JP2005252374A - 符号化装置、プログラム、および符号化処理方法 - Google Patents
符号化装置、プログラム、および符号化処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005252374A JP2005252374A JP2004056501A JP2004056501A JP2005252374A JP 2005252374 A JP2005252374 A JP 2005252374A JP 2004056501 A JP2004056501 A JP 2004056501A JP 2004056501 A JP2004056501 A JP 2004056501A JP 2005252374 A JP2005252374 A JP 2005252374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- processing
- unit
- arithmetic
- encoding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
【解決手段】画像データをブロック単位で算術符号化処理を行い符号化データを生成する算術符号化部274と、算術符号化部274が生成した符号化データに、算術符号化部274の算術符号化処理によるブロック単位よりも大きい所定単位での画像データの圧縮の度合いを示す指標データKに応じた付加データを付加する付加部275と、ブロック単位で、算術符号化部274による算術符号化処理の対象のデータのデータ長、および算術符号化部274が生成した符号化データのデータ長を基に、付加部275が付加する所定単位での指標データKに応じた付加データを予測する予測部276と、ブロック単位で、予測部276が予測した付加データに応じた所定処理を行うレート制御回路32および量子化回路26とを設ける。
【選択図】図5
Description
JVT方式では、構文要素(SE:Syntax Element)の符号化処理として、CAVLC(Context Based Adaptive Variable Length Coding )と、CABAC(Context Adaptive Binary Arithmetic Coding )の2種類の符号化処理を規定している。
CABACは、構文要素(SE:Syntax Element)をコンテクスト(Context)にわけて、それぞれのコンテクストについて算術符号化処理を行う符号化処理である。
トーマス・ウィーガント,ゲーリー・J・サリバン,ギスレ・ビョンテガード,アジャイ・ルスラ(Thomas Wiegand, Gary J.Sullivan, Gisle Bjontegaard, and Ajay Luthra),ビデオコーディングスタンダードの概要(Overview of the H.264/AVC Video Coding Standard),「IEEEのビデオ技術用の処理回路およびシステム」(IEEE TRANSACTIONS CIRCUITS AND SYSTEMS FOR VIDEO TECHNOLOGY),(米国),,2003年7月,
詳細には、CABACによる符号化処理の結果、圧縮率が高い符号化データを生成した際に、デコーダがその圧縮率の高い符号化データをデコード処理を行うと、その符号化データを所定時間内に処理しきれない場合がある。
そのため符号化処理の際に、例えば1画像の内の複数のスライス(Slice )それぞれの最後に付加データを付加する。具体的には、例えば付加データは0x000003を1単位としたスタッフィングバイト(StuffingByte)を付加することで、デコーダの負荷を軽減する。付加データは、CabacZeroWordに相当する。
また、符号化処理の結果、高圧縮率の符号化データが生成され、大量のCabacZeroWord が急激に発生した場合には、バッファがオーバーフローを起こす場合がある。
このため、1スライスよりも短い処理単位で付加データを予測できる符号化装置が望まれている。
付加手段は、算術符号化手段が生成した符号化データに、算術符号化手段の算術符号化処理による第1のブロック単位よりも大きい第2のブロック単位での画像データの圧縮の度合いに応じた付加データを付加する。
予測手段は、第1のブロック単位で、算術符号化手段による算術符号化処理の対象のデータのデータ長、および、算術符号化手段が生成した符号化データのデータ長に基づいて、付加手段が付加する付加データを予測する。
処理手段は、第1のブロック単位で、予測手段が予測した付加データに応じた所定処理を行う。
図1に示すように、本実施形態に係る通信システム1は、送信側に設けられた符号化装置2と、受信側に設けられた復号装置3とを有する。
通信システム1では、送信側の符号化装置2において、離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換などの直交変換と動き補償によって圧縮したフレーム画像データ(ビットストリーム)を生成し、当該フレーム画像データを変調した後に、衛星放送波、ケーブルTV網、電話回線網、携帯電話回線網などの伝送媒体を介して送信する。
受信側では、受信した画像信号を復調した後に、上記変調時の直交変換の逆変換と動き補償によって伸張したフレーム画像データを生成して利用する。
なお、上記伝送媒体は、光ディスク、磁気ディスクおよび半導体メモリなどの記録媒体であってもよい。
図1に示す復号装置3は符号化装置2の符号化に対応した復号を行い、従来と同じ構成を有している
図2は、図1に示す符号化装置2の全体構成図である。
図2に示すように、符号化装置(情報処理装置)2は、例えば、A/D変換回路22、画面並べ替え回路23、演算回路24、直交変換回路25、量子化回路26、符号化回路(符号化装置とも言う)27、バッファ28、逆量子化回路29、逆直交変換回路30、レート制御回路32、フレームメモリ34、デブロックフィルタ38、および動き予測・補償回路39を主構成要素として有する。
量子化回路26,レート制御回路32は本発明に係る処理手段に相当する。
A/D変換回路22は、入力されたアナログの輝度信号Y、色差信号Cb,Crから構成される原画像信号(画像データ)S10をデジタルのフレームデータS22に変換し、これを画面並べ替え回路23に出力する。
画面並べ替え回路23は、A/D変換回路22から入力したフレームデータS22を、そのピクチャタイプI,P,BからなるGOP(Group Of Pictures )構造に応じて、符号化する順番に並べ替えたフレームデータS23を演算回路24、演算回路24、レート制御回路32および動き予測・補償回路39に出力する。
直交変換回路25は、画像データS24に離散コサイン変換やカルーネン・レーベ変換などの直交変換を施して画像データ(例えばDCT係数)S25を生成し、これを量子化回路26に出力する。
量子化回路26は、画像データS25をレート制御回路32により設定された量子化の度合いを示すデータに基づいて量子化処理を行い、符号化回路27の処理対象のデータを生成する。
詳細には、量子化回路26は、レート制御回路32から入力した量子化スケールで、画像データS25を量子化して画像データS26を生成し、これを符号化回路27および逆量子化回路29に出力する。
このとき、符号化回路27は、例えばインター予測符号化が行われた場合には、動き予測・補償回路39から入力した動きベクトルMVを符号化してヘッダデータに格納する。
逆量子化回路29は、他の動き補償ブロックMCBから参照される参照画像データの動き補償ブロックMCBの画像データS26を逆量子化した信号を生成し、これを逆直交変換回路30に出力する。
逆直交変換回路30は、逆量子化回路29から入力したデータに、直交変換回路25における直交変換の逆変換を施して生成した画像データS30をデブロックフィルタ38を介してフレームメモリ34に書き込む。
デブロックフィルタ38は、画像データS30のブロック歪みを除去した画像データを、フレームメモリ34に出力する。
そして、レート制御回路32は、上記生成した量子化パラメータQp、並びにバッファ28から読み出した画像データを基に量子化スケールを生成し、これを量子化回路26に出力する。
また、レート制御回路32は、上記生成した量子化パラメータQpを、動き予測・補償回路39に出力する。
Pピクチャは、表示順が前(過去)のIピクチャまたはPピクチャを基に予測を行って符号化される画像データを示す。
Bピクチャは、表示順が前(過去)および後(未来)のIピクチャおよびPピクチャを基に双方向予測によって符号化される画像データを示す。
動き予測・補償回路39は、フレームデータS23内の処理対象の動き補償ブロックMCBとの差異が最も小さい動き補償ブロックMCBの位置を参照画像データREFの探索範囲SR内で特定し、これらの位置関係に対応した動きベクトルMVを算出する。
また、動き予測・補償回路39は、上記選択した動きベクトルMVを基に、動き補償ブロックMCBについての予測画像データPIを生成する。
動き予測・補償回路39は、上記選択した動きベクトルMVを符号化回路27に出力し、上記生成した予測画像データPIを演算回路24に出力する。
JVT方式の符号化処理では、文脈エレメント(SE:Syntax Element )の符号化方法として、CAVLCとCABACの2種類が規定されている。CABACは、一般的にCAVLCと比べてSEを高効率に圧縮する。本実施形態に係る符号化回路27は、CABACにより符号化処理を行う。
符号化処理では、bin を入力として、算術符号化処理(AC:Arithmetic Coding )を行い、処理結果を基に出力ビットが決定されビットストリームに出力される。
算術符号化処理は、例えば符号化対象のデータ列、例えばシンボルや2値(0および1)の系列を出現確率に応じて、区間[0,1]に射影し、数直線上の確率空間を区間内の数でバイナリ表現して符号化する。
例えば算術符号化処理は、図3に示すように、0.00…以上、1.00…未満の区間を、符号化対象のデータ内の個々のデータの出現確率を基に区間を分割し、個々のデータを基に分割した区間を選択する再帰的処理を行い、符号化対象のデータに対応する区間を示すデータを符号とする。
算術符号化処理は、具体的には図3(A)に示すように、符号化対象のデータの内、出現確率が大きいデータをMPS(Most Probable Symbol)、出現確率が小さいデータをLPS(Least Probable Symbol )とし、それぞれの出現確率pMPS、pLPSに応じて所定の区間Aを分割する。この際、現区間のサイズをレンジRange 、現区間の境界値、例えば下限値をLow とする。また、出現確率pMPSは、1−pLPSである。
符号化対象のデータ列の最初のデータがMPSの場合には、図3(A)に示すように、区間Aを出現確率pMPS,pLPSに応じて分割し、分割された区間の内、図3(B)に示すようにMPSに対応する区間を選択する。このときのレンジRange ,ロウLow の値は、p0(=pMPS),0.00…である。
