JP2005234705A - システムの自動構成を実現するシステムレイアウト設計プログラム、システムレイアウト設計装置、およびシステムレイアウト設計方法 - Google Patents

システムの自動構成を実現するシステムレイアウト設計プログラム、システムレイアウト設計装置、およびシステムレイアウト設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 効率的なシステム構成を自動生成することができるようにする。
【解決手段】 システムレイアウト生成手段3により、論理システム条件それぞれに対して、論理システム条件で示される機能を実現するための装置が関連付けられ、全ての論理システム条件に対する装置の関連付けを示すシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・が生成される。そして、評価手段5により、システムレイアウト生成手段3で生成されたシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・が、予め指定された評価基準にしたがって評価され、最も高く評価されたシステムレイアウト6が設計結果としてシステムレイアウト記憶手段7に格納される。
【選択図】 図1

Description

本発明は複数のシステムの自動構成を実現するためのシステムレイアウト設計プログラム、システムレイアウト設計装置、およびシステムレイアウト設計方法に関し、特に複数の機能を構築するためのシステムレイアウト設計プログラム、システムレイアウト設計装置、およびシステムレイアウト設計方法に関する。
情報通信技術(IT:Information Technology)によるサービスを提供する場合、処理効率が良く安定した運用が可能なコンピュータシステム(ITインフラストラクチャ)を構築する必要がある。従来、ITインフラストラクチャを構築する場合、物理システムレイアウトの設計、各ノードへの設定項目の決定及び各ノードへの設定の実施は、人手により行われていた。
図24は、従来のITインフラストラクチャ・システムの例を示す図である。従来は、複数の管理対象ノード910,920それぞれに対してローカルの端末装置930,940が接続されていた。管理対象ノード910,920には、管理ノード950が接続されており、運用状況が管理ノード950において管理される。管理対象ノード910は、シリアルポート911、物理リソース制御部912、および物理リソース913を有する。同様に、管理対象ノード920は、シリアルポート921、物理リソース制御部922、および物理リソース923を有する。
システムの管理者は、物理システムを手作業で設計し、各管理対象ノード910,920に対して割り振る機能(たとえば、Webサーバ機能など)を決定する。そして、管理者は、各端末装置930,940を操作して、各管理対象ノード910,920に対して、所定の機能の導入および各種項目の設定(環境設定)を行う。設定操作は、管理者が端末装置930,940のキーボードをたたき、直接コマンドを入力することで行われる。コマンドの内容自身についても、事前に検討したシステム全体構成図を元に人手によって作成されている。
入力されたコマンドで示される内容は、シリアルポート911,921を介して管理対象ノード910,920に入力され、物理リソース制御部912,922に設定される。システムの運用が開始されると、物理リソース制御部912,922によって物理リソース913,923が制御され、所定の機能が提供される。提供される機能の運用状況は管理ノード950によって監視される。
このように、人為的な作業に頼っていると、設定における勘違い等によるオペレーション・ミスが発生する可能性が高く、システムが完全に構築できるまで相当の時間がかかっていた。しかもシステムの規模が大きくなれば、物理システムの設計が難しくなり、又それに併せて、システム構築時における誤設定の頻度が高くなる。そこで、どんなシステムにおいても、簡単に物理システムレイアウトの設計が行え、さらに誤設定の頻度を軽減することができるシステムが考えられている。
たとえば、情報機器の物理的構成を定義する物理的パラメータと、ネットワークの論理的構成を定義する論理パラメータとを記憶しておき、情報機器に設定すべき内容を抽出して、該当する情報機器に設定するネットワーク構築支援システムが考えられている。(たとえば、特許文献1参照)。
また、ネットワークシステムに必要な機器を選択する機能と、選択された機器を構成機器としたネットワーク構成図を作成する機能と、作成したネットワーク構成図の評価を行う機能とを有するシミュレータも考えられている(たとえば、特許文献2参照)。
また、コンピュータネットワークシステムを設定する際に必要な情報を自動的に収集し、ネットワーク構成設定用パラメータを各ノードに自動的に配信するネットワークシステムが考えられている(たとえば、特許文献3参照)。
さらに、電子計算機およびネットワーク機器に対応する情報を格納するデータベースを有し、各情報からユーザの要求する条件を満たすネットワーク仕様図を生成すると共に、そのネットワーク仕様が物理的要素を満たすことをチェックするネットワーク管理システムが考えられている(たとえば、特許文献4参照)。
特開平8−95884号公報 特開2003−101537号公報 特開平8−110878号公報 特開平5−225104号公報
上記のようにシステム規模が大きくなればなるほど、物理システム設計が複雑となり、管理者が自己の知識と経験のみでシステムを設計するのが困難となる。また、手作業によってシステム構築作業を行っているため、システム規模の拡大に伴い、構築時における作業工数が増えてしまう。作業工数が増大すれば、オペミス等によるトラブル数も増加する。作業工数の増加とトラブル発生数の増加により、システム構築に関するTCO(Total Cost of Ownership)も増加してしまう。
なお、上記特許文献4のように、ネットワーク仕様図を自動生成するシステムもあるが、このシステムは単に物理的要件を満たすネットワーク仕様を作成するのみであり、効率的なシステム構成の探索を自動で行うことはできない。すなわち、物理的要件を満たすネットワーク仕様が複数のパターン存在するときに、それらのネットワーク仕様の中から効率的なシステム構成を探索することができなかった。システムの規模が大きくなれば、物理的要件を満たすシステム構成のパターンが多数となる。それらのシステム構成のうちどの構成が処理効率が良いのかを、管理者が随時判断するのは困難である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、効率的なシステム構成を自動生成することができるシステムレイアウト設計プログラム、システムレイアウト設計装置、およびシステムレイアウト設計方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すようなシステムレイアウト設計プログラムが提供される。本発明に係るシステムレイアウト設計プログラムは、管理対象ネットワーク上での複数の機能の配置を決定するためのものである。このシステムレイアウト設計プログラムは、コンピュータに以下の処理を実行させることができる。すなわち、コンピュータに対して、管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納された論理システム条件テーブル1と、管理対象ネットワークを構成する複数の装置および装置の接続状況を示す物理要素情報が格納された物理システム情報テーブル2とを記憶装置に格納する格納処理と、論理システム条件それぞれに対して、論理システム条件で示される機能を実現するための装置を関連付け、全ての論理システム条件に対する装置の関連付けを示すシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・を生成するシステムレイアウト生成処理と、システムレイアウト生成処理で生成されたシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・を、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価されたシステムレイアウト6を設計結果としてシステムレイアウト記憶手段7に格納する評価処理とを、実行させることができる。
このようなシステムレイアウト設計プログラムをコンピュータで実行させれば、まず、システムレイアウト生成手段3により、論理システム条件それぞれに対して、論理システム条件で示される機能を実現するための装置が関連付けられ、全ての論理システム条件に対する装置の関連付けを示すシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・が生成される。そして、評価手段5により、システムレイアウト生成手段3で生成されたシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・が、予め指定された評価基準にしたがって評価され、最も高く評価されたシステムレイアウト6が設計結果としてシステムレイアウト記憶手段7に格納される。
また、上記課題を解決するために、管理対象ネットワーク上での複数の機能の配置を決定するシステムレイアウト設計装置において、前記管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納された論理システム条件テーブルと、前記管理対象ネットワークを構成する複数の装置および前記装置の接続状況を示す物理要素情報が格納された物理システム情報テーブルと、前記論理システム条件それぞれに対して、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置を関連付け、全ての前記論理システム条件に対する前記装置の関連付けを示すシステムレイアウトを生成するシステムレイアウト生成手段と、前記システムレイアウト生成手段で生成された前記システムレイアウトを、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価された前記システムレイアウトを設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納する評価手段と、を有することを特徴とするシステムレイアウト設計装置が提供される。
このようなシステムレイアウト設計装置によれば、システムレイアウト生成手段により、論理システム条件それぞれに対して、論理システム条件で示される機能を実現するための装置が関連付けられ、全ての論理システム条件に対する装置の関連付けを示すシステムレイアウトが生成される。そして、評価手段により、システムレイアウト生成手段で生成されたシステムレイアウトが、予め指定された評価基準にしたがって評価され、最も高く評価されたシステムレイアウトが設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納される。
また、上記課題を解決するために、管理対象ネットワーク上での複数の機能の配置を決定するシステムレイアウト設計方法において、入力手段が、記憶装置に、前記管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納された論理システム条件テーブルと、前記管理対象ネットワークを構成する複数の装置および前記装置の接続状況を示す物理要素情報が格納された物理システム情報テーブルとを格納し、システムレイアウト生成手段が、前記論理システム条件それぞれに対して、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置を関連付け、全ての前記論理システム条件に対する前記装置の関連付けを示すシステムレイアウトを生成し、評価手段が、前記システムレイアウト生成手段で生成された前記システムレイアウトを、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価された前記システムレイアウトを設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納する、ことを特徴とするシステムレイアウト設計方法が提供される。
このようなシステムレイアウト設計方法によれば、システムレイアウト生成手段により、論理システム条件それぞれに対して、論理システム条件で示される機能を実現するための装置が関連付けられ、全ての論理システム条件に対する装置の関連付けを示すシステムレイアウトが生成される。そして、評価手段により、システムレイアウト生成手段で生成されたシステムレイアウトが、予め指定された評価基準にしたがって評価され、最も高く評価されたシステムレイアウトが設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納される。
