JP2005240428A - 自動ドア制御システムの障害物検知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドア開閉される開口空間10に介在する閉止障害物を、静電容量型近接センサ40を用いて検知する場合に、その検知の妨げとなる部位16を遮蔽電極15で覆い隠し、その遮蔽電極15に電圧VSを印加して能動遮蔽を行わせるとともに、上記近接センサ20のセンサ電極11近傍にて電界強度を検出し、この検出出力を設定値に収めるように上記印加電圧VSを可変制御する。
【選択図】 図1
Description
(1)静電容量型近接センサと、遮蔽電極と、電界強度検出回路と、遮蔽電圧発生回路を備え、ドアを閉じる空間に障害物が存在することを検知する自動ドア制御システムの障害物検知装置であること、
(2)静電容量型近接センサは、ドアの開閉に伴って拡大・縮小する開口空間を形成するドア部材と開口部材の一方の部材に弁別閾を開口空間に向けて取り付けられ、センサ電極と、センサ回路と、プローブ電極を含むこと、
(3)センサ回路は、センサ電極が形成する対接地容量に基づいて弁別閾の近辺に障害物が存在するか否かを検出すること、
(4)プローブ電極は、センサ電極の近傍に配設されていること、
(5)電界強度検出回路は、プローブ電極が感知する電界強度を検出すること、
(6)遮蔽電極は、ドア部材と開口部材の他方の部材に取り付けられ、ドア閉止時に静電容量型近接センサに至近となる部分を静電容量型近接センサ側から覆い隠していること、
(7)遮蔽電圧発生回路は、電界強度検出回路の出力レベルに基づいて発生した電圧を遮蔽電極に印加し、電界強度検出回路の出力レベルが設定値に保たれるように印加電圧を可変制御すること、
(A)遮蔽電圧発生回路における設定値は、ドア開状態における電界強度検出回路の出力レベルに基づいて設定されること、
(B)静電容量型近接センサは、参照電極を備え、参照電極は、開口空間から見てセンサ電極の背後に隠れるように配置されており、センサ回路は、センサ電極が形成する静電容量と参照電極が形成する静電容量との差分に基づいて検出信号を出力すること、
(C)センサ電極は、開口空間側からの接触押圧により変位駆動されて参照電極に接触する可動電極として構成され、センサ回路は、センサ電極と参照電極との接触を検出する回路を含むこと、
(D)センサ電極は、開口空間側からの接触押圧により変位駆動されて参照電極に接近する可動電極として構成され、センサ回路は、センサ電極が形成する静電容量および参照電極が形成する静電容量に基づいて両電極の接近を検出する回路を含むこと、
(E)静電容量型近接センサは、センサ電極の前面側に配設されたクッション性アクチェータを備えること、
センサ電極11には容量測定のための電圧VCが印加されるが、これにより、開口空間10に電界を形成する。この電界中に閉止障害物が存在すると、センサ電極11の対接地容量Caに変化が生じる。センサ回路20はその変化する容量Caを検出して電圧変換する。このセンサ回路20の出力Vcaに基づいて障害物の有無を判定することができる。
上述した回路により、障害物によるセンサ電極11の静電容量変化が検出されて電圧変換され、これが近接検出出力Voとして利用される。
すなわち、Cfa=Cfb=Cf1、R1=R1b=R1、R2a=R2b=R2
なので、R2/R1=nとすれば、
Vo=(ΔCi/Cf)×Vr1×n+Vr2・・・(1)
となる。
センサ電極11と参照電極12が短絡された接触検出状態では、上記容量Ca,Cbの差Ca−Cb=ΔCiがゼロとなるため、式(1)で表わされる出力電圧Voは、次式(2)のようになる。
Vo=Vr2・・・(2)
同図において、まず、センサ電極11と参照電極12にそれぞれに現れる静電容量Ca,Cbは、上述したように、第1および第2の容量検出回路21,22で個別に検出されて電圧変換される。この2つの検出出力の差が差動増幅器23およびアナログ記憶回路24を介して出力される。そして、この出力Voが後処理回路(ポスト回路)であるデジタル制御ユニット50へ検出情報として引き渡される。
11 センサ電極
12 参照電極
111 クッション性アクチェータ
121 低誘電率スペーサ
13 プローブ電極
14,15 遮蔽電極
16 開口部材側部分
21,22 容量検出回路
23 差動増幅回路
24 アナログ記憶回路
25 ウィンドコンパレータ
27 充電補助回路
271 レジスタ
31 電界強度検出回路
32 遮蔽電圧発生回路
40 静電容量型近接センサ
50 デジタル制御ユニット(マイクロコントローラ)
Ca センサ電極11の容量
Cb 参照電極12の容量
Claims (6)
- つぎの事項(1)〜(7)により特定される自動ドア制御システムの障害物検知装置。
(1)静電容量型近接センサと、遮蔽電極と、電界強度検出回路と、遮蔽電圧発生回路を備え、ドアを閉じる空間に障害物が存在することを検知する自動ドア制御システムの障害物検知装置であること、
(2)静電容量型近接センサは、ドアの開閉に伴って拡大・縮小する開口空間を形成するドア部材と開口部材の一方の部材に弁別閾を開口空間に向けて取り付けられ、センサ電極と、センサ回路と、プローブ電極を含むこと、
(3)センサ回路は、センサ電極が形成する対接地容量に基づいて弁別閾の近辺に障害物が存在するか否かを検出すること、
(4)プローブ電極は、センサ電極の近傍に配設されていること、
(5)電界強度検出回路は、プローブ電極が感知する電界強度を検出すること、
(6)遮蔽電極は、ドア部材と開口部材の他方の部材に取り付けられ、ドア閉止時に静電容量型近接センサに至近となる部分を静電容量型近接センサ側から覆い隠していること、
(7)遮蔽電圧発生回路は、電界強度検出回路の出力レベルに基づいて発生した電圧を遮蔽電極に印加し、電界強度検出回路の出力レベルが設定値に保たれるように印加電圧を可変制御すること、 - 遮蔽電圧発生回路における設定値は、ドア開状態における電界強度検出回路の出力レベルに基づいて設定される
請求項1に記載の自動ドア制御システムの障害物検知装置。 - 静電容量型近接センサは、参照電極を備え、
参照電極は、開口空間から見てセンサ電極の背後に隠れるように配置されており、
センサ回路は、センサ電極が形成する静電容量と参照電極が形成する静電容量との差分に基づいて検出信号を出力する
請求項1または2に記載の自動ドア制御システムの障害物検知装置。 - センサ電極は、開口空間側からの接触押圧により変位駆動されて参照電極に接触する可動電極として構成され、
センサ回路は、センサ電極と参照電極との接触を検出する回路を含む
請求項3に記載の自動ドア制御システムの障害物検知装置。 - センサ電極は、開口空間側からの接触押圧により変位駆動されて参照電極に接近する可動電極として構成され、
センサ回路は、センサ電極が形成する静電容量および参照電極が形成する静電容量に基づいて両電極の接近を検出する回路を含む
請求項3に記載の自動ドア制御システムの障害物検知装置。 - 静電容量型近接センサは、センサ電極の前面側に配設されたクッション性アクチェータを備える
請求項4または5に記載の自動ドア制御システムの障害物検知装置。
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