JP2005250328A - 遮蔽シール及び遮蔽シールの製造方法 - Google Patents
遮蔽シール及び遮蔽シールの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】本発明は、不正に見られたことが確認できるとともに、パスワード等を正確かつ簡単に読み取ることができる遮蔽シール及び遮蔽シールの製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る遮蔽シールの代表的な構成は、裏面に粘着層2を有する透明ベースフィルム3と、裏面に擬似接着層4が形成され、擬似接着層4を介して透明ベースフィルム3の表面に貼着された不透明な表面フィルム5と、からなる遮蔽シール1であって、擬似接着層4は、透明ベースフィルム3側と表面フィルム5側に分離可能であり、分離後は再び両者を貼り合わせることができないように形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明に係る遮蔽シールの代表的な構成は、裏面に粘着層2を有する透明ベースフィルム3と、裏面に擬似接着層4が形成され、擬似接着層4を介して透明ベースフィルム3の表面に貼着された不透明な表面フィルム5と、からなる遮蔽シール1であって、擬似接着層4は、透明ベースフィルム3側と表面フィルム5側に分離可能であり、分離後は再び両者を貼り合わせることができないように形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、パスワード、サイン、印影等を隠すようにシールし、一度剥がされてパスワード等が不正に取得された場合には、その事実が残るようにした遮蔽シール及び遮蔽シールの製造方法に関するものである。
従来より、不正にパスワード、サイン、印影等を見ることが出来ないとともに、万一、これらを見られた場合には、不正に見られたことが容易に確認できるようにしようとするものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来のような遮蔽シールが剥離された場合には、一部の不透明層がパスワード等を記載した紙に残留して剥離される。このため、パスワード等を読み取る際にこの残留物がじゃまになり、リーダー等の機械で自動読み取りする際に誤って読み取ってしまったり、読み取りできないという問題があった。
また、遮蔽シールの貼着強度を調整して残留物を取り除くことができるようにしても、残留物を指等で擦る等の作業が必要となりパスワード等の読み取り作業が煩雑になるという問題があった。
そこで、本発明は、不正に見られたことが確認できるとともに、パスワード等を正確かつ簡単に読み取ることができる遮蔽シール及び遮蔽シールの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る遮蔽シールの第一の構成は、裏面に粘着層を有する透明ベースフィルムと、裏面に擬似接着層が形成され、該擬似接着層を介して前記透明ベースフィルムの表面に貼着された不透明な表面フィルムと、からなる遮蔽シールであって、前記擬似接着層は、前記透明ベースフィルム側と前記表面フィルム側に分離可能であり、分離後は再び両者を貼り合わせることができないように形成されていることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために本発明に係る遮蔽シールの第二の構成は、第一の構成の遮蔽シールであって、前記透明ベースフィルム及び前記表面フィルムは、四角形に形成されており、該表面フィルムは少なくとも一端が前記透明ベースフィルムより短く、分離用余白が形成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために本発明に係る遮蔽シールの製造方法は、離型紙の上に該離型紙より幅の狭い透明ベースフィルムシートを粘着する段階と、該透明ベースフィルムシートの表面に該透明ベースフィルムシートより幅の狭い不透明な表面フィルムシートを両者の非重複領域を形成するように、再接着不可能な擬似接着層を介して貼着する段階と、前記透明ベースフィルムシート及び表面フィルムシートを前記非重複領域を一部に含むように複数片を裁断し、前記分離用余白が形成された遮蔽シールを形成することを特徴とする。
以上説明したように、第一の構成の遮蔽シールにより、不正に見られたことが確認できるとともに、パスワード等を正確かつ簡単に読み取ることができる。
また、第二の構成の遮蔽シールにより、表面フィルムのみを容易に剥がすことができ、使い勝手をよくすることができる。
また、上記遮蔽シールの製造方法により、複数の遮蔽シールを一度に形成することができ、生産効率を高めることができる。
本発明に係る遮蔽シール及び遮蔽シールの製造方法の実施形態について、図を用いて説明する。図1、図2は本実施形態にかかる遮蔽シールの使用状態の説明図、図3は遮蔽シールの断面図である。
図1、図2に示すように、遮蔽シール1は、暗証番号、パスワード、サイン、印影等の不正取得防止を目的として、遮蔽シール1が剥がされて暗証番号等が不正に取得された事実のないことを保証するものであり、暗証番号等の記載された用紙に貼り付けて使用される。
図3に示すように、遮蔽シール1は、裏面から粘着層2、透明ベースフィルム3、擬似接着層4、表面フィルム5を順に積層して形成されている。遮蔽シール1は、暗証番号C(図1参照)が記載された部分を覆うように長方形に形成されている。
粘着層2は、透明ベースフィルム3の裏面に各種粘着剤を塗布することにより形成されている。透明ベースフィルム3は、透明な樹脂にて形成され、粘着層2を介して暗証番号Cの上に貼り付けられた状態で暗証番号Cを読み取り可能に形成されている。
擬似接着層4は、透明ベースフィルム3側と表面フィルム5側に分離可能であり、分離後は再び両者を貼り合わせることができないように形成されている。表面フィルム5は、擬似接着層4を介して透明ベースフィルム3の表面に貼着されている。表面フィルム5は、目隠し用の印刷等が施された不透明なフィルムであって、不透明な紙とフィルムを貼り合わせて形成されたり、フィルム単体にて形成されている。
透明ベースフィルム3及び表面フィルム5は、長方形に形成されており、表面フィルム5は一端が透明ベースフィルム3より短く、透明ベースフィルム3の一端には分離用余白3aが形成されている。
