JP2005252572A - ポリフェーズフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】抵抗および容量を接続する配線の長さの違いによる出力端から得られる4つの出力信号間の位相差および振幅のばらつきが小さいポリフェーズフィルタを得る。
【解決手段】抵抗と容量とを直列接続した8組の直列回路を順次接続して、出力端から互いに90°位相差を有し等振幅の信号へ分配して出力するブリッジ回路を構成し、各直列回路の抵抗と容量との接続点をそれぞれ第1から第8の入力端30a〜30hとし、8組の直列回路同士の接続点を第1から第8の出力端40a〜40hとし、隣り合う第1と第2の入力端および第5と第6の入力端を共通接続して第1と第3の入力端子31a,31cと正相の高周波差動信号を供給し、隣り合う第3と第4の入力端および第7と第8の入力端を共通接続して第2と第4の入力端子31b,31dとし逆相の高周波差動信号を供給し、第1から第8の出力端から出力信号を取り出す。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えばアナログ移相器に適用されるポリフェーズフィルタに関するものである。
従来、ポリフェーズフィルタを用いたアナログ移相器が知られている(例えば、非特許文献1参照)。ポリフェーズフィルタは、2つの差動入力端子から入力された高周波差動信号を、位相差90°で、かつ等振幅な高周波信号へ4分配し、4つの出力端子から出力する。ポリフェーズフィルタから出力される4分配された高周波信号は、さらに、同相で2分配され、4つの直交する高周波差動信号が生成され、それぞれの差動可変利得増幅器に入力される。直交した4つの差動信号は、4つの差動可変利得増幅器において、それぞれ独立かつ任意に振幅制御され、その後、同相合成されることにより、2つの出力端子から任意に位相制御された差動出力信号として取り出される。
ここで、前記ポリフェーズフィルタは、抵抗と容量とを直列接続した4組の直列回路を順次接続して、直列回路における抵抗と容量の接続点を入力端として隣接する第1の入力端と第2の入力端を共通接続すると共に隣接する第3の入力端と第4の入力端を共通接続して2つの入力端とし、4組の直列回路同士の接続点を4つの出力端とし、2つの入力端から入力された信号を4つの出力端から互いに90°位相差を有し等振幅の信号へ分配して出力するブリッジ回路を構成している。4組の直列回路を構成する4つの抵抗の抵抗値はすべて等しく、また、4つの容量の容量値もすべて等しい。
2つの入力端子から入力された高周波差動信号は、
Figure 2005252572
ここで、Rは抵抗の抵抗値、Cは容量の容量値、
を満たす周波数において、4つの出力端子から位相差90°で、かつ等振幅な4つの信号が出力される。
このポリフェーズフィルタは、半導体集積回路上に形成される場合、半導体基板上に形成される容量は、上地電極と下地電極の間に絶縁体を挟んだ平行平板コンデンサとして形成され、半導体基板上に順次第1から第4の容量と第1から第4の抵抗を交互に縦1列に配置し、前記各抵抗と隣り合う前記容量を配線で接続して形成される。
しかし、半導体基板上に順次抵抗と容量を交互に縦1列に配置して構成する場合、最初の第1の容量と最後の第4の抵抗を接続する配線の長さが、その他の第1から第3の抵抗および第2から第4の容量を接続している配線の長さより長くなり、第1の容量と第4の抵抗との間にインダクタが挿入されたようになり、回路の対称性が失われる。
このようなポリフェーズフィルタの4つの出力信号の位相差および振幅誤差の周波数特性を規格化周波数でシミュレーションすると、第1の容量と第4の抵抗との間にインダクタが挿入されない場合、第1の出力端子と第2の出力端子の位相差Aと第3の出力端子と第4の出力端子の位相差Cが重なり、一方、第2の出力端子と第3の出力端子の位相差Bと第4の出力端子と第1の出力端子の位相差Dが重なり、式(1)を満たす規格化周波数1.0において4つの出力信号の位相差にばらつきがなく、位相差が90°となる。
また、第1の出力端子の振幅を基準にしたときの振幅誤差の周波数特性をシミュレーションすると、第1から第4の出力端子の振幅誤差A〜Dがすべて振幅誤差0dBで重なり、4つの出力信号の振幅にばらつきがないことを得る。