つまり、上述した符号化処理においてLPSの場合には、下限値Low の値にpMPSが加算されて、下限値Low が更新される。
例えば、上述したように、符号化対象のデータ列を1ビット単位で符号化処理を行う毎に、図4に示すような正規化処理を行う。
具体的には、まず、レンジRange が予め設定された所定値よりも小さいか否が判別され(ST1)、所定値よりも小さい場合には、下限値Low の値の上位1ビットに応じた符号を出力した後(ST2)、レンジRange と下限値Low の値を左シフト演算することで2倍に拡大し(ST3,ST4)し、ステップST1の処理に戻る。
そして、ステップST1からST4の動作をレンジRange の値が所定値以上になるまで繰り返す。
一方、ステップST1において、レンジRange の値が所定値以上の場合には、正規化処理を終了する。
符号化回路27は、例えば図5に示すように、2値化部(BINR)271、コンテクスト(CTX)272、更新部(UPDT)273、算術符号化部274、付加部275、および予測部276を有する。
算術符号化部274は本発明に係る算術符号化手段に相当し、付加部275は本発明に係る付加手段に相当し、予測部276は、本発明に係る予測手段に相当する。
具体的には、2値化部271は、入力されたデータが、非バイナリ値(Non Binary Value)、例えば動きベクトル(Motion vector )やtransform coeff 等の場合には、バイナリデータに変換する。
コンテクスト272には、例えば遷移状態を示すインデックスと、MPSの出現確率pMPSとが関連付けられて記憶されている。コンテクスト272のインデックスは、例えば算術符号化部274の処理結果を示す信号S274に基づいて、更新部273により更新される。
具体的には、更新部273は、例えば信号S274を基に符号化した値が1の場合には、1の出現確率が増えるようにコンテクスト272のインデックスを更新し、例えば符号化した値が0の場合には、0の出現確率が増えるようにインデックスを更新する。
こうすることにより、CTX273のインデックスは、入力されるSEに依存した出現確率に近づいていく。
例えば、算術符号化部274は、コンテクスト272の確率を示すインデックスに基づいて、入力されたデータを算術符号化処理を行う。本実施形態では算術符号化部274は、例えば図3に示すような算術符号化処理を行う。
マクロブロックは本発明に係る第1のブロック単位に相当し、1スライスや1ピクチャは本発明に係る第2のブロック単位に相当する。
この付加データは、算術符号化部274による符号化処理の結果、圧縮率が高い符号化データを生成した際に、デコーダがその圧縮率の高い符号化データをデコード処理すると、その符号化データを所定時間内に処理しきれない場合があるので、例えば図6(a)に示すように、1画像の内の複数のスライス(Slice )それぞれの最後に付加される。
付加部275は、例えば付加データとして、0x000003を1単位としたスタッフィングバイト(StuffingByte)を付加することで、デコーダの負荷を軽減する。
K=Ceil((Ceil((3×BinCountsInNALUnits−3×96×PicSizeInMbs)/32)−NumBytesInVclNALUnits)/3)…(1)
NumBytesInVclNALUnits は、算術符号化部274により算術符号化処理されたデータの所定単位、例えば1ピクチャでのデータ長である。
PicSizeInMbsは、所定単位、例えば1ピクチャ内のマクロブロック数である。本実施形態では固定値である。
また、Ceil(A)は、値Aよりも大きい最小の整数値を示す。
例えば一般的なレート制御回路では、算術符号化部274が生成した符号化データと付加データとに基づいて、量子化レートを制御するので、制御できない場合がある。
また、レート制御回路32は、ブロック単位よりも大きい単位、例えば1スライス単位で符号化データに、付加部275が生成した付加データを付加したデータのデータ長に基づいて、量子化回路26の量子化の度合いを示すデータ、詳細には量子化レートを設定する。
量子化回路26は、設定された量子化レートに応じた量子化処理を行う。
ステップST1において、2値化部271は、2値化処理、例えば量子化回路26や動き予測・補償回路39から入力されたSEを、VLCや固定長符号によりシンボルbin (binary symbol )の列(バイナリデータ)に変換し、信号S271として出力する。
現在処理したカレントマクロブロックCurrentMB が、1スライスの途中ではないと判別した場合、具体的には、現在処理したカレントマクロブロックCurrentMB が1スライス中のマクロブロック数より小さくないと判別した場合には、つまり、1スライス分のデータを算術符号化部274が処理した場合には、付加部275が1スライス分の算術符号化処理の前後のデータ長に基づいて数式(1)に示すように指標データKを算出し、指標データKに応じた付加データを、1スライス分の符号化データに付加する。
レート制御回路32は、ブロック単位よりも大きい単位、例えば1スライス単位で符号化データに、付加部275が生成した付加データを付加したデータのデータ長に基づいて、量子化回路26の量子化の度合いを示すデータ、詳細には量子化レートを設定する。
量子化回路26は、その量子化レートに応じた量子化処理を行う。
