JP2005231856A - 流し台用生ゴミ保管容器 - Google Patents
流し台用生ゴミ保管容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005231856A JP2005231856A JP2004045164A JP2004045164A JP2005231856A JP 2005231856 A JP2005231856 A JP 2005231856A JP 2004045164 A JP2004045164 A JP 2004045164A JP 2004045164 A JP2004045164 A JP 2004045164A JP 2005231856 A JP2005231856 A JP 2005231856A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- garbage
- container
- sink
- kitchen garbage
- storage chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Refuse Receptacles (AREA)
Abstract
【課題】冷凍機および圧縮機などの動力を使用せず、設置用スペースに場所を取らず、流し台のコーナーに収納可能であり、取り扱い操作が簡単で、かつ軽量安価な流し台用生ゴミ保管容器を提供する。
【解決手段】
容器本体と該本体に開閉自在に取り付けられた蓋体とを備え、流し台に設置して生ゴミを保管するための流し台用生ゴミ保管容器であって、該容器本体は、生ゴミを圧縮する生ゴミ圧縮手段および生ゴミの水切りをする生ゴミ水切り手段を有する生ゴミ収納室と、該生ゴミ収納室に隣接し、生ゴミを保冷する生ゴミ保冷手段を有する保冷剤室と、上記水切り手段により得られた生ゴミからの排水を貯水する排水貯水室とを備えてなり、上記生ゴミ圧縮手段は、生ゴミ収納室底部に設けられたスプリング付き押上台により、生ゴミを該押上台と蓋体との間で圧縮する手段である。
【選択図】図1
【解決手段】
容器本体と該本体に開閉自在に取り付けられた蓋体とを備え、流し台に設置して生ゴミを保管するための流し台用生ゴミ保管容器であって、該容器本体は、生ゴミを圧縮する生ゴミ圧縮手段および生ゴミの水切りをする生ゴミ水切り手段を有する生ゴミ収納室と、該生ゴミ収納室に隣接し、生ゴミを保冷する生ゴミ保冷手段を有する保冷剤室と、上記水切り手段により得られた生ゴミからの排水を貯水する排水貯水室とを備えてなり、上記生ゴミ圧縮手段は、生ゴミ収納室底部に設けられたスプリング付き押上台により、生ゴミを該押上台と蓋体との間で圧縮する手段である。
【選択図】図1
Description
本発明は、家庭および厨房などで、調理後の生ゴミを流し台に一時保管するための流し台用生ゴミ保管容器に関する。
一般に、生ゴミの収集日は地域毎に決まっており週2回程度の場合が多い。そこで、次の収集日までの間に発生した生ゴミは、ポリ容器やゴミ袋に貯蔵しておく必要がある。また、このポリ容器などに貯蔵する前段階として、その日に出た生ゴミは流し台のコーナー容器などに一時的に保管していることが多い。例えば、生ゴミを直接流し台のコーナー容器に収容するか、または、ビニール袋や専用メッシュを該容器に被せ、その中に生ゴミを収容する。その後、コーナー容器内の生ゴミの量、嵩の多さにより、台所用片隅に用意したポリ容器などにこれを収容する。これらの一連の作業が、日々繰り返されているが、ポリ容器内、または、コーナー容器に一時保管する間にも生ゴミの腐敗が発生する場合があり、特に夏季においては悪臭と汚水に悩まされているのが現状である。
そのため、発生した生ゴミを次の収集日までの間、腐敗や悪臭を防止しつつ、保管する装置などが考案されている。例えば、中棚を有する冷蔵保冷容器内に取り外し自由、穴開き足付き棚を確保して、底に氷や、ドライアイス等を入れることにより、生ゴミ臭を10日間カットするポリ容器(特許文献1参照)、上部に開口を有する冷蔵部と、この冷蔵部の開口を覆うための開閉可能な蓋とを備え、冷蔵部内にゴミ袋を装着し、冷蔵部の開口から投入された生ゴミをゴミ袋内に貯蔵し、冷却することを特徴とする生ゴミ冷蔵庫(特許文献2参照)、保管庫中のシリンダに生ゴミを投入し、同生ゴミはシリンダ周囲の冷却器により冷却し、シリンダ中のピストンにより圧縮、脱水して保管することを特徴とする生ごみ処理保管庫(特許文献3参照)、または、生ゴミを収容し、保存する保存室と、この保存室内の生ゴミを乾燥させる乾燥手段と、この乾燥手段終了後、生ゴミを冷凍する冷凍手段とを備えたこと特徴とする生ゴミ冷凍冷蔵庫(特許文献4参照)などが挙げられる。これらの装置は、生ゴミの腐敗防止という点において効果が認められている。
