JP2005236034A - 光増幅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタの接続または離脱の状態に応じて,自動的に光増幅部の光出力を制御でき,且つ,小型化および低コスト化が可能な光増幅装置を提供すること。
【解決手段】 光増幅部100で増幅された光信号を出力側のコネクタ92を経由して出力する光増幅装置であって,光増幅部100からの光出力を制御する光出力制御部200と,コネクタ92からの反射光を用いてコネクタ92の接続/離脱状態を検出する反射光検出部300と,反射光検出部300によりコネクタ92の状態が接続から離脱へ変化したと検出された場合には,光出力制御部200へ光増幅部100の光出力を低下させる指示を出すと共に,反射光検出部300へ反射光の検出感度を増加させる指示を出す利得制御部400と,を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は,光増幅装置に関し,より詳しくは,出力側のコネクタが外れた場合に光出力の制御を行う光増幅装置に関する。
一般に,光増幅装置が含まれた光送信装置からは高出力の光信号が出力され,この光信号は,出力端からコネクタを介して外部へ送出される。しかし,何らかの事情でコネクタが外れた場合,送出動作を変更しない限り,コネクタ端面から光信号が出力され続けるので,この高出力の光が作業者の目に入ると危険である。そこで,コネクタが外れた場合の事故を防止する手段が必要とされる。従来では,コネクタ端面またはコネクタが接続されている伝送路からの反射戻り光を検出することによって,コネクタが接続しているか離脱しているかを判断していた。そして,コネクタが離脱したと判断されたときには,自動的に光信号の出力を停止または低下させるように制御していた。
従来提案されている光増幅装置の一例について図3を参照しながら説明する。図3に示す光増幅装置では,入力端子11から入力される光信号を増幅する光増幅器12と,レーザ駆動回路51によって駆動されるレーザダイオード52を備えている。光増幅器12およびレーザダイオード52の出力は,光合波器53に入力された後,光分岐器13を介して出力用のコネクタ14に送られる。一方,コネクタ14側から反射されて戻ってきた反射光は,光分岐器13を介してフォトダイオード15に入力されて電気信号に変換され,検出器54に入力される。検出器54は入力された電気信号のレベルと所定の閾値とを比較することにより,コネクタ14が外れているかを検出する。コネクタ14の外れが検出されると,検出器54は光増幅器12の光出力を停止させると共に,レーザダイオード52を低出力で発光させる。次に,コネクタ14の接続が行われ反射光が正常値まで戻ると,検出器54はコネクタ14が接続されたことを検出し,光増幅器12の光出力が正常値になるよう再び動作させると共に,レーザダイオード52の発光を停止させる(特許文献1参照。)。
特開平6−302890号公報
しかしながら,図3に示すような装置では,コネクタ14が外れて光増幅器12の光出力を停止している間,コネクタ14からの反射光を検出するための別の光源としてレーザダイオード52を用いている。そのため,この検出用のレーザダイオード52と,それを駆動するためのレーザ駆動回路51,さらにレーザダイオード52の光をコネクタ14へ送出するための光合波器53が必要であった。このように,装置を構成する部品点数が多いため,コストがかかるという問題があった。また,通常の光増幅器以外にこのように多数の回路や部品を設けなくてはいけないため,装置を小型化する際に障壁となっていた。
本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,コネクタの接続/離脱状態に応じて自動的に光出力を制御でき,且つ,小型化および低コスト化が可能な光増幅装置を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明によれば,光増幅部で増幅された光信号を出力側のコネクタを経由して出力する光増幅装置であって,光増幅部からの光出力を制御する光出力制御部と,コネクタからの反射光を用いてコネクタの接続/離脱状態を検出する反射光検出部と,反射光検出部の前記検出の結果に応じて,光増幅部からの光出力と反射光検出部における反射光の検出感度とを連動して変更するように,光出力制御部および反射光検出部へ指示を出す利得制御部と,を備えたことを特徴とする光増幅装置が提供される。
