JP2005252435A - ストリーム制御方法とその方法を利用可能なパケット伝送装置 - Google Patents

ストリーム制御方法とその方法を利用可能なパケット伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 アクティブネットワークのノードに送信側と受信側の両方からプログラムがアップロードされ、双方のプログラムによる品質要求に矛盾が生じることがある。
【解決手段】 プログラム抽出部48は、サーバ10から受信されたプログラムタグ付きストリームデータ100に含まれるプログラム60と、端末22から受信されたプログラム62とをプログラム蓄積部50に格納する。制御部52は、双方のプログラム60、62による品質要求に不整合があるかどうか調べ、不整合がある場合、優先基準データベース54に格納された優先基準56を参照して、どちらのプログラムを優先適用するかを決める。制御部52は、優先適用することを決めたプログラムをプログラム蓄積部50から読み出して、パケット処理部46に組み込む。パケット処理部46は、組み込まれたプログラムによってサーバ10から送信されたストリームを制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ストリーム制御技術に関し、特にストリームに特定の処理を施すプログラムを用いてストリームを制御するストリーム制御方法とその方法を利用可能なパケット伝送装置に関する。
ブロードバンドのネットワークが一般ユーザに普及し、画像や音声を利用したピア・ツウ・ピアによるリアルタイム通信や、映像を用いたストリーミング配信などネットワーク資源を多用するサービスの利用が盛んになっている。それに伴い、ユーザのネットワークサービスの品質に対する意識が高まり、品質の劣化にはユーザはたいへん敏感になってきており、ベストエフォート型のサービスを提供してきたインターネットにも、QoS(Quality of Service)の保証が強く求められている。また、ネットワークの利用形態として、携帯電話やモバイル端末を利用した無線による通信サービスも普及しており、端末の通信形態に合わせて柔軟にサービスを提供することも必要である。このような状況にあって、ルータ、スイッチ、無線アクセスポイントなどのネットワークノードには、ネットワーク層における単純なパケットの転送処理だけでなく、アプリケーション層までを考慮したある種のインテリジェンスが求められるようになっている。
ネットワークに接続する端末はユーザのニーズや新しいネットワーク技術に合わせてモデルチェンジすることが容易であり、機種変更のサイクルが短くなってきているのに対して、ルータやスイッチなどの場合、接続性の保証や旧機種との互換性が要求されるため、仕様の変更には標準化を待たねばならず、新技術に対応するには時間がかかる。これでは、多様化するネットワークサービスの要求に即座に対応することは難しい。そこで、ネットワークの機能の柔軟な変更を可能にする技術として、ネットワークノードにプログラムを投入することにより、ネットワークの動作を自由に制御することのできるアクティブネットワークの概念が提唱されている(たとえば、非特許文献1参照)。アクティブネットワークの仕組みを採用することによって、標準化に時間とコストを費やすことなく早期に新サービス機能をネットワークシステムに導入することができるようになるため、学会のみならず、産業界でもアクティブネットワークに対する期待が高まっている。
山本幹、「アクティブネットワークの技術動向」、電子情報通信学会論文誌B、2001年8月、Vol.J84−B、No.8、p.1401−1412
アクティブネットワークを実現するために、端末に送信されるストリームデータに対して特定の処理を行うプログラムがネットワークノードに送信され、ネットワークノードに投入される。このような特定のプログラムが投入されたネットワークノードをアクティブノードという。アクティブノードにプログラムを投入するには、あらかじめノードに必要なプログラムをアップロードしておく方法と、サーバから端末に送信されるパケットの一部にプログラムを付加してノードに提供する方法とがある。また、端末側からアクティブノードにプログラムをアップロードすることもある。
音声、ビデオなどの連続メディアデータ伝送において、サービス品質を維持するためには、端末側のネットワークの帯域や端末の処理性能に応じて、その端末に適した品質のメディアデータを送信することが必要である。そこで、ネットワークの中継ノードにおいて、解像度や圧縮率を変えるなどによりストリームを変換するトランスコーディングが行われることが多い。アクティブノードに提供されるプログラムの一例は、このようなトランスコーディングを行うものである。