しかしながら、特許文献1の容器では生ゴミ臭のカットはできるが、生ゴミが水切りされないまま容器底部に残留し、生ゴミを容器から取出すときに汚水が滴り落ちて、周囲への付着、汚染などの可能性がある。特許文献2〜4の装置については、何れも冷凍機による冷凍機構の搭載により、容積や重量が大きくなるため、広い設置場所を確保する必要がある、装置の購入費が高額になる、装置への生ゴミの搬出、搬入および装置のメンテナンスに手間がかかるなどの問題があり、一般家庭や小規模な厨房で導入することは困難である。
実登録3072112号公報(実用新案登録請求の範囲)
特開2000−219302号公報(特許請求の範囲)
実開昭60−126404号公報(実用新案登録請求の範囲)
特開平6−329201号公報(特許請求の範囲)
本発明は、このような問題に対処するためになされたもので、冷凍機および圧縮機などの動力を使用せず、設置用スペースに場所を取らず、流し台のコーナーに収納可能であり、取り扱い操作が簡単で、かつ軽量安価な流し台用生ゴミ保管容器を提供することを目的とする。
本発明の流し台用生ゴミ保管容器は、容器本体と該本体に開閉自在に取り付けられた蓋体とを備え、流し台に設置して生ゴミを保管するための流し台用生ゴミ保管容器であって、該容器本体は、生ゴミを圧縮する生ゴミ圧縮手段および生ゴミの水切りをする生ゴミ水切り手段を有する生ゴミ収納室と、該生ゴミ収納室に隣接し、生ゴミを保冷する生ゴミ保冷手段を有する保冷剤室と、上記水切り手段により得られた生ゴミからの排水を貯水する排水貯水室とを備えてなり、上記生ゴミ圧縮手段は、生ゴミ収納室底部に設けられたスプリング付き押上台により、生ゴミを該押上台と蓋体との間で圧縮する手段であることを特徴とする。
また、上記容器本体および蓋体は、断熱手段を備えてなることを特徴とする。
また、上記容器本体および蓋体は、流し台のコーナーに合わせた略三角柱形状であることを特徴とする。
また、上記容器本体および蓋体は、断熱手段を備えてなることを特徴とする。
また、上記容器本体および蓋体は、流し台のコーナーに合わせた略三角柱形状であることを特徴とする。
上記容器本体は、該本体内部を上記生ゴミ収納室と、上記保冷剤室と、上記排水貯水室とに仕切る仕切板を備えてなるこを特徴とする。
上記圧縮手段は、生ゴミ収納室内に設けられたスプリング付き押上台と、上記蓋体に着脱自在に取り付けられたスプリング付き押下台との間で生ゴミを圧縮する手段であることを特徴とする。
本発明の流し台用生ゴミ保管容器の製造方法は、容器本体と該本体に開閉自在に取り付けられた蓋体とを備え、流し台に設置して生ゴミを保管するための流し台用生ゴミ保管容器の製造方法であって、生ゴミ保冷手段を有する保冷剤室を備えた押下台を上記蓋体に取り付ける工程と、上記容器本体内の底部に上記押下台とあわせて生ゴミ圧縮手段を構成するスプリング付き押上台を、その下部に排水貯水室となる容器内部空間を確保しつつ取り付ける工程と、該押下台および押上台との間で容器本体内部に生ゴミ水切り手段を取り付ける工程とを備えてなり、上記押上台を取り付ける工程は、容器本体の内部底面に、スプリング保持溝を有する下底板を敷いた後、該スプリング保持溝にスプリングを嵌め、この上部にスプリング嵌挿溝を有する上底板を該溝に上記スプリングが嵌挿するように取り付ける工程であることを特徴とする。
本発明の流し台用生ゴミ保管容器は、動力を用いない、生ゴミ水切り手段、生ゴミ圧縮手段、生ゴミ保冷手段を備えているので、装置を小型化できる。また、装置の始動などの特別な操作をしなくても、生ゴミを流し台用生ゴミ保管容器に収納するだけで、生ゴミの水切り、生ゴミの圧縮、生ゴミの保冷を進行させ、生ゴミの腐敗および悪臭の飛散を防止することができる。この結果、流し台を清潔に保つことができる。また、装置の構造が単純であるため、生ゴミを取出した時に合わせて、容易に容器内を水洗することができ、容器内を清潔に保つことができる。
