JP2005252415A - 無線lanシステムおよび無線lanシステムにおける通信管理方法 - Google Patents

無線lanシステムおよび無線lanシステムにおける通信管理方法 Download PDF

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隆 加藤
Koichi Matsudaira
浩一 松平
Toshiyuki Chiba
俊行 千葉
Tadayuki Nakagawa
督之 中川
Kenichi Koyama
謙一 小山
Norimichi Okita
規道 大北
Atsuhiro Nakayama
敦広 中山
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Abstract

【課題】ステーション装置に対してLANを通じて複数個の端末装置が接続される場合であっても、ブロードキャストやマルチキャストのパケットの送出時において、不具合が発生しないようにする。
【解決手段】ステーション装置は、無線LANとは異なるLANに接続するためのLANインターフェースと、LANインターフェースを介して到来するパケットに含まれる送信元識別情報を記憶する記憶手段と、アクセスポイント装置から無線LANを通じて送られてくるパケットに含まれる送信元識別情報と、記憶手段で記憶した送信元識別情報とを比較して、両者が一致したときには、当該パケットデータを破棄するデータ破棄手段とを備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、無線LAN(Local Area Network)システムおよび無線LANシステムにおける通信管理方法に関する。
無線LANとしては、例えば、IEEE(The Institute Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.11規格のものが普及しつつある。
このIEEE802.11規格の無線LANの場合、一つの無線LAN用アクセスポイント装置(以下、単にアクセスポイント装置という)に対して、複数個の無線LAN用端末装置側ステーション装置(以下、単にステーション装置という)が接続されて構成される。
図5は、この無線LANシステムの構成例を示すもので、10は、アクセスポイント装置であり、この例では、イーサネット(登録商標)などの有線LAN11に接続されている。有線LAN11には、例えば、パーソナルコンピュータなどの端末装置12が、1個または複数個、接続されている。
アクセスポイント装置10に対しては、1個または複数個のステーション装置21,22,・・・,2n(nは1以上の整数)が設けられ、それぞれ無線リンクにより接続される。アクセスポイント装置10とステーション装置21,22,・・・,2nとの間で形成される無線リンクは、無線LAN13を構成する。
この例では、ステーション装置21,22,・・・,2nのそれぞれには、パーソナルコンピュータなどの端末装置31,32,・・・,3nが接続される。
アクセスポイント装置10と、ステーション装置21,22,・・・,2nのそれぞれとの間では、一つの周波数が使用される。そして、CSMA/CA(搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式:Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式により、衝突が回避されて、複数のステーション装置21,22,・・・,2nとアクセスポイント装置10との間の同時通信が可能とされている(例えば特許文献1(特開平11−308673号公報)参照)。
そして、アクセスポイント装置10では、このアクセスポイント装置10を通過するパケットのヘッダに含まれる送信側の端末装置および受信側の端末装置の識別情報としてのMAC(Media Access Control)アドレスを、通信管理テーブルを用いて管理することにより、無線LAN13を通じた通信の管理をするようにしている。
図6は、図5に示した従来の一般的な構成の無線システムにおいて、例えば端末装置31〜3nのいずれかから、ブロードキャストのパケットが送出された場合の通信シーケンスの例を示す図である。図6の例は、ARP(Address Resolution Protocol)要求メッセージのパケット(以下、ARPリクエストという)を、端末装置31がブロードキャストにより送出した場合の例である。