次に、遮蔽シール1の使用方法について説明する。まず、離型紙から遮蔽シール1を剥がし、図1(a)、図1(b)に示すように、暗証番号Cを記載した用紙Pの暗証番号C部分に貼り付ける。
そして、この遮蔽シール1を貼り付けた用紙Pを受け取った者は、図2(a)、図2(b)に示すように、透明ベースフィルム3から表面フィルム5を剥がす。この際、分離用余白3aと表面フィルム5の境にて表面フィルム5のみを簡単に剥がすことができる。
表面フィルム5を剥がす際に、擬似接着層4が透明ベースフィルム3側と表面フィルム5側に分離される。分離した擬似接着層4は再び貼り合わせることができず、剥がした表面フィルム5は透明ベースフィルム3に貼り付けるとこができない。
表面フィルム5を剥がした後、図2(b)に示すように、透明ベースフィルム3を透かして暗証番号Cが視認可能となり、リーダー等で暗証番号Cを自動読み取りしてデータベースに登録する。
このように、透明ベースフィルム3と表面フィルム5の間に擬似接着層4を設け、剥がした表面フィルム5を用紙Pに残った透明ベースフィルム3に貼り付けることができない構成とした。これにより、遮蔽シール1で遮蔽していた暗証番号Cが不正に見られたことを確認できる。
また、表面フィルム5を剥がした際に、透明ベースフィルム3のみが用紙Pに残る構成とした。これにより、表面フィルム5を剥がすだけで、透明ベースフィルム3を透かして暗証番号Cが視認でき、パスワード等を正確かつ簡単に読み取ることができる。
また、表面フィルム5の一端を透明ベースフィルム3より短くし、透明ベースフィルム3の一端に分離用余白3aを形成した。これにより、表面フィルム5のみを容易に剥がすことができ、使い勝手をよくすることができる。
次に、遮蔽シール1の製造方法について説明する。図4、図5は遮蔽シールの製造方法の説明図である。まず、図4(a)に示すように、離型紙Sより幅の狭い透明ベースフィルムシート10を、離型紙Sの幅方向中央に粘着する。続いて、図4(b)に示すように、透明ベースフィルムシート10より幅の狭い不透明な表面フィルムシート11を、透明ベースフィルムシート10の表面の幅方向中央に、両者の非重複領域10aを形成するように、再接着不可能な擬似接着層4を介して貼着する。
そして、図5(a)に示すように、透明ベースフィルムシート10及び表面フィルムシート11を非重複領域10aを一部に含むように複数片を裁断し、分離用余白3aが形成された遮蔽シール1を形成する。その後、図5(b)に示すように、透明ベースフィルムシート10及び表面フィルムシート11の裁断により余った部分を離型紙Sから剥がす。
このように、透明ベースフィルムシート10、表面フィルムシート11を用いて遮蔽シール1を形成することにより、複数の遮蔽シール1を一度に形成することができ、生産効率を高めることができる。
尚、本実施形態では、透明ベースフィルムシート10及び表面フィルムシート11の幅方向両側に遮蔽シール1を形成する製造方法について説明したが、透明ベースフィルムシート10の片側のみ非重複領域10aを形成するようにし、透明ベースフィルムシート10及び表面フィルムシート11の幅方向片側にのみ遮蔽シール1を形成してもよい。
本発明の活用例として、ATMやデビットカード等の暗証番号等の隠蔽に適用可能である。
C …暗証番号
P …用紙
S …離型紙
1 …遮蔽シール
2 …粘着層
3 …透明ベースフィルム
3a …分離用余白
4 …擬似接着層
5 …表面フィルム
10 …透明ベースフィルムシート
10a …非重複領域
11 …表面フィルムシート
P …用紙
S …離型紙
1 …遮蔽シール
2 …粘着層
3 …透明ベースフィルム
3a …分離用余白
4 …擬似接着層
5 …表面フィルム
10 …透明ベースフィルムシート
10a …非重複領域
11 …表面フィルムシート
Claims (3)
- 裏面に粘着層を有する透明ベースフィルムと、
裏面に擬似接着層が形成され、該擬似接着層を介して前記透明ベースフィルムの表面に貼着された不透明な表面フィルムと、からなる遮蔽シールであって、
前記擬似接着層は、前記透明ベースフィルム側と前記表面フィルム側に分離可能であり、分離後は再び両者を貼り合わせることができないように形成されていることを特徴とする遮蔽シール。 - 請求項1に記載の遮蔽シールであって、
前記透明ベースフィルム及び前記表面フィルムは、四角形に形成されており、
該表面フィルムは少なくとも一端が前記透明ベースフィルムより短く、分離用余白が形成されていることを特徴とする遮蔽シール。 - 離型紙の上に該離型紙より幅の狭い透明ベースフィルムシートを粘着する段階と、
該透明ベースフィルムシートの表面に該透明ベースフィルムシートより幅の狭い不透明な表面フィルムシートを両者の非重複領域を形成するように、再接着不可能な擬似接着層を介して貼着する段階と、
前記透明ベースフィルムシート及び表面フィルムシートを前記非重複領域を一部に含むように複数片を裁断し、前記分離用余白が形成された遮蔽シールを形成することを特徴とする遮蔽シールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004063736A JP2005250328A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 遮蔽シール及び遮蔽シールの製造方法 |
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JP2005250328A true JP2005250328A (ja) | 2005-09-15 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019112528A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | リンテック株式会社 | 粘着フィルム |
-
2004
- 2004-03-08 JP JP2004063736A patent/JP2005250328A/ja active Pending
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