また、流し台用生ゴミ保管容器を構成する容器本体および蓋体に断熱手段を備えるので、保冷効果の向上およびその持続性に優れる。また、保管容器の形状を流し台のコーナーに合わせた三角柱形状とするので、設置スペースが小さく流し台の作業領域を大きく圧迫しない。また流し台と合わせた外観形状にも優れる。
容器本体内部を生ゴミ収納室と、保冷剤室と、排水貯水室とに仕切る仕切板を備えてなるので、圧縮手段による生ゴミの圧縮時にはスプリング付き押上台と、蓋体、および該仕切板が障壁となって生ゴミを密に圧縮できる。
上記圧縮手段は、生ゴミ収納室内に設けられたスプリング付き押上台と、上記蓋体に着脱自在に取り付けられたスプリング付き押下台との間で生ゴミを圧縮する手段であるので、生ゴミ収納室内の生ゴミ量が少ない場合でも、垂直上下方向から生ゴミを密に圧縮することができる。
本発明の流し台用生ゴミ保管容器の製造方法は、容器本体と蓋体とを有する既存の容器などに、生ゴミ圧縮手段、水切り手段、保冷手段を嵌め合わせるだけなので、製造が簡易である。
本発明の流し台用生ゴミ保管容器を図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の流し台用生ゴミ保管容器の全体斜視図を、図2は図1におけるA−A断面図をそれぞれ示す。図1に示すように、流し台用生ゴミ保管容器1は、容器本体1bと該本体に取り付けられた蓋体1aとを備えている。また、蓋体1aを閉じた状態において固定できるよう、容器本体1b上部に蓋体留め具2が設けられている。固定蓋体1aは、容器本体1bと開閉自在に取り付けれていればよく、例えば、蓋体1aの1辺を容器本体1bに開閉可能に蝶合する、または、蓋体1aを脱着可能に取り付けてもよい。
容器本体1bおよび蓋体1aは、容器内部温度を保冷手段により低温に保つため断熱手段を備えている。断熱手段としては、発泡スチロール断熱層などの公知の断熱手段を用いることができる。
また、保管容器1の形状は流し台用として利用するため、一般的な流し台に配置できる形状および大きさであればよい。例えば、箱形状、三角コーナー形状などとすることができる。流し台の作業領域を圧迫せず、設置容易性などに優れることから図1に示すような流し台のコーナーに合わせた三角柱形状とすることが好ましい。
容器本体1bおよび蓋体1aは、容器内部温度を保冷手段により低温に保つため断熱手段を備えている。断熱手段としては、発泡スチロール断熱層などの公知の断熱手段を用いることができる。
また、保管容器1の形状は流し台用として利用するため、一般的な流し台に配置できる形状および大きさであればよい。例えば、箱形状、三角コーナー形状などとすることができる。流し台の作業領域を圧迫せず、設置容易性などに優れることから図1に示すような流し台のコーナーに合わせた三角柱形状とすることが好ましい。
容器本体1bは、生ゴミ圧縮手段を構成するスプリング付き押上台9bと、生ゴミ水切り手段であるメッシュ袋11とを備え付けた生ゴミ収納室3と、該生ゴミ収納室3に隣接し、生ゴミ保冷手段を有する保冷剤室4と、上記水切り手段により得られた生ゴミからの排水を貯水する排水貯水室5とを備えている。なお、図1および図2に示すように、生ゴミ収納室3と、保冷剤室4と、排水貯水室5とを明確に区切るとともに、生ゴミ収納室3内での生ゴミの圧縮を効率よく行なうため、容器本体1b内にこれらを仕切る仕切板8を設けることが好ましい。
生ゴミ水切り手段は生ゴミから生成する排水を水切りできるものであればよく、メッシュ袋のほか、メッシュネット、鋼製メッシュ網などを用いることができる。装置へ着脱、および廃棄が容易であることからメッシュ袋、メッシュネットを用いることが好ましい。また、メッシュを用いることにより、ポリ袋のように生ゴミ中の水分が袋の底に溜まることなく水切りできるので、生ゴミをとりだすときに汚水が滴り落ちることによる周囲の汚染および悪臭の飛散を防ぐことができる。
生ゴミ水切り手段は生ゴミから生成する排水を水切りできるものであればよく、メッシュ袋のほか、メッシュネット、鋼製メッシュ網などを用いることができる。装置へ着脱、および廃棄が容易であることからメッシュ袋、メッシュネットを用いることが好ましい。また、メッシュを用いることにより、ポリ袋のように生ゴミ中の水分が袋の底に溜まることなく水切りできるので、生ゴミをとりだすときに汚水が滴り落ちることによる周囲の汚染および悪臭の飛散を防ぐことができる。