しかしながら、上述したように、第1の容量と第4の抵抗との間にインダクタが挿入されたポリフェーズフィルタの4つの出力信号の位相差および振幅誤差の周波数特性をシミュレーションすると(インダクタとして0.1nHのシミュレーション結果)、式(1)を満たす規格化周波数1.0において4つの出力信号の位相差がばらつき、位相差が90°からずれることになる。
また、第1の出力端子の振幅を基準にしたときの振幅誤差の周波数特性から、式(1)を満たす規格化周波数1.0において4つの出力信号に振幅誤差があり、4つの出力信号の振幅がばらつくことになる。
従来のポリフェーズフィルタは、上述したようにして半導体基板上に形成される場合、第1の容量と第4の抵抗を接続する配線のみが長くなってしまい、第1から第4の出力端から取り出される4つの出力信号間の位相差がばらついてしまうという課題があった。
また、従来のポリフェーズフィルタは、上述したようにして半導体基板上に形成されるので、第1の容量と第4の抵抗を接続する配線のみが長くなってしまい、第1から第4の出力端から取り出される4つの出力信号間の振幅がばらついてしまうという課題があった。
さらに、従来のポリフェーズフィルタは、上述したようにして半導体基板上に形成される場合、第1の容量と第4の抵抗を接続する配線のみが長いため、適用周波数が高くなればなるほど、波長に対する配線の長さの影響が大きくなり、第1から第4の出力端から取り出される4つの出力信号間の位相差および振幅のばらつきが顕著になるという課題があった。
この発明は前記のような課題を解決するためになされたもので、抵抗および容量を接続する配線の長さの違いによる出力端から得られる4つの出力信号間の位相差および振幅のばらつきが小さいポリフェーズフィルタを得ることを目的とする。
この発明に係るポリフェーズフィルタは、抵抗と容量とを直列接続した4×n(nは2以上の整数)組の直列回路を順次接続して、入力端から入力された信号を出力端から互いに90°位相差を有し等振幅の信号へ分配して出力するブリッジ回路を構成したものである。
また、他の発明に係るポリフェーズフィルタは、抵抗と容量を直列接続した4組の直列回路を順次接続して、入力端から入力された信号を出力端から互いに90°位相差を有し等振幅の信号へ分配して出力するブリッジ回路を構成したポリフェーズフィルタにおいて、前記4組の直列回路の容量を四角形の頂点を形成するように配置し、前記4組の直列回路の抵抗を前記四角形の辺を形成するように前記容量の間に配置し、前記抵抗および前記容量をすべて等しい長さの配線で接続し、前記直列回路における抵抗と容量の接続点を入力端とし、前記4組の直列回路同士の接続点を出力端とし、順次接続される直列回路の入力端における第1と第3の入力端に第1の入力信号が供給され、順次接続される直列回路の入力端における第2と第4の入力端に第2の入力信号が供給され、前記第1ないし第4の出力端から出力信号を取り出すことを特徴とする。
この発明によれば、抵抗および容量を接続する配線の長さの違いによる出力端から得られる4つの出力信号間の位相差および振幅のばらつきを小さなものとすることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るポリフェーズフィルタの構成を示す回路図である。図1に示す実施の形態1に係るポリフェーズフィルタは、抵抗と容量とを直列接続した8組の直列回路を順次接続して、入力端から入力された信号を出力端から互いに90°位相差を有し等振幅の信号へ分配して出力するブリッジ回路を構成したものである。
このポリフェーズフィルタは、抵抗101aと容量201aとの接続点、抵抗101bと容量201bとの接続点、抵抗101cと容量201cとの接続点、抵抗101dと容量201dとの接続点、抵抗101eと容量201eとの接続点、抵抗101fと容量201fとの接続点、抵抗101gと容量201gとの接続点、抵抗101hと容量201hとの接続点をそれぞれ第1から第8の入力端30a、30b、30c、30d、30e、30f、30g、30hとし、8組の直列回路同士の接続点を第1から第8の出力端40a、40b、40c、40d、40e、40f、40g、40hとしている。
