JP2005248570A - 水門扉 - Google Patents

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Yasumasa Eda
保正 江田
Takashi Ogasawara
隆司 小笠原
Keiji Arimura
圭二 有村
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Abstract

【課題】 資源の有効活用を図ると共に、簡単な構成で、安価で容易に構成することができる軽量な水門扉を提供する。
【解決手段】 水門扉は、複数の外板部材10を組み合わせてなる外板1と、外板1の周囲を保持する枠体2と、枠体2の一方の面に取付けられる水密ゴム3と、開閉駆動装置(図示は省略する)に接続されるブラケット4と、枠体2の側方に設けられるガイドシュー5と、を備えている。外板1は、廃プラスチックを使用した再生成形品からなる複数の外板部材10を組み合わせて雇いさね接ぎによって一体化されてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば水路、河川、ダム、湖沼、湾岸等に設置される水門装置の水門扉に関するものである。
水門扉を構成する外板などの主部材には、従来から一般に木材や鋼材などが使用されている。主部材に木材を使用した水門扉では、強度、耐朽性などの点で劣るため、頻繁に補修を要していた。そこで、強度や耐朽性の向上を図るために、例えば、西アフリカ産のボンゴシ(Lophra procera)と呼ばれる広葉樹を用いて構築した木製の水門扉が知られている(特許文献1)。
特開平9−13349号公報
しかしながら、上記木材を使用した水門扉では、環境破壊防止の観点から、水門扉を構築するのに適した大型の木材を入手し難くなっており、価格も高くなってきている。そして、上記特許文献1に開示された木製水門扉のように、西アフリカ産のボンゴシといった限定された種類の樹木を伐採して生産量を増加させると、特に、環境破壊の懸念が発生することとなる。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、資源の有効活用を図ると共に、簡単な構成で、容易に構成することができる水門扉を提供することを目的とする。
請求項1の水門扉に係る発明は、上記目的を達成するため、廃プラスチックを使用した再生成形品を構成部材に含むことを特徴とするものである。
請求項2の水門扉に係る発明は、上記目的を達成するため、廃プラスチックに新規プラスチックを混入してなる再生成形品を構成部材に含むことを特徴とするものである。
請求項3の水門扉に係る発明は、上記目的を達成するため、廃プラスチックに粉砕された木材を混入してなる再生成形品を構成部材に含むことを特徴とするものである。
請求項1の発明では、水門扉の外板などの主構成部材として、廃プラスチックを使用した再生成形品により構成するため、材料が容易に入手できるだけでなく、資源を有効に活用した水門扉が容易に構成される。
請求項2の発明では、水門扉の外板などの主構成部材として、廃プラスチックと新規プラスチックとを混入してなる再生成形品により構成するため、廃プラスチックのみの再生成形品よりも安定した品質の水門扉が容易に構成される。
請求項3の発明では、水門扉の外板などの主構成部材として、廃プラスチックと廃木材など粉砕された木材とを混入したものにより構成するため、さらに資源の有効活用を図ることができる。
なお、外板は、複数の外板部材をそれぞれ着脱可能に取付けて、一体とすることが望ましい。
請求項1の発明によれば、資源を有効に活用することができると共に、材料が容易に入手できる水門扉を容易に提供することができる。
請求項2の発明によれば、資源を有効に活用することができ、安定した品質の水門扉を容易に提供することができる。
請求項3の発明によれば、さらに資源を有効に活用することができる水門扉を提供することができる。
本発明の水門扉の実施の一形態を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。なお、図において、同一符号は同様の部分または相当する部分に付すものとする。
本発明による水門扉は、概略、その主部材である外板1が、廃プラスチックを使用した再生成形品により構成したものである。
水門扉は、複数の外板部材10を組み合わせてなる外板1と、外板1の周囲を保持する枠体2と、枠体2の一方の面に取付けられる水密ゴム3と、開閉駆動装置(図示は省略する)に接続されるブラケット4と、枠体2の側方に設けられるガイドシュー5と、を備えている。
図4に示すように、枠体2は、断面L字型の鋼材を四角形の枠状に成形することにより構成されている。各外板部材10は板状に成形されてなるもので、熱可塑性の廃プラスチックを細片化して加熱溶融すると共に混練して型内に射出充填することにより、再生成形品として、均一または個別の幅(図1では高さ)を有する板状に成形することができる。各外板部材10は、組み合わせられて枠体2に配設され、所定の大きさの外板1を構成する。互いに隣接する外板部材10、10の接合面にはその長手方向にさね溝10aが形成されており、接合されたさね溝10a、10a内にはゴムや鋼板などからなる雇いざね11が嵌合されている。さらに、各外板部材10には、枠体2に着脱可能に取付け保持する為のボルト12を挿通させるためのボルト挿通孔10bが形成されている。なお、さね溝10aおよびボルト挿通孔10bは、廃プラスチックから板状の再生成形品を成形した後に切削加工を施して形成することができるが、再生成形品を成形するための型にさね溝10aやボルト挿通孔10bを形成する部分を設けて、再生成形品の成形と同時にさね溝10aやボルト挿通孔10bも成形することもできる。