生ゴミ圧縮手段は、生ゴミ収納室3に収納された生ゴミをスプリング付き押上台9bで押し上げることにより、蓋体1aを閉じた状態で、該蓋体1aとの間で圧縮する手段である。よって、動力を必要とせずスプリングのみの力で容易に生ゴミを圧縮し、減容することができる。また、圧縮によって生ゴミから水分が圧搾されるので、生ゴミの水切りおよび脱水が進行し、搾出された排水は排水貯水室5に貯えられる。なお、蓋を閉じることによって、装置は密閉されるので、生ゴミから発生する悪臭の漏洩を防止することができる。
本発明の他の実施態様を図3を参照して説明する。図3は蓋体1aにスプリング付き押下台9aを設けた場合の図1におけるB−B断面図である。
生ゴミ収納室3に収納される生ゴミ量が少量である場合、生ゴミと蓋体1aとの間に隙間ができ十分な圧縮ができない可能性がある。図3に示すように、スプリング付き押下台9aを蓋体1a側に取り付けることにより、生ゴミは押下台9aにより押し下げられ、押上台9bにより押し下げられその間で挟まれ圧縮されるので、上記生ゴミ量が少ない場合でも十分な減容が期待できる。なお、生ゴミ量に応じて、該態様を選択できるようにするため、スプリング付き押下台9aは蓋体1aに脱着自在に取り付けることが好ましい。
本発明の他の実施態様を図3を参照して説明する。図3は蓋体1aにスプリング付き押下台9aを設けた場合の図1におけるB−B断面図である。
生ゴミ収納室3に収納される生ゴミ量が少量である場合、生ゴミと蓋体1aとの間に隙間ができ十分な圧縮ができない可能性がある。図3に示すように、スプリング付き押下台9aを蓋体1a側に取り付けることにより、生ゴミは押下台9aにより押し下げられ、押上台9bにより押し下げられその間で挟まれ圧縮されるので、上記生ゴミ量が少ない場合でも十分な減容が期待できる。なお、生ゴミ量に応じて、該態様を選択できるようにするため、スプリング付き押下台9aは蓋体1aに脱着自在に取り付けることが好ましい。
保冷手段は生ゴミを冷却するための、特に動力を用いない手段を用いることができる。具体的には、氷または市販の携帯保冷剤などを使用することができる。これらの保冷剤は家庭用冷蔵庫から容易に調達することができるとともに、生ゴミ収納室3に隣接する保冷剤室4に補充しやすいため好ましい。該保冷手段と、容器本体および蓋体に施された上述の断熱手段により、容器内の温度を低温に保持できる。
排水貯水室5は水切り、圧縮および保冷手段より生成する排水を一旦貯えるためのものであり、該貯水室底部に、容器本体1b外部へ該排水を排出するための排水栓10が設けられている。排水栓10を閉じることにより排水を一時貯水することができる。また、容器から該排水を排出するときに容器を流し台から取り外さなくても排水栓10を開けることにより、直接流し台へ排出することができる。なお、排水栓10を微開にしておけば、排水貯水室5に貯水されることなく、排水栓10を経て流し台内に、悪臭などが気にならない程度に自然に排出されるので排水貯水量を確認する手間を省くことができる。
仕切板8は、図4に示すような形状であり、ステンレス製の全面メッシュ金網で造られる。該仕切板を容器内に装着することにより、図2に示すように上部を蓋1a、側部を容器壁面7および仕切板8、下部を容器底部6に囲まれてなる保冷剤室4と、上部を蓋1a、側部を容器壁面7および仕切板8、下部を容器底部6に囲まれてなる生ゴミ収納室3と、上部を保冷剤室4および生ゴミ収納室3、側部を容器壁面7および仕切板8、下部を容器底部6に囲まれてなる排水貯水室5が形成される。
仕切板8を装着することにより、生ゴミ圧縮手段による生ゴミ圧縮効率の向上も図れる。すなわち、内側にメッシュ袋11を有する生ゴミ収納室3に投入された生ゴミが、上方から蓋体1aまたはスプリング付き押下台を介して生ゴミを下方に押下げる力と、下方から容器底部6、スプリング付き押上台9bを介して生ゴミを上方に押上げる力とによって、垂直上下方向から圧縮され、水平方向に広がろうとする力が働くが、水平方向は側面の仕切板8および容器壁面7が障壁となって、生ゴミ収納室3の水平断面積以上には水平方向に拡大できないため、略直方体形に密に圧縮されることになる。
また、仕切板8がステンレス製のメッシュ金網で造られていることにより、保冷剤室4に収納された保冷剤の冷気を生ゴミ収納室3の生ゴミに効率よく接触させることができ、生ゴミを低温に保つことができる。
