JP2005241070A - コンプレッサの運転制御方式及びこれを有する空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 空調空間5の室内温度Taと設定温度SPとの偏差e1を減少するように制御部21を介してコンプレッサ1の回転数を制御するとともに、液面センサで検出した各コンプレッサ1、2に貯留されている冷凍機油の液面の差に応じてこの差が減少するように制御部24を介してコンプレッサ2の回転数を制御するようにした。
【選択図】 図2
Description
前記各コンプレッサの容器に貯留されている液冷媒及び潤滑油の混合油である冷凍機油の量をそれぞれ検出する油量検出センサと、
この油量検出センサが出力する油量情報に基づき各コンプレッサの前記冷凍機油が同量となるように前記コンプレッサの前記駆動部の回転数を制御してその冷媒吐出量を調整する制御手段とを有すること。
前記制御手段は、一台のコンプレッサを主コンプレッサとし、他のコンプレッサを従コンプレッサとしてそれぞれの駆動部の回転数を制御する一方、
設定値との偏差に基づきこれが小さくなるように前記主コンプレッサの駆動部の回転速度を制御するとともに、
前記従コンプレッサの油量検出センサが検出する油量が、前記主コンプレッサの油量検出センサが検出する油量に一致するように従コンプレッサの駆動部の回転数を制御するように構成したものであること。
前記制御手段は、設定値との偏差に基づきこれが小さくなるように各コンプレッサの駆動部の回転数を制御するための回転数指令を演算する回転数増減量演算手段と、
各コンプレッサの油量検出センサがそれぞれ検出する油量を比較し、この油量に応じて各コンプレッサに指令する指令回転数の分配比を決定する分配比演算手段と、
前記回転数指令を前記分配比に基づいて分配し、この結果得る分配後の各回転数指令で各コンプレッサの駆動部の回転数を制御する回転数指令手段とを有すること。
油量検出センサは、前記コンプレッサの容器内に貯留されている冷凍機油の液面の位置を検出する液面センサで構成したこと。
油量検出センサは、前記コンプレッサの容器内に吸入される冷媒の吸入圧力を検出する圧力センサで構成したこと。
油量検出センサは、前記コンプレッサの容器内から吐出される冷媒の吐出圧力を検出する圧力センサで構成したこと。
油量検出センサは、前記コンプレッサの容器内に吸入される冷媒の吸入温度を検出する温度センサで構成したこと。
油量検出センサは、前記コンプレッサの容器内から吐出される冷媒の吐出温度を検出する温度センサで構成したこと。
油量検出センサは、前記液面センサ、前記吸入圧力を検出する圧力センサ、前記吐出圧力を検出する圧力センサ、前記吸入温度を検出する温度センサ、前記吐出温度を検出する温度センサから選択した複数組のセンサで構成したこと。
各コンプレッサの駆動部の回転速度は各コンプレッサの冷凍機油の液量の差に応じて制御することができ、両者の液量を平均化するようなコンプレッサの可変速運転が可能になる。すなわち、本来の運転を継続しつつ冷凍機油の偏在を解消するための実質的な油戻し運転も行うことができる。
したがって、コンプレッサの本来の運転を阻害することなく運転中に適宜冷凍機油の偏在を解消し、この偏在による性能低下を防止して高効率の運転を実現し得る。
従となるコンプレッサの駆動部の回転速度は各コンプレッサの冷凍機油の液面の位置の差に応じて制御でき、両者の冷凍機油の量を平均化するような従となるコンプレッサの可変速運転が可能になる。この結果、請求項1と同様の効果を奏する。
各コンプレッサの駆動部の回転速度は、各回転数指令を、各コンプレッサの冷凍機油の油量の差に応じて分割した回転数とするので、両者の油量を平均化するような各コンプレッサの可変速運転が可能になる。この結果、請求項1と同様の効果を奏する。
液面センサにより各コンプレッサの冷凍機油の油量を検出することができる。
吸入圧力センサにより各コンプレッサの冷凍機油の油量を検出することができる。
吐出圧力センサにより各コンプレッサの冷凍機油の油量を検出することができる。
吸入温度センサにより各コンプレッサの冷凍機油の油量を検出することができる。
吐出温度センサにより各コンプレッサの冷凍機油の油量を検出することができる。
各センサの組み合わせ情報により各コンプレッサの冷凍機油の油量を検出することができる。この結果、各センサの出力情報の平均値を採る等の事後的な処理をすることにより、より精確な各コンプレッサの冷凍機油量を検出することができ、その分冷凍機油の偏在を高精度に除去し得る。
各コンプレッサの冷凍機油の偏在を解消しながら本来の空調運転を行うことができ、その分高効率の空調運転を行うことができる。
ηv=A−B(P2/P1)
t2=t1(P2/P1)(n-1/n)
ただし、G:コンプレッサの吐出流量(kg/h)、ηv:体積効率、Vs:コンプレッサの理論吐出量(m3/h)、v1:吸入ガス比体積(m3/kg)(v1はガスによりP1、t1から決まる。)、P1:吸入圧力(Pa)、P2:吐出圧力(Pa)、t1:吸入温度(K)、t2:吐出温度(K)、n:ポリトロープ指数、A,B:試験値
有しており、吸入口14を介して吸入した冷媒を圧縮し、高温・高圧のガス冷媒として吐出口15を介し四方弁7に向けて吐出する。このとき、圧縮部12は、インバータ制御等による可変速制御の下、コンプレッサモータ13で回転されて冷媒の圧縮を行う。このことにより可変能力運転を可能としている。また、両コンプレッサ1、2は容器11の底部にそれぞれ連通する均油管9で接続してある。
5 空調空間
9 均油管
10 冷凍機油
11 容器
13 コンプレッサモータ
14 吸入口
15 吐出口
16 液面センサ
21、24 制御部
22 温度センサ
23 比較器
31 制御部
32 回転数増減量演算部
33 分配比演算部
34 回転数指令部
Claims (10)
- 冷媒を高温高圧のガス冷媒にそれぞれ圧縮して吐出するとともに、可変速運転を可能とする駆動部によって駆動される、相互に並列に接続した複数台のコンプレッサの運転制御方式において、
前記各コンプレッサの容器に貯留されている液冷媒及び潤滑油の混合油である冷凍機油の量をそれぞれ検出する油量検出センサと、
この油量検出センサが出力する油量情報に基づき各コンプレッサの前記冷凍機油が同量となるように前記コンプレッサの前記駆動部の回転数を制御してその冷媒吐出量を調整する制御手段とを有することを特徴とするコンプレッサの運転制御方式。 - 請求項1に記載するコンプレッサの運転制御方式において、
前記制御手段は、一台のコンプレッサを主コンプレッサとし、他のコンプレッサを従コンプレッサとしてそれぞれの駆動部の回転数を制御する一方、
設定値との偏差に基づきこれが小さくなるように前記主コンプレッサの駆動部の回転速度を制御するとともに、
前記従コンプレッサの油量検出センサが検出する油量が、前記主コンプレッサの油量検出センサが検出する油量に一致するように従コンプレッサの駆動部の回転数を制御するように構成したものであることを特徴とするコンプレッサの運転制御方式。 - 請求項1に記載するコンプレッサの運転制御方式において、
前記制御手段は、設定値との偏差に基づきこれが小さくなるように各コンプレッサの駆動部の回転数を制御するための回転数指令を演算する回転数増減量演算手段と、
各コンプレッサの油量検出センサがそれぞれ検出する油量を比較し、この油量に応じて各コンプレッサに指令する指令回転数の分配比を決定する分配比演算手段と、
前記回転数指令を前記分配比に基づいて分配し、この結果得る分配後の各回転数指令で各コンプレッサの駆動部の回転数を制御する回転数指令手段とを有することを特徴とするコンプレッサの運転制御方式。 - 請求項1乃至請求項3に記載する何れか一つのコンプレッサの運転制御方式において、
油量検出センサは、前記コンプレッサの容器内に貯留されている冷凍機油の液面の位置を検出する液面センサで構成したことを特徴とするコンプレッサの運転制御方式。 - 請求項1乃至請求項3に記載する何れか一つのコンプレッサの運転制御方式において、
油量検出センサは、前記コンプレッサの容器内に吸入される冷媒の吸入圧力を検出する圧力センサで構成したことを特徴とするコンプレッサの運転制御方式。 - 請求項1乃至請求項3に記載する何れか一つのコンプレッサの運転制御方式において、
油量検出センサは、前記コンプレッサの容器内から吐出される冷媒の吐出圧力を検出する圧力センサで構成したことを特徴とするコンプレッサの運転制御方式。 - 請求項1乃至請求項3に記載する何れか一つのコンプレッサの運転制御方式において、
油量検出センサは、前記コンプレッサの容器内に吸入される冷媒の吸入温度を検出する温度センサで構成したことを特徴とするコンプレッサの運転制御方式。 - 請求項1乃至請求項3に記載する何れか一つのコンプレッサの運転制御方式において、
油量検出センサは、前記コンプレッサの容器内から吐出される冷媒の吐出温度を検出する温度センサで構成したことを特徴とするコンプレッサの運転制御方式。 - 請求項1乃至請求項3に記載する何れか一つのコンプレッサの運転制御方式において、
油量検出センサは、前記液面センサ、前記吸入圧力を検出する圧力センサ、前記吐出圧力を検出する圧力センサ、前記吸入温度を検出する温度センサ、前記吐出温度を検出する温度センサから選択した複数組のセンサで構成したことを特徴とするコンプレッサの運転制御方式。 - 冷媒の循環回路に組み込んだコンプレッサに前記請求項1乃至請求項9の何れか一つに記載する運転制御方式を適用することを特徴とする空気調和装置。
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