JP2006253867A - フレーム伝送システム及びフレーム伝送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 端末間でフレームを伝送するフレーム伝送システム及びフレーム伝送方法に関し、処理可能の最大フレームサイズが異なる端末間のフレーム伝送を可能とする。
【解決手段】 通信装置1は、端末A,Bを接続するポート(PHY)の番号と、端末A,Bのアドレスと、端末A,BのMTU(最大伝送ユニット)値とを対応付けて格納するテーブル6と、端末A,B間のフレームの転送処理を行う転送機能部5と、この転送機能部5を制御すると共に、端末A,Bとの間のオート・ネゴシェーションによる端末A,BのMTU値を求めてテーブル6に格納し、且つ送信元端末のMTU値が宛先端末のMTU値より大きい時に、送信元端末に対して宛先端末のMTU値を通知する機能を有するプロセッサ等により構成された制御部4とを含む構成を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 通信装置1は、端末A,Bを接続するポート(PHY)の番号と、端末A,Bのアドレスと、端末A,BのMTU(最大伝送ユニット)値とを対応付けて格納するテーブル6と、端末A,B間のフレームの転送処理を行う転送機能部5と、この転送機能部5を制御すると共に、端末A,Bとの間のオート・ネゴシェーションによる端末A,BのMTU値を求めてテーブル6に格納し、且つ送信元端末のMTU値が宛先端末のMTU値より大きい時に、送信元端末に対して宛先端末のMTU値を通知する機能を有するプロセッサ等により構成された制御部4とを含む構成を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、オート・ネゴシェーションにより最大フレームサイズを認識して伝送するフレーム伝送システム及びフレーム伝送方法に関する。
10/100Base−Tx,1000Base−T等として規定されている伝送速度のフレーム伝送システムは、イーサネット(登録商標)として知られている。このようなフレーム伝送システムに於いては、FLP(First Link Pulse:ファースト・リンク・パルス)バーストによって、ネットワークの各伝送装置間でサポートする通信モードに関する情報交換を行っている。このFLPバーストは、33個のパルスによって構成されており、奇数パルスがクロックパルス、偶数パルスがデータパルスとして機能している。又オート・ネゴシェーション(Auto Negotiation)機能は、端末が物理的に接続された時に、自動で各伝送装置のサポートする通信情報等をFLPバーストによって送受信することにより、伝送路に於いて最適な通信方式、通信速度を決定することができる。
又1000Base−X対応の伝送装置は、前述のFLPバーストではなく、特殊符号を組み合わせたオーダ・セットにより、オート・ネゴシェーション機能であることを通知して、その符号構成の中で16ビットのコンフィギュレーション・レジスタ(Configuration Register)情報を交換することにより、伝送路の通信方式を決定する。又オート・ネゴシェーション機能として、例えば、相手装置の伝送クロックを検出して伝送速度の確認を行う手段等が知られている。又伝送速度と伝送方式とを確認し、その確認結果に基づいてテストし、そのテスト結果により再調整する手段も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
又IEEE802.3では、MTU(Maximum Transmission Unit:最大伝送ユニット)は、最大1500オクテットと規定されている。しかし、MTU値が1500以上のフレームに対応した伝送装置も存在しており、このようなMTU値1500以上のフレームのことを、一般的にはジャンボフレームと呼んでいる。例えば、図9の(A)は通常のフレーム長のイーサネット(登録商標)フレームフォーマット、同図の(B)はジャンボフレームフォーマットを示し、それぞれ8バイトのプリアンブルと、6バイトの送信先アドレスDAと、6バイトの送信元アドレスSAと、2バイトのフレームタイプTypeと、データdataと、4バイトのフレームチェックシーケンスFCSとから構成されている。この場合のデータのMTU値は、通常のフレームは46〜1500バイト、ジャンボフレームは46〜9000バイトである。ジャンボフレームは、大量のデータを少ないフレーム数で伝送することができる利点がある。
特開2003−87355号公報
現在、ネットワークに接続される総ての端末が、前述のジャンボフレームを処理できる構成ではなく、ジャンボフレームを処理できない端末も含まれている。例えば、図10に示すように、ジャンボフレームを処理できる構成のL2(レイヤ2)スイッチに、MTU=9000のジャンボフレーム対応の端末Aと、MTU=1500のジャンボフレームを処理できない端末Bとが接続された場合、端末Aから端末Bに対してジャンボフレームを送信すると、L2スイッチは、そのジャンボフレームの送信先アドレスDAを基に、端末Bに送信する。しかし、端末Bは、MTU=1500以上のジャンボフレームの受信処理ができないことにより、端末Aからのジャンボフレームを廃棄する。この時、端末Bは、L2スイッチに対してエラーメッセージを送出しない。その為、端末Aは、端末Bに於いて廃棄したことを認知できないので、再送処理は行わない。
このようなフレーム廃棄を回避して、フレームの受信を可能とする為に、IPネットワークに於いては、エラー情報の通知手段として、ICMP/ICMPv6プロトコルがある。或いは、IPv4ネットワークでは、過大フレームをルータに於いて分割化処理して送信する方法がある。しかし、ICMP/ICMPv6プロトコルや分割化処理は、レイヤ3のプロトコルであり、ルータに実装する機能である。従って、L2スイッチには、ICMP/ICMPv6プロトコルを実装していないのが通常である。その結果、前述のように、ルータを介さない端末間の接続構成に於いては、ジャンボフレーム対応と非対応との端末が混在して収容されている場合に、ジャンボフレームによるデータ伝送ができない問題がある。なお、ルータを介在させて、そのルータにより、ジャンボフレームの分割化処理を行わせて、ジャンボフレーム非対応の端末に送信することができるが、その場合のルータの処理負担が大きい問題がある。
本発明は、ジャンボフレーム対応と非対応との端末が混在して接続されたフレーム伝送システムに於けるオート・ネゴシェーション機能を拡張し、ジャンボフレーム対応及び非対応の端末間のフレーム伝送を可能とすることを目的とする。
本発明のフレーム伝送システムは、通信装置に伝送回線を介して接続された複数の端末間のフレーム伝送を行うフレーム伝送システムに於いて、通信装置は、端末を接続するポートの番号と、端末のアドレスと、端末のMTU(最大伝送ユニット)値とを対応付けて格納するテーブルと、端末間のフレームの転送処理を行う転送機能部と、この転送機能部を制御すると共に、端末との間のオート・ネゴシェーションによる端末のMTU値を求めてテーブルに格納し、且つ送信元端末のMTU値が宛先端末のMTU値より大きい時に、送信元端末に対して宛先端末のMTU値を通知する機能を有する制御部とを含む構成を有する。
又通信装置に伝送回線を介して接続された複数の端末間のフレーム伝送を行うフレーム伝送システムに於いて、通信装置は、端末を接続するポートの番号と、端末のアドレスと、端末のMTU(最大伝送ユニット)値とを対応付けて格納するテーブルと、端末間のフレームの転送処理を行う転送機能部と、この転送機能部を制御すると共に、端末との間のオート・ネゴシェーションによる端末のMTU値を求めてテーブルに格納し、送信元端末からのフレームのフレーム長を検出して、このフレーム長が宛先端末のMTU値より大きい時に、送信元端末に対して宛先端末のMTU値を通知する機能を有する制御部とを含む構成を有する。
又前記通信装置の前記制御部は、FLP(ファースト・リンク・パルス)バーストによる端末との間のオート・ネゴシェーションを行って、端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、このMTU値をテーブルに格納制御する構成を有するものである。
又前記通信装置の前記制御部は、コンフィギュレーション・レジスタ情報による端末との間のオート・ネゴシェーションを行って、端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、このMTU値をテーブルに格納制御する構成を有するものである。
又本発明のフレーム伝送方法は、通信装置に伝送回線を介して接続された複数の端末間のフレーム伝送を行うフレーム伝送方法に於いて、前記通信装置のポートに接続された前記端末との間のオート・ネゴシェーションにより該端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、該MTU値を該端末のアドレスと該端末が接続された前記ポートの番号とを対応付けてテーブルに格納する過程と、送信元端末のMTU値と宛先端末のMTU値とを比較し、送信元端末のMTU値が大きい時は、該送信元端末に宛先端末のMTU値を通知する過程とを含むものである。
又通信装置に伝送回線を介して接続された複数の端末間のフレーム伝送を行うフレーム伝送方法に於いて、前記通信装置のポートに接続された前記端末との間のオート・ネゴシェーションにより該端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、該MTU値を該端末のアドレスと該端末が接続された前記ポートの番号とを対応付けてテーブルに格納する過程と、送信元端末からのフレームのフレーム長と宛先端末のMTU値とを比較し、該宛先端末のMTU値より前記フレーム長が大きい時は、該送信元端末に宛先端末のMTU値を通知する過程とを含むものである。
又前記通信装置のポートに接続された前記端末との間のオート・ネゴシェーションを、FLP(ファースト・リンク・パルス)バーストの拡張用ネクストページを用いて前記端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、該MTU値を前記テーブルに格納する過程を含むものである。
又前記通信装置のポートに接続された前記端末との間のオート・ネゴシェーションを、コンフィギュレーション・レジスタ情報により、前記端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、該MTU値を前記テーブルに格納する過程を含むものである。
通信装置に接続された端末のMTU値をオート・ネゴシェーションにより求めてテーブルに格納し、送信元端末からフレームが宛先端末に於いて正常受信可能か否かを相互のMTU値の比較又は伝送フレーム長と宛先端末のMTU値との比較により判定可能となり、その判定結果に基づいて送信元端末へ宛先端末のMTU値を通知して、このMTU値に対応したフレーム長のフレームに再構成して送信することにより、例えば、ジャンボフレーム対応端末から非対応の端末に対してフレーム伝送を正常に行うことが可能となる。
本発明のフレーム伝送システムは、図1を参照して説明すると、通信装置1は、端末A,Bを接続するポート(PHY)の番号と、端末A,Bのアドレスと、端末A,BのMTU(最大伝送ユニット)値とを対応付けて格納するテーブル6と、端末A,B間のフレームの転送処理を行う転送機能部5と、この転送機能部5を制御すると共に、端末A,Bとの間のオート・ネゴシェーションによる端末A,BのMTU値を求めてテーブル6に格納し、且つ送信元端末のMTU値が宛先端末のMTU値より大きい時に、送信元端末に対して宛先端末のMTU値を通知する機能を有する制御部4とを含む構成を有する。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、1は通信装置、2はレイヤ2転送処理部、3は端末を接続するポート(PHY)、4は制御部、5は転送機能部、6はテーブルを示し、通信装置1のポート(PHY)3に接続された端末Aは、ジャンボフレーム対応で、MTU=9000、端末Bは、ジャンボフレーム非対応で、MTU=1500の場合を示す。なお、通信装置1には、更に多数の端末がLAN等の伝送回線を介して接続されるものである。
通信装置1は、複数の端末を接続するポート(PHY)3と、レイヤ2転送処理部2とを含む構成を有し、このレイヤ2転送処理部2は、制御部4と転送機能部5とテーブル6とを含む構成を有し、転送機能部5によるフレーム転送処理の機能は、前述の従来例のL2スイッチに相当するものである。又制御部4は、プロセッサ等により構成することができるものであり、オート・ネゴシェーション機能により、端末のMTU値をテーブル6に、ポート番号と、端末のアドレスとを対応付けて格納する。又制御部4は、送信元端末からのフレームについて、テーブル6に格納されている送信元端末のMTU値と、宛先端末のMTU値とを比較し、宛先端末のMTU値が小さい場合は、送信元端末に宛先端末の例えばMTU値を通知し、それによる送信元端末から宛先端末への再送処理を可能とする。