仕切板8を装着することにより、生ゴミ圧縮手段による生ゴミ圧縮効率の向上も図れる。すなわち、内側にメッシュ袋11を有する生ゴミ収納室3に投入された生ゴミが、上方から蓋体1aまたはスプリング付き押下台を介して生ゴミを下方に押下げる力と、下方から容器底部6、スプリング付き押上台9bを介して生ゴミを上方に押上げる力とによって、垂直上下方向から圧縮され、水平方向に広がろうとする力が働くが、水平方向は側面の仕切板8および容器壁面7が障壁となって、生ゴミ収納室3の水平断面積以上には水平方向に拡大できないため、略直方体形に密に圧縮されることになる。
また、仕切板8がステンレス製のメッシュ金網で造られていることにより、保冷剤室4に収納された保冷剤の冷気を生ゴミ収納室3の生ゴミに効率よく接触させることができ、生ゴミを低温に保つことができる。
次に、本発明の流し台用生ゴミ保管容器の使用方法および機能について図1および図2を参照して説明する。まず、容器壁面7、仕切板8に囲まれた保冷剤室4に氷または携帯保冷剤などを入れる。
仕切板8上部に取り付けられたメッシュ袋11の内側に、生ゴミを投入する。投入された生ゴミは、上方から蓋1aまたはスプリング付き押下台9aを介して生ゴミを下方に押下げる力と、下方から容器底部、スプリング付き押上台9bを介して生ゴミを上方に押上げる力とによって圧縮される。圧縮によって生ゴミから水分が圧搾され、搾出された排水は排水貯水室5に貯えられる。水切り、圧搾され、嵩を圧縮された生ゴミはメッシュ袋11内に留まり、保冷剤から出る冷気および、容器外周囲の断熱材によって低温に保たれ、生ゴミの腐敗の進行が防止される。
排水貯水室5の水量に応じて、排水栓10を開放して排水を装置外に排出する。排水貯水室5の水量は、生ゴミ投入時に、メッシュ袋11を持ち上げ、排水貯水室5を目視することによって容易に確認することができる。なお、排水栓10を微開にしておけば、排水貯水室5に溜まった排水の水量を確認しなくても排水は排水栓10を経て、流し台に排出される。
生ゴミの収集日に水切り、脱水、圧縮された生ゴミを本装置から取り出し、自治体指定のゴミ袋などに収納して廃棄する。生ゴミ収集日までの3〜4日間、生ゴミが水切り、脱水、圧縮、保冷されているので、衛生面、廃棄物減容面で好ましい状態で、流し台上で保管することができる。
生ゴミを本装置から取り出して、次の新しいメッシュ袋11をセットする前に、装置内部の仕切板8、スプリング付き押下台9a、スプリング付き押上台9bおよび排水栓10を取り出し、水洗する。容器の構造が単純であり、これらの取り外しおよび水洗が容易であるため、装置内を清潔に保つことができる。
仕切板8上部に取り付けられたメッシュ袋11の内側に、生ゴミを投入する。投入された生ゴミは、上方から蓋1aまたはスプリング付き押下台9aを介して生ゴミを下方に押下げる力と、下方から容器底部、スプリング付き押上台9bを介して生ゴミを上方に押上げる力とによって圧縮される。圧縮によって生ゴミから水分が圧搾され、搾出された排水は排水貯水室5に貯えられる。水切り、圧搾され、嵩を圧縮された生ゴミはメッシュ袋11内に留まり、保冷剤から出る冷気および、容器外周囲の断熱材によって低温に保たれ、生ゴミの腐敗の進行が防止される。
排水貯水室5の水量に応じて、排水栓10を開放して排水を装置外に排出する。排水貯水室5の水量は、生ゴミ投入時に、メッシュ袋11を持ち上げ、排水貯水室5を目視することによって容易に確認することができる。なお、排水栓10を微開にしておけば、排水貯水室5に溜まった排水の水量を確認しなくても排水は排水栓10を経て、流し台に排出される。
生ゴミの収集日に水切り、脱水、圧縮された生ゴミを本装置から取り出し、自治体指定のゴミ袋などに収納して廃棄する。生ゴミ収集日までの3〜4日間、生ゴミが水切り、脱水、圧縮、保冷されているので、衛生面、廃棄物減容面で好ましい状態で、流し台上で保管することができる。
生ゴミを本装置から取り出して、次の新しいメッシュ袋11をセットする前に、装置内部の仕切板8、スプリング付き押下台9a、スプリング付き押上台9bおよび排水栓10を取り出し、水洗する。容器の構造が単純であり、これらの取り外しおよび水洗が容易であるため、装置内を清潔に保つことができる。
本発明の流し台用生ゴミ保管容器の製造方法を図5および図6を参照して説明する。図5および図6は本発明の流し台用生ゴミ保管容器の他の実施形態として、直方体箱状の本体容器を用いる場合の製造工程を示す図である。
