JP2005241407A - 超音波流量計の校正方法、超音波流速分布計の校正方法、超音波流量計、超音波流速分布計、検出器 - Google Patents

超音波流量計の校正方法、超音波流速分布計の校正方法、超音波流量計、超音波流速分布計、検出器 Download PDF

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Masami Kidai
雅巳 木代
Koji Hagiwara
幸治 萩原
Noritomo Hirayama
紀友 平山
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Abstract

【課題】 コスト増を最小限に抑えながら、超音波流量計や超音波流速分布計による流量計測の高精度化を実現する。
【解決手段】 圧電素子11を楔体12を介して配管100に装着する構成の検出器10と、この検出器10による配管100内の流体101への超音波の送受信における超音波エコーのドップラーシフト周波数から流速を得て流体101の流量を計測する超音波流量計において、流量換算部25に個々の検出器10に固有の検出器定数αが格納される検出器定数記憶部27を設けた。検出器定数αは、流量が既知の実流校正設備に検出器10を装着して計測された流量Qfと、真の(既知の)流量Qsの比(Qs/Qf)として得られた値を用いる。この検出器定数αを、その検出器10を用いて計測された流量値に乗じることで流量値を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波流量計および超音波流速分布計およびそれらの校正技術に関し、特に、測定対象の流体による反射超音波のドップラーシフトを検出して流量を計測する技術に関する。
配管内を流れる流体の流量を計測する流量計として超音波を利用した超音波流量計が知られている。すなわち、図5に示されるように、配管の外周部に送信周波数f0の超音波を送信する検出器を密着させて配置し、この検出器は配管に対して入射角θwで超音波を入射し、流速Vfで流れる流体中に混在する気泡等の反射体で反射されたエコー波を受信する。そして、式(1)にてエコー波のドップラーシフト周波数fdを検出し、この式(1)をVfについて解いた以下の式(2)で流速Vfを測定するものである。ただし、式(2)において、θf:超音波の流体への入射角、Cf:流体の音速、である。
Figure 2005241407
Figure 2005241407
ところで、配管に装着される検出器は、図6のように、電気信号と音響信号を相互に変換することで超音波の送受信を行う圧電素子と配管表面との間に介在し、この圧電素子にて送受信される超音波の通り道となる楔体から構成されている。このため、θf、Cfは、下記の式(3)のスネルの法則により、θw:楔体から配管への入射角、Cw:楔体内の音速、に置き換えられ、流速Vfは、式(4)で表される。
Figure 2005241407
Figure 2005241407
ドップラー式超音波流量計では、式(4)で求めたVfに、配管の断面積Aと、ある流速分布を仮定した補正係数Kを乗じて、式(5)のように流量Qを算出する。
Figure 2005241407
また、ドップラー式超音波流速分布計による流量計測では、図7に示されるように、配管内の流体の流線上のVfを、式(6)のように、超音波の入射線上で所定の間隔にて測定することにより配管断面内の流速分布を求めて、それを配管断面Aにわたって積分することにより、式(7)にて算出するものであり、ドップラー式超音波流量計よりも高精度である。
Figure 2005241407
Figure 2005241407
上述の式(4)のVfを高精度にするためには、θw、Cwを精度よく求めることが必要である。このため、従来では、ある代表値を用いたり、全ての楔体についてθw、Cwを測定するなどの方法がとられていた。なお、f0については、水晶振動子から分周して作ることにより、容易に高精度化できる。
しかしながら、従来のようにある代表値を用いると、楔体材質のばらつきによるCwのばらつき、楔体の加工精度によるθwのばらつきにより、誤差が発生するという課題がある。また、θw、Cwの誤差を減少させるべく、楔体の製造工程においてθw、Cwを全数測定したり、ばらつきを抑制するため加工精度を上げたり、材質のばらつきを抑えようとすると、特殊な加工・材料管理が必要となり、コストが大幅に増えるという別の課題が生じる。
なお、ドップラー式超音波流量計としては、特許文献1に開示される技術が知られているが、超音波トランスデューサ(検出器)における上述の技術的課題についてはなんら言及がない。
特開2000−97742号公報
本発明の目的は、トランスデューサ部に起因する製造コストの増大を抑制しつつ、測定値の高精度化を実現可能な超音波流量計およびその校正方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、トランスデューサ部と流量を算出する変換部の組み合わせに影響されることなく、測定値の高精度化を実現可能な超音波流量計を提供することにある。
本発明の他の目的は、トランスデューサ部に起因する製造コストの増大を抑制しつつ、測定値の高精度化を実現可能な超音波流速分布計およびその校正方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、トランスデューサ部と流量を算出する変換部の組み合わせに影響されることなく、測定値の高精度化を実現可能な超音波流速分布計を提供することにある。
本発明は、流体が流通する管に装着され、前記管内の前記流体への超音波パルスの送信および前記流体からの反射超音波の受信を行うトランスデューサ部と、前記トランスデューサ部における前記超音波の送受信を制御し、前記流体による前記反射超音波のドップラーシフトを検出して当該流体の流量を測定する変換部とを含む超音波流量計であって、前記変換部は、前記トランスデューサ部の特性に応じて前記流量を補正する補正情報が格納される記憶手段を備えた超音波流量計を提供する。
また、本発明は、流体が流通する管に装着され、前記管内の前記流体への超音波パルスの送信および前記流体からの反射超音波の受信を行うトランスデューサ部と、前記トランスデューサ部における前記超音波の送受信を制御し、前記流体による前記反射超音波のドップラーシフトに基づいて当該流体の流速分布および流量を測定する変換部とを含む超音波流速分布計であって、前記変換部は、前記トランスデューサ部の特性に応じて前記流量を補正する補正情報が格納される記憶手段を備えた超音波流速分布計を提供する。
また、本発明は、流体が流通する管に装着され、前記管内の前記流体への超音波パルスの送信および前記流体からの反射超音波の受信を行うトランスデューサ部と、前記トランスデューサ部における前記超音波の送受信を制御し、前記流体による前記反射超音波のドップラーシフトに基づいて当該流体の流量を測定する変換部とを含む超音波流量計の校正方法であって、前記トランスデューサ部を、流量が既知の基準流体が流通する基準配管に装着して前記基準流体の流量を実測し、当該トランスデューサ部に関する補正情報を得る工程と、前記トランスデューサ部が接続される前記変換部に前記補正情報を設定する工程と、を含むことを特徴とする超音波流量計の校正方法を提供する。
また、本発明は、流体が流通する管に装着され、前記管内の前記流体への超音波パルスの送信および前記流体からの反射超音波の受信を行うトランスデューサ部と、前記トランスデューサ部における前記超音波の送受信を制御し、前記流体による前記反射超音波のドップラーシフトに基づいて当該流体の流速分布および流量を測定する変換部とを含む超音波流速分布計の校正方法であって、前記トランスデューサ部を、流量が既知の基準流体が流通する基準配管に装着して前記基準流体の流量を実測し、当該トランスデューサ部に関する補正情報を得る工程と、前記トランスデューサ部が接続される前記変換部に前記補正情報を設定する工程と、を含むことを特徴とする超音波流速分布計の校正方法を提供する。
また、本発明は、超音波流量計または超音波流速分布計に接続され測定対象の配管に装着されることによって当該配管に対する超音波の印加および検出を行うトランスデューサ部として機能する検出器であって、流量が既知の基準流体の流量を実測することによって得られた当該検出器に関する補正情報が目視可能に記録されていることを特徴とする検出器を提供する。
本発明では、変換部の記憶手段に設定される補正情報は、たとえば、流量が既知の基準配管に個々のトランスデューサ部を装着して実測された流量値と、既知の基準配管の流量との比として設定される。これにより、個々のトランスデューサ部の寸法形状および材質等の特性にばらつきがあっても、寸法形状および材質の両方のばらつきを同時に補正して、正確な流量測定を行うことが可能になる。すなわち、トランスデューサ部の制作工程において、当該トランスデューサ部の寸法や材質のばらつきを減少させるために必要以上に厳格な寸法管理や材質管理を行う必要がなくなり、低コストにて流量の測定値の高精度化を実現することが可能になる。
また、変換部に接続される個々のトランスデューサ部の補正情報を当該変換部の記憶手段に設定することで、変換部とトランスデューサ部の組み合わせが変わっても、高精度の流量計測が可能になる。
すなわち、本発明により、コスト増を最小限に抑えながら、超音波流量計や超音波流速分布計による流量の計測における高精度化が図れる。また、複数のトランスデューサ部の相互間の互換性が確保でき、トランスデューサ部と変換部の組み合わせを変えても高精度が保たれる。
本発明の超音波流量計の校正方法によれば、トランスデューサ部に起因する製造コストの増大を抑制しつつ、測定値の高精度化を実現可能となる。
本発明の超音波流速分布計の校正方法によれば、トランスデューサ部に起因する製造コストの増大を抑制しつつ、測定値の高精度化を実現可能となる。