具体的には、算術符号化部274は、指定されたコンテクスト272のインデックスctxIdxと、エンコードするシンボルbinValを入力として、符号化処理を行う。
例えば図3に示した、codIRange ,codILow は、出現確率幅(レンジRange ),下限値Low を表す。コンテクストCTX272は、インデックスctxIdxによって管理され、各コンテクストにはMPS値と遷移状態番号を示すvalMPS,pStateIdx が割り当てられる。
具体的には、codILowとcodIRangeを加算した値をcodILowに代入し、codIRangeにcodIRangeLPSを代入する(ST104)。
ステップST105において、pStateIdx が0でないか否が判別され、pStateIdx が0の場合にはvalMPSに1−valMPSを代入し(ST106)、ステップST107の処理に進む。ステップST105においてpStateIdx が0でない場合にもステップST107の処理に進む。
ステップST107において、pStateIdx を更新する。
ステップST108において、算術符号化部274は、後述する正規化処理を行う。
ステップST111に示すように、算術符号化部274は、codIRange の値が所定値、例えば0x100よりも小さいか否かを判別し、codIRange の値が所定値、例えば0x100よりも小さくないと判別した場合には、正規化処理を行わない。
codILowの値が所定値、例えば0x100よりも小さいと判別した場合には、算術符号化部274は、後述する符号化データを出力するための処理PutBit(0)を行い(ST113)、codIRange 値を1/2倍し、codILow値を1/2倍する。詳細には、codIRange 値およびcodILow値を1ビット分左シフト演算を行うことで、それぞれの値を1/2倍し(ST114)、ステップST111の処理に戻る。
このbitsOutstandingは、正規化処理の際にキャリーオーバ防止のために設けられたデータであり、bitsOutstandingのデータは、所定単位の符号化処理が終了した時点で0にリセットされる。
算術符号化部274は、符号化データを出力する際に、最初のビットであるか否かを判別する。この判断には例えば最初のビットを示すfirstbitFlagが用いられる。firstbitFlagが0以外の場合には、最初のビットであることを示し、firstbitFlagが0の場合には、最初のビット以外であることを示す。
詳細には、算術符号化部274は、ステップST210において、firstbitFlagが0以外の場合には、firstbitFlagに0を代入して最初のビットを出力しない。
一方、ステップST210において、算術符号化部274は、firstbitFlagが0の場合には、WriteBits(B,1)の処理を行う。ここでWriteBits(B,1)は、1ビット長の値Bを出力する処理である。
以上説明した動作を行うことで、算術符号化部274は、キャリーオーバを起こすことなく、符号化処理を行うことができる。
このため予測部276は、このbitsOutstanding を考慮して予測を行うことが好ましい。
以下、予測部276の一具体例を詳細に説明する。
具体的には、予測部276は、データ長NumBytesとして、例えば数式(2)に示すように、現在処理中のマクロブロック(CurrentMB とも言う)までに生成した符号化データのデータ長GenBits と、その時点でのbitsOutstanding の値を加算して求める。
NumBytes = (GenBits +bitsOutstanding) / 8 …(2)
数式(2)に示した計算により、予測部276は、より高精度に現在処理中のマクロブロックまでに生成された符号化データのデータ長NumBytesを計算することができる。
EstimateBinCountsInNALUnits=CurrentBinarizationNum ×(PicSizeInMbs /MbNo)…(3)
1ピクチャ分の符号化データのデータ長の予測値EstimateNumByteInVclNALUnitsを、算術符号化部274が1ピクチャ分の算術符号化処理により出力したデータのデータ長GenBitsと、bitsOutstandingの値、および、1ピクチャーのマクロブロック数PicSizeInMbs と、現在処理中のマクロブロックを示すデータMbNoとを用いて計算する。
また、MbNoは現在処理中のマクロブロックであるが、これは1マクロブロック毎に加算されるため、これまでのエンコードしたマクロブロックの総和となる。
EstimateNumByteInVclNALUnits=(GenBits +bitsOutstanding)×(PicSizeInMbs /MbNo)/8…(4)
K=Ceil((Ceil((3×EstimateBinCountsInNALUnits−3×96×PicSizeInMbs)/32)−EstimateNumByteInVclNALUnits)/3)…(5)
レート制御回路32は、その予測した指標データKに応じた付加データのデータ長に応じて、マクロブロック単位で量子化レートの制御を行う。
各構成要素の動作は、図7に示したフローチャートと同様であるので説明を省略する。
相違点は、予測部276がbitsOutstandingを考慮し、数式(2)〜数式(5)に基づいて付加データを予測する点である。これにより、より高精度に付加データを予測することができる。