図5に示すように、蓋体1aの切り込みレール1cに沿って、押下台9cの突起部9dを嵌め合わせることで、押下台9cが蓋体1aに固定される。押下台9cは、保冷剤室4を備えており、該保冷剤室4に市販の携帯保冷剤などを収容しておく。なお、押下台9cは別途手段により蓋体1aに固定されていてもよい。
容器本体1内部へのスプリング付き押上台9bの設置方法を図6を参照して説明する。図6(a)〜(c)は、蓋体および容器本体外壁面を省略した斜視図でである。
まず、容器本体1bの内部底面に、スプリング保持溝12aを有する下底板12を敷く(図6(a))。ここで、下底板12の突起部12bが容器本体1の底部スペーサー1dの凹部に嵌合されるようにすることで、該下底板12を位置固定できる。次にスプリング13をスプリング保持溝12aに嵌める(図6(b))。最後に、スプリング嵌挿溝14aを有する上底板14を該溝14aにスプリング13が嵌挿するように取り付ける(図6(c))。上記手順により、下底板12、上底板14、およびスプリング13とからなるスプリング付き押上台9bが容器本体1に設置される。また、下底板12下部に、生ゴミ排水を貯水するための空間が確保されている。
スプリング付き押上台9b設置後、生ゴミ水切り手段として、メッシュネット15を容器本体1bのネット取り付けフック1eにかけて固定し、本発明の流し台用生ゴミ保管容器1が完成する(図6(d))。
図5に示すように、蓋体1aの切り込みレール1cに沿って、押下台9cの突起部9dを嵌め合わせることで、押下台9cが蓋体1aに固定される。押下台9cは、保冷剤室4を備えており、該保冷剤室4に市販の携帯保冷剤などを収容しておく。なお、押下台9cは別途手段により蓋体1aに固定されていてもよい。
容器本体1内部へのスプリング付き押上台9bの設置方法を図6を参照して説明する。図6(a)〜(c)は、蓋体および容器本体外壁面を省略した斜視図でである。
まず、容器本体1bの内部底面に、スプリング保持溝12aを有する下底板12を敷く(図6(a))。ここで、下底板12の突起部12bが容器本体1の底部スペーサー1dの凹部に嵌合されるようにすることで、該下底板12を位置固定できる。次にスプリング13をスプリング保持溝12aに嵌める(図6(b))。最後に、スプリング嵌挿溝14aを有する上底板14を該溝14aにスプリング13が嵌挿するように取り付ける(図6(c))。上記手順により、下底板12、上底板14、およびスプリング13とからなるスプリング付き押上台9bが容器本体1に設置される。また、下底板12下部に、生ゴミ排水を貯水するための空間が確保されている。
スプリング付き押上台9b設置後、生ゴミ水切り手段として、メッシュネット15を容器本体1bのネット取り付けフック1eにかけて固定し、本発明の流し台用生ゴミ保管容器1が完成する(図6(d))。
本発明の流し台用生ゴミ保管容器は、家庭および厨房などの流し台に設置するものとして好適に使用できる。また、容器本体としてクーラーボックスなどを用いることにより、バーベキューなどの屋外調理時の生ゴミ保冷容器としても利用できる。
1 流し台用生ゴミ保管容器
1a 蓋
1b 容器本体
1c 切り込みレール
1d 底部スペーサー
1e ネット取り付けフック
2 留め金
3 生ゴミ収納室
4 保冷剤室
5 排水貯水室
6 容器底部
7 圧縮台
8 仕切板
9a スプリング付き押下台
9b スプリング付き押上台
9c 押下台
9d 突起部
10 排水栓
11 メッシュ袋
12 下底板
12a スプリング保持溝
12b 突起部
13 スプリング
14 上底板
14a スプリング嵌挿溝
15 メッシュネット
1a 蓋
1b 容器本体
1c 切り込みレール
1d 底部スペーサー
1e ネット取り付けフック
2 留め金
3 生ゴミ収納室
4 保冷剤室
5 排水貯水室
6 容器底部
7 圧縮台
8 仕切板
9a スプリング付き押下台
9b スプリング付き押上台
9c 押下台
9d 突起部
10 排水栓
11 メッシュ袋
12 下底板
12a スプリング保持溝
12b 突起部
13 スプリング
14 上底板
14a スプリング嵌挿溝
15 メッシュネット
Claims (6)
- 容器本体と該本体に開閉自在に取り付けられた蓋体とを備え、流し台に設置して生ゴミを保管するための流し台用生ゴミ保管容器であって、
