JP2005238529A - フレキシブルコンテナ用積層シート及びそれからなるフレキシブルコンテナ - Google Patents

フレキシブルコンテナ用積層シート及びそれからなるフレキシブルコンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP2005238529A
JP2005238529A JP2004048873A JP2004048873A JP2005238529A JP 2005238529 A JP2005238529 A JP 2005238529A JP 2004048873 A JP2004048873 A JP 2004048873A JP 2004048873 A JP2004048873 A JP 2004048873A JP 2005238529 A JP2005238529 A JP 2005238529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible container
laminated sheet
weight
woven
polyethylene terephthalate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004048873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4348211B2 (ja
Inventor
Masuo Yabuki
増男 矢吹
Hiroshi Miyake
弘 三宅
Shingo Koda
真吾 幸田
Hitoshi Ito
均 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hagiwara Industries Inc
Tosoh Corp
Original Assignee
Hagiwara Industries Inc
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hagiwara Industries Inc, Tosoh Corp filed Critical Hagiwara Industries Inc
Priority to JP2004048873A priority Critical patent/JP4348211B2/ja
Publication of JP2005238529A publication Critical patent/JP2005238529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4348211B2 publication Critical patent/JP4348211B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

【課題】 耐熱性を有し、高強度で、かつ、ラミネート層と織布との接着性が良好で、しかも廃棄時の環境汚染問題を解決することができ、フレキシブルコンテナ用に適する柔軟性を有するフレキシブルコンテナ用積層シート及びそれからなるフレキシブルコンテナを提供すること。
【解決手段】 ポリエチレンテレフタレートからなる延伸糸を用いた織編布の少なくとも片面に、下記(A)及び(B)からなるポリオレフィン系樹脂組成物の被覆層を積層してなるフレキシブルコンテナ用積層シートとする。
(A)ポリオレフィン系樹脂95〜99.99重量%
(B)エポキシ基に由来するオキシラン酸素量が4重量%以上であり、ゲル浸透クロマトグラフィで求めた重量平均分子量が100〜50000であるエポキシ化合物0.01〜5重量%
【選択図】 なし

Description

本発明は、フレキシブルコンテナ用積層シート及びフレキシブルコンテナに関するものであり、特に高強度で柔軟性を有する、ポリエチレンテレフタレートからなる延伸糸を用いた織編布に特定のポリオレフィン系樹脂組成物の被覆層を積層してなるフレキシブルコンテナ用積層シート及びそれからなるフレキシブルコンテナに関するものである。
フレキシブルコンテナは、柔軟性材料から折り畳み可能な袋体に形成され、この袋体に吊り上げ用の吊り部と内容物の注入・排出を行うための開口部とが設けられて、長期間繰り返し使用することができ、かつ内容物を充填していないときは小さく折り畳んで格納することができるような特性を有している。
上記フレキシブルコンテナ原反として、ナイロンやポリエステル繊維からなる基布にポリ塩化ビニルなどを積層したターポリンが多用されている。しかし、積層したポリ塩化ビニルは可塑剤のブリードにより汚れやすく、焼却時に有毒ガスが発生するという欠点などがあった。また、ポリ塩化ビニルの代わりにポリオレフィンを積層してもナイロンやポリエステルとポリオレフィンは接着性が不良で十分な剥離強力は得られないという問題があり、十分な接着性を得るにはアンカーコート剤の塗布が必要である。