本実施形態に係る符号化装置では、ハードウェアにより、本発明に係る機能を実現したが、この形態に限られるものではない。例えば、コンピュータ(データ処理装置)が上述した本発明に係る機能を有するプログラムを実行することにより、本発明に係る機能を実現してもよい。
Claims (6)
- 画像データを第1のブロック単位で算術符号化処理を行い符号化データを生成する算術符号化手段と、
前記算術符号化手段が生成した符号化データに、前記算術符号化手段の算術符号化処理による前記第1のブロック単位よりも大きい第2のブロック単位での前記画像データの圧縮の度合いに応じた付加データを付加する付加手段と、
前記第1のブロック単位で、前記算術符号化手段による算術符号化処理の対象のデータのデータ長、および、前記算術符号化手段が生成した符号化データのデータ長に基づいて、前記付加手段が付加する付加データを予測する予測手段と、
前記第1のブロック単位で、前記予測手段が予測した前記付加データに応じた所定処理を行う処理手段と
を有する符号化装置。 - 前記算術符号化手段は、前記算術符号化処理を行う際に、処理対象のデータを所定倍する正規化処理を含み、
前記予測手段は、前記算術符号化手段による前記正規化処理に係るビットアウトスタンディングデータ、および前記算術符号化手段が前記画像データのピクチャのうち前記算術符号化処理したブロックまでの符号化データのデータ長、および前記1ピクチャのうち前記算術符号化処理前のデータのデータ長に基づいて、前記第2のブロック単位での指標データに応じた付加データを予測する
請求項1に記載の符号化装置。 - 前記処理手段は、前記画像データを設定された量子化の度合いを示すデータに基づいて量子化処理を行い、前記算術符号化手段の処理対象のデータを生成する量子化手段と、
前記ブロック単位で、前記予測手段が予測した前記付加データに基づいて、前記量子化手段の量子化の度合いを示すデータを設定する量子化データ設定手段とを含む
請求項1に記載の符号化装置。 - 複数の異なるサイズのブロックを単位として、動き補償の対象となる画像データと、前記動き補償で参照される参照画像データの間の差分に基づいて動きベクトルを生成する動きベクトル生成手段と、
前記動き補償の対象となる画像データと、予測画像データとの差分に直交変換処理および量子化処理を順に施す第1の処理手段と、
前記第1の処理手段で生成したデータに、逆量子化処理および逆直交変換処理を順に施して参照データを生成する第2の処理手段と、
前記動きベクトルおよび前記参照画像データを基に前記予測画像データを生成する第3の処理手段と、
設定された量子化の度合いを示すデータに基づいて量子化処理を行い、前記符号化手段の処理対象のデータを生成する量子化手段と、
前記量子化手段が生成したデータ、および前記動きベクトルを、第1のブロック単位で算術符号化処理を行い符号化データを生成する算術符号化手段と、
前記算術符号化手段が生成した符号化データに、前記算術符号化手段の算術符号化処理による前記第1のブロック単位よりも大きい第2のブロック単位での前記画像データの圧縮の度合いを示す指標データに応じた付加データを付加する付加手段と、
前記第1のブロック単位で、前記算術符号化手段による算術符号化処理の対象のデータのデータ長、および、前記算術符号化手段が生成した符号化データのデータ長に基づいて、前記付加手段が付加する前記第2のブロック単位での指標データに応じた付加データを予測する予測手段と、
前記第1のブロック単位で、前記予測手段が予測した前記付加データに基づいて、前記量子化手段の量子化の度合いを示すデータを設定する量子化データ設定手段と
を有する符号化装置。 - 情報処理装置に実行させるプログラムであって、
画像データを第1のブロック単位で算術符号化処理を行い符号化データを生成する第1の手順と、
前記第1のブロック単位で、前記第1の手順による算術符号化処理の対象のデータのデータ長、および、前記第1の手順で生成した符号化データのデータ長に基づいて、第1の手順が生成した符号化データに付加する、前記第1の手順の算術符号化処理による前記第1のブロック単位よりも大きい第2のブロック単位での前記画像データの圧縮の度合いに応じた付加データを予測する第2の手順と、
前記第1のブロック単位で、前記第2のステップで予測した前記付加データに応じた所定処理を行う第3の手順とを実行させるプログラム。 - 情報処理装置が行う符号化処理方法であって、
画像データを第1のブロック単位で算術符号化処理を行い符号化データを生成する第1のステップと、
前記第1のブロック単位で、前記第1のステップによる算術符号化処理の対象のデータのデータ長、および、前記第1のステップで生成した符号化データのデータ長に基づいて、第1のステップで生成した符号化データに付加する、前記第1のステップの算術符号化処理による前記第1のブロック単位よりも大きい第2のブロック単位での前記画像データの圧縮の度合いに応じた付加データを予測する第2のステップと、
前記第1のブロック単位で、前記第2のステップが予測した前記付加データに応じた所定処理を行う第3のステップと
を有する符号化処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004056501A JP4453398B2 (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | 符号化装置、プログラム、および符号化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004056501A JP4453398B2 (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | 符号化装置、プログラム、および符号化処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005252374A true JP2005252374A (ja) | 2005-09-15 |