枠体2の水門と水密に当接される側となる水密側面には、水密ゴム3が配設される。水密ゴム3は、図4に示すように、枠体2と接するベース3aと、外板1の面と直交する方向に突出する突条3bとを有する所謂P型形状ゴムと呼ばれるもので、この実施の形態の場合図1に示したように、ベース3aは枠体2と対応してその全周に亘って形成されており、突条3bは枠体2の上辺と両側辺と対応するように形成されている。ベース3aの枠体2と反対側の面には押え部材6が配設される。一方、複数の外板部材10を組み合わせて雇いさね接ぎによって一体化され枠体2内に配置された外板1の水密面と反対側面には、その外周縁に沿って押え部材7が配置される。すなわち、枠体2の水密側面と各外板部材10と水密ゴム3のベース3aは、両押え部材6、7によって挟まれ、それぞれ各外板部材10のボルト挿通孔10bと対応する位置に形成されたボルト挿通孔にボルト12の軸部が挿通されてナット13と螺合されることによって、着脱可能に締結されている。
この実施の形態におけるブラケット4には、水門扉を昇降移動させるための図示しない開閉駆動装置が接続され、吊り下げられる。ガイドシュー5は、枠体2の側方に突出するばね部5aを有するもので、ばね部5aが水門の側部に設けられた溝(図示は省略する)に係合されて、開閉駆動装置によって昇降移動される水門扉を適切な位置に保持した状態でその昇降移動をガイドする。なお、この実施の形態では水門扉にガイドシュー5が設けられているが、水門の規模や構造によってはガイドシュー5を設けない場合もある。
次に、本発明の水門扉の第二の実施の形態を図5に基づいて詳細に説明する。なお、上述した第一の実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明することとする。
この実施の形態における水門扉は、外板1の周囲を保持する枠体2に、内周にめねじ17aを有する筒体17が設けられており、各外板部材10には筒体17を挿通するための筒体挿通孔10b’が形成されている。両押え部材6、7には、さらねじ14、15の頭部に応じてさら穴6a、7aがそれぞれ形成されている。このように構成された水門扉では、枠体2の水密側面に水密ゴム3のベース3aと押え部材6を順次重ね合わせた状態でさらねじ14を挿通し、筒体17のめねじ17aに螺合して締結し、また、枠体2の筒体17に各外板部材10の筒体挿通孔10b’を挿通させ、外板1の水密面と反対側面に押え部材7を配置してさらねじ15を挿通し、筒体17のめねじ17aに螺合して締結する。この実施の形態では、枠体2の水密面とその反対側面から夫々さらねじ14、15を螺合することができるため、水門扉を容易に組立ることができ、また、水密ゴム3と各外板部材10との交換などの補修を個別に容易に行うことができる。そして、この実施の形態ではさらねじ14、15を使用するため、水門扉の表面に突出するものがないため、藻などが引っかかり難い構造となっている。
上述の第一および第二の実施の形態のように構成された水門扉では、主要部を構成する外板1を、現代では容易に入手できる廃プラスチックにより構成したため、資源の有効活用を図ると共に、容易に製造することができる。また、この実施の形態では、廃プラスチックの再生成形品からなる複数の外板部材10を雇いさね接ぎによって一体化して外板1を構成したが、各外板部材10は僅かではあるが木材と同様に膨潤する性質があるため、水没することによって隣接する外板部材10の隙間が小さくなり、止水機構を充分に確保することができる。そして、雇いざね11に鋼板を使用する場合には、一体化された外板1の強度が向上する。さらに、流木が衝突することなどによって外板1が破損した場合であっても、破損した箇所の外板部材10のみを交換するだけで済むため、水門のランニングコストを低減させることができる。そして、プラスチックにより構成された外板1は、従来の木材を使用した水門扉と比較して、仮に貝類などが付着した場合でも除去しやすいため、清掃等の手間が省け水門のランニングコストをさらに低減させることができる。なお、本発明の水門扉は、この実施に限定されることなく、外板1を廃プラスチックの再生成形品により一枚ものとして構成することもできる。
なお、各外板部材10は、廃プラスチックのみを使用した再生成形品に限定されることなく、必要に応じて、廃プラスチックに例えばポリプロピレンなど所定の新規プラスチックを混入して再生成形品を成形することもできる。このようにすることにより、強度や耐朽性など外板1の品質を安定して向上させることができる。
また、各外板部材10は、廃プラスチックにチップ状あるいは粉状に粉砕された廃木材などの木材を混入して再生成形品を成形することもできる。このようにすることにより、プラスチックだけでなく木材の資源としての有効活用もさらに図ることができる。
さらに、本発明は、上述した実施の形態ように、ガイドシュー5が水門の側部に設けられた溝に係合されて、開閉駆動装置によって昇降移動される所謂スライド形式のゲートであって、その主要部を構成する外板1を廃プラスチックにより構成することに限定されることなく、廃プラスチックにより他の部材を構成したり、また、他の形式の水門扉にも適用することができる。
本発明の水門扉の実施の一形態を示す正面図である。 図1の平面図である。 図1の側面図である。 図1の拡大縦断面図である。 本発明の水門扉の第二の実施の形態を説明するための部分拡大断面図である。
符号の説明
1:外板、 2:枠体、 3:水密ゴム、 4:ブラケット、 5:ガイドシュー、 6:押え部材、 7:押え部材、 10:外板部材、 11:雇いざね、 12:ボルト、 13:ナット 14:さらねじ、 15:さらねじ、 17:筒体

Claims (3)

  1. 廃プラスチックを使用した再生成形品を構成部材に含むことを特徴とする水門扉。
  2. 廃プラスチックに新規プラスチックを混入してなる再生成形品を構成部材に含むことを特徴とする水門扉。
  3. 廃プラスチックに粉砕された木材を混入してなる再生成形品を構成部材に含むことを特徴とする水門扉。
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