JP2005240502A - 横架材の接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】上階を備えている階の天井を懐の小さな天井として構成する。
【解決手段】構造材10に対する取付け板部31と、取付け板部31から前方に突き出されていると共に下部側の取付け板部31側が欠切部34とされている縦板部32と、縦板部32の下端部から延設されている横板部33とを一体に備えた接合金物30を用いて横架材20を構造材10に接合する接合構造であって、構造材10に取付けられた接合金物30の横板部33に乗せかけられて構造材10に接合される横架材20の接合面下部の幅側にわたって欠切部34と共に線や管51の通路50を構成する欠切部22が備えられている。
【選択図】図4

Description

この発明は、建築物において上階を備えている階の天井懐を極力小さくしながら、当該天井内において線や管を効果的に配設し得るようにした横架材の接合構造に関する。
梁などの横架材相互の接合や、横架材を柱に接合する場合、各接合部に仕口処理を施し、例えば、ほぞ差しなどによって接合していた。
しかしながら、近時、特許文献1に示されるように梁受け金物等の接合金物を用いることによって横架材相互や横架材と柱との接合をなすようにしている。
一方で、高さ制限が厳しい状況下にある建築物の建築に際しては、天井懐を小さくする必要があり、床組された上階の梁などの上に床パネルを直に張り込むと共に、当該梁などの下に殆ど隙間を残すことなく天井ボードを張り込むなどして懐の小さな天井を構成することが試みられている。
しかしながら、天井懐を小さくした場合、各種の線や管を当該天井内に配設し難く、当該配線や配管のために天井を全体的に下げたり、当該線や管の配設通路として天井の一部を下げるなどの処置を必要としており、居住性を損ねたり、施工コストを割高とするなどの不具合をもたらしていた。
特開平4−330131号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、上階を備えている階の天井を極力小さな天井懐として構成する際における線や管などの配設に伴う不具合を解消する点にある。
前記課題を解決するために、この発明に係る横架材の接合構造にあっては、構造材に対する取付け板部と、この取付け板部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部側が欠切部とされている縦板部と、この縦板部の下端部から延設されている横板部とを一体に備えた接合金物を用いて横架材を構造材に接合する接合構造であって、
前記構造材に取付けられた前記接合金物の横板部に乗せかけられて該構造材に接合される横架材の接合面下部の幅側にわたって前記欠切部と共に線や管の通路を構成する欠切部が備えられていることを特徴とするものとした。
このように構成される横架材の接合構造にあっては、横架材と当該横架材を受ける接合金物とに設けられた線や管の通路を用いることにより、各種の線や管を容易に配設可能とし、上階を備えている階における天井を懐の小さな天井として構成することができ、高さ制限の厳しい地域にあっても天井が高く居住性に優れた建築物を割安に構成することができる特長を有している。
また、前記構成に係る横架材の接合構造にあって、前記接合金物が、並び設けられた一対の縦向きの取付け板部と、この対をなす取付け板部における外側にある縦向きの縁部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部側が欠切部とされている縦板部と、この縦板部の下端部間に備えられている横板部とを一体に備えており、
前記横架材を前記縦板部間に納め入れるように前記横板部に乗せかけて前記構造材に接合するようにしてあることを特徴とする横架材の接合構造にあっては、構造材に対して横架材を確実に接合し得ると共に線や管を確実に配設することができる特長を有している。
また、前記構成に係る横架材の接合構造にあって、前記接合金物が、並び設けられた一対の縦向きの取付け板部と、この対をなす取付け板部における外側にある縦向きの縁部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部側が欠切部とされている縦板部と、この縦板部の各下端部と前記取付け板部の下端部とにわたって備えられている横板部とを一体に備えており、
