JP2005242245A - 液晶表示パネルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 液晶表示パネルの狭額縁化を図る。
【解決手段】 第1透明基板2aに、トランスファ10の配置位置においてシール材8の幅方向に貫通する泡抜き用孔15が形成されたシール材8を設け、両透明基板2を、泡抜き用孔15がシール材8および/またはトランスファ10で閉じるように貼り合わせる。
【選択図】 図4
【解決手段】 第1透明基板2aに、トランスファ10の配置位置においてシール材8の幅方向に貫通する泡抜き用孔15が形成されたシール材8を設け、両透明基板2を、泡抜き用孔15がシール材8および/またはトランスファ10で閉じるように貼り合わせる。
【選択図】 図4
Description
本発明は液晶表示パネルの製造方法に係り、特に、一方の基板に形成された電極と他方の基板に形成された電極とを導通させるためのトランスファを備えた液晶表示パネルの製造方法に関する。
従来より、一対の基板の対向する内面に設けられた複数の電極に選択的に電圧を印加することにより、両基板の間隙に封入された液晶を駆動させて文字等の画像の表示を行う液晶表示パネルが、コンピュータや携帯電話等の表示手段として多用されている。
このような液晶表示パネルにおいては、一方の基板の内面であって液晶表示パネルとして表示を行う表示領域に、複数の薄膜トランジスタおよび前記薄膜トランジスタに接続された画素電極が形成されており、他方の基板における一方の基板の内面の表示領域には、対向透明電極が形成されている。
前記両基板は、両基板の内面における表示領域の周辺部分である非表示領域に印刷されたシール材を介して所定の間隙をもって一体に形成されており、両基板およびシール材に囲まれた内部には液晶が封入されている。
また、前記液晶表示パネルにおいては、前記一方の基板の内面における非表示領域に、前記他方の基板に形成された対向透明電極に信号系の電圧(Vcom)等を印加するための入力電極が形成されており、両基板の間隙には、前記入力電極と前記対向透明電極とを導通させるためのトランスファが設けられている。このトランスファは、両基板の間隙におけるシール材形成領域よりも外側に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、近年、液晶表示パネルが用いられる携帯電話等の小型化にともない、液晶表示パネルの非表示領域、いわゆる額縁の幅を狭く形成することが望まれている。
しかし、前述のような従来の液晶表示パネルにおいては、トランスファがシール材の形成領域の外側すなわち額縁に形成されており、トランスファの配置位置を確保するためには前記額縁の幅を狭く形成することに限界があり、さらなる液晶表示パネルの狭額縁化を図ることは困難となっていた。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、液晶表示パネルの狭額縁化を図ることができる液晶表示パネルの製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る液晶表示パネルの製造方法の特徴は、それぞれ電極形成面が対向するように配置された一対の基板を、前記両基板の間隙の周縁部分に配置されたシール材を介して貼り合わせ、前記両基板および前記シール材に囲まれた内部に液晶を封入する液晶表示パネルの製造方法において、一方の基板におけるシール材の形成領域に、前記一方の基板に形成された電極と他方の基板に形成された電極とを導通させるためのトランスファを設け、前記他方の基板に、前記トランスファの配置位置において前記シール材の幅方向に貫通する泡抜き用孔が形成されたシール材を設け、前記両基板を、泡抜き用孔が前記シール材および/またはトランスファで閉じるように貼り合わせた点にある。
また、前記トランスファを、シール材の形成領域における角部近傍に設けてもよく、さらに、両基板のうちいずれかの基板を、複数の薄膜トランジスタおよび前記各薄膜トランジスタに接続するように画素電極が形成されたTFT基板により構成してもよい。
これらの発明によれば、トランスファをシール材形成領域に設けるので、いわゆる額縁の部分にトランスファの配置位置を確保する必要がなく、液晶表示パネルの狭額縁化を図ることができる。
また、シール材を印刷する際に泡抜き用孔を形成するので、両マザー基板を貼り合わせるときに生じたシール泡を、泡抜き用孔から外部に逃すことができ、これにより、内部にシール泡が残ることのない高品質な液晶表示パネルを製造することができる。
また、従来においては両基板を貼り合わせる際、シール材の角部近傍においてはつぶれて拡がったシール材が2方向から集まるので、他の部分と比較してシール材の量が多くなってしまう。この結果、シール材の角部近傍においては、シール材がつぶれにくく、両基板を所定の間隙になるように貼り合わせるのには労力が必要であった。
そこで、トランスファをシール材形成領域における一側縁の両端部分、すなわちシール材の角部近傍に設けることにより、泡抜き用孔もシール材の角部近傍に形成することができ、これにより、角部近傍におけるシール材の量を少なくすることができる。この結果、両基板を円滑かつ容易に貼り合わせることができる。
