JP2005250201A - 画像形成装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の現像ユニットにユーザ等を割り当てるようにすることで、現像ユニットの交換負担を減らし、現像ユニットの管理を容易に行うことができる画像形成装置、その制御方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成装置において、前記複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときの前記各現像ユニットと前記グループとの対応関係を示すテーブルを記憶したテーブル記憶手段と、前記テーブルに基づいて前記グループに含まれる前記現像ユニットで印刷を行う制御手段と、を備えることを特徴としている。
【選択図】図9

Description

本発明は、プリンタなどの画像形成装置や画像形成装置に対する制御方法、及びプログラムに関する。詳しくは、複数の現像ユニットをまとめてグループ化し、そのグループに対してユーザを割り当てるようにした画像形成装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
従来から、電子写真技術を用いた画像形成装置は、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色の現像ユニットによりカラー画像を形成するようにしている。かかる画像形成装置で同色のトナーを大量に使用すると、使用された色のトナーは他の色のトナーと比較してトナーが無くなる時間が早くなり、その分トナーの交換作業を多く行う必要がある。
そのため、同色の現像ユニットを複数備え、その色のトナーによる現像を大量に行うことができるようにして現像ユニットの取替え作業の軽減を図っているものがある(例えば以下の特許文献1)。また、4つの現像ユニットすべて同じ色の現像剤を装填し、1つ目の現像ユニットの現像剤が少なくなると次の現像ユニットを使用することで交換作業の軽減を図ったものもある(例えば以下の特許文献2)。
特開2002−351190号公報 特開2003−316106号公報、とくに[0063]から[0077]
しかしながら、トナー消費量の多いユーザが画像形成装置を使用する場合、トナー消費量は全体として増加するため現像ユニットの交換回数は増大する。このようなユーザの使用により残りトナー量が少なくなり他のユーザの印字枚数が少なくなる等の偏りが生じる。さらに、普段使用しないユーザがトナー消費量の多いユーザのために現像ユニットを交換するような状況が発生することもあり、必ずしも好ましいこととは言えない。使用量の多いユーザには、できるだけ現像ユニット交換の負担を負うべきである。
一方で、現像ユニットの交換時期や本数などを管理することができればトナー量の減少によって印刷等を行えないなどの不都合を事前に回避することができる。
さらに、複数の現像ユニットに対して、あるユーザやグループを割り当てるようにすれば、さらに現像ユニットの交換負担が減ることになる。
そこで、本発明は複数の現像ユニットにユーザ等を割り当てるようにすることで、現像ユニットの交換負担を減らし、現像ユニットの管理を容易に行うことができる画像形成装置、その制御方法及びプログラムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成装置において、複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときの各現像ユニットとグループとの対応関係を示すテーブルを記憶したテーブル記憶手段と、テーブルに基づいてグループに含まれる現像ユニットを使用して印刷を行う制御手段と、を備えることを特徴としている。これにより、例えば、複数のトナーカートリッジに対してユーザを割り当てることができ、トナーカートリッジの交換負担が減ることになる。
また、本発明は上記画像形成装置において、上記制御手段は新たに画像形成装置に現像ユニットが装着されたとき、各現像ユニットは互いに異なるグループになるようにテーブルをテーブル記憶手段に記憶させることを特徴としている。これにより、例えば、テーブルには初期設定が行われグループ化を行うときはいずれかのカートリッジに含まれることになり、グループ化の設定処理の便宜に供することができる。
さらに、本発明は上記画像形成装置において、さらに操作手段を備え、操作手段により初期化が選択されたとき各現像ユニットは互いに異なるグループになるようにテーブルをテーブル記憶手段に記憶させることを特徴としている。これにより、例えば、操作パネルからグループ化設定について初期化を行うことができ、その後のグループ化の設定処理で便宜に供することができる。
さらに、本発明は上記画像形成装置において、上記制御手段は現像ユニットのトナーの色が同一色のときに現像ユニットが同一のグループになるようにテーブルを作成してテーブル記憶手段に記憶させることを特徴としている。これにより、例えば、グループに含まれるトナーカートリッジは同じ色となり、グループ内ではその色により印刷を行うことができる。
さらに、本発明は上記画像形成装置において、上記テーブルにはさらに現像ユニットのトナーの色を示す情報が記憶され、上記制御手段はグループ化を行う現像ユニットのトナーの色をそれぞれテーブルから読み出して同一色か否かを判断することを特徴としている。これにより、例えば、テーブルから色情報を読み出して同一色か否かを判断できるのでグループ化の処理が容易となる。
さらに、本発明は上記画像形成装置において、上記各現像ユニットにはトナーの色情報を記憶した現像ユニット記憶手段を備え、上記制御手段は現像ユニット記憶手段から色情報を読み出してテーブルに記憶させることを特徴としている。これにより、例えば、カートリッジメモリに格納された色情報を読み出すことで容易にテーブルを作成することができる。
さらに、本発明は上記画像形成装置において、上記テーブルにはさらに各現像ユニットの画像形成装置への装着の有無を示す情報を有し、上記制御手段は現像ユニットが画像形成装置から抜き出したときテーブルのうち装着の有無を示す情報のみ書き換えることを特徴としている。これにより、例えば、テーブルに含まれる情報をすべて書き換える必要がなくなり処理の高速化を図ることができる。
さらに、本発明は上記画像形成装置において、上記テーブルにはさらに各現像ユニットを識別する現像ユニット識別情報が記憶され、上記制御手段は、現像ユニットが画像形成装置に装着されたとき装着された現像ユニットの現像ユニット識別情報と同じ現像ユニット識別情報がテーブルに格納されていた場合は当該現像ユニット識別情報を有する現像ユニットのテーブルに格納された情報を複写することでテーブルを作成することを特徴としている。これにより、例えば、新たに装着されたトナーカートリッジについてテーブルを作成し直す必要がなくなり、処理の高速化を図ることができる。
さらに、本発明は上記画像形成装置において、上記各現像ユニットには現像ユニット識別情報を記憶した現像ユニット記憶手段を有し、上記制御手段は現像ユニット記憶手段から現像ユニット識別情報を読み出してテーブルに記憶させることを特徴としている。これにより、例えば、カートリッジメモリからカートリッジIDを読み出すだけで容易にテーブルを作成することができる。
また、上記目的を達成するために本発明は、トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成装置において、複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときのグループとグループに含まれる現像ユニットを使用するユーザのユーザ情報との対応関係を示すテーブルを記憶したテーブル記憶手段と、ユーザ情報による指定印刷を受けてテーブルに基づいてユーザ情報に対応するグループに含まれる現像ユニットを使用して印刷を行う制御手段とを備えることを特徴としている。これにより、例えば、複数のトナーカートリッジに対して使用するユーザが割り当てられ、トナーカートリッジの交換回数を減らしたり、トナーカートリッジの交換時期の管理が容易になる。
さらに、上記目的を達成するために本発明は、トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成装置に対する制御方法において、複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときの各現像ユニットとグループとの対応関係を示すテーブルをテーブル記憶手段に記憶する記憶工程と、テーブルに基づいてグループに含まれる現像ユニットを使用して印刷を行う印刷工程とを備えることを特徴としている。これにより、例えば、複数のトナーカートリッジに対してユーザを割り当てることができ、トナーカートリッジの交換負担が減る等の管理が容易になる。
さらに、上記目的を達成するために本発明は、トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成装置に対する制御方法において、複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときのグループとグループに含まれる現像ユニットを使用するユーザのユーザ情報との対応関係を示すテーブルをテーブル記憶手段に記憶する記憶工程と、ユーザ情報による指定印刷を受けてテーブルに基づいてユーザ情報に対応するグループに含まれる現像ユニットを使用して印刷を行う印刷工程とを備えることを特徴としている。これにより、例えば、複数のトナーカートリッジに対して使用するユーザが割り当てられ、トナーカートリッジの交換回数を減らしたり、トナーカートリッジの交換時期の管理が容易になる。
さらに、上記目的を達成するために本発明は、トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成処理をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときの各現像ユニットとグループとの対応関係を示すテーブルをテーブル記憶手段に記憶する記憶処理と、テーブルに基づいてグループに含まれる現像ユニットを使用して印刷を行う印刷処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。これにより、例えば、複数のトナーカートリッジに対してユーザを割り当てることができ、トナーカートリッジの交換負担が減る等の管理が容易になる。
さらに、上記目的を達成するために本発明は、トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成処理をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときのグループとグループに含まれる現像ユニットを使用するユーザのユーザ情報との対応関係を示すテーブルをテーブル記憶手段に記憶する記憶処理と、ユーザ情報による指定印刷を受けてテーブルに基づいてユーザ情報に対応するグループに含まれる現像ユニットを使用して印刷を行う印刷処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。これにより、例えば、複数のトナーカートリッジに対して使用するユーザが割り当てられ、トナーカートリッジの交換回数を減らしたり、トナーカートリッジの交換時期の管理が容易になる。
[全体構成とその動作]
以下、図面を適宜参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、画像形成装置としてレーザプリンタ(以下プリンタ)10の場合の外観構成図である。図1は本プリンタ10の正面図であり、図面上右側がプリンタ10の右側面、左側がプリンタ10の左側面となる。
図1に示すようにプリンタ10は、全体として露光ユニット20、感光体ドラム30、着脱部(現像器)40、一次転写ユニット51、中間転写体55、クリーニングユニット35、二次転写ユニット64a、64b、定着ユニット65a、65b、操作パネル80、及び制御ユニット100とから略構成される。
露光ユニット20は、図1に示すように感光体ドラム30の下部に位置し、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等から構成される。ホスト側から入力される印刷対象の画像データは、制御ユニット100によって、画像処理等が施された後、レーザ光駆動用のパルスデータに変換される。露光ユニット20は、このパルスデータに基づいて感光体ドラム30に対してレーザを照射する。
感光体ドラム30は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層とから構成され、中心軸を中心に回転可能となるようにプリンタ10に設けられている。また、感光体ドラム30の下部には帯電ユニット31が設けられ、感光体ドラム30を帯電させる。帯電された感光体ドラム30に露光ユニット20からのレーザが照射されることで、ドラム30の表面上には静電潜像が形成される。これにより、感光体ドラム30は潜像を担持することになる。
現像器40は、現像ユニット(トナーカートリッジ)41、42、43、44を複数着脱可能なように構成される。本プリンタ10においては、すべて同色の現像剤(トナー)を収容したトナーカートリッジ41、42、43、44を装着することができる。例えば、ブラックトナーを収容したトナーカートリッジ41、42、43、44を複数本装着できる。かかる場合プリンタ10は、いわゆる単色プリンタとして機能する。このように同色のトナーを複数本収容できるため、単色プリンタとして本プリンタ10を使用するとトナーカートリッジ41、42、43、44の交換作業の手間が4色(C、M、Y、K)のカラープリンタと比較して少なくなる。
また、本発明において各トナーカートリッジ41、42、43、44には現像剤をドラム30に供給するための現像ローラ41a、42a、43a、44aの他に現像ユニットメモリ(カートリッジメモリ、いわゆるICタグ)41b、42b、43b、44bをそれぞれ備えている。このメモリ41b、42b、43b、44bには、トナーカートリッジ41、42、43、44自体の識別情報(トナーカートリッジID)や、トナーカートリッジ41、42、43、44を使用するユーザの識別情報(ユーザID(Identification))、さらに現像剤の消費量(トナー消費量)に関する情報も記憶できるようになっている。その詳細は後述する。さらにこれらの情報の書き込みや読み出しは、図1の図面上現像器40の左上部に設けられたリーダライタ(R/W)47と対向する位置で非接触により行われる。
図2は、トナーカートリッジ41の斜視図を示す。他のトナーカートリッジ42、43、44も同様である。図2に示すように、トナーカートリッジ41は現像ローラ41aと、その表面にカートリッジメモリ41bが設けられている。このメモリ41bは、トナーカートリッジ41にリーダライタ47と通信可能な状態に設けられていればよく、図2に示す位置に拘泥する必要はない。ただし、図1に示すようにトナーカートリッジ41が感光体ドラム30にトナーを供給する位置にあるとき、隣のトナーカートリッジ44のメモリ44bがリーダライタ47と対向するようにメモリ44bを配置する必要がある。これは後述するように、トナーの供給を行いつつ隣のトナーカートリッジ44のメモリ44bに上述した情報を書き込むようにすることで処理の高速化を図っているためである。詳細は後述する。なお、トナーカートリッジ41の内部構成の詳細も後述する。
図1に戻り、一次転写ユニット51は感光体ドラム30の上方に位置し、現像器40によって現像された感光体ドラム30上のトナー像を中間転写体55に転写する。中間転写体55は、PETフィルムの表面にアルミ蒸着膜を備えさらにその表層には半導体塗料を形成、積層したエンドレスのベルトである。中間転写体55は、一次転写ユニット51、二次転写ユニット64a、64b、ローラ52、53に沿って感光体ドラム30とほぼ同じ周速度で回転駆動(図中の矢印方向)される。
二次転写ユニット64a、64bは、中間転写体55に形成されたトナー像を紙、フィルム、布等の記録媒体70に転写するためのものである。また、二次転写ユユニット64a、64bは下方から搬送される記録媒体70を上方に搬送するローラとしての役割も果たす。
定着ユニット65a、65bは、二次転写ユニット64a、64bの上方に位置し、記録媒体70に転写されたトナー像を記録媒体70に加熱融着させて永久像とするためのものである。
クリーニングユニット35は、一次転写ユニット51と帯電ユニット31との間に設けられ、感光体ドラム30の表面に当接された図示しないゴム製のクリーニングブレードを有する。クリーニングユニット35は、一次転写ユニット51によって中間転写体55にトナー像が転写された後に、感光体ドラム30に残存するトナーをクリーニングブレードによって掻き落として除去する。掻き落とされた廃トナーは収容体に収容される。
さらにプリンタ10には、図1に示すように複数枚の記録媒体70が収容される給紙トレイ60と、記録媒体70を給紙トレイ60から1枚づつ取り出す給紙ローラ対61a、61bと、給紙ローラ対61a、61bから搬送された記録媒体70を挟持してさらに下流に搬送するためのフィードローラ対62a、62b及びゲートローラ対63a、63bと、定着ユニット(定着ローラ対)65a、65bから搬送された記録媒体70をさらに下流に搬送するとともに記録媒体70を再搬送経路hに搬送するための定着後ローラ対66a、66bと、定着後ローラ対66a、66bから搬送された記録媒体70を排出口から排出するための排出ローラ対67a、67bと、再搬送経路hに搬送された記録媒体70をゲートローラ対63a、63bに搬送するための再給送ローラ対68a、68bとを備える。また、搬送された記録媒体70を再搬送経路hに切替えるための切替えガイド69も備える。
またプリンタ10には、印刷方向や印刷媒体の種類等を指定することができる操作パネル80をプリンタ10の上部に備える。ユーザインターフェースとしての役割を果たす。
以上のように構成された本プリンタ10の動作について簡単に以下説明することにする。まずホスト側から出力された印刷対象の画像が制御ユニット100に入力されてレーザ光駆動用のパルスデータが生成される(制御ユニット100の詳細は後述する)。このパルスデータに基づいて露光ユニット20が駆動されてレーザ光が感光体ドラム30を照射する。感光体ドラム30は、帯電ユニット31によって帯電され、レーザ光の照射により上述したように静電潜像がその表面に形成される。
一方、ホスト側からの画像データとともに転送されたカートリッジIDやユーザID(または操作パネル80で指定したカートリッジIDやユーザID)とメモリ41b、42b、43b、44bに格納されたカートリッジIDやユーザID等(実際には後述する本体メモリ117などに格納された各ID等)とは、制御ユニット100で比較される。そして、画像データとともに転送されたカートリッジIDもしくはユーザIDと一致するトナーカートリッジ41、42、43、44のいずれかが感光体ドラム30と対向する位置に移動される(メモリ41b、42b、43b、44bへの記憶や、現像器40の動作も後述する)。すなわち、使用者が割当てられたトナーカートリッジ41、42、43、44に対してそのカートリッジ41、42、43、44を使用する使用者の印刷要求により、当該トナーカートリッジ41、42、43、44が感光体ドラム30と対向する位置に移動される。そして、トナーカートリッジ41、42、43、44からはトナーが現像ローラ41a、42a、43a、44aを介して感光体ドラム30に供給される。これにより感光体ドラム30はトナーにより現像され、その表面にトナー像が形成される。
なお、本発明においては複数のトナーカートリッジ41、42、43、44を一つにまとめてグループ化し、そのグループ化したものに対して番号(グループ番号)を付与してグループ化の設定登録を行い、印刷の際は例えばそのグループ番号や、そのグループに含まれるユーザのユーザIDやカートリッジIDを指定して印刷を行うことができる。かかる指定によりそのグループに含まれるトナーカートリッジ41、42、43、44を使用して印刷が行われることになる。
感光体ドラム30はさらに回転し、一次転写ユニット51によって感光体ドラム30に形成されたトナー像が中間転写体55に転写される。二次転写ユニット64のうち駆動ローラ41aの駆動により中間転写体55のトナー像が図1の矢印方向に沿って移動し、二次転写ユニット64a、64bに移動する。
一方、給紙トレイ60に給紙された記録媒体70は、給紙ローラ対61a、61bによって1枚づつ給紙され下流側に搬送される。搬送された記録媒体70はさらにフィードローラ対62a、62b及びゲートローラ対63a、63bによって挟持され二次転写ユニット64a、64bに搬送される。二次転写ユニット64a、64bでは、二次転写ユニット64b側に二次転写バイアスを印加することにより中間転写体55に形成されたトナー像が記録媒体70に転写される。転写された記録媒体70は定着ユニット65a、65bに搬送され、対になったローラによって加熱圧接されることで転写されたトナー像が融着されることになる。そして、記録媒体70は定着ユニット65a、65bによって切替えガイド69に搬送される。
切替えガイド69は、通常定着ユニット65a、65bからの搬送経路をその自重によって塞ぐように設けられている。そして、定着ユニット65a、65bから搬送された記録媒体70の先端がこの切替えガイド69に当接してガイド69を押し上げることで定着後ローラ対66a、66bに搬送される。定着後ローラ対66a、66bに搬送された記録媒体70は、さらに排出ローラ対67a、67bに搬送挟持されてプリンタ10から排出される。
一方、ホスト側や操作パネル80で両面印刷が指定された場合には、制御ユニット100のコントローラは定着後ローラ対66a、66b、及び排出ローラ対67a、67bの回転をこれまでの回転方向とは逆方向に回転駆動させるように制御する。すなわち、定着ローラ対65a、65bから搬送された記録媒体70の後端が切替えガイド69を通過すると、切替えガイド69は自重によって定着ユニット65a、65bからの搬送経路を遮断し、と同時にこれまで遮断された再搬送経路hを開くことになる。この状態で定着後ローラ66a、66bがその回転方向を逆方向に駆動されることで、定着後ローラ66a、66bに挟持された記録媒体70は再搬送経路hに搬送されることになる。この経路hに搬送された記録媒体70は、再給送ローラ対68a、68bを介して、再びゲートローラ63a、63bに搬送され、二次転写ユニット64a、64bで記録媒体70の裏面が印刷されて両面印刷が行われることになる。
次にリーダライタ47と、各トナーカートリッジ41、42、43、44に設けられたカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bの構成について図3を参照して説明する。図3に示すようにリーダライタ47は制御部471と第1のアンテナ部472とから構成される。また、カートリッジメモリ41bは、第2のアンテナ部41b1とメモリIC(Integrated Circuit)41b2とから構成される。
リーダライタ47の制御部471は、後述する制御ユニット100のエンジン制御部130と接続されるとともに、第1のアンテナ部472と接続される。また、カートリッジメモリ41bの第2のアンテナ部41b1はメモリIC41b2と接続される。なお、他のトナーカートリッジ42、43、44に設けられたカートリッジメモリ42b、43b、44bも同様の構成である。
このように構成されたリーダライタ47とカートリッジメモリ41bは以下のように動作する。すなわち、エンジン制御部130からの制御信号に基づいて制御部471が駆動され、第1のアンテナ部472に制御信号が出力される。第1のアンテナ部472は、この制御信号が流れることにより磁界が発生する。現像器40の移動によりカートリッジメモリ41bがリーダライタ47と対向する位置に位置すると、カートリッジメモリ41bには、第1のアンテナ部472から発生した磁界によって電流が発生する(いわゆる電磁誘導の原理)。これによりカートリッジメモリ41bに電源が供給され、以後、エンジン制御部130からのユーザIDや、カートリッジID等のデータが制御部471、第1のアンテナ部472、第2のアンテナ部41b1を介してメモリIC41b2に記憶される。また、このメモリIC41b2に記憶されたデータは、第2のアンテナ部41b1から、第1のアンテナ部472に読み出され、さらに制御部471を介してエンジン制御部130に出力される。
次に図4を用いてトナーカートリッジ41、42、43、44の内部構成について説明する。このうち図4に示したのはトナーカートリッジ41である。他のトナーカートリッジ42、43、44も同様の構成である。
トナーカートリッジ41は、現像ローラ41a、カートリッジメモリ41b、ハウジング410、トナー収容部413、規制ブレード415、シール部材417、トナー供給ローラ41c等から構成される。
現像ローラ41aは、金属性であり、アルミ合金、鉄合金等により製造されており、必要に応じてニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。図4に示すように、現像ローラ41aは、感光体ドラム30の回転方向(図4においては時計方向)と逆の方向(図4において反時計方向)に回転できるように、その長手方向両端部がトナーカートリッジ41a内で支持されている。また、図4に示すように、トナーカートリッジ41が感光体ドラム30と対向している状態では、現像ローラ41aと感光体ドラム30との間には空隙が存在する。すなわち、トナーカートリッジ41は、感光体ドラム30上に形成された静電潜像を非接触状態で現像する。なお、感光体ドラム30上に形成された潜像を現像する際には、現像ローラ41aと感光体ドラム30との間に交流電界が形成される。