図6においては、端末装置31は、送信元識別情報として自端末装置のMACアドレスをヘッダに含むARPリクエストのパケットをブロードキャストにより送出する。端末装置31から送出されたARPリクエストのパケットは、ステーション装置21を通じ、無線LAN13を通じてアクセスポイント装置10に送られる。
アクセスポイント装置10は、ARPリクエストのパケットを受信すると、当該パケットのヘッダに含まれる端末装置31のMACアドレスを無線LAN13側の端末装置の識別情報として通信管理テーブルに登録すると共に、当該パケットはブロードキャストのパケットであるので、有線LAN11と、無線LAN13の両方に、当該ARPリクエストのパケットを送出する。
無線LAN13側に送出されたARPリクエストのパケットは、他のステーション装置を通じて他の端末装置に送られると共に、ステーション装置21を通じて端末装置31にも戻ってくる。しかし、端末装置31では、当該受信したパケットのヘッダに含まれる送信元識別情報から、自端末装置が送出したブロードキャストパケットであることを認識して、当該受信したARPリクエストのパケットを破棄するようにする。
一方、アクセスポイント装置10から送られてきたARPリクエストのパケットを受信した端末装置12は、受信したパケットが自端末装置12宛てである場合には、ARPリクエストに対するARP応答のメッセージ(以下、ARPレスポンスという)のパケットを、宛先を端末装置31のMACアドレスとすると共に、送信元識別情報として自端末装置12のMACアドレスをヘッダに含めて、ユニキャストによりアクセスポイント装置10に送る。
アクセスポイント装置10は、このARPレスポンスのパケットを送ってきた端末装置12のMACアドレスを有線LAN11側の端末装置として通信管理テーブルに登録すると共に、ARPレスポンスのパケットを無線LAN13およびステーション装置21を通じて端末装置31に送る。
端末装置31は、ARPレスポンスを受け取ると、所定のデータパケットを、ユニキャストにより端末装置12に宛ててステーション装置21およびアクセスポイント装置10を通じて送る。また、端末装置12は、所定のデータパケットを、ユニキャストにより端末装置31に宛ててアクセスポイント装置10およびステーション装置21を通じて送る。つまり、両端末装置31,12間でデータ通信が行なわれることになる。
上記の特許文献は、次の通りである。
特開平11−308673号公報
ところで、この種の無線LANシステムにおいて、ステーション装置にも、例えばイーサネット(登録商標)などの有線LANの接続機能部を設け、当該ステーション装置に対して、例えばハブを介して複数個の端末装置を前記LANにより接続することが考えられている。
この場合に、複数個の端末装置がハブを通じて接続されたステーション装置では、アクセスポイント装置10と同様に、ハブを介してどの端末装置からパケットが送られてきたか、また、無線LAN13を介して送られてきたパケットをハブを介してどの端末装置に送るようにするか、などを管理する必要がある。
前述したように、アクセスポイント装置10には、これを通過するパケットに含まれる端末装置のMACアドレスを、通信管理テーブルを用いて管理する機能があるので、アクセスポイント装置10の当該通信管理機能を、ステーション装置に移植することにより、ステーション装置に有線LANおよびハブを通じて接続された複数個の端末装置と、無線LAN13を通じた他の端末装置との通信を可能とすることができると考えられる。
しかしながら、ステーション装置に、アクセスポイント装置の通信管理機能のみを移植しただけでは、以下に説明するように、ステーション装置に有線LANおよびハブを通じて接続された端末装置から、ブロードキャストのパケットが送出された場合には誤動作が生じ、データ通信ができなくなってしまったりする問題が発生する。
すなわち、例えばハブを介してステーション装置の有線LAN接続端子に接続されている複数個の端末装置の一つの端末装置Aからブロードキャストによるパケットが送出されると、当該ステーション装置の通信管理機能により、当該パケットに含まれる送信元端末装置AのMACアドレスが通信管理テーブルに登録される。このとき、その端末装置Aは、有線LAN接続端子側に接続されているとステーション装置では認識する。
このブロードキャストのパケットは、前述の図6の説明からわかるように、ステーション装置からアクセスポイント装置10に送信されると共に、アクセスポイント装置10からステーション装置に戻ってくる。
そして、ステーション装置では、無線LAN13を通じて戻ってきたブロードキャストのパケットに含まれる送信元端末装置のMACアドレスを認識し、当該MACアドレスの端末装置は無線LAN13を通じてアクセスポイント装置10側に接続されていると通信管理テーブルに登録するようにする。
ここで、当該パケットはブロードキャストのパケットであり、送信元端末装置のMACアドレスは、端末装置AのMACアドレスであるので、ステーション装置の通信管理機能部では、当該MACアドレスの端末装置Aは、無線LAN13側の端末装置として管理テーブルの内容を更新したことになる。したがって、ステーション装置は、端末装置Aを無線LAN13側の端末装置と誤認識している状態になる。
その後、図6の場合と同様にして、例えば端末装置12からブロードキャストパケットに対する応答のパケットがユニキャストによりアクセスポイント装置10および無線LAN13を通じてステーション装置に送られてくるが、ステーション装置では、上述のように、応答のパケットの宛先である端末装置Aは、無線LAN側にあると誤認識されているので、応答のパケットは、端末装置Aには到達せず、データ通信が不能となってしまう。
ステーション装置に接続される複数個の端末装置の一つから、マルチキャストのパケットが送出される場合にも、当該マルチキャストの宛先の端末装置として、パケットを送出した端末装置が接続されているステーション装置に接続されている他の端末装置を含む場合には、当該マルチキャストパケットが同じステーション装置に戻ってくるので、上述と同様の問題が生じる。
この発明は、以上の点にかんがみ、ステーション装置に対してLANを通じて複数個の端末装置が接続される場合であっても、上述のようなブロードキャストやマルチキャストのパケットの送出時において、不具合が発生しないようにしたことを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、
無線LAN(Local Area Network)用アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置に対して無線LANを通じて接続される1または複数個の無線LAN用端末装置側ステーション装置とを備える無線LANシステムであって、
前記ステーション装置は、
前記無線LANとは異なるLANに接続するためのLANインターフェースと、
前記LANインターフェースを介して到来するパケットに含まれる送信元識別情報を記憶する記憶手段と、
前記アクセスポイント装置から前記無線LANを通じて送られてくるパケットに含まれる送信元識別情報と、前記記憶手段で記憶した前記送信元識別情報とを比較して、両者が一致したときには、当該パケットデータを破棄するデータ破棄手段と、
を備えることを特徴とする無線LANシステムを提供する。
また、請求項3は、
無線LAN(Local Area Network)用アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置に対して無線LANを通じて接続されると共に、前記無線LANとは異なるLANに接続するためのLANインターフェースを備える1または複数個の無線LAN用端末装置側ステーション装置と、前記ステーション装置の前記LANインターフェースに対して前記無線LANとは異なるLANを通じて接続される複数個の端末装置とを備える無線LANシステムにおける通信管理方法であって、
前記ステーション装置は、
前記LANインターフェースを介して到来するパケットに含まれる送信元識別情報を記憶する記憶工程と、
前記アクセスポイント装置から前記無線LANを通じて送られてくるパケットに含まれる送信元識別情報と、前記記憶工程で記憶した前記送信元識別情報とを比較して、両者が一致したときには、当該パケットデータを破棄するデータ破棄工程と、
を備えることを特徴とする無線LANシステムにおける通信管理方法を提供する。
上述の構成の請求項1および請求項3の発明においては、ステーション装置のLANインターフェースを通じて接続されている複数個の端末装置の一つからパケットが送出された場合、そのパケットのヘッダに含まれる送信元識別情報、例えば端末装置のMACアドレス情報が記憶される。
そして、アクセスポイント装置から送られてくるパケットを受信したとき、ステーション装置は、そのパケットに含まれる送信元識別情報と、記憶した送信元識別情報とを比較し、両者が一致したときには、当該戻ってきたパケットを破棄するようにする。
したがって、ブロードキャストのパケットやマルチキャストのパケットが、ステーション装置に対してLANを通じて接続されている複数個の一つの端末装置から送出された場合には、ステーション装置でアクセスポイント装置から戻ってくるパケットが破棄されるので、その後の、ブロードキャストパケットを送出した端末装置と受信した端末装置との間でのデータ通信が、図6の場合と同様にして行なわれる。
この発明によれば、ステーション装置に対してLANを通じて複数個の端末装置を接続した場合において、当該複数個の端末装置の一つからブロードキャストやマルチキャストのパケットを送出した場合においても、前述したような問題を生じることなくデータ通信が可能になる。
以下、この発明による無線LANシステムおよびその通信管理方法の実施形態を、図を参照しながら説明する。
図2は、実施形態の無線LANシステムの全体構成を示すブロック図である。この実施形態においては、アクセスポイント装置10に対して無線LAN13を通じて接続されるステーション装置の一つあるいは複数として、1個の端末装置31〜3nのそれぞれが接続されるステーション装置21〜2nとは異なる構成の新規のステーション装置40が設けられる。
このステーション装置40は、後述するように、この例では有線LANの接続端子40aを備え、この有線LANの接続端子40aに対してハブ50を介して複数個の端末装置61〜6nが接続される。端末装置61〜6n、例えばパーソナルコンピュータなどである。その他の構成は、図5と同様である。
図1は、この新規のステーション装置40の構成例を示すブロック図である。この実施形態では、ステーション装置40は、無線LANドライバ部41と、ブリッジ回路42と、有線LANドライバ部43とを備えて構成されている。
無線LANドライバ部41は、無線LAN13を通じてアクセスポイント装置10と無線通信するためのハードウエア部であり、ステーション装置21〜2nが備えるものと基本的な構成は、ほぼ同一である。ただし、この実施形態の無線LANドライバ部41は、ステーション装置21〜2nが備える無線LANドライバ部とは、次の点が異なる。
すなわち、無線LANドライバ部41は、ステーション21〜2nが所持しない発端末テーブルを備えることと、この発端末テーブルを用いた通信制御処理を後述するように行なう点が、ステーション装置21〜2nが備える無線LANドライバ部とは異なる。
有線LANドライバ部43は、この例では、イーサネット(登録商標)などの有線LAN用のものであり、LANインターフェース431を備え、このLANインターフェース431に有線LANの接続端子40aが接続されている。
ブリッジ回路42は、無線LANドライバ部41と有線LANドライバ部43との間で、送受パケットの橋渡しをするための回路である。この実施形態では、ブリッジ回路42は、通信管理テーブルを備え、有線LANドライバ部43側から送られてくるパケットのヘッダに含まれる送信元端末装置の識別情報、この例ではMACアドレスを、有線LAN側端末装置のアドレスとしてこの通信管理テーブルに登録すると共に、無線LAN13を通じてアクセスポイント装置10側から送られてくるパケットのヘッダに含まれる送信元端末装置のMACアドレスを、アクセスポイント装置側端末装置のアドレスとして前記通信管理テーブルに登録して、端末装置間の通信を管理するようにする。
有線LANドライバ部43およびブリッジ回路42の部分は、アクセスポイント装置10が備える回路部を転用することができる。
そして、この実施形態においては、ブリッジ回路42の通信管理テーブルに加えて、前述したように、発端末テーブルが無線LANドライバ部41に設けられる。この発端末テーブルには、有線LAN側から送られてくるパケットのヘッダに含まれる送信元端末装置のMACアドレスが、発端末装置の識別情報として登録される。
そして、無線LANドライバ部41は、アクセスポイント装置から送られてくるパケットを受信したときに、この発端末テーブルに登録されているMACアドレスと、受信したパケットのヘッダに含まれる送信元のMACアドレスとを比較参照して、両MACアドレスが一致したときには、受信パケットを破棄するようにする処理(受信パケット破棄処理機能)を行なうようにする。
次に、この実施形態におけるステーション装置40の動作を説明する前に、無線LANドライバ部41に発端末テーブルが存在せず、また、受信パケット破棄処理機能を有しない場合に、端末装置61〜6nのいずれかからブロードキャストのパケットが送出されたときに、不具合が発生する様子を、この発明の比較例として、図3のシーケンス図を参照して説明する。この図3のシーケンスも、端末装置61〜6nの一つ、例えば端末装置61が、ARPリクエストのパケットをブロードキャストにより送出した場合の例である。
すなわち、端末装置61は、送信元アドレスとして自端末装置のMACアドレスをヘッダに含むARPリクエストのパケットをブロードキャストにより送出する。端末装置61から送出されたARPリクエストのパケットは、ハブ50を通じてステーション装置40の有線LANドライバ部43に供給されると共に、ハブ50から他の端末装置62〜6nのそれぞれに送られる。
ARPリクエストのパケットを受け取ったステーション装置40では、ブリッジ回路42において、ARPリクエストのパケットに送信元識別情報として含まれる端末装置61のMACアドレスを、通信管理テーブルに登録する。これにより、端末装置61は有線LANドライバ部43側に接続されていると認識することができる。
アクセスポイント装置10は、無線LAN13を通じてARPリクエストのパケットを受信すると、当該パケットはブロードキャストのパケットであるので、有線LAN11と、無線LAN13の両方に、当該ARPリクエストのパケットを送出する。
無線LAN13側に送出されたARPリクエストのパケットは、他のステーション装置を通じて他の端末装置に送られると共に、ステーション装置40にも戻ってくる。図3の例では、無線LANドライバ部41には発端末テーブルが無く、また、受信パケット破棄機能も存在しないので、アクセスポイント装置10から戻ってくるARPリクエストのパケットは、そのままブリッジ回路42に送られる。
すると、ブリッジ回路42では、戻ってきたARPリクエストのパケットのヘッダに含まれる送信元識別情報のMACアドレスを参照する。すると、当該送信元アドレスは、端末装置61のMACアドレスであるので、先に通信管理テーブルに登録した端末装置61の記述を書き換え、当該端末装置61は、無線LAN13を通じたアクセスポイント装置10側に接続されていると認識する。
一方、アクセスポイント装置10から送られてきたARPリクエストのパケットを受信した端末装置12は、受信したパケットが自端末装置12宛てである場合には、ARPリクエストに対するARPレスポンスのパケットを、宛先を端末装置61のMACアドレスとすると共に、送信元識別情報として自端末装置12のMACアドレスをヘッダに含めて、ユニキャストによりアクセスポイント装置10に送る。アクセスポイント装置10は、ARPレスポンスのパケットを無線LAN13を通じてステーション装置40に送る。
ARPレスポンスのパケットを受け取ったステーション装置40の無線LANドライバ部41は、このARPレスポンスのパケットをブリッジ回路42に転送する。ブリッジ回路42は、このARPレスポンスのパケットのヘッダに含まれる宛先のMACアドレス、すなわち、端末装置61のMACアドレスを、通信管理テーブルにて参照するが、当該通信管理テーブルには、当該MACアドレスの端末装置61はアクセスポイント装置側に接続されていると登録されているため、ARPレスポンスは、有線LANドライバ部43側には渡されない。このため、端末装置61と端末装置12との間のデータ通信は不能となってしまう。
なお、上述の説明は、端末装置61〜6nのいずれかからブロードキャストのパケットを送出した場合であるが、端末装置61〜6nのいずれかからマルチキャストのパケットを送出する場合であって、マルチキャストの宛先の端末装置に、端末装置61〜6nのいずれかを含む場合にも、ステーション装置40にマルチキャストのパケットが戻ってくるので、上述のブロードキャストのパケット送出時と同様の問題が生じる。
以上のように、無線LANドライバ部41が発端末テーブルを備えず、また、受信パケット破棄機能を備えない場合には、ブロードキャストやマルチキャストのパケットを端末装置61〜6nのいずれかから送出した場合には、データ通信ができなくなってしまうという問題があるが、この実施形態では、無線LANドライバ部41は発端末テーブルを備えると共に、受信パケット破棄機能を備えるので、以下に説明するようにして上記問題点が改善される。
図4は、実施形態の構成の場合において、ブロードキャストのパケットを端末装置61から送出した場合のシーケンス図である。
すなわち、端末装置61は、送信元識別情報として自端末装置のMACアドレスをヘッダに含むARPリクエストのパケットをブロードキャストにより送出する。端末装置61から送出されたARPリクエストのパケットは、ハブ50を通じてステーション装置40の有線LANドライバ部43に供給されると共に、ハブ50から他の端末装置62〜6nのそれぞれに送られる。
ARPリクエストのパケットを受け取ったステーション装置40では、ブリッジ回路42において、ARPリクエストのパケットに送信元識別情報として含まれる端末装置61のMACアドレスを、通信管理テーブルに登録し、端末装置61は有線LANドライバ部43に接続されていると認識する。
また、ステーション装置40の無線LANドライバ部41では、ブリッジ回路42から受け取ったパケットのヘッダ部に含まれる送信元端末装置61のMACアドレスを、発端末テーブルに登録する。
アクセスポイント装置10は、無線LAN13を通じてARPリクエストのパケットを受信すると、当該パケットはブロードキャストのパケットであるので、有線LAN11と、無線LAN13の両方に、当該ARPリクエストのパケットを送出する。
無線LAN13側に送出されたARPリクエストのパケットは、他のステーション装置を通じて他の端末装置に送られると共に、ステーション装置40にも戻ってくる。ステーション装置40の無線LANドライバ部41では、この戻ってきたパケットのヘッダに含まれる送信元端末装置61のMACアドレスと、発端末テーブルに登録されている送信元端末装置61のMACアドレスとを比較する。このとき、両MACアドレスは、一致しているので、それを無線LANドライバ部41は判別し、戻ってきたパケットを破棄して、ブリッジ回路42には渡さない。
一方、アクセスポイント装置10から送られてきたARPリクエストのパケットを受信した端末装置12は、受信したパケットが自端末装置12宛てである場合には、ARPリクエストに対するARPレスポンスのパケットを、宛先を端末装置61のMACアドレスとすると共に、送信元識別情報として自端末装置12のMACアドレスをヘッダに含めて、ユニキャストによりアクセスポイント装置10に送る。アクセスポイント装置10は、このARPレスポンスのパケットを無線LAN13を通じてステーション装置40に送る。
ステーション装置40の無線LANドライバ部41は、このアクセスポイント装置10からのARPレスポンスのパケットのヘッダに含まれる送信元端末装置のMACアドレスと、発端末テーブルに登録されている送信元端末装置のMACアドレスとを比較する。ARPレスポンスのパケットのヘッダに含まれる送信元端末装置のMACアドレスは、端末装置12のMACアドレスであり、発端末テーブルに登録されているMACアドレスは、端末装置61のMACアドレスであるので、無線LANドライバ部41は、両者は不一致であると判別し、当該パケットは破棄せず、ARPレスポンスのパケットをブリッジ回路42に転送する。
ブリッジ回路42は、ARPレスポンスのパケットのヘッダに含まれる宛先端末装置61のMACアドレスを通信管理テーブルにおいて参照し、宛先端末装置61は、有線LANドライバ部43側に接続されていると認識して、ARPレスポンスのパケットを有線LANドライバ部43に転送する。有線LANドライバ部43は、受け取ったARPレスポンスのパケットを、ハブ50を通じて宛先端末装置61に送る。
端末装置61は、ARPレスポンスを受け取ると、所定のデータパケットを、ユニキャストにより端末装置12に宛ててステーション装置21およびアクセスポイント装置10を通じて送る。また、端末装置12は、所定のデータパケットを、ユニキャストにより端末装置61に宛ててアクセスポイント装置10およびステーション装置21を通じて送る。つまり、両端末装置61,12間でデータ通信が行なわれることになる。
以上のようにして、この実施形態によれば、ステーション装置に対してハブを介して複数個の端末装置を接続するように構成した場合において、それら複数個の端末装置の一つからブロードキャストのパケットを送出したときにも、前述のような問題を回避して、データ通信を行なうことができる。
また、マルチキャストのパケットを送出したときにも、同様にして、戻ってきたパケットのヘッダの送信元識別情報と、発端末テーブルに登録されている送信元識別情報とを比較して、両者が一致しているときには、当該パケットを破棄するようにすることにより、前述のような問題を回避して、データ通信を行なうことができる。
なお、以上の実施形態は、ステーション装置40に対して有線LANを通じて複数の端末装置を接続するようにした場合であるが、ステーション装置40に対して、無線LANを通じて複数個の端末装置が接続される場合にも、この発明は適用可能である。
また、上述の実施形態では、端末装置の識別情報としてMACアドレスを用いたが、MACアドレスに限られるものではないことは言うまでもない。
この発明による無線LANシステムの実施形態のステーション装置の構成を説明するためのブロック図である。 この発明による無線LANシステムの実施形態の構成例を示すブロック図である。 この発明による無線LANシステムの比較例のシーケンス図である。 この発明による無線LANシステムの実施形態の動作説明のためのシーケンス図である。 無線LANシステムの構成例を説明するためのブロック図である。 図5の無線LANシステムの動作説明のためのシーケンス図である。
符号の説明
10 アクセスポイント装置
40 ステーション装置
41 無線LANドライバ部
42 ブリッジ回路
43 有線LANドライバ部
50 ハブ
61〜6n 端末装置

Claims (3)

  1. 無線LAN(Local Area Network)用アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置に対して無線LANを通じて接続される1または複数個の無線LAN用端末装置側ステーション装置とを備える無線LANシステムであって、
    前記ステーション装置は、
    前記無線LANとは異なるLANに接続するためのLANインターフェースと、
    前記LANインターフェースを介して到来するパケットに含まれる送信元識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記アクセスポイント装置から前記無線LANを通じて送られてくるパケットに含まれる送信元識別情報と、前記記憶手段で記憶した前記送信元識別情報とを比較して、両者が一致したときには、当該パケットデータを破棄するデータ破棄手段と、
    を備えることを特徴とする無線LANシステム。
  2. 請求項1に記載の無線LANシステムにおいて、
    前記無線LANとは異なるLANは、有線LANであって、
    前記ステーション装置は、前記無線LAN用のドライバ部と、前記LANインターフェースを含む有線LAN用ドライバ部と、前記無線LAN用ドライバ部と前記有線LAN用ドライバ部との間を橋渡しするブリッジ部とを備え、
    前記記憶手段と前記データ破棄手段とは前記無線LAN用のドライバ部に設けられると共に、
    前記ブリッジ部には、前記LANインターフェースを通じて送られてくるパケットの送信元識別情報と、前記アクセスポイント装置から前記無線LANを通じて送られてくるパケットの送信元識別情報とをテーブルとして記憶して通信管理する手段を備える
    ことを特徴とする無線LANシステム。
  3. 無線LAN(Local Area Network)用アクセスポイント装置と、前記アクセスポイント装置に対して無線LANを通じて接続されると共に、前記無線LANとは異なるLANに接続するためのLANインターフェースを備える1または複数個の無線LAN用端末装置側ステーション装置と、前記ステーション装置の前記LANインターフェースに対して前記無線LANとは異なるLANを通じて接続される複数個の端末装置とを備える無線LANシステムにおける通信管理方法であって、
    前記ステーション装置は、
    前記LANインターフェースを介して到来するパケットに含まれる送信元識別情報を記憶する記憶工程と、
    前記アクセスポイント装置から前記無線LANを通じて送られてくるパケットに含まれる送信元識別情報と、前記記憶工程で記憶した前記送信元識別情報とを比較して、両者が一致したときには、当該パケットデータを破棄するデータ破棄工程と、
    を備えることを特徴とする無線LANシステムにおける通信管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049897A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線端末用アダプタ
JP2009188648A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Sony Corp ゲートウェイ装置、通信方法、プログラム、および通信システム

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