JP2005251485A - スパークプラグ用絶縁碍子の検査方法 - Google Patents

スパークプラグ用絶縁碍子の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 スパークプラグの絶縁碍子にクラック等の不良が存在するか否かの判定を容易に且つ精度よく行うことができるスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法を提供する。
【解決手段】 超音波発信子220より発信された超音波は、保持部材211を介してスパークプラグ100の主体金具5に入射される。このとき、主体金具5に密接された絶縁碍子1にも超音波が伝播される。そして超音波は、主体金具5の先端部57の端面よりピン215を介し、超音波受信子230によって受信される。ところで、超音波発信子220からは複数の周波数の超音波が発信され、スパークプラグ100の構成部材の固有振動数と一致する周波数の超音波が入射されると、共振が発生する。その共振が発生した周波数と、あらかじめ測定したスパークプラグ100絶縁碍子1の良品の固有振動数とを比較し、異なれば、絶縁碍子1に割れが存在すると判定することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スパークプラグの絶縁碍子の状態を判定することができるスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法に関するものである。
従来、内燃機関には点火のためのスパークプラグが用いられている。このスパークプラグは、一般的に、中心電極と、中心電極を軸孔の先端側で保持する絶縁碍子と、その絶縁碍子を保持する主体金具と、中心電極と火花放電間隙を形成する接地電極とを備えている。そして、中心電極と接地電極との間で火花放電が行われ、両電極間に曝された混合気に点火する。
絶縁碍子はアルミナ等を焼成して形成されており、火花放電を行うため2〜3万Vの電位差が生じる中心電極と接地電極との間の絶縁を確実なものとしている。ところで、このような絶縁碍子を、例えば、主体金具に保持させるため組み付けたとき等に、絶縁碍子に過大な荷重がかかり、絶縁碍子に割れや欠け等のクラックが発生することがある。そして絶縁碍子にクラックが生じると、中心電極と接地電極との間の絶縁が保たれず着火不良などが発生する場合がある。そこで、全ての絶縁碍子に対して目視によるクラックの検査を行う必要がある。しかしながら、このような検査は、生産性、コスト面で有効でない。その上、絶縁碍子を主体金具に組み付けた後のスパークプラグにおいて、絶縁碍子のクラックが主体金具で覆われた部分に起こっている場合、生産工程において、出荷前のスパークプラグの外観を目視してそのクラックを見つけることは難しい。このため、目視にはよらずにクラックの検査を行う必要があった。
そこで、スパークプラグ用絶縁碍子の検査方法としては、いわゆるパッシェンの法則を利用し、火花放電間隙(放電ギャップ)近傍の空気圧を高めた状態で、中心電極と接地電極との間に電圧を印加することが知られている。これにより、絶縁碍子のクラックが生じている部分があれば、その部分を経ての放電が、火花放電間隙における火花放電よりも先に開始される。そして、このときに印加される電圧の変化を測定し、これに基づく判定処理を行うことで、絶縁碍子のクラックの有無の検査を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3228159号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の検査方法を利用してスパークプラグの出荷前にクラックの有無の検査を行うには、例えば特許文献1に記載されたエンジンの様なスパークプラグの火花放電間隙近傍に密閉空間を設けた上で、その火花放電間隙近傍の空気圧を高める必要がある。しかし、このためには空気圧発生のための大がかりな装置が必要になるという問題があった。また、検査品ごとに設けられた密閉空間に挿入したり抜き出したりするため、密閉空間を形成する形成物(例えばチャンバー等)が、検査品を傷つけずに密閉性を保つための柔軟性や、加圧に耐えうる耐圧性が必要とされ、その耐久性を鑑みると頻繁に交換されなければならず、検査のための手間やコストがかかるという問題があった。