ハウジング410は、一対成型された複数のハウジング部、すなわち、上ハウジング部411と下ハウジング部412とを融着して製造されたものである。また、このハウジング部410は、トナーT(本実施例ではブラックトナー)を収容可能なトナー収容部413を形成している。本実施例では、現像器40の回転に伴って各トナーカートリッジ41、42、43、44が回転し、これにより各トナーカートリッジ41、42、43、44のトナーTが攪拌されることになる。
規制ブレード415は、現像ローラ41aに担持されたトナーTに電荷を付与し、また、現像ローラ41aに担持されたトナーTの層厚を規制する。この規制ブレード415は、ゴム部415aと、ゴム支持部415bとを有している。ゴム部415aは、シリコンゴムやウレタンゴム等からなり、ゴム支持部415bは、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する薄板である。ゴム部415aはゴム支持部415bに支持されており、ゴム支持部415bは、その一端部が一対のブレード支持板金416に挟まれて支持された状態で、ブレード支持板金416を介してハウジング410に取り付けられている。また、規制ブレード415の現像ローラ41a側とは逆側には、モルトプレーン等からなるブレード裏部材414が設けられている。
ここで、ゴム支持部415bの撓みによる弾性力によって、ゴム部415aが現像ローラ41aに押しつけられている。また、ブレード裏部材414は、ゴム支持部415bとハウジング410との間にトナーTが入り込むことを防止して、ゴム支持部415bの撓みによる弾性力を安定させるとともに、ゴム部415aの真裏からゴム部415aを現像ローラ41aの方向に付勢することによって、ゴム部415aを現像ローラ41aに押しつけている。したがって、ブレード裏部材414は、ゴム部415aの現像ローラ41aへの均一当接性を向上させている。
シール部材417は、トナーカートリッジ41内のトナーTが器外に漏れることを防止するとともに、現像位置を通過した現像ローラ41a上のトナーTを掻き落とすことなく現像器40内に回収する。このシール部材417は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。シール部材417は、シール支持板金418によって支持されており、シール支持板金418を介してハウジング410に取り付けられている。また、シール部材417の現像ローラ41a側とは逆側には、モルトプレーン等からなるシール付勢部材419が設けられており、シール部材417は、シール付勢部材419の弾性力によって現像ローラ41aに押しつけられている。
トナー供給ローラ41cは、上述したトナー収容部413に設けられ、当該トナー収容部413に収容されたトナーTを現像ローラ41aに供給する。このトナー供給ローラ41cは、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ41aに当接している。トナー供給ローラ41cはトナー収容部413の下部に配置されており、中心軸を中心として回転可能に構成される。また、トナー供給ローラ41cは、現像ローラ41aの回転方向(図4において反時計方向)と逆の方向(図4において時計方向)に回転する。なお、トナー供給ローラ41cは、現像後に現像ローラ41aに残存しているトナーTを現像ローラ41aから剥ぎ取る機能も有している。
このように構成されたトナーカートリッジ41は、以下のように動作する。すなわち、トナー供給ローラ41cの回転によりトナー収容部413に収容されているトナーTを現像ローラ41aに供給する。現像ローラ41aに供給されたトナーTは、現像ローラ41aの回転に伴って、規制ブレード415の当接位置に至り、この当接位置を通過する際に電荷が付与されるとともに、層厚が規制される。層厚が規制された現像ローラ41a上のトナーTは、現像ローラ41aのさらなる回転によって、感光体ドラム30に対向する現像位置に至り、この現像位置にて交流電界下で感光体ドラム30上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ41aのさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ41a上のトナーTは、シール部材417を通過して、シール部材417によって掻き落とされることなくトナーカートリッジ41内に回収される。さらに、未だ現像ローラ41aに残存しているトナーTは、トナー供給ローラ41cによって剥ぎ取られ得る。
次に制御ユニット100を含めたプリンタ10の全体構成について図5を用いて説明する。図5には、プリンタ10を構成する現像器40と操作パネル80、及び制御ユニット100が示されている。さらに、プリンタ10は、ホストコンピュータ200に接続される。
まず、制御ユニット100(図5では一点鎖線で示されている)について説明する。制御ユニット100は、全体としてメイン制御部110とエンジン制御部130、そしてリーダライタ47とから構成される。メイン制御部110は、図5に示すようにCPU111と、外部インターフェース(I/F)112と、プログラムROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)115と、画像メモリ116、及び本体メモリ117とから構成される。
CPU111は、外部I/F112、プログラムROM113、RAM114、EEPROM115、画像メモリ116、及び本体メモリ117とバスを介して互いに接続される。プログラムROM113に格納された各種プログラムを適宜読み出して実行することで、色変換(RGB(レッド、グリーン、ブルー)データからCMYK(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック)データへの変換)処理やスクリーン処理等の画像処理や後述するカートリッジIDの登録処理やトナーカートリッジ41、42、43、44のグループ化の処理等を行う。ただし、ホストコンピュータ200のドライバ220で色変換等の画像処理を行う場合にはかかる画像処理はCPU111で行われないことになる。またCPU111は、操作パネル80とも接続され、操作パネル80上の表示制御等を行う。
外部I/F112は、ホストコンピュータ200と接続される。ホストコンピュータ200から印刷のための印刷ジョブデータが入力され、プリンタ10内で処理できるデータに変換する。この印刷ジョブデータには印刷対象の画像データ(RGBデータ:Rはレッド、Gはグリーン、Bはブラック)が含まれる。
プログラムROM113は、CPU111で処理を実行するための種々のプログラムが格納される。CPU111によって適宜読み出されることでCPU111において処理が実行される。RAM114は、CPU111による処理後のデータ等が格納される。CPU111のワーキングメモリとしての役割も果たす。EEPROM115は、プリンタ10の機種情報などが格納される。画像メモリ116は、外部I/F112に入力された画像データが格納されるメモリである。
本体メモリ117は、後述するトナーカートリッジ管理テーブルを有する。この管理テーブルに各カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bに格納した情報や、トナーカートリッジ41、42、43、44のグループ化に関する情報等が格納される。CPU111は、この管理テーブルにアクセスすることで、カートリッジ41、42、43、44のグループ化を行ったり、印刷等の処理を行うことができる。詳細は、後述する。
次に、エンジン制御部130について説明する。エンジン制御分130は、図5に示すように、CPU131と、プログラムROM132と、RAM133、及び現像器駆動制御回路134とから構成される。
CPU131は、プログラムROM132、RAM133、現像器駆動制御回路134、さらにメイン制御部110のCPU111と互いに接続される。CPU131は、主として感光体ドラム30や現像器40、各ローラ対61a、61b等のプリンタ10におけるエンジン部分の駆動を制御する。また、CPU131はリーダライタ47とも接続され、リーダライタ47に対して各カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bへのデータの書き込みや読み出しのための制御を行う。
プログラムROM132は、種々のプログラムが格納される。CPU131によってプログラムが適宜読み出されて各種処理が実行される。RAM133は、CPU131が処理を行う際のワーキングメモリとしての役割を果たし、CPU131の処理後のデータ等が格納される。
現像器駆動制御回路134は、現像器40とも接続され、CPU131の制御により現像器40に対して主として所定位置に回転させるための駆動信号を出力する。また、現像器駆動制御回路134は、現像器40に新たなトナーカートリッジ41、42、43、44が装着されると、新たなトナーカートリッジ41、42、43、44が装填されたことを示す信号を現像器40側からCPU131に出力するように構成される。
また、リーダライタ47は図3を用いて説明したように、CPU131の制御によって各カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bにカートリッジID等の情報を記憶する。
なお、図5に示すようにプリンタ10にはさらに現像器40を備えるがその詳細はすでに上述したためここでは説明を省略する。
以上のように構成された制御ユニット100を含めたプリンタ10の動作の概略について簡単に説明する。
まず、ホストコンピュータ200のアプリケーション210によって印刷対象の画像データが生成されドライバ220によってプリンタ10に印刷ジョブデータとして出力される。このメイン制御部110の外部I/F112は、この印刷ジョブデータをプリンタ10内で処理できるデータに変換してCPU111に出力する。CPU111は、プログラムROM113を読み出して各画像処理を行い、画像メモリ116に展開する。そしてCPU111は、展開後の画像データをパルス幅変調し上述したパルスデータを生成して、このパルスデータに基づいて、露光ユニット20(図1参照)を駆動させレーザ光が照射され、上述した印刷動作が行われるのである。その他、カートリッジIDの登録処理やグループ化の設定処理等は後述する。
次に、図6乃至図7を参照して、現像器40の一連の回転動作について説明する。現像器40の回転は、エンジン制御部130のCPU131からの制御信号が現像器駆動制御回路134(図5参照)に入力され、この制御信号に基づいて駆動制御回路134から現像器40への制御信号により所定の位置に回転するものとする。なお、図6乃至図7に示す現像器40は、図1と同じ方向からの図(正面図)である。
まず、図6(A)はブラックトナーを収容するトナーカートリッジ41を新たに現像器40の装着したときを示す図である。プリンタ10の側面には着脱専用口48が設けられている。この着脱専用口48は、現像器40が回転してトナーカートリッジ41、42、43、44の着脱位置で停止したときに、所望のトナーカートリッジ41、42、43、44を現像器40の回転軸に沿う方向に引き出して取り外すこともできるし、その方向に沿って所望のトナーカートリッジ41、42、43、44を現像器40に挿入させることもできる。なお、この着脱専用口48は、トナーカートリッジ41、42、43、44の外形より僅かに大きく形成され、トナーカートリッジ41、42、43、44の現像器40への着脱が容易に行われるように構成される。
図6(A)のように現像器40にトナーカートリッジ41が装着されると、エンジン制御部130のCPU131の制御により図面上反時計まわりに現像器40が回転して、新たに装着したトナーカートリッジ41のカートリッジメモリ41bとリーダライタ47とが対向する位置(以下「R/W(Read/Write)位置」)で停止する(図6(B)参照)。この段階で、CPU131の制御によりリーダライタ47からカートリッジメモリ41bに対して非接触によりデータの書き込みや読み出しを行う。本実施例では、トナーカートリッジ41を他のトナーカートリッジ42、43、44と区別するためのカートリッジIDなどがカートリッジメモリ41bに書き込まれるものとする。書き込みによる登録の詳細は後述する。
次いで、現像器40は再び反時計まわりに回転して、ホームポジション位置(HP位置)で停止する(図6(C)参照)。このHP位置は、画像形成の実行を待機しているときの待機位置である。なお、このHP位置は図6(A)の着脱位置よりもトナーカートリッジ41がやや下方に位置する位置である。
そして、プリンタ10がトナーカートリッジ41の使用を指定する印刷ジョブデータを受け取り、トナーカートリッジ41からトナー(ブラック)を感光体ドラム30に供給して印字を行うときには、再び現像器40が反時計まわりに回転して、トナーカートリッジ41の現像ローラ41aと感光体ドラム30とが対向する位置(以下「トナー供給位置」)で停止する(図7(A)参照)。図4に示したようにこのトナー供給位置でトナーカートリッジ41からトナーが感光体ドラム30に供給されて現像が行われることになる。
一通りトナーカートリッジ41からのトナーの供給が終了すると、現像器40は再び反時計まわりに回転してトナーカートリッジ41のR/W位置で停止する(図7(B))。この状態においてリーダライタ47によってカートリッジメモリ41bには、図7(A)でトナーカートリッジ41から供給したブラックトナーの消費量が書き込まれる。このトナー消費量としては、例えば、印字枚数であったり、メイン制御部110のCPU111で演算した消費量の情報などである。
図7(B)に示すように、この位置は、トナーカートリッジ41についてはカートジッリメモリ41bへの書き込みが行えるR/W位置であり、隣のトナーカートリッジ42については感光体ドラム30にトナーを供給するトナー供給位置でもある。各トナーカートリッジ41、42、43、44の各カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bは、このように隣のトナーカートリッジがトナー供給位置にいるときに、丁度リーダライタ47によって書き込みや読み出しが行えることのできるR/W位置に位置するように設けられているのである。このように構成されているので、プリンタ10は印字を行いながらカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bに対して書き込みや読み出しを行うことができ、プリンタ10全体の処理の高速化を図ることができる。しかも、カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bへの書き込みや読み出しを非接触で行うため、接触方式と比較してメモリ41b、42b、43b、44bへの接触のための時間を費やすこともない。さらに、メモリ41bを構成するメモリIC41b2(図3参照、他のメモリ42b、43b、44bのメモリICも同一の構成である)は、本実施例ではFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)としているために高速に書き込み等を行うことができるため、隣のトナーカートリッジからのトナー供給で印字を行っている最中にメモリ41b、42b、43b、44bへの書き込み等が終了することになり、メモリ41b、42b、43b、44bへの書き込み等のためだけに時間を費やすことがなくプリンタ10全体の処理の高速化を図っている。もちろん、メモリIC41b2の構成はこれに限らず高速に読み書きすることのできる、SRAM(Static Random Access Memory)や、フラッシュメモリなどのメモリであってもよい。
図7に戻り、カートリッジメモリ41bへのトナー消費量等の書き込みが終了すると、現像器40は再び反時計まわりに回転してHP位置に移動して待機状態となる(図7(C)参照)。その後、カートリッジメモリ41bへのアクセスの際には同様に反時計まわりに回転してR/W位置に移動したり、印字を行うときには同様に反時計まわりに回転してトナー供給位置に移動することになる。
[カートリッジIDの登録処理]
次に、カートリッジIDをカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bに格納するための処理について説明する。図8はその処理の動作を示すフローチャートである。ここでカートリッジIDとは、各カートリッジを識別するためにユニークに決定される識別情報である。このカートリッジIDは、例えばトナーカートリッジ41、42、43、44を工場から出荷するときに各トナーカートリッジ41、42、43、44に付される製造番号(シリアル番号)が考えられるし、あとからユーザによって設定する番号が考えられる。図8に示すフローチャートは後者のものである。このようにカートリッジIDを登録するのはこのカートリッジIDをもとに印刷処理を行うためでもある。
まずCPU111は、本処理を実行するためのプログラムをプログラムROM113から読み出すことで本処理が開始される(ステップS10)。次いでCPU111は、カートリッジIDの登録を指示されたか否か判断する(ステップS11)。例えば、CPU111は操作パネル80やホストコンピュータ200からカートリッジIDの登録を示すデータが入力されたか否かで判断することができる。
カートリッジIDの登録が指示されたとき(ステップS11で“YES”のとき)、次いでCPU111は、カートリッジ番号とカートリッジIDとを取得する(ステップS12)。具体的には、例えば、操作パネル80やホストコンピュータ200によってカートリッジ番号やカートリッジIDが指定され、この指定されたデータがCPU111に入力されることで取得する。ここでカートリッジ番号とは、トナーカートリッジ41、42、43、44が現像器40内でHP位置に位置しているときに一意に定義付けられた番号である。例えば、図6(C)に示すように各トナーカートリッジ41、42、43、44がHP位置にあるとき、感光体ドラム30に近い方から時計周りに番号を割り振り、それがカートリッジ番号となる。本実施例ではトナーカートリッジ43がカートリッジ番号“1”、トナーカートリッジ44がカートリッジ番号“2”、トナーカートリッジ41が番号“3”、そしてトナーカートリッジ42が番号“4”となる。もちろん、これ以外にも一意に定義付けられていればよく、HP位置で反時計まわりに順番にカートリッジ番号を割り振ってもよいし、トナー供給位置で割り振るようにしてもよい。なお、このカートリッジ番号とカートリッジIDの相違であるが、カートリッジIDはトナーカートリッジ41、42、43、44ごとにユニークなIDであり、カートリッジ番号は現像器40が基準位置に位置したときに各トナーカートリッジ41、42、43、44に割り振った番号である。複数のプリンタ10がホストコンピュータ200に接続されているときに、カートリッジIDは同じIDとなるものは存在しないが、カートリッジ番号は各プリンタ10に対して同じ番号が存在することになる。
次いでCPU111は、ステップS12で取得したカートリッジ番号からその番号のトナーカートリッジ41、42、43、44をR/W位置に移動させる(ステップS13からステップS17まで)。操作パネル80またはドライバ220からステップS12でCPU111にカートリッジ番号に関する情報が入力されるので、これにより判断する。すなわち、カートリッジ番号“1”を取得したときは、トナーカートリッジ43をR/W位置(図6(B)等参照)に移動させ(ステップS14)、カートリッジ番号“2”を取得したときはトナーカートリッジ44をR/W位置に移動させる(ステップS15)。また、カートリッジ番号“3”のときはカートリッジ41をR/W位置に移動させ(ステップS16)、さらに番号“4”のときはカートリッジ42をR/W位置に移動させる(ステップS17)。このR/W位置へのトナーカートリッジ41、42、43、44の移動は、上述したようにCPU111がエンジン制御部130のCPU131に移動のための制御信号を出力して、CPU131がこれに基づいて現像気駆動制御回路134に制御信号を出力することが行われる。
次いでCPU111は、カートリッジIDを書き込むべきトナーカートリッジ41、42、43、44が装着されているか判断する(ステップS18)。対象となるトナーカートリッジ41、42、43、44が現像器40内に装着されていなければ、カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bへのカートリッジIDの書き込みができないからである。例えば、トナーカートリッジ41が現像器40内に装着されると、装着されたことを示す制御信号が現像器駆動制御回路134に現像器40から入力され、CPU131からCPU111にその情報が出力される。そして、CPU111の制御によって本体メモリ117或いはRAM114に、カートリッジ番号ごとにトナーカートリッジ41、42、43、44が装着されたか否かを示すデータが格納される。CPU111は、ステップS12で取得したカートリッジ番号と本体メモリ117或いはRAM114に格納された装着の有無に関するデータとを比較することで本ステップを判断する。
カートリッジが装着されていると判断したとき(ステップS18で“YES”のとき)、次いで処理はステップS19に移行しカートリッジIDが既にカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bに登録されているか否か判断する。後述するが、本体メモリ117には、どのカートリッジ番号にどのようなカートリッジIDを格納したかを示す管理テーブルを有し、
CPU111は、かかる管理テーブルに対応するカートリッジIDを格納する。よって、CPU111は本ステップS19において本体メモリ117から管理テーブルを参照することによって同一のユーザIDがすでに存在するか否かを判断するのである。なお、この管理テーブルの詳細は後述する。
ユーザIDが登録されていなければ(ステップS19で“NO”のとき)、処理はステップS20に移行し、CPU111はステップS12で取得したカートリッジIDをR/W位置に移動させたトナーカートリッジ41、42、43、44のカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bに書き込む処理を行う。具体的には、CPU111はエンジン制御部130のCPU131に対してカートリッジIDを書き込むための制御信号を取得したカートリッジIDとともに出力する。これを受けたCPU131はリーダライタ47に対して取得したカートリッジIDを出力するとともにカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bのいずれかに対してこのIDを書き込むように制御信号を出力する。これによりリーダライタ47は、カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bのメモリIC41b2、42b2、43b2、44b2(図3参照)のいずれかに対してカートリッジIDを書き込むことになる。
次いでCPU111は、現像器(ロータリー)40をHP位置に移動させるようにCPU131を制御する(ステップS21)。すなわち、CPU131はHP位置に移動させる制御信号をCPU111から受信すると現像器駆動制御回路134に対して現像器40をHP位置に移動させるよう制御信号を出力して、現像器40がHP位置に移動するのである。そして、上述した一連の処理が終了する(ステップS22)。
一方、対象となるトナーカートリッジ41、42、43、44が現像器40に装着されていないとき(ステップS18で“NO”のとき)、CPU111はカートリッジ41、42、43、44が未装着である旨の通知を操作パネル80やホストコンピュータ200に通知する(ステップS23)。その後、処理はステップS21に移行して上述の処理を行うことになる。
また、カートリッジは装着されているものの取得したカートリッジIDが既に登録されているとき(ステップS19で“YES”のとき)は、既にカートリッジIDが登録されている旨の通知を操作パネル80やホストコンピュータ200に通知し(ステップS24)、その後処理はステップS21に移行して上述の処理を繰り返すことになる。
[トナー情報テーブルとトナーカートリッジ管理テーブル]
図8に示す処理を行うことで、カートリッジIDがカートリッジメモリ41bに記憶される。カートリッジメモリ41bには、図15(A)に示すようにカートリッジIDが格納されるカートリッジID領域41b4と、トナーの色情報が格納される色情報格納領域41b5とから構成されるトナー情報テーブル41b3を有する。もちろん、他のカートリッジメモリ42b、43b、44bにも全く同じトナー情報テーブル41b3を有する。このカートリッジID格納領域41b4に図8に示す処理によってカートリッジIDが記憶されることになる。なお、色情報は、例えばトナーカートリッジ41、42、43、44が工場から出荷されるときにリーダライタによってこの色情報格納領域41b5に格納される。