前述のように、MTU=9000の端末Aから、MTU=1500の端末Bへ、フレームaを送信すると、通信装置1のレイヤ2転送処理部2は、制御部4の制御処理により、テーブル6を参照して、送信元端末AのMTU=9000と宛先端末BのMTU=1500とを比較し、送信元端末AのMTU値が大きいから、ICMP(Internet Control Message Protocol)bにより、送信元端末Aに宛先端末BのMTU=1500を通知する。
それにより、送信元端末Aは、宛先端末Bが受信処理可能のフレーム長としたフレームcを送信する。それにより、通信装置1の制御部4は、送信元端末Aからのフレーム長が、宛先端末BのMTU値と同一又は以下であると、宛先端末Bへそのフレームdとして示すように送信する。従って、ジャンボフレーム対応の端末Aから非対応の端末Bに対してフレーム伝送が可能となる。
図2の(A)は、10/100BASE−TXに於けるオート・ネゴシェーション機能のFLP(ファースト・リンク・パルス)バーストのフォーマット、(B)は、FLPバーストのMTU通知フォーマット、(C)は、MTU通知フォーマットの内容の一例を示し、FLPバーストは、16ビット(D0〜D15)構成を有するものである。図2の(A)に於けるS0〜S4のSフィールドは、セレクタフィールド(テクノロジーフィールドの定義規格)、A0〜A7のAフィールドは、テクノロジーフィールド(各通信方式)、RFはRemote Fault(リンクのエラー検知表示)、AckはAcknowledgement(FLPを受信したことを示し、Ackビットが立ったことを確認後、次に示すNPを送信する)、又NPは、Next Page(拡張用ネクストページ)を示す。このNPを“1”に設定することにより、拡張用の次頁フィールドの情報を伝送することができる。
又(B)に於けるD0〜D10のXフィールドは、Umformatted Codeを示し、D11のTはToggleを示し、D12のAck2はAcknowledgement2(Next Page用のフォーマット内容に従うことを示す)を示し、D13のMPは、Message Page(“0”はUnformatted Page、“1”はMessage Pageを示し、この実施例1に於いては、“0”)を示し、D14のAckは、Acknowledgement(FLPを受信したことを示し、Ackビット設定後、NPを送信する)を示し、D15のNPはNext Page(拡張用ネクストページ)を示す。
又図2の(C)に於いて、図2の(B)に示すFLPバーストのMTU通知フォーマットの中のD0〜D10のXフィールドの各ビットによる内容を示し、D0は、ジャンボフレーム対応(“1”)か非対応(“0”)かを示す。又D2〜D10のそれぞれにより、MTU値を示す。従って、(A)に示すFLPバーストのNP=“1”とすることにより、次頁ありの拡張により、(B)に示すMTU値の通知を行うものである。このMTU通知フォーマットに於いても、NP=“1”とすることにより、更に拡張することも可能である。
図3は、MTU値検出のシーケンス説明図であり、通信装置がサポートしている通信方式、通信速度の情報を接続相手の端末との間で送受信し、Ackフィールドに“1”が設定されたFLPバーストを受信した後に、図2の(B)の拡張用Next Pageにより、フレーム対応/サイズ通知、ACK/フレームサイズ通知として示すように、通信装置がジャンボフレームに対応していることをD0フィールドに“1”を設定して、接続相手の端末に通知し、端末がジャンボフレームに対応していれば、D0フィールドとAck2フィールドとに“1”を設定したFLPバーストを送信する。又この時、各装置がサポートするジャンボフレームのMTU値フィールドに“1”を設定する。以上より通信装置と端末との間で、ジャンボフレーム対応/非対応を検出し、MTU値は小さい方を装置間のMTU値に設定する。このMTU値を端末対応に、テーブル6(図1参照)に格納し、ジャンボフレーム対応端末か否かを通信装置に於いて認識して、伝送制御を行う。