さらに、周囲の大気圧等の環境によって検査結果が左右されるため、例えば室温、湿度、大気圧等の測定環境を整えなければならず、精度の高い検査を得ることが難しいという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、スパークプラグの絶縁碍子にクラック等の不良が存在するか否かの判定を容易に且つ精度よく行うことができるスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法は、スパークプラグに用いられる絶縁碍子に、超音波を入射し、その超音波が入射された前記絶縁碍子の固有振動数を検出し、検出された前記絶縁碍子の固有振動数に基づいて、前記絶縁碍子の状態を判定することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法は、請求項1に記載の発明の構成に加え、あらかじめ測定されたクラックが生じていない絶縁碍子の固有振動数と、前記検出された絶縁碍子の固有振動数とを比較し、前記絶縁碍子にクラックが存在するか否かを判定することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法は、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記スパークプラグは、前記絶縁碍子の先端側の径方向周囲を取り囲み、前記絶縁碍子を保持する主体金具を備え、前記主体金具に前記超音波を入射することで前記絶縁碍子の固有振動数の検出が行われることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法は、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記主体金具の後端側に当接した状態で、前記スパークプラグを保持する保持部材と、前記保持部材に当接し、前記保持部材を介して前記絶縁碍子に超音波を入射する超音波入射手段と、前記主体金具の先端面に一端が当接する接触子と、前記接触子の他端に当接し、前記接触子を介して前記絶縁碍子の固有振動数を検出する固有振動数検出手段と、を備え、前記超音波入射手段と前記保持部材と、および、前記固有振動数検出手段と前記接触子と、および、前記保持部材と前記主体金具と、および、前記接触子と前記主体金具とがそれぞれ互いに押圧されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法は、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記スパークプラグは、前記絶縁碍子の後端側にて保持された接続端子を備え、前記接続端子の後端に当接し、前記保持部材を介して前記絶縁碍子に超音波を入射する超音波入射手段と、前記主体金具の先端面に一端が当接する接触子と、前記接触子の他端に当接し、前記接触子を介して前記絶縁碍子の固有振動数を検出する固有振動数検出手段と、を備え、前記超音波入射手段と前記接続端子と、および、前記固有振動数検出手段と前記接触子と、および、前記接触子と前記主体金具とがそれぞれ互いに押圧されていることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法は、請求項3乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記絶縁碍子および前記端子金具に当接する前記固有振動数検出手段を複数備え、前記超音波が入射された前記絶縁碍子の固有振動数は、前記複数の固有振動数検出手段のそれぞれによって検出されることを特徴とする。
請求項1に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法では、スパークプラグの絶縁碍子に超音波を入射して、その絶縁碍子の固有振動数の検出を行う。特定の絶縁碍子の固有振動数は特定の周波数帯に収まるので、その周波数帯に固有振動数が検出できなければ絶縁碍子に異常があると判断することができる。このように超音波を利用して絶縁碍子の状態を判定することができれば、絶縁不良を検査するため、大がかりな装置を用意したり、従来行われているように高電圧を印加したりする必要がないため、安全かつ低コストで、絶縁碍子の検査を行うことができる。また、周囲の測定環境を整える必要もなく、精度の高い検査を得ることができる。
また、請求項2に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法では、請求項1に係る発明の効果に加え、クラックが生じていないスパークプラグの絶縁碍子の固有振動数をあらかじめ測定しておき、検査を行うスパークプラグの絶縁碍子の固有振動数を検出し、両者の固有振動数を比較する。そして異なれば、検査を行ったスパークプラグの絶縁碍子に割れが存在すると判定することができるので、容易に絶縁碍子のクラックの存在の有無の判定を行うことができる。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法では、請求項1または2に係る発明の効果に加え、絶縁碍子の径方向周囲を取り囲む主体金具を介して絶縁碍子の固有振動数の検出を行うことができるので、絶縁碍子から直接、固有振動数の検出を行わずともよく、スパークプラグの完成品に対しても、絶縁碍子の割れの検査を容易に行うことができる。
また、請求項4に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法では、請求項3に係る発明の効果に加え、超音波入射手段と保持部材との接触部分、固有振動数検出手段と接触子との接触部分、超音波入射手段および固有振動数検出手段と主体金具との接触部分の各接触部分において、押圧によって空気層を薄くすることで、各部材間を超音波が伝播される際の減衰を低減することができる。
また、請求項5に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法では、請求項3に係る発明の効果に加え、超音波入射手段と接続端子との接触部分、固有振動数検出手段と接触子との接触部分、固有振動数検出手段と主体金具との接触部分の各接触部分において、押圧によって空気層を薄くすることで、各部材間を超音波が伝播される際の減衰を低減することができる。
また、請求項6に係る発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法では、請求項3乃至5のいずれかに係る発明の効果に加え、複数の固有振動数検出手段によって絶縁碍子の固有振動数を検出することができるので、絶縁碍子内における超音波の伝播方向によっては検出しにくい固有振動数を検出することができるので、検出精度を高めることができる。
以下、本発明を具体化したスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態において検査が行われるスパークプラグの一例として、スパークプラグ100の構造について説明する。図1は、スパークプラグ100の部分断面図である。
図1に示すように、スパークプラグ100は、概略、絶縁碍子1と、絶縁碍子1の長手方向略先端部に設けられ、この絶縁碍子1を保持する主体金具5と、絶縁碍子1内に軸線方向に延びるようにして保持された中心電極2と、主体金具5の先端部57に一端部(基部62)を溶接され、他端部(先端部61)が中心電極2の先端面22に対向する接地電極60と、絶縁碍子1の上端部に設けられた接続端子4とから構成されている。
まず、このスパークプラグ100の絶縁碍子1について説明する。絶縁碍子1は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成されており、その後端部(図1における上部)には、沿面距離を稼ぐためのコルゲーション11が形成されている。また、絶縁碍子1の先端部(図1における下部)には、内燃機関の燃焼室に曝される脚長部13が設けられている。さらに、絶縁碍子1の軸中心には中心貫通孔12が形成され、この中心貫通孔12には中心電極2が保持されている。
中心電極2は、インコネル(商標名)600または601等のニッケル系合金等からなる電極母材21を少なくとも表層部に有している。そして、中心部に、放熱促進のための銅、あるいは銅合金などで構成された芯材23が埋設されている。この中心電極2の先端面22は絶縁碍子1の先端面から突出している。また、中心電極2は、中心貫通孔12の内部に設けられたシール体14および抵抗体3を経由して、上方の接続端子4に電気的に接続されている。そして接続端子4には、プラグキャップ(図示外)を介して高圧ケーブル(図示外)が接続され、高電圧が印加されるようになっている。
次に、主体金具5について説明する。図1に示すように、主体金具5は、絶縁碍子1を保持し、図示外の内燃機関にスパークプラグ100を固定するためのものである。主体金具5は絶縁碍子1を取り囲むように保持している。主体金具5は低炭素鋼材で形成され、図示外のスパークプラグレンチが嵌合する工具係合部である六角部51と、図示外の内燃機関上部に設けられたエンジンヘッドに螺合するねじ部52とを備えている。さらに、主体金具5は、六角部51の後端側にかしめ部53を有し、かしめ部53をかしめることにより、板パッキン8を介して段部56に絶縁碍子1が支持されて、主体金具5と絶縁碍子1とが一体にされる。かしめによる密閉を完全なものとするため、主体金具5と絶縁碍子1との間に環状のリング部材6,7が介在され、リング部材6,7の間にはタルク(滑石)9の粉末が充填されている。また、主体金具5の中央部には鍔部54が形成され、ねじ部52の後端部側(図1における上部)近傍、すなわち鍔部54の座面55にはガスケット10が嵌挿されている。このようにして絶縁碍子1を保持する主体金具5は、絶縁碍子1の略中央から先端(脚長部13)にかけて絶縁碍子1を取り囲んでいる。
