JP2005254783A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、切断用定規装置の分野に関する。
従来、長い切断箇所を切断しようとするときは、それにみあった、長い定規が必要であった、また被切断物を端にそって縦に切断しようとするときは、長い定規か、被切断物の端からの距離を固定する切断幅決め装置を切断機に装着する必要があった。
しかしながら、以上の従来技術によれば、長い定規は本体自体も大きく、短い切断箇所の切断時は不便で作業しづらかった、また、持ち運び時や、保管時も不便であった。
また、被切断物を縦に切断する時、切断幅決め装置の取付け、交換が面倒であった。
そこで本発明は、本体は邪魔にならない大きさであり、定規の長さをスライド式に伸縮させ、長い切断箇所でも対応できる様にし、なおかつ、スライド部の構造を、定規がしっかり安定するようにすること、
また、被切断物を端にそって縦に切断する場合(図4)、切断幅決め装置としての使用もできる切断用定規を提供することを課題とする。
また、被切断物を縦に切断する時、切断幅決め装置の取付け、交換が面倒であった。
そこで本発明は、本体は邪魔にならない大きさであり、定規の長さをスライド式に伸縮させ、長い切断箇所でも対応できる様にし、なおかつ、スライド部の構造を、定規がしっかり安定するようにすること、
また、被切断物を端にそって縦に切断する場合(図4)、切断幅決め装置としての使用もできる切断用定規を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、請求項1の発明は、被切断物と本体を固定する切断物側固定部6を設けた定規下部3と、取っ手が設けられた定規上部2がスライドし、定規の長さを調整できることを特徴とする切断用定規である。
また、請求項2の発明は、スライド部の構造において、スライドする側の定規上部2と、固定されている側の定規下部3の形をともに、ふたつの傾斜面が山形に合わさった形にし、定規下部3の上に定規上部2が上方より組み合わされている構造にしたことを特徴とする請求項1記載の切断用定規である。
また、請求項3の発明は、定規を被切断物に対して一定の角度で調整及び、固定するための被切断物側固定部6が角度調整棒8により、切断方向を任意の角度に調整できることを特徴とする請求項1記載の切断用定規である。
また、請求項4の発明は、切断機取付け部12Bに切断機(丸鋸)を装着し、被切断物固定部6を被切断物にあてながら、被切断物の端にそって本体を移動することにより被切断物の端から一定の長さで本体の移動方向に被切断物を切断することができることを特徴とする請求項1記載の切断用定規である。
また、請求項2の発明は、スライド部の構造において、スライドする側の定規上部2と、固定されている側の定規下部3の形をともに、ふたつの傾斜面が山形に合わさった形にし、定規下部3の上に定規上部2が上方より組み合わされている構造にしたことを特徴とする請求項1記載の切断用定規である。
また、請求項3の発明は、定規を被切断物に対して一定の角度で調整及び、固定するための被切断物側固定部6が角度調整棒8により、切断方向を任意の角度に調整できることを特徴とする請求項1記載の切断用定規である。
また、請求項4の発明は、切断機取付け部12Bに切断機(丸鋸)を装着し、被切断物固定部6を被切断物にあてながら、被切断物の端にそって本体を移動することにより被切断物の端から一定の長さで本体の移動方向に被切断物を切断することができることを特徴とする請求項1記載の切断用定規である。
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
本装置はアルミ製である。
本装置はアルミ製である。
定規下部3と本体側固定部4、底部3Aは一体化しており、ふたつの傾斜面が山形に合わさった形の定規下部3の上には、同じく、ふたつの傾斜面が山形に合わさった形の定規上部2が設けられている。
定規下部3と定規上部2の間には、互いに噛み合うような段差が設けられており(図8)、その段差によって定規下部3と定規上部2が分離するのを防いでいる構造である。また、適度な空間(あそび)がある。
定規下部3と定規上部2の間には、互いに噛み合うような段差が設けられており(図8)、その段差によって定規下部3と定規上部2が分離するのを防いでいる構造である。また、適度な空間(あそび)がある。
定規上部2には取って5が設けられており、取っ手5には十分持ちやすく、安定するグリップが設けられている。また、定規上部2と定規下部3を任意の位置で固定できるようにネジ式のスライド止具11が設けられている。また、定規上部2に切断機を取り付けることが出来るように切断機固定部12Aと切断機取付け部12Bが設けられている。
本体側固定部4には固定部回転軸10を軸として回転できるような構造で被切断物側固定部6が設けられており、本体側固定部4と被切断物側固定部6には角度調整棒8が、ネジ式の本体側角度調整部7Aとネジ式の被切断物側角度調整部7Bによって設けられている。なお、本体側角度調整部7Aと被切断物側角度調整部7Bをゆるめることによって、本体側固定部4と被切断物側固定部6に設けた溝を任意に可動であり、しめる事によって固定される。よって固定部回転軸10を軸に本体側固定部4と被切断物側固定部6を任意の角度に調整、固定が可能である。また、一番使用頻度の高い、本体側固定部4と被切断物側固定部6の角度が直角とゆう状態にはすぐ設定できるように本体側固定部4と被切断物側固定部6には直角の位置で本体側角度調整部7Aと被切断物側角度調整部7Bが一時止まる用にストッパが設けられている。また、本体側固定部4と被切断物側固定部6には角度を調整するためのメモリが描かれている。また、被切断物側固定部6には被切断物側固定部伸部16A(図4)が設けられており被切断物側固定部伸部16Aは可動であり、横切り用固定部止具9によって被切断物側固定部6に動かないように固定することが出来る。