かかる構成では,光出力制御部は光増幅部が増幅して出力する光出力を制御する。コネクタが外れると,コネクタの解放端でフレネル反射が発生するため,反射光量が増加する。反射光検出部は,この反射光量の増加を検出して,コネクタの接続/離脱状態を検出する。利得制御部は,検出されたコネクタの状態に応じて,光増幅部からの光出力と反射光検出部における反射光の検出感度とを連動して変更する。例えば,コネクタ外れが検出された場合,利得制御部は,光出力制御部に指示を出して安全なレベルにまで光増幅部の光出力を低下させる。光増幅部の光出力を低下すると,反射光の絶対量もそれに応じて低下するため,利得制御部は同時に,反射光検出部に指示を出して反射光の検出感度を増加させて,正確に反射光の検出が行われるようにする。上記のように本発明の光増幅装置では,コネクタが外れたときには,出力を低下させた光増幅部の光を用いて反射光の検出を行うため,レーザダイオード等の別の光源を用いる必要はない。よって,別の光源を駆動する回路や,別の光源の光を合波するための光合波器も不要であり,小型化および低コスト化を図ることができる。なお,コネクタが離脱した状態から接続した状態に変化した場合には,利得制御部は,光出力制御部へ光増幅部の光出力を増加させる指示を出すと共に,反射光検出部へ反射光の検出感度を低下させて,それぞれがコネクタ接続時と同じ値になるよう元通りにすることが好ましい。
また,利得制御部は,光出力を所定の倍率で変更するように指示し,且つ検出感度をこの所定の倍率の逆数となる割合で変更するように指示することが好ましい。すなわち,光増幅部の光出力をA(Aは正の実数)倍とし,反射光の検出感度を1/Aにする。例えば,コネクタの状態が接続から離脱へ変化したと検出された場合にはAは1より小さい数値とし,コネクタの状態が離脱から接続へ変化したと検出された場合にはAは1より大きい数値とする。反射光からコネクタの接続/離脱状態を検出する際,通常は反射光量に基づく信号を所定の閾値と比較することにより行う。上記のように,光増幅部の光出力と反射光の検出感度とを関連付けることにより,コネクタが接続/離脱の状態ごとに所定の閾値を設定する必要はなく,常に一定の閾値を用いて検出を行うことができる。
また,光増幅部が出力する光信号の一部はモニタ光として前記光出力制御部に入力され,光出力制御部は差動増幅器を有し,差動増幅器の一方の入力端には,モニタ光を光電変換した信号が第1の抵抗を介して入力されると共に,所定の設定電圧による信号が第2の抵抗を介して入力され,第1の抵抗と第2の抵抗の値の比を変更することにより光増幅部の光出力を変更するよう構成してもよい。この場合には,第1の抵抗と第2の抵抗の少なくともいずれか一方の値を変更するだけで,光増幅部の光出力を容易に変更することができる。
以上のように本発明の光増幅装置によれば,コネクタの接続/離脱状態に応じて自動的に光増幅部の光出力を制御でき,且つ,コネクタ離脱時にコネクタの状態を検出するための別の光源,この光源を駆動するための回路,およびこの光源からの光を合波するための光合波器等が不要であるため,小型化および低コスト化が可能になる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明の実施の形態にかかる光増幅装置の概略構成について図1を参照しながら説明する。図1は,本発明の実施の形態にかかる光増幅装置の機能ブロック図である。光増幅装置は,光増幅部100と,光出力制御部200と,反射光検出部300と,利得制御部400と,を主な構成要素として備える。
光増幅部100は,入力端子90から入力された光信号を増幅し,増幅された光信号は出力側のコネクタ92を経由して,コネクタ92と接続された伝送路94へ出力される。増幅された光の一部は,光増幅部100内部の光分波器で分波されて,光出力制御部200にモニタ光として入力される。このモニタ光を用いて,光出力制御部200は,光増幅部100が増幅して外部へ出力する光信号の光出力を制御する。
一方,コネクタ92へ送出された光の一部は,コネクタ92端面で反射されて戻り,光増幅部100に再び入射する。この反射光は光増幅部100内部の光分波器で分波されて,反射光検出部300に入力される。この反射光を用いて,反射光検出部300では,コネクタ92が接続された状態であるか,あるいは外れた(離脱した)状態であるかの検出を行う。
コネクタ92が接続されている正常時では,コネクタ92からの反射光の光量は少量である。コネクタ92が外れた異常時には,コネクタ端の物質と空気との屈折率差に起因したフレネル反射が発生し,反射光量は増加する。したがって,反射光量の増減を検出することにより,コネクタ92の接続/離脱状態を検出することができる。
コネクタ92の接続/離脱状態の検出結果は,利得制御部400に入力され,利得制御部400は,この検出結果に基づき,光出力制御部200に対して光出力変更の指示を出すと共に,反射光検出部300に対して検出感度変更の指示を出して,光増幅部100からの光出力と反射光検出部300における反射光の検出感度とを連動して変更するようにする。例えば,コネクタ92が接続状態から離脱状態に変化したことが検出された場合には,光出力を低下させ,反射光の検出感度を増加させるように指示する。コネクタ92が離脱状態から接続状態に変化したことが検出された場合には,光出力を増加させ,反射光の検出感度を低下させるように指示する。
