JP2010028378A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】動画像データの伝送に係るQoS制御をパケット毎にきめ細かく制御してデータ伝送を行う。
【解決手段】データ送信装置が、符号化された動画像データのパケット毎の重要度及び伝送路の伝送品質に応じてQoS制御に係る制御情報を生成して、当該制御情報をパケットに付与して送信し、その送信されたパケットを第1のデータ中継装置が転送する際、パケットに付与されたQoS制御情報を参照してパケットの再送処理を制御するようにして、パケットの無駄な再送を制限し、伝送品質の状況やパケット毎の重要度に応じたパケットの再送処理を適切に行い、動画像データの伝送に係るQoS制御をパケット毎に細かく制御してデータ伝送を行えるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置及び通信方法に関し、特に、ネットワークを介して動画像データを伝送する伝送技術に関する。
近年、インターネット等のネットワークの環境は、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber To The Home)等の普及によりブロードバンド化が進んでいる。さらに、パーソナルコンピュータ(PC)を始めとする様々なコンピューティングデバイスの処理能力も格段に向上している。
このような通信環境並びにデータ処理環境の性能向上を背景として、動画像や音声といったマルチメディアデータを、ネットワークを介してリアルタイムに配信するストリーミング技術が実用化されている。ストリーミング技術が実用化されたことにより、ユーザはライブメディア又は記録済みメディアのブロードバンド放送を視聴したり、記録済みメディアをオンデマンド(on demand)で視聴したりすることができる。
動画像や音声のリアルタイム配信やテレビ電話など、通信の遅延や停止が許されないサービスにとって、通信速度や遅延時間、ジッター量、パケット損失率等を保証するQoS(Quality of Service)技術が重要な技術となっている。
例えば、パケットの伝送条件に対応付けて所要の通信サービス品質を維持するために必要な誤り訂正符号化率或いは誤り対応処理方法を予めテーブルに記憶しておく。そして、伝送対象のパケット毎にその伝送条件及び前記テーブルの記憶情報に基づいて誤り訂正符号化処理又は誤り対応処理を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、再送や誤り検出、訂正符号等を使用しない方式として、同一のデータを優先度、映像のフレームタイプ、符号化方式等に基づいてデータの伝送回数を決定し、伝送回数に関する情報とデータを繰り返し伝送する方法が提案されている(特許文献2参照)。
また通常、無線通信では、送信したデータパケットに対して、それが正常に受信されたことを示す、いわゆるAckの返信がある。このAckはオーバーヘッドになるが、ノイズ等でデータ転送が失敗する環境においては、通信の確実性を提供している。そして、無線LAN規格の一つであるIEEE802.11eやWMM等では、トラフィックに優先順位(音声・ビデオ・ベストエフォート・バックグラウンド)をつけて送信制御するQoS機能が提供されている。
特開2005−354270号公報 特許第3730977号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、パケットのプロトコル種別やアプリケーション種別の単位でしか誤り訂正符号化処理又は誤り対応処理を行うことができないという問題がある。また、特許文献2に記載の技術では、決定した伝送回数に従って繰り返しデータを送信するため、選択的に重複伝送したとしても伝送データの冗長性が増大し、伝送効率が劣化するという問題がある。
さらに、従来の無線LAN規格における送信制御では、データの再送回数は無線LAN機器に設定された固定値に限定されており、また、送信制御はデータの種類やトラフィック毎の単位で優先順位に基づいて行われる。そのため、同一ビットストリームのデータに対しては、均一のQoS制御がなされている。
本発明は、このような事情に鑑み、動画像データの伝送に係る通信サービス品質制御をパケット毎にきめ細かく制御してデータ伝送を行うことを目的とする。
本発明の通信装置は、ネットワークを介して受信装置に対し動画像データを送信する通信装置であって、動画像データを符号化する符号化手段と、前記符号化手段により符号化された前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質を判定し、判定された前記重要度及び前記伝送品質に応じて、通信サービス品質制御に係る制御情報をパケット毎に生成する制御情報生成手段と、前記符号化手段により符号化された前記動画像データ及び前記制御情報生成手段により生成された前記制御情報を基にパケットを生成するパケット生成手段と、前記パケット生成手段により生成されたパケットを送信する通信制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の通信装置は、送信装置より送信される動画像データのパケットを受信し、ネットワークを介して接続された他の通信装置に対して、受信した前記パケットを転送する通信装置であって、前記送信装置より送信された前記パケットを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記パケットにパケット毎に付与された通信サービス品質制御に係る制御情報を解析する解析手段と、前記解析手段での解析結果に基づいてパケット毎に前記通信サービス品質制御を行い、前記パケットを転送する通信制御手段とを備え、前記制御情報は、前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質に応じた制御情報であることを特徴とする。
本発明の通信方法は、ネットワークを介して受信装置に対し動画像データを送信する通信方法であって、動画像データを符号化する符号化工程と、前記符号化工程にて符号化された前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質を判定し、判定された前記重要度及び前記伝送品質に応じて、通信サービス品質制御に係る制御情報をパケット毎に生成する制御情報生成工程と、前記符号化工程にて符号化された前記動画像データ及び前記制御情報生成工程にて生成された前記制御情報を基にパケットを生成するパケット生成工程と、前記パケット生成工程にて生成されたパケットを送信する通信制御工程とを有することを特徴とする。
本発明の通信方法は、送信装置より送信される動画像データのパケットを受信し、ネットワークを介して接続された他の通信装置に対して、受信した前記パケットを転送する通信方法であって、前記送信装置より送信された前記パケットを受信する受信工程と、前記受信工程にて受信された前記パケットにパケット毎に付与された通信サービス品質制御に係る制御情報を解析する解析工程と、前記解析工程での解析結果に基づいてパケット毎に前記通信サービス品質制御を行い、前記パケットを転送する通信制御工程とを有し、前記制御情報は、前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質に応じた制御情報であることを特徴とする。