次に、接地電極60について説明する。接地電極60は、耐腐食性の高い金属から構成され、一例として、インコネル(商標名)600または601などのNi合金が用いられている。この接地電極60は、自身の長手方向と直交する横断面が略長方形であり、屈曲された角棒状の外形を呈している。そして、角棒状の一端部(基部62)が、主体金具5の軸線方向の先端側の一端部(先端部57)の端面に溶接などにより接合されている。一方、この接地電極60の基部62とは反対側の他端部(先端部61)は、中心電極2の先端面22に対向するよう屈曲され、中心電極2と接地電極60との互いの対向面の隙間に火花放電ギャップが形成されている。
このように構成されるスパークプラグ100の生産工程において絶縁碍子1に割れが生じていないか否か検査するための検査装置について、図2,図3を参照して説明する。図2は、第1の実施の形態の超音波検査装置200の機構を示す図である。図3は、第1の実施の形態の超音波検査装置200に保持されたスパークプラグ100の近傍の拡大図である。
以下に説明する第1の実施の形態のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法では、図2に示す超音波検査装置200を利用して、絶縁碍子1の割れの存在の有無の判定を行っている。超音波検査装置200は、スパークプラグ100に超音波を入射して絶縁碍子1の固有振動数(共振が発生する周波数)を検出する装置である。
図2に示すように、超音波検査装置200は、スパークプラグ100を保持する保持部材211と、保持部材211に当接する超音波発信子220と、超音波発信子220に接続されたパルス発生部240と、スパークプラグ100に当接するピン215に当接した超音波受信子230と、超音波受信子230に接続された増幅部250と、増幅部250およびパルス発生部240に接続された解析部260と、解析部260に接続された表示部270と、超音波発信子220,超音波受信子230,保持部材211,ピン215のそれぞれを支持する加圧部210とから構成される。
パルス発生部240は、例えば所定時間内に規則性をもつ多数のパルス電圧を発生し、超音波発信子220への印加を行うものである。超音波発信子220は、パルス発生部240から印加されたパルス電圧に基づき超音波を発生するものであり、例えば圧電素子によって電圧の変化を機械的な振動に変換することで超音波を発生する。超音波受信子230は、スパークプラグ100から超音波を受信し、受信した超音波を電気信号に変換するものであり、超音波発信子220と同様に、例えば圧電素子によって機械的な振動を電圧の変化に変換する。増幅部250は、超音波受信子230から出力される電気信号の増幅を行う。解析部260は、パルス発生部240より超音波発信子220に印加されるパルス電圧と、超音波受信子230で受信された超音波に基づく電気信号(増幅部250で増幅された電気信号)との固有振動数の解析を行う。なお、超音波受信子230で受信された超音波に基づく電気信号には、ノイズが重畳することがあるが、電気信号をFFT解析することで、超音波発信子220から発信された超音波の周波数付近の値を取得し、ノイズを削除することができる。表示部270は、解析部260における解析結果を、検査者が視認可能となるように周波数スペクトルとして表示する。なお、超音波発信子220および超音波受信子230が、それぞれ、本発明における「超音波入射手段」および「固有振動数検出手段」に相当する。
加圧部210は、固定部207,208のそれぞれに所定の荷重を印加するものである。加圧部210では各固定部207,208に対して付勢力が与えられ、所定の荷重が印加される。なお、それらの押圧方向については後述する(図3参照)。また、固定部207には超音波発信子220が固定され、固定部208には超音波受信子230が固定されている。
図3に示すように、保持部材211は有底筒状の部材であり、スパークプラグ100の軸方向を垂直方向にして、その後端部(図1における上部)を保持している。なお、保持部材211は支持部205に間隔をおいて取り囲まれている。保持部材211の開放側の端部212の端面は筒内部に向かってテーパー状に設けられている。この端面に、スパークプラグ100の主体金具5のかしめ部53が当接されることで、スパークプラグ100は保持部材211の内部に落ち込まないように支えられている。また、保持部材211の閉塞側の底面(閉塞部213)には、超音波発信子220の先端部221が当接されている。
次に、ピン215は棒状の部材であり、一端(先端部216)がスパークプラグ100の主体金具5の先端部57の端面に当接されている。なお、ピン215は支持部206に間隔をおいて取り囲まれている。また、ピン215の他端(先端部216とは反対側の後端部217)には、超音波受信子230の先端部231が当接されている。なお、ピン215が、本発明における「接触子」に相当する。
加圧部(図2参照)では、固定部207,208に荷重を印加して、各部材の接触部分の密着の度合いを高めている。つまり、固定部207と固定部208とが互いに近づく方向(図3中矢印で示す。)に押圧されることで、超音波発信子220と保持部材211、保持部材211とスパークプラグ100、スパークプラグ100とピン215、ピン215と超音波受信子230とがそれぞれ圧接する。これにより、各部材同士の接触部分における空気層が薄くなり、密着の度合いが増すように構成されている。なお、保持部材211は、超音波発信子220とスパークプラグ100との圧接により軸方向に固定され、ピン215は、超音波受信子230とスパークプラグ100との圧接により軸方向に固定される。
このように構成された超音波検査装置200について、超音波発信子220から超音波受信子230への超音波の伝播について説明する。まず、超音波発信子220から発生した超音波は、保持部材211の閉塞部213に入射する。そして、超音波は保持部材211内を伝播し、端部212からスパークプラグ100の主体金具5のかしめ部53に入射する。ところで、リング部材6,7等を介して主体金具5のかしめ部53と絶縁碍子1の胴部15(図1参照)とが、または、板パッキン8を介して主体金具5の段部56と絶縁碍子1とが接合するので、主体金具5のかしめ部53に入射した超音波は、上記2ヶ所を経由して再度主体金具5に入射し、主体金具5の先端部57の端面よりピン215に入射され、超音波受信子230によって受信される。
ここで、パルス発生部240は、規則性をもつ多数のパルス電圧を所定時間当たりの発生数を変えて超音波発信子220に連続的に印加するので、超音波発信子220は異なる周波数帯の超音波を連続的に発信する。このとき、スパークプラグ100を構成する各部材が有する固有振動数と一致する周波数の超音波がスパークプラグ100に入射されると、その部材において共振が発生する。従って、超音波受信子230によって受信した超音波に基づき、解析部260において周知の周波数分析処理によって得られる周波数スペクトルを表示部270で表示させれば、共振の発生した周波数を視認することが可能となる。そのうち絶縁碍子1の固有振動数を前もって測定しておき、その固有振動数に着目して検査を行えば、絶縁碍子1のクラックの発生の判定が可能となる。
つまり、絶縁碍子1に割れが存在する場合、その割れの位置には空気層が形成される。このため、絶縁碍子1内を伝播する超音波は、その空気層の位置で反射してしまう。よって、割れのある絶縁碍子1では、超音波が絶縁碍子1内に入射されてから反射されるまでの距離が、割れのない絶縁碍子1と比べて異なることとなる。これにより、絶縁碍子1において共振が発生する条件、すなわち、割れが存在しない場合の絶縁碍子1の固有振動数と割れが存在する場合の絶縁碍子1の固有振動数とが異なってくる。
この現象を利用して、第1の実施の形態のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法では、超音波により絶縁碍子1の不良の有無の検査を行う方法を実現している。以下、図4,図5を参照し、検査方法の一例としての実施例1について説明する。図4は、絶縁碍子1の全長の異なる4つのサンプルを説明するための図である。図5は、各サンプル毎の周波数スペクトルを比較して表示した図である。
[実施例1]
実施例1では、図4に示すように、絶縁碍子1の全長(絶縁碍子1の軸線方向の長さであって、図1に示す、脚長部13の先端からコルゲーション11の後端までの長さ)の異なる4つのサンプルを用意した。サンプルAは、絶縁碍子1の全長が60mmである良品としてのスパークプラグ100である。サンプルBは、絶縁碍子1の全長が57mmとなるように、コルゲーション11側おいて切断した不良品としてのスパークプラグ100である。同様に、サンプルC,サンプルDは、絶縁碍子1の全長がそれぞれ52mm,47mmとなるように切断した不良品としてのスパークプラグ100である。なお、このサンプルA〜Dのもととなるスパークプラグ100は、その主体金具5のねじ部52の規格が上記したM14等であり、ねじ長(主体金具5の座面55から先端部57までの長さ)は、19mmのものが使用された。また、絶縁碍子1の胴部15の径は10.5mmのものが使用された。