次に,本発明の実施の形態にかかる光増幅装置の詳細構成について図2を参照しながら説明する。図2は,本発明の実施の形態にかかる光増幅装置の構成例を示す図である。光増幅部100は,アイソレータ110a,110b,EDF(Erbium−Doped optical Fiber,以下EDFという)120,WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)カプラー130,光分波器140a,140bを有する。アイソレータ110a,110bは,光を一方向にのみ透過させる素子である。EDF120は,コア中に不純物としてエルビウムをドーピングした増幅用光ファイバであり,励起用のレーザ光を注入されると,入力された光信号を増幅して出力する。WDMカプラー130は,波長の異なる複数の光信号を合波するものであり,ここでは,励起用レーザダイオード250からの励起光をEDF120へ導くために用いられる。光分波器140aは,増幅されて出力される光の一部を分波し,モニタ光として光出力制御部200に導く。光分波器140bは,コネクタ92で反射して戻ってきた反射光を反射光検出部300に導く。これらは,入力端子90から入力された光信号の光路に沿って,アイソレータ110a,EDF120,WDM130,アイソレータ110b,光分波器140a,光分波器140bの順に配置されている。
光出力制御部200は,フォトダイオード210,出力制御回路220,ループフィルタ230,励起光駆動回路240,励起用レーザダイオード250を有する。フォトダイオード210は,光電変換素子として機能し,光分波器140aにより分波された光が入力され,その光量に応じて電気信号を発生させ,その電気信号は出力制御回路220に入力される。出力制御回路220は,フォトダイオード210からの電気信号を用いて光増幅部100の光出力をモニタしつつ,光増幅部100の光出力を制御するために機能する。
出力制御回路220は,差動増幅器221と,抵抗R1,R2,R3と,反転器222とを有する。抵抗R1,R2,R3は可変抵抗である。差動増幅器221の+(プラス)入力端子には,基準電圧Vが入力される。基準電圧Vは零の値をとってもよい。フォトダイオード210により発生した光出力検出電圧Vは基準電圧Vと加えられて抵抗R1を経由して差動増幅器221の−(マイナス)入力端子に入力される。また,予め設定され所定の値をもつ設定電圧Vsetは基準電圧Vと加えられ,反転器222により反転作用を受けた後,抵抗R2を経由して差動増幅器221の−(マイナス)入力端子に入力される。抵抗R3は帰還抵抗として機能し,差動増幅器221は+(プラス)入力端子との−(マイナス)入力端子に入力された電圧の差をとって増幅する。差動増幅器221が出力する出力電圧Voutは下記式1で表される。
out=−R3×(V/R1−Vset/R2) (式1)
式1は下記式2のように変形でき,
out/R3=−(V/R1−Vset/R2) (式2)
抵抗R3が十分大きい値をもつようにすると,下記式3が成立する。
/R1 ≒ Vset/R2 (式3)
差動増幅器221からの出力電圧Voutは,ループフィルタ230を経た後,励起光駆動回路240に入力される。励起光駆動回路240は励起用レーザダイオード250を駆動するための回路である。励起用レーザダイオード250はEDF120を励起するレーザ光を供給するものである。上記構成により,抵抗R1,R2の値の比を変更して,励起用レーザダイオード250の出力を変更することができ,ひいてはEDF120の出力を変更することができる。すなわち,抵抗R1,R2の値の比を変更することにより,光増幅部100の光出力を変更できる。抵抗R1,R2の値は利得制御部400からの指示信号を受けて変更されるよう構成されている。
反射光検出部300は,フォトダイオード310,検出感度制御回路320,検出器330を有する。フォトダイオード310は,光電変換素子として機能し,光分波器140bにより導かれたコネクタ92からの反射光が入力され,その光量に応じて電気信号を発生させ,その電気信号は検出感度制御回路320を経て検出器330に入力される。検出器330は反射光を検出する機能を有し,検出感度制御回路320は,利得制御部400からの指示信号を受けて,反射光の検出感度を制御する機能を有する。検出器330では,反射光量に基づいた反射光検出電圧と,予め設定され所定の値をもつ限界電圧とを比較して,コネクタ92の接続あるいは離脱状態を検出する。すなわち,限界電圧は閾値として機能するものであり,反射光検出電圧が限界電圧より大きい場合はコネクタは離脱状態,反射光検出電圧が限界電圧以下である場合はコネクタは接続状態であると検出される。検出器330による検出結果は,利得制御部400に送信される。