以上説明したように本発明では、システムレイアウト生成手段で生成されたシステムレイアウトをレイアウト評価手段で評価し、最も評価の高いシステムレイアウトを設計結果とするようにしたため、大規模な管理対象ネットワークであっても、効率性等に関する所定の評価基準に最も適合したシステムレイアウトを設計することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、実施の形態に適用される発明の概要について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、実施の形態に適用される発明の概念図である。本発明は、論理システム条件テーブル1、物理システム情報テーブル2、システムレイアウト生成手段3、評価手段5、システムレイアウト記憶手段7で構成される。
論理システム条件テーブル1には、管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納される。たとえば、論理システム条件テーブル1には、個々のノード、インタフェース及びそれに求められるスペック、ノード間の接続情報が登録される。物理システム情報テーブル2には、管理対象ネットワークを構成する複数の装置および装置の接続状況を示す物理要素情報が格納される。たとえば、物理システム情報テーブル2には、ハードウェア属性情報や位置(ルート)情報及び障害情報、性能情報が登録される。
システムレイアウト生成手段3は、論理システム条件それぞれに対して、論理システム条件で示される機能を実現するための装置を関連付け、全ての論理システム条件に対する装置の関連付けを示すシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・を生成する。
たとえば、システムレイアウト生成手段3は、論理システム条件中における起点となるサーバ(シードサーバ)を仮定し、それを基軸として物理資源にマッピングする。具体的には、シードサーバを起点として論理システム内で隣接するサーバを探索し、隣接サーバ及びその間のインタフェースを物理資源として配置・配線する。この接続関係を拡張していくことにより、サーバ全体での物理資源へのマッピングが完了する。
また、システムレイアウト生成手段3は、同様にストレージに関しても論理システム条件内で基点となるストレージと隣接するサーバ、ストレージを探索する。そして、システムレイアウト生成手段3は、隣接サーバ、ストレージ間のインタフェース及び対象ストレージ・ノードを物理資源にマッピングする。この接続関係を拡張していくことにより、ストレージ全体の物理資源へのマッピングが行われる。
評価手段5は、システムレイアウト生成手段3で生成されたシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・を、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価されたシステムレイアウト6を設計結果としてシステムレイアウト記憶手段7に格納する。たとえば、評価手段5は、システムレイアウト4a,4b,4c,・・・に対して、論理システム条件との整合性の確認および性能的な検証(ネットワーク帯域、CPUのパフォーマンス等)を行い、システム全体で論理/物理に矛盾及び性能不足がないかを確認する。ここで、矛盾または性能不足が生じた場合、その問題点をクリアにした条件での再度のマッピングをシステムレイアウト生成手段3に要求する。
このようなシステムによれば、システムレイアウト生成手段3により、論理システム条件それぞれに対して、論理システム条件で示される機能を実現するための装置が関連付けられ、全ての論理システム条件に対する装置の関連付けを示すシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・が生成される。そして、評価手段5により、システムレイアウト生成手段3で生成されたシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・が、予め指定された評価基準にしたがって評価され、最も高く評価されたシステムレイアウト6が設計結果としてシステムレイアウト記憶手段7に格納される。システムレイアウト6は、論理要素(装置毎に構築すべき処理機能)と物理要素(管理対象ネットワークを構成する装置)との対応関係を示すマッピンング情報である。
たとえば、システムの安定性を優先した評価基準でシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・を評価すれば、信頼性の高いシステムレイアウトを得ることができる。また、処理効率を優先した評価基準でシステムレイアウト4a,4b,4c,・・・を評価すれば、処理効率の高いシステムレイアウトを得ることができる。
このような本発明の機能は、サーバ、ストレージ、ネットワークにおけるITインフラストラクチャ・システムにおいて、論理システムから各ノードの設定配備までの自動化を行い、システム設計における複雑さ・誤設定を回避するのに有効に利用できる。
なお、論理システム条件テーブル1において、論理システム条件に優先度を設定しておくことができる。たとえば、制約条件が厳しい論理システム条件の優先度を高くする。ここで、制約条件とは、必要なCPUの処理速度、データ伝送速度、メモリ容量などの指定である。CPUの処理速度であれば、要求されるCPUの動作周波数が高いほど、制約条件が厳しくなる。論理システム条件に優先度が設定されている場合、システムレイアウト生成手段3は、優先度の高い論理システム条件から順に、論理システム条件で示される機能を実現するための装置の関連付けを行う。これにより、全ての論理システム条件を満たすシステムレイアウトを早期に見つけだすことができる。
また、評価手段5は、システムレイアウト生成手段3によってシステムレイアウトが生成される毎に、生成されたシステムレイアウトの評価を示す評価値を計算し、評価値が予め設定された所定値(閾値)以上となった場合、所定値を超えた評価値を得たシステムレイアウトを設計結果とすることもできる。これにより、全ての論理システム条件を満たすシステムレイアウトが複数生成可能な場合であっても、そのようなシステムレイアウトの全てを生成せずに処理を終了させることができる。したがって、システムレイアウト生成処理時間を短縮できる。
また、システムレイアウト生成手段3は、論理システム条件で示される機能を実現するための装置を関連付けのパターンが複数できるとき、各関連付けによって示される部分レイアウトの評価を評価手段5から取得し、評価の高い部分レイアウトを固定したうえで、他の論理システム条件に対して関連付ける装置を検討することができる。これにより、深さ優先探索が行われる。深さ優先探索は、1つの頂点から辺をたどって行けるところまで行き、進めなくなったら引き返して別の路を選ぶという方針による探索である。深さ優先探索を行うことにより、横幅優先探索に比べて、高い評価のシステムレイアウトを早期に生成することが可能となる。
すなわち、横幅優先探索では、論理システム条件を満たす部分レイアウトを生成した後、その論理システム条件を満たす他の部分レイアウトを順番に探索する。次いで、生成した各部分レイアウトに対して、次の論理システム条件を満たす部分レイアウトを探索する。このような横幅優先探索では、全ての論理システム条件を満たすシステムレイアウトを生成するまでに、非常に多くの処理が必要となる。
一方、深さ優先探索を行うことで、論理システム条件を満たすシステムレイアウトが早期に生成される。このシステムレイアウトが、所定の評価基準よりも良い評価が得られれば、そのシステムレイアウトを設計結果とすることができる。その結果、システムレイアウト設計処理に要する時間が短縮される。
また、システムレイアウト記憶手段に格納されたシステムレイアウトに基づいて、管理対象ネットワークを構成する装置に対してシステムレイアウトに従った機能を実装するための設定ファイルを生成する設定ファイル生成手段を更に設けることができる。設定ファイル生成手段は、たとえば、予め設定ファイルテンプレートを有しており、システムレイアウト記憶手段に登録されたシステムレイアウト内の装置毎の情報を設定ファイルテンプレート内の所定の位置に挿入することで、装置毎の設定ファイルを生成する。設定ファイルテンプレートは、各物理リソースの設定項目、パラメータ及びその組み合わせパターンからなる。
具体的には、設定ファイル生成手段は、システムレイアウトから物理トポロジ(製品単位)に分割を行う。その後、その物理トポロジ単位で、設定ファイルテンプレートを元にし、設定項目の抽出及びそのパラメータを決定する。それが完了すれば、各製品に合わせたバッチ形式又はディスクイメージを作成する。設定ファイルを自動生成することにより、設計されたシステムレイアウトに従った管理対処ネットワークの構築が容易となる。
さらに、管理対象ネットワークを構成する装置を遠隔制御し、設定ファイル生成手段によって生成された設定ファイルに基づいて装置の環境設定を行う構成制御管理手段を設けることもできる。これにより、設計されたシステムレイアウトに従った管理対処ネットワークを自動的に構築できる。すなわち、構成制御管理手段は、設定ファイル生成部で生成された設定ファイル(あるいはバッチファイル又はディスクイメージ)を各ノードに対し、確実に反映させる。具体的には、構成制御管理手段では、各ノードのアドレス管理、各ノードとのネットワーク連携、データ送信を行う。そして、管理対象ノードに設けられた構成制御エージェントが、管理ノードとの連携、データ受信、ハードウェアへの設定反映を行う。
これにより、人手による手間を省き、システム構築におけるオペレーション・ミスの低減及びシステム構築のスピード向上が図れる。また、同様に稼動中のシステムにおいてもシステム変更におけるサービス中断時間を短縮できる。
なお、構成制御管理手段は、装置間の通信路上に配置されるスイッチに対する環境設定を最後に行うようにする。これにより、設計されたシステムレイアウトに応じた環境設定済みの装置と、環境設定前の装置とが通信することによる処理の不整合の発生を防止できる。
このように、自動で設計したシステムレイアウトに沿って、管理対象ネットワーク内のシステムが自動で構築する機能は、ネットワークを管理する上で非常に有用な機能である。そこで、管理ノードがWebサーバとして機能させるべきノードを遠隔操作し、そのノードに対するWebサーバ用のアプリケーションソフトウェアの導入および環境設定を行う場合の実施の形態について、以下に詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図2は、第1の実施の形態のシステム構成例を示す図である。管理ノード100は、ネットワーク10を介して、管理対象ネットワーク200内のサーバ210,220等の管理対象ノードに接続されている。管理ノード100は、管理対象ネットワーク200上で構築すべき論理リソースと、管理対象ネットワーク200内の物理リソースとに基づいて、論理リソースの機能をどの物理リソースで実現するかを示す物理システムレイアウトを決定する。
また、管理ノード100は、サーバ210,220等の管理対象ノードを遠隔操作し、サーバ210,220等に対して物理システムレイアウトに従った機能を構築する。
図3は、管理ノードのハードウェア構成例を示す図である。管理ノード100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース106は、ネットワーク10に接続されている。通信インタフェース106は、ネットワーク10を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3には、管理ノード100のハードウェア構成例を示したが、サーバ210,220も同様のハードウェア構成で実現することができる。
図4は、管理ノードの処理機能を示すブロック図である。図4に示すように、管理ノード100は、レイアウト設計条件DB(データベース)110、システムレイアウト記憶部121、設定ファイルDB122、入力部131、システムレイアウト設計部132、設定ファイル生成部133、構成制御管理部134、及び出力部135を有している。
レイアウト設計条件DB110には、管理対象ネットワークのシステムレイアウトを設計するために必要な条件が登録される。レイアウト設計条件DB110に登録される情報の詳細は後述する。