そこで、近年、フィラメント成形性にすぐれ、高強力な延伸糸の得られるポリオレフィンを用いて、ポリプロピレン製マルチフィラメントとポリエチレン製マルチフィラメントからなる基布にエチレン・酢酸ビニル共重合体を押出ラミネート法により積層した積層シートが用いられている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、ポリオレフィンからなるフレキシブルコンテナは、高温の充填物を直接フレキシブルコンテナに充填すると耐熱性が十分でなく、耐熱性を必要とするフレキシブルコンテナとして耐熱性に優れたポリエステル製の延伸糸からなる織布の少なくとも片面にポリエステル系樹脂あるいはそれを含有する樹脂組成物の被覆層をラミネートした積層シート(例えば、特許文献2〜6)が提案されている。このうち、特許文献3及び4においては、ポリエチレンテレフタレート50〜90重量%、ポリオレフィン5〜45重量%及びエポキシ基含有エチレン共重合体からなる樹脂組成物の被覆層をラミネートした積層シートが記載されている。
しかしながら、上記で得られるポリエステル製の延伸糸からなる織布の少なくとも片面にポリエステル系樹脂あるいはそれを含有する樹脂組成物の被覆層をラミネートした積層シートをフレキシブルコンテナに用いた場合には、被覆層と織布との接着が不十分で強度や耐久性に劣るばかりでなく、積層シートが硬くて、柔軟性に乏しく、フレキシブルコンテナとして上記特性を満足しえないという問題があった。
特開平7−54239号公報(2−4頁) 特開平11−165788号公報(2−4頁) 特開2002−67249号公報(2−5頁) 特開2002−67250号公報(2−5頁) 特開2002−67251号公報(2−5頁) 特開2002−67252号公報(2−5頁)
本発明の目的は、耐熱性を有し、高強度で、かつ、ラミネート層と織布との接着性が良好で、しかも廃棄時の環境汚染問題を解決することができ、フレキシブルコンテナ用に適する柔軟性を有するフレキシブルコンテナ用積層シート及びそれからなるフレキシブルコンテナを提供することにある。
本発明者は、上記問題点を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、ポリエチレンテレフタレートからなる延伸糸を用いた織編布の少なくとも片面に特定のポリオレフィン樹脂組成物の被覆層を積層することにより、十分な接着性を有し、かつ、柔軟性があり、加工性に優れたフレキシブルコンテナが得られることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、ポリエチレンテレフタレートからなる延伸糸を用いた織編布の少なくとも片面に、下記(A)及び(B)からなるポリオレフィン系樹脂組成物の被覆層を積層してなるフレキシブルコンテナ用積層シートである。
(A)ポリオレフィン系樹脂95〜99.99重量%
(B)エポキシ基に由来するオキシラン酸素量が4重量%以上であり、ゲル浸透クロマトグラフィで求めた重量平均分子量が100〜50000であるエポキシ化合物0.01〜5重量%
このとき、前記織編布が、ポリエチレンテレフタレートを50重量%以上含有することが好ましく、フラットヤーンを経糸と緯糸に用いた織布であることも好ましい。(A)ポリオレフィン系樹脂が、下記(1)〜(3)を満たすことも好ましく、(B)エポキシ化合物の、ゲル浸透クロマトグラフィで求めた重量平均分子量が4000〜50000であることも好ましい。
(1)JIS K6922−1(1999年)に準拠し測定したメルトマスフローレートが1〜50g/10min
(2)JIS K6922−1(1999年)に準拠し測定した密度が880〜960kg/m
(3)JIS K6922−1(1999年)に用いられるメルトインデクサーを用い、235℃、押出量3g/分で測定したスウェル比が1.0〜2.5
更に、上記フレキシブルコンテナ用積層シートからなるフレキシブルコンテナを提供することによっても本発明の課題は解決される。
以上説明したように、本発明のフレキシブルコンテナ用積層シートは、ポリエチレンテレフタレートからなる織編布の少なくとも片面に、特定のポリオレフィン系樹脂組成物のラミネート層を積層することにより、高強度で、かつ、柔軟性及び加工性に優れたフレキシブルコンテナ用積層シート及びフレキシブルコンテナが得られる。
以下、本発明につき詳細に説明する。
本発明において、織編布の原料としては、ポリエチレンテレフタレートのみを用いても良いが、ポリエチレンテレフタレートを主成分、例えば、50重量%以上を含有し、これに他の樹脂、例えば、ポリブチレンテレフタレートや線状低密度ポリエチレン等を配合して用いると、成形性、柔軟性及び強度が改善されるので好ましい。
ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと称す。)とは、酸成分としてテレフタル酸又はテレフタル酸誘導体と、グリコール成分としてエチレングリコールとを重縮合させて得られる重合体であって、そのテレフタル酸成分及び/又はエチレングリコール成分の一部を共重合成分で置き換えた共重合体も包含する。上記ポリエチレンテレフタレートとしては、再生PET樹脂が好適に使用できる。再生PET樹脂は、通常、ポリエチレンテレフタレート製飲料用容器(通称ペットボトル)を破砕し、再ペレット化して用いるもので、再ペレット化工程において、吸水や熱履歴などにより低下した固有粘度(η値)を固相重合で調整して使用することができる。また、再生PET樹脂は、バージンのポリエチレンテレフタレートと適宜混合して使用できる。
上記PETの固有粘度[η]は0.4〜1.5が延伸糸の引張強度が高く、かつ延伸糸の縦割れや延伸糸を成形する際の糸切れが生じないため好ましく、0.6〜1.1がより好ましい。
また、場合によっては混合してもよいポリブチレンテレフタレート(以下、PBTと略記することがある)とは、酸成分としてテレフタル酸又はテレフタル酸誘導体と、グリコール成分としてテトラメチレングリコールとを重縮合させて得られる重合体であって、そのテレフタル酸成分及び/又はテトラメチレングリコール成分の一部を共重合成分で置き換えた共重合体も包含する。
上記PBTの固有粘度[η]は0.6〜1.8が延伸糸の縦割れが生じにくくかつ延伸糸を成形する際の成形性が良好であり好ましく、0.8〜1.5がより好ましい。
さらに、場合により、第3成分を配合してもよい。第3成分としては、特定するものではないが、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・1−ブテン共重合体、エチレン・1−へキセン共重合体、エチレン・1−オクテン共重合体、エチレン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、エチレン・メタクリル酸エステル共重合体等のエチレン系重合体、ポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・1−ブテン共重合体、ポリ1−ブテン、ポリ1−ヘキセン、ポリ4−メチル−1−ペンテン等のポリオレフィン系樹脂、ナイロン−6、ナイロン−11、ナイロン−66等のポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が例示される。この内、ポリオレフィン系樹脂が成形性や糸割れ性防止に対し最も好ましい。
上記エチレン・α−オレフィン共重合体の製造方法は特に限定されないが、特開昭58−19309号公報、特開昭59−95292号公報、特開昭60−35005号公報、特開昭60−35006号公報、特開昭60−35007号公報、特開昭60−35008号公報、特開昭60−35009号公報などに記載されているメタロセン触媒を使用してエチレンとα−オレフィンを共重合させて得ることもできる。
上記のPETとPBTとの配合割合は、PET50〜90重量%とPBT10〜50重量%の範囲が延伸糸の柔軟性や延伸糸の縦割れが生じ難いこと、更には延伸糸の成形性に優れること等から好ましく、より好ましくはPET60〜85重量%とPBT15〜40重量%の範囲である。
本発明において、延伸糸とは、上記ポリエチレンテレフタレート又はその組成物を用いて延伸効果により高強力を備えていればよく、延伸糸の形態としては、モノフィラメント、マルチフィラメント、フラットヤーンなどいずれも使用できる。延伸糸の製造方法は特に限定されるものではなく、公知の技術を採用すればよい。柔軟性の点からは、マルチフィラメントあるいはフラットヤーンが好ましい。なかでも、軽量性や縫製加工性を考慮すれば、フラットヤーンを使用することが最も好ましい。また、フラットヤーンからなる織布は表面がフラットで平滑であるために、マルチフィラメントからなる織編布に比べて、被覆層に対する接着性が低下しやすい傾向があるため、本発明で使用される接着性の良好な樹脂組成物で被覆する利益が大きい。
上記フラットヤーンの製造法として、例えば、ポリエチレンテレフタレート又はその組成物を押出機より260〜290℃で溶融押出し、インフレーション法又はTダイ法によりフィルムを形成し、冷却固化後、スリットして延伸し、緩和熱処理を行ってフラットヤーンを得ることができる。延伸は、通常、2段延伸が好ましく、第1段延伸として60〜120℃で3〜6倍に延伸し、第2段延伸として150〜200℃で2〜3倍に延伸し、その後180〜220℃で緩和熱処理を行なう。なお、原料ポリエステルは、押出機投入前に乾燥機を用いて150〜160℃で、4〜5時間乾燥するのが好ましい。
上記延伸糸の繊度としては、500〜5000デシテクス(dt)の範囲であることが基布としても引張強度等の機械的特性や得られたフレキシブルコンテナの柔軟性の点で好ましく、より好ましくは1000〜3000dtの範囲である。
本発明においては、上記ポリエチレンテレフタレートからなる延伸糸を用いて織編布を形成する。織布の織組織としては、平織、綾織、絡み織、模紗織など種々の形状が使用され、編布としては、横編み、縦編みいずれでもよく、具体的にはトリコット編、ミラニーズ編、ラッセル編等が挙げられる。なかでも、ポリエチレンテレフタレートからなる延伸糸を経糸及び緯糸に用いて織製された織布が好適に使用される。