利得制御部400は,検出器330からの検出結果に基づき,出力制御回路220に指示信号を送り光出力を変更すると共に,検出感度制御回路320に指示信号を送り検出感度を変更する機能を有する。利得制御部400は,光出力を所定の倍率で変更するように指示し,且つ検出感度をこの所定の倍率の逆数となる割合で変更するように指示する。すなわち,光増幅部100の光出力をA(Aは正の実数)倍とし,反射光の検出感度を1/Aにする。例えば,検出されたコネクタの状態が離脱であれば,Aは1より小さい数値とする。
上記構成を有する光増幅装置の動作について説明する。入力端子90から光増幅部100に入力された光信号は,アイソレータ110aを経由した後,EDF120に入力される。EDF120には,励起用レーザダイオード250からの励起光がWDMカプラー130により入力されているため,光信号はEDF120で増幅されて出力され,WDMカプラー130およびアイソレータ110bを順に経由して進行する。その後,増幅された光信号は光分波器140aで外部出力用の光と光出力モニタ用のモニタ光とに分波される。モニタ光は光出力制御部200のフォトダイオード210に入力される。外部出力用の光はそのまま進行し,分波器140bを透過した後,コネクタ92に出力され,伝送路(図2では不図示)に送出される。コネクタ92に出力された光のうち一部は反射光となって戻り,分波器140bによって反射光検出部300のフォトダイオード310に導かれる。
光出力制御部200では,フォトダイオード210に入力されたモニタ光の光量に応じてフォトダイオード210は電気信号を発生させ,この電気信号は出力制御回路220に入力される。出力制御回路220はフォトダイオード210からの電気信号を用いて光出力を制御する出力信号を出力し,この出力信号はループフィルタ230を経て,励起光駆動回路240に伝達される。励起光駆動回路240はこの信号に基づき励起用レーザダイオード250を駆動し,励起用レーザダイオード250がWDMカプラー130へ出力する励起光の光量が制御される。
反射光検出部300では,フォトダイオード310に入力された反射光の光量に応じてフォトダイオード310は電気信号を発生させ,この電気信号は検出感度制御回路320を経た後,検出器330に入力される。検出器330は,限界電圧とフォトダイオード310からの電気信号に基づく反射光検出電圧とを比較する。コネクタ92が接続された正常時では,反射光検出電圧は限界電圧より小さいため,検出器330はコネクタ92は接続状態であると検出して,その検出結果を利得制御部400に送信する。
通常はコネクタ92が接続された状態の正常時である。次に,何らかの事情でコネクタ92が外れた状態の異常時について考える。コネクタ92が離脱すると,上述のように,反射光が増加し,フォトダイオード310に入射する光量が増加する。フォトダイオード310では,この光量増加に応じた電気信号が発生するため,この場合は反射光検出電圧が限界電圧より大きくなる。これにより,検出器330はコネクタ92の離脱を検出し,この検出結果を利得制御部400へ送信する。利得制御部400は,出力制御回路220に信号を送り,抵抗R1を小さくする,あるいは抵抗R2を大きくすることにより,人体に危害を及ぼさない安全なレベルまで出力パワーを低下させるよう指示する。これと共に,利得制御部400は,検出感度制御回路320に信号を送り,検出感度を増加させる。このとき利得制御部400は,反射光の検出感度を所定の倍率で増加させ,且つ,光増幅部100の光出力をこの所定の倍率の逆数となる割合で低下させるようにする。例えば光出力を1/1000にした場合は,検出感度を1000倍にする。上記のように両者を関連付けて変更することにより,正常時に設定した限界電圧を変更することなく異常時においても同じ限界電圧のままで,コネクタ92の離脱あるいは接続の状態を検出できる。
次に,コネクタ92が外れた状態からコネクタ92が接続された状態に変化したときを考える。このときは,反射光が減少して,フォトダイオード310に入射する光量が減少する。フォトダイオード310では,この光量増加に応じた電気信号が発生するため,この場合は反射光検出電圧が限界電圧より小さくなる。これにより,検出器330はコネクタ92の接続を検出し,利得制御部400へ送信する。利得制御部400は,出力制御回路220に信号を送り,抵抗R1を大きくする,あるいは抵抗R2を小さくすることにより,出力パワーを正常時の値まで増加させると共に,利得制御部400は,検出感度制御回路320に信号を送り,検出感度を正常時の値まで減少させる。