前記容器本体は、生ゴミを圧縮する生ゴミ圧縮手段および生ゴミの水切りをする生ゴミ水切り手段を有する生ゴミ収納室と、該生ゴミ収納室に隣接し、生ゴミを保冷する生ゴミ保冷手段を有する保冷剤室と、前記水切り手段により得られた生ゴミからの排水を貯水する排水貯水室とを備えてなり、
前記生ゴミ圧縮手段は、前記生ゴミ収納室底部に設けられたスプリング付き押上台により、生ゴミを該押上台と前記蓋体との間で圧縮する手段であることを特徴とする流し台用生ゴミ保管容器。 - 前記容器本体および前記蓋体は、断熱手段を備えてなることを特徴とする請求項1記載の流し台用生ゴミ保管容器。
- 前記容器本体および前記蓋体は、流し台のコーナーに合わせた略三角柱形状であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の流し台用生ゴミ保管容器。
- 前記容器本体は、該本体内部を前記生ゴミ収納室と、前記保冷剤室と、前記排水貯水室とに仕切る仕切板を備えてなるこを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の流し台用生ゴミ保管容器。
- 前記圧縮手段は、前記生ゴミ収納室内に設けられたスプリング付き押上台と、前記蓋体に着脱自在に取り付けられたスプリング付き押下台との間で生ゴミを圧縮する手段であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項記載の流し台用生ゴミ保管容器。
- 容器本体と該本体に開閉自在に取り付けられた蓋体とを備え、流し台に設置して生ゴミを保管するための流し台用生ゴミ保管容器の製造方法であって、
生ゴミ保冷手段を有する保冷剤室を備えた押下台を前記蓋体に取り付ける工程と、前記容器本体内の底部に前記押下台とあわせて生ゴミ圧縮手段を構成するスプリング付き押上台を、その下部に排水貯水室となる容器内部空間を確保しつつ取り付ける工程と、該押下台および押上台との間で容器本体内部に生ゴミ水切り手段を取り付ける工程とを備えてなり、
前記押上台を取り付ける工程は、容器本体の内部底面に、スプリング保持溝を有する下底板を敷いた後、該スプリング保持溝にスプリングを嵌め、この上部にスプリング嵌挿溝を有する上底板を該溝に前記スプリングが嵌挿するように取り付ける工程であることを特徴とする流し台用生ゴミ保管容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004045164A JP2005231856A (ja) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | 流し台用生ゴミ保管容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004045164A JP2005231856A (ja) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | 流し台用生ゴミ保管容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005231856A true JP2005231856A (ja) | 2005-09-02 |
Family
ID=35015212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004045164A Pending JP2005231856A (ja) | 2004-02-20 | 2004-02-20 | 流し台用生ゴミ保管容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005231856A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103144872A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-06-12 | 吴江市江南不锈钢器材有限责任公司 | 一种固液双选垃圾桶 |
JP2019130282A (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | ハセガワ株式会社 | 調理用具立て |