本発明のプログラムは、ネットワークを介して受信装置に対し動画像データを送信する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、動画像データを符号化する符号化ステップと、前記符号化ステップにて符号化された前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質を判定し、判定された前記重要度及び前記伝送品質に応じて、通信サービス品質制御に係る制御情報をパケット毎に生成する制御情報生成ステップと、前記符号化ステップにて符号化された前記動画像データ及び前記制御情報生成ステップにて生成された前記制御情報を基にパケットを生成するパケット生成ステップと、前記パケット生成ステップにて生成されたパケットを送信する通信制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のプログラムは、送信装置より送信される動画像データのパケットを受信し、ネットワークを介して接続された他の通信装置に対して、受信した前記パケットを転送する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記送信装置より送信された前記パケットを受信する受信ステップと、前記受信ステップにて受信された前記パケットにパケット毎に付与された通信サービス品質制御に係る制御情報を解析する解析ステップと、前記解析ステップでの解析結果に基づいてパケット毎に前記通信サービス品質制御を行い、前記パケットを転送する通信制御ステップとをコンピュータに実行させ、かつ前記制御情報は、前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質に応じた制御情報であることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、動画像データの伝送に係る通信サービス品質を維持しつつ、通信帯域を効率的に利用しながら、通信サービス品質制御をパケット毎にきめ細かく制御してデータ伝送を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信装置を含む通信システム全体の構成例を示す図である。
第1の実施形態における通信システムでは、データ送信装置101とデータ受信装置104の間で通信を行う場合、ネットワークに接続された第1のデータ中継装置102及び第2のデータ中継装置103を経由して、データ(パケット)の送受信が行われる。また、第1のデータ中継装置102と第2のデータ中継装置103の間でのデータの伝送は、例えばIEEE802.11gのような無線通信規格に準拠した無線通信によりデータの送受信がなされるものとする。例えば、第1の実施形態における通信システムでは、データ送信装置101からデータ受信装置104に対し、動画像データがパケットに分割されて送信される。
図2は、第1の実施形態におけるデータ送信装置101の機能構成例を示すブロック図である。
データ送信装置101は、図2に示すように、動画像符号化部202、パケット生成部203、QoS制御情報生成部204、送受信データバッファ205、通信制御部206、及び通信インターフェース207を有する。
動画像符号化部202は、ビデオカメラやウェブ(Web)カメラ等の映像入力装置201から入力された動画像データを、MPEG−4方式等の所定の符号化方式で圧縮符号化する。動画像符号化部202は、符号化した動画像データをフレーム単位でパケット生成部203に供給する。また、動画像符号化部202は、動画像データに係る被参照マクロブロック情報を生成してQoS制御情報生成部204に供給する。被参照マクロブロック情報は、動画像データの符号化処理におけるマクロブロックの被参照数を示す情報である。
パケット生成部203は、動画像符号化部202から入力された符号化処理後の動画像データ及びQoS制御情報生成部204から入力されたQoS制御(通信サービス品質制御)に係る制御情報からパケットを生成する。パケット生成部203により生成されたパケットは、送受信データバッファ205に記憶される。
QoS制御情報生成部204は、動画像データのパケット毎の重要度及び動画像データが伝送されるネットワークの伝送品質に応じて、QoS制御(通信サービス品質制御)に係る制御情報をパケット毎に生成する。なお、QoS制御に係る制御情報の生成処理の詳細については後述する。また、QoS制御情報生成部204は、生成したQoS制御に係る制御情報をパケット生成部203に供給する。
送受信データバッファ205は、送受信されるデータを記憶するものであり、図示しない記憶手段によって送受信するデータが記憶される。
通信制御部206は、データを送受信するための制御を行う。通信制御部206は、例えばデータを送信するための通信経路やプロトコルに係る制御を行う。通信制御部206による制御によって、パケット生成部203で生成され送受信データバッファ205に一時記憶された動画像データのパケットが通信インターフェース207を介して送信される。
通信インターフェース207は、データ送信装置101を伝送路208に接続し、伝送路208を介して通信可能に接続された他の装置(図1に示した例では、第1のデータ中継装置102)とデータを送受信するためのインターフェースである。伝送路208は、各種ネットワークに代表される伝送路である。本実施形態では、伝送路208を介して動画像データのパケットが送受信される。
図3は、第1の実施形態におけるデータ送信装置101でのパケット生成動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、パケット生成部203は、動画像符号化部202から入力された動画像データのフレームをペイロード化する(ステップS301)。ここで、動画像データの各フレームは、通常、ネットワークにおいて1回の伝送において送信可能なデータ量の最大値であるMTUサイズ、若しくはビデオパケットと呼ばれる単位で、複数に分割することによりペイロード化される。
次に、QoS制御情報生成部204は、動画像データの各パケットのペイロードに含まれるマクロブロックの被参照数の和mを算出する(ステップS302)。被参照数の和mは、動画像符号化部202から入力された被参照マクロブロック情報と、パケット生成部203から入力された動画像データの各パケットのペイロードに含まれるマクロブロックの構成情報とから算出される。算出されるマクロブロックの被参照数の和mは、動画データのパケット毎の重要度を判定するための情報、言い換えればパケットの重要度を示す情報として用いられる。
次に、通信制御部206は、動画像データのパケットが伝送されるネットワークの伝送品質を判定し、判定結果をQoS制御情報生成部204に供給する(ステップS303)。通信制御部206は、例えばネットワークのエラー率やスループット、パケット往復に要する遅延時間(RTT(Round Trip Time))等を判定する。
続いて、QoS制御情報生成部204は、各パケットのQoS制御に係る制御情報(以下、QoS制御情報とも称す。)として、無線通信を用いてパケットが伝送される区間(無線区間)におけるパケット毎の最大再送回数を決定する(ステップS304)。QoS制御情報生成部204は、ステップS302で算出されたマクロブロックの被参照数の和mの値と、ステップS303で判定されたネットワークの伝送品質とに応じて、最大再送回数を決定する。そして、QoS制御情報生成部204は、決定した最大再送回数をパケット生成部203に出力する。
ここで、ステップS304における最大再送回数の決定方法は、図4に示したような最大再送回数選択テーブルに基づいて決定することが可能である。図4は、最大再送回数選択テーブルの一例を示す図である。最大再送回数選択テーブルは、QoS制御情報生成部204に記録されている。
図4に一例を示す最大再送回数選択テーブルは、項目がマクロブロックの被参照数の和及びネットワークのエラー率で構成されている。すなわち、図4に示す最大再送回数選択テーブルは、動画像データのパケット毎の重要度を示すマクロブロックの被参照数の和とネットワークの伝送品質を示すネットワークのエラー率をQoS制御情報である最大再送回数に対応付けて記憶されている。この最大再送回数選択テーブルを用い、各項目の値から最大再送回数の閾値を決定することができる。
通常、パケットに含まれるマクロブロックの被参照数の和mが大きいパケットは、重要度が高いパケットであり、ネットワークの伝送品質が同じ条件においては、マクロブロックの被参照数の和mが大きいパケットほど最大再送回数も大きく設定される。逆に、マクロブロックの被参照数の和mが小さいパケットは、それ程重要なパケットではなく、重要度が低いパケットであるので、ネットワークの伝送品質が同じ条件においては、マクロブロックの被参照数の和mが小さいほど最大再送回数も小さく設定される。
また、マクロブロックの被参照数の和mが同一、すなわちパケットの重要度が同じであっても、ネットワークの伝送品質によって最大再送回数も変化し、通常、ネットワークのエラー率が大きくなるほど最大再送回数も大きく設定される。また、リアルタイム性が要求されるアプリケーションに対しては、最大再送回数選択テーブル全体の再送回数も小さく設定される。
なお、マクロブロックの被参照数の和mの増加に対する最大再送回数の増分、及びネットワークエラー率に対する最大再送回数の増分は任意の値を使用することが可能である。これらの値は、全体的なバランスを考え、経験等に基づいて最適な値が決定されるものとする。
次に、パケット生成部203は、ステップS301において生成したペイロードデータと、ステップS304において生成されQoS制御情報生成部204から入力されたパケット毎の最大再送回数をパケットに記録してパケットを生成する(ステップS305)。そして、動画像データに係るパケット生成動作を終了する。
以上の処理により、パケット生成部203へ入力された動画像データの各フレームはパケット化され、送受信データバッファ205へ記憶される。通信制御部206は、送受信データバッファ205に記録された動画像データのパケットを所定の宛先へ向けて送信する。
図5は、データ送信装置101におけるQoS制御情報の設定例を説明するための図である。
図5に示す例では、動画像データのフレーム(動画像フレーム)501は、3つのパケット502〜504に分割して送信されるものとする。なお、本実施形態では、各パケット502〜504に含まれるマクロブロックの数は同一であるものとして説明するが、MPEG−4方式では、生成ビット長を基準に再同期マーカが挿入されるため、含まれるマクロブロックの数が異なっても良い。
上述したように、本実施形態におけるQoS制御情報は、各パケットに含まれるマクロブロックの被参照数の和mに応じて決定される。図5に示す各パケット502〜504に含まれるマクロブロックの被参照数の和mは、パケット502が2、パケット503が4、パケット504が1となっている。
したがって、図4に示した最大再送回数選択テーブルを参照すると、ネットワークのエラー率が0.1%から0.2%の間である場合には、パケット502の最大再送回数は6としてQoS制御情報が生成される。また、パケット503のマクロブロックの被参照数の和mは4であるので、最大再送回数は8としてQoS制御情報が生成される。同様に、パケット504のマクロブロックの被参照数の和mは1であるので、最大再送回数は5としてQoS制御情報が生成される。
このように、通常、パケットに含まれるマクロブロックの被参照数の和mの値が大きいほど、当該パケットは重要である(重要度が高い)と判断され、パケットの無線区間における最大再送回数も大きく設定されることになる。
図6は、第1の実施形態におけるデータ送信装置101のパケット生成部203により生成されるIPパケットの構造を示す図である。
図6に示すように、IPパケット601はヘッダ部602と、IPパケットによって運ばれるデータ部605の大きく2つにより構成される。本実施形態においては、パケット生成部203によってペイロード分割された動画像データがデータ部605に格納される。
また、ヘッダ部602は、さらに固定長の部分603(先頭の20バイト)と、オプション部分604の2つにより構成される。オプション部分604には、可変長の拡張情報が4バイト(32ビット)単位で、最大40バイトまで設定される。オプション部分604は、IPパケットの送信に伴う様々な付加的な機能を実現するために利用される情報を記録する領域であり、本実施形態ではこのオプション部分604にQoS制御情報が記録される。
図7は、図6に示したオプション部分604の構成例を示す図である。
フィールド611は、オプション部分604に含まれる情報を識別するために使用されるプロファイルと呼ぶ情報が格納される16ビット幅のフィールドである。第1の実施形態では、QoS制御情報としてパケットの最大再送回数が含まれることを示す「0x0001」を常にフィールド611に記録するものとする。また、フィールド612は、QoS制御情報を格納する16ビット幅のフィールドである。第1の実施形態では、パケットの最大再送回数がフィールド612に格納される。
図8は、第1の実施形態における第1のデータ中継装置102の機能構成例を示すブロック図である。
第1のデータ中継装置102は、図8に示すように、通信インターフェース802、806、送受信データバッファ803、通信制御部804、及びQoS制御部805を有する。図8において、伝送路801、807は各種ネットワークに代表される伝送路であり、本実施形態では動画像データのパケットが送受信されるネットワークである。第1のデータ中継装置102は、データ送信装置101より送信された動画像データのパケットを伝送路801を介して受信し、受信したパケットを第2のデータ中継装置103に伝送路807を介して転送する。上述したように第1のデータ中継装置102と第2のデータ中継装置103の間においては、無線通信によりデータの伝送を行う。
通信インターフェース802は、伝送路801を介してデータ送信装置101とデータを送受信するためのインターフェースである。通信インターフェース806は、伝送路807を介して第2のデータ中継装置103とデータを送受信するためのインターフェースである。送受信データバッファ803は、送受信されるデータを記憶するものであり、図示しない記憶手段によって送受信するデータが記憶される。
通信制御部804は、データを送受信するための制御を行う。通信制御部804は、例えばデータを送受信するための通信経路やプロトコルに係る制御を行う。QoS制御部805は、パケットの伝送に係るQoS処理を制御する。QoS制御部805は、QoS制御(通信サービス品質制御)に係る制御情報(以下、QoS制御情報とも称す。)がパケットに付与されている場合には、そのQoS制御情報を解析し、解析結果に基づいてQoS処理を制御する。通信制御部804及びQoS制御部805により、受信手段、解析手段、及び通信制御手段としての機能が実現される。
図9は、第1の実施形態における第1のデータ中継装置102でのパケット転送動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、第1のデータ中継装置102は、データ送信装置101からのパケットを受信したか否かを通信制御部804において判断する(ステップS901)。この判断の結果、パケットを受信していないと判断した場合には受信するまで待機する。一方、ステップS901での判断の結果、パケットを受信したと判断した場合には、通信制御部804は、送受信データバッファ803に記憶されたデータ送信装置101からのパケットを所定の宛先に対して転送する(ステップS902)。
次に、通信制御部804は、パケットが転送先の第2のデータ中継装置103へ届いたか否かを判断する(ステップS903)。ここでの判断は、所定の時間内に第2のデータ中継装置103からパケットを正常に受信したことを示すAckの返信があったか否かを判断することで可能である。通信制御部804は、Ackの返信があった場合にはパケットが第2のデータ中継装置103へ届いたと判断し、所定の時間内にAckの返信がない場合にはパケットが第2のデータ中継装置103へ届いていないと判断する。
ステップS903での判断の結果、パケットが第2のデータ中継装置103へ届いたと判断された場合には、当該パケットの転送処理を終了する。
一方、ステップS903での判断の結果、パケットが第2のデータ中継装置103へ届いていないと判断された場合には、QoS制御部805は、当該パケットにQoS制御情報が付与されているか否かを判断する。すなわち、QoS制御部805は、当該パケットにQoS制御情報として最大再送回数が記録されているか否かを判断する(ステップS904)。
ステップS904での判断は、データ送信装置101によりパケットのヘッダ部602内のオプション部分604に記録された情報から最大再送回数が記録されているか否かを判断することが可能である。すなわち、図7に示したフィールド611に「0x0001」が記録されている場合にはフィールド612にパケットの最大再送回数が設定されており、それ以外の場合にはフィールド612にパケットの最大再送回数が設定されていないと判断することができる。
ステップS904での判断の結果、パケットに最大再送回数が記録されていると判断した場合には、QoS制御部805は、パケットから最大再送回数nを抽出し(ステップS905)、その値nから1を減算する(ステップS906)。
続いて、QoS制御部805は、値nが0より大きいか否かを判断する(ステップS907)。その結果、値nが0以下と判断された場合には、パケットの再送回数が当該パケットに設定された最大再送回数に達したため、再送処理を行わず当該パケットの転送処理を終了する。一方、値nが0より大きいと判断された場合には、パケットを再送するべくステップS902に処理を戻す。
ステップS904での判断の結果、パケットに最大再送回数が記録されていないと判断した場合には、QoS制御部805は、パケットに対する通常の再送制御を行い(ステップS908)、パケットの転送処理を終了する。ここで、通常の再送制御とは、例えば第1のデータ中継装置102に予め設定されている最大再送回数に従った再送制御等である。
以上の処理により、データ送信装置101から送信され、第1のデータ中継装置102から第2のデータ中継装置103へと転送された動画像データのパケットは、パケット毎の重要度等に応じてきめ細かく再送回数が制御され、所定の宛先へ向けて転送される。
図10は、第1の実施形態における第1のデータ中継装置102と第2のデータ中継装置103の間でのパケット再送制御のシーケンスの一例を示す図である。図10に示す例において、データ送信装置101から送信されるパケットは、図5に示したパケット502〜504である。
第1のデータ中継装置102は、データ送信装置101から送信されたQoS制御情報が付与された動画像データのパケット502〜504を順次受信し、第2のデータ中継装置103へと転送する。このとき、第1のデータ中継装置102は、所定の時間が経過しても第2のデータ中継装置103からAckの返信がない場合には、第2のデータ中継装置103との間の無線区間(無線通信でパケットが伝送される区間)においてパケットが損失したと判断する。そして、第1のデータ中継装置102は、パケットに付与されているQoS制御情報を解析し、その解析結果に従ってパケット毎にQoS制御をする。本実施形態の例では、各パケットに設定された最大再送回数に従って、損失したと判断されたパケットの再送回数の制御が行われる。
まず、パケット502が、第1のデータ中継装置102から転送される。しかし、所定の時間内に第2のデータ中継装置103からAckが返らないため、第1のデータ中継装置102は、パケット502に設定されている最大再送回数(6回)に従ってパケット502を再送する。そして、第2のデータ中継装置103は、1回目の再送でパケット502を受信することができると、即座に第1のデータ中継装置102に対してAckを返す。
続いて、パケット503が、第1のデータ中継装置102から転送される。しかし、所定の時間内に第2のデータ中継装置103からAckが返らないため、第1のデータ中継装置102は、パケット503に設定されている最大再送回数(8回)に従ってパケット503を再送する。そして、第2のデータ中継装置103は、3回目の再送でパケット503を受信することができると、即座に第1のデータ中継装置102に対してAckを返す。
最後に、パケット504が、第1のデータ中継装置102から転送される。しかし、パケット502、503と同様に所定の時間内に第2のデータ中継装置103からAckが返らないため、第1のデータ中継装置102は、パケット504に設定されている最大再送回数(5回)に従ってパケット504を再送する。しかし、パケット504は最大再送回数まで繰り返し再送しても、第2のデータ中継装置103へパケットを転送できないため、第1のデータ中継装置102は、パケット504のパケット転送処理を断念する。
以上のように、第1の実施形態におけるデータ送信装置101は、動画像データのパケット毎の重要度及び伝送路の伝送品質に応じて、QoS制御情報としてパケットの最大再送回数を記録してパケットを送信する。また、第1の実施形態における第1のデータ中継装置102は、データ送信装置101からのパケットを転送する際、パケットにQoS制御情報として記録された最大再送回数を参照してパケットの再送処理を制御する。
これにより、エラーの多い無線区間(データ中継装置102と103の間)において、パケットの無駄な再送を制限し、時々刻々と変化する伝送品質の状況や動画像データのパケット毎の重要度に応じて最適なパケット再送処理を制御することができる。したがって、動画像の通信サービス品質を維持しつつ、通信帯域を効率的に利用しながら、無線区間における動画像データのQoS制御(通信サービス品質制御)をパケット毎にきめ細かく制御してデータ伝送を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、パケットに付与されるQoS制御情報として最大再送回数を記録し、パケットの再送制御を行う。これに対して、第2の実施形態では、パケットに付与されるQoS制御情報として許容遅延時間を記録し、パケットの再送制御を行う。なお、第2の実施形態における通信システム全体の構成、及びデータ送信装置と第1のデータ中継装置の機能構成は、第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
図11は、許容遅延時間選択テーブルの一例を示す図である。許容遅延時間選択テーブルは、データ送信装置101内のQoS制御情報生成部204に設定されている。なお、本実施形態では、QoS制御情報として許容遅延時間をミリ秒単位で記録するものとする。
図11に一例を示す許容遅延時間選択テーブルは、図4に一例を示した最大再送回数選択テーブルと同様に、項目がマクロブロックの被参照数の和及びネットワークのエラー率で構成されている。すなわち、図11に示す許容遅延時間選択テーブルは、動画像データのパケット毎の重要度を示すマクロブロックの被参照数の和とネットワークの伝送品質を示すネットワークのエラー率をQoS制御情報である許容遅延時間に対応付けて記憶されている。この許容遅延時間選択テーブルを用い、各項目の値から許容遅延時間の閾値を決定することができる。
通常、パケットに含まれるマクロブロックの被参照数の和mが大きいパケットは、重要度が高いパケットであり、ネットワークの伝送品質が同じ条件においては、マクロブロックの被参照数の和mが大きいパケットほど許容遅延時間は長く設定される。逆に、マクロブロックの被参照数の和mが小さいパケットは、それ程重要なパケットではなく、重要度が低いパケットであるので、ネットワークの伝送品質が同じ条件においては、マクロブロックの被参照数の和mが小さいほど許容遅延時間は短く設定される。
また、マクロブロックの被参照数の和mが同一、すなわちパケットの重要度が同じであっても、ネットワークの伝送品質によって許容遅延時間も変化し、通常、ネットワークのエラー率が大きくなるほど許容遅延時間は長く設定される。また、リアルタイム性が要求されるアプリケーションに対しては、許容遅延時間選択テーブル全体の許容遅延時間も短く設定される。
なお、マクロブロックの被参照数の和mの増加に対する許容遅延時間の増分、及びネットワークエラー率に対する許容遅延時間の増分は任意の値を使用することが可能である。これらの値は、全体的なバランスを考え、経験等に基づいて最適な値が決定されるものとする。
QoS制御情報生成部204は、許容遅延時間選択テーブルを用い、マクロブロックの被参照数の和m及びネットワークのエラー率に応じて、無線通信を用いてパケットが伝送される区間(無線区間)におけるパケット毎の許容遅延時間を決定する。そして、パケット生成部203は、生成したペイロードデータと、QoS制御情報生成部204によって決定され入力されるパケット毎の許容遅延時間をパケットに記録して、送信するパケットを生成する。
図12は、第2の実施形態におけるIPパケットのオプション部分604の構成例を示す図である。なお、第2の実施形態におけるIPパケットの構造は、図6に示した第1の実施形態におけるIPパケットの構造とはオプション部分604が異なり、他の部分は同様である。
フィールド621は、オプション部分604に含まれる情報を識別するために使用されるプロファイルと呼ぶ情報が格納される16ビット幅のフィールドである。第2の実施形態では、QoS制御情報としてパケットの許容遅延時間が含まれることを示す「0x0002」を常にフィールド621に記録するものとする。また、フィールド622は、QoS制御情報を格納する32ビット幅のフィールドである。第2の実施形態では、再送に要するパケットの許容遅延時間がミリ秒単位でフィールド622に格納される。なお、フィールド623は、RFU(Reserved for Future Use)フィールドであり、将来の拡張用に16ビット分空けられた領域である。
図13は、第2の実施形態における第1のデータ中継装置102でのパケット転送動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。
第1のデータ中継装置102は、データ送信装置101からのパケットを受信したか否かを通信制御部804において判断する(ステップS1301)。そして、パケットを受信していないと判断した場合には受信するまで待機する。一方、パケットを受信したと判断した場合には、通信制御部804は、送受信データバッファ803に記憶されたデータ送信装置101からのパケットを所定の宛先に対して転送する(ステップS1302)。
次に、通信制御部804は、パケットが転送先の第2のデータ中継装置103へ届いたか否かを判断する(ステップS1303)。例えば、通信制御部804は、正常に受信したことを示すAckの返信があった場合にはパケットが第2のデータ中継装置103へ届いたと判断し、所定の時間内にAckの返信がない場合にはパケットが第2のデータ中継装置103へ届いていないと判断する。ステップS1303での判断の結果、パケットが第2のデータ中継装置103へ届いたと判断された場合には、当該パケットの転送処理を終了する。
一方、ステップS1303での判断の結果、パケットが第2のデータ中継装置103へ届いていないと判断された場合には、QoS制御部805は、当該パケットにQoS制御情報として許容遅延時間が記録されているか否かを判断する(ステップS1304)。ここでの判断は、データ送信装置101によりパケットのヘッダ部602内のオプション部分604に記録された情報から判断することが可能である。すなわち、図12に示したフィールド621に「0x0002」が記録されている場合にはフィールド622にパケットの許容遅延時間が設定されており、それ以外の場合にはフィールド622には許容遅延時間が設定されていないと判断することができる。
ステップS1304での判断の結果、パケットに許容遅延時間が記録されていると判断した場合には、QoS制御部805は、パケットから許容遅延時間tを抽出する(ステップS1305)。また、当該パケットの転送を開始してからの経過時間を測定する(ステップS1306)。なお、パケット転送開始からの経過時間は、ネットワークを通じて標準時刻を提供する時計、又は第1のデータ中継装置102内部の時計から算定された時間である。
そして、QoS制御部805は、パケット転送開始からの経過時間がパケットに設定された許容遅延時間t以内であるか否かを判断する(ステップS1307)。その結果、パケット転送開始からの経過時間が許容遅延時間tより長い、すなわち許容遅延時間を経過したと判断された場合には、再送に要した時間が当該パケットに設定された許容遅延時間に達したため、再送処理を行わず当該パケットの転送処理を終了する。一方、パケット転送開始からの経過時間が許容遅延時間t以内であると判断された場合には、パケットを再送するべくステップS1302に処理を戻す。このようにして、パケットの転送を開始してから許容遅延時間を経過するまでの間は、パケットの再送を繰り返し行うことになる。
一方、ステップS1304での判断の結果、パケットに許容遅延時間が記録されていないと判断した場合には、QoS制御部805は、パケットに対する通常の再送制御を行い(ステップS1308)、パケットの転送処理を終了する。ここで、通常の再送制御とは、例えば第1のデータ中継装置102に予め設定されている最大再送回数に従った再送制御等である。
以上の処理により、データ送信装置101から送信され、第1のデータ中継装置102から第2のデータ中継装置103へ転送された動画像データのパケットは、パケット毎の重要度等に応じてきめ細かく再送に要する時間が制御されて転送される。
第2の実施形態におけるデータ送信装置101は、動画像データのパケット毎の重要度及び伝送路の伝送品質に応じて、QoS制御情報としてパケットの再送に要する許容遅延時間を記録してパケットを送信する。また、第2の実施形態における第1のデータ中継装置102は、データ送信装置101からのパケットを転送する際、各パケットにQoS制御情報として記録された許容遅延時間を参照し、パケットの再送処理を制御する。
これにより、エラーの多い無線区間(データ中継装置102と103の間)において、パケットの無駄な再送を制限し、時々刻々と変化する伝送品質の状況や動画像データのパケット毎の重要度に応じて最適なパケット再送処理を制御することができる。したがって、動画像の通信サービス品質を維持しつつ、通信帯域を効率的に利用しながら、無線区間における動画像データのQoS制御(通信サービス品質制御)をパケット毎にきめ細かく制御してデータ伝送を行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、パケットに付与されるQoS制御情報として最大再送回数を記録し、パケットの再送制御を行う。これに対して、第3の実施形態では、パケットに付与されるQoS制御情報として送信優先度を記録し、パケットの送信制御を行う。なお、第3の実施形態における通信システム全体の構成、及びデータ送信装置の機能構成は、第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。また、第1のデータ中継装置及び第2のデータ中継装置は、優先制御機能を搭載したルーターやスイッチなどの一般的な装置を想定している。
図15は、送信優先度選択テーブルの一例を示す図である。送信優先度選択テーブルは、データ送信装置101内のQoS制御情報生成部204に設定されている。なお、本実施形態では、QoS制御情報として送信優先度を記録するものとする。
図15に一例を示す送信優先度選択テーブルは、図4に一例を示した最大再送回数選択テーブルと同様に、項目がマクロブロックの被参照数の和及びネットワークのエラー率で構成されている。すなわち、図15に示す送信優先度選択テーブルは、動画像データのパケット毎の重要度を示すマクロブロックの被参照数の和とネットワークの伝送品質を示すネットワークのエラー率をQoS制御情報である送信優先度に対応付けて記憶されている。この送信優先度選択テーブルを用い、各項目の値から送信優先度の閾値を決定することができる。
通常、パケットに含まれるマクロブロックの被参照数の和mが大きいパケットは、重要度が高いパケットであり、ネットワークの伝送品質が同じ条件においては、マクロブロックの被参照数の和mが大きいパケットほど送信優先度は高く設定される。逆に、マクロブロックの被参照数の和mが小さいパケットは、それ程重要なパケットではなく、重要度が低いパケットであるので、ネットワークの伝送品質が同じ条件においては、マクロブロックの被参照数の和mが小さいほど送信優先度は低く設定される。
また、マクロブロックの被参照数の和mが同一、すなわちパケットの重要度が同じであっても、ネットワークの伝送品質によって送信優先度も変化し、通常、ネットワークのエラー率が大きくなるほど送信優先度は高く設定される。また、リアルタイム性が要求されるアプリケーションに対しては、送信優先度選択テーブル全体の送信優先度も高く設定される。
なお、マクロブロックの被参照数の和mの増加に対する送信優先度の増分、及びネットワークエラー率に対する送信優先度の増分は任意の値を使用することが可能である。これらの値は、後述する優先度の設定範囲にしたがって、全体的なバランスを考え、経験等に基づいて最適な値が決定されるものとする。
QoS制御情報生成部204は、送信優先度選択テーブルを用い、マクロブロックの被参照数の和m及びネットワークのエラー率に応じて、パケットが伝送される通信経路におけるパケット毎の送信優先度を決定する。そして、パケット生成部203は、生成したペイロードデータと、QoS制御情報生成部204によって決定され入力されるパケット毎の送信優先度をパケットに記録して、送信するパケットを生成する。
図16は、第3の実施形態におけるIPパケットの固定部分603中のサービスタイプ(Type of service、以下単にTOSとも称す。)の構成例を示す図である。なお、第3の実施形態におけるIPパケットの構造は、図6に示した第1の実施形態におけるIPパケット601からオプション部分604を省いた構造であり、他の部分は同様である。
本実施形態は、パケットの送信優先度を明示的にパケット内のフィールドで指定する方法であり、TOSで定義されるQoS指定の専用フィールドに送信優先度を記録する。TOSフィールドは、IPヘッダの先頭から9〜16ビット目のフィールドであり、TOSフィールドの先頭3ビットのIP Precedence1601と呼ばれるフィールドを利用して、0〜7の8段階の転送優先順位を指定する。IP Precedence1601の数値が大きいほど重要なパケットとして認識されるが、通常、設定可能な最大値は5とされ、6と7は使わないことが推奨されている。
なお、IP Precedence1601では8段階の優先度しか定義できない。そこで、同じTOSフィールドを使用するDSCP(Differentiated services code point)と呼ばれるフィールドを利用して、より多段階の優先順位を指定することも可能である。DSCPフィールドはTOSフィールドの先頭6ビットであり、DSCPを利用して64段階の転送優先順位を指定することで、IP Precedence1601よりもきめ細かな優先度設定が可能となる。
このようにして、データ送信装置101から送信された動画像データのパケットは、通信経路途中の第1のデータ中継装置102や第2のデータ中継装置103において、パケット毎の重要度に応じてきめ細かく優先度が制御されて転送される。
第3の実施形態におけるデータ送信装置101は、動画像データのパケット毎の重要度及び伝送路の伝送品質に応じて、QoS制御情報としてパケットの送信優先度を記録してパケットを送信する。また、第3の実施形態における第1のデータ中継装置102及び第2のデータ中継装置103は、データ送信装置101からのパケットを転送する際、各パケットにQoS制御情報として記録された送信優先度を参照し、優先度に応じたパケットの転送処理を行う。
これにより、回線が混雑した状況においても、時々刻々と変化する伝送品質の状況や動画像データのパケット毎の重要度に応じて最適なパケット送信処理を制御することができる。したがって、動画像の通信サービス品質を維持しつつ、通信帯域を効率的に利用しながら、動画像データのQoS制御(通信サービス品質制御)をパケット毎にきめ細かく制御してデータ伝送を行うことができる。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、動画像データの各パケットのペイロードに含まれるマクロブロックの被参照数に基づいてパケット毎の重要度を判断しているが、動画像データのフレームタイプに基づいて重要度を判断するようにしてもよい。例えば、フレーム内符号化されたフレーム(MPEG方式であればIフレーム)を重要度が高いと判断し、フレーム間予測符号化されたフレーム(MPEG方式であればPフレーム、Bフレーム)を重要度が低いと判断するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、第1のデータ中継装置102は、第2のデータ中継装置103からのAckの返信の有無に応じて、パケットが転送先の第2のデータ中継装置103へ届いたか否かを判断して、パケットの再送処理を行うようにしている。しかし、本発明はこれに限らず、受信側である第2のデータ中継装置103から第1のデータ中継装置102に再送要求を行うようにし、当該再送要求を受けた場合に第1のデータ中継装置102がパケットの再送処理を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、データ送信装置101が動画像データの符号化処理を行う機能を有しているが、動画像符号化部202とデータ送信装置101とが別々の装置であっても良い。
また、上述した実施形態では、動画像データの符号化方式としてMPEG−4方式を用い、符号化された動画像データを通信するためのネットワークプロトコルとしてIP(Internet Protocol)を用いた。しかし、動画像データの符号化方式としてはMPEG−4方式に限らず、例えばMPEG−2やH.264など、予測符号化方式による符号化を行う類似の符号化方式を用いることができる。また、ネットワークプロトコルについても、IPに限らず他のネットワークプロトコルを用いることが可能である。
また、上述した実施形態は、システム又は装置内のコンピュータ(CPU、MPU等)によりソフトウェア的に実現することも可能である。したがって、上述した実施形態の機能処理をコンピュータで実現するために、当該コンピュータに供給、インストールされるコンピュータプログラム自体も本発明を実現するものである。つまり、上述した実施形態の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
この場合、上述した実施形態の機能処理をコンピュータで実現するためのコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体又は有線/無線通信によりコンピュータに供給される。プログラムを供給するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどがある。
有線/無線通信を用いたプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバを利用する方法がある。この場合、本発明を構成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムデータファイル)をサーバに記憶しておく。プログラムデータファイルとしては、実行形式のものであっても、ソースコードであってもよい。
そして、このサーバにアクセスしたクライアントコンピュータに、プログラムデータファイルをダウンロードすることによって供給する。この場合、プログラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに分散して配置することも可能である。つまり、上述した実施形態の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムデータファイルをクライアントコンピュータに提供するサーバ装置も本発明に含む。
また、本発明のコンピュータプログラムを暗号化して格納した記録媒体をユーザに配布し、所定の条件を満たしたユーザに、暗号化を解く鍵情報を供給し、ユーザの有するコンピュータへのインストールを可能とすることも可能である。鍵情報は例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給することができる。
また、コンピュータにより実施形態の機能を実現するためのコンピュータプログラムが、実施形態の機能を、すでにコンピュータ上で稼働するOSの機能を利用して実現しても良い。さらに、本発明を構成するコンピュータプログラムの少なくとも一部が、コンピュータに装着される拡張ボード等のファームウェアとして提供され、拡張ボード等が備えるCPUを利用して上述した実施形態の機能を実現してもよい。
例えば、第1〜第3の各実施形態に示した通信装置であるデータ送信装置101、第1のデータ中継装置102は、図14に示すようなコンピュータ機能700を有し、そのCPU701により第1〜第3の各実施形態での動作が実施される。
コンピュータ機能700は、図14に示すように、CPU701と、ROM702と、RAM703とを備える。また、操作部(CONS)709のコントローラ(CONSC)705と、CRTやLCD等の表示部としてのディスプレイ(DISP)710のディスプレイコントローラ(DISPC)706とを備える。さらに、ハードディスク(HD)711、及びフレキシブルディスク等の記憶デバイス(STD)712のコントローラ(DCONT)707と、ネットワークインタフェースカード(NIC)708とを備える。それら機能部701、702、703、705、706、707、708は、システムバス704を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
CPU701は、ROM702又はHD711に記憶されたソフトウェア、又はSTD712より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス704に接続された各構成部を総括的に制御する。すなわち、CPU701は、上述したような動作を行うための処理プログラムを、ROM702、HD711、又はSTD712から読み出して実行することで、第1〜第3の各実施形態での動作を実現するための制御を行う。RAM703は、CPU701の主メモリ又はワークエリア等として機能する。
CONSC705は、CONS709からの指示入力を制御する。DISPC706は、DISP710の表示を制御する。DCONT707は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び第1〜第3の実施形態における前記処理プログラム等を記憶するHD711及びSTD712とのアクセスを制御する。NIC708はネットワーク713上の他の装置と双方向にデータをやりとりする。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態における通信システム全体の構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるデータ送信装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるデータ送信装置でのパケット生成動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。 最大再送回数選択テーブルの一例を示す図である。 QoS制御情報の設定例を説明するための図である。 第1の実施形態におけるデータ送信装置より送信されるIPパケットの構造を示す図である。 第1の実施形態におけるIPパケットのオプション部分の構成例を示す図である。 第1の実施形態における第1のデータ中継装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態における第1のデータ中継装置でのパケット転送動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるデータ中継装置間でのパケット再送制御のシーケンスの一例を示す図である。 許容遅延時間選択テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態におけるIPパケットのオプション部分の構成例を示す図である。 第2の実施形態における第1のデータ中継装置でのパケット転送動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施例における通信装置を実現可能なコンピュータ機能を示す図である。 送信優先度選択テーブルの一例を示す図である。 第3の実施形態におけるIPパケットのTOSフィールドの構造を示す図である。
符号の説明
101 データ送信装置
102、103 データ中継装置
104 データ受信装置
202 動画像符号化部
203 パケット生成部
204 QoS制御情報生成部
206 通信制御部
207 通信インターフェース
208 伝送路
801、807 伝送路
802、806 通信インターフェース
804 通信制御部
805 QoS制御部

Claims (16)

  1. ネットワークを介して受信装置に対し動画像データを送信する通信装置であって、
    動画像データを符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段により符号化された前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質を判定し、判定された前記重要度及び前記伝送品質に応じて、通信サービス品質制御に係る制御情報をパケット毎に生成する制御情報生成手段と、
    前記符号化手段により符号化された前記動画像データ及び前記制御情報生成手段により生成された前記制御情報を基にパケットを生成するパケット生成手段と、
    前記パケット生成手段により生成されたパケットを送信する通信制御手段とを備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信制御手段は、前記ネットワークを介して接続された受信側からの前記パケットの再送要求があった場合には、前記制御情報生成手段により生成された前記制御情報に基づいて、当該パケットを再送することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記制御情報生成手段は、前記動画像データの重要度及び前記ネットワークの伝送品質を前記制御情報に対応付けて記憶したテーブルを有し、当該テーブルに基づいて前記制御情報を生成することを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
  4. 前記制御情報生成手段は、前記動画像データのフレームタイプに基づいて前記動画像データの重要度を判定することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の通信装置。
  5. 前記制御情報生成手段は、前記動画像データのパケットに含まれるマクロブロックの被参照数に基づいて前記動画像データの重要度を判定することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の通信装置。
  6. 前記パケット生成手段は、前記制御情報生成手段により生成された前記制御情報を前記パケットのヘッダ部に記録することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 前記制御情報は、前記パケットの最大再送回数又は許容遅延時間又は送信優先度を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 前記ネットワークには無線通信を用いて前記パケットが伝送される区間を有し、前記制御情報生成手段は、当該区間における通信サービス品質制御に係る制御情報を生成することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の通信装置。
  9. 送信装置より送信される動画像データのパケットを受信し、ネットワークを介して接続された他の通信装置に対して、受信した前記パケットを転送する通信装置であって、
    前記送信装置より送信された前記パケットを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記パケットにパケット毎に付与された通信サービス品質制御に係る制御情報を解析する解析手段と、
    前記解析手段での解析結果に基づいてパケット毎に前記通信サービス品質制御を行い、前記パケットを転送する通信制御手段とを備え、
    前記制御情報は、前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質に応じた制御情報であることを特徴とする通信装置。
  10. 前記通信制御手段は、前記ネットワークを介して接続された受信側からの前記パケットの再送要求があった場合には、前記制御情報に基づいて当該パケットを再送することを特徴とする請求項9記載の通信装置。
  11. 前記ネットワークには無線通信を用いて前記パケットが伝送される区間を有し、前記制御情報は当該区間における通信サービス品質制御に係る制御情報であることを特徴とする請求項9又は10記載の通信装置。
  12. ネットワークを介して受信装置に対し動画像データを送信する通信方法であって、
    動画像データを符号化する符号化工程と、
    前記符号化工程にて符号化された前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質を判定し、判定された前記重要度及び前記伝送品質に応じて、通信サービス品質制御に係る制御情報をパケット毎に生成する制御情報生成工程と、
    前記符号化工程にて符号化された前記動画像データ及び前記制御情報生成工程にて生成された前記制御情報を基にパケットを生成するパケット生成工程と、
    前記パケット生成工程にて生成されたパケットを送信する通信制御工程とを有することを特徴とする通信方法。
  13. 送信装置より送信される動画像データのパケットを受信し、ネットワークを介して接続された他の通信装置に対して、受信した前記パケットを転送する通信方法であって、
    前記送信装置より送信された前記パケットを受信する受信工程と、
    前記受信工程にて受信された前記パケットにパケット毎に付与された通信サービス品質制御に係る制御情報を解析する解析工程と、
    前記解析工程での解析結果に基づいてパケット毎に前記通信サービス品質制御を行い、前記パケットを転送する通信制御工程とを有し、
    前記制御情報は、前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質に応じた制御情報であることを特徴とする通信方法。
  14. ネットワークを介して受信装置に対し動画像データを送信する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    動画像データを符号化する符号化ステップと、
    前記符号化ステップにて符号化された前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質を判定し、判定された前記重要度及び前記伝送品質に応じて、通信サービス品質制御に係る制御情報をパケット毎に生成する制御情報生成ステップと、
    前記符号化ステップにて符号化された前記動画像データ及び前記制御情報生成ステップにて生成された前記制御情報を基にパケットを生成するパケット生成ステップと、
    前記パケット生成ステップにて生成されたパケットを送信する通信制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 送信装置より送信される動画像データのパケットを受信し、ネットワークを介して接続された他の通信装置に対して、受信した前記パケットを転送する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記送信装置より送信された前記パケットを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて受信された前記パケットにパケット毎に付与された通信サービス品質制御に係る制御情報を解析する解析ステップと、
    前記解析ステップでの解析結果に基づいてパケット毎に前記通信サービス品質制御を行い、前記パケットを転送する通信制御ステップとをコンピュータに実行させ、
    かつ前記制御情報は、前記動画像データのパケット毎の重要度及び前記ネットワークの伝送品質に応じた制御情報であることを特徴とするプログラム。
  16. 請求項14又は15記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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