JP2005253857A - 遊技場用顧客管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 集客のために顧客に提供するサービスの費用対効果を向上させること。
【解決手段】 管理装置5は、台毎端末3などで会員カードから読み取った会員IDを利用して、各会員についての遊技実績データや来店状況などの管理を行う。また、管理装置5には、遊技実績データ中の特定データに基づいて遊技場収益に対する会員毎の貢献度を示す貢献度偏差値を算出すると共に、各会員を当該貢献度偏差値に応じた10段階の貢献度ランクに区分する機能、会員IDを利用して各会員の1ヶ月毎の来店頻度比率を定期的に算出すると共に、算出した各期間毎の来店頻度の減少度合いが予め設定されたしきい値以下となった会員をメッセージ送信対象者として抽出する機能、抽出したメッセージ送信対象者となった会員のうち貢献度ランクが高い会員に対して、その来店を促すメッセージを送信する機能が設定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技場側に会員登録された顧客についての遊技実績情報を、所定の会員識別情報の利用により各会員別に区分して集計管理する機能を備えた遊技場用顧客管理システムに関する。
特許文献1に記載された顧客管理装置には、所定期間内における顧客の来店回数と遊技場の営業日数とにより顧客の来店率を算出する手法が開示されている。この顧客管理装置にあっては、所定のイベント開催期間を設定し、イベント開催前の顧客の来店率に対して、イベント開催期間中及びイベント終了後における顧客の来店率がどのように変化したかを算出し、その算出結果に基づいてイベント開催の効果があったか否かの判断基準となる帳票を出力するようになっている。また、例えば月毎に顧客の来店率を算出し、今月において来店率が所定値を超えた顧客(常連客)に対し特典を与えることにより、常連客を逃がさないようにすることも行っている。
特開2001−300099号公報
一般的に、遊技客がパチンコホールのような遊技場での遊技に対して投資可能な資金は、例えば月毎にある程度決まっているのが普通であり、各遊技場では、その資金を少しでも多く自店に投資してもらえるように様々なサービスを提供している。このような顧客獲得に向けたサービス提供のために、遊技場側ではそれなりのコストを掛けることになるが、折角コストを掛けるのであれば、コスト投下に対する見返りを期待できる遊技客に対してサービスを提供した方が、遊技場の収益や利益率などを考えた場合に有効であることは明白である。つまり、サービスを提供しても遊技場の売上向上に貢献する可能性が低い遊技客に対しては、そのサービスが無駄になって、コスト投下に対する見返りがない不要な経費増を招くという問題点がある。
特許文献1に見られる顧客管理装置では、今月の来店率が所定値を超えた顧客を常連客と判断して特典(サービス)を付与するようにしており、この点でコスト投下に対する見返りを期待できると考えられる。しかしながら、この顧客管理装置では、常連客である顧客が何らかの事情で所定期間以上来店できない状態となった場合には、常連客と見なされなくなって特典が付与されなくなるため、その常連客の店離れを招く恐れがあり、本来の目的を達成できなくなる可能性を否定できない。このような事情に対処するためには、常連客であったのに来店率が減った顧客を抽出して何らかの対策を施すことが望ましいが、上記顧客管理装置ではこのような対策を施すことは不可能である。尚、上記顧客管理装置では、顧客の来店率の増減を見る機能を備えているが、この機能は、単にイベント開催の前後で遊技客が増えたか否かを見るに過ぎないもので、上述の対策に利用不可能であり、しかも、そのイベント開催についての費用対効果まで考慮されていないため、不要な経費増を招く可能性が存在する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、集客のために顧客に提供するサービスの費用対効果を向上させることが可能になるなどの効果を奏する遊技場用顧客管理システムを提供することにある。
請求項1記載の発明は上記目的を達成するために、遊技場側に会員登録された顧客についての遊技実績情報を、所定の会員識別情報の利用により各会員別に区分して集計管理する機能を備えた遊技場用顧客管理システムにおいて、
前記遊技実績情報中の特定データに基づいて遊技場収益に対する会員毎の貢献度を算出する貢献度算出手段と、前記会員識別情報を利用して各会員の所定期間での来店頻度を定期的に算出し、算出した各期間毎の来店頻度の減少度合いが予め設定されたしきい値以下となった会員を注目会員として抽出する抽出手段とを備えた上で、この抽出手段により抽出された注目会員に対して、前記貢献度算出手段により算出された当該注目会員についての貢献度に応じたサービスを提供する構成としたものである。
この場合、請求項2記載の発明のように、前記抽出手段により抽出された注目会員のうち前記貢献度算出手段により算出された貢献度が所定レベル以上ある注目会員を抽出すると共に、抽出された会員に対して遊技場への来店を促す情報を発信する情報発信手段を備えた構成とすることができる。
請求項1記載の遊技場用顧客管理システムによれば、会員(遊技場側に会員登録された顧客)についての遊技実績情報が、所定の会員識別情報の利用により各会員別に区分して集計管理され、貢献度算出手段は、このように集計管理される遊技実績情報中の特定データに基づいて遊技場収益に対する会員毎の貢献度を算出する。また、抽出手段は、会員識別情報を利用して各会員の所定期間での来店頻度を定期的に算出すると共に、算出した各期間毎の来店頻度の減少度合いが予め設定されたしきい値以下となった会員を注目会員として抽出するようになる。このように抽出された注目会員に対しては、その会員についての前記貢献度に応じたサービスが提供されるようになる。つまり、常時において、遊技場収益に対する貢献度が会員毎に管理され、その会員の来店頻度の減少度合いが大きくなった場合には、当該会員に対してその貢献度に応じたサービスが提供されるようになる。従って、遊技場に対する貢献度が高く且つ最近来店していない会員、つまり遊技場側が常連客として引き止めておきたい会員に対して集中的にサービスを提供できるようになるから、そのサービスのためのコスト投下が無駄になる可能性が低くなり、結果的に、集客のために顧客に提供するサービスの費用対効果を向上させることが可能になる。
請求項2記載の手段によれば、来店頻度が減ったとして抽出された注目会員のうち、前記貢献度が所定レベル以上ある注目会員に対して、遊技場への来店を促す情報が発信されるようになるから、その注目会員、つまり遊技場にとって常連客として確保しておきたい会員が来店する可能性を、無駄なコスト掛けることなく高め得るようになり、結果的に遊技場の営業戦略に十分役立て得るようになる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には遊技場用顧客管理システムの全体構成が概略的に示されている。この図1において、遊技場内には複数のパチンコ遊技機1が設置されていると共に、各パチンコ遊技機1に隣接してCR(カードリーダ)ユニット2及び台毎端末3が設置されている。この場合、2台ずつのパチンコ遊技機1、CRユニット2、台毎端末3に対応して中継器4が設けられており、パチンコ遊技機1、CRユニット2、台毎端末3は、遊技場の管理事務所内に設置された管理装置5(貢献度算出手段、抽出手段、情報発信手段に相当)との間での上記中継器4及びLAN6を介してデータ送受信を行う構成となっている。尚、パチンコ遊技機1から管理装置5へは、周知のアウト玉数信号、セーフ玉数信号、スタート信号、大当たり信号などが送信される。
CRユニット2は、そのカード挿入口2aに図示しないプリペイドカードが挿入された状態で当該プリペイドカードに記憶された残高金額データの範囲内でパチンコ玉を貸し出す機能を備えたものである。尚、CRユニット2によるパチンコ玉の貸し出し動作は、パチンコ遊技機1側に設けられた貸出スイッチ(図示せず)が操作されたときに、当該パチンコ遊技機1内のパチンコ玉放出機構へ放出指令を与えることにより行われるものである。このCRユニット2から管理装置5へは、プリペイドカードによる売上(遊技者側から見た場合には投資金額)を示す売上信号などが送信される。
台毎端末3は、カード挿入口3a、カード排出ボタン3b、タッチパネルを有した表示器3cなどを備えて構成されている。カード挿入口3aには、遊技場側に会員登録された顧客(以下、会員と呼ぶ)についての会員ID(会員識別情報に相当)などを電子情報により記録した会員カードが挿入されるもので、その挿入状態では、会員カードから読み取った会員IDを管理装置5へ送信する。この場合、台毎端末3は、上記のように管理装置5へ会員IDを送信した状態では、当該会員IDに対応された貯玉口座に貯玉の残高がある場合に、例えば当該台毎端末3側に設けられた払出ボタン(図示せず)の操作に応じて貯玉残高の範囲内でパチンコ玉を引き落として貸し出すという再プレイ機としての機能を備えたものである。尚、台毎端末3によるパチンコ玉の貸し出し動作は、パチンコ遊技機1内のパチンコ玉放出機構へ放出指令を与えることにより行われるものである。また、台毎端末3は、対応するパチンコ遊技機1についての各種の稼動データやカード挿入口3aに挿入された会員カードに対応した顧客についての遊技実績情報などを管理装置5から取得し、それらのデータを表示器3cに表示する。
さて、管理装置5には、会員ついての遊技実績データを、会員カードに記録された会員IDを利用して各会員別に区分して集計管理する機能を含む種々の管理機能が設定されるものであるが、以下においては本発明の要旨に関係した管理機能について説明する。尚、管理装置5は、前記各会員に対する電子メールを例えばインターネット7経由で選択的に発信できるように構成されていると共に、会員に対するダイレクトメールの発送補助機能(住所データの出力、メール案文の作成及び出力機能など)も備えている。
(1)会員マスタ管理機能
この管理機能により、遊技場側に会員登録された顧客毎に管理番号である会員IDが付与されると共に、当該会員ID及びその他の必要情報などを電子情報により記録した会員カードが発行される。また、各会員IDと対応付けた状態で、会員についての固定情報である会員属性情報(氏名、住所、電話番号、生年月日、電子メールアドレス(アドレスがある会員のみ)など)、並びに会員についての変動情報である会員遊技情報(貯玉、来店に応じて付与される来店ポイント)など)をそれぞれ記憶した会員データベースが構築される。尚、図6(a)及び(b)には、上記会員属性情報及び会員遊技情報の内容についての各一例が会員1名分について示されている。この場合、会員遊技情報における貯玉数を記憶した領域が前記貯玉口座に相当し、また、来店ポイント数を記憶した領域が来店ポイント口座に相当することになる。
(2)来店状況管理機能
この管理機能により、遊技場内に設置されている種々のカード端末(前記台毎端末3も含まれる)に会員カードが挿入された場合に、その会員カードから読み取った会員IDに基づいて会員が来店したものと判断し、その会員についての来店ポイント口座にポイントを加算する(1日1回のみ)。また、各会員が来店したと判断した日について、最低でも過去1年分以上にわたって記録した会員来店情報として蓄積する。尚、図7には、上記会員来店情報の一例が会員1名分について示されており、この図7の例では、会員の来店日に○印を記録した形態となっている。
(3)遊技実績管理機能
パチンコ遊技機1での会員毎の当日遊技実績情報(遊技開始および終了時刻、アウト玉数、セーフ玉数、スタート回数、大当たり回数、売上金額など)、並びに所定期間(例えば、過去1週間、1ヶ月など)での累計遊技実績情報(累計遊技時間、累計アウト玉数、累計セーフ玉数、累計投資金額(遊技場から見た場合は会員についての累計売上金額)、収支金額など)を、対応する台毎端末3に挿入された会員カードから読み取った会員IDに基づいて集計して蓄積する。この場合、台毎端末3に会員カードが挿入されている期間の遊技実績情報が当該会員カードの会員IDと対応付けて集計されることは勿論、会員カードが排出された後の遊技実績情報も上記会員IDと対応付けて集計されることになる。尚、図8(a)及び(b)には、上記当日遊技実績情報及び累積遊技実績情報の各一例が示されている。
(4)来店頻度の算出機能
各会員について、最新の単位期間(例えば、3ヶ月、2ヶ月、1ヶ月、2週間、1週間の何れか)当たりの来店日数と、これ以前の所定の来店頻度検出対象元期間(例えば、1年、半年、3ヶ月、2ヶ月、1ヶ月、2週間、1週間の何れか)における単位期間当たりの平均来店日数とに基づいて来店頻度比率を算出する。即ち、来店頻度比率は次式で得られる。
来店頻度比率=(最新の単位期間での来店日数/これ以前の来店頻度検出対象元期間における単位期間当たりの平均来店日数)×100 [%]
この場合、来店頻度検出対象元期間及び単位期間は、管理装置5のモニタに対し図9(a)及び(b)に示すような「来店頻度検出対象元期間」設定用のダイアログボックス及び「単位期間」設定用のダイアログボックスを条件設定画面として表示し、これらの条件設定画面中のラジオボタンを選択操作することにより設定される。また、来店頻度の比率の計算タイミングは、同じくモニタに対し表示される図9(c)に示すような「来店頻度計算時期」設定用のダイアログボックスにより設定できるようになっている。尚、このダイアログボックスでは、来店頻度計算の周期(例えば3ヶ月、2ヶ月、1ヶ月、2週間、1週間の何れか)をラジオボタンの選択操作により設定すると共に、その来店頻度計算周期の開始日をリストボックスにより選択的に設定できる構成となっている。
本実施例では、来店頻度検出対象元期間を2ヶ月、来店頻度計算の単位期間を1ヶ月にそれぞれ設定し、また、来店頻度計算周期を1ヶ月、その周期の開始日を1月1日にそれぞれ設定した例が示されている。従って、前記来店頻度比率は次式で得られることになる。
来店頻度比率=(当月の来店日数/先月及び先々月の1ヶ月当たりの平均来店日数)× 100 [%]
つまり、例えば、当月の来店日数が9日、先月の来店日数が11日、先々月の来店日数が10日であった場合には、
来店頻度比率=[9÷{(11+10)÷2}]×100
≒86 [%]
となる。
(5)収益貢献度の算出機能
これは会員が遊技場の収益にどの程度貢献しているかを見るための指標である貢献度偏差値を、各会員についての遊技実績情報のうち、遊技場への貢献度に関係した特定データであるアウト玉数、投資金額、収支金額に基づいて算出する機能である。
この場合、アウト玉数についてのデータは、パチンコ遊技機1の稼動時間を表しており、その稼動時間が長いほど遊技場に貢献していると言える。また、投資金額についてのデータは、これが多いほど遊技場に貢献していると言える。さらに、収支金額についてのデータは、会員側の負け金額が大きいほど遊技場に貢献していると言えるものであり、収益貢献度を示す貢献度偏差値の算出に当たっては、負け金額を正の値、勝ち金額を負の値として計算する。
貢献度偏差値の算出時には、まず、アウト玉数、投資金額、収支金額についての標準偏差を算出すると共に、これに基づいて各会員に係るアウト玉数、投資金額、収支金額についての偏差値を算出する。例えば、アウト玉数の標準偏差σsは、会員個々のアウト玉数の合計、全会員についてのアウト玉数合計の平均値及び会員数に基づいて、次式で得られる。
Figure 2005253857
また、各会員に係るアウト玉数の偏差値σ1は、例えば「50」を基準としたものであり、次式で得られる。
σ1=(10×(個々のアウト玉数−アウト玉数合計の平均値)/σs)+50
これと同様にして、各会員に係る投資金額の偏差値σ2及び収支金額の偏差値σ3を算出する。
この場合、アウト玉数、投資金額、収支金額と収益貢献度との間には、当然重み付けが必要となるから、それらの偏差値σ1、σ2、σ3に対して任意の重み付け係数a、b、cを設定する。そして、各会員の貢献度偏差値は、次式により算出する。
貢献度偏差値={σ1×a+σ2×b+σ3×c}/(a+b+c)
(6)会員ランク付け機能
全会員を、各会員について算出した貢献度偏差値が大きい順にソートした後に、そのソートデータを、例えば貢献度偏差値の大きさに応じた10ランクに区分し、図10のような貢献度ランク情報を作成する。この場合、管理装置5は、上位の2つのランク(「10」、「9」)に属する会員を優良会員として認識し、次の2つのランク(「8」、「7」)に属する会員を優良予備会員として認識するように設定される。尚、貢献度ランク情報は、上記のように貢献度偏差値の大きさでランク付けする必要はなく、例えば、ソートデータを各ランクの人数が均等となるように複数ランク(例えば10ランク)に区分するなどの構成としても良いものである。
(7)ランク別帳票データ出力機能
貢献度ランク情報により区分された10段階のランクと対応付けて状態で、各ランクに属する会員の人数、各ランクに属する会員についてのアウト玉数、セーフ玉数、投資金額、収支金額、来店日数の合計、各ランクに属する会員が遊技したパチンコ遊技機1の機種についての順位を記録した図11に示すようなランク別帳票データを作成して出力する。
(8)来店案内の送信機能
最近来店していない優良会員に対して、その来店を促すメッセージを、電子メール或いはダイレクトメールを使用して発信する。
(9)特定機種のパチンコ遊技機についての情報送信機能
最近の稼動率が低くなっている機種のパチンコ遊技機での遊技を勧めるメッセージを、会員遊技情報(図6(b)参照)中の「良く打つ機種」情報に該当した優良会員に対して、電子メール或いはダイレクトメールを使用して発信する。
図2ないし図5には、管理装置5による制御内容のうち、本発明の要旨に関係した部分のフローチャートが示されており、以下これについて説明する。
図2において、本日が前記「来店頻度計算時期」設定用ダイアログボックス(図9(c)参照)により予め設定された来店頻度計算周期及び当該来店頻度計算周期の開始日により決まるデータ処理日であるか否かを判定するためのデータ処理日演算処理ルーチンA1を行った後に、その判定結果がデータ処理日であるか否かを判断する(ステップA2)。
図3には、上記データ処理日演算処理ルーチンA1の内容が示されている。即ち、この処理ルーチンA1では、まず、本日が予め設定された前記開始日であるか否かを判断し(ステップB1)、「YES」の場合には、「本日はデータ処理日である」との判定結果を出すステップB2を実行した後にリターンする。これに対して、ステップB1で「NO」と判断した場合には、本日が予め設定された来店頻度計算周期に該当する日(開始日+N×来店頻度計算周期、但しNは自然数)であるか否かを判断し(ステップB3)、「YES」の場合には前記ステップB2を実行した後にリターンし、「NO」の場合には、「本日はデータ処理日ではない」との判定結果を出すステップB4を実行した後にリターンする。
図2に戻って、データ処理日演算処理ルーチンA1での判定結果がデータ処理日であった場合(ステップA2で「NO」)には、そのままリターンするが、上記判定結果がデータ処理日であった場合には、対象者抽出処理ルーチンA3及びメッセージ送信処理ルーチンA4を順次実行した後にリターンする。
図4には、上記対象者抽出処理ルーチンA3の内容が示されている。即ち、この処理ルーチンA3では、会員毎に来店頻度比率を算出し、その算出結果に基づいてメッセージ送信対象者(本発明でいう注目会員に相当)を抽出する処理を行う。具体的には、まず、前記「来店頻度検出対象元期間」設定用ダイアログボックス(図9(a)参照)で設定された来店頻度検出対象元期間(先月及び先々月の2ヶ月)における会員の合計来店日数を算出すると共に、その来店頻度検出対象元期間における単位期間(1ヶ月)当たりの平均来店日数を算出する(ステップC1)。次いで、このように算出された平均来店日数と、上記会員の当月の来店回数とに基づいて、当該会員の来店頻度比率((当月の来店回数/平均来店日数)×100[%])を算出する(ステップC2)。
この後には、上記来店頻度比率が予め設定された対象者抽出用しきい値以下であるか否かを判断する(ステップC3)。ここで、上記対象者抽出用しきい値は、管理装置5のモニタに対し条件設定画面として表示される図9(d)に示すような「しきい値」設定用のダイアログボックス中のリストボックスにより設定されるものである。つまり、本実施例では、対象者抽出用しきい値を70%に設定している。
そして、会員の来店頻度比率が対象者抽出用しきい値(70%)以下であった場合には、当該会員をメッセージ送信対象者として抽出するステップC4を実行した後にリターンし、来店頻度比率が上記対象者抽出用しきい値を超えていた場合には、当該会員を対象外とするステップC5を実行した後にリターンする。尚、対象者抽出用しきい値を0%に設定しておけば、全ての会員をメッセージ送信対象者として抽出できることになる。
図5には前記メッセージ送信処理ルーチンA4の内容が示されている。即ち、この処理ルーチンA4では、メッセージ送信対象者となった会員(来店頻度比率が70%以下の会員)の貢献度ランクを抽出し、その貢献度ランクに対応したメッセージタイプを確認する(ステップD1)。
ここで、管理装置5には、図12(a)及び(b)に示すような「メッセージタイプ」設定用のダイアログボックス及び「メッセージ」作成用のダイアログボックスがメッセージ決定用画面として表示されるものであり、「メッセージタイプ」設定用のダイアログボックスでは、10段階の貢献度ランクのそれぞれに対してメッセージタイプを個別に設定できる構成となっている。本実施例では、貢献度ランク「10」、「9」のメッセージ送信対象者(優良会員)に対してメッセージタイプ「1」を設定し、貢献度ランク「8」、「7」のメッセージ送信対象者(優良予備会員)に対してメッセージタイプ「2」を設定し、他の貢献度ランクのメッセージ送信対象者については、メッセージの送信を行わないことを示すメッセージタイプ「0」を設定した例が示されている。
また、「メッセージ」作成用のダイアログボックスでは、メッセージタイプに応じたメッセージを任意に入力できる構成となっており、本実施例では、メッセージタイプ「1」として、次回来店時に豪華なプレゼントがある旨のメッセージを入力した例が示され、メッセージタイプ「2」として、次回来店時に飲み物の無料サービスがある旨のメッセージを入力した例が示されている。
次いで、上述のように確認したメッセージタイプが「0」以外であるか否かを判断し(ステップD2)、メッセージタイプが「0」であった場合にはそのままリターンするが、「0」以外であった場合には、そのメッセージタイプに対応したメッセージをメール送信対象者(来店頻度比率が70%以下であった優良会員または優良予備会員)に対し電子メールにて送信するステップD3を実行した後にリターンする。尚、電子メールアドレスを持たない会員に対しては、対応するメッセージを例えばダイレクトメールにより送信することになる。
上記した管理装置5による顧客管理機能について、複数の会員に係るサンプルデータを用いて説明すると以下のようになる。即ち、図13(a)のサンプルデータ1には、4人の会員について、1月から8月までの各月(単位期間)毎の来店日数及び貢献度ランクの一例が示され、図13(b)のサンプルデータ2には、当該4人の会員について、1月から8月までの各月毎の来店日数、先月及び先々月の平均来店日数(但し2月分のデータについては先月の来店日数)、来店頻度比率((当月の来店日数/先月及び先々月の平均来店日数)×100 [%])の一例が示されている。尚、サンプルデータ1中において、来店日数を示す数値にアンダーライン施された月は、会員の来店頻度比率が70%以下になっていることを表している。
例えば、Wさんの場合、2月〜4月の来店頻度比率が70%を超えた状態で推移しているのに対して、5月の来店頻度比率が63%に低下している。このWさんは、前月(4月の)段階で貢献度ランクが9の優良会員であるため、メッセージ送信対象者として抽出されることになり、遊技場への来店を促す優良会員向けのメッセージ(次回来店時に豪華なプレゼントがある旨のメッセージ)が送信されることになる。この送信後には、Wさんの来店頻度比率が向上しており、このような場合にはメッセージ送信の効果があった旨の推定ができる。
Xさんの場合、来店頻度比率が70%以下となる月がないため、遊技場の来店を促すメッセージの送信は行われない。
Yさんの場合、4月の段階で来店頻度比率が70%以下に低下しているが、Yさんは前月までの段階で優良会員及び優良予備会員の何れでもないため、Wさんに対するようなメッセージの送信は行われない。尚、Yさんは、5月以降も来店頻度比率が70%以下に低下したままであるが、その貢献度ランクが低いため遊技場の収益に対する影響はほとんどないと言える。
Zさんの場合、3月の来店頻度比率が50%に低下している。このZさんは、前月(4月)の段階で貢献度ランクが7の優良予備会員であるため、メッセージ送信対象者として抽出されることになり、遊技場への来店を促す優良予備会員向けのメッセージ(次回来店時に飲み物の無料サービスがある旨のメッセージ)が送信されることになる。この送信後には、Zさんの来店頻度比率が向上しており、メッセージ送信の効果があった旨の推定ができる。尚、Zさんは、その後の6月にも来店頻度比率が50%に低下しており、この場合にも前月の段階で貢献度ランクが7の優良予備会員であるため、上述同様のメッセージ送信が行われることになる。
以上要するに、本実施例の構成によれば、会員ついての遊技実績データを各会員別に区分して集計管理するために設けられた管理装置5は、その遊技実績データ中の特定データ(アウト玉数、投資金額、収支金額)に基づいて、遊技場収益に対する会員毎の貢献度を示す貢献度偏差値を算出すると共に、各会員を当該貢献度偏差値に応じた10段階の貢献度ランクに区分する。また、管理装置5は、会員カードに記録された会員IDを利用して各会員の所定期間(1ヶ月)毎の来店頻度比率を定期的に算出すると共に、算出した各期間毎の来店頻度の減少度合いが予め設定された対象者抽出用しきい値以下となった会員をメッセージ送信対象者(注目会員)として抽出するようになる。さらに、管理装置5は、このように抽出したメッセージ送信対象者となった会員のうち、前記貢献度ランクが高い会員に対して、その来店時に貢献度ランクに応じたサービスを提供する旨のメッセージを送信するようになる。
つまり、常時において、遊技場収益に対する貢献度が会員毎に管理され、その会員の来店頻度の減少度合いが大きくなった場合には、当該会員に対してその貢献度に応じたサービスが提供されるようになる。従って、遊技場に対する貢献度が高く且つ最近来店していない会員、つまり遊技場側が常連客として引き止めておきたい会員に対して集中的にサービスを提供できるようになるから、そのサービスのためのコスト投下が無駄になる可能性が低くなり、結果的に、集客のために顧客に提供するサービスの費用対効果を向上させることが可能になる。また、遊技場にとって常連客として確保しておきたい会員に対して、その来店を促すメッセージが自動的に発信されることになるから、当該会員が来店する可能性を、無駄なコスト掛けることなく高め得るようになり、結果的に遊技場の営業戦略に十分役立て得るようになる。
尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
会員の来店を促すための手段として、プレゼントの贈呈や飲み物の無料サービスの例を挙げたが、再プレイ手数料の減額、来店ポイントの増額など、会員の来店意欲を増す手段を採用しても良く、またイベント開催の案内などであっても良いものである。各会員についての収益貢献度の算出に、偏差値を利用する構成としたが、必ずしも偏差値を利用する必要はなく、他の手段でも算出可能である。
本発明の一実施例を示すシステム全体の構成図 管理装置による制御内容を示すフローチャートその1 管理装置による制御内容を示すフローチャートその2 管理装置による制御内容を示すフローチャートその3 管理装置による制御内容を示すフローチャートその4 会員属性情報及び会員遊技情報の各一例を示す図 会員来店情報の一例を示す図 当日遊技実績情報及び累積遊技実績情報の各一例を示す図 条件設定画面の例を示す図 貢献度ランク情報の一例を示す図 ランク別帳票データの一例を示す図 メッセージ決定用画面の例を示す図 作用説明用のサンプルデータを示す図
符号の説明
1はパチンコ遊技機、2はCRユニット、3は台毎端末、5は管理装置(貢献度算出手段、抽出手段、情報発信手段)を示す。


Claims (2)

  1. 遊技場側に会員登録された顧客についての遊技実績情報を、所定の会員識別情報の利用により各会員別に区分して集計管理する機能を備えた遊技場用顧客管理システムにおいて、
    前記遊技実績情報中の特定データに基づいて遊技場収益に対する会員毎の貢献度を算出する貢献度算出手段と、
    前記会員識別情報を利用して各会員の所定期間での来店頻度を定期的に算出し、算出した各期間毎の来店頻度の減少度合いが予め設定されたしきい値以下となった会員を注目会員として抽出する抽出手段とを備え、
    この抽出手段により抽出された注目会員に対して、前記貢献度算出手段により算出された当該注目会員についての貢献度に応じたサービスを提供するように構成したことを特徴とする遊技場用顧客管理システム。
  2. 前記抽出手段により抽出された注目会員のうち前記貢献度算出手段により算出された貢献度が所定レベル以上ある注目会員を抽出すると共に、抽出された会員に対して遊技場への来店を促す情報を発信する情報発信手段を備えたことを特徴する請求項1記載の遊技場用顧客管理システム。

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