以上述べたように、本発明に係る液晶表示パネルの製造方法によれば、狭額縁であり、また内部にシール泡が残ることのない高品質な液晶表示パネルを製造することができる。
また、泡抜き用孔をシール材の角部近傍に形成することにより、角部近傍におけるシール材の量を少なくすることができるので、両基板を円滑かつ容易に貼り合わせることができる。
以下、本発明に係る液晶表示パネルの製造方法の一実施形態を図1から図7を参照して説明する。
図1は、本実施形態の液晶表示パネルによって製造された液晶表示パネルを示す模式的平面図であり、図2は、図1の液晶表示パネルを示すA−Aにおける断面図である。
図1および図2に示すように、前記液晶表示パネル1は、一対の透明基板2a、2bを有し、第1透明基板2aはその一端辺が第2透明基板2bの一端辺と比較して平面形状において突出して形成された突出部3を有している。
第1透明基板2aにおける液晶表示パネル1として表示を行う表示領域4であって第2透明基板2bに対向する内面には、図示しない複数の薄膜トランジスタおよび前記薄膜トランジスタに接続されるように透明画素電極が形成されており、各薄膜トランジスタを構成する所定の電極は、突出部3に延設されて電極端子とされている。また、第1透明電極の内面における非表示領域6には、信号系の電圧(Vcom)等を印加するための入力電極7が設けられている。
第2透明基板2bにおける第1透明基板2aに対向する内面には、対向透明電極5が形成されている。
両透明基板2は、これら両透明基板2の内面の周縁部、すなわち非表示領域6に印刷されたシール材8を介して所定の間隙をもって一体に形成されており、両透明基板2およびシール材8に囲まれた内部には、液晶9が封入されている。
また、両透明基板2の間隙であってシール材8形成領域には、対向透明電極5と、入力電極7とを導通させるトランスファ10が設けられている。
このトランスファ10は、第2透明基板2bの一端縁に対向する他端縁(図1における上側端縁)部分に設けられたシール材8形成領域の一側縁の両端部近傍に、対向透明電極5に接続して設けられており、このトランスファ10は、第1透明基板2aの入力電極7に接触するように設けられている。
また、トランスファ10は、シール材8との接合性や親和性の観点から、シール材8を形成する樹脂材料中に導電性粒子を混入したものが好ましい。
そして、電極端子および入力電極7は図示しない外部駆動回路と電気的に接続されており、これにより、外部駆動回路から薄膜トランジスタの電極および対向透明電極5に電圧が印加されるようになっている。
次に、前記液晶表示パネル1の製造方法について説明する。
まず、図3に示すように、縦横に複数の第1透明基板2aの形成領域を有する大型のマザー基板13aに薄膜トランジスタ、透明画素電極および入力電極7を形成する。また、前記第1透明基板2aの周縁部分にスクリーン印刷法によってシール材8を印刷する。
このとき、シール材8を、図4に示すように、トランスファ10の配置位置であるトランスファ部11において液晶表示パネル1の内部から外部に貫通する泡抜き用孔15が形成される形状(図4において鎖線で示す)に配置する。より詳しくは、前記泡抜き用孔15を、内側の開口部15aが外側の開口部15bと比較して広くなるように形成し、平面形状がハ字状となるようにする。さらに、このときシール材8を、両マザー基板13をシール材8を介して貼り合わせてシール材8が平面形状において拡がるようにつぶれた際に、トランスファ10の表面がシール材8に被覆されずに入力電極7に接触し、かつ泡抜き用孔15の外側の開口部15bが閉じる形状(図4において一点鎖線で示す)に配置する。
また、泡抜き用孔15からシール泡を効果的に除去するために、シール材8の幅方向の中心位置とトランスファ10の中心(重心)位置とは異ならせて、トランスファ10の中心位置を液晶表示パネルの内側に配設することが好ましい。
一方、図5に示すように、縦横に複数の第2透明基板2bの形成領域を有する大型のマザー基板13bに、対向透明電極5を形成する。また、第2透明基板2bの形成領域における一方の端縁に対向する端縁(図5に示すした上側端縁)部分であってシール材8の形成領域の両端部近傍に、それぞれトランスファ10を設ける。
続いて、各第1透明基板2aの形成領域を有するマザー基板13aと、トランスファ10が設けられた各第2透明基板2bの形成領域を有するマザー基板13bとを、それぞれの各透明基板2の形成領域の位置合わせを行いながら重ね合わせる。このとき、両マザー基板13およびシール材8に囲まれた内部にシール泡が生じることがあるが、泡抜き用孔15から前記シール泡を外部に逃すことができる。
さらに、両マザー基板13を圧着させると、シール材8はトランスファ10の配置領域において泡抜き用孔15の外側の開口部15bが閉じられるように拡がる。そして、シール材8を硬化させることにより両マザー基板13を貼り合わせる。
次に、貼り合わせが行われた両マザー基板13を、図6に示すように、各透明基板2の形成領域の間の切断位置のうち一方向に沿ってダイサ等の切断手段を用いて切断し、両マザー基板13を、複数の透明基板2の形成領域の表示領域4が隣り合って位置するようなスティック状セル17とする。
この状態において、両透明基板2およびシール材8に囲まれた内部に液晶9を封入する。その後、スティック状セル17を、図7に示すように、各透明基板2の形成領域の間の切断位置に沿ってダイサ等を用いて切断することにより、個々の液晶表示パネル1を製造する。
ここで、ダイサを用いて各スティック状セル17または個々の液晶表示パネル1を切断すると、両マザー基板13またはスティック状セル17は切断位置においてダイサのブレードによって切削されるので、各スティック状セル17または個々の液晶表示パネル1はそれぞれ所定の切断間隔(本実施形態においては0.3mm程度)をもって切断されることとなる。これにより、液晶表示パネル1の狭額縁化を図ることができる。
本実施形態によれば、トランスファ10をシール材8の形成領域に設けるので、非表示領域6におけるシール材8形成領域の外側、いわゆる額縁にトランスファ10の配置位置を確保する必要がない。
したがって、液晶表示パネル1の狭額縁化を図ることができる。
また、シール材8を印刷する際に泡抜き用孔15を形成するので、両マザー基板13を貼り合わせるときに生じたシール泡を、泡抜き用孔15から外部に逃すことができる。これにより、内部にシール泡が残ることのない高品質な液晶表示パネル1を製造することができる。
さらに、本実施形態においては、トランスファ10をシール材8形成領域の一側縁の両端部分、すなわちシール材8の角部近傍に設けているので、泡抜き用孔15もシール材8の角部近傍に形成することができる。これにより、前記角部近傍におけるシール材8の量を少なくすることができるので、両マザー基板13を円滑かつ容易に貼り合わせることができる。
さらにまた、シール材8の泡抜き用孔15は、両マザー基板13の貼り合わせ時に外側の開口部15bが閉じるので、液晶表示パネル1の内部を外部から閉鎖させることができ、液晶9を液晶表示パネル1の内部に確実に保持することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
例えば、本実施形態においては2つのトランスファ10を設けているが、これに限定されるものではない。また、トランスファ10を、シール材8の形成領域の一側縁の両端部分に形成しているが、これに限定されず、シール材8の形成領域の一側縁中央部分または他側縁に形成することもできる。さらに、シール材8の印刷時における泡抜き用孔15の形状は、本実施形態の形状に限定されるものではなく、内部から外部に貫通し、両マザー基板13の圧着時においては外側の開口部15bが閉じる形状であればよい。
1 液晶表示パネル
2a 第1透明基板
2b 第2透明基板
5 対向透明電極
7 入力電極
8 シール材
9 液晶
10 トランスファ
11 トランスファ部
15 泡抜き用孔
15a、b 開口部
2a 第1透明基板
2b 第2透明基板
5 対向透明電極
7 入力電極
8 シール材
9 液晶
10 トランスファ
11 トランスファ部
15 泡抜き用孔
15a、b 開口部
Claims (3)
- それぞれ電極形成面が対向するように配置された一対の基板を、前記両基板の間隙の周縁部分に配置されたシール材を介して貼り合わせ、前記両基板および前記シール材に囲まれた内部に液晶を封入する液晶表示パネルの製造方法において、
一方の基板におけるシール材の形成領域に、前記一方の基板に形成された電極と他方の基板に形成された電極とを導通させるためのトランスファを設け、
前記他方の基板に、前記トランスファの配置位置において前記シール材の幅方向に貫通する泡抜き用孔が形成されたシール材を設け、
前記両基板を、前記泡抜き用孔が前記シール材および/またはトランスファで閉じるように貼り合わせたことを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。 - 前記トランスファを、シール材の形成領域における角部近傍に設けた請求項1に記載の液晶表示パネルの製造方法。
- いずれかの前記基板に、複数の薄膜トランジスタおよび前記各薄膜トランジスタに接続する画素電極を設けた請求項1または2に記載の液晶表示パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004055311A JP2005242245A (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 液晶表示パネルの製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103881629A (zh) * | 2014-03-19 | 2014-06-25 | 京东方科技集团股份有限公司 | 封框胶、显示面板及显示装置 |
-
2004
- 2004-02-27 JP JP2004055311A patent/JP2005242245A/ja active Pending
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US9803117B2 (en) | 2014-03-19 | 2017-10-31 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Frame-sealing agent, display panel and display device |
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