そして、順次接続される直列回路の入力端における隣り合う第1と第2の入力端30a,30b、および隣り合う第5と第6の入力端30e,30fを共通接続して第1と第3の入力端子31a,31cとし、この第1と第3の入力端子31a,31cに第1の入力信号として正相の高周波差動信号が供給され、順次接続される直列回路の入力端における隣り合う第3と第4の入力端30c,30d、および隣り合う第7と第8の入力端30g,30hを共通接続して第2と第4の入力端子31b,31dとし、この第2と第4の入力端子31b,31dに第2の入力信号として逆相の高周波差動信号が供給され、第1から第8の出力端40a、40b、40c、40d、40e、40f、40g、40hから出力信号を取り出すようになされている。
以下、図1に示すポリフェーズフィルタの動作について説明する。入力端子31a、31cから高周波差動信号の正相、入力端子31b、31dから高周波差動信号の逆相が入力されると、出力端子40aおよび40e、出力端子40bおよび40f、出力端子40cおよび40g、出力端子40dおよび40hから出力される信号は同相、すなわち、位相差が0°であり、出力端子40aおよび40eと出力端子40bおよび40f、出力端子40bおよび40fと出力端子40cおよび40g、出力端子40cおよび40gと出力端子40dおよび40h、出力端子40dおよび40hと出力端子40aおよび40eから出力される信号の位相差は90°であり、かつすべての出力端子40a〜40hから出力される信号の振幅はすべて等しい。なお、入力端子31a、31cから高周波差動信号の逆相、入力端子31b、31dから高周波差動信号の正相を入力しても同様に高周波差動出力信号が得られる。
図2は、図1のポリフェーズフィルタを半導体基板上に形成した時、第8の抵抗101hと第1の容量201aを接続する配線の長さが長くなった場合に、その配線をインダクタ301で表現し、挿入した図である。すなわち、半導体基板上に図1に示すポリフェーズフィルタの抵抗と容量を順次交互に縦1列に配置して構成する場合、最初の第1の容量201aと最後の第8の抵抗101hを接続する配線の長さが、その他の抵抗および容量を接続している配線の長さより長くなり、インダクタ301が挿入されたようになり、回路の対称性が失われる。
図3(A)〜(D)は、図2のポリフェーズフィルタにおいて、インダクタ301を0.1nHとしたときの8つの出力信号の位相差および振幅誤差の周波数特性のシミュレーション結果を示した図である。縦軸は位相差および振幅誤差、横軸は規格化周波数を示している。
図3(A)において、Cは第3の出力端子40cと第4の出力端子40dの位相差、Dは第4の出力端子40dと第5の出力端子40eの位相差、Eは第5の出力端子40eと第6の出力端子40fの位相差、Fは第6の出力端子40fと第3の出力端子40cの位相差を示している。
図3(B)において、Aは第1の出力端子40aと第2の出力端子40bの位相差、Bは第2の出力端子40bと第7の出力端子40gの位相差、Gは第7の出力端子40gと第8の出力端子40hの位相差、Hは第8の出力端子40hと第1の出力端子40aの位相差を示している。
図3(C)は、第3の出力端子40cの振幅を基準にしたときの振幅誤差の周波数特性を示しており、Cは第3の出力端子40cの振幅誤差、Dは第4の出力端子40dの振幅誤差、Eは第5の出力端子40eの振幅誤差、Fは第6の出力端子40fの振幅誤差を示している。
図3(D)は、第1の出力端子40aの振幅を基準にしたときの振幅誤差の周波数特性を示しており、Aは第1の出力端子40aの振幅誤差、Bは第2の出力端子40bの振幅誤差、Gは第7の出力端子40gの振幅誤差、Hは第8の出力端子40hの振幅誤差を示している。
図2のように第8の抵抗101hと第1の容量201aの間にインダクタンスが入った場合、図3から理解されるように、位相差及び振幅誤差の小さい組の第3から第6の出力端子40c〜40fから4つの信号を取り出すことにより、第1、2、7、8の出力端子から4つの信号を取り出すより、4つの信号間の位相差ばらつきおよび振幅誤差を抑えることができる。
図2では、第8の抵抗101hと第1の容量201aを接続する配線のみ長いことを仮定しているが、配線が長くなる箇所は第8の抵抗101hと第1の容量201aの間に限らない。
以上の説明では、出力端子40c、40d、40e、40fから4つの信号を取り出しているが、位相が等しい2つの出力端子40aと40e、出力端子40bと40f、出力端子40cと40g、出力端子40dと40hをそれぞれ同相合成し、信号を取り出しても良い。
また、実施の形態1は、ポリフェーズフィルタとして、抵抗と容量とを直列接続した直列回路を8組備える場合を示したが、4×n(nは2以上の整数)組の直列回路を順次接続して構成することができる。この場合、nが増大すると、通過損失が増大するが、出力信号間の位相差および振幅ばらつきが低減し、精度が高まる。
以上のように、実施の形態1によれば、ポリフェーズフィルタを構成する抵抗101a〜101hと容量201a〜201hを接続する配線長が1箇所長くなっても、4つの出力信号間の位相差のばらつきを小さくすることができるという効果が得られる。
また、実施の形態1によれば、ポリフェーズフィルタを構成する抵抗101a〜101hと容量201a〜201hを接続する配線長が1箇所長くなっても、4つの出力信号間の振幅のばらつきを小さくすることができるという効果が得られる。
さらに、実施の形態1によれば、ポリフェーズフィルタを構成する抵抗101a〜101hと容量201a〜201hを接続する配線長のばらつきによる出力信号間の位相差および振幅ばらつきを低減できるので、配線長の影響が顕著になる。さらに、高い周波数まで適用できる効果が得られる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るポリフェーズフィルタの構成を示す回路図である。図4に示す実施の形態2に係るポリフェーズフィルタは、図1に示すポリフェーズフィルタを複数(2つ)備え、前段のポリフェーズフィルタの出力端に対向して後段のポリフェーズフィルタの入力端を順次接続して、複数個(2個)縦続接続したものである。
すなわち、1段目のポリフェーズフィルタは図1に示すポリフェーズフィルタと同様であり、2段目のポリフェーズフィルタは、図1と同様な抵抗102a〜102hと容量202a〜202hとをそれぞれ直列接続した8組の直列回路を順次接続してブリッジ回路を構成し、1段目のポリフェーズフィルタの出力端に対向して2段目のポリフェーズフィルタの入力端を順次接続することで縦続接続し、入力端子31a〜31dから入力された信号を出力端40a〜40hから互いに90°位相差を有し等振幅の信号へ分配して出力するようにしている。
従って、実施の形態2によれば、1段ポリフェーズフィルタを2段ポリフェーズフィルタにしたものであるので、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、ポリフェーズフィルタを多段化することにより、広帯域な特性が得られ、広帯域化できる効果が得られる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3に係るポリフェーズフィルタの半導体基板上のレイアウトを示したものである。なお、図5に示すレイアウトは、図1に示す1段のポリフェーズフィルタに対応し、図1と同一部分は同一符号を付して示している。この図5に示すレイアウトでは、第1、第2、第5、第6の容量201a、201b、201e、201fを四角形の頂点を形成するように配置し、第2および第5の容量201b、201eの間に第3および第4の容量201c、201dを配置し、第6および第1の容量201f、201aの間に第7および第8の容量201g、201hを配置し、第1から第8の抵抗101a〜101hを第1から第8の容量201a〜201hの間に配置し、ポリフェーズフィルタを構成する抵抗101a〜101hおよび容量201a〜201hをすべて長さの等しい配線で接続している。
従って、実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の回路構成であるので、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、ポリフェーズフィルタを構成する抵抗101a〜101hおよび容量201a〜201hをすべて長さの等しい配線で接続しているので、8つの出力端子40a〜40hの位相差および振幅のばらつきを無くすことができる。
なお、図5に示すレイアウトでは、ポリフェーズフィルタを構成する8つの抵抗101a〜101hおよび容量201a〜201hのみを配置しているが、それぞれの抵抗101a〜101hおよび容量201a〜201hの周りにダミーの抵抗および容量を配置し、半導体プロセスにおける抵抗および容量の仕上がり精度を高めることもできる。
また、図5に示すレイアウトは、図1に示す1段のポリフェーズフィルタに対応するものであるが、2段以上のポリフェーズフィルタでも良い。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4に係るポリフェーズフィルタの半導体基板上のレイアウトを示したものである。なお、図6に示すレイアウトは、図1に示す1段のポリフェーズフィルタに対応し、図1と同一部分は同一符号を付して示している。この図6に示すレイアウトでは、第1、第3、第5、第7の容量201a、201c、201e、201gを四角形の頂点を形成するように配置し、前記第1および第3の容量201a、201cの間に前記第2の容量201bを配置し、前記第3および第5の容量201c、201eの間に前記第4の容量201dを配置し、前記第5および第7の容量201e、201gの間に前記第6の容量201fを配置し、前記第7および第1の容量201g、201aの間に前記第8の容量201hを配置し、第1から第8の抵抗101a〜101hを第1から第8の容量201a〜201hの間に配置し、ポリフェーズフィルタを構成する抵抗101a〜101hおよび容量201a〜201hをすべて長さの等しい配線で接続している。
従って、実施の形態4によれば、実施の形態1と同様の回路構成であるので、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、ポリフェーズフィルタを構成する抵抗101a〜101hおよび容量201a〜201hをすべて長さの等しい配線で接続しているので、8つの出力端子40a〜40hの位相差および振幅のばらつきを無くすことができる。
なお、図6に示すレイアウトでは、ポリフェーズフィルタを構成する8つの抵抗101a〜101hおよび容量201a〜201hのみを配置しているが、それぞれの抵抗101a〜101hおよび容量201a〜201hの周りにダミーの抵抗および容量を配置し、半導体プロセスにおける抵抗および容量の仕上がり精度を高めることもできる。
また、図6に示すレイアウトは、図1に示す1段のポリフェーズフィルタに対応するものであるが、2段以上のポリフェーズフィルタでも良い。
実施の形態5.
図7は、この発明の実施の形態5に係るポリフェーズフィルタの半導体基板上のレイアウトを示したものである。図7に示すポリフェーズフィルタは、図1において、抵抗101eと容量201eの直列回路を含み当該直列回路より下の構成を省いて4組の直列回路よりなるポリフェーズフィルタの半導体基板上のレイアウトを示している。
すなわち、抵抗と容量を直列接続した4組の直列回路を順次接続して、入力端から入力された信号を出力端から互いに90°位相差を有し等振幅の信号へ分配して出力するブリッジ回路を構成したポリフェーズフィルタにおいて、4組の直列回路の容量201a〜201dを四角形の頂点を形成するように配置し、4組の直列回路の抵抗101a〜101dを四角形の辺を形成するように容量の間に配置し、抵抗および容量をすべて等しい長さの配線で接続している。
そして、直列回路における抵抗と容量の接続点を入力端とし、4組の直列回路同士の接続点を出力端40a〜40dとし、順次接続される直列回路の入力端における第1と第3の入力端とを共通接続した第1の入力端子31aに第1の入力信号が供給され、順次接続される直列回路の入力端における第2と第4の入力端とを共通接続した第2の入力端子31bに第2の入力信号が供給され、第1ないし第4の出力端40a〜40dから出力信号を取り出すようにしている。
従って、実施の形態5によれば、ポリフェーズフィルタを構成する抵抗101a〜101dおよび容量201a〜201dをすべて長さの等しい配線で接続しているので、4つの出力端子40a〜40dの位相差および振幅のばらつきを無くすことができる。
まお、図7では、ポリフェーズフィルタを構成する4つの抵抗101a〜101dおよび容量201a〜201dのみを配置しているが、それぞれの抵抗101a〜101dおよび容量201a〜201dの周りにダミーの抵抗および容量を配置し、半導体プロセスにおける抵抗および容量の仕上がり精度を高めることもできる。
実施の形態6.
図8は、この発明の実施の形態6に係るポリフェーズフィルタの半導体基板上のレイアウトを示したものである。図8に示す実施の形態6に係るポリフェーズフィルタは、図7に示すポリフェーズフィルタを複数(2つ)備え、前段のポリフェーズフィルタの出力端に対向して後段のポリフェーズフィルタの入力端を順次接続して、複数個縦続接続したものである。
すなわち、1段目のポリフェーズフィルタは図7に示すポリフェーズフィルタと同様であり、2段目のポリフェーズフィルタは、図7と同様な抵抗102a〜102dと容量202a〜202dとをそれぞれ直列接続した4組の直列回路を順次接続してブリッジ回路を構成し、1段目のポリフェーズフィルタの出力端に対向して2段目のポリフェーズフィルタの入力端を順次接続することで縦続接続し、入力端子31a,31bから入力された信号を出力端40a〜40dから互いに90°位相差を有し等振幅の信号へ分配して出力するようにしている。
従って、実施の形態6によれば、1段ポリフェーズフィルタを2段ポリフェーズフィルタにしたものであるので、実施の形態5と同様の効果が得られる。
なお、図8では、各段のポリフェーズフィルタを構成する4つの抵抗101a〜101dおよび102a〜102dおよび容量201a〜201dおよび202a〜202dのみを配置しているが、それぞれの抵抗101a〜101dおよび102a〜102dおよび容量201a〜201dおよび202a〜202dの周りにダミーの抵抗および容量を配置し、半導体プロセスにおける抵抗および容量の仕上がり精度を高めることもできる。
また、図8では2段のポリフェーズフィルタであるが、2段以上のポリフェーズフィルタでも良い。また、ポリフェーズフィルタを多段化することにより、広帯域な特性が得られ、広帯域化できる効果が得られる。
この発明の実施の形態1に係るポリフェーズフィルタの構成を示す回路図である。 図1のポリフェーズフィルタを半導体基板上に形成した場合に、第8の抵抗101hと第1の容量201aを接続する配線の長さが長くなることによるインダクタを挿入した例を示す図である。 図2のポリフェーズフィルタにおいて、インダクタ301を0.1nHとしたときの8つの出力信号の位相差および振幅誤差の周波数特性のシミュレーション結果を示した図である。 この発明の実施の形態2に係るポリフェーズフィルタの構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態3に係るポリフェーズフィルタの半導体基板上のレイアウトを示した図である。 この発明の実施の形態4に係るポリフェーズフィルタの半導体基板上のレイアウトを示した図である。 この発明の実施の形態5に係るポリフェーズフィルタの半導体基板上のレイアウトを示した図である。 この発明の実施の形態6に係るポリフェーズフィルタの半導体基板上のレイアウトを示した図である。
符号の説明
101a〜101h、102a〜102h 第1から第8の抵抗、201a〜201h、202a〜202h 第1から第8の容量、30a〜30h 第1から第8の入力端、31a〜31d 第1から第4の入力端子、40a〜40h 第1から第8の出力端子、301 インダクタ。

Claims (9)

  1. 抵抗と容量とを直列接続した4×n(nは2以上の整数)組の直列回路を順次接続して、入力端から入力された信号を出力端から互いに90°位相差を有し等振幅の信号へ分配して出力するブリッジ回路を構成したポリフェーズフィルタ。
  2. 請求項1に記載のポリフェーズフィルタにおいて、
    前記ブリッジ回路は、抵抗と容量とを直列接続した8組の直列回路により構成した
    ことを特徴とするポリフェーズフィルタ。
  3. 請求項2に記載のポリフェーズフィルタにおいて、
    前記直列回路における抵抗と容量との接続点を入力端とし、前記8組の直列回路同士の接続点を出力端とし、
    順次接続される直列回路の入力端における隣り合う第1と第2の入力端、および隣り合う第5と第6の入力端に第1の入力信号が供給され、
    順次接続される直列回路の入力端における隣り合う第3と第4の入力端、および隣り合う第7と第8の入力端に第2の入力信号が供給され、
    前記第1ないし第8の出力端から出力信号を取り出す
    ことを特徴とするポリフェーズフィルタ。
  4. 請求項3に記載のポリフェーズフィルタにおいて、
    前記出力端のうち、位相差及び振幅誤差の小さい組の出力端を選択して出力する
    ことを特徴とするポリフェーズフィルタ。
  5. 請求項3に記載のポリフェーズフィルタを複数備え、前段のポリフェーズフィルタの出力端に対向して後段のポリフェーズフィルタの入力端を順次接続して、複数個縦続接続した
    ことを特徴とするポリフェーズフィルタ。
  6. 請求項3に記載のポリフェーズフィルタにおいて、
    順次接続される直列回路の第1、第2、第5、第6の容量を四角形の頂点を形成するように配置し、第2と第5の容量の間に第3と第4の容量を配置し、第6と第1の容量の間に第7と第8の容量を配置し、順次接続される直列回路の第1から第8の抵抗を第1から第8の容量の間に配置し、前記抵抗と前記容量をすべて等しい長さの配線で接続した
    ことを特徴とするポリフェーズフィルタ。
  7. 請求項3に記載のポリフェーズフィルタにおいて、
    順次接続される直列回路の第1、第3、第5、第7の容量を四角形の頂点を形成するように配置し、第1と第3の容量の間に第2の容量を配置し、第3と第5の容量の間に第4の容量を配置し、第5と第7の容量の間に第6の容量を配置し、第7と第1の容量の間に第8の容量を配置し、順次接続される直列回路の第1から第8の抵抗を第1から第8の容量の間に配置し、前記抵抗と前記容量をすべて等しい長さの配線で接続した
    ことを特徴とするポリフェーズフィルタ。
  8. 抵抗と容量を直列接続した4組の直列回路を順次接続して、入力端から入力された信号を出力端から互いに90°位相差を有し等振幅の信号へ分配して出力するブリッジ回路を構成したポリフェーズフィルタにおいて、
    前記4組の直列回路の容量を四角形の頂点を形成するように配置し、前記4組の直列回路の抵抗を前記四角形の辺を形成するように前記容量の間に配置し、前記抵抗および前記容量をすべて等しい長さの配線で接続し、
    前記直列回路における抵抗と容量の接続点を入力端とし、前記4組の直列回路同士の接続点を出力端とし、
    順次接続される直列回路の入力端における第1と第3の入力端に第1の入力信号が供給され、
    順次接続される直列回路の入力端における第2と第4の入力端に第2の入力信号が供給され、
    前記第1ないし第4の出力端から出力信号を取り出す
    ことを特徴とするポリフェーズフィルタ。
  9. 請求項8に記載のポリフェーズフィルタを複数備え、前段のポリフェーズフィルタの出力端に対向して後段のポリフェーズフィルタの入力端を順次接続して、複数個縦続接続した
    ことを特徴とするポリフェーズフィルタ。
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