また、図15(B)には、本体メモリ117に記憶されるトナーカートリッジ管理テーブル1700の一例を示す。上述したように、この管理テーブル1700にグループ化等の情報を記憶し、印刷動作の際にCPU111が管理テーブル1700にアクセスして必要な情報を読み出すことで処理が進められることになる。カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bにアクセスして情報を読み出して印刷動作を行う場合と比較して処理が早くなり、印刷動作全体の処理を早く進めることができる。
トナーカートリッジ管理テーブル1700は、図15(B)に示すように、トナーカートリッジ41、42、43、44に関する情報が格納されるトナーカートリッジ項目1701と、トナーカートリッジ41、42、43、44をまとめてグループ化するときのグループ番号が格納されるトナーカートリッジグループ番号項目1702とから構成される。
トナーカートリッジ項目1701は、さらに、カートリッジ番号が格納されるカートリッジ番号格納領域1703と、カートリッジIDが格納されるカートリッジID格納領域1704と、トナーの色情報が格納される色情報格納領域1705と、トナーカートリッジ41、42、43、44が現像器40に装着されたか否かを示す情報が格納される装着情報格納領域1706とから構成される。
カートリッジ番号格納領域1703は、各カートリッジ41、42、43、44に対して一意に定義付けられたカートリッジ番号が格納される。このカートリッジ番号ごとに各領域1703〜1710にCPU111の制御により情報が記憶されることになる。ここで、このカートリッジ番号は、例えば予め工場出荷の際に記憶されるもので、図8に示すカートリッジメモリ41bへのカートリッジIDの登録処理の際にはすでにカートリッジ番号領域1703にはカートリッジ番号が記憶されているものとする。
カートリッジID格納領域1704は、カートリッジメモリ41b、42b、43b、43bのカートリッジID格納領域41b4に記憶されたカートリッジIDが格納される。また、色情報格納領域1705も、カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bの色情報格納領域41b5に記憶された色情報が格納されることになる。装着情報格納領域1706は、現像器40にトナーカートリッジ41、42、43、44が装着されたか否かを示す情報が格納される。トナーカートリッジ41、42、43、44が現像器40に装着されていないときは未装着であることを示す情報(例えば“0”、図15(B)では“未装着”と表示されているがこれは説明の便宜のためである)、装着されているときは装着されていることを示す情報(例えば“1”、図15(B)では“装着”)が格納される。
また、トナーカートリッジグループ番号項目1702は、トナーカートリッジ41、42、43、44をグループ化したときに各トナーカートリッジ41、42、43、44が各グループ番号に含まれるか否かを示す情報が格納される領域1707〜1710を有する。図15(B)に示す例では4つのグループを作成することができる。
図8に示すカートリッジIDの登録処理が終了した時点で、本体メモリ117のトナーカートリッジ管理テーブル1700は図15(B)に示す状態となる。この図15(B)で装着情報格納領域1706には、“未装着”と記憶されているが現像器40には各カートリッジ41、42、43、44が装着されており、処理の便宜上後述する処理の中で“装着”を記憶するものとする。
[カートリッジグループ設定処理]
次に、カートリッジグループ化の処理の詳細について図9乃至図14、さらに図16乃至図23を参照して説明することにする。上述したようにトナーカートリッジ41、42、43、44ごとにあるユーザやグループを割り振るのではなく、複数のカートリッジ41、42、43、44を1つにまとめてグループ化し、グループ化したものに対してユーザやグループ名を割り振るようにすることで、1つのトナーカートリッジ41、42、43、44のトナーが少なくなっても、グループ化された他のトナーカートリッジ41、42、43、44を使用すればトナーカートリッジ41、42、43、44の交換回数を減少させることができる。またどのユーザ等がどのグループのトナーカートリッジ41、42、43、44を使用しているか管理することができ、例えばトナーカートリッジ41、42、43、44の交換時期を予め把握することができる。以下では、このグループ化の処理について説明することにする。
まず、図9に示すグループ化の設定処理について説明する。最初にCPU111は、操作パネル80上に表示された所定のボタンを画面上で操作されることにより処理が開始される(ステップS30)。例えば、操作パネル80の画面内にカートリッジグループの設定を促す表示が行われ、これをユーザが画面上で操作することでその情報がCPU111に出力される。CPU111は、この情報の入力によりプログラムROM113から本処理を実行するためのプログラムを読み出すことで処理が開始される。
次いでCPU111は、カートリッジグループの設定は“初期化”か、“更新”か判断する(ステップS31)。操作パネル80に表示されたグループの設定を促す表示を操作することで、カートリッジグループ設定を“初期化”するか、すでに設定したグループを“更新”するかの選択表示がなされる。そして、ユーザがいずれかを選択すると、その情報が操作パネル80からCPU111に出力されるため、この情報により本ステップ31をCPU111は判断することになる。
カートリッジグループ設定で“初期化”が選択されると(ステップS31で“初期化”のとき)、CPU111はカートリッジ初期設定処理(ステップS32)を行う。その処理の詳細を図10に示す。カートリッジ初期設定処理(ステップS32)に移行すると、CPU111はまず全トナーカートリッジ41、42、43、44のカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bからトナー情報を取得する処理を行う(ステップS321)。カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bには、トナー情報テーブル41b3を有し、このテーブル41b3にカートリッジIDと色情報とが格納されているので、これを読み出す。具体的には、CPU111はエンジン制御部130のCPU131に対してすべてのカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bからトナー情報を取得するよう制御信号を出力する。CPU131は、この制御信号を受けると現像器駆動制御回路134に対して、例えばカートリッジ番号順にR/W位置に各トナーカートリッジ41、42、43、44を移動させるように制御信号を出力する。またCPU131は、リーダライタ47に対してもR/W位置に位置したカートリッジ41、42、43、44のカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bからトナー情報を読み出すよう制御信号を出力する。これにより、各トナーカートリッジ41、42、43、44は順次R/W位置に移動され、リーダライタ47によってカートリッジIDと色情報とが読み出される。読み出されたカートリッジIDと色情報とはCPU131からCPU111に出力され、RAM114に一次記憶させておく。
次いでCPU111は、トナーカートリッジ管理テーブル1700の各領域1707〜1710に、各トナーカートリッジ41、42、43、44がそれぞれ別々のカートリッジグループ番号を有するように情報を格納する(ステップS322)。例えば図16(A)に示すように、グループ番号“1”にはカートリッジ番号“1”のトナーカートリッジ41、42、43、44(上述の例ではカートリッジ43)、グループ番号“2”にはカートリッジ番号“2”のトナーカートリッジ41、42、43、44(上述の例ではカートリッジ44)、グループ番号“3”にはカートリッジ番号“3”のカートリッジ41、42、43、44(上述の例ではカートリッジ41)、グループ番号“4”にはカートリッジ番号“4”のカートリッジ41、42、43、44(上述の例ではカートリッジ42)と、グループ番号を割り当てることになる。図16(A)上、そのグループ番号にグループ化されたとき“○”、グループ化されていないと“×”と表示されるがこれは説明を容易するためであって、実際には例えばそれぞれ“1”、“0”などと記憶されることになる。CPU111はかかる管理テーブル1700の各領域1707〜1710にアクセスすることで情報が記憶され設定されることになる。
次いでCPU111は、カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bから取得したカートリッジIDと色情報とを管理テーブル1700のそれぞれカートリッジID格納領域1704と色情報格納領域1705とに格納する(ステップS323)。すなわち、CPU111は、ステップS321でRAM114に格納したカートリッジIDと色情報とを読み出して本体メモリ117にアクセスして、各領域1704、1705にこれらの情報を格納することになる。格納された管理テーブル1700の例を図16(B)に示す。カートリッジ番号“1”はカートリッジID“SN001”で、そのトナーカートリッジ43のトナーの色は“Black”、カートリッジ番号“2”はカートリッジID“SN002”、色は“Black”であることを示す。以下同様である。
ここで、ステップS322で別々のグループ番号にする例として図16(A)の例で説明したが、それ以外にも図17(A)、(B)に示すように、図16(A)の順番とは逆順に別々にグループ番号を記憶する場合(図17(A)参照)や、順序は関係なく別々にグループ番号を記憶する場合(図17(B)参照)であってもよい。
以上によりカートリッジ初期設定処理(ステップS32)が終了し、図9に戻りステップS33に移行することになる。本ステップS33においてCPU111は、設定終了か否か判断する。グループ化の処理がユーザにとって所望のものに変更することができれば、例えば操作パネル80に表示された設定終了に関する項目を選択するなどしてグループ化の処理を終わらせることができる。操作パネル80からはかかる終了に関する情報がCPU111に出力されるので、この情報によりCPU111は本ステップ33を判断することができる。なお、カートリッジグループ設定で“更新”を選択したとき(ステップS31で“更新”のとき)は、直接このステップS33に移行することになる。
設定終了が選択されたとき(ステップS33で“YES”のとき)、カートリッジグループのグループ化設定の処理は終了する(ステップS37)。一方、設定を終了させないとき(ステップS33で“NO”のとき)、これは設定を終了させずにさらにカートリッジグループ化を行いたい場合である。すなわち、グループ設定について初期化されているがグループ設定を行いたい場合や、すでに管理テーブル1700にグループ設定が登録されているがさらに更新させたい場合である。ここでは、カートリッジ番号“2”のトナーカートリッジ44をグループ番号“1”に設定する場合で考える。すなわち、図18(A)に示すように、カートリッジ番号“2”のカートリッジ44は初期設定あるいは以前の設定によりグループ番号“2”として管理テーブル1700に登録されている。このカートリッジ番号“2”のカートリッジ44のグループ番号を、カートリッジ番号“1”のカートリッジ43のグループ番号“1”に組み入れることで、2つのトナーカートリッジ43、44を1つのグループとして登録する場合である。
まず、CPU111は操作パネル80からカートリッジ番号を取得する(ステップS34)。どのトナーカートリッジ41、42、43、44に対してグループ化を行うかについて、カートリッジ番号を入力させることでトナーカートリッジ41、42、43、44を特定する。例えば、操作パネル80にカートリッジ番号を入力するための表示がなされ、ユーザによって所定のボタン等を操作することでカートリッジ番号が入力される。そして、操作パネル80からはカートリッジ番号に関する情報がCPU111に出力され、CPU111は例えばRAM114にカートリッジ番号の情報を記憶させておく。図18(A)の例では、CPU111はカートリッジ番号“2”を得ることになる。
次いでCPU111は、操作パネル80からカートリッジグループ番号を取得する(ステップS35)。ステップS34で指定したカートリッジ番号を有するトナーカートリッジ41、42、43、44に対してどのグループ番号に組み入れるかを本ステップで取得する。例えば、操作パネル80にカートリッジグループ番号を入力するための表示がなされ、ユーザがボタン等の所定の操作をすることでグループ番号を入力する。このグループ番号に関する情報が操作パネル80からCPU111に出力することで、カートリッジグループ番号を取得する。ステップS34と同様に、CPU111はRAM114にグループ番号を格納する。図18(A)の例では、グループ番号“1”を得ることになる。