本発明で使用する織布の打込密度は、5〜40本/2.54cmの範囲であることが好ましく、より好ましくは10〜20本/2.54cmの範囲である。また、本発明で使用する織編布の目付量としては、100〜500g/mの範囲であることが好ましく、より好ましくは150〜300g/mの範囲である。
本発明のフレキシブルコンテナ用積層シートを構成する(A)ポリオレフィン系樹脂は、エチレン、プロピレン、1−ブテンなど炭素数2〜12のα−オレフィンの単独重合体もしくは共重合体等のことを示す。例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・1−ブテン共重合体、エチレン・1−へキセン共重合体、エチレン・1−オクテン共重合体、エチレン・4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、エチレン・メタクリル酸エステル共重合体等のエチレン系重合体、ポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・1−ブテン共重合体、ポリ1−ブテン、ポリ1−ヘキセン、ポリ4−メチル−1−ペンテン等が挙げられ、これらポリオレフィン樹脂は、1種単独又は2種以上の組み合わせで用いてもよい。
本発明にて用いられる(A)ポリオレフィン系樹脂は、特に下記物性を示すものが好適である。
(1)JIS K6922−1(1999年)に準拠し測定したメルトマスフローレート(以下、MFRと記す)が1〜50g/10minの物性を示すものが押出ラミネート成形性に優れ好ましい。
(2)JIS K6922−1(1999年)に準拠し測定した密度が880〜960kg/mを示すものが耐熱性と柔軟性のバランスに優れるため好ましい。
(3)JIS K6922−1(1999年)で使用されるメルトインデクサーを用い、測定条件を温度235℃、押出量3g/分により押出されたストランドの径(D)をメルトインデクサーのオリフィス径(D0)で除して得られるスウェル比が1.0〜2.5を示すものが、押出ラミネート加工性に優れるため好ましい。
本発明にて用いられる(A)ポリオレフィン系樹脂の重合方法は、特に限定するものではなく、高圧法低密度ポリエチレンやエチレン・酢酸ビニル共重合体等の場合、例えば高圧法によるラジカル重合法を挙げることができ、エチレン・1−ブテン共重合体やエチレン・1−へキセン共重合体、ポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合体、ポリ1−ブテン等の場合、チーグラーナッタ触媒やメタロセン触媒を用いた気相法、溶液法、高圧法等の重合法を挙げることができる。
本発明のフレキシブルコンテナ用積層シートを構成する(B)エポキシ化合物は、オキシラン酸素量が4重量%以上のものである。オキシラン酸素量の測定方法は、村井孝一編著、「可塑剤−その理論と応用」幸書房出版、1973年3月1日発行、664頁等に記載されている方法が例示される。オキシラン酸素が4重量%未満では、ポリエチレンテレフタレートからなる織編布との接着性が劣り好ましくない。
本発明に用いられる(B)エポキシ化合物は、ゲル浸透クロマトグラフィを用いて、以下に示す条件下で測定し、単分散ポリスチレンでユニバーサルな検量線を測定し、直鎖のポリエチレンの分子量として計算した重量平均分子量(以下、Mwと記す。)が100〜50000を示すものであり、好ましくはMwが4000〜50000を示すものである。
機種:東ソー HLC−8120GPC、SC8020
溶媒:テトラヒドロフラン
流速:1ml/min
温度:40℃
測定濃度:1mg/ml
注入量:100μl
カラム:東ソー製 TSKgel GMH HR−H 2本
重量平均分子量が100未満の場合、押出ラミネート加工に供した際、(B)エポキシ化合物の空気中への飛散量が多くなり、ポリエチレンテレフタレートからなる織編布との接着性が悪化する。重量平均分子量が50000を超える場合、(B)エポキシ化合物がポリエチレンテレフタレートからなる織編布と前記ポリオレフィン系樹脂組成物の界面に滲出しなくなり接着性が悪化する。
また、重量平均分子量が4000〜50000の場合、押出ラミネート加工に供し得られた積層体の接着性が該押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物層の厚みに依存して変動しにくくなるので、該接着性組成物層の厚みによりエポキシ化合物の添加量を頻繁に変更する必要がなくなり、押出ラミネート生産性が上がり、特に好ましい。
本発明に用いられる(B)エポキシ化合物は、50℃以下において液体であることがポリエチレンテレフタレートからなる織編布との接着性に優れ、好ましい。