アクティブノードに対して、サーバと端末の双方からプログラムが提供された場合、アクティブノードではいずれかのプログラムを選択して実行することになるが、双方のプログラムによる品質要求が互いに矛盾する内容をもっていた場合、どちらのプログラムを優先適用するのがよいか、適切な判断が必要になる。特に、コンテンツの作者の意思を無視する形でコンテンツが変換されたり、品質が変更されるなどして、端末にコンテンツが提供されることは好ましくない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたもので、その目的は、ストリーム伝送における送信側の品質要求と受信側の品質要求の不整合を解消することのできるストリーム制御技術を提供することにある。
本発明のある態様はパケット伝送装置に関する。この装置は、ストリームの送信ノードと受信ノードの双方から前記ストリームに対して特定の処理を施すプログラムの提供を受けて蓄積する蓄積部と、前記送信ノードから提供されたプログラムによる品質要求と、前記受信ノードから提供されたプログラムによる品質要求との間に不整合がある場合、所定の優先基準にもとづいて、どちらのプログラムを優先適用するかを決定する制御部と、優先適用することが決定されたプログラムにもとづいて前記ストリームを制御する処理部とを含む。
「パケット伝送装置」は、通信ノードとして機能するサーバ、ルータ、スイッチ、アクセスポイント、端末などのいずれであってもよい。通信ノードには、ストリーム伝送における送信ノード、中継ノード、および受信ノードが含まれる。
送信ノード側の品質要求と受信ノード側の品質要求の間に不整合がある場合とは、たとえば、どちらか一方の品質要求を満たすと、他方の品質要求が満たされなくなる関係にある場合などである。
前記制御部は、前記不整合があるため、前記ストリームに前記受信ノードから提供されたプログラムを適用できない場合、前記受信ノードにその旨を通知してもよく、あるいは前記受信ノードに確認を求めてもよい。
前記制御部は、前記不整合があるため、前記ストリームに前記受信ノードから提供されたプログラムを適用できない場合、前記受信ノードと同一ネットワークセグメントにある他のノードに前記ストリームを転送してもよい。この場合、同一ネットワークセグメントにある他のノードは、前記受信ノードよりも処理性能が高いものであってもよい。
前記制御部は、前記ストリームに著作権上の品質要求がある場合に、前記受信ノードの品質要求よりも著作権上の品質要求を優先させてもよい。著作権上の品質要求には、コンテンツの提供にあたり、コンテンツの同一性が保持され、品質の変更を受けないで提供されることを条件とするなどの内容である。
本発明の別の態様はストリーム制御プログラムに関する。このストリーム制御プログラムは、ストリームの送信ノードと受信ノードの双方から前記ストリームに対して特定の処理を施すプログラムを受信するステップと、前記送信ノードから提供されたプログラムによる品質要求と、前記受信ノードから提供されたプログラムによる品質要求との間に不整合がある場合、所定の優先基準にもとづいて、どちらのプログラムを優先適用するかを決定するステップと、優先適用することが決定されたプログラムにもとづいて前記ストリームを制御するステップとを含む。
本発明の別の態様はストリーム制御方法に関する。この方法は、ストリームの送信ノードと受信ノードの双方から前記ストリームに対して特定の処理を施すプログラムの提供を受け、前記送信ノードから提供されたプログラムによる品質要求と、前記受信ノードから提供されたプログラムによる品質要求との間に不整合がある場合に、所定の優先基準にもとづいて、いずれかのプログラムを優先適用して、前記ストリームの制御に用いる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、送信側と受信側の双方のストリーム伝送の品質要求に応じて適切なストリーム制御を行うことができる。
図1は、実施の形態に係るアクティブネットワークの構成図である。ルータ12a〜12cで構成されるインターネット14にサーバ10a、10bが接続されている。アクセスポイント20は、インターネット14に接続する無線通信のアクセスポイントである。第1端末22a、第2端末22bは、アクセスポイント20に無線により接続する。無線通信には、IEEE802.11等の無線LAN技術が用いられる。
サーバ10a、10bは、音声やビデオなどのコンテンツのストリームを第1端末22a、第2端末22bに提供する。第1端末22a、第2端末22bは、たとえば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Data Assistant)などの携帯電子機器、データ通信機能をもつ携帯電話などである。尚、本構成図では、ストリームの送信側をストリームデータのサーバとしているが、送信側は、ビデオカメラ等のリアルタイムメディア発生装置でも構わない。
アクセスポイント20は、本発明のパケット伝送装置の一例であり、本実施の形態では、アクセスポイント20が、アクティブノードとして動作し、標準的なパケット伝送処理を実行するとともに、アクティブノード用のプログラムによりストリーム制御を行う。
第1端末22aは、サーバ10aから送信されるコンテンツのストリーム65を受信する。ストリーム65は、通信経路24で示すように、インターネット14のルータ12a、12cを経由して、アクセスポイント20に到達し、アクセスポイント20において第1端末22a向けに適宜トランスコーディングされた上で、無線通信により第1端末22aに提供される。
サーバ10aは、コンテンツの送信にあたって、アクティブノード用のプログラム60をアクセスポイント20に提供する(符号28)。一方、第1端末22aも、コンテンツの受信にあたって、アクティブノード用のプログラム62をアクセスポイント20に提供する(符号30)。
アクセスポイント20は、サーバ10aから提供されたプログラム60による品質要求と、第1端末22aから提供されたプログラム62による品質要求との間の整合性をチェックし、要求品質や処理内容に相互に矛盾がないか調べる。矛盾がなければ、アクセスポイント20は、いずれかのプログラムを選択して実行すればよいが、矛盾がある場合は、どちらのプログラムを優先するかを所定の優先基準で判断し、実行するプログラムを決定する。
双方のプログラムの品質要求に不整合があって、第1端末22aにコンテンツを提供できない場合、アクセスポイント20は、無線リンク26に切り替えて第2端末22bにストリームを転送することができる。第2端末22bは、第1端末22aと同じ無線LAN上にあって、アクセスポイント20に接続している別の端末である。
以下、サーバ10a、10bを総称してサーバ10と呼び、第1端末22a、第2端末22bを総称して端末22と呼ぶ。
図2は、アクセスポイント20の構成図である。これらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたストリーム制御機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
受信部40は、サーバ10からプログラムタグ付きストリームデータ100を受信し、データバッファ42に格納する。このプログラムタグ付きストリームデータ100には、プログラム60とストリームデータ61が含まれる。また、受信部40は、端末22からプログラム62を受信し、データバッファ42に格納する。
パケット処理部46は、データバッファ42にプログラムタグ付きストリームデータ100が受信された場合、プログラムタグ付きストリームデータ100に含まれるストリームデータ61を読み出し、プロトコル処理するとともに、組み込まれた各種プログラムによりストリームデータ61を制御し、データバッファ42に書き込む。
プログラム抽出部48は、データバッファ42にプログラムタグ付きストリームデータ100が受信された場合、プログラムタグ付きストリームデータ100に含まれるプログラム60を抽出する。また、プログラム抽出部48は、データバッファ42にプログラム62が受信された場合、プログラム62をそのまま読み出す。これらのプログラム60、62は、たとえば、端末22の処理性能や通信状態に適した符号化方式や符号化レートに切り替えて、ストリームを符号化する処理を行うものである。
プログラム抽出部48は、プログラム60、62をそれぞれプログラム蓄積部50に格納するとともに、プログラム60、62に付属しているそれぞれの優先度情報を制御部52に与える。
制御部52は、サーバ10から送信されたプログラム60(以下、単に送信側のプログラムAと呼ぶ)、および端末22から送信されたプログラム62(以下、単に受信側のプログラムBと呼ぶ)のそれぞれの優先度情報をもとに、双方のプログラムによる品質要求に不整合があるかどうか調べ、不整合がある場合、優先基準データベース54に格納された優先基準56を参照して、どちらのプログラムを優先適用するかを決める。
たとえば、送信側のプログラムAは、一定の帯域の確保を受信側に要求するものであり、受信側のプログラムBは、携帯電話に適応した狭帯域に対応するため低品質の画像に変換して送信するものである場合、これら2つのプログラムA、Bの品質要求は互いに矛盾する。この品質要求の矛盾を解消するため、たとえば、送信側の品質要求が著作権上の要請から生じたものである場合には、送信側の品質要求を優先し、そうでない場合には、基本的には受信側の要求に合わせるといった優先基準のもとで、送信側のプログラムAと受信側のプログラムBのいずれか一方を選択する。
たとえば、受信側のプログラムBを優先適用する場合、端末22は低品質ではあるがコンテンツを受信することが可能である。また、送信側のプログラムAを優先適用する場合、制御部52は、端末22には、ストリームの受信ができない旨を通知する。制御部52は、送信側の品質要求に応じることのできる他の端末にストリームを転送することもできる。
制御部52は、優先適用することを決めたプログラムをプログラム蓄積部50から読み出して、パケット処理部46に組み込む。パケット処理部46は、組み込まれたプログラムによってストリームを制御し、データバッファ42に書き出す。送信部44は、データバッファ42からストリームデータ61を読み出して、端末22に送信する。
図3(a)、(b)は、プログラムタグ付きストリームデータ100のデータ構造を説明する図である。図3(a)に示すように、プログラムタグ付きストリームデータ100は、ストリームデータ106にプログラムタグ105が付加されたデータ構造をもち、プログラムタグ105には、プログラム102と優先度情報104が含まれる。
図3(b)に示すように、プログラムタグ105には、プログラム102の代わりにプログラム102を特定するためのプログラム番号103が含まれてもよい。サーバ10が、ストリーム送信に先立ち、アクセスポイント20にあらかじめプログラム102をアップロードしておけば、ストリーム送信の際にプログラム番号103を指定するだけで、アクセスポイント20のプログラム蓄積部50に格納されたプログラム102の実行を要求することができる。
なお、端末22がアクセスポイント20にプログラムをアップロードする場合は、ストリームデータ106は送信されないので、プログラム102もしくはプログラム番号103と優先度情報104を含むプログラムタグ105だけがアクセスポイント20に送信されることになる。
サーバ10から指定される優先度情報104は、一般に、一定の品質または高画質を要求するものであり、一例として、次のようなものがある。
(1)著作権上の要求
コンテンツの作者が作品の品質が変更されることを了解しない場合、解像度を落としたり、フレームを落とすなど品質を劣化させる変更を許可しない。
(2)サービスの料金体系による要求
動画や音声の品質により料金が異なる場合、品質を劣化させる変更を許可しない。
(3)コンテンツの性質による要求
ハイビジョン映像のように高画質でないと意味がないコンテンツの場合、品質を劣化させる変更を許可しない。また小さい文字情報のある映像の場合も同様である。
端末22から指定される優先度情報104は、一般に、端末22側のネットワーク環境や端末22の処理性能に合わせて、通信の効率化や動画の再生品質の安定性を要求するものであり、一例として、次のようなものがある。
(1)ディスプレイの画素数が小さいため、解像度を落とすことを要求する。
(2)CPU性能に限界があるため、処理負荷の少ないデータを要求する。
(3)無線伝送の帯域が狭いため、トラフィック量の少ないデータを要求する。
このように、サーバ10側の品質要求と端末22側の品質要求は互いに矛盾するものであることが多く、両方の要求を同時に満たすことはできない。そこで、制御部52は、優先基準データベース54に格納された優先基準56にもとづいて、どちらの品質要求を優先してプログラムを適用するかを決定する。
優先基準56には、一例として、次のようなものがある。
(1)著作権上の要求は、受信側のすべての要求に優先する。
(2)品質要求のレベルが送信側と受信側で同じである場合は、受信側から提供されたプログラムを優先適用する。
(3)送信側と受信側で品質要求に矛盾がある場合、受信側に確認メッセージを通知する。たとえば、コンテンツの品質により料金が異なることを受信側に通知して、品質を落としてもよいかどうかをユーザに確認し、確認がとれた場合にトランスコーディングを行う。
図4は、以上の構成のアクセスポイント20によるストリーム制御手順を説明するフローチャートである。
受信部40は、ストリームの受信側の端末22からプログラムを受信する(S10)。受信側のプログラムはプログラム蓄積部50に格納される。さらに、受信部40は、ストリームの送信側のサーバ10からプログラムとストリームデータを受信する(S12)。送信側のプログラムはプログラム蓄積部50に格納される。
制御部52は、プログラム蓄積部50に格納された受信側、送信側の双方のプログラムによる品質要求の整合性を調べる(S14)。双方のプログラムの品質要求に矛盾がなければ(S14のN)、いずれかのプログラム、たとえば受信側のプログラムを選択し、パケット処理部46は、その選択されたプログラムによりストリームデータを制御する(S22)。
双方のプログラムの品質要求に矛盾がある場合(S14のY)、制御部52は、送信側の品質要求通りにストリームデータを転送することのできる他の端末があるかどうかを調べる(S16)。もし、送信側の品質要求に合った他の端末がアクセスポイント20の無線通信範囲にあれば(S16のY)、制御部52は、その端末にストリームデータを転送するための設定を行う(S24)。この転送設定は、ストリームデータのパケットの宛先アドレスを変更することで行われる。転送設定が終わると、ステップS22に進み、この場合は、送信側のプログラムが選択されて、ストリームデータが制御される。
送信側の品質要求に合った他の端末がない場合(S16のN)、制御部52は、優先基準データベース54に格納された優先基準56を参照する(S18)。制御部52は、優先基準56にもとづいて受信側、送信側のどちらのプログラムを優先適用して実行するかを決定する(S20)。パケット処理部46は、決定されたプログラムをパケット処理に組み込んで端末22に送信するストリームデータを制御する(S22)。
上記の手順の変形として、ステップS16の転送可能な他の端末の有無を調べる処理は、ステップS20の後に設け、ステップS20において、送信側のプログラムの適用が決まった場合に、送信側の品質要求に合った他の端末を見つけ、ストリームを転送するようにしてもよい。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