これらサンプルA〜Dのそれぞれを超音波検査装置200にセットし、各サンプルA〜Dについてそれぞれ周波数スペクトルを作成した。なお、加圧部210より固定部207,208のそれぞれに約6kg重の荷重を印加した。また、図2に示す、パルス発生部240,増幅部250,解析部260,表示部270として、これらの機能を有する市販の測定器を用いた。このとき、測定を行う周波数帯として1〜200kHzを設定し、所定の時間ごとに異なる周波数の超音波を連続的に超音波発信子220より出射するようにした。その測定結果より得られた各サンプルA〜Dの周波数スペクトルを比較した結果を図5に示す。なお、この比較結果より30kHz〜120kHzの周波数帯で差異が見られたため、図5では、その部分を抜粋して表示している。
図5に示すように、サンプルAの周波数スペクトルでは76kHzにおいて見られたピークが、他のサンプルB〜Dの周波数スペクトルでは見られない。同様に、サンプルBでは84kHz、サンプルCでは93kHz、サンプルDでは99kHzにおいて、特異的なピークが発生していることがわかった。
各サンプルA〜Dの違いは絶縁碍子1の全長のみであり、この実施例1より、各サンプルA〜Dの周波数スペクトルで特異的にみられる周波数が絶縁碍子1の固有振動数であるとみなすことができる。すなわち、スパークプラグ100の絶縁碍子1の固有振動数は77kHz付近にあるといえる。なお、付近としているのは、絶縁碍子1の個体差により多少の誤差が生ずるためである。従って、超音波検査装置200によってスパークプラグ100の検査を行う場合、その個体差に基づく誤差範囲を考慮する必要がある。そこで、表示部270に表示される周波数スペクトルの76〜78kHz帯にピーク値が存在するか否かを確認するようにすれば、絶縁碍子1の良否、すなわちクラックの存在の有無を判断することが可能である。なお、保持部材211等の治具と絶縁碍子1の固有振動数が重なった場合、治具の寸法、材質等を変更することで、治具の固有振動数をずらし、絶縁碍子1の固有振動数を測定することもできる。
以上説明したように、第1の実施の形態のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法では、超音波検査装置200を利用して、スパークプラグ100の絶縁碍子1の割れの存在の有無の判断を行っている。超音波検査装置200では、検査を行うスパークプラグ100の主体金具5に保持部材211を介して超音波発信子220が当接され、また、ピン215を介して超音波受信子230が当接されている。その際に押圧力を加えることによって、保持部材211,ピン215,超音波発信子220,超音波受信子230の各接触部分の密着の度合いを増している。そして、超音波発信子220から保持部材211を介して主体金具5に超音波が入射され、さらに主体金具5との接合部分より絶縁碍子1にも超音波が入射される。そして絶縁碍子1内を伝播される超音波は、再び主体金具5の接合部分より主体金具5に入射され、主体金具5の先端部57の端面より、ピン215を介して超音波受信子230によって受信される。
このとき、実施例1に基づいて、超音波発信子220より発生させる超音波の周波数を1〜200kHzの周波数帯において切り替えつつ、スパークプラグ100に入射した。超音波受信子230が受信した超音波に基づいて周知の周波数分析処理によって得られる周波数スペクトルは、表示部270に表示される。これを、あらかじめ実施例1に基づいて判明している割れのない絶縁碍子1の固有振動数と比較する。すなわち76〜78kHz帯にピークがあるか否かを確認する。76〜78kHz帯にピークがあれば、絶縁碍子1には割れが存在せず、ピークがなければ、絶縁碍子1に割れが存在すると判断することができる。
スパークプラグ100を保持部材211に保持させる場合には、保持部材211の端部212側からスパークプラグ100を嵌め込めばよいので、スパークプラグ100のセットを容易に行うことができる。また、超音波受信子230はピン215を介して主体金具5の先端部57の端面に接触するので、接地電極60がすでに屈曲された状態でも検査を行うことができる。一般に、スパークプラグの製造工程において、接地電極の屈曲は最終の工程において行われるため、スパークプラグの製品に対して容易に検査を行うことができる。
次に、第2の実施の形態のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法で利用する超音波検査装置300について説明する。なお、超音波検査装置300は、超音波検査装置200の構成とほぼ同様であるので、以下、超音波検査装置200の構成と異なる部分について説明し、同様の部分についての説明は省略する。図6は、第2の実施の形態の超音波検査装置300の機構を示す図である。なお、図6において、第1の実施の形態の超音波検査装置300と同一の部分については同一番号で示した。
図6に示すように、超音波検査装置300は、支持部214に支持された円筒状の保持部材311を有しており、保持部材311は、スパークプラグ100の絶縁碍子1の外周を保持している。そして、保持部材311に保持させたスパークプラグ100の接続端子4が保持部材311の後端側から露出されており、その端部に超音波発信子220が当接している。そして、接続端子4の端部に対して超音波発信子220の先端部221が押圧している。一方、第1の実施の形態と同様に、ピン215の先端部216は主体金具5の先端部57の端面を押圧し、そのピン215の後端部217に対して超音波受信子230の先端部231が押圧する。これにより、各部材同士の接触部分における空気層が薄くなり、密着の度合いが増すように構成されている。このように構成されたスパークプラグ100の超音波検査装置200では、超音波発信子220によって発生する超音波は、接続端子4の端部より接続端子4内に入射され、図1に示す、中心貫通孔12の内部において密接した絶縁碍子1に入射される。そして、絶縁碍子1内を伝播された超音波が板パッキン8またはリング部材6,7等を介して主体金具5に入射される。次いで主体金具5の先端部57の端面よりピン215に伝播されて、超音波受信子230によって受信される。
第2の実施の形態のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法では、超音波検査装置300を利用して、スパークプラグ100の絶縁碍子1の割れの存在の有無の判断を行っている。超音波検査装置300は、超音波検査装置200とほぼ同様の構成であり、超音波発信子220がスパークプラグ100の接続端子4の端部に当接される。そして、超音波発信子220,ピン215,超音波受信子230にはそれぞれ荷重が印加されるので、各接触部分の密着の度合いが増す。この第2の実施の形態においても、絶縁碍子1の固有振動数を視認することが可能となり、絶縁碍子1のクラックの判定が可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られず、各種の変更が可能である。例えば、スパークプラグ100、保持部材211,311、ピン215、超音波発信子220、超音波受信子230の各接触部、あるいはそのうちのいずれかの接触部にグリス等を塗り、超音波検査装置200,300へのスパークプラグ100のセットを行えば、接触部における空気層をグリスで排除することができ、その接触部における超音波の伝播時の減衰を低減することができる。
また、加圧部210は、固定部207と固定部208が互いに近づく方向に押圧したが、固定部207は固定し、固定部208を固定部207に近づくように押圧してもよく、あるいは固定部208は固定し、固定部207を固定部208に近づくように押圧してもよい。
また、スパークプラグ100とは異なるスパークプラグの検査を行う場合、スパークプラグの絶縁碍子の固有振動数は、その寸法、材質等が異なれば変わってくる。そこで、異なるスパークプラグの絶縁碍子の固有振動数は、異なるスパークプラグにあわせた新たなサンプルを使用して特定してもよいし、スパークプラグ100との寸法、材質による相関図(グラフ等)を作成し、相関図から特定してもよい。
さらに、本実施例1では、割れのないスパークプラグ100の絶縁碍子1の固有振動数となる76〜78kHzの周波数帯にて、絶縁碍子にクラックが発生しているか否かを判断した。この周波数帯を整数倍した周波数帯(例えば、2倍した152〜159kHzなど)においても、本実施例1と同様の絶縁碍子1の検査を行うようにしてもよい。このように複数の周波数帯で判断することで、ノイズの影響を低減し、絶縁碍子1にクラックが発生しているか否かを判断を行う際の精度を高めることができる。
また、本実施例1では、超音波の周波数を1〜200kHzの周波数帯で切り替えつつスパークプラグ100に入射した。これに限らず、割れのない絶縁碍子1の固有振動数があらかじめ判明しているのであれば、その周波数帯を含む所定の範囲の周波数帯内で入射する超音波の周波数を切り替えて、スパークプラグ100に入射してもよい。例えば、本実施例1の場合であれば、76〜78kHzの周波数帯を含む、例えば、70kHz〜80kHzの超音波をスパークプラグ100に入射するようにする。このようにすれば、絶縁碍子1のクラックの検査にかかる時間を低減することができる。
また、図7に示すように、保持部材211の端部212(図3参照)に開口部219を設け、その開口部219を介して超音波受信子230をさらにスパークプラグ100に当接させ、2つの超音波受信子230による超音波の受信を行ってもよい。そして各超音波受信子230の検出結果より得られる周波数スペクトルに基づいて、絶縁碍子1の固有振動数に着目した割れの検査を行ってもよい。なお、超音波受信子230をさらに設けて、2ヶ所に限らず複数ヶ所から超音波の受信を行ってもよい。このように、複数の超音波受信子230を複数設けることで、超音波の伝播経路によっては検出しにくい割れが絶縁碍子1に存在したとしても、それを検出することができ、より精度の高い割れの検査を行うことができる。なお、図示しないが、開口部219を介して絶縁碍子1に当接されている超音波受信子230もまた、絶縁碍子1に対して押圧することが望ましい。また、本発明における「接触子」の一例として棒状のピン215を用いて説明したが、接触子は必ずしも棒状でなくともよい。
本発明のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法は、絶縁碍子の検査に適用することができる。
スパークプラグ100の部分断面図である。 第1の実施の形態の超音波検査装置200の機構を示す図である。 第1の実施の形態の超音波検査装置200に保持されたスパークプラグ100の近傍の拡大図である。 絶縁碍子1の全長の異なる4つのサンプルを説明するための図である。 各サンプル毎の周波数スペクトルを比較して表示した図である。 第2の実施の形態の超音波検査装置300の機構を示す図である。 超音波検査装置200の変形例を示す図である。
符号の説明
1 絶縁碍子
2 中心電極
4 接続端子
5 主体金具
100 スパークプラグ
211 保持部材
215 ピン
220 超音波発信子
230 超音波受信子

Claims (6)

  1. スパークプラグに用いられる絶縁碍子に、超音波を入射し、その超音波が入射された前記絶縁碍子の固有振動数を検出し、検出された前記絶縁碍子の固有振動数に基づいて、前記絶縁碍子の状態を判定することを特徴とするスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法。
  2. あらかじめ測定されたクラックが生じていない絶縁碍子の固有振動数と、前記検出された絶縁碍子の固有振動数とを比較し、前記絶縁碍子にクラックが存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法。
  3. 前記スパークプラグは、前記絶縁碍子の先端側の径方向周囲を取り囲み、前記絶縁碍子を保持する主体金具を備え、
    前記主体金具に前記超音波を入射することで前記絶縁碍子の固有振動数の検出が行われることを特徴とする請求項1または2に記載のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法。
  4. 前記主体金具の後端側に当接した状態で、前記スパークプラグを保持する保持部材と、
    前記保持部材に当接し、前記保持部材を介して前記絶縁碍子に超音波を入射する超音波入射手段と、
    前記主体金具の先端面に一端が当接する接触子と、
    前記接触子の他端に当接し、前記接触子を介して前記絶縁碍子の固有振動数を検出する固有振動数検出手段と、
    を備え、
    前記超音波入射手段と前記保持部材と、および、前記固有振動数検出手段と前記接触子と、および、前記保持部材と前記主体金具と、および、前記接触子と前記主体金具とがそれぞれ互いに押圧されていることを特徴とする請求項3に記載のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法。
  5. 前記スパークプラグは、前記絶縁碍子の後端側にて保持された接続端子を備え、
    前記接続端子の後端に当接し、前記保持部材を介して前記絶縁碍子に超音波を入射する超音波入射手段と、
    前記主体金具の先端面に一端が当接する接触子と、
    前記接触子の他端に当接し、前記接触子を介して前記絶縁碍子の固有振動数を検出する固有振動数検出手段と、
    を備え、
    前記超音波入射手段と前記接続端子と、および、前記固有振動数検出手段と前記接触子と、および、前記接触子と前記主体金具とがそれぞれ互いに押圧されていることを特徴とする請求項3に記載のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法。
  6. 前記絶縁碍子および前記端子金具に当接する前記固有振動数検出手段を複数備え、
    前記超音波が入射された前記絶縁碍子の固有振動数は、前記複数の固有振動数検出手段のそれぞれによって検出されることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のスパークプラグ用絶縁碍子の検査方法。
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