図4は、本発明の実施例1のフローチャートを示し、図1に示すように、通信装置1を介して端末A,Bを接続したフレーム伝送システムに於いて、ポート1に接続された端末Aから、ポート2に接続された端末Bにフレーム送信を行うと(A1)、通信装置1のプロセッサ4の処理機能によって送信先アドレスDAと送信元アドレスSAとを取得し(A2),(A3)、テーブル6を検索する。この場合のテーブル6は、端末A,BのMACアドレスと、端末A,Bが接続されているポート番号と、端末A,BのMTU値とを対応付けて格納する構成の場合を示すが、初期状態では、例えば、ポート番号のみが登録されている。
そして、送信元アドレスSAがテーブル6に登録されているか否かを検索し(A4)、登録されていない場合は、この送信元アドレスSAをテーブル6に登録する(A5)。又登録されている場合は、送信先アドレスDAがテーブル6に登録されているか否かを検索し(A6)、登録されていない場合は、各ポートに対してフラッディング(ブロードキャスト)し(A8)、それに対する応答により、ポート番号と送信先アドレスDAとを対応させて、テーブル6に登録する(A9)。
又テーブル6に送信先アドレスDAが登録されている場合は、その送信先アドレスDA対応のポートのMTUを検索する(A10)。そして、ポート1に端末Aから受信したフレームのフレーム長(Length)フィールドを検出し(A11)、フレーム長<=DA:MTUか否かを判定する(A12)。フレーム長がMTUより小さい場合は、そのフレームを、ポート2を介して端末Bに送信する(A15)。
又フレーム長がMTUより大きい場合は、即ち、図示のテーブル6の内容の場合、端末BのMTU=1500、端末AのMTU=9000であるから、端末Aへ、ICMP(Internet Control Message Protocol)(Destination Unreachable)として、(ポート2のMTU=1500)を送信する(A13)。端末Aは、このICMPを受信して、端末BのMTU=1500に従ったフレームに変更して再送する(A14)。それにより、再送フレームは、ステップ(A12)に於いて端末Bに対して転送可能のフレームと判定して、ポート2から端末Bに送信する。
なお、ICMPv6のエラーメッセージとして、前述の宛先到達不能(Destination Unreachable)メッセージ以外として、送信先端末BのMTU値を含む過大パケット(Packet Too Big)メッセージを、送信元の端末Aへ送信することもできる。
図5は、本発明の実施例2のフローチャートを示し、図4に示すフローチャートと類似するが、この実施例2に於いては、テーブル6に登録したMTU値を比較して、送信可能が否かを判定するものであり、通信装置1を介して端末A,Bを接続したフレーム伝送システムに於いて(図1参照)、ポート1に接続された端末Aから、ポート2に接続された端末Bにフレーム送信を行うと(B1)、通信装置1のプロセッサ4の処理機能によって送信先アドレスDAと送信元アドレスSAとを取得し(B2),(B3)、テーブル6を検索する。この場合のテーブル6は、前述のように、端末A,BのMACアドレスと、端末A,Bが接続されているポート番号と、端末A,BのMTU値とを対応付けて格納する構成の場合を示す。なお、初期状態では、例えば、何も登録されていないか、又はポート番号のみが登録されている。
そして、送信元アドレスSAがテーブル6に登録されているか否かを検索し(B4)、登録されていない場合は、この送信元アドレスSAをテーブル6に登録する(B5)。又登録されている場合は、送信先アドレスDAがテーブル6に登録されているか否かを検索し(B6)、登録されていない場合は、各ポートに対してフラッディング(ブロードキャスト)し(B8)、それに対する応答により、ポート番号と送信先アドレスDAとを対応させて、テーブル6に登録する(B9)。
又テーブル6に送信先アドレスDAが登録されている場合は、送信元ポート1と送信先ポート2とに対応するMTUを検索する(B10)。そして、送信元アドレスSAのMTUと送信先アドレスDAのMTUとを比較し(B11)、送信元アドレスSAのMTUが送信先アドレスDAのMTUより大きい場合、例えば、図示のテーブル6の内容の場合、端末BのMTU=1500、端末AのMTU=9000であるから、端末Aへ、ICMP(Internet Control Message Protocol)(Destination Unreachable)として、(ポート2のMTU=1500)を送信する(B12)。端末Aは、このICMPを受信して、端末BのMTU=1500に従ったフレームに変更して再送する(B13)。それにより、再送フレームは、ステップ(B11)に於いて端末Bに対して転送可能のフレームと判定して、ポート2から端末Bに送信する(B14)。