そのような変形例として、実施の形態では、本発明のパケット伝送装置の一例として、アクセスポイント20を説明したが、パケット伝送装置は、ルータやスイッチなどの有線ネットワークの中間ノードに設けられてもよい。また、サーバ自身がパケット伝送装置の構成をもち、アクティブノードとして動作してもよい。また、無線アクセスポイントの存在を前提とせず、端末同士が自律的に相互接続することで形成される無線アドホックネットワークにおいて、中継ノードとなる端末がパケット伝送装置の構成をもち、本発明のストリーム制御を実行してもよい。
実施の形態では、ストリーム配信を例に説明したが、本発明のストリーム制御技術は、テレビ会議のように双方向性のあるリアルタイム通信や、端末装置間のピア・ツウ・ピア通信にも適用することができる。
実施の形態では、サーバと端末の間で品質要求が異なる場合を説明したが、アクセスポイントが独自の品質要求をもち、サーバとアクセスポイントの間、あるいはアクセスポイントと端末の間で品質要求が異なる場合に、アクセスポイントにおいてどのプログラムを優先適用するのが適切かを判断し、ストリーム制御を行ってもよい。
実施の形態では、サーバおよび端末がアクティブノードにプログラムを提供したが、アクセスポイントにはプログラムがあらかじめライブラリとして蓄積されており、サーバおよび端末はそれぞれの品質要求のみをアクセスポイントに送信するようにしてもよい。その場合、アクセスポイントが、双方の品質要求に矛盾がある場合に、いずれかの品質要求を優先し、適切なプログラムをライブラリの中から選択して実行してもよい。
実施の形態に係るアクティブネットワークの構成図である。 図1のアクセスポイントの構成図である。 図2のアクセスポイントが受信するプログラムタグ付きストリームデータのデータ構造を説明する図である。 図2のアクセスポイントによるストリーム制御手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 サーバ、 12 ルータ、 14 インターネット、 20 アクセスポイント、 22 端末、 40 受信部、 42 データバッファ、 44 送信部、 46 パケット処理部、 48 プログラム抽出部、 50 プログラム蓄積部、 52 制御部、 54 優先基準データベース、 56 優先基準、 60、62 プログラム、 61 ストリームデータ、 100 プログラムタグ付きストリームデータ、 102 プログラム、 103 プログラム番号、 104 優先度情報、 105 プログラムタグ、 106 ストリームデータ。

Claims (6)

  1. ストリームの送信ノードと受信ノードの双方から前記ストリームに対して特定の処理を施すプログラムの提供を受けて蓄積する蓄積部と、
    前記送信ノードから提供されたプログラムによる品質要求と、前記受信ノードから提供されたプログラムによる品質要求との間に不整合がある場合、所定の優先基準にもとづいて、どちらのプログラムを優先適用するかを決定する制御部と、
    優先適用することが決定されたプログラムにもとづいて前記ストリームを制御する処理部とを含むことを特徴とするパケット伝送装置。
  2. 前記制御部は、前記不整合があるため、前記ストリームに前記受信ノードから提供されたプログラムを適用できない場合、前記受信ノードにその旨を通知することを特徴とする請求項1に記載のパケット伝送装置。
  3. 前記制御部は、前記不整合があるため、前記ストリームに前記受信ノードから提供されたプログラムを適用できない場合、前記受信ノードと同一ネットワークセグメントにある他のノードに前記ストリームを転送することを特徴とする請求項1に記載のパケット伝送装置。
  4. 前記制御部は、前記ストリームに著作権上の品質要求がある場合に、前記受信ノードの品質要求よりも著作権上の品質要求を優先させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のパケット伝送装置。
  5. ストリームの送信ノードと受信ノードの双方から前記ストリームに対して特定の処理を施すプログラムを受信するステップと、
    前記送信ノードから提供されたプログラムによる品質要求と、前記受信ノードから提供されたプログラムによる品質要求との間に不整合がある場合、所定の優先基準にもとづいて、どちらのプログラムを優先適用するかを決定するステップと、
    優先適用することが決定されたプログラムにもとづいて前記ストリームを制御するステップとを含むことを特徴とするストリーム制御プログラム。
  6. ストリームの送信ノードと受信ノードの双方から前記ストリームに対して特定の処理を施すプログラムの指定を受け、前記送信ノードにより指定されたプログラムによる品質要求と、前記受信ノードにより指定されたプログラムによる品質要求との間に不整合がある場合に、所定の優先基準にもとづいて、いずれかのプログラムを優先適用して、前記ストリームの制御に用いることを特徴とするストリーム制御方法。
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