システムレイアウト記憶部121には、管理対象ネットワークの構成要素に対応付けて、その構成要素が実行すべき処理機能を示す情報(システムレイアウト)が登録される。たとえば、ある管理対象ノードに対して、セキュリティ保障を有したWebサーバとして機能すべきことが登録される。このシステムレイアウトは、システムレイアウト設計部132によって登録される。なお、システムレイアウト記憶部121に設定された情報は、入力部131によって変更することができる。
また、システムレイアウト記憶部121において、ある特定の管理対象ノードに関しては、システムレイアウトの機能を予め指定しておくことができる。この指定は、管理者が入力部131を介して行う。予め機能が指定された場合、その機能と管理対象ノードとの対応関係は、確定した部分レイアウトとして固定される。
設定ファイルDB122は、管理対象ネットワーク200の構成要素に対して遠隔操作によって設定する項目と、その設定内容とが登録される。この情報は、設定ファイル生成部133によって設定される。なお、設定ファイルDB122に設定された情報は、入力部131によって変更することができる。
入力部131は、管理者からの操作入力等に応答して、各種情報を管理ノード100内に登録する。具体的には、入力部131は、レイアウト設計条件DB110に対して、レイアウト設計に必要な条件を登録する。また、入力部131は、システムレイアウト記憶部121や設定ファイルDB122に対する情報の更新操作を行う。
システムレイアウト設計部132は、レイアウト設計条件DB110を参照して管理対象ネットワーク200にシステムレイアウトを設計する。設計されたシステムレイアウトは、システムレイアウト記憶部121に登録される。なお、システムレイアウト設計部132の詳細については後述する。
設定ファイル生成部133は、設定項目生成−物理機器の役割および論理的な接続を、物理機器に対して設定する際の設定内容を記述した設定ファイルを生成する。具体的には、設定ファイル生成部133は、システムレイアウト記憶部121に登録されたシステムレイアウトを参照し、管理対象ネットワーク200の構成要素に対して設定する項目と、その項目の内容とを生成する。そして、設定ファイル生成部133は、生成した項目と、その項目の内容とを含む設定ファイルを設定ファイルDB122に登録する。
構成制御管理部134は、システムレイアウトの結果を物理システムに反映させる機能を有する。具体的には、構成制御管理部134は、管理対象ネットワーク200を構成する管理対象ノード(サーバ210,220等)とネットワーク10を介して通信し、サーバ210,220等の管理対象ノードに対して所定の設定を行う。たとえば、サーバ210,220等の管理対象ノードに対して環境設定(プログラムの導入やパラメータ設定)を行う。環境設定は、物理要素に対する設定内容を定義した設定ファイルを、物理要素側に配布・適用することで実現される。
出力部135は、管理者からの操作入力等に応答して、レイアウト設計条件DB110、システムレイアウト記憶部121、および設定ファイルDB122に登録されている情報を出力する。出力先は、モニタ11の画面やネットワークを介して接続される他のノードなどである。
サーバ210は、構成制御エージェント211と物理リソース212とを有している。構成制御エージェント211は、管理ノード100との間で通信を行い、管理ノード100からの要求に応じてサーバ210を制御する。たとえば、構成制御エージェント211は、所定の処理機能を実現するためのソフトウェアの導入、およびその機能に対する物理リソース212の割り当てを行う。
物理リソース212は、サーバ210を構成するハードウェア機能である。たとえば、CPUによる演算機能、RAMによるデータの一時記憶機能、HDDによるデータ保存機能である。物理リソース212は、処理機能に対して任意に割り当て可能である。たとえば、各処理機能(Webサーバ等)のCPU占有率を設定することで、CPUの演算機能を割り当てることができる。
サーバ220は、構成制御エージェント221と物理リソース222とを有している。構成制御エージェント221と物理リソース222との機能は、それぞれサーバ210の構成制御エージェント211、物理リソース212と同じである。
なお、図4には、管理対象ノードの例としてサーバ210,220を示しているが、ネットワークのスイッチ等の他の管理対象ノードも管理制御エージェントおよび物理リソースを有する。
次に、レイアウト設計条件DB110とシステムレイアウト設計部132の詳細について説明する。
図5は、レイアウト設計条件DBとシステムレイアウト設計部との詳細構成を示す図である。まず、レイアウト設計条件DB110の詳細について説明する。なお、図5において、破線の矢印は、処理の開始指示等の制御情報の転送を示している。一方、実線の矢印は、処理対象となるデータの転送を示している。
レイアウト設計条件DB110は、優先度設定テーブル111、論理システム条件テーブル112、物理システム情報テーブル113、レイアウトテーブル114、およびレイアウト評価テーブル115を含んでいる。
論理システム条件テーブル112と物理システム情報テーブル113に関しては、システムレイアウト設計を実施する毎に新たなデータが登録される。優先度設定テーブル111とレイアウト評価テーブル115とに関しては、システムレイアウト設計処理を行うために必要な情報が予めHDD等の不揮発性の記録媒体に登録されている。レイアウトテーブル114は、システムレイアウト設計処理の間に生成される中間データである。
優先度設定テーブル111には、論理システム条件を検討する順番の優先度が定義される。優先度は、たとえば、制約条件が厳しいもの程高い値とする。優先度設定テーブル111の内容は、管理者が入力部131を使用して任意に変更することができる。
論理システム条件テーブル112には、管理対象ネットワーク200上に構築する機能の論理構成を示す情報(論理システム条件)が登録される。論理システム条件とは、どのような処理機能をどの程度の性能で提供するのかを示す情報である。たとえば、セキュリティ保障を有したWebサーバを、CPU能力2GHz相当の資源によって提供することが、論理構成を示す情報で示される。この情報は、入力部131を介して登録される。なお、論理システム条件テーブル112に登録される論理システム条件は、CAD等により設計された論理システム構成図に基づいて自動生成することもできる。
物理システム情報テーブル113には、管理対象ネットワーク200に含まれるハードウェア資源(物理リソース)の構成が登録される。たとえば、管理対象ネットワーク200の構成要素の物理属性(性能等)や各要素の接続関係が保持されている。
レイアウトテーブル114には、生成されたシステムレイアウトが一時的に格納される。
レイアウト評価テーブル115には、生成されたシステムレイアウトの評価基準が登録される。レイアウト評価テーブル115の内容は、管理者が入力部131を使用して任意に変更することができる。
システムレイアウト設計部132は、優先度算出部132a、レイアウト実施部132b、およびレイアウト評価部132cを有している。
優先度算出部132aは、優先度設定テーブル111を参照し、論理システム条件テーブル112内の各論理システム条件に対して優先度を設定する。
レイアウト実施部132bは、論理システム条件テーブル112と物理システム情報テーブル113とを参照し、物理システムのリソースを組み合わせることで論理システム条件を満たすシステムレイアウトを生成する。生成したシステムレイアウトは、レイアウトテーブル114に登録される。
レイアウト評価部132cは、物理システム情報テーブル113、レイアウトテーブル114、およびレイアウト評価テーブル115を参照し、生成されたシステムレイアウトを評価する。そして、レイアウト評価部132cは、評価値が最も大きいシステムレイアウトをシステムレイアウト記憶部121に登録する。
また、レイアウト評価部132cは、所定の評価基準を超えたシステムレイアウトが得られた時点で、レイアウト生成処理を終了させることができる。この場合、レイアウト評価部132cは、生成されたシステムレイアウトの評価が所定値(閾値)を超えた場合、評価対象のシステムレイアウトをシステムレイアウト記憶部121に登録する。評価が所定値を超えていなければ、レイアウト評価部132cは、レイアウト実施部132bに対して、別のシステムレイアウトの生成を要求する。この場合、レイアウト実施部132bは、レイアウト評価部132cからの要求に応じて、次のシステムレイアウト生成処理を開始することとなる。
図5に示す構成に基づいて、システムレイアウトが設計される。システムレイアウト設計処理では、まず優先度算出部132aによる論理システム条件の優先度算出処理が行われる。優先度算出処理の際には、優先度設定テーブル111が参照される。
図6は、優先度設定テーブルのデータ構造例を示す図である。優先度設定テーブル111には、条件の種類と、その条件の種類に対する優先度が設定されている。1つの論理システム条件について、当てはまる全ての項目の優先度が累積され、その論理システム条件の優先度となる。
CPUの処理能力に関する条件として、サーバのCPU能力がXGHz(Xは、CPUの動作周波数をギガヘルツ単位で示す実数)であるという条件が設定されていた場合、その条件の優先度はX×50となる。すなわち、CPUの処理能力に関する条件の優先度は、必要とされるCPUの動作周波数(CPUの処理能力値)に比例している。
DBストレージ容量(データを蓄積するための記憶容量)に関する条件として、DBストレージ容量がYTB(Yは、記憶容量をテラバイト単位で示す実数)であるという条件が設定されていた場合、その条件の優先度はY×500+600となる。すなわち、DBストレージ容量に関する条件の優先度は、容量の増加に伴って大きくなる。
ベンダ名が指定されていた場合(指定されたベンダの装置を使用するという条件)、その条件の優先度は500である。
機種名が指定されていた場合(指定された機種を使用するという条件)、その条件の優先度は300である。なお、機種名が指定された場合ベンダ名も必ず指定される。そのため、機種名が指定された場合、ベンダ名を指定したときの優先度「500」に、機種名を指定したことによる優先度「300」が加算される。
Webサーバとして使用するという条件が設定されていた場合、その条件の優先度は5である。
APサーバとして使用するという条件が設定されていた場合、その条件の優先度は50である。
DBサーバとして使用するという条件が設定されていた場合、その条件の優先度は200である。
優先度がU,V(U,Vは、サーバ機能に設定された優先度を示す実数(U>V))であるサーバ間のリンクについて指定されていた場合、その条件の優先度はV−1である。たとえば、Webサーバ(優先度:5)とDBサーバ(優先度:200)とのリンクが指定されていた場合、U=200、V=5となり、リンクが指定されていることに関する優先度は4(5−1)となる。
台数固定(使用する装置の台数が指定されていた場合)の優先度は、400である。
このような優先度設定テーブル111に基づいて、論理システム条件の優先度を算出することができる。すなわち、優先度算出部132aは、各論理システム条件が満たす条件の種類を、優先度設定テーブル111から抽出する。そして、優先度算出部132aは、抽出した条件の種類に対応付けられた優先度の合計を、論理システム条件の優先度とする。優先度算出部132aは、算出した優先度を論理システム条件テーブル112に登録する。
図7は、論理システム条件テーブルのデータ構造例を示す図である。論理システム条件テーブル112には、条件番号、条件、および優先度が互いに関連付けて登録されている。条件番号は、登録された論理システム条件の識別番号である。条件は、論理システム条件の内容である。優先度は、優先度算出部132aによって算出された優先度である。
条件番号「0001」の論理システム条件は「CPU能力1GHz相当のWebサーバ」である。この論理システム条件は、優先度設定テーブル111の条件の種類のうち、「サーバのCPU能力1GHz(優先度:50)」と「Webサーバとして使用(優先度:5)」とを満たしている。したがって、これらの条件の種類の優先度の合計値「55」が、この論理システム条件の優先度となる。
条件番号「0002」の論理システム条件は「ベンダVendor1、CPU能力1GHz相当のAPサーバ」である。この論理システム条件は、優先度設定テーブル111の条件の種類のうち、「サーバのCPU能力1GHz(優先度:50)」、「APサーバとして使用(優先度:50)」、「ベンダ名(Vendor1)を指定(優先度:500)」を満たしている。したがって、これらの条件の種類の優先度の合計値「600」が、この論理システム条件の優先度となる。
条件番号「0003」の論理システム条件は「ベンダVendor2、機種Model2、CPU能力2GHzのDBサーバ1台」である。この論理システム条件は、優先度設定テーブル111の条件の種類のうち、「サーバのCPU能力2GHz(優先度:100)」、「DBサーバとして使用(優先度:200)」、「ベンダ名(Vendor2)を指定(優先度:500)」、「機種名(Model2)を指定(優先度:300)」、「台数(1台)固定(優先度:400)」を満たしている。したがって、これらの条件の種類の優先度の合計値「1500」が、この論理システム条件の優先度となる。
条件番号「0004」の論理システム条件は「容量500GB(0.5TB)のDBストレージ」である。この論理システム条件は、優先度設定テーブル111の条件の種類のうち、「DBストレージ容量0.5TB(優先度:850)」を満たしている。したがって、この条件の種類の優先度「850」が、この論理システム条件の優先度となる。
条件番号「0005」の論理システム条件は「APサーバ・DBサーバ間の帯域は300Mbps」である。この論理システム条件は、優先度設定テーブル111の条件の種類のうち、「優先度がU=1500(DBサーバ),V=600(APサーバ)であるサーバ間のリンクについて指定(優先度:V−1=599)」を満たしている。なお、各サーバの優先度は、条件番号「0002」、「0003」に対応付けて登録されている値を参照することで判断できる。したがって、この条件の種類の優先度「599」が、この論理システム条件の優先度となる。
条件番号「0006」の論理システム条件は「Webサーバ・APサーバ間の帯域は50Mbps」である。この論理システム条件は、優先度設定テーブル111の条件の種類のうち、「優先度がU=600(APサーバ),V=55(Webサーバ)であるサーバ間のリンクについて指定(優先度:V−1=54)」を満たしている。したがって、この条件の種類の優先度「54」が、この論理システム条件の優先度となる。
図8は、論理システムレイアウトの例を示す図である。これは、図7に示す論理システム条件テーブルで示される条件を満たす論理上のシステム構成である。論理システム構成では、Webサーバ21、APサーバ22、DBサーバ23、およびDBストレージ24で構成される。各機能は、図7で示される性能、あるいはそれ以上の性能を有している。Webサーバ21とAPサーバ22とは、50Mbps以上の通信速度で通信可能な伝送媒体で接続される。また、APサーバ22とDBサーバ23とは、300Mbps以上の通信速度で通信可能な伝送媒体で接続される。
論理システム条件の優先度が算出されると、レイアウト実施部132bによって論理システム条件テーブル112と物理システム情報テーブル113とが参照され、システムレイアウトが計算される。
図9は、物理システム情報テーブルのデータ構造例を示す図である。物理システム情報テーブル113には物理要素番号、属性、接続関係が互いに関連付けて登録されている。物理条件番号は、物理システムの構成要素(物理要素)の識別番号である。属性は、物理システムの構成要素の種別や機能である。接続関係は、物理要素間の接続関係である。
物理要素番号「0001」の物理要素は「サーバ、Vendor1、Model1、CPU1GHz、ネットワークポート0番の速度1Gbps」である。この物理要素の0番のポートは、物理要素番号「0005」で示される物理要素の1番のポートに接続されている。
物理要素番号「0002」の物理要素は「サーバ、Vendor1、Model1、CPU1GHz、ネットワークポート0番の速度1Gbps」である。この物理要素の0番のポートは、物理要素番号「0006」で示される物理要素の1番のポートに接続されている。
物理要素番号「0003」の物理要素は「サーバ、Vendor2、Model2、CPU2GHz、ネットワークポート0番の速度1Gbps、ストレージポート1番の速度320MB/s」である。この物理要素の0番のポートは、物理要素番号「0006」で示される物理要素の2番のポートに接続されている。また、この物理要素の1番のポートは、物理要素番号「0004」で示される物理要素の0番のポートに接続されている。
物理要素番号「0004」の物理要素は「ストレージ、Vendor3、Model3、容量1TB、ストレージポート0番の速度160MB/s」である。この物理要素の0番のポートは、物理要素番号「0003」で示される物理要素の1番のポートに接続されている。
物理要素番号「0005」の物理要素は「ネットワークスイッチ、Vendor4、Model4、ネットワークポート0番の速度1Gbps、ネットワークポート1〜8番の速度100Mbps」である。この物理要素の0番のポートは、物理要素番号「0006」で示される物理要素の0番のポートに接続されている。また、この物理要素の1番のポートは、物理要素番号「0001」で示される物理要素の0番のポートに接続されている。
物理要素番号「0006」の物理要素は「ネットワークスイッチ、Vendor4、Model5、ネットワークポート0〜4番の速度1Gbps」である。この物理要素の0番のポートは、物理要素番号「0005」で示される物理要素の0番のポートに接続されている。また、この物理要素の1番のポートは、物理要素番号「0002」で示される物理要素の0番のポートに接続されている。さらに、この物理要素の2番のポートは、物理要素番号「0003」で示される物理要素の0番のポートに接続されている。
このような物理システム情報を管理ノード100内の物理システム情報テーブル113に登録することにより、管理ノード100において管理対象ネットワーク200の物理システムレイアウトが認識される。
図10は、管理対象ネットワークの物理システムレイアウトを示す図である。これは、図9に示された物理システム情報で表現されている管理対象ネットワーク200を示している。図10に示すように、管理対象ネットワーク200は、3台のサーバ210,220,230、1台のストレージ240、および2台のスイッチ250,260で構成されている。図10では、各サーバの物理要素番号を括弧書きで示している。
レイアウト実施部132bは、このような管理対象ネットワーク200に対して、図7で示した論理システム条件を満たすシステムレイアウトを生成し、レイアウトテーブル114に登録する。
図11は、レイアウトテーブルのデータ構造例を示す図である。レイアウトテーブル114には、論理要素番号、対応する物理要素、接続先論理要素、設定が互いに関連付けて登録されている。
論理要素番号は、論理要素に設定された識別番号である。ここで、論理要素とは、1つの物理要素で実現される機能の単位である。すなわち、各論理システム条件は、1または複数の論理要素によって実現される。
対応する物理要素は、関連付けられた論理要素の機能を実現する物理要素の識別番号である。接続先論理要素は、関連付けられた論理要素に接続される論理要素の識別番号である。設定は、該当する物理要素に対して設定すべき項目およびその項目の内容である。
論理要素番号「0001」の論理要素に対して物理要素番号「0003」の物理要素が割り当てられている。この論理要素には、論理要素番号「0002」、「0004」の論理要素が接続される。また、物理要素番号「0003」の物理要素はDBサーバとして機能し、IPアドレス「xxx.xxx.xxx.xxx」やホスト名「db1」が設定される。
論理要素番号「0002」の論理要素に対して物理要素番号「0004」の物理要素が割り当てられている。この論理要素には、論理要素番号「0001」の論理要素が接続される。また、物理要素番号「0004」の物理要素は、論理要素番号「0001」の論理要素からのアクセスを許可するように設定される。
論理要素番号「0003」の論理要素に対して物理要素番号「0002」の物理要素が割り当てられている。この論理要素には、論理要素番号「0004」の論理要素が接続される。また、物理要素番号「0002」の物理要素はAPサーバとして機能し、IPアドレス「xxx.xxx.xxx.yyy」やホスト名「ap1」が設定される。
論理要素番号「0004」の論理要素に対して物理要素番号「0006」の物理要素が割り当てられている。この論理要素には、論理要素番号「0001」、「0003」の論理要素が接続される。また、物理要素番号「0006」の物理要素は、論理要素番号「0001」と「0003」との間の通信を許可するように設定される。
このように、レイアウトテーブル114には、物理要素の役割、設定内容、論理的な接続に関して求められた結果が格納される。なお、図11の例では、設定内容を自然言語の箇条書きで記述しているが、実際にはより機械的な内容となる。たとえば、論理要素「0001」の設定は、以下の通りとなる。
DB_SERVER=TRUE
IP_ADDRESS=xxx.xxx.xxx.xxx
HOST_NAME=db1
図12は、生成されたシステムレイアウトの例を示す図である。図12の例では、サーバ210がWebサーバ21として機能し、サーバ220がAPサーバ22として機能し、サーバ230がDBサーバ23として機能し、ストレージ240がDBストレージ24として機能するように、システムレイアウトが決定されている。
このようにして生成されたシステムレイアウトは、レイアウト評価部132cによって評価される。そして、生成可能なシステムレイアウトが全て生成されるか、若しくは評価値が所定値以上になるまで、システムレイアウトが繰り返し生成される。所定値以上の評価を得たシステムレイアウトは、システムレイアウト記憶部121に登録され、設定ファイル生成部133が設定項目を抽出する際に参照される。
なお、システムレイアウトの評価は、レイアウト評価テーブル115に基づいて行われる。
図13は、レイアウト評価テーブルのデータ構造例を示す図である。レイアウト評価テーブル115には、レイアウトの状態と評価点とが互いに関連付けて登録されている。レイアウトの状態には、システムレイアウトに評価点を加えるための条件が定義されている。評価点には、レイアウトの状態を満たしたときの評価点が定義されている。
システムレイアウトで決定されたWebサーバのCPU能力がaGHz(aは、CPUの動作周波数をギガヘルツ単位で示す実数)であれば、評価点「a×50」が与えられる。
システムレイアウトで決定されたAPサーバのCPU能力がbGHz(bは、CPUの動作周波数をギガヘルツ単位で示す実数)であれば、評価点「b×100」が与えられる。
システムレイアウトで決定されたDBサーバのCPU能力がcGHz(cは、CPUの動作周波数をギガヘルツ単位で示す実数)であれば、評価点「c×100」が与えられる。
システムレイアウトで決定されたWebサーバとAPサーバとの間の帯域がdGbps(dは、通信帯域を1秒あたりのビット数で示す実数)であれば、評価点「d×200」が与えられる。
システムレイアウトで決定されたAPサーバとDBサーバとの間の帯域がeGbps(eは、通信帯域を1秒あたりのビット数で示す実数)であれば、評価点「e×300」が与えられる。
システムレイアウトで決定されたシステムにおける未使用のCPU能力がfGHz(fは、CPUの動作周波数をギガヘルツ単位で示す実数)であれば、評価点「f×10」が与えられる。
システムレイアウトで決定されたシステムにおける未使用のストレージがgTB(gは、ストレージの記憶容量をテラバイト単位で示す実数)であれば、評価点「g×100」が与えられる。
システムレイアウトで決定されたシステムにおいて、同じ役割の複数のサーバが同一のスイッチに接続されていれば、評価点「200」が与えられる。
システムレイアウトで決定されたシステムにおいて、同じ役割の複数のサーバが同一のブレードシャーシに接続されていれば、評価点「500」が与えられる。
このような評価テーブルに基づいてシステムレイアウトが評価される。なお、1つのシステムレイアウトが複数のレイアウトの状態に当てはまる場合、各項目の評価点を累積した値が、そのシステムレイアウトの評価値となる。
なお、レイアウト評価テーブル115には、レイアウト検証要件を登録することもできる。この場合、レイアウト検証要件を満たすシステムレイアウトのみを設計結果として選択できるものとする。具体的には、レイアウト評価部132cは、物理システム情報テーブル113に格納されている物理システム情報およびレイアウト評価テーブル115に格納されているレイアウト検証要件を元に、生成されたシステムレイアウトのシミュレーションを行い、各種状況予測及び資源性能予測を実施する。その結果、システムレイアウトがレイアウト検証要件を満たしているかどうか検証する。レイアウト評価部132cは、レイアウト検証要件を満たさない場合、そのシステムレイアウトの評価点に関係なく、そのシステムレイアウトを設計結果として選択しない。
次に、物理システムレイアウト設計処理の手順を具体的に説明する。
図14は、物理システムレイアウト設計処理の手順を示すフローチャートである。以下、図14に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]レイアウト実施部132bは、レイアウトテーブル114を初期化する。具体的には、生成されたシステムレイアウトを示すレイアウト設計結果(Lresult)を削除する(格納領域を空“Φ”にする)。また、システムレイアウトの最大評価値Emaxを0にする。なお、既に部分的にレイアウトが決定されている場合、レイアウト(Lresult)の初期値として、決定されている部分レイアウトが設定される。
[ステップS12]優先度算出部132aは、論理システム条件テーブル112から論理システムの条件を1つずつ抽出し、各論理システムの条件の優先度を算出する。具体的には、優先度算出部132aは、優先度設定テーブル111を参照し、抽出した論理システムの条件が当てはまる条件の種類を全て抽出する。そして、優先度算出部132aは、抽出した優先度の種類に関連付けられた優先度の合計を、該当する論理システムの条件の優先度とする。算出された優先度は、論理システム条件テーブル112に設定される。
[ステップS13]レイアウト実施部132bは、論理システム条件を優先度の高いものからリストLC0に格納する。
[ステップS14]レイアウト実施部132bは、ステップS13で生成したリストLC0を条件リストLCとし、レイアウトLを空“Φ”を変数として、レイアウト生成処理「ITER(LC,L)」を呼び出す(ITER(LC0,Φ))。
図15は、レイアウト生成処理の手順を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS21]レイアウト実施部132bは、条件リストLCが空か否かを判断する。条件リストLCが空であれば、処理がステップS28に進められる。条件リストLCに論理レイアウト条件が残っていれば、処理がステップS22に進められる。
[ステップS22]レイアウト実施部132bは、条件リストLCから先頭の条件Cを取り除く。
[ステップS23]レイアウト実施部132bは、レイアウトLを固定した上で、ステップS22で取り除いた条件Cを満たすようなレイアウト(条件Cを満たすような物理要素への機能を割り当て)を列挙し、リストLLに格納する。すなわち、既に確定しているレイアウトLを崩さずに、条件Cを満たすレイアウトを可能なだけ生成する。
[ステップS24]レイアウト評価部132cは、リストLLに格納されている各レイアウトLiについて評価値を算出する。評価値の算出は、レイアウト評価テーブル115を参照して行われる。具体的には、レイアウト評価部132cは、レイアウト評価テーブル115からレイアウトLiが満たしているレイアウトの状態を抽出し、抽出されたレイアウトの状態の評価点の合計を、そのレイアウトLiの評価値とする。そして、レイアウト実施部132bは、評価値の高いものから順にリストLL内のレイアウトLiをソートする。
[ステップS25]レイアウト実施部132bは、リストLLが空か否かを判断する。リストLLが空であれば、処理がレイアウト生成処理の呼び出し元に復帰する。リストLLが空でなければ、処理がステップS26に進められる。
[ステップS26]レイアウト実施部132bは、リストLLから先頭のレイアウトL0を取り除く。
[ステップS27]レイアウト実施部132bは、現在の条件リストLCとステップS26で取り除いたレイアウトL0を変数として、レイアウト生成処理「ITER(LC,L)」を呼び出す(ITER(LC,L0))。このとき呼び出した処理が終了したら、処理がステップS25に進められる。なお、ステップS22で条件Cを取り除くことにより条件リストLCが空になった場合、このステップS27でレイアウト生成処理を呼び出すと、呼び出し先のレイアウト生成処理のステップS21において条件リストLCが空と判断され、処理がステップS28に進められる。
[ステップS28]レイアウト評価部132cは、レイアウトLに対する評価値Eを算出する。なお、レイアウトLの評価値は、呼び出し元のレイアウト生成処理におけるステップS24において算出されているため、その値を用いることができる。
[ステップS29]レイアウト評価部132cは、評価値Eが最大評価値Emaxより大きいか否かを判断する。評価値Eの方が大きければ処理がステップS30に進められる。評価値Eが最大評価値Emax未満であれば処理が呼び出し元のレイアウト生成処理に復帰する。
[ステップS30]レイアウト実施部132bは、レイアウト設計結果(Lresult)に、現在のレイアウト生成処理において変数として入力されたレイアウトLを設定する。また、レイアウト実施部132bは、最大評価値Emaxに、現在のレイアウト生成処理において変数として入力されたレイアウトLの評価値Eを設定する。その後、処理が呼び出し元のレイアウト生成処理に復帰する。
ここで、図7で示した論理システム条件を満たすシステムレイアウト設計例を、図11に示すレイアウトテーブル114を参照して説明する。論理システム条件テーブル112を参照すると、条件番号「0003」の論理システム条件が最も優先度が高い。そこで、「ベンダVendor2、機種Model2、CPU能力2GHzのDBサーバ1台」という条件を満たすレイアウトの生成処理が行われる。すると、物理要素番号「0003」の物理要素(サーバ230)をDBサーバとして機能させることが決定され、論理要素番号「0001」としてレイアウトテーブル114に登録される。
次に、論理システム条件テーブル112から、2番目に優先度が高い論理システム条件(条件番号「0004」)が抽出され、「容量500GB(0.5TB)のDBストレージ」という条件を満たすレイアウトの生成処理が行われる。すると、物理要素番号「0004」の物理要素(ストレージ240)において、論理要素番号「0001」に対応する物理要素「0003」からのアクセスを許可することが決定され、論理要素番号「0002」としてレイアウトテーブル114に登録される。この際、論理要素番号「0001」の接続先論理要素に「0002」が登録され、論理要素番号「0002」の接続先論理要素に「0001」が登録される。
さらに、論理システム条件テーブル112から、3番目に優先度が高い論理システム条件(条件番号「0002」)が抽出され、「ベンダVendor1、CPU能力1GHz相当のAPサーバ」という条件を満たすレイアウトの生成処理が行われる。すると、物理要素番号「0002」の物理要素(サーバ220)をAPサーバとして機能させることが決定され、論理要素番号「0003」としてレイアウトテーブル114に登録される。
このとき物理要素番号「0002」の物理要素(サーバ220)と物理要素番号「0004」の物理要素(ストレージ240)とを接続する必要があるため、物理要素番号「0006」の物理要素(スイッチ260)において物理要素0001と物理要素0003との間の通信を許可することが決定され、論理要素番号「0004」としてレイアウトテーブル114に登録される。同時に、論理要素番号「0001」の接続先論理要素に「0004」が登録され、論理要素番号「0003」の接続先論理要素に「0004」が登録され、論理要素番号「0004」の接続先論理要素に「0001」と「0003」とが登録される。
以後、論理システム条件テーブル112から論理システム条件が優先度順に抽出され、レイアウトが構築されていく。ここで、論理システム条件を満たす物理要素が無い場合、処理が直前の論理システム条件に応じたレイアウト生成に戻される(巻き戻し)。そして、前回と異なるレイアウトが生成された後、変更後のレイアウトに基づいて論理システム条件の満たすレイアウトに構築が行われていく。
以上のようにして、論理システム条件を満たしたシステムレイアウトの中で、最も評価値が高いものをレイアウト設計結果とすることができる。これにより、論理システム条件を満たしたシステムレイアウトを多数生成可能な場合、その中で最も効率的なシステムレイアウトを、管理対象ネットワーク200のシステムレイアウトとして決定することができる。
なお、所定のレイアウト生成処理終了の判定基準に達した時点で、レイアウト生成処理を終了させてもよい。たとえば、最大評価値Emaxが予め設定された所定値(閾値)を超えた時点で、レイアウト生成処理を終了させることができる。これにより、システムレイアウト生成処理を短時間で行うことができる。すなわち、管理対象ネットワーク200が大規模になると、論理システム条件を満たすシステムレイアウトの数も多数となる。そこで、処理の評価値以上のシステムレイアウトが生成された時点でシステムレイアウト生成処理を終了させることで、処理効率を上げることができる。
しかも、第1の実施の形態では論理システム条件に優先度を設定し、優先度の高い論理システム条件を満たすシステムレイアウトを優先的に生成している。これにより、所定のタイミングでレイアウト生成処理を終了させた場合でも、レイアウト設計結果(Lresult)として良好な評価値のシステムレイアウトが得られる。
さらに、第1の実施の形態では、評価の高いレイアウトから順に深さ優先探索(DFS: Depth First Search)を行っている。深さ優先探索は、1つの頂点から辺をたどって行けるところまで行き、進めなくなったら引き返して別の路を選ぶという方針による探索である。すなわち、第1の実施の形態では、論理システム条件を満たすシステムレイアウトが生成されると、評価値の高いシステムレイアウトに基づいて他の論理システム条件を同時に満たすシステムレイアウトを生成する。このように、評価値の高いシステムレイアウトから順に、各論理システム条件を満たすようにシステムレイアウトを構築していくことにより、所定値より高い評価値のシステムレイアウトを早期に生成することができる。
また、システムレイアウト設計処理の高速化方法の1つとして、枝刈りとよばれる方法を採用することができる。枝刈りでは、レイアウト生成処理「ITER(LC,L)」の冒頭で、現在の部分的なレイアウトLの下で最高でもどれだけの評価値のレイアウトが得られるか見積もってEestimateとする。EestimateがEmaxを超えない場合、部分レイアウトLの下での探索は無意味なので行わない。これにより、無駄な探索処理を減らし、処理を効率化することができる。
この際、評価の見積は詳細な条件を考慮せず楽観的に行うことで、Emaxを超えるレイアウトが生成可能なレイアウト生成処理が誤って実施されないという事態の発生を防止できる。たとえば、最大100Mbpsの帯域のネットワークが余っている場合、ポート数にかかわらずこの後のレイアウトで全てのノードがそのネットワークを使用できるものと仮定して帯域を評価する。
また、部分評価を再利用することで、システムレイアウト設計処理の高速化を図ることもできる。すなわち、部分的なレイアウトの評価結果を記録しておき、同様の部分レイアウトの評価や評価見積を考える場合に記録された結果を再利用する。
また、失敗事例からのフィードバックを行うことにより、システムレイアウト設計処理の高速化を図ることもできる。具体的には、レイアウト実施部132bは、部分的なレイアウトLの下で可能なレイアウトが存在しない場合、致命的となった条件を探す。致命的な条件の候補として以下の条件が挙げられる。
・直前に扱った論理システム条件
・可能なレイアウトの数が少なくなってしまう論理システム条件
レイアウト実施部132bは、以降の探索では致命的な条件についてより早い段階で探索を行うように条件リストを並べ替える。たとえば、Webサーバ配置後に「FW(DMZポート)を確保する」という条件を扱って失敗した場合、この条件を致命的とみなして、以降の探索ではWebサーバを配置する前にFW(DMZポート)を確保する。
なお、致命的となった条件を探索しておけば、最終的にシステムレイアウトが全て失敗した場合、致命的となった条件をユーザに提示することで物理システムの構成上の欠陥の可能性を指摘し、現在のシステムの拡張や組み換えのアドバイスを行うこともできる。
次に、システムレイアウトの結果を、管理対象ネットワーク200内の物理要素に反映させる機能(デプロイメント)について説明する。
システムレイアウトが設計されシステムレイアウト記憶部121に登録されると、設定ファイル生成部133が設定ファイルDB122に、物理要素毎の設定項目を登録する。第1の実施の形態では、設定ファイル生成部133が設定ファイルテンプレートを有し、その設定ファイルテンプレートに基づいて、物理要素毎の設定項目とその内容が記述された設定ファイルが生成される。なお、設定ファイルテンプレートは、設定ファイルテンプレートテーブルによって管理される。
図16は、設定ファイルテンプレートテーブルのデータ構造例を示す図である。設定ファイルテンプレートテーブル133aには、物理要素種別、設定ファイルテンプレート位置とが互いに関連付けて登録されている。物理要素種別は、管理対象ネットワーク200を構成する物理要素の種別である。設定ファイルテンプレート位置は、物理要素種別に対応する設定ファイルテンプレートの位置(ファイル構造上のパスとファイル名)である。
図17は、設定ファイルテンプレートの例を示す図である。設定ファイルテンプレート133bには、ファイル名の指定「@create_file」、ファイル名「/etc/hosts」、ファイルの内容「127.0.0.1 localhost %IP_ADDRESS% %HOST_NAME%」が組となって記述されている。また、「@if %WEB_SERVER% == TRUE」は、Webサーバの場合のみ以降の処理を実行することを示している。「@exec_command_remote」は、対象サーバ上でのコマンド「ln -s /etc/init.d/httpd /etc/rc2.d/S90httpd」に実行を指示している。
ファイルの内容の中で%で囲まれた部分が、システムレイアウト設計結果に応じて置換される。「%IP_ADDRESS%」、「%HOST_NAME%」、「%WEB_SERVER%」をどのような値に置換するのかは、システムレイアウト記憶部から物理要素の設定の欄を参照して決定される。
このような設定ファイルテンプレート133bに基づいて、物理要素毎の設定ファイルが生成される。生成された設定ファイルは、設定ファイルDB122に格納される。設定ファイルDB122には、格納された設定ファイルを管理するための設定ファイル管理テーブルが設けられる。
図18は、設定ファイル管理テーブルのデータ構造例を示す図である。設定ファイル管理テーブル122aには、設定ファイル番号、物理要素番号、設定ファイル位置が互いに関連付けて登録されている。設定ファイル番号は、生成された設定ファイルの識別番号である。物理要素番号は、設定ファイルに対応する物理要素の識別番号である。設定ファイル位置は、生成された設定ファイルの位置(ファイル構造上のパスとファイル名)である。
設定ファイルDB122に、設定ファイルと設定ファイル管理テーブル122aとが格納されると、構成制御管理部134が管理対象ネットワーク200の物理要素の構成管理エージェントに設定ファイルを送信する。なお、構成制御管理部134では、構成制御エージェント管理テーブルによって各物理要素の構成制御エージェントの所在を管理している。
図19は、構成制御エージェント管理テーブルのデータ構造例を示す図である。構成制御エージェント管理テーブル134aには、物理要素種別とエージェント呼び出し手続きとが互いに関連付けて登録されている。物理要素種別は、管理対象ネットワーク200を構成する物理要素の種別である。エージェント呼び出し手続きは、物理要素の種別毎の構成制御エージェントを呼び出すための処理手順(呼び出し手続き)を示すファイルの位置(パスとファイル名)である。
次に、デプロイメント処理の手順を、図20〜図22を参照して説明する。
図20は、デプロイメント処理の手順を示す第1のフローチャートである。以下、図20に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS41]設定ファイル生成部133は、システムレイアウト記憶部121から1項目を取得する。
[ステップS42]設定ファイル生成部133は、物理要素の種別に応じた設定ファイルテンプレートを取得する。
[ステップS43]設定ファイル生成部133は、接続先・設定に応じて、設定ファイルテンプレートの設定項目の値を決定する。
[ステップS44]設定ファイル生成部133は、設定ファイルを生成し、設定ファイルDB122に格納する。
[ステップS45]設定ファイル生成部133は、システムレイアウト記憶部121の全項目を処理したか否かを判断する。全項目に対する処理が終了していれば、処理がステップS51(図21参照)に進められる。未処理の項目があれば、処理がステップS41に進められる。
図21は、デプロイメント処理の手順を示す第2のフローチャートである。以下、図21に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS51]構成制御管理部134は、スイッチ以外の物理要素に対する設定ファイルから1項目を取得する。
[ステップS52]構成制御管理部134は、物理要素の種別に応じて構成制御エージェントを呼び出す。
[ステップS53]構成制御管理部134は、エージェントに対して設定ファイルを送信すると共に、設定ファイルの適用を指示する。
[ステップS54]構成制御管理部134は、スイッチ以外の物理要素に対する全ての項目を処理したか否かを判断する。該当する全ての項目を処理した場合、処理がステップS61(図22参照)に進められる。未処理の項目がある場合、処理がステップS51に進められる。
図22は、デプロイメント処理の手順を示す第3のフローチャートである。以下、図22に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS61]構成制御管理部134は、スイッチの物理要素に対する設定ファイルから1項目を取得する。
[ステップS62]構成制御管理部134は、物理要素の種別に応じて構成制御エージェントを呼び出す。
[ステップS63]構成制御管理部134は、エージェントに対して設定ファイルを送信すると共に、設定ファイルの適用を指示する。
[ステップS64]構成制御管理部134は、スイッチの物理要素に対する全ての項目を処理したか否かを判断する。該当する全ての項目を処理した場合、処理が終了する。未処理の項目がある場合、処理がステップS61に進められる。
このように、デプロイメント処理は、スイッチ以外の物理要素に対する設定を優先的に実行する。これは、スイッチの設定を先に行ってしまうと、接続関係の整合性が取られていない状態の物理要素(決定されたシステムレイアウトの設定が未完了)間で通信が行われてしまい、トラブルの原因となるからである。すなわち、スイッチ以外の物理要素に対して、環境設定を優先的に実行することで、生成されたシステムレイアウトに従った管理対象ネットワーク200を、運用開始時から安定して動作させることができる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、管理対象ネットワーク上での効率の良いシステムレイアウトを自動で作成し、そのシステムレイアウトに沿った環境を自動で構築することができる。その結果、管理対象ネットワークを管理するための管理者の負担が軽減されると共に、設定ミスなどの問題の発生が防止される。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の実施の形態を拡張することで、構築されるネットワークシステムの利便性や信頼性を向上させたものである。利便性を向上させる技術としては、管理対象ネットワーク内の各物理要素から物理リソースの情報を収集し、物理システム情報を自動生成する機能がある。また、信頼性を向上させる技術としては、管理対象ネットワーク内の物理要素に対して設定項目を設定したときの動作シミュレーションを予め行う技術がある。また、信頼性を向上させる他の技術としては、実際に物理要素の動作状況を監視して、その物理要素に設定した項目の正当性を検証する技術がある。
図23は、第2の実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。管理ノード300と管理対象ノード410とはネットワーク10aを介して接続されている。
管理ノード300は、レイアウト設計条件DB310、システムレイアウト記憶部321、シミュレーション項目検証要件322、設定ファイルDB323、実システム検証要件324、入力部331、システムレイアウト設計部332、設定ファイル生成部333、シミュレーション検証部334、構成制御管理部335、物理リソース情報収集管理部336、実システム検証管理部337、入力部338、出力部339、およびネットワーク連携部340を有している。
入力部331および入力部338は、管理ノード300におけるユーザインタフェース入力部である。入力部331および入力部338を介して、レイアウト設計条件DB310、システムレイアウト記憶部321、シミュレーション項目検証要件322、設定ファイルDB323、および実システム検証要件324に対して、データの登録および変更を行うことができる。
レイアウト設計条件DB310は、管理対象ネットワークのレイアウト設計に必要な情報が登録された記憶手段である。レイアウト設計条件DB310の内容は、図5に示した第1の実施の形態のレイアウト設計条件DB110と同様である。
システムレイアウト記憶部321は、設計されたシステムレイアウトの内容を記憶する記憶手段である。システムレイアウト記憶部321の内容は、第1の実施の形態のシステムレイアウト記憶部121と同様であり、図11に示したレイアウトテーブル114と同様のデータ構造を有している。
シミュレーション項目検証要件322には、設定項目の内容に応じたシミュレーションを行う際の検証要件が登録される。
設定ファイルDB323には、管理対象ノード410に対して設定すべき項目、およびその項目の内容が登録される。
実システム検証要件324には、管理対象ノード410の動作を検証するための検証要件が登録される。すなわち、デプロイメント処理を実施した管理対象ネットワークに対して、デプロイメントが正常に実施されたかを検証するための要件が登録される。たとえば、以下のような検証要件が登録される。
・ノードの稼働確認:管理対象ノードに対するpingコマンドにより確認する。
・アプリケーション稼働確認:サンプルデータを管理対象ノード内の個別アプリケーションに渡し、その応答により確認する。
・リンク接続確認:2ノード間でのpingコマンドにより確認する。
・切替動作確認:冗長ノードにおいて強制切替を実施し、その結果により確認する。
・負荷分散動作確認:擬似的な負荷をかけることにより確認する。
・ファイアウォール動作確認:擬似的な不正アクセスにより確認する。
・ストレージ動作確認:ストレージに対するディスク操作の結果および応答時間により確認する。
・End-End性能確認:サンプルデータをシステムの入り口から投入し、その応答時間により確認する。
システムレイアウト設計部332は、レイアウト設計条件DB310に基づいて、管理対象ネットワークのシステムレイアウトを設計する。設計されたシステムレイアウトは、システムレイアウト記憶部321に登録される。システムレイアウト設計部332の機能は、第1の実施の形態のシステムレイアウト設計部132の機能と同じである。
設定ファイル生成部333は、システムレイアウト記憶部321に登録されたシステムレイアウトに基づいて、管理対象ノード410に設定すべき項目とその内容とを決定する。決定された設定項目およびその内容は、設定ファイルDB323に登録される。設定ファイル生成部333の機能は、第1の実施の形態の設定ファイル生成部133の機能と同じである。
構成制御管理部335は、設定ファイルDB323に登録された設定項目の内容を管理対象ノード410に対して送信し、該当項目の設定を依頼する。構成制御管理部335の機能は、第1の実施の形態の構成制御管理部134と同じ機能を有している。また、構成制御管理部335は、実システム検証管理部337から管理対象ノード410が所定の機能を提供していないことの通知を受けると、その管理対象ノード410に対する設定項目の再設定を行う。
物理リソース情報収集管理部336は、管理対象ノード410から物理リソースの属性情報を収集する。属性情報とは、物理リソースがHDDであれば、記憶容量、空き容量等の情報である。そして、物理リソース情報収集管理部336は、収集した情報を、レイアウト設計条件DB310内の物理システム情報テーブルに登録する。
また、物理リソース情報収集管理部336は、管理対象ノード410から障害情報、性能情報を収集することもできる。そして、物理リソース情報収集管理部336は、収集した障害情報、性能情報を、レイアウト設計条件DB310内の物理システム情報テーブルに登録する。この場合、システムレイアウト設計部332は、障害情報、性能情報などの最新の情報に基づいてシステムレイアウトの設計が可能となる。
さらに、物理リソース情報収集管理部336は、管理対象ノードの追加(管理対象ネットワークへの新規参加)/削除(管理対象ネットワークからの切断)/変更(ハードウェア構成の変更)を自動検出することもできる。そして、物理リソース情報収集管理部336は、管理対象ノードの追加/削除/変更を検出した場合、その内容を物理システム情報テーブルに反映させ、システムレイアウト設計部332に対してシステムレイアウトの再設計を実施させる。
実システム検証管理部337は、管理対象ノード410からシステムの運用状況を示す情報を収集する。そして、実システム検証管理部337は、システムレイアウト記憶部321と実システム検証要件324とを参照し、管理対象ノード410の運用状況を実システム検証要件324に基づいて検証する。たとえば、実システム検証管理部337は、テストデータを管理対象ノード410等の実システムに流すことにより、物理システムレイアウトの妥当性を確認する。管理対象ノード410がどのような機能で動作すべきかについては、システムレイアウト記憶部321を参照することで判断できる。検証結果は、出力部339を介して出力されると共に、構成制御管理部335に通知される。
出力部339は、管理ノード300の出力用のユーザインタフェースである。出力部339は、モニタにデータの内容を表示したり、他の装置にデータを格納したりする。
ネットワーク連携部340は、管理対象ノード410の追加/削除/変更に連動し、IPアドレスの自動配布/回収またセキュリティの確保を行う。
管理対象ノード410は、ネットワーク連携部411、構成制御エージェント412、物理リソース情報収集エージェント413、実システム検証エージェント414および物理リソースを有している。
ネットワーク連携部411は、管理ノード300のネットワーク連携部340からの要求に応じて、IPアドレスの自動配布/回収またセキュリティの確保等を行う。
構成制御エージェント412は、構成制御管理部335からの要求に従って、物理リソース415に対する環境設定を行う。
物理リソース情報収集エージェント413は、管理対象ノード410内の物理リソース415の構成を示す情報を収集し、管理ノード300の物理リソース情報収集管理部336に渡す。
実システム検証エージェント414は、物理リソース415の動作状況を示す情報を収集し、管理ノード300の実システム検証管理部337に渡す。
このようなシステムによって、第1の実施の形態に示すシステムレイアウト設計処理およびデプロイメント処理に加え、物理リソース情報の収集処理、設定項目のシミュレーション検証処理、および実システム検証処理が行われる。これらの追加された処理について、以下に説明する。
まず、物理リソース情報の収集処理について説明する。物理リソース情報収集管理部336では、各管理対象ノード410の物理リソース情報収集エージェント413と連携して管理対象ノード410の物理リソース情報を収集し、レイアウト設計条件DB310内の物理システム情報テーブルに格納する。物理システム情報テーブルに格納された物理リソース情報は出力部339により可視化(モニタ表示)され、内容が確認できる。
このように、実際の管理対象ネットワークの物理リソースの情報を自動的に収集できることにより、管理者による物理リソースの情報の設定入力の手間が省ける。また、人手による操作入力に起因する入力間違いが防止される。
次に、設定項目のシミュレーションについて説明する。設定項目のシミュレーション処理では、設定ファイルDBを作成するまでの処理は第1の実施の形態と同様である。すなわち、入力部331より入力された論理システムレイアウトはレイアウト設計条件DB310内の論理システム条件テーブルに格納される。この情報は、出力部339により可視化(モニタ表示)され、内容が確認できる。システムレイアウト設計部332は、論理システム条件テーブルに格納されている論理システムレイアウト及び物理システム情報テーブルに格納されている物理リソース情報を元に現在の物理リソース状況を反映した物理システムレイアウトを設計する。そして、システムレイアウト設計部332は、システムレイアウトをシステムレイアウト記憶部321に格納する。設定ファイル生成部333が、システムレイアウト記憶部321に格納されているシステムレイアウトを元に、バッチファイル、ディスクイメージ等の設定ファイルを生成する。
設定ファイル生成部333は、設定ファイルをシミュレーション検証部334に渡す。シミュレーション検証部334は、シミュレーション項目検証要件322に従って、設定ファイルを管理対象ノード410に適用した場合のシミュレーションを行う。シミュレーションでは、各種状況予測及び資源性能予測が実施される。このシミュレーションにより、問題発生の有無が検証される。シミュレーション検証部334がシステムレイアウトに問題を検出した場合、出力部339を介して問題の内容を表示することで、管理者にシステムレイアウトの修正をうながす。問題を検出しなかった場合、出力部339を介して問題なしと表示するとともに、設定ファイルが設定ファイルDB323に格納される。
また、シミュレーション検証部334は、シミュレーションによって問題を検出した場合、その内容をシステムレイアウト設計部332に通知して、システムレイアウトの再設計を行わせることができる。この場合、システムレイアウト設計部332は、問題の発生したシステムレイアウトと異なるレイアウトのうち、評価の高いレイアウトを処理結果として、システムレイアウト記憶部321に出力する。
シミュレーション検証部334による検証に合格した設定ファイルが設定ファイルDB323に格納されると、構成制御管理部335によって、その設定ファイルが管理対象ノード410に送られる。すると、構成制御エージェント412により、物理リソース415に対する環境設定が行われる。
このように、設定項目に関するシミュレーションを行うことにより、誤った内容の設定項目が管理対象ノードに設定されるのを防止することができる。その結果、管理対象ネットワークの動作の信頼性を向上させることができる。
次に、実システム検証処理について説明する。実システム検証エージェント414は、物理リソース415の動作状況を監視し、動作状況を示す情報を管理ノード300の実システム検証管理部337に送る。実システム検証管理部337は、各サーバの動作状況を示す情報を収集し、実システム検証要件324に基づいて、システムレイアウト記憶部321に格納されているシステムレイアウト通りに実システムが構築されているか否かを検証する。システムレイアウト通りに構築されていない場合、実システム検証管理部337は、構成制御管理部335に対してその旨を伝える。すると、構成制御管理部335が、正しく構築されていない物理要素に対する構成制御を再度実施する。問題がない場合は、出力部339を介して問題なしと表示する。
このようにして、設計されたシステムレイアウト通りに管理対象ネットワークが構築されたか否かを検証し、正しく構築されていない物理要素に対しては、環境設定を自動的に行うことができる。これにより、管理対象ネットワークの動作の信頼性を向上させることができる。
以上説明した様に、上記各実施の形態によれば論理システム条件から各管理対象ノードに対し、自動環境設定を行うことができる。これにより、システム構築のスピードが人手によるものより、格段に向上する。また、自動化により、今まで問題となっていたオペレーション・ミスがなくなることにより、システム構築の精度が向上する。
なお、システムレイアウト記憶部121,321、設定ファイルDB122,323等に登録される情報は、管理ノード100,300で自動生成することもできるし、入力部131,331を介して管理者が手動で設定することもできる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、管理ノードや管理対象ノードが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
(付記1) 管理対象ネットワーク上での複数の機能の配置を決定するシステムレイアウト設計プログラムにおいて、
コンピュータに、
前記管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納された論理システム条件テーブルと、前記管理対象ネットワークを構成する複数の装置および前記装置の接続状況を示す物理要素情報が格納された物理システム情報テーブルとを記憶装置に格納する格納処理と、
前記論理システム条件それぞれに対して、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置を関連付け、全ての前記論理システム条件に対する前記装置の関連付けを示すシステムレイアウトを生成するシステムレイアウト生成処理と、
前記システムレイアウト生成処理で生成された前記システムレイアウトを、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価された前記システムレイアウトを設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納する評価処理とを、
実行させることを特徴とするシステムレイアウト設計プログラム。
(付記2) 前記論理システム条件テーブルでは、前記論理システム条件に優先度が設定されており、
前記システムレイアウト生成処理は、優先度の高い前記論理システム条件から順に、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置の関連付けを行うことを特徴とする付記1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
(付記3) 前記評価処理は、前記システムレイアウト生成処理によって前記システムレイアウトが生成される毎に、生成された前記システムレイアウトの評価を示す評価値を計算し、前記評価値が予め設定された所定値以上となった場合、前記所定値を超えた評価値を得た前記システムレイアウトを設計結果とすることを特徴とする付記1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
(付記4) システムレイアウト生成処理は、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置の関連付けのパターンが複数できるとき、各関連付けによって示される部分レイアウトの評価を前記評価処理から取得し、評価の高い部分レイアウトを固定したうえで、他の論理システム条件に対して関連付ける前記装置を検討することを特徴とする付記1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
(付記5) さらに、前記システムレイアウト記憶手段に格納された前記システムレイアウトに基づいて、前記管理対象ネットワークを構成する前記装置に対して前記システムレイアウトに従った機能を実装するための設定ファイルを生成する設定ファイル生成処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
(付記6) 前記設定ファイル生成処理は、予め設定ファイルテンプレートを有しており、前記システムレイアウト記憶手段に登録された前記システムレイアウト内の前記装置毎の情報を前記設定ファイルテンプレート内の所定の位置に挿入することで、前記装置毎の前記設定ファイルを生成することを特徴とする付記5記載のシステムレイアウト設計プログラム。
(付記7) さらに、前記管理対象ネットワークを構成する前記装置を遠隔制御し、前記設定ファイル生成処理によって生成された前記設定ファイルに基づいて前記装置の環境設定を行う構成制御管理処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
(付記8) 前記構成制御管理処理は、前記装置間の通信路上に配置されるスイッチに対する環境設定を最後に行うことを特徴とする付記7記載のシステムレイアウト設計プログラム。
(付記9) さらに、前記管理対象ネットワークを構成する前記装置の動作状況を収集し、前記システムレイアウト記憶手段に格納された前記システムレイアウト通りにシステムが構築されているか否かを検証する実システム検証処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記7記載のシステムレイアウト設計プログラム。
(付記10) さらに、前記管理対象ネットワークを構成する前記装置から物理要素情報を収集し、物理システム情報テーブルに登録する物理リソース情報集収集処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
(付記11) さらに、前記システムレイアウト記憶手段に格納された前記システムレイアウトを前記管理対象ネットワークを構成する前記装置に適用した場合のシミュレーションを行い、問題の発生の有無を検証するシミュレーション検証処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
(付記12) 管理対象ネットワーク上での複数の機能の配置を決定するシステムレイアウト設計装置において、
前記管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納された論理システム条件テーブルと、
前記管理対象ネットワークを構成する複数の装置および前記装置の接続状況を示す物理要素情報が格納された物理システム情報テーブルと、
前記論理システム条件それぞれに対して、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置を関連付け、全ての前記論理システム条件に対する前記装置の関連付けを示すシステムレイアウトを生成するシステムレイアウト生成手段と、
前記システムレイアウト生成手段で生成された前記システムレイアウトを、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価された前記システムレイアウトを設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納する評価手段と、
を有することを特徴とするシステムレイアウト設計装置。
(付記13) 管理対象ネットワーク上での複数の機能の配置を決定するシステムレイアウト設計方法において、
入力手段が、記憶装置に、前記管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納された論理システム条件テーブルと、前記管理対象ネットワークを構成する複数の装置および前記装置の接続状況を示す物理要素情報が格納された物理システム情報テーブルとを格納し、
システムレイアウト生成手段が、前記論理システム条件それぞれに対して、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置を関連付け、全ての前記論理システム条件に対する前記装置の関連付けを示すシステムレイアウトを生成し、
評価手段が、前記システムレイアウト生成手段で生成された前記システムレイアウトを、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価された前記システムレイアウトを設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納する、
ことを特徴とするシステムレイアウト設計方法。
(付記14) 管理対象ネットワーク上での複数の機能の配置を決定するシステムレイアウト設計プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記コンピュータに、
前記管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納された論理システム条件テーブルと、前記管理対象ネットワークを構成する複数の装置および前記装置の接続状況を示す物理要素情報が格納された物理システム情報テーブルとを記憶装置に格納する格納処理と、
前記論理システム条件それぞれに対して、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置を関連付け、全ての前記論理システム条件に対する前記装置の関連付けを示すシステムレイアウトを生成するシステムレイアウト生成処理と、
前記システムレイアウト生成処理で生成された前記システムレイアウトを、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価された前記システムレイアウトを設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納する評価処理とを、
実行させることを特徴とするシステムレイアウト設計プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
実施の形態に適用される発明の概念図である。 第1の実施の形態のシステム構成例を示す図である。 管理ノードのハードウェア構成例を示す図である。 管理ノードの処理機能を示すブロック図である。 レイアウト設計条件DBとシステムレイアウト設計部との詳細構成を示す図である。 優先度設定テーブルのデータ構造例を示す図である。 論理システム条件テーブルのデータ構造例を示す図である。 論理システムレイアウトの例を示す図である。 物理システム情報テーブルのデータ構造例を示す図である。 管理対象ネットワークの物理システムレイアウトを示す図である。 レイアウトテーブルのデータ構造例を示す図である。 生成されたシステムレイアウトの例を示す図である。 レイアウト評価テーブルのデータ構造例を示す図である。 物理システムレイアウト設計処理の手順を示すフローチャートである。 レイアウト生成処理の手順を示すフローチャートである。 設定ファイルテンプレートテーブルのデータ構造例を示す図である。 設定ファイルテンプレートの例を示す図である。 設定ファイル管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 構成制御エージェント管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 デプロイメント処理の手順を示す第1のフローチャートである。 デプロイメント処理の手順を示す第2のフローチャートである。 デプロイメント処理の手順を示す第3のフローチャートである。 第2の実施の形態に係るシステム構成例を示す図である。 従来のITインフラストラクチャ・システムの例を示す図である。
符号の説明
1 論理システム条件テーブル
2 物理システム情報テーブル
3 システムレイアウト生成手段
4a,4b,4c,・・・ システムレイアウト
5 評価手段
6 システムレイアウト
7 システムレイアウト記憶手段

Claims (10)

  1. 管理対象ネットワーク上での複数の機能の配置を決定するシステムレイアウト設計プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納された論理システム条件テーブルと、前記管理対象ネットワークを構成する複数の装置および前記装置の接続状況を示す物理要素情報が格納された物理システム情報テーブルとを記憶装置に格納する格納処理と、
    前記論理システム条件それぞれに対して、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置を関連付け、全ての前記論理システム条件に対する前記装置の関連付けを示すシステムレイアウトを生成するシステムレイアウト生成処理と、
    前記システムレイアウト生成処理で生成された前記システムレイアウトを、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価された前記システムレイアウトを設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納する評価処理とを、
    実行させることを特徴とするシステムレイアウト設計プログラム。
  2. 前記論理システム条件テーブルでは、前記論理システム条件に優先度が設定されており、
    前記システムレイアウト生成処理は、優先度の高い前記論理システム条件から順に、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置の関連付けを行うことを特徴とする請求項1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
  3. 前記評価処理は、前記システムレイアウト生成処理によって前記システムレイアウトが生成される毎に、生成された前記システムレイアウトの評価を示す評価値を計算し、前記評価値が予め設定された所定値以上となった場合、前記所定値を超えた評価値を得た前記システムレイアウトを設計結果とすることを特徴とする請求項1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
  4. システムレイアウト生成処理は、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置の関連付けのパターンが複数できるとき、各関連付けによって示される部分レイアウトの評価を前記評価処理から取得し、評価の高い部分レイアウトを固定したうえで、他の論理システム条件に対して関連付ける前記装置を検討することを特徴とする請求項1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
  5. さらに、前記システムレイアウト記憶処理に格納された前記システムレイアウトに基づいて、前記管理対象ネットワークを構成する前記装置に対して前記システムレイアウトに従った機能を実装するための設定ファイルを生成する設定ファイル生成処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
  6. 前記設定ファイル生成処理は、予め設定ファイルテンプレートを有しており、前記システムレイアウト記憶手段に登録された前記システムレイアウト内の前記装置毎の情報を前記設定ファイルテンプレート内の所定の位置に挿入することで、前記装置毎の前記設定ファイルを生成することを特徴とする請求項5記載のシステムレイアウト設計プログラム。
  7. さらに、前記管理対象ネットワークを構成する前記装置を遠隔制御し、前記設定ファイル生成処理によって生成された前記設定ファイルに基づいて前記装置の環境設定を行う構成制御管理処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1記載のシステムレイアウト設計プログラム。
  8. 前記構成制御管理処理は、前記装置間の通信路上に配置されるスイッチに対する環境設定を最後に行うことを特徴とする請求項7記載のシステムレイアウト設計プログラム。
  9. 管理対象ネットワーク上での複数の機能の配置を決定するシステムレイアウト設計装置において、
    前記管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納された論理システム条件テーブルと、
    前記管理対象ネットワークを構成する複数の装置および前記装置の接続状況を示す物理要素情報が格納された物理システム情報テーブルと、
    前記論理システム条件それぞれに対して、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置を関連付け、全ての前記論理システム条件に対する前記装置の関連付けを示すシステムレイアウトを生成するシステムレイアウト生成手段と、
    前記システムレイアウト生成手段で生成された前記システムレイアウトを、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価された前記システムレイアウトを設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納する評価手段と、
    を有することを特徴とするシステムレイアウト設計装置。
  10. 管理対象ネットワーク上での複数の機能の配置を決定するシステムレイアウト設計方法において、
    入力手段が、記憶装置に、前記管理対象ネットワーク上で実現すべき機能を示す複数の論理システム条件が格納された論理システム条件テーブルと、前記管理対象ネットワークを構成する複数の装置および前記装置の接続状況を示す物理要素情報が格納された物理システム情報テーブルとを格納し、
    システムレイアウト生成手段が、前記論理システム条件それぞれに対して、前記論理システム条件で示される機能を実現するための前記装置を関連付け、全ての前記論理システム条件に対する前記装置の関連付けを示すシステムレイアウトを生成し、
    評価手段が、前記システムレイアウト生成手段で生成された前記システムレイアウトを、予め指定された評価基準にしたがって評価し、最も高く評価された前記システムレイアウトを設計結果としてシステムレイアウト記憶手段に格納する、
    ことを特徴とするシステムレイアウト設計方法。
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