次いでCPU111は、取得したカートリッジ番号とグループ番号をもとにカートリッジグループ番号登録処理を行う(ステップS36)。その処理の詳細を図11に示す。
カートリッジグループ番号登録処理(ステップS36)に移行するとCPU111は、カートリッジ管理テーブル1700から、指定トナーカートリッジグループの管理対象となる全トナーカートリッジ番号を取得する(ステップS361)。図18(A)の例では、CPU111は管理テーブル1700からグループ番号“1”に含まれるトナーカートリッジ43のカートリッジ番号“1”を得る。
次いでCPU111は、同一トナーカートリッジグループ内にトナーカートリッジ41、42、43、44があるか否か判断する(ステップS362)。具体的には、CPU111は変更先のグループ番号を有するトナーカートリッジ41、42、43、44があるか否か、ステップS361で管理テーブル1700を検索して変更先のグループ番号を有するカートリッジ番号があるか否かで判断することになる。図18(A)の例では、管理テーブル1700からグループ番号“1”にカートリッジ番号“1”のトナーカートリッジ43が存在するので本ステップでは“YES”が選択される。
変更先のトナーカートリッジグループ内にトナーカートリッジ41、42、43、44があれば(ステップS362で“YES”のとき)、次いでCPU111は、管理テーブル1700から取得したカートリッジ番号の色情報を取得する(ステップS363)。すなわち、CPU111は、ステップS361で取得したカートリッジ番号の色情報を管理テーブル1700から取得する。上述の例では、変更先はグループ番号“1”なので、このグループ内に含まれるカートリッジ番号“1”のトナーカートリッジ43の色情報を色情報格納領域1705から取得して、“Black”を得る(図18(B)参照)。CPU111は、例えば本ステップで取得した色情報をRAM114に格納する。
次いでCPU111は、操作パネル80から指定したトナーカートリッジ41、42、43、44の色情報を管理テーブル1700から取得する(ステップS364)。すなわち、図9のステップS34で指定したカートリッジ番号(更新対象のカートリッジ41、42、43、44のカートリッジ番号)の色情報を管理テーブル1700から取得する。上述の例では、更新対象のトナーカートリッジはカートリッジ番号“2”のトナーカートリッジ43であるから、管理テーブル1700から“Black”を得る(図19(A)参照)。CPU111は、例えば本ステップで取得した色情報をRAM114に格納する。
次いでCPU111は、指定カートリッジ41、42、43、44の色とカートリッジグループの色とが同一色であるか否か判断する(ステップS365)。ステップS363やS364でRAM114に格納したそれぞれの色情報を読み出して同じか否かで判断することができる。ここで、グループ化を行う先のグループの色情報(上述の例では、カートリッジ番号“1”の色情報)と、更新対象のカートリッジ41、42、43、44の色情報(上述の例ではカートリッジ番号“2”の色情報)とが同一か否かを判断しているのは、同じグループにあるトナーカートリッジ41、42、43、44のトナーの色は同一であることを前提としているからである。同じ色にすることで、ユーザは同じ環境でトナーカートリッジ41、42、43、44を使用できるとの安心感をもって印刷を行うことができる。
指定カートリッジの色とカートリッジグループの色とが同一でないとき(ステップS365で“NO”のとき)は、CPU111は操作パネル80に対して設定失敗表示を行わせるように制御する。同じグループ内のトナーカートリッジ41、42、43、44は同一色との前提が崩れてしまうからである。そして、登録処理(ステップS36)は終了して、図9のステップS33に移行する。
一方、両者とも同一であるとき(ステップS365で“YES”のとき)は、CPU111は指定カートリッジ41、42、43、44を他グループから指定グループに変更する(ステップS367)。すなわち、CPU111は管理テーブル1700の各領域1707〜1710をステップS35(図9参照)で指定したグループ番号に更新する。上述の例では、CPU111が管理テーブル1700にアクセスして情報を書き換えることで、図19(B)に示すように、カートリッジ番号“2”のグループ番号が“1”に変更されることになる。そして、CPU111は操作パネル80に対して設定が成功した旨の表示を行うように制御し(ステップS368)、番号登録処理(ステップS36)が終了して、図9のステップS33に移行することになる。
図9に戻り、カートリッジグループ番号登録処理(ステップS36)が終了すると処理は再びステップS33に戻り、以上の処理によりグループ番号の設定を終了させる場合(ステップS33で“YES”)は上述したように操作パネル80上の所定の操作により一連の処理が終了することになり(ステップS37)。さらにグループ番号の設定を行いたいとき(ステップS33で“NO”)は処理を終了させずに上述の処理を繰り返すことになる。
以上の処理でトナーカートリッジ管理テーブル1700に対するグループ登録段階における書き込み処理が終了することになる。これにより、同じ色を有するトナーカートリッジ41、42、43、44を複数にまとめてグループ化を行ったことになる。上述の例では、グループ化は2つのカートリッジ43、44を1つにグループ化したが、もちろんグループ化は他にも3つのトナーカートリッジで1つのグループにしたり、複数のグループ化をおこなったり、さらにはもともと3つのトナーカートリッジしか現像器40に装着されていない場合でも2つのトナーカートリッジをまとめてグループ化することもできる。
次に以上の処理で管理テーブル1700によりグループ化の設定を行った後に、トナーカートリッジ41、42、43、44を現像器40から抜き出したときの処理について図12を参照して説明する。
まずCPU111は、現像器40からトナーカートリッジ41、42、43、44のいずれかを抜き出したときに本処理が開始される(ステップS40)。すなわち、上述したように現像器40からトナーカートリッジ41、42、43、44を抜き出すとその情報が現像器駆動制御回路134に現像器40から入力される(図5参照)。そして、現像器駆動制御回路134からかかる情報がCPU131を経由してCPU111に入力されることで、CPU111は本処理を実行するためのプログラムをプログラムROM113から読み出して処理が開始される。
次いでCPU111は、本体メモリ117にアクセスして、管理テーブル1700の該当するカートリッジ番号の装着情報を“未装着”に変更する(ステップS41)。カートリッジ番号“2”のトナーカートリッジ44を現像器40から抜き出したときは、図20(A)に示すようにカートリッジ番号“2”の管理テーブル1700の装着情報は“装着”から“未装着”に書き換えられることになる。そして、本処理が終了する(ステップS42)。
このように管理テーブル1700のうち装着情報格納領域1706についてのみ情報を書き換えて、他の領域1704等の情報の書換えを行っていないのは、後でトナーカートリッジ41、42、43、44が装着されたときその書き換える前の情報を用いて後述の処理を行うためである。このようにすることで、すべての情報を書き換える場合よりも早く処理を行うことができる。
以上がトナーカートリッジ41、42、43、44を現像器40から抜き出した場合の処理であったが、抜き出した後さらにそのトナーカートリッジ41、42、43、44を現像器40のもとの場所に挿入したり、あるいは空いているほかの場所に挿入したり等が考えられる。その場合の処理について以下説明する。
図13は、かかるトナーカートリッジ41、42、43、44が現像器40に装着されたときの処理の動作を示すフローチャートである。この処理は、管理テーブル1700への一連の書き込みが終了した後に行われる。すなわち、カートリッジIDの登録処理(図8参照)を行い、グループ化の設定処理(図9乃至図11)を行った後の処理である。例えば、トナーカートリッジ41、42、43、44を入れ換えたり、間違って現像器40から出して同じ位置に再び戻す場合などである。ここでは、図20(B)に示すようにカートリッジ番号“2”のトナーカートリッジ43を抜き出して、カートリッジ番号“3”の位置に再び挿入した場合の例で説明する。
まず、CPU111はトナーカートリッジ41、42、43、44が装着されたときに本処理が開始される(ステップS50)。すなわち、現像器40にトナーカートリッジ41、42、43、44が装着されたとき現像器40から現像器駆動制御回路134に装着されたことを示す制御信号が出力される。この情報が現像器駆動制御回路134からCPU131を経由してCPU111に入力されるので、CPU111はこの情報の入力を契機として本処理を実行するためのプログラムをプログラムROM113から読み出すことで処理が開始される。
次いで、CPU111はカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bからカートリッジ情報を取得する(ステップS51)。すなわち、現像器40に装着されたトナーカートリッジ41、42、43、44のカートリッジメモリ41b、42b、43b、44b内にあるトナー情報テーブル41b3から、カートリッジIDと色情報とをCPU111は取得する。上述した場合と同様に、CPU111の制御によってCPU131はリーダライタ47、現像器駆動制御回路134を制御して、カートリッジIDと色情報とを得る。
次いでCPU111は、カートリッジIDが有るか否かを判断する(ステップS52)。すなわち、ステップS51でカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bにアクセスしてカートリッジIDを取得するように動作するが、カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bにカートリッジIDが格納されていない場合もある。これは、これまで使用していない新たなトナーカートリッジ41、42、43、44を現像器40に装着したときは、図8に示すカートリッジIDの登録処理が行われていないためカートリッジIDがカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bに格納されていないことになる。したがって、CPU111はカートリッジIDを取得できれば(本ステップで“YES”のとき)、以前に現像器40に挿入されたトナーカートリッジ41、42、43、44を再び挿入した場合であって、カートリッジIDを取得できなければ(本ステップで“NO”のとき)、新たなトナーカートリッジを現像器40に挿入した場合となる。CPU111は、ステップS51でカートリッジIDを取得できたか否かで本ステップS52を判断することができる。図20(B)の例では、もともとカートリッジ番号“2”のトナーカートリッジ44をカートリッジ番号“3”のトナーカートリッジ41が装着される現像器40の位置に入れ換える場合であり、カートリッジメモリ44bからはカートリッジID“SN002”を取得できるので、本ステップでは“YES”が選択されることになる。
カートリッジIDが有ったとき(ステップS52で“YES”のとき)、次いでCPU111は、管理テーブル1700に同一のカートリッジIDがあるか否か判断する(ステップS53)。例えば、別のプリンタによってカートリッジIDがカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bに格納されたときは、本プリンタ10の現像器40にトナーカートリッジ41、42、43、44を挿入しても管理テーブル1700にはかかるカートリッジIDを有するものはないことになる。上述した例では、管理テーブル1700にはもともとカートリッジID“SN002”が格納され、カートリッジメモリ44bから取得したカートリッジIDは“SN002”であるから、同一のカートリッジIDが存在し、本ステップで“YES”が選択される。
管理テーブル1700に同一のカートリッジIDが有れば(ステップS53で“YES”のとき)、CPU111は管理テーブル1700にある新たに装着されたカートリッジ番号の領域にある旧情報をRAM114にコピーして格納し(ステップS59)、同一カートリッジIDのグループ番号に関する情報をコピーして管理テーブル1700に格納する(ステップS54)。その後、CPU111は、RAM114に格納した旧情報を、同一カートリッジIDのグループ番号に関する情報のコピーしたカートリッジ番号の管理テーブル1700の領域に格納する(ステップS60)。上述の例では、図21(A)に示すようにカートリッジ番号“2”のグループ番号に関する情報を新たに装着されたカートリッジ番号“3”のグループ番号の領域1707〜1710にそのまま複写されて格納され、更に新たに装着されたカートリッジ番号“3”の領域1704〜1710にあった旧情報をカートリッジ番号“2”の領域にRAM114経由で複写されて格納される。
図13に戻り、次いでCPU111は管理テーブル1700にカートリッジID、色情報、装着の有無に関する情報を格納する(ステップS55)。すなわち、CPU111は、ステップS51で取得したカートリッジIDと色情報、及び装着情報とを各領域1704等に格納することになる。そのときの管理テーブル1700の例を図21(B)に示す。この図に示すようにカートリッジ番号“3”の領域にカートリッジID“SN002”と色情報“Black”、及び装着情報“装着”が書き込まれることになる。
そして、一連の処理が終了する(ステップS56)。一方、カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bにカートリッジIDが格納されていなかったとき(ステップS52で“NO”のとき)は、カートリッジIDを登録し(ステップS58)、グループ番号が指定されていない未管理グループを選択してカートリッジ番号を管理テーブル1700の領域1707〜1710に格納する(ステップS57)。
また、管理テーブル1700に同一カートリッジIDがないとき(ステップS53で“NO”のとき)も、同様に未管理グループを選択してグループ番号を設定する(ステップS57)。図22(A)に示すように、例えばカートリッジID“SN010”のトナーカートリッジをカートリッジ番号“3”の位置に装着させたとき、管理テーブル1700には“SN010”と同一のIDは存在しないので本ステップS53で“NO”が選択される。そして、CPU111は、ステップS57にて未管理グループ、すなわちグループ番号“2”を選択して、領域1708をグループ番号として選択されたことを示す“○”に変更して設定する。
そして、処理はステップS55に移行して上述の処理を繰り返すことになるが、ステップS57からの処理では図23(A)に示すようにカートリッジID“SN010”、色情報“Black”、そして装着情報“装着”を格納することになる。そして、処理が終了する(ステップS56)ことになる。
以上の処理により、複数のトナーカートリッジ41、42、43、44を一つにまとめてグループ化の設定が終了することになる。図23(A)に示すようにグループ番号“1”には、カートリッジ番号“1”と“2”の2つのトナーカートリッジがグループ化されたことになる。
なお、カートリッジグループの設定処理(図9乃至図11参照)を終了した段階で、グループ化されたそのグループごとにユーザ等を割り当てることで、ユーザはグループ化された複数のトナーカートリッジ41、42、43、44を使用して印刷を行うことができる。グループ化された複数のトナーカートリッジ41、42、43、44に対するユーザの割り当ては、例えば以下のようにして行う。すなわち、操作パネル80やホストコンピュータ200のアプリケーション210でカートリッジグループ番号ごとにユーザIDを入力する画面が表示される。この画面内で、ユーザIDとして例えば、名前、部課名、IPアドレス、Macアドレスなどを入力する。その情報がメイン制御部110のCPU111に入力される。CPU111は、本体メモリ117のカートリッジ管理テーブル1700内にあるグループ番号とユーザIDとの対応を示すテーブル内にユーザIDを格納する。その例を図23(B)に示す。この図に示すようにグループ番号ごとにユーザIDが格納され、グループ番号“1”にはユーザID“A”、と“B”の2人(あるいは2つの部課などのグループ)が割り当てられている。すなわち、この2つのユーザIDを有する者(またはグループ)は2つのトナーカートリッジ(カートリッジ番号“1”と“2”のトナーカートリッジ)を使用することができる。なお、ユーザID“A”は、必ずしも1つのグループ番号のみしか割り当てられなければならないわけではなく、図23(B)に示すように2つのグループ(グループ番号“1”と“2”の2つ)など、複数のグループに割り当てられていてもよい。
そして、アプリケーション210によってユーザIDやカートリッジID、またはグループ番号を指定して印刷命令をプリンタ10に対して行うと、ドライバ220からユーザID等を含む印刷ジョブデータがCPU111に入力される。CPU111は、本体メモリ117の管理テーブル1700にアクセスして、そのユーザID等が割り当てられたトナーカートリッジ41、42、43、44を特定し、また入力された画像データに対して上述した画像処理を行う。またCPU111は、CPU131に対して特定したトナーカートリッジ41、42、43、44の情報とともに印刷命令を出力する。そして、上述した印刷動作が行われることになる。
[トナーカートリッジの装着位置によるグループ化処理]
上述の例では、カートリッジIDによってグループ化する処理について説明したが、トナーカートリッジの装着位置によるグループ化の処理について以下説明する。ここで、カートリッジの装着位置とは、現像器40に対して各トナーカートリッジ41、42、43、44は基準位置に対して一意に定義付けられたものであって、上述したカートリッジ番号のことである。予めこのカートリッジ番号により各トナーカートリッジ41、42、43、44を特定することができるので、このカートリッジ番号を用いてグループ化を行うのである。
カートリッジIDによるグループ化は、まずカートリッジIDをカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bに格納する処理(図8参照)を行ったが、本処理ではカートリッジIDを使用しないので図8に示すような処理は行われない。したがって、カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bのトナー情報テーブル41b3は図24(A)に示すように色情報のみとなる。さらに、本体メモリ117に格納されたカートリッジ管理テーブル1700も、図24(B)に示すようにカートリッジID格納領域1704がないテーブルとなる。なお、この図24(B)に示す状態は各トナーカートリッジ41、42、43、44を現像器40に装着したがグループ化の設定を行っていない状態である。
次に、グループ化の設定であるがこれは図9乃至図11と同様である。すなわち、操作パネル80で“初期化”もしくは“更新”の選択を行う。“初期化”を選択してカートリッジ初期設定処理(図9のステップS32、図10参照)を行うことで、カートリッジグループ番号はトナーカートリッジ41、42、43、44ごとに異なる番号が割り振られることになる(図25(A)参照)。そして、設定を終了させずに、パネルからカートリッジ番号とグループ番号を指定すると、指定したグループ番号に含まれるトナーカートリッジ41、42、43、44のトナーの色と更新対象のトナーカートリッジ41、42、43、44の色とが一致すればその操作パネル80で指定したグループに設定される(図9のステップS36、図11参照)。操作パネル80でカートリッジ番号として“2”、グループ番号として“1”を指定してグループ化を行ったときの例を図25(B)に示す。以上でカートリッジ番号を用いたグループ化の設定処理が終了する。
次に、このように管理テーブル1700に設定を行った後でトナーカートリッジ41、42、43、44を現像器40から抜き出したときは、上述したカートリッジIDによる処理(図12参照)と同様に装着情報格納領域1706で対象となるトナーカートリッジ41、42、43、44を“未装着”に書き換えるだけである。それ以外の領域1703等に対する情報の書き換えは行わない。後の処理でこの状態を維持して複写の使用に供するためである。他の情報を書き換えない分だけ処理の高速化を図ることができる。図26(A)に、カートリッジ番号“2”のトナーカートリッジ44を現像器40から抜き出したときの管理テーブル1700の状態を示す。
そして、この抜き出したトナーカートリッジ44を再び同じ現像器40の同じ位置に挿入したときや、新たにトナーカートリッジを現像器40に挿入したときの処理の動作を図14に示す。
まずCPU111は、トナーカートリッジ41、42、43、44が現像器40に装着されるとその情報がCPU131から入力されてプログラムROM113に格納された本処理を実行するためのプログラムを読み出すことで処理が開始される(ステップS60)。トナーカートリッジ41、42、43、44が現像器40に装着されたときのエンジン制御部130等の動作は上述した例と同様である。
次いでCPU111は、新たに装着されたトナーカートリッジ41、42、43、44のトナー情報をカートリッジメモリ41b、42b、43b、44bから取得する(ステップS61)。この場合は、色情報のみとなる。なお、カートリッジメモリ41b、42b、43b、44bからの情報の読み出しの動作は上述の例と同様である。
次いでCPU111は、管理テーブル1700に装着されたカートリッジ番号に対するグループ番号等の旧設定があるか否か判断する(ステップS62)。CPU111は、管理テーブル1700にアクセスし、新たに装着されたトナーカートリッジ41、42、43、44のカートリッジ番号に対して、管理テーブル1700に格納された情報が残っているか否かで判断することができる。例えば、図26(B)に示すように色情報やグループ番号など以前の情報が残っていれば旧設定あり(本ステップS62で“YES”)となる。
旧設定が残っていれば、CPU111は次いで、新たに装着したトナーカートリッジ41、42、43、44の色情報と旧設定の色情報とが同一色か否か判断する(ステップS63)。グループ化は同一色で行うとの前提のためである。CPU111はステップS61で装着したカートリッジ41、42、43、44の色情報を取得し、管理テーブル1700から旧設定の色情報とを読み出し比較することで判断することができる。図26(B)の例では、旧設定は“Black”、新たに装着したトナーカートリッジ41、42、43、44の色情報も“Black”としたとき、色は一致することになる(本ステップ63で“YES”)。
色が一致すれば(ステップS63で“YES”のとき)、CPU111は、管理テーブル1700にステップS61で取得した色情報と、装着の有無についての情報とを対応するカートリッジ番号の領域1705、1706に格納する(ステップS64、図26の領域1705、1706参照)。そして、一連の処理が終了する(ステップS65)。
一方、図27(A)に示すようにカートリッジ番号“2”に新たにトナーカートリッジを現像器40に装着させたとき、以前の情報が残っていない場合がある。このときは、ステップ62で“NO”が選択され、グループ番号が設定されていない、空いているグループ番号をそのカートリッジのグループ番号として設定する(ステップS66)。図27(A)の例では、グループ番号“2”が空いているので、このグループ番号に設定することになる(図27(B)のグループ番号領域1707〜1710参照)。そして、管理テーブル1700にステップS61で読み出した色情報や、さらに装着の有無について格納し(ステップS64、図27(B)の領域1705、1706参照)、一連の処理が終了する(ステップS65)。
また、新たに装着されたカートリッジ41、42、43、44の色と旧設定の色とが一致しないとき(ステップS63で“NO”のとき)も、空いている未管理グループ番号を選択して対応する領域1707〜1710に格納する(ステップS66)。グループが同じトナーカートリッジ41、42、43、44はその色が同一色であるという前提のためである。
その後、操作パネル80によりグループ番号の設定処理(図9参照)を行えばユーザが所望するグループ化を行うことができる。
このようにカートリッジ番号からグループ化を行ったときでも、グループ化されたものに対してユーザIDにユーザを割り当てることにより、グループ化した複数のトナーカートリッジ41、42、43、44をあるユーザ等が使用でき、トナーカートリッジ41、42、43、44の交換回数を減らしたり、カートリッジ41、42、43、44の交換時期の管理等を容易に行うことができる。
以上説明したように本発明によれば、複数のトナーカートリッジ41、42、43、44を一つにまとめてグループ化し、このグループ化したカートリッジ41、42、43、44に対してユーザ等を割り当てて印刷を行うようにしたので、トナーカートリッジ41、42、43、44の交換負担を減らすことができる。一方で、トナー消費量の多いユーザはその分トナーカートリッジ41、42、43、44の交換負担を負い、そうでないユーザは消費量の多いユーザのためにトナーカートリッジ41、42、43、44の交換をする必要がなくなる。さらに、トナーカートリッジ41、42、43、44の交換時期や交換本数の管理も容易となる。
