JP2005237133A - 車両の漏電検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】給電ラインの高電圧に対する配慮を必要としない漏電検出装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載された、直流電源10から同期モータ30に至る給電系統においては、インバータ20の制御GND24の接地電位が、コントロールユニット40により検出される。コントロールユニット40は、インバータ20の制御GND24の接地電位から、コントロールユニット40自身の制御GND44の接地電位を減算して差分を求め、その差分を漏電検出用の閾値と比較することで、給電系統における漏電を検出する。
【選択図】図1
【解決手段】車両に搭載された、直流電源10から同期モータ30に至る給電系統においては、インバータ20の制御GND24の接地電位が、コントロールユニット40により検出される。コントロールユニット40は、インバータ20の制御GND24の接地電位から、コントロールユニット40自身の制御GND44の接地電位を減算して差分を求め、その差分を漏電検出用の閾値と比較することで、給電系統における漏電を検出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、モータ駆動される車両において、電源からモータに至る給電系統からの漏電を検出する漏電検出装置に関する。
従来より、モータを駆動源とする電気自動車、エンジン及びモータを駆動源とするハイブリッド自動車などにおいては、インバータで三相交流電圧を生成して同期モータに供給し、同期モータを回転駆動している。その給電系統においては、車両を駆動できるほどの高電圧が印加されており、漏電の発生は好ましくない。そこで、このような漏電を発見するために漏電検出装置が設けられている。
特開2003−223841号公報に漏電検出装置の一例が示されている。この文献の漏電検出装置は、給電系統にあるリレーとインバータの接続状態を切り換えて、それぞれの接続状態において漏電の有無を検出することにより、漏電の発生個所を特定している。
しかしながら、上記の従来文献の漏電検出装置では電位測定回路を設け、電源からインバータに至る給電ラインの電位を測定している。ここで、給電ラインは高電圧であるため、電位測定回路に高圧絶縁の配慮が必要となり、その結果、回路が複雑になってしまう。また、これによるコストアップも大きい。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、給電ラインの高電圧に対する配慮を必要としない漏電検出装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、車両を駆動するモータ駆動機構において、電力変換素子を含む給電系統からの漏電を検出する漏電検出装置であって、前記インバータの接地電位を測定する電位測定手段と、前記インバータの接地電位に基づき、前記給電系統における漏電を検出する漏電検出手段と、を備えたことを特徴とする。
ここで、前記電位測定手段は、前記電力変換素子が収納されるケースの接地個所の電位を測定することが好ましい。
また、前記電力変換素子の一態様は、前記モータに供給する交流電流を生成するインバータであり、別の態様は、電源電圧を昇圧する昇圧コンバータである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、エンジン及びモータを駆動源とするハイブリッド自動車に搭載された、直流電源から同期モータに至る給電系統の構成を示す概略図である。この給電系統は、直流電源10、インバータ20、同期モータ30を含んで構成されている。このうち、インバータ20はコントロールユニット(ECU)40からの指令42を受けて、その動作が制御されている。以下、各構成について詳細に説明する。
直流電源10はニッケル水素電池などの二次電池であり、車両の走行状態により同期モータ30が発電機となることで充電される。直流電源10から給電ライン12に供給される電圧は、車両を駆動できるほどの高電位となっている。本実施形態では、直流電源10を二次電池としているが、これに代えて他の態様としてもよい。
インバータ20は、トランジスタ(IGBT)等のスイッチング素子を複数組み合わせて構成される。インバータ20は、コントロールユニット40からの指令に応じて複数のスイッチング素子をオンオフすることで、給電ライン12の直流電圧を変換して、所望の三相交流電流を生成する。この三相交流電圧は、給電ライン22に出力される。なお、インバータ20は、自ら出力した三相交流電圧を検出してフィードバックし、その検出結果をスイッチング素子のオンオフ制御に供している。
インバータ20の全てのスイッチング素子は、鋼、アルミニウム等を材質とするケースに収納され、車両に搭載される。これにより、スイッチング素子は、車両を取り巻く環境から保護される。スイッチング素子を組み合わせて構成されるインバータ回路は、制御の安定化のために、コネクタを介してケースに接地されている。図1において、当該接地を符号24で示す。以下、この接地を、インバータ20の制御GNDと呼ぶ。
同期モータ30は、内部にロータ及びステータを備え、ステータに巻装されるコイルにインバータ20からの三相交流電流を流すことでロータが回転駆動される。この駆動力が車輪に伝達され、車両が駆動される。また、既述したとおり、車両の走行状態によっては、同期モータ30は発電機となる。
コントロールユニット40は、車両の駆動機構に関する制御を主として行っており、エンジン及びモータに関連する各構成に指令を送っている。コントロールユニット40は、制御の安定化のために接地44されている。以下、この接地をコントロールユニット40の制御GNDと呼ぶ。
また、コントロールユニット40は、車両の駆動機構に関する副次的な処理として、給電系統における漏電を検出する処理を行っている。漏電検出処理について、図2を参照して、以下に説明する。
漏電検出処理において、コントロールユニット40は、先ず、インバータ20の制御GND24の接地電位を検出する(S201)。また、コントロールユニット40自身の制御GND44の接地電位を検出する(S202)。そして、インバータ20の接地電位からコントロールユニット40自身の接地電位を減算して差分ΔVを求め(S203)、その接地電位の差分ΔVを漏電検出用の閾値と比較する(S204)。これにより、給電系統の漏電を検出することができる。
図3を参照して、漏電検出の具体例を説明する。給電系統の漏電が発生していないときには、接地電位の差分ΔVはゼロ付近の値であり、漏電検出用の閾値より小さい。よって、給電系統に漏電は検出されない。しかし、インバータ、給電ライン12,22等に異常が生じると、漏電による電流が制御GND24を変動させるため接地電位の差分ΔVは上昇し、漏電検出用の閾値より大きな値となる。よって、給電系統の漏電の発生が検出される。
コントロールユニット40は、漏電が検出された場合には、漏電に対応した制御(ユーザへの報知など)を行う。なお、上記の漏電検出用の閾値は、実際に漏電を発生させて、好適な値を求めればよい。なお、本実施形態では、コントロールユニット40の制御GND44の接地電位を基準としているが、これに代えて、他の基準となる電位を利用してもよい。
上述した本実施形態の漏電検出装置において特徴的なことは、インバータ20の制御GNDの接地電位を監視し、これに基づき給電系統の漏電の発生を検出することである。この構成では、高電位である給電ラインの電位を検出することないため、検出回路が簡略化できる。また、コストダウンによる利点も大きい。
なお、上述した実施形態では、インバータ20の制御GND24の接地電位を測定しているが、これに代えて、他の電力変換素子の制御GNDの接地電位を測定してもよい。例えば、直流電源10から出力される電位が十分に高圧でない場合には、直流電源10とインバータ20の間には昇圧コンバータが設けられ、直流電流10からの電圧が昇圧された後にインバータ20に供給される。給電系統に漏電が発生した場合には、昇圧コンバータの制御GNDに漏電電流が流れるため、昇圧コンバータの制御GNDの接地電位を監視することで漏電を検出してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、等価な範囲で様々な変形が可能である。
例えば、上述した実施形態では、ハイブリッド自動車を一例として説明したが、本発明は、モータのみを駆動源とする電気自動車に採用されてもよい。
10 直流電源、12 給電ライン、20 インバータ、22 給電ライン、24 制御GND、30 同期モータ、40 コントロールユニット、44 制御GND。
Claims (4)
- 車両を駆動するモータ駆動機構において、電力変換素子を含む給電系統からの漏電を検出する漏電検出装置であって、
前記インバータの接地電位を測定する電位測定手段と、
前記インバータの接地電位に基づき、前記給電系統における漏電を検出する漏電検出手段と、
を備えたことを特徴とする車両の漏電検出装置。 - 請求項1に記載の漏電検出装置であって、
前記電位測定手段は、前記電力変換素子が収納されるケースの接地個所の電位を測定することを特徴とする車両の漏電検出装置。 - 請求項1又は2に記載の車両の漏電検出装置であって、
前記電力変換素子は、前記モータに供給する交流電流を生成するインバータであることを特徴とする車両の漏電検出装置。 - 請求項1又は2に記載の車両の漏電検出装置であって、
前記電力変換素子は、電源電圧を昇圧する昇圧コンバータであることを特徴とする車両の漏電検出装置。
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---|---|---|---|
JP2004044350A JP2005237133A (ja) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | 車両の漏電検出装置 |
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JP2004044350A JP2005237133A (ja) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | 車両の漏電検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=35019528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004044350A Pending JP2005237133A (ja) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | 車両の漏電検出装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007149684A (ja) * | 2005-11-23 | 2007-06-14 | Gm Global Technology Operations Inc | 燃料電池用能動分離システム |
JP2010206859A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Denso Corp | 短絡検出装置 |
US8054013B2 (en) | 2006-12-19 | 2011-11-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electric power control device and vehicle with the same |
KR101387421B1 (ko) | 2012-09-17 | 2014-04-22 | 카맨아이 주식회사 | 차량의 접지 레벨 신호를 이용한 차량상태 검사 분석 방법 및 장치 |
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2004
- 2004-02-20 JP JP2004044350A patent/JP2005237133A/ja active Pending
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