本発明の超音波流量計によれば、トランスデューサ部に起因する製造コストの増大を抑制しつつ、測定値の高精度化を実現可能となる。
また、本発明の超音波流量計によれば、トランスデューサ部と流量を算出する変換部の組み合わせに影響されることなく、測定値の高精度化を実現可能となる。
本発明の超音波流速分布計によれば、トランスデューサ部に起因する製造コストの増大を抑制しつつ、流量の測定値の高精度化を実現可能となる。
また、本発明の超音波流速分布計によれば、トランスデューサ部と流量を算出する変換部の組み合わせに影響されることなく、流量の測定値の高精度化を実現可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である超音波流量計の構成の一例を示す概念図である。本実施の形態の超音波流量計は、測定対象の流体101が流通する配管100に装着される検出器10(トランスデューサ部)と、この検出器10に接続される変換部20からなる。検出器10は、図6に例示されるように、電気信号と音響信号とを相互に変換する圧電素子11と、この圧電素子11と配管100との間に介在し、圧電素子11からの超音波の配管100に対する入射角度を設定する楔体12とで構成されている。
検出器10に接続される変換部20は、圧電素子11に駆動電圧を与えて超音波を発信させる超音波送信ドライバ21と、流体101から反射され、圧電素子11に入射した超音波エコーの電気信号を受信して増幅する受信信号増幅制御部22と、この受信電気信号をディジタル信号に変換するA/D変換部23と、ディジタル変換された信号から式(4)にて流速Vfを演算する流速演算部24と、式(5)にて配管100内を流通する流量を演算する流量換算部25と、超音波送信ドライバ21およびA/D変換部23を制御する送受信クロック発生部26と、を備えている。
本実施の形態の変換部20では、流量換算部25に検出器10に固有の流量補正値である検出器定数α(補正情報)を入力するための検出器定数記憶部27(記憶手段)が設けられている。この検出器定数αは、後述の図3および図4に例示される実流校正設備50における実測値にて、個々の検出器10を構成する楔体12における式(4)のθwやCwのばらつきに起因する流量値の誤差を、流量換算部25で補正するためのものであり、変換部20と検出器10との組み合わせが変われば、当該検出器10に関して計測された固有の検出器定数αが設定される。そして、流量換算部25においては、式(4)、式(5)にて算出された流量Qfを、式(8)のようにして検出器定数αで補正することにより、真の流量Qsを得る。
Figure 2005241407
すなわち、個々の検出器10は、図3に例示されるような実流校正設備50にて、その検出器定数αの計測が行われる。
図3は、本発明の一実施の形態である超音波流量計および超音波流速分布計の校正方法を実施する実流校正設備50の構成の一例を示す概念図である。本実施の形態の実流校正設備50は、基準配管51と、この基準配管51に設けられた基準流量計52および流量調節弁53と、超音波流量計の変換部20と同様の構成を持つ基準変換器55からなる。
基準配管51は、正確に断面積Aを持つように内周面が加工されているとともに、その内部を流通する流体51aが十分発達した軸対称流となり、直管長さが十分にあるように平滑に仕上げられている。また、基準配管51の外周面は、内周面と平行になるように平滑に仕上げられている。
そして、基準流量計52にて観測しつつ流量調節弁53の開度を調節することで、基準配管51の内部を流れる流体の流量が精密に設定あるいは制御可能となっている。なお、流体51aの流量の精密制御としては、基準流量計52の代わりに、基準タンク54を用いて、基準流量計52を経由して基準タンク54に単位時間当たりに貯留される流体51aの量を精密に計測する方法を用いることもできる。
そして、この実流校正設備50の基準配管51に測定対象の検出器10を装着して固定するとともに、基準変換器55を接続し、基準流量計52および流量調節弁53によって精密に設定された既知の(真の)流量Qsで流体51aを流通させつつ、検出器10および基準変換器55にて流量計測を行い、そのときに測定された流量Qfと既知のQsとに基づいて、検出器定数α=Qs/Qfを算出し、この検出器定数αを、当該検出器10に固有の補正情報として、当該検出器10を使用する超音波流量計における変換部20の検出器定数記憶部27に記憶させることにより、計測された流量の補正を行う。
そして、必要に応じて、検出器10の型式等が記載される銘板等の一部に、上述のようにして得られた検出器定数αを目視可能に記録しておくことができる。
これにより、検出器10における楔体12の制作工程等において、θwを一定値に高精度に加工するために必要以上にコストをかけることなく、また、Cwを一定にするために、高いコストをかけて材質の選択や管理を行うことなく、検出器10を超音波流量計に装着して高精度の流量測定を行うことが可能となる。
また、接続される変換部20との組み合わせが変化した場合には、たとえば、検出器10の銘板に記録されている検出器定数αを読み取って接続対象の変換部20に検出器定数αを設定することにより、任意の検出器10と変換部20の組み合わせが可能となる。
上述の図1では、超音波流量計に適用した場合を例示したが、図2に例示される超音波流速分布計を用いた流量測定に適用することもできる。
すなわち、図2に例示される超音波流速分布計は、測定対象の流体101が流通する配管100に装着される検出器10と、この検出器10に接続される変換部30からなる。検出器10は、たとえば、図6に例示されるように、電気信号と音響信号とを相互に変換する圧電素子11と、この圧電素子11と配管100との間に介在し、圧電素子11からの超音波の配管100に対する入射角度θwを設定する楔体12とで構成されている。
検出器10に接続される変換部30は、圧電素子11に駆動電圧を与えて超音波を発信させる送信パルス生成部31と、配管100から反射され、圧電素子11に入射した超音波エコーの電気信号を受信して増幅する受信信号増幅制御部32と、この受信電気信号をディジタル信号に変換するA/D変換部33と、ディジタル変換された信号から式(6)にて流速分布Vf(x)を演算する流速分布演算部34と、式(7)にて配管100内の全断面で流速分布を積分して流通する流量を演算する積分演算部35と、送信パルス生成部31およびA/D変換部33を制御する送受信タイミング制御部36と、を備えている。
変換部30には、積分演算部35に検出器10に固有の流量補正値である検出器定数αを入力するための検出器定数記憶部37(記憶手段)が設けられている。この検出器定数αは、上述の図3および図4に例示される実流校正設備50における実測値にて、個々の検出器10を構成する楔体12における式(4)のθwやCwのばらつきに起因する流量値の誤差を、積分演算部35で補正するためのものであり、変換部30と検出器10との組み合わせが変われば、当該検出器10に関して計測された固有の検出器定数αが設定される。
すなわち、積分演算部35では、式(4)と式(7)にて得られた測定値の流量Qfを、式(9)のように検出器定数αにて補正することにより、補正後の真の流量Qsを算出する。
Figure 2005241407
この図2の超音波流速分布計の場合には、配管100内の流体101の流速分布を実測して積分により流量を求めるので、図1の超音波流量計の場合よりも高精度に流量測定が可能であるが、さらに、本実施の形態によれば、検出器定数記憶部37に格納された検出器定数αにて個々の検出器10に固有の誤差を補正でき、より一層高精度に流量測定が可能となる。
本発明は、測定対象の流体が流れる配管にトランスデューサ部を装着して流量測定を行う一般の超音波流量計等に広く適用することができる。
本発明の一実施の形態である超音波流量計の構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である超音波流速分布計の構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である超音波流速分布計の校正に用いられる校正設備の構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である超音波流速分布計の校正に用いられる校正設備の作用例を示す概念図である。 超音波流量計の原理を説明する概念図である。 超音波流量計の検出器の配管に対する装着状態の一例を示す概念図である。 超音波流速分布計の原理を説明する概念図である。
符号の説明
10 検出器
11 圧電素子
12 楔体
20 変換部
21 超音波送信ドライバ
22 受信信号増幅制御部
23 A/D変換部
24 流速演算部
25 流量換算部
26 送受信クロック発生部
27 検出器定数記憶部
30 変換部
31 送信パルス生成部
32 受信信号増幅制御部
33 A/D変換部
34 流速分布演算部
35 積分演算部
36 送受信タイミング制御部
37 検出器定数記憶部
50 実流校正設備
51 基準配管
51a 流体
52 基準流量計
53 流量調節弁
54 基準タンク
55 基準変換器
100 配管
101 流体

Claims (12)

  1. 流体が流通する管に装着され、前記管内の前記流体への超音波パルスの送信および前記流体からの反射超音波の受信を行うトランスデューサ部と、前記トランスデューサ部における前記超音波の送受信を制御し、前記流体による前記反射超音波のドップラーシフトに基づいて当該流体の流量を測定する変換部とを含む超音波流量計であって、
    前記変換部は、前記トランスデューサ部の特性に応じて前記流量を補正する補正情報が格納される記憶手段を備えたことを特徴とする超音波流量計。
  2. 前記補正情報は、流量が既知の前記流体が流通する基準管に前記トランスデューサ部を装着して計測された計測値と、既知の前記流量との比であることを特徴とする請求項1に記載の超音波流量計。
  3. 前記変換部は、前記管の断面内の特定部位における前記流体の流速を検出する流速演算部と、前記流速および前記断面内に仮定された流速分布に基づいて前記流体の前記流量を測定する流量換算部とを備え、前記流量換算部は、測定された前記流量の値を前記補正情報にて補正した結果を前記流量の測定値として出力することを特徴とする請求項1に記載の超音波流量計。
  4. 前記トランスデューサ部は、電気信号と音響信号との相互変換を行う圧電素子と、前記圧電素子と前記管との間に介在し、前記超音波の前記管に対する入射角を設定する楔体とを含むことを特徴とする請求項1に記載の超音波流量計。
  5. 流体が流通する管に装着され、前記管内の前記流体への超音波パルスの送信および前記流体からの反射超音波の受信を行うトランスデューサ部と、前記トランスデューサ部における前記超音波の送受信を制御し、前記流体による前記反射超音波のドップラーシフトに基づいて当該流体の流速分布および流量を測定する変換部とを含む超音波流速分布計であって、
    前記変換部は、前記トランスデューサ部の特性に応じて前記流量を補正する補正情報が格納される記憶手段を備えたことを特徴とする超音波流速分布計。
  6. 前記補正情報は、流量が既知の前記流体が流通する基準管に前記トランスデューサ部を装着して計測された計測値と、既知の前記流量との比であることを特徴とする請求項5に記載の超音波流速分布計。
  7. 前記変換部は、前記管の断面内における前記流体の流速分布を検出する流速分布演算部と、前記流速分布を前記断面内で積分することで前記流体の前記流量を測定する積分演算部とを備え、前記積分演算部は、測定された前記流量の値を前記補正情報にて補正した結果を前記流量の測定値として出力することを特徴とする請求項5に記載の超音波流速分布計。
  8. 前記トランスデューサ部は、電気信号と音響信号との相互変換を行う圧電素子と、前記圧電素子と前記管との間に介在し、前記超音波の前記管に対する入射角を設定する楔体とを含むことを特徴とする請求項5に記載の超音波流速分布計。
  9. 流体が流通する管に装着され、前記管内の前記流体への超音波パルスの送信および前記流体からの反射超音波の受信を行うトランスデューサ部と、前記トランスデューサ部における前記超音波の送受信を制御し、前記流体による前記反射超音波のドップラーシフトに基づいて当該流体の流量を測定する変換部とを含む超音波流量計の校正方法であって、
    前記トランスデューサ部を、流量が既知の基準流体が流通する基準配管に装着して前記基準流体の流量を実測し、当該トランスデューサ部に関する補正情報を得る工程と、
    前記トランスデューサ部が接続される前記変換部に前記補正情報を設定する工程と、
    を含むことを特徴とする超音波流量計の校正方法。
  10. 流体が流通する管に装着され、前記管内の前記流体への超音波パルスの送信および前記流体からの反射超音波の受信を行うトランスデューサ部と、前記トランスデューサ部における前記超音波の送受信を制御し、前記流体による前記反射超音波のドップラーシフトに基づいて当該流体の流速分布および流量を測定する変換部とを含む超音波流速分布計の校正方法であって、
    前記トランスデューサ部を、流量が既知の基準流体が流通する基準配管に装着して前記基準流体の流量を実測し、当該トランスデューサ部に関する補正情報を得る工程と、
    前記トランスデューサ部が接続される前記変換部に前記補正情報を設定する工程と、
    を含むことを特徴とする超音波流速分布計の校正方法。
  11. 超音波流量計または超音波流速分布計に接続され測定対象の配管に装着されることによって当該配管に対する超音波の印加および検出を行うトランスデューサ部として機能する検出器であって、
    流量が既知の基準流体の流量を実測することによって得られた当該検出器に関する補正情報が目視可能に記録されていることを特徴とする検出器。
  12. 電気信号と音響信号との相互変換を行う圧電素子と、前記圧電素子と前記管との間に介在し、前記超音波の前記管に対する入射角を設定する楔体とを含むことを特徴とする請求項11に記載の検出器。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009014726A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 General Electric Co <Ge> 流量計の現場較正用のシステムおよび方法
JP2015206593A (ja) * 2014-04-17 2015-11-19 株式会社ディスコ 超音波流量計

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