本発明に用いられる(B)エポキシ化合物は、例えばエポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等のエポキシ化植物油、エポキシ化ポリブタジエン、エポキシ化ポリイソプレンなどのエポキシ化ゴム、グリシジルメタクリレート等グリシジルエステルの単独重合体、グリシジルメタクリレート等のグリシジルエステルとスチレン、アクリル酸、アクリル酸エステル等不飽和二重結合を有するモノマーとの共重合体、フタル酸ジグリシジルエステル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、ビスフェノールA−エピクロロヒドリン型エポキシ樹脂等が挙げられる。
上記構造及び性能を有する(B)エポキシ化合物として、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、液状エポキシ化ポリブタジエンが最も好ましい。液状エポキシ化ポリブタジエンを形成する液状ポリブタジエンは、1,2−ポリブタジエンもしくは1,4−ポリブタジエンのいずれでもよい。
本発明にて用いられる(A)ポリオレフィン樹脂、(B)エポキシ化合物の配合割合は、(A)ポリオレフィン樹脂が95〜99.99重量%、(B)エポキシ化合物0.01〜5重量%である。(B)エポキシ化合物の配合割合が0.01重量%未満の場合、ポリエチレンテレフタレートからなる織編布との接着性が悪いため好ましくなく、5重量%を超える場合、該エポキシ化合物がフレキシブルコンテナ用積層シートの表面にブリードし過ぎ、表面がべたつくため好ましくない。
上記織編布の少なくとも片面にポリオレフィン系樹脂組成物層によるラミネート層を設けるにあたり、予め織編布の表面にコロナ放電処理の表面処理を施すことにより、接着性が向上するので、好ましい。コロナ放電処理は、通常用いられている処理条件、例えば、電極先端と被処理基布間の距離0.2〜5mmの条件で、被処理物である織編布の表面1m当たり5〜100w・分の範囲のコロナ放電処理強度で行うことが接着性の点で好ましい。
押出ラミネート法においては、ポリオレフィン系樹脂組成物の溶融温度は250〜350℃の範囲が好ましい。250℃以上という、比較的高温で押出成形することによって、高速での押出ラミネーション操作が円滑に行われる。しかも、高温で押出すことによって、押出された直後のポリオレフィン系樹脂組成物からなる溶融体の表面が適度に酸化されて、ポリエチレンテレフタレートからなる織編布に対する接着性が改善される効果も期待できる。ポリオレフィン系樹脂組成物の溶融温度はより好適には270℃以上であり、さらに好適には290℃以上である。一方、ポリオレフィン系樹脂組成物の溶融温度が高すぎる場合には、当該樹脂組成物が熱劣化するおそれがあり、より好適には330℃以下、さらに好適には310℃以下である。
押出ラミネートに際しては、ポリエチレンテレフタレートからなる織編布の表面にポリオレフィン系樹脂組成物の溶融体がコーティングされてから瞬時に冷却ロールに導かれる。冷却ロールの表面温度は10〜50℃の範囲が好ましい。ダイリップから冷却ロールによる押圧部までのエアギャップは50cm以下であることが好ましく、また、基材シートの引き取り速度は30〜150m/分であることも好ましい。このような条件で押出ラミネートすることによって、高温で押出された溶融体が、高温のままで織編布の表面まで導かれ、結果として層間接着性の良好なコーティング皮膜を形成することが可能である。また溶融状態のポリオレフィン系樹脂組成物の織編布と接する面にオゾンガスを吹き付け、接着性能を向上させることもできる。
上記ラミネート層の厚みとしては、10〜150μmの範囲が接着性や得られたフレキシブルコンテナ用積層シートの柔軟性の点で好ましく、より好ましくは30〜100μmの範囲である。積層シートの目付量としては、150〜800g/mの範囲であることが好ましく、より好ましくは200〜500g/mの範囲である。
本発明において、ポリオレフィン系樹脂組成物に対しては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、滑剤、帯電防止剤、顔料、難燃剤、架橋剤、発泡剤、核剤等の添加剤を本発明の特性を本質的に阻害しない範囲で添加することができる。
本発明の積層シートは、食品、穀物、肥料、化学薬品、あるいは合成樹脂等の粉状もしくは粒状の輸送袋として利用されているフレキシブルコンテナに使用することができる。
フレキシブルコンテナは、その形状は特に限定されるものではなく、縫製、高周波溶着、熱溶着により形成することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
以下に、物性、加工性の測定方法と評価方法を示す。
(イ)メルトマスフローレート(MFR)
JIS K6922−1(1999年)に準拠。
(ロ)密度
JIS K6922−1(1999年)に準拠。
(ハ)スウェル比