通常切断の場合、被切断物1の側面に被切断物側固定部6を密着させ被切断物1の上(切断面)に定規下部3を設置し、角度調整棒8によって切断角度を調整し、取っ手5で本体を押えながら、図1の様に切断機13を定規にあて切断する。なお、切断開始時は、図6の様に定規上部2を切断方向と逆の方向に適度にスライドさせて切断開始すると被切断物1に対して切断開始時もスムーズに入ることが出来る。そして、被切断物1の幅が定規よりも長い場合は図2の様に定規上部2を切断方向にスライドすることで切断長さを伸ばすことができる。
さらに、スライド部の構造が、ふたつの傾斜面が山形に合わさった形なので、普段は空間(遊び)があるが取っ手5で押えると密着、安定する。
さらに、スライド部の構造が、ふたつの傾斜面が山形に合わさった形なので、普段は空間(遊び)があるが取っ手5で押えると密着、安定する。
また、図4の様に切断機固定部12Bに切断機13を被切断物固定部6と平行になるような状態で取付け、被切断物の端から任意の長さ(幅)を定規上部2のスライドによって調整し、スライド止具11でその長さ(幅)を固定し、角度調整棒8により角度を垂直に固定する。さらに、被切断物固定部6から被切断物固定部伸部6Aを引き出し、横切り用固定部止具9で固定する。そして、本体を図4に記されている切断方向へ移動させることにより、図4に記されている切断方向に切断することが出来る。被切断物側固定部伸部6Aは、切断中に被切断物の切断箇所が、切断方向前方での被切断物の端(切断の終わり)になったときに本体、及び長さ(切断の幅)の安定に役立つものである。
また、本装置の持ち運びや、保管の場合は図3で示すように被切断物側固定部6を、出来るだけ定規下部3に近づけるように折りたたみ、被切断物側固定部伸部6Aを被切断物固定部6に格納し、定規上部2と定規下部3を長さが同じになるようにそろえ、固定部のネジ類(スライド止具11、本体側角度調整部7A、被切断物側角度調整部7B、横切り用固定部止具9)を固定することにより、本装置が邪魔にならないように持ち運び、保管が可能である。
また、図7の様な場合、壁16があり、さらにすでに作業済み(床に貼った)の床材15がある。次に床材15の右隣に貼る予定の床材を切断する場合は図の様に本装置14で、壁16と床材15との角度17を計測することができるので、その状態のまま本装置の切断角度を固定し、床材を切断することができる。
図の実施形態では、本体がアルミ製であったが、カーボン、鉄、木などの、十分な強度があるものでもよい。
また、本体を折りたたむ仕組みを上記の実施形態で行ったが、本体を持ち運びやすく、コンパクトにできる方法ならよい。
被切断物の幅が長い場合でも、長い定規を使わずに本発明にて、定規の長さをスライドし調整することができる。
また、スライド個所の構造をふたつの傾斜面が山形に合わさった形にすることにより、適度な空間(あそび)を設けることができ、スライド時には非常にスムーズな動作が可能である。
また、スライド時は空間(あそび)があるが、切断時取っ手5で本体を押えると定規上部2と定規下部3のふたつの傾斜面が山形に合わさった形同士が密着し定規を安定させる事ができ、スライド部が磨り減っても定規はかわらずに安定し、誤差がでないしくみである。
また、スライド構造をもちいることにより、普段は本体が小さく、作業がとてもしやすい。
また、本体が小さいので持ち運び、保管等にも非常に便利である。
また、切断機を切断機取付け部12Bに装着することにより切断幅決め装置としてもつかうことができる(図4)、よって本発明だけで縦にも横にも切断できるので、機具の交換等の作業が必要ない。
また、切断角度を任意に調整、固定が出来る構造により、切断前に、壁と張り終わった床材との角度の誤差を本装置にて計測が可能であり、計測したその場で本装置の切断角度を固定し、その状態で被切断物を切断することが可能であるので、角度誤差をカンナで削るような作業がいらなくなる、または微調整で済ますことが出来る。
1 被切断物
2 定規上部
3 定規下部
3A 底部
4 本体側固定部
5 取っ手
6 被切断物側固定部
6A 被切断物側固定部伸部
7A 本体側角度調整部
7B 被切断物側角度調整部
8 角度調整棒
9 横切り用固定部止具
10 固定部回転軸
11 スライド止具
12A 切断機固定部
12B 切断機取付け部
13 切断機(丸鋸)
14 本装置
15 床材
16 壁
17 角度
2 定規上部
3 定規下部
3A 底部
4 本体側固定部
5 取っ手
6 被切断物側固定部
6A 被切断物側固定部伸部
7A 本体側角度調整部
7B 被切断物側角度調整部
8 角度調整棒
9 横切り用固定部止具
10 固定部回転軸
11 スライド止具
12A 切断機固定部
12B 切断機取付け部
13 切断機(丸鋸)
14 本装置
15 床材
16 壁
17 角度
Claims (4)
- 被切断物と本体を固定する切断物側固定部6を設けた定規下部3と、取っ手が設けられた定規上部2がスライドし、定規の長さを調整できることを特徴とする切断用定規。
- スライド部の構造において、スライドする側の定規上部2と、固定されている側の定規下部3の形をともに、ふたつの傾斜面が山形に合わさった形にし、定規下部3の上に定規上部2が上方より組み合わされている構造にしたことを特徴とする請求項1記載の切断用定規。
- 定規を被切断物に対して一定の角度で調整及び、固定するための被切断物側固定部6が角度調整棒8により、切断方向を任意の角度に調整できることを特徴とする請求項1記載の切断用定規。
- 切断機取付け部12Bに切断機(丸鋸)を装着し、被切断物固定部6を被切断物にあてながら、被切断物の端にそって本体を移動することにより被切断物の端から任意の幅で本体の移動方向に被切断物を切断することができることを特徴とする請求項1記載の切断用定規。(図4)
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