CN110792135A (zh) * | 2019-11-26 | 2020-02-14 | 诸暨新伏给排水设备有限公司 | 一种排水接口设备 |
CN113104435A (zh) * | 2020-09-02 | 2021-07-13 | 南京农业大学 | 一种用于垃圾桶的笼式水冷雾冷双循环降温装置及垃圾桶 |
CN113104436A (zh) * | 2020-09-02 | 2021-07-13 | 南京农业大学 | 一种笼式水循环垃圾桶降温箱及垃圾桶 |
-
2004
- 2004-02-20 JP JP2004045164A patent/JP2005231856A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103144872A (zh) * | 2013-03-28 | 2013-06-12 | 吴江市江南不锈钢器材有限责任公司 | 一种固液双选垃圾桶 |
JP2019130282A (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | ハセガワ株式会社 | 調理用具立て |
JP7201210B2 (ja) | 2018-02-02 | 2023-01-10 | ハセガワ株式会社 | 調理用具立て |
CN110792135A (zh) * | 2019-11-26 | 2020-02-14 | 诸暨新伏给排水设备有限公司 | 一种排水接口设备 |
CN113104435A (zh) * | 2020-09-02 | 2021-07-13 | 南京农业大学 | 一种用于垃圾桶的笼式水冷雾冷双循环降温装置及垃圾桶 |
CN113104436A (zh) * | 2020-09-02 | 2021-07-13 | 南京农业大学 | 一种笼式水循环垃圾桶降温箱及垃圾桶 |
CN113104436B (zh) * | 2020-09-02 | 2023-06-06 | 南京农业大学 | 一种笼式水循环垃圾桶降温箱及垃圾桶 |
CN113104435B (zh) * | 2020-09-02 | 2023-06-06 | 南京农业大学 | 一种用于垃圾桶的笼式水冷雾冷双循环降温装置及垃圾桶 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20190033625A (ko) | 능동 냉각식 쓰레기 수납기구 | |
JP2005231856A (ja) | 流し台用生ゴミ保管容器 | |
KR101455700B1 (ko) | 액체분리공간을 구비하는 아이스박스 | |
KR20100106689A (ko) | 음식물쓰레기통 | |
CN210197823U (zh) | 一种便于对隔板进行固定的冰箱内部连接结构 | |
TWM457712U (zh) | 可自動換桶之垃圾處理設備 | |
BE1014119A3 (nl) | Inrichting voor het opslaan van afbreekbaar organisch afval. | |
CN211911125U (zh) | 一种智慧家庭移动演示箱 | |
KR101984648B1 (ko) | 아이스박스 | |
JP2000229702A (ja) | 生ゴミの保管装置 | |
KR102039835B1 (ko) | 버리는 음식물 처리기 | |
CN212196455U (zh) | 一种尺寸可调多格间冷链箱 | |
CN218288906U (zh) | 一种移动式保鲜箱 | |
CN219047203U (zh) | 一种绿色有机食品防腐保鲜装置 | |
CN217031707U (zh) | 一种多功能冰格 | |
JPH0725578Y2 (ja) | 保冷兼凍結冷却装置 | |
JP2009113950A (ja) | 汚物収容装置 | |
KR200426011Y1 (ko) | 냉각 음식물 쓰레기통 | |
JPH01285504A (ja) | 厨芥容器 | |
JP3042789U (ja) | 手持ち型計量米びつ | |
JPS6212220Y2 (ja) | ||
JPH01181079A (ja) | 厨芥収納庫 | |
JP2003276805A (ja) | 冷凍コンテナ | |
JP4646096B2 (ja) | キャビネットの保冷引き出し | |
JPS596392Y2 (ja) | 貯蔵容器 |