものと同じ構造で、止水部12と目地形成部13とが一体的に形成されている。止水部12の材料には、JIS K−6253による硬さが55±5の物性を有する非発泡のEPDMが用いられており、目地形成部13の材料には、JIS K−6253による硬さが35±5の物性を有する発泡されたEPDMが用いられている。また、パネル21の材料には、DCPD(ジシクロペンタジエン)が用いられている。
なお、コーキング材11は、例えば、止水部12を構成する材料(非発泡EPDM)と目地形成部13を構成する材料(発泡EPDM)とを共押出することにより一体成形するという方法で作製される。
そして、以上のコーキング材11及びパネル21を、セグメント成形用型(図示せず)の内部の所定位置(コーキング材11はセグメント端面部となる位置、パネル21はセグメント内面となる位置)にそれぞれセットした状態で、セグメント成形用型内にレジンコンクリートを充填するというインサート成形を行うことにより、図5に示すようなセグメントつまりコーキング材付きで内面がパネル21で被覆されたセグメント101を得ることができる。
なお、このようなインサート成形において、(1)コーキング材11とパネル21とを個別の部材とし、それらコーキング材11とパネル21とをセグメント成形用型内の所定位置にセットするようにしてもよいし、あるいは、(2)パネル21にコーキング材11を接着または熱融着等による接合により一体的に形成したパネル部材を、セグメント成形用型内の所定位置にセットするようにしてもよい。
なお、この実施形態では、コーキング材11の止水部12を未発泡のEPDMで構成しているが、これに替えて、未発泡のSBRで止水部12を構成してもよい。また、目地形成部13を発泡EPDMで構成しているが、これに替えて、CPE(塩素化ポリエチレン)、CR系の難燃剤、または熱膨張型プラスチック耐火材で目地形成部13を構成してもよい。このように目地形成部13を難燃性を有する材料で構成することにより、例えば、地下鉄などの火災対応を必要とするセグメント内面のコーキングに適用することが可能になる。
さらに、この実施形態ではパネル21をDCPDで構成しているが、これに替えて、PPやPE等のポリオレフィン系樹脂または熱膨張型プラスチック耐火材でパネル21を構成してもよい。
ここで、コーキング材の目地形成部とパネルとを同じ材料(例えば熱膨張型プラスチック耐火材等)とする場合、図6に示すように、パネル30aに目地形成部30bを一体成形したパネル部材30を作製(例えばプレス成形にて作製)しておき、そのパネル部材(目地形成部付き)30をセグメント成形用型内の所定位置にセットした状態で、セグメント成形用型内にコンクリートを充填するという方法でセグメント201を作製してもよい。この場合、コーキング材31の止水部32については、パネル30aと目地形成部30bとの一体成形を行ってパネル部材30を作製した後に、そのパネル部材30に一体成形した目地形成部30bに止水部32を接着または熱融着等により接合するという方法を採用すればよい。
本発明のシールド用セグメントは、下水用の管渠(トンネル)、上水道のトンネル、道路や鉄道等のトンネルあるいは電力・エネルギー用のトンネルなどの各種トンネルを構築するのに有効に利用できる。
二次覆工を省略したシールド工法にて構築されたシールドトンネルの例を模式的に示す斜視図である。 本発明のシールド用セグメントの一例を模式的に示す断面図である。 シールド用セグメントに一体成形するコーキング材の形成位置を示す斜視図である。 本発明に用いるコーキング材の一例を示す正面図(A)及び縦断面図(B)を併記して示す図である。 本発明のシールド用セグメントの他の例を模式的に示す断面図である。 本発明のシールド用セグメントの別の例を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1,101,201 セグメント(シールド用セグメント)
11 コーキング材
12 止水部
13 目地形成部
21 パネル
30 パネル部材
30a パネル
30b 目地形成部
31 コーキング材
32 止水部
P1,P2 コーキング材の配置位置
S セグメント
L セグメントリング
T シールドトンネル

Claims (8)

  1. シールドマシンで地盤を掘進しつつ、シールドマシンの後方で掘削部の周囲内壁面に沿ってセグメントを順次組み立てることにより、トンネルの壁体を構築するシールド工法において、前記トンネルの壁体に用いるセグメントであって、当該シールド用セグメントの端面部に、止水部と目地形成部からなるコーキング材がインサート成形により一体成形されていることを特徴とするシールド用セグメント。
  2. 前記止水部が非発泡材料で構成されていることを特徴とする請求項1記載のシールド用セグメント。
  3. 前記止水部が非発泡のEPDMまたはSBRで構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のシールド用セグメント。
  4. 前記目地形成部が発泡材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシールド用セグメント。
  5. 前記目地形成部が発泡EPDMまたは熱膨張型プラスチック耐火材で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシールド用セグメント。
  6. 当該シールド用セグメントの内面に、耐摩耗性、耐食性及び平滑性を有するパネルがインサート成形により一体成形されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のシールド用セグメント。
  7. 前記パネルが、ポリオレフィン系樹脂、ジシクロペンタジエンまたは熱膨張型プラスチック耐火材で構成されていることを特徴とする請求項6記載のシールド用セグメント。
  8. 請求項6または7記載のシールド用セグメントの製造方法であって、前記コーキング材と前記セグメント内面を被覆するパネルとが一体的に形成されたパネル部材を、セグメント成形型内の所定位置に配置した状態で型内にコンクリートを充填することにより、前記パネル部材をインサート成形することを特徴とするシールド用セグメントの製造方法。
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