図6は、本発明の実施例3として、1000BASE−Xを適用した場合の説明図であり、1000BASE−Xに於けるオート・ネゴシェーション機能として、FLPバーストの代わりに、コンフィギュレーション・レジスタ(Configuration Register)情報を用いるもので、(A)は、そのフォーマット、(B)は次ページのフォーマットを示し、(C)はMTU値の通知フォーマットの例を示す。
図6の(A)に於いて、D0〜D4のrsvdはReserved(予約)を示し、D5のFDはFull Duplex(全二重モード)を示し、D6のHDはHalf Duplex(半二重モード)を示す。又D7のPS1はSymmetric PAUSE(PAUSEフレームの送受信両方を持つこと)を示し、D8のPS2はAsymmetric PAUSE(PAUSEフレームの送信のみ持つこと)を示す。又D9〜D11のrsvdは、D0〜D4と同様のReserved(予約)を示し、D12,D13のRF1,RF2はRemote Fault(リンクのエラー検知表示)を示す。又D14のAckはAcknowledgement(FLPを受信したことを示す。このAckビットを設定確認後、次のNPを送信する)又D15のNPはNext Page(機能拡張用ビット)を示す。
又図6の(B)に於いて、D0〜D10のXはUmformatted Codeフィールドを示し、D11のTはToggleを示し、D12のACK2はAcknowledgement2(Next Page用のフォーマット内容に従うことを示す)を示す。又D13のMPはMessage Page(“0”はUnformatted Page、“1”はMessage Pageを示し、この実施例では“0”)を示し、D14のAckはAckacknowledgement(FLPを受信したことを示し、このAckビットを設定後に次のNPを送信する)を示す。又D15のNPはNext Page(機能拡張用ビット)を示す。
又図6の(C)に於いて、図6の(B)に示すD0〜D10のXフィールドの各ビットによる内容を示し、D0は、ジャンボフレーム対応(“1”)か又は非対応(“0”)かを示し、D1はReservedを示し、D2〜D10のそれぞれによりMTU値を示す。従って、図6の(A)に示すコンフィギュレーション・レジスタの最後尾のD15のNP=“1”とすることにより、同図の(B)に示すD0〜D10によりMTU値を通知することができる。又このMTU通知フォーマットに於いても、NP=“1”とすることにより、更に拡張することも可能である。
図7は、本発明の実施例4の説明図であり、図1と同一符号は同一名称部分を示し、通信装置1のポート(PHY)1〜3に、それぞれ端末A,B,Cが接続され、通信装置1は、図1に於ける制御部4と、転送機能部5との構成を含むレイヤ2転送処理部7と、テーブル6とを含む構成を有し、端末A,B,Cを通信装置1のポート1,2,3に接続すると、オート・ネゴシェーションの為のFLPバースト情報を交換することにより、端末A,B,C対応のMTU値を求めることができる。この場合の例として、テーブル6には、端末A,B,CのMACアドレス対応に、ポート番号1,2,3と、MTU値が格納される。
図8は、図7に示すポート1,2,3に接続された端末A,B,Cと通信装置1とを含む構成によるシーケンスを示す。端末Cからから端末B宛にデータ(a)(パケット長=1500byte)を送信する。このデータ(a)を受信した通信装置1は、例えば、テーブル6に宛先アドレスに対応するポートが登録されていない場合は、フラッディングを行い、その結果各ポートに接続されている端末のアドレスを知ることができる。それにより、例えば、図7に於けるテーブル6の内容が登録される。
そして、ポート3の端末Cからポート2の端末Bにデータ(a)(DA:12−2,SA:12−3、パケット長:1500)を送信する場合、通信装置1は、テーブル6を参照して、宛先ポートMTU値(4000)>送信元ポートMTU値(1500)より、このデータ(a)を宛先ポート2に転送する。従って、端末Cからデータ(a)は端末Bに送信される。
又ポート2の端末Bからポート3の端末C宛のデータ(b)(DA:12−3,SA:12−2,パケット長:4000)を送信する場合、通信装置1は、テーブル6を参照すると、宛先ポートMTU値(1500)<送信元ポートMTU値(4000)の関係となるから、パケット長1500byteのICMPパケットを送信元端末Bに送信する。これにより、端末Bは端末CのMTU値が1500byteであると認識することができ、パケット長4000byteのデータ(b)を、パケット長1500byteに分割したデータ(c)(DA:12−3,SA:12−2、パケット長:1500)として再送信する。即ち、MTU値が異なる場合に、ICMPによりデータ(b)は、宛先端末Cに対しては不達となることを通知することができる。
又端末Aから端末B,Cにそれぞれデータ(d)(DA:12−3,SA:12−1、パケット長:9000)及びデータ(e)(DA:12−2,SA:12−1、パケット長:9000)を送信すると、通信装置1は、テーブル6を参照して、送信元ポート1のMTU値より宛先ポート2,3のMTU値が小さいので、通信装置1は、データ(d)に対応するICMP及びデータ(e)に対応するICMPを、送信元ポート1を介して端末Aに送信する。それにより、データ(d),(e)の送信元の端末Aは、データ(d)を分割したデータ(f)(DA:12−3,SA:12−1、パケット長:1500)を再送信する。又データ(e)を分割したデータ(g)(DA:12−2,SA:12−1、パケット長:1500)を再送信する。なお、ポート2に接続された端末Bに対しては、パケット長:4000としたデータを送信することもできる。
又通信装置1は、異なるMTU値の端末間の通信に於いて、毎回ICMPパケットを送信せず、伝送回線がリンクダウンしない限りDA,SAの各組み合わせ一度の送信のみとする。しかし、端末からの経路MTU探索については、オート・ネゴシェーションにより得られたMTU値と比較してICMPパケットを返信し続けることができる。
又ICMPパケットを送信してDAのMTU値を認識する方法として、通信装置が受信したフレームのパケット長を読み取り、DAのMTU値<受信したフレームのパケット長の時、送信元アドレス宛にICMPパケットを送信し、DAのMTU値を通知することも可能である。又通信装置1は、これらICMPパケットを送信する時は、データのヘッダのtypeや、IPヘッダのバージョンを読み取ることにより、IPv6パケットである時、ICMPv6パケットを送信することが可能となる。
1 通信装置
2 レイヤ2転送処理部
3 ポート(PHY)
4 制御部
5 転送機能部
6 テーブル
2 レイヤ2転送処理部
3 ポート(PHY)
4 制御部
5 転送機能部
6 テーブル
Claims (8)
- 通信装置に伝送回線を介して接続された複数の端末間のフレーム伝送を行うフレーム伝送システムに於いて、
前記通信装置は、前記端末を接続するポートの番号と前記端末のアドレスと前記端末のMTU(最大伝送ユニット)値とを対応付けて格納するテーブルと、前記端末間のフレームの転送処理を行う転送機能部と、該転送機能部を制御すると共に、前記端末との間のオート・ネゴシェーションによる前記端末のMTU値を求めて前記テーブルに格納し、且つ送信元端末のMTU値が宛先端末のMTU値より大きい時に、前記送信元端末に前記宛先端末のMTU値を通知する機能を有する制御部とを含む構成を有する
ことを特徴とするフレーム伝送システム。 - 通信装置に伝送回線を介して接続された複数の端末間のフレーム伝送を行うフレーム伝送システムに於いて、
前記通信装置は、前記端末を接続するポートの番号と前記端末のアドレスと前記端末のMTU(最大伝送ユニット)値とを対応付けて格納するテーブルと、前記端末間のフレームの転送処理を行う転送機能部と、該転送機能部を制御すると共に、前記端末との間のオート・ネゴシェーションによる前記端末のMTU値を求めて前記テーブルに格納し、送信元端末からのフレームのフレーム長を検出して該フレーム長が宛先端末のMTU値より大きい時に、前記送信元端末に前記宛先端末のMTU値を通知する機能を有する制御部とを含む構成を有する
ことを特徴とするフレーム伝送システム。 - 前記通信装置の前記制御部は、FLP(ファースト・リンク・パルス)バーストによる前記端末との間のオート・ネゴシェーションを行って前記端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、該MTU値を前記テーブルに格納制御する構成を有することを特徴とする請求項1又は2記載のフレーム伝送システム。
- 前記通信装置の前記制御部は、コンフィギュレーション・レジスタ情報による前記端末との間のオート・ネゴシェーションを行って前記端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、該MTU値を前記テーブルに格納制御する構成を有することを特徴とする請求項1又は2記載のフレーム伝送システム。
- 通信装置に伝送回線を介して接続された複数の端末間のフレーム伝送を行うフレーム伝送方法に於いて、
前記通信装置のポートに接続された前記端末との間のオート・ネゴシェーションにより該端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、該MTU値を該端末のアドレスと該端末が接続された前記ポートの番号とを対応付けてテーブルに格納する過程と、
送信元端末のMTU値と宛先端末のMTU値とを比較し、送信元端末のMTU値が大きい時は、該送信元端末に宛先端末のMTU値を通知する過程と
を含むことを特徴とするフレーム伝送方法。 - 通信装置に伝送回線を介して接続された複数の端末間のフレーム伝送を行うフレーム伝送方法に於いて、
前記通信装置のポートに接続された前記端末との間のオート・ネゴシェーションにより該端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、該MTU値を該端末のアドレスと該端末が接続された前記ポートの番号とを対応付けてテーブルに格納する過程と、
送信元端末からのフレームのフレーム長と宛先端末のMTU値とを比較し、該宛先端末のMTU値より前記フレーム長が大きい時は、該送信元端末に宛先端末のMTU値を通知する過程と
を含むことを特徴とするフレーム伝送方法。 - 前記通信装置のポートに接続された前記端末との間のオート・ネゴシェーションを、FLP(ファースト・リンク・パルス)バーストの拡張用ネクストページを用いて前記端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、該MTU値を前記テーブルに格納する過程を含むことを特徴とする請求項5又は6記載のフレーム伝送方法。
- 前記通信装置のポートに接続された前記端末との間のオート・ネゴシェーションを、コンフィギュレーション・レジスタ情報により、前記端末のMTU(最大伝送ユニット)値を求め、該MTU値を前記テーブルに格納する過程を含むことを特徴とする請求項5又は6記載のフレーム伝送方法。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101132412B (zh) * | 2007-09-26 | 2010-06-23 | 杭州华三通信技术有限公司 | iSCSI系统中的报文长度协商方法、装置和系统 |
JP2010239293A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Nec Corp | パケット通信装置、パケット通信方法及びプログラム |
JP2010251814A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-11-04 | E-Lambdanet Corp | 光ネットワークインターフェース構成 |
JP2012205248A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Brother Ind Ltd | 通信装置 |
US9019959B2 (en) | 2010-09-28 | 2015-04-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Node, switch, and system |
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2005
- 2005-03-09 JP JP2005064919A patent/JP2006253867A/ja active Pending
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