以上述べたように,本実施の形態によれば,コネクタ外れが検出された場合に,出力パワーを低下させると共に,反射光の検出感度を増加させている。このようにして,コネクタ離脱時の反射光検出に,光増幅部からの光を用いているため,別の光源を用いることなく,正確に反射光の検出を行うことができる。そして,検出感度と光増幅部の光出力を上記のように関連付けているため,コネクタが接続されている状態および離脱している状態のいずれにおいても,限界電圧を変更することなく,反射光の検出を行うことができる。したがって上記構成では,従来の装置で必要としていたレーザダイオード等の別の光源を用いる必要はなく,別の光源用の駆動回路も不要である。また,従来の装置で用いられていた別の光源の光を合波するための光合波器も不要である。さらに,光増幅部の出力制御も出力制御回路の2つの抵抗値の比を変化させるだけでよく,単純な構成で実現可能である。よって,本実施の形態によれば,従来に比べ,小型化および低コスト化を図ることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施の形態では,後方励起の場合を例にとり説明したが,これに限定されず,別の励起方式の場合にも本発明は適用可能である。また,上記実施の形態では出力光用,反射光用の光分波器140a,140bを個別に設ける場合について説明したが,これらを1つの光分波器で代用することも可能である。なお,上記説明における検出器と利得制御部を両者の機能を有する1つの装置で実現することも可能である。
本発明は,光信号の光を直接増幅する光増幅装置に適用可能であり,例えばコネクタが外れた場合に安全のために光出力を制御する光増幅装置に適用可能である。
本発明の実施の形態にかかる光増幅装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる光増幅装置の構成例を示す図である。 従来の光増幅装置の構成を示す図である。
符号の説明
11 入力端子
12 光増幅器
51 レーザ駆動回路
52 レーザダイオード
53 光合波器
54 検出器
13 光分岐器
14 出力コネクタ
15 フォトダイオード
90 入力端子
92 コネクタ
100 光増幅部
110a,110b アイソレータ
120 EDF
130 WDMカプラー
140a,140b 光分波器
200 光出力制御部
210 フォトダイオード
220 出力制御回路
221 差動増幅器
230 ループフィルタ
240 励起光駆動回路
250 励起用レーザダイオード
R1,R2,R3 抵抗
300 反射光検出部
310 フォトダイオード
320 検出感度制御回路
330 検出器
400 利得制御部
光出力検出電圧
基準電圧
set 設定電圧
out 出力電圧

Claims (5)

  1. 光増幅部で増幅された光信号を出力側のコネクタを経由して出力する光増幅装置であって,
    前記光増幅部からの光出力を制御する光出力制御部と,
    前記コネクタからの反射光を用いて前記コネクタの接続/離脱状態を検出する反射光検出部と,
    前記反射光検出部の前記検出の結果に応じて,前記光増幅部からの光出力と前記反射光検出部における前記反射光の検出感度とを連動して変更するように,前記光出力制御部および前記反射光検出部へ指示を出す利得制御部と,を備えたことを特徴とする光増幅装置。
  2. 前記利得制御部は,前記光出力を所定の倍率で変更するように指示し,且つ検出感度を前記所定の倍率の逆数となる割合で変更するように指示することを特徴とする請求項1に記載の光増幅装置。
  3. 前記利得制御部は,前記コネクタの状態が接続から離脱へ変化したと検出された場合には,前記光出力制御部へ前記光増幅部の光出力を低下させる指示を出すと共に,前記反射光検出部へ前記反射光の検出感度を増加させる指示を出すことを特徴とする請求項1または2に記載の光増幅装置。
  4. 前記利得制御部は,前記コネクタの状態が離脱から接続へ変化したと検出された場合には,前記光出力制御部へ前記光増幅部の光出力を増加させる指示を出すと共に,前記反射光検出部へ前記反射光の検出感度を低下させる指示を出すことを特徴とする請求項1または2に記載の光増幅装置。
  5. 前記光増幅部が出力する光信号の一部はモニタ光として前記光出力制御部に入力され,
    前記光出力制御部は差動増幅器を有し,前記差動増幅器の一方の入力端には,前記モニタ光を光電変換した信号が第1の抵抗を介して入力されると共に,所定の設定電圧による信号が第2の抵抗を介して入力され,前記第1の抵抗と前記第2の抵抗の値の比を変更することにより前記光増幅部の光出力を変更するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光増幅装置。

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