JP4453398B2 JP4453398B2 (ja) | 2010-04-21 |
Family
ID=35032494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004056501A Expired - Fee Related JP4453398B2 (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | 符号化装置、プログラム、および符号化処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4453398B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008113374A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Canon Inc | エントロピー符号化装置 |
JP2008118307A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Canon Inc | 符号化装置及びその制御方法 |
WO2008065822A1 (en) * | 2006-11-28 | 2008-06-05 | Panasonic Corporation | Encoding device and encoding method |
JP2008141530A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Canon Inc | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
JP2008141531A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Canon Inc | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
JPWO2008142956A1 (ja) * | 2007-05-21 | 2010-08-05 | 日本電気株式会社 | 映像符号化装置、映像符号化方法および映像符号化プログラム |
US7839312B2 (en) | 2006-11-30 | 2010-11-23 | Panasonic Corporation | Coder |
JP2011176831A (ja) * | 2011-03-02 | 2011-09-08 | Canon Inc | 符号化装置及びその制御方法 |
JP2014187539A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Mega Chips Corp | 画像処理装置 |
JP2015115665A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | 日本電信電話株式会社 | 二値算術符号化装置、二値算術符号化方法及び二値算術符号化プログラム |
JP2015519810A (ja) * | 2012-04-24 | 2015-07-09 | マグナム セミコンダクター, インコーポレイテッド | ビットストリームビットスタッフィングのための装置および方法 |
-
2004
- 2004-03-01 JP JP2004056501A patent/JP4453398B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008113374A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Canon Inc | エントロピー符号化装置 |
JP2008118307A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Canon Inc | 符号化装置及びその制御方法 |
US8588540B2 (en) | 2006-11-01 | 2013-11-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Arithmetic encoding apparatus executing normalization and control method |
JP4717780B2 (ja) * | 2006-11-01 | 2011-07-06 | キヤノン株式会社 | 符号化装置及びその制御方法 |
US8170359B2 (en) | 2006-11-28 | 2012-05-01 | Panasonic Corporation | Encoding device and encoding method |
WO2008065822A1 (en) * | 2006-11-28 | 2008-06-05 | Panasonic Corporation | Encoding device and encoding method |
JP5231243B2 (ja) * | 2006-11-28 | 2013-07-10 | パナソニック株式会社 | 符号化装置及び符号化方法 |
US7839312B2 (en) | 2006-11-30 | 2010-11-23 | Panasonic Corporation | Coder |
JP2008141531A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Canon Inc | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
JP4742018B2 (ja) * | 2006-12-01 | 2011-08-10 | キヤノン株式会社 | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
JP2008141530A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Canon Inc | 画像符号化装置及び画像符号化方法 |
JPWO2008142956A1 (ja) * | 2007-05-21 | 2010-08-05 | 日本電気株式会社 | 映像符号化装置、映像符号化方法および映像符号化プログラム |
JP2011176831A (ja) * | 2011-03-02 | 2011-09-08 | Canon Inc | 符号化装置及びその制御方法 |
JP2015519810A (ja) * | 2012-04-24 | 2015-07-09 | マグナム セミコンダクター, インコーポレイテッド | ビットストリームビットスタッフィングのための装置および方法 |
JP2014187539A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Mega Chips Corp | 画像処理装置 |
JP2015115665A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | 日本電信電話株式会社 | 二値算術符号化装置、二値算術符号化方法及び二値算術符号化プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4453398B2 (ja) | 2010-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7132964B2 (en) | Coding apparatus, program and data processing method | |
RU2595892C2 (ru) | Прогрессивное кодирование позиции последнего значимого коэффицента | |
JP4540585B2 (ja) | 符号化装置及び復号化装置 | |
RU2426227C2 (ru) | Кодирование кодов переменной длины с эффективным использованием памяти | |
KR0180169B1 (ko) | 가변길이 부호기 | |
JP2004135251A (ja) | 画像情報符号化方法及び画像情報復号方法 | |
JP2014518466A (ja) | ビデオデータをコンテキスト適応型コーディングすること | |
WO2013063371A1 (en) | Mapping states in binary arithmetic coder for video coding | |
JP2007142637A (ja) | 画像情報符号化装置 | |
KR20070118978A (ko) | 반복적 인코딩 알고리즘을 이용한 비디오 압축 방법 및 그시스템 | |
JP2007166039A (ja) | 画像符号化装置 | |
JP4453398B2 (ja) | 符号化装置、プログラム、および符号化処理方法 | |
JP5116704B2 (ja) | 画像符号化装置及び画像符号化方法 | |
CN109565596B (zh) | 用于上下文自适应二进制算术编码的方法和装置 | |
JP4687998B2 (ja) | 符号化装置及び符号化方法 | |
JP5057497B2 (ja) | 復号装置及び復号方法 | |
JP5041061B2 (ja) | 復号装置及び復号方法 | |
JP5041060B2 (ja) | 符号化装置及び符号化方法 | |
JP5057498B2 (ja) | 復号装置及び復号方法 | |
JP5057496B2 (ja) | 符号化装置及び符号化方法 | |
JP5892203B2 (ja) | 復号装置、復号方法及び復号プログラム | |
JP5692172B2 (ja) | 復号装置、復号方法及び復号プログラム。 | |
JP5062320B2 (ja) | 符号化装置及び符号化方法 | |
JP5057495B2 (ja) | 復号装置及び復号方法 | |
JP5057494B2 (ja) | 符号化装置及び符号化方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091020 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100112 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |