JP2005238876A - 車両用タイヤインフレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、異なるより多くのタイヤサイズに対応する車両用タイヤインフレータを提供するものである。
【解決手段】 かゝる本発明は、ホイールWにマウンテイングされた第1のサイズのチューブレスタイヤTの上側周面を押し下げ、エアー充填口を形成可能にする筒形のインナーエアー充填ドーム40と、ホイールWにマウンテイングされた第2のサイズのチューブレスタイヤTの上側周面を押し下げ、エアー充填口を形成可能にする筒形のアウターエアー充填ドーム50とを備えた車両用タイヤインフレータにおいて、アウターエアー充填ドーム50の外側に、ホイールWにマウンテイングされた第3のサイズのチューブレスタイヤTの上側周面を押し下げ、エアー充填口を形成可能にする筒形のサードエアー充填ドーム200を付設した車両用タイヤインフレータにあり、これにより、より多くのタイヤサイズに対応することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、異なるタイヤサイズに対応して、高速かつ高精度でエアー充填を行うことができるようにした車両用タイヤインフレータに関するものである。
車両の生産ラインにおいては、ホイールにマウンテイングされたチューブレスタイヤに瞬時にエアーを充填する必要があり、このような装置として、車両用タイヤインフレータが提案されている。本出願人にあっても、このようなタイヤインフレータの場合、1種類のタイヤサイズ(ホイールが異なる場合も含む)に対応するものだけではなく、異なる種類のタイヤサイズに対応することが必要とされ、このような装置も、既に幾つか提案されている。
本出願人にあっても、このような要請に答えるべく、タイヤのサイズに対応して、エアーの充填時、タイヤの側面を押圧する、インナーエアー充填ドームと、これにより大きいアウターエアー充填ドームの2種類を設けた車両用タイヤインフレータを提供してある(特許文献1)。つまり、第1のサイズ(小径サイズ)のタイヤに対しては、インナーエアー充填ドームの駆動により対応し、第2のサイズ(大径サイズ)のタイヤに対しては、アウターエアー充填ドームの駆動により対応するようにしてある。
特開平11−105515
ところが、近年、車種の増加や、車両製造工場における生産ラインの共通化などの進展により、同一の生産ラインにおいて、より多くの車種に対応することが求められ、上記インナーエアー充填ドームとアウターエアー充填ドームの2種類では、対応不十分の事態が生じてきている。
本発明は、このような要請に答えるべくなされたものであり、アウターエアー充填ドームの外側に、もう一つのエアー充填ドーム、即ち第3のサードエアー充填ドームを設けて、全体として、3種類のエアー充填ドームの使い分けにより、さらに多くのタイヤサイズに対応することができる、改良型の車両用タイヤインフレータをを提供せんとするものである。
請求項1記載の本発明は、ホイールを載置して上下動するリフターの上方で、加圧空気が供給可能に設置され、かつ前記ホイールにマウンテイングされた第1のサイズのチューブレスタイヤの上側周面を押し下げ、当該チューブレスタイヤのビード部周縁と前記ホイール周縁との間にエアー充填口を形成可能にした筒形のインナーエアー充填ドームと、当該インナーエアー充填ドームの外側の上方で上下動可能で、かつ加圧空気が供給可能に設置され、さらにその下降時前記ホイールにマウンテイングされた第2のサイズのチューブレスタイヤの上側周面を押し下げ、当該チューブレスタイヤのビード部周縁と前記ホイール周縁との間にエアー充填口を形成可能にした筒形のアウターエアー充填ドームとを備えた車両用タイヤインフレータにおいて、
前記アウターエアー充填ドームの外側で上下動可能で、かつ加圧空気が供給可能に設置され、さらにその下降時前記ホイールにマウンテイングされた第3のサイズのチューブレスタイヤの上側周面を押し下げ、当該チューブレスタイヤのビード部周縁と前記ホイール周縁との間にエアー充填口を形成可能にした筒形のサードエアー充填ドームを付設したことを特徴とする車両用タイヤインフレータにある。
請求項2記載の本発明は、前記サードエアー充填ドームと前記アウターエアー充填ドーム側との間に上下動機構を設け、当該上下動機構により、前記サードエアー充填ドームを上下動させることを特徴とする請求項1記載の車両用タイヤインフレータにある。
請求項3記載の本発明は、前記サードエアー充填ドームの一部をストッパー受け部とする一方、当該ストッパー受け部に伸縮して係脱される伸縮ストッパー部を有するロック手段を、前記アウターエアー充填ドーム側との間に連設させたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用タイヤインフレータにある。
本発明によると、エアーを充填するためのエアー充填ドームとして、インナー、アウター及びサードの3種類が装備されているため、第1〜第3のサイズまでのチューブレスタイヤに対応することができる。例えば、インナーエアー充填ドームによる第1のサイズとして、14〜15インチ、アウターエアー充填ドームによる第2のサイズとして、16〜17インチとすれば、サードエアー充填ドームによる第3のサイズとして、18〜19インチなどのものに対応することが可能となる。例えば、オフロード車などの大型のタイヤにも対応することができる。逆に、第1のサイズのものとして、より小さいものを設定し、各エアー充填ドームの全体を、小サイズ側にシフトさせることも可能である。これにより、ミニカーなどのより小型のタイヤにも対応することができる。
本発明によると、基本的に、上記した既存設備(特許文献1の装置)への追加設置で対応することができるため、コスト上昇を最小限に抑えることができる。
つまり、アウターエアー充填ドームの外則に、一回り大きいサードエアー充填ドームを嵌め込み、これを、アウターエアー充填ドーム周辺に設けられた上下動機構により上下動させ、また、このサードエアー充填ドームのストッパー受け部に係脱される伸縮ストッパー部を有するロック手段によりロックさせるのみでよい。
図1〜図3は、本発明に係る車両用タイヤインフレータの一例を示したものであり、装置の基本的な構造は、上記特許文献1の装置とほぼ同様である。
図中、10は機枠で、11はその下端をなすベースフレーム、12は縦方向に立設された縦フレーム、13は縦フレーム12の上端間の渡された天井フレームであり、また、図1に示すように、縦フレーム12の中間部分には、チューブレスタイヤTのマウンテイングされたホイールWを搬送するためのコンベアなどからなるレール部材14、14(一方省略)が2本平行して架設されている。
20はチューブレスタイヤTのマウンテイングされたホイールWを載置して上下動するリフター、30はこのリフター20に載置されたホイールWを上方側から固定するホイールクランプ、40はホイールW及びチューブレスタイヤTが第1のサイズ(例えば小径サイズ)のとき、当該チューブレスタイヤTにエアーを充填するための筒形のインナーエアー充填ドーム、50はホイールW及びチューブレスタイヤTが第2のサイズ(例えば大径サイズ)のとき、当該チューブレスタイヤTにエアーを充填するための筒形のアウターエアー充填ドーム、60はその詳細は省略するが、アウターエアー充填ドーム30の上下動させるための上下動機構、200はホイールW及びチューブレスタイヤTが第3のサイズ(例えば超大径サイズ)のとき、当該チューブレスタイヤTにエアーを充填するための筒形のサードエアー充填ドームである。なお、各エアー充填ドーム40、50、200の全体を、小サイズ側にシフトさせて、例えば、第1のサイズを超小径サイズ、第2のサイズを小径サイズ、第3のサイズを大径サイズなどのように、組み換えることも適宜可能である。
本発明では、サードエアー充填ドーム200の追加設置により、図4に示すように、サードエアー充填ドーム200の上下動機構210がアウターエアー充填ドーム50側との間に設けてある。この上下動機構210の構成は、特に限定されないが、図4の場合、例えば、サードエアー充填ドーム200の上端側の一部に連結部材211を設ける一方、アウターエアー充填ドーム50側の上端寄りの外側にも連結部材212を設け、これらの間に油圧や空圧などのシリンダ機構213を連設することにより構成してある。なお、この上下動機構210は、少なくとも対向する2箇所、好ましくは、十字状に対向する4箇所に設けることが望ましい。
このシリンダ機構213の駆動により、そのシリンダロッド(伸縮ロッド)214が伸長すれば、後述する、図6の状態のように、サードエアー充填ドーム200は下降する。即ち、サードエアー充填ドーム200により、チューブレスタイヤTの上面側を押し下げ、エアを充填することができる。
また、本発明では、サードエアー充填ドーム200の追加設置により、図5に示すように、サードエアー充填ドーム200のロック手段220がアウターエアー充填ドーム50側との間に連設してある。このロック手段220の構成は、特に限定されないが、図5の場合、サードエアー充填ドーム200の一部、例えば、上端側の鍔部などをストッパー受け部201とする一方、アウターエアー充填ドーム50側の下端寄りの外側に概略L字型の連結部材221を設け、この連結部材221部分に、上記ストッパー受け部201に伸縮して係脱されるブロック体などからなる伸縮ストッパー部223を有する油圧や空圧などのシリンダ機構222により構成してある。
なお、このロック手段220は、サードエアー充填ドーム200の上下動機構210に対して、この異なる角度部分に設けてあり、少なくとも対向する2箇所、好ましくは、十字状に対向する4箇所に設けることが望ましい。
このシリンダ機構222の駆動により、そのシリンダロッド(伸縮ロッド)224が伸長すれば、後述する、図7の状態のように、シリンダロッド先端の伸縮ストッパー部223が、サードエアー充填ドーム200の上端側のストッパー受け部201と、アウターエアー充填ドーム50間、より正確には、その環状リング54の下面間に挿入されるため、サードエアー充填ドーム200がロックされる。
一方、上記リフター20は、その上端側に、ホイールWの底面側を受ける概略円錐台形状の受台21を設置すると共に、油圧や空圧などのシリンダ機構22などによって、上下動されるようになっている。このシリンダ機構22の可動側の上端部分を摺動可能に保持する筒形のシリンダホルダー部23は、複数の長尺ボルトなどからなる支持ロッド24などによって、固定されている。
このシリンダ機構22の一部には、受台21から垂下された回り止めロッド71とシリンダホルダー部23に取り付けられて回り止めロッド71が嵌合される回り止め受け72からなる回り止め機構70が設けてある。
このようにシリンダ機構22などによって、上下動するリフター20の上昇時の位置制御は、ホイールW及びチューブレスタイヤTのサイズによって幅(高さ)が異なるため、これに対応する必要があり、これは、例えばリフター側に設けたリフター位置制御機構80と、上記インナーエアー充填ドーム30の内側に設けた位置検出センサ部90によって行われる。
先ず、上記リフター位置制御機構80は、ホイールW及びチューブレスタイヤTのサイズが、上述した第2のサイズ(大径サイズ)、及び第3のサイズ(超大径サイズ)のときに対応するためのもので、受台21の底面側に取り付けたホルダーロッド81と、このホルダーロッド81から吊設された垂下ロッド82と、この垂下ロッド82の下端側に固着されると共に、複数のスイッチ押圧片などからなるセンサ駆動部(図示省略)が上下方向に移動可能に並列設置された昇降ストローク制御盤83と、上記シリンダホルダー部24部分などに固着されると共に、昇降ストローク制御盤83のセンサ駆動部に対応して、複数のリミットスイッチなどのセンサ(図示省略)が並列設置されたセンサ盤84と、昇降ストローク制御盤83のスタート位置、すなわち可動シリンダ23のスタート位置を検出するためのセンサ部85などからなる。
このリフター位置制御機構80では、予め各センサ駆動部の位置を、ホイールW及びチューブレスタイヤTの幾つかの種類の幅(高さ)に合わせて、複数の駆動位置を設定しておく。したがって、上記シリンダ機構22の上昇によって、受台21が上昇すると、これに伴って、昇降ストローク制御盤83も上昇するため、上記センサ駆動部がスイッチ盤84の対応するセンサに当接し、駆動され、リフター20の上昇は停止される。このとき、搬送されてきたホイールW及びチューブレスタイヤTの種類を当該搬送の段階などで検出し、この種類に応じる、センサ駆動部及びセンサのみが駆動するようになっている。
上記ホイールクランプ30は、その下端にセンター合わせ円錐部31を有すると共に、上記インナーエアー充填ドーム40の内部の中間底41のセンターを気密に貫通するクランプロッド32と、天井フレーム13の上方に立設されると共に、そのピストンロッドなどの駆動ロッド33aの下端が上記クランプロッド32の上端に連結されたシリンダなどの駆動手段33からなる。そして、リフター20の受台21上のホイールWの固定にあたっては、駆動手段33を駆動させて、駆動ロッド33aを下降させ、クランプロッド32の先端のセンター合わせ円錐部31をホイールWのセンター穴に挿入させて行う。
上記インナーエアー充填ドーム40は、上述したように、ホイールW及びチューブレスタイヤTが第1のサイズ(小径サイズ)のときに対応するためのもので、その内部には上記のように中間底41を有し、この中間底41には、内部にエアー供給路42aが形成されると共に、その上端が天井フレーム13に吊設された複数(4本)の立設ガイド部材42の下端が固着され、また、その下端の内側には、チューブレスタイヤTの上側周面を押し下げると共にシールするための環状リング43が取り付けてある。
そしてまた、このインナーエアー充填ドーム40の内部には、機枠10の上端側方などに設けたエアータンクなどのエアー供給手段100からの加圧エアーが立設ガイド部材42のエアー供給路42aを通じて供給充填されるようになっている。
上記アウターエアー充填ドーム50は、上述したように、ホイールW及びチューブレスタイヤTが第2のサイズ(大径サイズ)、及び後述する、第3のサイズ(超大径サイズ)のときに対応するためのもので、これは、上記インナーエアー充填ドーム40の外周に上下動可能に嵌め込れると共に、その天板51に固着された複数(4本)の摺動ガイド部52の軸方向の貫通穴に、上記立設ガイド部材42を軸受け53などを介して上下動自在に嵌め込んでなり、また、その下端の内側には、チューブレスタイヤTの上側周面を押し下げると共にシールするための環状リング54が取り付けてある。
このアウターエアー充填ドーム50の場合にも、その内部には、機枠10の上端側方などに設けたエアータンクなどのエアー供給手段100からの加圧エアーが立設ガイド部材42のエアー供給路42aを通じて供給充填されるようになっている。
このアウターエアー充填ドーム50の場合、不使用時には、上方に持ち上げられた形で、インナーエアー充填ドーム40の使用の邪魔とならないように、上記摺動ガイド部52なども含めた上下動機構60によってその上下動が切り替えられるようになっている。
上記インナーエアー充填ドーム40の内側に設けた位置検出センサ部90は、図2〜図3から明らかなように、その最下端にあって、上昇してくるホイールWの上面側と直接当接する検出部91と、この検出部91が取り付けられると共に、インナーエアー充填ドーム40の中間底41に装着されたエアーシリンダなどの弾性保持手段92から垂下されたピストンロンドなどの伸縮部に連結された垂下ロッド部93と、上記弾性保持手段92の外周に装着されて、垂下ロッド部93の動きを検知するセンサ部94とからなる。
次に、このような構成からなる車両用タイヤインフレータによって、サイズの異なるチューブレスタイヤTにエアーを充填する場合について説明する。
先ず、第1のサイズ(小径サイズ)のチューブレスタイヤTにエアーを充填する場合には、対象となるホイールW及びチューブレスタイヤTがコンベアなどのレール部材14、14に搬入された時点で、そのサイズを判定し、このデータに基づいて、ホイールW及び〜ューブレスタイヤTをリフター20の受台21側に搬送する。この搬送中に、アウターエアー充填ドーム50の上下動機構60を駆動させて、当該アウターエアー充填ドーム50を持ち上げた待機位置にする。
そして、ホイールW及びチューブレスタイヤTがリフター20の受台21上に達したら、レール部材14、14の移動を止め、リフター20を駆動させて、受台21を上昇させ、この上昇は、図2に示すように、ホイールWの上面側が上記位置検出センサ部90の検出部91に当接するまで行う。
このリフター20の上昇中には、ホイールクランプ30の駆動手段33を駆動させて、クランプロッド32先端のセンター合わせ円錐部31をホイールWのセンター穴に合わせて当接させる。この当接によって、ホイールW及びチューブレスタイヤTは受台21上に強固に固定されると同時に、チューブレスタイヤTの上側周面は、インナーエアー充填ドーム40の環状リング43により押し下げられ、ビード部周縁とホイール周縁との間にエアー充填口が形成される。
一方、このエアー充填口の形成工程中には、エアー供給手段100からの加圧エアーを、立設ガイド部材42のエアー供給路42aを通じて、インナーエアー充填ドーム40内に導き、充填させておく。したがって、上記エアー充填口の形成とほぼ同時に、加圧エアーはチューブレスタイヤT内に充填される。このエアー充填はほぼ2秒程度の間に行われる。このエアー充填により、チューブレスタイヤTのビード部周縁には大きな復元力が作用するため、エアー充填の終了とほぼ同時に、リフター20を下降させれば、エアー充填口は瞬時に閉じられる。
このエアー充填時、インナーエアー充填ドーム40側には、数トンから十数トンもの大きな荷重が負荷されるものの、当該インナーエアー充填ドーム40は、上記天井フレーム13に固着された複数(4本)の立設ガイド部材42によって保持されているため、位置ずれが生じたり、持ち上げられたりすることもなく、安定した動作が得られる。
因に、このタイヤインフレータにおける全工程は、ほぼ10秒以内にその全ての動作が完了する。
次に、第2のサイズ(大径サイズ)のチューブレスタイヤTにエアーを充填する場合には、上記第1のサイズ(小径サイズ)の場合と同様にして、ホイールW及びチューブレスタイヤTをリフター20の受台21側に搬送する。この搬送中に、アウターエアー充填ドーム50の上下動機構60を駆動させ、当該アウターエアー充填ドーム50を押し下げて、エアー充填位置にする。このエアー充填位置への切り替えも、ホイールW及びチューブレスタイヤTの搬送時間中に行え、ほぼ2秒以内に完了する。
そして、ホイールW及びチューブレスタイヤTがリフター20の受台21上に達したら、レール部材14、14の移動を止め、リフター20を駆動させて、受台21を上昇させ、この上昇は、リフター位置制御機構80によって制御し、ホイールW及びチューブレスタイヤTの種類の幅(高さ)に合わせて設定したおいた、高さに達するまで行う。
このリフター20の上昇中には、ホイールクランプ30の駆動手段33を駆動させて、クランプロッド32先端のセンター合わせ円錐部31をホイールWのセンター穴に合わせて当接させる。この当接によって、ホイールW及びチューブレスタイヤTは受台21上に強固に固定されると同時に、チューブレスタイヤTの上側周面は、アウターエアー充填ドーム50の環状リング54により押し下げられ、ビード部周縁とホイール周縁との間にエアー充填口が形成される。
一方、このエアー充填口の形成工程中には、エアー供給手段100からの加圧エアーを、立設ガイド部材42のエアー供給路42a及びインナーエアー充填ドーム40を通じて、アウターエアー充填ドーム50の環状リング54内に導き、充填させておく。
したがって、上記エアー充填口の形成とほぼ同時に、加圧エアーはチューブレスタイヤT内に充填される。このエアー充填はほぼ2秒程度の間に行われる。
このエアー充填により、チューブレスタイヤTのビード部周縁には大きな復元力が作用するため、エアー充填の終了とほぼ同時に、リフター20を下降させれば、エアー充填口は瞬時に閉じられる。
このエアー充填時、アウターエアー充填ドーム50側には、やはり数トンから十数トンもの大きな荷重が負荷されるものの、当該アウターエアー充填ドーム50の下がった状態の複数(4本)の摺動ガイド部52の上端面と立設ガイド部材42の天井フレーム13側の基端部との間の隙間部分には、アウターエアー充填ドーム50の上下動機構60をなす構成部品が介在されているため、アウターエアー充填ドーム50の持ち上がりやガタ付きは、ほぼ完全に防止され、安定した動作が得られる。
因に、このタイヤインフレータにおける全工程は、やはりほぼ10秒以内にその全ての動作が完了する。
さらに、第3のサイズ(超大径サイズ)のチューブレスタイヤTにエアーを充填する場合には、上記第2のサイズ(大径サイズ)の場合と同様にして、ホイールW及びチューブレスタイヤTをリフター20の受台21側に搬送する。この搬送中に、アウターエアー充填ドーム50の上下動機構60を駆動させ、当該アウターエアー充填ドーム50を途中の適宜位置まで押し下げる一方、この位置から、サードエアー充填ドーム200のシリンダ機構213の駆動により、そのシリンダロッド(伸縮ロッド)214を伸長させて、図6に示すように、サードエアー充填ドーム200を押し下げて、エアー充填位置にする。
また、サードエアー充填ドーム200のエアー充填位置への押し下げと同時に、図7に示すように、サードエアー充填ドーム200のロック手段220を駆動させて、その伸縮ストッパー部223を、サードエアー充填ドーム200のストッパー受け部201に係止させてロックする。これらのエアー充填位置への切り替えも、ホイールW及びチューブレスタイヤTの搬送時間中に行え、ほぼ2秒以内に完了する。
この後、アウターエアー充填ドーム50の場合と同様、ホイールW及びチューブレスタイヤTがリフター20の受台21上に達したら、レール部材14、14の移動を止め、リフター20を駆動させて、受台21を上昇させ、この上昇は、リフター位置制御機構80によって制御し、ホイールW及びチューブレスタイヤTの種類の幅(高さ)に合わせて設定したおいた、高さに達するまで行う。
このリフター20の上昇中には、ホイールクランプ30の駆動手段33を駆動させて、クランプロッド32先端のセンター合わせ円錐部31をホイールWのセンター穴に合わせて当接させる。この当接によって、ホイールW及びチューブレスタイヤTは受台21上に強固に固定されると同時に、チューブレスタイヤTの上側周面は、サードエアー充填ドーム200の下端により押し下げられ、ビード部周縁とホイール周縁との間にエアー充填口が形成される。
一方、このエアー充填口の形成工程中には、エアー供給手段100からの加圧エアーを、立設ガイド部材42のエアー供給路42a及びインナーエアー充填ドーム40を通じて、サードエアー充填ドーム200内に導き、充填させておく。
したがって、上記エアー充填口の形成とほぼ同時に、加圧エアーはチューブレスタイヤT内に充填される。このエアー充填はほぼ2秒程度の間に行われる。
このエアー充填により、チューブレスタイヤTのビード部周縁には大きな復元力が作用するため、エアー充填の終了とほぼ同時に、リフター20を下降させれば、エアー充填口は瞬時に閉じられる。
このエアー充填時、サードエアー充填ドーム200側には、やはり数トンから十数トンもの大きな荷重が負荷されるものの、サードエアー充填ドーム200自体がロック手段220によりロックされると同時に、前記アウターエアー充填ドーム50の下がった状態の複数(4本)の摺動ガイド部52の上端面と立設ガイド部材42の天井フレーム13側の基端部との間の隙間部分には、アウターエアー充填ドーム50の上下動機構60をなす構成部品が介在されているため、サードエアー充填ドーム200及びアウターエアー充填ドーム50の持ち上がりやガタ付きは、ほぼ完全に防止され、安定した動作が得られる。
因に、このタイヤインフレータにおける全工程も、アウターエアー充填ドーム50の上下動とサードエアー充填ドーム200の上下動を連動して開始させるようにすれば、上記ど同様、ほぼ10秒以内にその全ての動作が完了する。
このサードエアー充填ドーム200によるエアー充填後は、ロック手段220を駆動させて、その伸縮ストッパー部223を収縮させてロックを解除し、その上下動機構210により持ち上げ、アウターエアー充填ドーム50側の元の位置る戻す。この後、アウターエアー充填ドーム50側の上下動機構60により、アウターエアー充填ドーム50も上昇させ、エアー充填済みのチューブレスタイヤT及びホイールWを搬送すぱばよい。
なお、本発明では、サードエアー充填ドーム200の上下動ストークを大きく設定すれば、このドーム動作を、アウターエアー充填ドーム50の上下動と独立して行うことも可能である。
本発明に係る車両用タイヤインフレータの全体を示すと共に、上半部分のアウターエアー充填ドームの左右の動作状態を違えた部分縦断側面図である。 図1の上半部分の拡大になり、第1のサイズ(小径サイズ)のチューブレスタイヤのエアー充填工程を示した拡大部分縦断側面図である。 図1の上半部分の拡大になり、第2のサイズ(大径サイズ)のチューブレスタイヤのエアー充填工程を示した部分拡大縦断側面図である。 図1の車両用タイヤインフレータにおけるサードエアー充填ドーム部分とその上下動機構を示した拡大部分縦断側面図である。 図1の車両用タイヤインフレータにおけるサードエアー充填ドーム部分とそのロック手段を示した拡大部分縦断側面図である。 図1の上半部分の拡大になり、第3のサイズ(超大径サイズ)のチューブレスタイヤのエアー充填工程を示した部分拡大縦断側面図である。 図6のエアー充填工程におけるロック手段によるロック状態を示した拡大部分縦断側面図である。
符号の説明
10・・・機枠、20・・・リフター、30・・・ホイールクランプ、40・・・インナーエアー充填ドーム、50・・・アウターエアー充填ドーム、60・・・アウターエアー充填ドームの上下動機構、200・・・サードエアー充填ドーム、201・・・ストッパー受け部、210・・・上下動機構、213・・・シリンダ機構、220・・・ロック手段、222・・・シリンダ機構、223・・・伸縮ストッパー部

Claims (3)

  1. ホイールを載置して上下動するリフターの上方で、加圧空気が供給可能に設置され、かつ前記ホイールにマウンテイングされた第1のサイズのチューブレスタイヤの上側周面を押し下げ、当該チューブレスタイヤのビード部周縁と前記ホイール周縁との間にエアー充填口を形成可能にした筒形のインナーエアー充填ドームと、当該インナーエアー充填ドームの外側の上方で上下動可能で、かつ加圧空気が供給可能に設置され、さらにその下降時前記ホイールにマウンテイングされた第2のサイズのチューブレスタイヤの上側周面を押し下げ、当該チューブレスタイヤのビード部周縁と前記ホイール周縁との間にエアー充填口を形成可能にした筒形のアウターエアー充填ドームとを備えた車両用タイヤインフレータにおいて、
    前記アウターエアー充填ドームの外側で上下動可能で、かつ加圧空気が供給可能に設置され、さらにその下降時前記ホイールにマウンテイングされた第3のサイズのチューブレスタイヤの上側周面を押し下げ、当該チューブレスタイヤのビード部周縁と前記ホイール周縁との間にエアー充填口を形成可能にした筒形のサードエアー充填ドームを付設したことを特徴とする車両用タイヤインフレータ。
  2. 前記サードエアー充填ドームと前記アウターエアー充填ドーム側との間に上下動機構を設け、当該上下動機構により、前記サードエアー充填ドームを上下動させることを特徴とする請求項1記載の車両用タイヤインフレータ。
  3. 前記サードエアー充填ドームの一部をストッパー受け部とする一方、当該ストッパー受け部に伸縮して係脱される伸縮ストッパー部を有するロック手段を、前記アウターエアー充填ドーム側との間に連設させたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用タイヤインフレータ。
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