JIS K6922−1(1999年)で使用されるメルトインデクサーを用い、温度235℃、押出量3g/分の条件にて装置に充填された樹脂をオリフィスより押出し、オリフィス直下に設置したメタノールを入れたメスシリンダーでストランド状の押出物を採取した。ストランドの径(D)をメルトインデクサーのオリフィス径(D0)で除し、スウェル比を求めた。
(ニ)重量平均分子量
ゲル浸透クロマトグラフィを用いて、以下に示す条件下で測定し、単分散ポリスチレンでユニバーサルな検量線を測定し、直鎖のポリエチレンの分子量として計算した重量平均分子量(以下、Mwと記す。)を求めた。
機種:東ソー HLC−8120GPC、SC8020
溶媒:テトラヒドロフラン
流速:1ml/min
温度:40℃
測定濃度:1mg/ml
注入量:100μl
カラム:東ソー製 TSKgel GMH HR−H 2本
(ホ)接着性
平織基布とポリオレフィン系樹脂組成物の層間を剥離し、引張試験機(島津製作所(株)製、商品名オートグラフDCS500)を用い、サンプル巾15mm、剥離速度300mm/分、180度剥離での剥離強度を測定し、該剥離強度を接着強度とした。
(ヘ)ヒートシール強度
実施例により得られた積層シートのポリオレフィン樹脂組成物面同士を重ね合わせ、圧力0.2MPa、時間1秒、シール温度160℃の条件で、ヒートシールバーにより押さえてヒートシールを行った。そして、該ヒートシール部分を、引張試験機(島津製作所(株)製、商品名オートグラフDCS500)を用い、サンプル巾15mm、剥離速度300mm/分、180度剥離での剥離強度を測定し、該剥離強度をヒートシール強度とした。
実施例1
再生ポリエチレンテレフタレート(根来産業製、商品名「HRN−00N−N」;固有粘度=0.7dl/g)100重量%を押出機で溶融温度270℃で押出し、Tダイを用いてチルロール冷却方式で冷却してフィルムを形成し、冷却固化したフィルムを8mm幅にスリットした後、第1段延伸を90℃で倍率4倍で延伸し、ついで第2段延伸を190℃で倍率2倍で延伸後、200℃で緩和熱処理を行って繊度2000dtのフラットヤーンを形成した。上記フラットヤーンを用いて打込密度14×14本/2.54cmで基布としての平織りの織編布を形成した。その目付量は220g/mであった。
上記基布の片面に処理量20w・分でコロナ放電処理を行った後、(A)ポリオレフィン系樹脂として低密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ペトロセン203;MFR=8g/10min、密度=919kg/m、スウェル比1.9である)99.8重量%及び(B)エポキシ化ポリブタジエン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エポリードPB3600;オキシラン酸素量=8重量%、重量平均分子量=37000、融点20℃以下)0.2重量%からなるポリオレフィン系樹脂組成物を用いて、押出ラミネート法により押出温度305℃、冷却ロール表面温度30℃、厚み40μmでポリオレフィン系樹脂組成物層のラミネート層を形成しフレキシブルコンテナ用積層シートを得た。このときのダイリップから冷却ロールによる押圧部までのエアギャップは17cmであり、シートの引き取り速度は50m/分であった。得られた積層シートの目付量は257g/m、引張強さは1440N/5cmであった。
得られたシートの接着強度は3.0N/15mm巾であり、ヒートシール強度は14.5N/15mm巾であった。上記シートを縫製によりフレキシブルコンテナを得た。このポリエステル製フレキシブルコンテナは、高強力で、フレキシブルコンテナ用に適する柔軟性を有しており、フレキシブルコンテナとして好適に使用された。
実施例2
(A)ポリオレフィン系樹脂として低密度ポリエチレン(東ソー(株)製 商品名ペトロセン203;MFR=8g/10min、密度=919kg/m、スウェル比1.9である)の代わりに、エチレン・1−ヘキセン共重合体(東ソー(株)製 商品名ニポロンZ TZ420;MFR=10g/10min、密度=912kg/m、スウェル比1.5)を用いた以外は実施例1と同様にしてフレキシブルコンテナ用積層シート及びフレキシブルコンテナを得た。
得られたシートの接着強度は3.0N/15mm巾であり、ヒートシール強度は22.5N/mm巾であった。このポリエステル製フレキシブルコンテナは、高強力で、フレキシブルコンテナ用に適する柔軟性を有しており、フレキシブルコンテナとして好適に使用された。
実施例3
(B)エポキシ化合物として、エポキシ化ポリブタジエン(ダイセル化学工業(株)製 商品名エポリードPB3600;オキシラン酸素量=8重量%、重量平均分子量=37000、融点20℃以下)の代わりに、エポキシ化大豆油(旭電化工業製 商品名アデカサイザーO−130P;オキシラン酸素量=7重量%、重量平均分子量=1300、融点20℃以下)を用いた以外は実施例1と同様にしてフレキシブルコンテナ用積層シート及びフレキシブルコンテナを得た。
得られたシートの接着強度は1.5N/15mm巾であり、ヒートシール強度は12.5N/mm巾であった。このポリエステル製フレキシブルコンテナは、高強力で、フレキシブルコンテナ用に適する柔軟性を有しており、フレキシブルコンテナとして好適に使用された。