上述の例では、2本のトナーカートリッジ41、42、43、44でグループ化した例について説明したが、これに限らず3本、4本とグループ化してもよい。さらに、4本のトナーカートリッジ41、42、43、44が装着されている場合について説明したが、これに限らず3本、2本しか現像器40に装着されていない場合でも、複数のトナーカートリッジ41、42、43、44をまとめて印刷を行うこともできる。
また、上述の例では1つのグループに含まれるトナーカートリッジ41、42、43、44のトナーの色は同一色を前提にしたが、必ずしも同じ色に拘泥する必要はない。かかる制限を外してグループ化を行うようにしてもよい。例えば、同じグループに属する2つのトナーカートリッジ41、42でその色が“Black”と“Yellow”であってもよい。
さらに、上述の例ではブラックトナーを収容するトナーカートリッジを装着した例について説明したが、同色であればブラックに限らず、例えばシアントナーを収容するトナーカートリッジを複数本装着したり、さらにマゼンダトナーや、イエロートナーなどで単色の画像形成装置を構成してもよい。
さらに、上述の例では、色変換処理やスクリーン処理をプリンタ10内で行うとして説明したが、ホストコンピュータ200のドライバ220でかかるスクリーン処理が行われるようにしても全く同様の効果を奏する。この場合に、スクリーン処理後の画像データがプリンタ10内に入力されてCPU111によってパルス幅変換等の処理が行われて印刷が実行されることになる。
また、上述の例では画像形成装置としてプリンタ10の例で説明したが、それ以外にもファクシミリや複写機、さらにプリンタ含めてこれらの機能を有する複合機であっても同様の効果をそうする。さらに、ホストコンピュータ200の例として、例えばパーソナルコンピュータ、さらには携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance)などの情報携帯端末であってもよい。
本発明が適用されるプリンタ10の外観構成図である。 カートリッジメモリ41bが設けられた現像ユニット41の斜視図である。 リーダライタ47とカートリッジメモリ41bの構成を示す図である。 現像ユニット41の内部構成図である。 プリンタ10の構成を示す図である。 現像器40の動作を示す図である。 現像器40の動作を示す図である。 カートリッジIDの登録処理の動作を示すフローチャートである。 カートリッジグループ設定処理の動作を示すフローチャートである。 カートリッジ初期設定処理の動作を示すフローチャートである。 カートリッジグループ番号登録処理の動作を示すフローチャートである。 カートリッジを現像器から抜き出したときの処理の動作を示すフローチャートである。 カートリッジを装着したときの処理の動作を示すフローチャートである。 カートリッジを装着したときの処理の動作を示すフローチャートである。 図15(A)はトナー情報テーブルの例を示し、図15(B)はトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図16(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図17(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図18(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図19(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図20(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図20(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図22(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図23(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図24(A)はトナー情報テーブルの例を示し、図24(B)はトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図25(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図26(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。 図27(A)、(B)ともにトナーカートリッジ管理テーブルの例を示す。
符号の説明
10 プリンタ 20 露光ユニット 30 感光体ドラム 40 現像器 41、42、43、44 現像ユニット(トナーカートリッジ) 41b、42b、43b、44b カートリッジメモリ 41b3 トナー情報テーブル 41b4 カートリッジID格納領域 41b5 色情報格納領域 47 リーダライタ 80 操作パネル 100 制御ユニット 110 メイン制御部 111 CPU 113 プログラムROM 114 RAM 117 本体メモリ 130 エンジン制御部 131 CPU 134 現像器駆動制御回路 200 ホストコンピュータ 210 アプリケーション 220 ドライバ 1700 トナーカートリッジ管理テーブル 1703 カートリッジ番号格納領域 1704 カートリッジID格納領域 1705 色情報格納領域 1706 装着情報格納領域 1707〜1710 グループ番号領域

Claims (14)

  1. トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成装置において、
    前記複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときの前記各現像ユニットと前記グループとの対応関係を示すテーブルを記憶したテーブル記憶手段と、
    前記テーブルに基づいて前記グループに含まれる前記現像ユニットを使用して印刷を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、新たに前記画像形成装置に前記現像ユニットが装着されたとき、前記各現像ユニットは互いに異なる前記グループになるように前記テーブルを前記テーブル記憶手段に記憶させる、ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置において、
    さらに、操作手段を備え、
    前記操作手段により初期化が選択されたとき、前記各現像ユニットは互いに異なる前記グループになるように前記テーブルを前記テーブル記憶手段に記憶させる、ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記現像ユニットのトナーの色が同一色のときに前記現像ユニットが同一のグループになるように前記テーブルを作成して前記テーブル記憶手段に記憶させる、ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記テーブルには、さらに、前記現像ユニットのトナーの色を示す情報が記憶され、
    前記制御手段は、グループ化を行う前記現像ユニットのトナーの色をそれぞれ前記テーブルから読み出して同一色か否かを判断する、ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記各現像ユニットには、トナーの色情報を記憶した現像ユニット記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記現像ユニット記憶手段から前記色情報を読み出して前記テーブルに記憶させる、ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記テーブルには、さらに、前記各現像ユニットの前記画像形成装置への装着の有無を示す情報を有し、
    前記制御手段は、前記現像ユニットが前記画像形成装置から抜き出したとき、前記テーブルのうち前記装着の有無を示す情報のみ書き換える、ことを特徴とする画像形成装置
  8. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記テーブルには、さらに、前記各現像ユニットを識別する現像ユニット識別情報が記憶され、
    前記制御手段は、前記現像ユニットが前記画像形成装置に装着されたとき、装着された前記現用ユニットの前記現像ユニット識別情報と同じ前記現像ユニット識別情報が前記テーブルに格納されていた場合は、当該現像ユニット識別情報を有する前記現像ユニットの前記テーブルに記憶された情報を複写することで前記テーブルを作成する、ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8記載の画像形成装置において、
    前記各現像ユニットには、前記現像ユニット識別情報を記憶した現像ユニット記憶手段を有し、
    前記制御手段は前記現像ユニット記憶手段から前記現像ユニット識別情報を読み出して前記テーブルに記憶させる、ことを特徴とする画像形成装置。
  10. トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成装置において、
    前記複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときの前記グループと前記グループに含まれる前記現像ユニットを使用するユーザのユーザ情報との対応関係を示すテーブルを記憶したテーブル記憶手段と、
    前記ユーザ情報による指定印刷を受けて、前記テーブルに基づいて前記ユーザ情報に対応する前記グループに含まれる前記現像ユニットを使用して印刷を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成装置に対する制御方法において、
    前記複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときの前記各現像ユニットと前記グループとの対応関係を示すテーブルをテーブル記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記テーブルに基づいて前記グループに含まれる前記現像ユニットを使用して印刷を行う印刷工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置に対する制御方法。
  12. トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成装置に対する制御方法において、
    前記複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときの前記グループと前記グループに含まれる前記現像ユニットを使用するユーザのユーザ情報との対応関係を示すテーブルをテーブル記憶手段に記憶する記憶工程と、
    前記ユーザ情報による指定印刷を受けて、前記テーブルに基づいて前記ユーザ情報に対応する前記グループに含まれる前記現像ユニットを使用して印刷を行う印刷工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置に対する制御方法。
  13. トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成処理をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときの前記各現像ユニットと前記グループとの対応関係を示すテーブルをテーブル記憶手段に記憶する記憶処理と、
    前記テーブルに基づいて前記グループに含まれる前記現像ユニットを使用して印刷を行う印刷処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. トナーを収容する現像ユニットを複数装着して画像を形成する画像形成処理をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記複数の現像ユニットを一つにまとめてグループにしたときの前記グループと前記グループに含まれる前記現像ユニットを使用するユーザのユーザ情報との対応関係を示すテーブルをテーブル記憶手段に記憶する記憶処理と、
    前記ユーザ情報による指定印刷を受けて、前記テーブルに基づいて前記ユーザ情報に対応する前記グループに含まれる前記現像ユニットを使用して印刷を行う印刷処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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