前記横架材を前記縦板部間に納め入れるように前記横板部に乗せかけて前記構造材に接合するようにしてあることを特徴とする横架材の接合構造にあっては、構造材に対して横架材を確実に接合し得ると共に線や管を確実に配設することができる特長を有している。
また、前記構成に係る横架材の接合構造にあって、前記接合金物が、一対の取付け板部と、この取付け板部における互いに向き合った縁部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部側が欠切部とされている縦板部と、この縦板部の下端部間に備えられている横板部とを一体に備えており、
前記横架材を前記縦板部間に納め入れるように前記横板部に乗せかけて前記構造材に接合するようにしてあることを特徴とする横架材の接合構造にあっては、構造材に対して横架材を確実に接合し得ると共に線や管を確実に配設することができる特長を有している。
また、前記構成に係る横架材の接合構造にあって、前記接合金物が、取付け板部と、この取付け板部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部側が欠切部とされている一枚の縦板部と、この縦板部の下端部から延設されている横板部とを一体に備えており、
スリットに該縦板部を受け入れるように前記横架材が前記横板部に乗せかけられて前記構造材に接合するようにしてあることを特徴とする横架材の接合構造にあっては、構造材に対して横架材を確実に接合し得ると共に線や管を確実に配設することができる特長を有している。
この発明にかかる横架材の接合構造は、懐を小さくした天井において線や管を効果的に配設可能とし、上階を備えている階の天井を懐の小さな天井として構成し、高さ制限のある地域において居住性の良好な建築物を割安に提供し得る効果を有している。
以下、この発明を実施するための最良の形態に係る横架材の接合構造について詳細に説明する。
図1〜図4は、この発明を実施するための第1の最良の形態に係る横架材の接合構造を、図5及び図6は、当該発明を実施するための第2の最良の形態に係る横架材の接合構造を、図7〜図10は、当該発明を実施するための第3の最良の形態に係る横架材の接合構造を、図11〜図14は当該発明を実施するための第4の最良の形態にかかる横架材の接合構造を示している。
この発明を実施するための最良の形態に係る典型的な横架材の接合構造は、柱10’や梁10”などの各種構造材10に対して梁20’などの各種横架材20を接合金物30を用いて接合するものであって、この構造材10に対する取付け板部31と、この取付け板部31から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31側が欠切部34とされている縦板部32と、この縦板部32の下端部から延設されている横板部33とを一体に備えた接合金物30を用いて横架材20を構造材10に接合する接合構造であり、前記構造材10に適宜の手段、例えば、ボルト、ナット等の取付け具やラグスクリュー等の取付け具などで取付けられた前記接合金物30の横板部33に乗せかけられて該構造材10に接合される横架材20の接合面21下部の幅側にわたって前記欠切部34と共に線や管51の通路50を構成する欠切部22が備えられている。
このように構成される横架材20の接合構造にあっては、横架材20と当該横架材20を受ける接合金物30とに設けられた線や管51の通路50を用いることにより、各種の線や管51を容易に配設可能とし、上階を備えている階における天井を懐の小さな天井として構成することができ、高さ制限の厳しい地域にあっても天井が高く居住性に優れた建築物を割安に構成することができる。
また、前記構成に係る横架材の接合構造にあって、前記接合金物30が、並び設けられた一対の縦向きの取付け板部31と、この対をなす取付け板部31における外側にある縦向きの縁部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31側が欠切部34とされている縦板部32と、この縦板部32の下端部間に備えられている横板部33とを一体に備えており、前記横架材20を前記縦板部32間に納め入れるように前記横板部33に乗せかけて前記構造材10に接合するようにしてある横架材20の接合構造にあっては、構造材10に対して横架材20を確実に接合し得ると共に線や管51を当該横架材20と天井ボード61間に確実に配設することができる。
また、前記構成に係る横架材の接合構造にあって、前記接合金物30が、並び設けられた一対の縦向きの取付け板部31と、この対をなす取付け板部31における外側にある縦向きの縁部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31側が欠切部34とされている縦板部32と、この縦板部32の各下端部と前記取付け板部31の下端部とにわたって備えられている横板部33とを一体に備えており、前記横架材20を前記縦板部32間に納め入れるように前記横板部33に乗せかけて前記構造材10に接合するようにしてある横架材の接合構造にあっては、構造材10に対して横架材20を確実に接合し得ると共に線や管51を確実に配設することができる。
また、前記構成に係る横架材20の接合構造にあって、前記接合金物30が、一対の取付け板部31と、この取付け板部31における互いに向き合った縁部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31側が欠切部34とされている縦板部32と、この縦板部32の下端部間に備えられている横板部33とを一体に備えており、前記横架材20を前記縦板部32間に納め入れるように前記横板部33に乗せかけて前記構造材10に接合するようにしてある横架材20の接合構造にあっては、構造材10に対して横架材20を確実に接合し得ると共に線や管51を当該横架材20と天井ボード61間に確実に配設することができる。
また、前記構成に係る横架材20の接合構造にあって、前記接合金物30が、取付け板部31と、この取付け板部31から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31側が欠切部34とされている一枚の縦板部32と、この縦板部32の下端部から延設されている横板部33とを一体に備えており、スリット25に該縦板部32を受け入れるように前記横架材20が前記横板部33に乗せかけられて前記構造材10に接合するようにしてある横架材20の接合構造にあっては、構造材10に対して横架材20を確実に接合し得ると共に線や管51を当該横架材20と前記横板部33間に確実に配設することができる。
このように構成される横架材20の接合構造にあっては、梁20’などの横架材20と梁10”などの構造材10相互の接合もとより、梁20’などの横架材20と柱10’などの構造材10の接合を前記接合金物30を用いて容易になすことができる。
特に天井ボード61と床パネル60と間の寸法を小さくした所謂天井懐の小さな天井を、上階を備えた階の天井として構成することによって高さ制限の厳しい地域にあっても、2階建や、3階建などの建築を可能とすることができる。
また、このように構成される前記縦板部32の欠切部34と前記横架材20の欠切部22とで線や管51の通路50を構成することによって上階を備えた階における天井懐を大きくすることなく各種の線や管51、例えば、冷房機における室内機と室外機とを連絡する冷媒管、ドレーン管、各種給水管、給湯管などの各種の線、管等の配設をなすことができる。
実施例1
まず、図1〜図4に示される当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な横架材20の接合構造について説明する。
この実施例1に係る図1〜図4で示される当該横架材20の接合構造は、構造材10としての柱10’に、接合金物30Aを用いて横架材20としての梁20’を接合するものである。
ここで用いられる接合金物30Aは、構造材10に対する取付け板部31と、この取付け板部31から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31側が欠切部34とされている縦板部32と、この縦板部32の下端部から延設されている横板部33とを一体に備えた構成としてあり、
前記構造材10に取付けられた前記接合金物30Aの横板部33に乗せかけられて該構造材10に接合される横架材20の接合面21下部の幅側にわたって前記欠切部34と共に線や管51の通路50を構成する欠切部22が設けられている。
かかる接合金物30Aは、より具体的には、内鍔状に並び設けられた一対の縦向きの取付け板部31a、典型的には、縦長の長方形状をなす一対の取付け板部31aと、この対をなす取付け板部31aにおける外側にある縦向きの縁部、すなわち、互いに向き合っていない側の縁部から該取付け板部31aに直交するように前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31a側が欠切部34としてある縦板部32’と、この縦板部32’の下端部間にわたって該縦板部32’に直交するように備えられている横板部33’とを一体に備えた構成としてあり、
この接合金物30Aを用いて柱10’に接合される梁20’は、その接合面21下部の幅側にわたって前記欠切部34と共に線や管51の通路50を構成する欠切部22を備えた構成としてある。
そして、前記柱10’に取付けられた前記接合金物30Aにおける前記縦板部32’間に前記梁20’を納め入れるように該梁20’を該接合金物30Aの横板部33’に乗せかけて該梁20’の接合面21を前記取付け板部31aに接するように柱10’に接合して下階を備えた階の床組をなす。
この図示例にあっては、典型的な構造材10としての柱10’に典型的な横架材20としての梁20’を前記接合金物30Aを用いて接合する態様を示しており、この接合金物30Aにおける前記の並び設けられる取付け板部31aが当該柱10’の柱10’面に都合よく収まる形状としてあり、梁20’の接合対応位置の柱10’面に該取付け板部31aを添装状態になすと共に、該取付け板部31aの孔36から柱10’に設けた孔11に挿通したボルト41に座金43を嵌め付けてナット42で締めつけることにより当該接合金物30Aを柱10’に固着する。
かかる接合金物30Aを構成する縦板部32’は、前記各取付け板部31aにおける外側にある縁、すなわち、互いに向き合っていない側の縁部から略直角に屈曲するように前方に突き出された平行で垂直状のものとしてあると共に、下部側の取付け板部31a側が、おって説明する梁20’の接合面21下部の幅側にわたって備えられている欠切部22と共に線や管51の通路50を構成する欠切部34としてある。
すなわち、この接合金物30Aを構成する縦板部32’は、前記各取付け板部31aから前方に突き出す突出板部32’aと、この突出板部32’aの前部側を下方に延設した延設板部32’bとを備え、この延設板部32’bの下端部間にわたって該縦板部32’に直交するように横板部33’が備えられており、この延設板部32’bと前記取付け板部31aとの間が欠切部34とされている。また、該縦板部32’の先端上部側が、おって説明する羽子板ボルト44をボルト47等の取付け具を用いて梁20’に止め付け得るようにハスに取り除かれてカット部35としてある。
かかる接合金物30Aを構成する縦板部32’は、この縦板部32’間の寸法を、柱10’に接合される前記梁20’を密に納め入れ得る寸法としてあると共に、前記縦板部32’の下端部間にわたって、この縦板部32’から直角に屈曲された横板部33’を備え、前記梁20’を該縦板部32’間に密に納め入れるようにその接合面21を前記取付け板部31aに接して前記横板部33’に乗せかけた際に、この梁20’の天端が該縦板部32’の上縁と面一となるように構成してある。
このように接合金物30Aを用いて柱10’に組み付けられる梁20’の接合面21下部の幅側にわたって備えられる欠切部22は、この梁20’における接合面21の下部側にあって、この接合面21から当該梁20’の長手方向に沿って延びる横向きの面22aと、この横向きの面22aから当該梁20’の下面に至る縦向きの面22bとによって当該梁20’における接合面21の下縁部を取り除いた状態で設けてあり、前記接合金物30Aにおける縦板部32’の欠切部34に連通して線や管51の通路50を構成し得るようにしてある。
また、この梁20’の接合面21が接合金物30Aにおける取付け板部31aに都合よく密着し得るように、その接合面21に縦向きの溝23を設けてあり、梁20’を該接合金物30Aの取付け板部31aに密着して接合した際に、この接合金物30Aの取付け用ボルト41のボルト頭が該溝23に収まるようにしてある。
このように柱10’に対して、ボルト41、ナット42、座金43などの取付け具を用いて取付けられた接合金物30Aにおける各縦板部32’間に納め入れるように梁20’を該接合金物30Aの横板部33’に乗せかけ、次いで、柱10’に接合した梁10”の孔11に挿通した羽子板ボルト44を梁20’の孔24に挿通されるボルト47と座金49及びナット48で当該梁20’に組み付けると共に当該羽子板ボルト44に座金46を嵌め付けてナット45で梁10”に締めつけ固定し、かつ、前記縦板部32’に設けた孔37と梁20’に設けた孔24に挿通したボルト41にナット42を螺着して、当該梁20’を柱10’に接合する。
このように床組のされた梁20’の欠切部22と接合金物30Aにおける前記欠切部34で構成される通路50を用いて冷暖房機の室内機と室外機との間に備えられる冷媒管やドレ−ン管、各種の給水管、給湯管、各種の配水管、電線等の配線、配管をなすと共に、梁20’下に下地材62を介して天井ボード61を張り込み、また、梁20’上に床パネル60を張り込むことによって天井懐の小さな上階を備えた階の天井を構成する。
実施例2
次いで、図5及び図6に示される当該発明を実施するための最良の形態に係る他の典型的な横架材20の接合構造について説明する。
この実施例2に係る図5及び図6で示される当該横架材20の接合構造は、構造材10としての柱10’に、接合金物30A’を用いて横架材20としての梁20’を接合するものである。
この実施例2に係る横架材の接合構造では、前記接合金物30A’を、並び設けられた一対の縦向きの取付け板部31aと、この対をなす取付け板部31aにおける外側にある縦向きの縁部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31a側が欠切部34とされている縦板部32’と、この縦板部32’の各下端部と前記取付け板部31aの下端部とにわたって備えられている横板部33’とを一体に備えた構成のものとし、前記横架材20を前記縦板部32’間に納め入れるように前記横板部33’に乗せかけて前記構造材10に接合するようにしたものであって、前記縦板部32’の下端部間にある板部33’aと該板部33’aから前記取付け板部31aの下端部に至る板部33’bとが一連に連続された横板部33’としてあり、この横板部33’で前記縦板部32’の各下端部と前記取付け板部31aの各下端部とが連続されるように構成してある以外の構成を前記実施例1における横架材の接合構造と同一の構成としてあり、同様にして接合される。
従って、前記実施例1における横架材の接合構造と同一又は実質的に同一の構成部分に同一の番号を付して、その説明を省略する。
実施例3
次いで、図7〜図10に示される当該発明を実施するための最良の形態に係る他の典型的な横架材20の接合構造について説明する。
この実施例3に係る図7〜図10で示される当該横架材20の接合構造は、構造材10としての梁10”に接合金物30Bを用いて横架材20としての梁20’を接合するものである。
ここで用いられる接合金物30Bは、構造材10に対する取付け板部31と、この取付け板部31から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31側が欠切部34とされている縦板部32と、この縦板部32の下端部から延設されている横板部33とを一体に備えた構成としてあり、
前記構造材10に取付けられた前記接合金物30Bの横板部33に乗せかけられて該構造材10に接合される横架材20の接合面21下部の幅側にわたって前記欠切部34と共に線や管51の通路50を構成する欠切部22が設けられている。
かかる接合金物30Bは、より具体的には、一対の縦向きの取付け板部31b、典型的には、縦長の長方形状をなす一対の取付け板部31bと、この対をなす取付け板部31bにおける互いに向き合っている縦向きの縁部から該取付け板部31bに直交するように前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31b側が欠切部34としてある縦板部32’と、この縦板部32’の下端部間にわたって該縦板部32’に直交するように備えられている横板部33’とを一体に備えた構成としてあり、
この接合金物30Bを用いて梁10”に接合される梁20’は、その接合面21下部の幅側にわたって前記欠切部34と共に線や管51の通路50を構成する欠切部22を備えた構成としてある。
この実施例3を構成する接合金物30Bは、対をなす縦板部32’に備えられている各取付け板部31bを互いに向き合っている縦板部32’の外側に向けて当該縦板部32’からほぼ直角に屈曲するように設け、この取付け板部31bにおいて当該接合金物30Bを構造材10としての梁10”に取付けた以外の構成を前記実施例1における横架材の接合構造の構成と同一にしてある。
従って、当該実施例3に係る横架材の接合構造にあって、前記実施例1に係る横架材の接合構造と同一又は実質的に同一の構成部分に同一の番号を付して、その説明を省略する。
なお、この実施例3に係る横架材の接合構造にあっては、これを構成する接合金物30Bにおける取付け板部31bが梁20’を受け入れる縦板部32’の外側に向けて突き出すように備えられていることから、この接合金物30Bで梁10”に接合される梁20’は、その接合面21を梁10”に直接突き当て状態で接合でき、当該梁20’の接合面21に前記実施例1に係る横架材の接合構造における梁20’に設けられている縦溝23を備えていない。
また、かかる取付け板部31bが梁20’を受け入れる縦板部32’の外側に向けて突き出し状態に備えられていることから、当該取付け板部31bにおいてボルト41、ナット42、座金43等の取付け具を用いて当該接合金物30Bが梁10”に取付けてあると共に、この取付け板部31bに備えられている孔38から梁10”の孔11に羽子板ボルト44を挿通し、これに座金46を嵌め付けた状態でナット45を螺着し得るようにしてある。
この実施例3における横架材の取付け構造にあっても、前記実施例1に係る横架材の取付け構造におけると同様にして線や管51を、前記梁20’及び縦板部32’における欠切部22、34によって構成される通路50を用いて配線したり、配管することができ、前記実施例1に係る横架材の接合構造におけると同様に床パネル60を張り込み、天井ボード61の張り込みをして、上階を備えた階に懐の小さな天井を構成する。
実施例4
次いで、図11〜図14に示される当該発明を実施するための他の最良の形態に係る典型的な横架材の接合構造について説明する。
この実施例4に係る図11〜図14で示される当該横架材20の接合構造は、構造材10としての梁10”に、接合金物30Cを用いて横架材20としての梁20’を接合するものである。
ここで用いられる接合金物30Cは、構造材10に対する取付け板部31と、この取付け板部31から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31側が欠切部34とされている縦板部32と、この縦板部32の下端部から延設されている横板部33とを一体に備えた構成としてあり、
前記構造材10に取付けられた前記接合金物30Cの横板部33に乗せかけられて該構造材10に接合される横架材20の接合面21下部の幅側にわたって前記欠切部34と共に線や管51の通路50を構成する欠切部22が設けられている。
かかる接合金物30Cは、より具体的には、取付け板部31cと、この取付け板部31cから前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31c側が欠切部34とされている一枚の縦板部32”と、この縦板部32”の下端部から延設されている横板部33”とを一体に備えており、スリット25に該縦板部32”を受け入れるように前記横架材20が前記横板部33”に乗せかけられて前記構造材10に接合するようにしてある。
かかる接合金物30Cは、四角形状をなす縦向きの取付け板部31c、典型的には、縦長の長方形状をなす取付け板部31cと、この取付け板部31cにおけるほぼ中央部から該取付け板部31cに直交するように前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部31c側が欠切部34としてある縦板部32”と、この縦板部32”の下端部から該縦板部32”に直交するように備えられている横板部33”とを一体に備えた構成としてあり、この横板部33”は、この縦板部32”の板面に直交するように該縦板部32”の下端部から両側方に延設されていると共に、前記取付け板部31cの下端部に連続するように設けてある。また、この接合金物30Cを用いて梁10”に接合される梁20’は、その接合面21下部の幅側にわたって前記欠切部34と共に線や管51の通路50を構成する欠切部22を備えていると共に当該接合面21から当該梁20’における長手側に向けて前記縦板部32”を受け入れるスリット25を備えた構成としてある。
そして、前記梁10”に取付けられた前記接合金物30Cにおける前記縦板部32”を前記スリット25に受け入れるようにして梁20’を横板部33”に乗せかけて該梁20’の接合面21を前記取付け板部31cに接するように梁10”に接合して下階を備えた階の床組をなす。
この図示例にあっては、典型的な構造材10としての梁10”に典型的な横架材20としての梁20’を前記接合金物30Cを用いて接合する態様を示しており、この接合金物30Cにおける前記の取付け板部31cが当該梁10”面に都合よく収まる形状としてあり、梁20’の接合対応位置の梁10”面に該取付け板部31cを添装状態になすと共に、該取付け板部31cにおける縦板部32”の両側方に設けられている孔36から梁10”に設けた孔11に挿通したボルト41に座金43を嵌め付けてナット42で締めつけることにより当該接合金物30Cを梁10”に固着する。
かかる接合金物30Cを構成する縦板部32”は、前記各取付け板部31cにおけるほぼ中央部から該取付け板部31cに直交するように前方に突き出された垂直状のものとしてあると共に、下部側の取付け板部31c側が、おって説明する梁20’の接合面21下部の幅側にわたって備えられている欠切部22と共に線や管51の通路50を構成する欠切部34としてある。
すなわち、この接合金物30Cを構成する縦板部32”は、前記取付け板部31cから前方に突き出す突出板部32”aと、この突出板部32”aの前部側を下方に延設した延設板部32”bとを備え、この延設板部32”bの下端部から該縦板部32”に直交するように横板部33”が延設してあり、この延設板部32”bと前記取付け板部31cとの間が欠切部34とされている。また、該縦板部32”の先端上部側が、おって説明する羽子板ボルト44をボルト47等の取付け具を用いて梁20’に止め付け得るようにハスに取り除かれてカット部35としてある。
また、当該縦板部32”は横板部33”に乗せかけられた梁20’のスリット25に受け入れられた際に、この梁20’の天端から突き出さない構成としてある。
かかる接合金物30Cを構成する横板部33”は、前記縦板部32”の下端部、より具体的には延設板部32”bの下端部から、当該縦板部32”の両側方に延設された板部33”aと前記取付け板部31c側に向けて延設されて該取付け板部31cの下端部に連続される板部33”bとの一連に連続された一枚の四角形状の板部としてあり、縦板部32”の板面に直交するように備えられている。そして、この横板部33”は、前記縦板部32”から両側方に延設された向きの板幅を前記縦板部32”をスリット25に受け入れるようにして当該横板部33”に乗せかけられる梁20’の下面の横幅とほぼ同一としてあり、梁10”に接合された梁20’からはみ出さないように構成してある。
なお、この図示例にあっては、この縦板部32”から両側方に延設された向きの横板部33”の板幅を前記取付け板部31cの横幅と同一にしてあり、当該横板部33”と取付け板部31cとを長方形状をなす板を屈曲することによって構成することもできる。
このように接合金物30Cを用いて梁10”に組み付けられる梁20’の接合面21下部の幅側にわたって備えられる欠切部22は、この梁20’における接合面21の下部側にあって、この接合面21から当該梁20’の長手方向に沿って延びる横向きの面22aと、この横向きの面22aから当該梁20’の下面に至る縦向きの面22bとによって当該梁20’における接合面21の下縁部を取り除いた状態で設けてあり、前記接合金物30Cにおける縦板部32”の欠切部34に連通して線や管51などの通路50を構成し得るようにしてある。
また、この梁20’の接合面21が接合金物30Cにおける取付け板部31cに都合よく密着し得るように、その接合面21に縦向きの溝23を設けてあり、梁20’を該接合金物30Cの取付け板部31cに密着して接合した際に、この接合金物30Cの取付け用ボルト41のボルト頭が該溝23に収まるようにしてある。
このように梁10”に対して、ボルト41、ナット42、座金43などの取付け具を用いて取付けられた接合金物30Cにおける縦板部32”をスリット25に受け入れるようにして梁20’を該接合金物30Cの横板部33”に乗せかけ、次いで、梁10”の孔11に挿通した羽子板ボルト44を、梁20’の孔24に挿通されるボルト47と座金49及びナット48で当該梁20’に取付けると共に、座金46を嵌め付けた当該羽子板ボルト44のナット45を締めつけ、かつ、前記縦板部32”に設けた孔37と梁20’に設けた孔24に挿通したボルト41にナット42を螺着して、当該梁20’を梁10”に接合する。
このように床組のされた梁20’の欠切部22と接合金物30Cにおける前記欠切部34で構成される通路50を用いて冷暖房機の室内機と室外機との間に備えられる冷媒管やドレ−ン管、各種の給水管、給湯管、各種の配水管、電線等の配線、配管をなすと共に、梁20’下に下地材62を介して天井ボード61を張り込み、また、梁20’上に床パネル60を張り込むことによって天井懐の小さな上階を備えた階の天井を構成する。
横架材の接合構造を各部品を分離した状態で示す要部斜視図 同接合状態の要部を示す斜視図 同接合状態の要部の側面図 同接合状態の要部の断面図 横架材の他の接合構造を各部品を分離した状態で示す要部斜視図 同接合状態の要部の断面図 横架材の更に他の接合構造を各部品を分離した状態で示す要部斜視図 同接合状態の要部を示す斜視図 同接合状態の要部を側方から見た状態の断面図 同接合状態の要部の断面図 横架材の更に他の接合構造を各部品を分離した状態で示す要部斜視図 同接合状態の要部を示す斜視図 同接合状態の要部を側方から見た状態の断面図 同接合状態の要部の断面図
符号の説明
10 構造材
20 横架材
22 欠切部
25 スリット
30 接合金物
31 取付け板部
32 縦板部
33 横板部
34 欠切部
50 通路
51 線や管

Claims (5)

  1. 構造材に対する取付け板部と、この取付け板部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部側が欠切部とされている縦板部と、この縦板部の下端部から延設されている横板部とを一体に備えた接合金物を用いて横架材を構造材に接合する接合構造であって、
    前記構造材に取付けられた前記接合金物の横板部に乗せかけられて該構造材に接合される横架材の接合面下部の幅側にわたって前記欠切部と共に線や管の通路を構成する欠切部が備えられていることを特徴とする横架材の接合構造。
  2. 前記接合金物が、並び設けられた一対の縦向きの取付け板部と、この対をなす取付け板部における外側にある縦向きの縁部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部側が欠切部とされている縦板部と、この縦板部の下端部間に備えられている横板部とを一体に備えており、
    前記横架材を前記縦板部間に納め入れるように前記横板部に乗せかけて前記構造材に接合するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の横架材の接合構造。
  3. 前記接合金物が、並び設けられた一対の縦向きの取付け板部と、この対をなす取付け板部における外側にある縦向きの縁部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部側が欠切部とされている縦板部と、この縦板部の各下端部と前記取付け板部の下端部とにわたって備えられている横板部とを一体に備えており、
    前記横架材を前記縦板部間に納め入れるように前記横板部に乗せかけて前記構造材に接合するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の横架材の接合構造。
  4. 前記接合金物が、一対の取付け板部と、この取付け板部における互いに向き合った縁部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部側が欠切部とされている縦板部と、この縦板部の下端部間に備えられている横板部とを一体に備えており、
    前記横架材を前記縦板部間に納め入れるように前記横板部に乗せかけて前記構造材に接合するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の横架材の接合構造。
  5. 前記接合金物が、取付け板部と、この取付け板部から前方に突き出されていると共に下部側の該取付け板部側が欠切部とされている一枚の縦板部と、この縦板部の下端部から延設されている横板部とを一体に備えており、
    スリットに該縦板部を受け入れるように前記横架材が前記横板部に乗せかけられて前記構造材に接合するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の横架材の接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013194481A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Sumitomo Forestry Co Ltd 横架材接合部構造
JP2017115557A (ja) * 2015-12-26 2017-06-29 住友林業株式会社 梁の接合構造及び梁受け金物
CN107869195A (zh) * 2017-11-21 2018-04-03 中建六局土木工程有限公司 一种型钢钢柱及柱头定型钢模施工方法

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