実施例4
再生ポリエチレンテレフタレート(根来産業製、商品名「HRN−00N−N」;固有粘度=0.7dl/g)100重量%の代わりに、再生ポリエチレンテレフタレート(根来産業製、商品名「HRN−00N−N」;固有粘度=0.7dl/g)70重量%、及び固有粘度[η]が0.85のポリブチレンテレフタレート樹脂(カネボウ製、商品名「PBT128」;固有粘度=0.85dl/g)30重量%を配合したポリエチレンテレフタレート系組成物を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてフレキシブルコンテナ用積層シート及びフレキシブルコンテナを得た。
得られたシートの接着強度は3.0N/15mm巾であり、ヒートシール強度は14.5N/15mm巾であった。このポリエステル製フレキシブルコンテナは、高強力で、フレキシブルコンテナ用に適する柔軟性を有しており、フレキシブルコンテナとして好適に使用された。
比較例1
ポリオレフィン系樹脂として低密度ポリエチレン99.8重量%及びエポキシ化ポリブタジエン0.2重量%からなるポリオレフィン系樹脂組成物の代わりに再生ポリエチレンテレフタレート(根来産業製、商品名「HRN−00N−N」;固有粘度=0.7dl/g)単独の樹脂を用いてラミネート層を形成した以外は、実施例1と同様にしてフレキシブルコンテナ用積層シート及びフレキシブルコンテナを得た。その結果、得られたフレキシブルコンテナは柔軟性に乏しくフレキシブルコンテナの用途に十分満足しえなかった。
比較例2
エポキシ化合物であるエポキシ化ポリブタジエンを用いず、低密度ポリエチレンのみでラミネート成形を行いポリオレフィン系樹脂層を形成した以外は、実施例1と同様にしてフレキシブルコンテナ用積層シート及びフレキシブルコンテナを得た。その結果、得られた積層シートは、その接着強度が0.1N/15mm巾と乏しく、フレキシブルコンテナの用途に十分満足しえなかった。

Claims (7)

  1. ポリエチレンテレフタレートからなる延伸糸を用いた織編布の少なくとも片面に、下記(A)及び(B)からなるポリオレフィン系樹脂組成物の被覆層を積層してなるフレキシブルコンテナ用積層シート。
    (A)ポリオレフィン系樹脂95〜99.99重量%
    (B)エポキシ基に由来するオキシラン酸素量が4重量%以上であり、ゲル浸透クロマトグラフィで求めた重量平均分子量が100〜50000であるエポキシ化合物0.01〜5重量%
  2. 前記織編布が、ポリエチレンテレフタレートを50重量%以上含有する請求項1に記載のフレキシブルコンテナ用積層シート。
  3. 前記織編布が、フラットヤーンを経糸と緯糸に用いた織布である請求項1又は2に記載のフレキシブルコンテナ用積層シート。
  4. (A)ポリオレフィン系樹脂が、下記(1)〜(3)を満たす請求項1〜3のいずれかに記載のフレキシブルコンテナ用積層シート。
    (1)JIS K6922−1(1999年)に準拠し測定したメルトマスフローレートが1〜50g/10min
    (2)JIS K6922−1(1999年)に準拠し測定した密度が880〜960kg/m
    (3)JIS K6922−1(1999年)に用いられるメルトインデクサーを用い、235℃、押出量3g/分で測定したスウェル比が1.0〜2.5
  5. (B)エポキシ化合物の、ゲル浸透クロマトグラフィで求めた重量平均分子量が4000〜50000である請求項1〜4のいずれかに記載のフレキシブルコンテナ用積層シート。
  6. (B)エポキシ化合物が、50℃において液体である請求項1〜5のいずれかに記載のフレキシブルコンテナ用積層シート。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のフレキシブルコンテナ用積層シートからなることを特徴とするフレキシブルコンテナ。
JP2004048873A 2004-02-25 2004-02-25 フレキシブルコンテナ用積層シート及びそれからなるフレキシブルコンテナ Expired - Fee Related JP4348211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004048873A JP4348211B2 (ja) 2004-02-25 2004-02-25 フレキシブルコンテナ用積層シート及びそれからなるフレキシブルコンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004048873A JP4348211B2 (ja) 2004-02-25 2004-02-25 フレキシブルコンテナ用積層シート及びそれからなるフレキシブルコンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005238529A true JP2005238529A (ja) 2005-09-08
JP4348211B2 JP4348211B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=35020790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004048873A Expired - Fee Related JP4348211B2 (ja) 2004-02-25 2004-02-25 フレキシブルコンテナ用積層シート及びそれからなるフレキシブルコンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4348211B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017130788A1 (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 ユーエムジー・エービーエス株式会社 強化熱可塑性樹脂組成物およびその成形品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017130788A1 (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 ユーエムジー・エービーエス株式会社 強化熱可塑性樹脂組成物およびその成形品
KR101945270B1 (ko) 2016-01-26 2019-02-07 유엠지 에이비에스 가부시키가이샤 강화 열가소성 수지 조성물 및 그 성형품
US10654981B2 (en) 2016-01-26 2020-05-19 Umg Abs, Ltd. Reinforced thermoplastic resin composition and molded article thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP4348211B2 (ja) 2009-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0533493B1 (en) Laminated films
TW201532806A (zh) 疊層織物集裝袋、製備方法及相關系統
CN1291212A (zh) 各向异性薄膜
US11578197B2 (en) Roofing compositions comprising linear low density polyethylene
US20120065334A1 (en) Polymeric blends for slit film applications and methods of making the same
KR101453367B1 (ko) 무가소제 폴리프로필렌 변성 컴파운드 조성물을 코팅한 산업용 섬유제품의 제조방법
JP5346502B2 (ja) 樹脂組成物及びこれを用いたフィルム、積層体
CA2771483A1 (en) Polyolefin composition and film thereof
JP5623479B2 (ja) 樹脂組成物及びこれを用いたフィルム、積層体
JP4348211B2 (ja) フレキシブルコンテナ用積層シート及びそれからなるフレキシブルコンテナ
KR20130011930A (ko) 친환경 고압 호스 원단 및 이를 이용한 친환경 고압 호스
US20100120308A1 (en) Oxo-biodegradable netting
JP5214271B2 (ja) ポリ乳酸系樹脂組成物及びそれを用いた積層体
JP3113589B2 (ja) ラミネートシート
JP2002067254A (ja) 積層シート
NL2027220B1 (en) A polyethylene film comprised of recycled polyethylene
JP2002067252A (ja) 積層シート
KR20120093004A (ko) 폴리유산-폴리프로필렌계 수지 조성물
US10647839B2 (en) Roofing compositions comprising linear low density polyethylene
JP2002067249A (ja) 積層シート
JP2002067253A (ja) 積層シート
JP2002067250A (ja) 積層シート
JP2003001773A (ja) ポリエステル積層シート
JP2002067251A (ja) 積層シート
CN117565500A (zh) 一种高透明耐高温可降解聚丙烯菌菇膜、袋以及制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4348211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees