JP2005241021A - 太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付ける際の取付け時間を短縮でき、且つ、集熱管の不具合等が生じたときに集熱管を太陽電池モジュールから容易に分離することが可能な太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造を提供する。
【解決手段】 太陽電池モジュール1の裏面に集熱板2を配設すると共に、この集熱板2と集熱管接続部材4とを用いて、集熱管3を太陽電池モジュール1の裏面6側に取付ける構造であって、集熱管接続部材4の両端部5、5を係止する引掛けレール7が形成されるように、対向している一対の引掛け片8、8を集熱板2に形成し、この引掛けレール7に集熱管3を包囲した集熱管接続部材4の両端部5、5を挿入し、集熱管3と共に集熱管接続部材4をスライドさせて、集熱管3を太陽電池モジュール1の裏面6側に取付けることを特徴とする太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造。
【選択図】図1
【解決手段】 太陽電池モジュール1の裏面に集熱板2を配設すると共に、この集熱板2と集熱管接続部材4とを用いて、集熱管3を太陽電池モジュール1の裏面6側に取付ける構造であって、集熱管接続部材4の両端部5、5を係止する引掛けレール7が形成されるように、対向している一対の引掛け片8、8を集熱板2に形成し、この引掛けレール7に集熱管3を包囲した集熱管接続部材4の両端部5、5を挿入し、集熱管3と共に集熱管接続部材4をスライドさせて、集熱管3を太陽電池モジュール1の裏面6側に取付けることを特徴とする太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造。
【選択図】図1
Description
本発明は、太陽光発電セルを備える太陽電池モジュールの裏面に集熱板を配設すると共に、この集熱板と、その両端部間において集熱管を包囲する集熱管接続部材とを用いて、集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付けている太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造に関するものである。
太陽光発電システムにおいては、太陽光エネルギーと共に太陽熱エネルギーを有効利用するために、太陽電池モジュールの裏面側に銅管等よりなる集熱管を配設した太陽光発電集熱複合パネルの実用化が検討されている(例えば、特許文献1)。
太陽光発電集熱複合パネルに用いる太陽電池モジュールしては、太陽光が当る表面にガラス等の透明性材料を配すると共に、複数の太陽光発電セルを有しているものが使用される。そして、特許文献1では、図5に示すように、太陽光発電セルを備える太陽電池モジュール1の裏面に金属シート等の集熱板2を配設すると共に、この集熱板2に銅管等よりなる集熱管3を、2部材から構成している集熱管接続部材4を用いて取付けている。集熱管接続部材4は接着剤等を用いて集熱板2に固着される。図5に示す場合には、集熱管3が集熱管接続部材4で包囲されていないため、集熱管3への集熱が不充分である。そこで、集熱効率を高めるために、図6に示すように、その両端部5、5間において集熱管3を包囲する集熱管接続部材4を用いることが考えられる。このような、集熱管3を包囲する集熱管接続部材4を用いた場合には、集熱管3を包囲している集熱管接続部材4を、接着剤を用いて集熱板2に接着取付けして、集熱管3を取付けるため、集熱管3の取付け時間に長時間を要するという問題と、集熱管接続部材4を集熱板2に接着取付けした後に、銅管等よりなる集熱管3に不具合が生じたときは集熱管3のみの交換ができないため、太陽光発電集熱複合パネル全体を交換する必要があり、不具合の解消のために多額の費用が生じるという問題があった。
特開2003−314903号公報(図3)
本発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その課題は、太陽光発電セルを備える太陽電池モジュールの裏面に集熱板を配設すると共に、この集熱板と、その両端部間において集熱管を包囲する集熱管接続部材とを用いて、集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付けている太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造であって、集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付ける際の取付け時間を短縮でき、且つ、集熱管の不具合等が生じたときに集熱管を太陽電池モジュールから容易に分離することが可能な太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、太陽光発電セルを備える太陽電池モジュールの裏面に集熱板を配設すると共に、この集熱板と、その両端部間において集熱管を包囲する集熱管接続部材とを用いて、集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付ける太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造であって、集熱管接続部材の両端部を係止する引掛けレールが形成されるように、対向している一対の引掛け片を集熱板に形成し、この引掛けレールに集熱管を包囲した集熱管接続部材の両端部を挿入し、集熱管と共に集熱管接続部材をスライドさせて、集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付けることを特徴としている。このようにすることによって、集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付ける際の取付け時間を短縮でき、且つ、集熱管の不具合等が生じたときに集熱管を太陽電池モジュールから容易に分離することが可能となる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造において、一対の引掛け片で形成される集熱管接続部材の通路を先細りとなるようように形成し、且つ、集熱管接続部材の幅を挿入方向に向かって先細りとなるように形成すると共に、集熱管を包囲した集熱管接続部材の両端部を引掛けレールに挿入し、集熱管と共に集熱管接続部材をスライドさせた際に、集熱管接続部材の両端部が押圧されて、集熱管接続部材の両端部間距離が狭まることにより、集熱管接続部材で集熱管を締めつけていることを特徴としている。このようにすると、集熱管接続部材で集熱管を締めつけるため、集熱管の集熱効率が向上する。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造において、引掛け片に取付けビスを設けていて、集熱管接続部材の両端部を引掛けレールに挿入し、集熱管接続部材をスライドさせた後で、取付けビスを締め付けることで集熱管接続部材の両端部を太陽電池モジュール側に押し付けて、集熱管接続部材で集熱管を包囲しながら締めつけていることを特徴としている。このようにすると、集熱管接続部材で集熱管を締めつけるため、集熱管の集熱効率が向上する。
本発明の太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造では、集熱管接続部材の両端部を係止する引掛けレールが形成されるように、対向している一対の引掛け片を集熱板に形成し、この引掛けレールに集熱管を包囲した集熱管接続部材の両端部を挿入し、集熱管と共に集熱管接続部材をスライドさせて、集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付ける。そのため、本発明の太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造によれば、集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付ける際の取付け時間を短縮でき、且つ、集熱管の不具合等が生じたときに集熱管を太陽電池モジュールから容易に分離することが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明の太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造の一実施形態を説明するための斜視図であり、(a)〜(c)は各工程毎の状態を示している。
この実施形態の太陽光発電集熱複合パネルに用いる太陽電池モジュール1は、太陽光が当る表面にガラス等の透明性材料を配すると共に、複数の太陽光発電セルを有しているものである。図1(a)に示すように、太陽電池モジュール1の太陽光が当る表面と反対側の裏面6に集熱板2を配設する。集熱板2の素材については特に制限はないが、たとえばアルミニウム等の熱伝導性のよい金属を用いることが好ましい。この集熱板2に、図1(b)に示す、その両端部5、5間において集熱管3を包囲する集熱管接続部材4を取付ける。集熱管3は、水、不凍液等の熱媒体を通水する管であり、銅等の金属管であることが好ましい。また、集熱管接続部材4は、熱伝導性のよい金属等を用いることが好ましい。
この実施形態では、図1(a)に示すように、集熱管接続部材4の両端部5、5を係止する引掛けレール7が形成されるように、対向している一対の引掛け片8、8を集熱板2に一体に形成している。引掛け片8、8を集熱板2に形成する方法については、特に限定はなく、押し出し成形、接着、溶着等の方法で形成することができる。そして、図1(c)に示すように、この引掛けレール7に集熱管3を包囲した集熱管接続部材4の両端部5、5を挿入し、集熱管3と共に集熱管接続部材4をスライドさせる。そして、図2に示すように、集熱板2と集熱管接続部材4とを用いて、集熱管3を太陽電池モジュール1の裏面6側に取付けている。
この実施形態では、集熱管接続部材4の両端部5、5を係止する引掛けレール7が形成されるように、対向している一対の引掛け片8、8を集熱板2に形成し、この引掛けレール7に集熱管3を包囲した集熱管接続部材4の両端部5、5を挿入し、集熱管3と共に集熱管接続部材4をスライドさせて、集熱管3を太陽電池モジュール1の裏面6側に取付けている。そのため、この太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造によれば、集熱管3を太陽電池モジュール1の裏面6側に取付ける際の取付け時間を短縮でき、且つ、集熱管3の不具合等が生じたときに集熱管3を太陽電池モジュール1から容易に分離することが可能となる。
また、図1に示す実施形態では、一対の引掛け片8、8を一枚の集熱板2に形成したが、図3(a)、(b)に示すように、集熱板2を2枚の集熱板部材2A、2Bで構成し、各集熱板部材2A、2Bにそれぞれ引掛け片8、8を形成して、集熱板2に引掛けレール7を形成するようにしてもよい。なお、このように集熱板2を2枚の集熱板部材2A、2Bで構成する場合には、予め太陽電池モジュール1の裏面6にアルミ等の金属シートを接着等により配設しておき、その金属シートに集熱板部材2A、2Bを固着するようにすることが集熱性を高めるためには好ましい。さらに、図3(a)、(b)に示すように、一対の引掛け片8、8で形成される集熱管接続部材4の通路9を先細りとなるように形成し、且つ、集熱管接続部材4の幅を挿入方向(図3(b)の矢印方向)に向かって先細りとなるように形成すると共に、集熱管3(図示省略)を包囲した集熱管接続部材4の両端部5、5を引掛けレール7に挿入し、集熱管3と共に集熱管接続部材4をスライドさせた際に、集熱管接続部材4の両端部5、5が押圧されて、集熱管接続部材4の両端部5、5間距離が狭まることにより、集熱管接続部材4で集熱管3を締めつけるようにすると、集熱管接続部材4で集熱管3を締めつけるため、集熱管3の集熱効率が向上するので好ましい。
また、図4(a)に示すように、引掛け片8に取付けビス11を設けると共に、集熱管接続部材4の両端部5、5を引掛けレール7に挿入し、集熱管3と共に集熱管接続部材4をスライドさせた後で、図4(b)に示すように、取付けビス11を締め付けることで集熱管接続部材4の両端部5、5を太陽電池モジュール1側に押し付けて、集熱管接続部材4で集熱管3を包囲しながら締めつけるようにすると、集熱管接続部材4で集熱管3を締めつけるため、集熱管3の集熱効率が向上するので好ましい。なお、図4(a)、(b)に示す集熱板2は2枚の集熱板部材2A、2Bで構成しているので、この場合には、予め太陽電池モジュール1の裏面6にアルミ等の金属シート12を接着等により固着しておき、その金属シート12に集熱板部材2A、2Bを接着や溶着により固着するようにすることが集熱性を高めるためには好ましい。
1 太陽電池モジュール
2 集熱板
2A,2B 集熱板部材
3 集熱管
4 集熱管接続部材
5 端部
6 裏面
7 引掛けレール
8 引掛け片
9 通路
11 ビス
12 金属シート
2 集熱板
2A,2B 集熱板部材
3 集熱管
4 集熱管接続部材
5 端部
6 裏面
7 引掛けレール
8 引掛け片
9 通路
11 ビス
12 金属シート
Claims (3)
- 太陽光発電セルを備える太陽電池モジュールの裏面に集熱板を配設すると共に、この集熱板と、その両端部間において集熱管を包囲する集熱管接続部材とを用いて、集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付ける太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造であって、
集熱管接続部材の両端部を係止する引掛けレールが形成されるように、対向している一対の引掛け片を集熱板に形成し、この引掛けレールに集熱管を包囲した集熱管接続部材の両端部を挿入し、集熱管と共に集熱管接続部材をスライドさせて、集熱管を太陽電池モジュールの裏面側に取付けることを特徴とする太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造。 - 一対の引掛け片で形成される集熱管接続部材の通路を先細りとなるようように形成し、且つ、集熱管接続部材の幅を挿入方向に向かって先細りとなるように形成すると共に、集熱管を包囲した集熱管接続部材の両端部を引掛けレールに挿入し、集熱管と共に集熱管接続部材をスライドさせた際に、集熱管接続部材の両端部が押圧されて、集熱管接続部材の両端部間距離が狭まることにより、集熱管接続部材で集熱管を締めつけていることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造。
- 引掛け片に取付けビスを設けていて、集熱管を包囲した集熱管接続部材の両端部を引掛けレールに挿入し、集熱管と共に集熱管接続部材をスライドさせた後で、取付けビスを締め付けることで集熱管接続部材の両端部を太陽電池モジュール側に押し付けて、集熱管接続部材で集熱管を包囲しながら締めつけていることを特徴とする請求項1記載の太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造。
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JP2004047198A JP2005241021A (ja) | 2004-02-24 | 2004-02-24 | 太陽光発電集熱複合パネルにおける集熱管取付け構造 |
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2004
- 2004-02-24 JP JP2004047198A patent/JP2005241021A/ja active Pending
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