JP2005230267A - 生体内組織閉鎖装置 - Google Patents

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政克 川浦
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Abstract

【課題】 生体内組織膜に形成した傷穴を容易にかつ確実に閉鎖できる生体内組織閉鎖装置を提供する。
【解決手段】 生体内組織膜を貫通する傷穴を閉鎖するための生体内組織閉鎖装置1であって、先端部が傷穴を貫通して生体内組織内に挿入可能な装置本体2と、装置本体2の先端部に着脱可能に装着されるとともに、装置本体2の先端部と共に生体内組織内に挿入可能であり、かつ生体内組織の内面に圧接されて傷穴を閉鎖する閉鎖手段56とを備える。装置本体2の操作により閉鎖手段56を生体内組織内に挿入するとともに、定着手段48により生体内組織の内面に圧接された状態に定着させて、傷穴を閉鎖する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生体内組織閉鎖装置に関するものである。
従来、血管や他の生体内組織中にカテーテル等の診断或いは治療用装置を挿入してなされる低侵襲手術が広く行なわれている。例えば、心臓の冠状動脈の狭窄の治療においては、その治療処置を行なうために血管内へカテーテル等の器具を挿入する。
このようなカテーテルの血管内への挿入は、通常、大腿部を切開して形成した穿刺孔を介して行なわれる。従って、治療処置が終了した後に、穿刺孔の止血を行なう必要があるが、大腿動脈からの出血時の血圧(出血血圧)は高いため、医療従事者が長時間の間、手指で押さえ続ける(用手圧迫)等の過酷な作業が必要となる。
近年、このような止血作業を容易かつ確実に行なうために、傷穴から挿入して血管に形成された穴を縫合する縫合装置が開発されている。例えば、装置の端部に籠状に膨らむことのできる部材を設け、縫合の際にこの部材を血管内へ挿入して籠状に膨らませ、その後に縫合用の針を刺し、籠状に膨らんでいる部材を閉じて針をキャッチし、装置の端部を引き抜くものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような構成の縫合装置は、針のキャッチにおける信頼性が低い問題があった。また、縫合用の糸を一旦通した後、その糸の入れ替え作業を行なう必要があるため、縫合に手間と時間がかかるという問題もあった。
一方、生体内組織閉鎖装置として、特許文献2に記載の装置は、硬質のシール部とコラーゲンスポンジとが糸によって連結されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載の装置の操作方法は、まず、本体部の先端を血管の傷穴から挿入して、シール部を展開する。次いで、本体部をゆっくり引き抜きながら、シール部を傷穴およびその周辺組織に当接させる。さらにシール部で傷穴を引っ掛けながら本体部を引くと、本体部の先端からコラーゲンスポンジが傷穴の上の組織中に展開される。そして、本体部を体外に抜去して、シール部とコラーゲンスポンジとに連結した糸を引いて、予め設置されている結び目を進め、シール部とコラーゲンスポンジとを引き寄せて止血を行う。最後に、糸を切断して終了する。
しかしながら、このような構成の生体内組織閉鎖装置では、傷穴と同程度の径である本体部からコラーゲンスポンジを傷穴へ向って推進させるので、コラーゲンスポンジが誤って血管内へ挿入してしまうという問題がある。
また、本体部の先端内でコラーゲンスポンジが体液を吸って膨張し、本体部から出ない場合があり、また、シール部とコラーゲンスポンジとを糸で締め込むとき、結び目の推進不良が生じたり、締込み後の糸の切断等の操作が煩雑である等の問題がある。
さらに、糸の締込みを行うので、止血不良である場合に、再操作およびコラーゲン等の抜去が困難である。
特表平8−504618号公報 特許第2562007号公報
本発明の目的は、生体内組織膜に形成された傷穴を容易かつ確実に閉じることができて、完全に止血することができるとともに、安全性の高い生体内組織閉鎖装置を提供することにある。
上記のような目的は、下記(1)〜(11)の本発明により達成される。
(1) 生体内組織膜を貫通する傷穴を閉鎖するための生体内組織閉鎖装置であって、
先端部が前記傷穴を貫通して生体内組織内に挿入可能な装置本体と、
前記傷穴の閉鎖作業前には前記装置本体の先端部に着脱可能に保持されており、前記傷穴の閉鎖作業後には前記生体内組織膜の内面側から前記傷穴を覆った状態で留置される閉鎖手段と、
前記傷穴の閉鎖作業後に、前記傷穴の近傍で前記生体内組織膜を貫通した状態で前記閉鎖手段に連結されることにより前記閉鎖手段を前記傷穴の位置に定着させる定着手段と、
前記装置本体に設置され、前記定着手段を先端方向へ前進させる推進手段とを備え、
前記閉鎖手段が前記傷穴を前記生体内組織膜の内面側から覆うように前記閉鎖手段を前記装置本体で支持した状態で、前記推進手段によって前記定着部材を先端方向へ前進させることにより、前記定着手段の一部が前記傷穴の近傍で前記生体内組織膜を貫通して、前記閉鎖手段に連結されるように構成されていることを特徴とする生体内組織閉鎖装置。
(2) 前記定着手段は、前記傷穴を挿通しない状態で前記閉鎖手段に連結される上記(1)に記載の生体内組織閉鎖装置。
(3) 前記装置本体は、前記閉鎖手段を着脱自在に保持する保持手段と、前記保持手段による前記閉鎖手段の保持状態を解除可能な解除手段とを有する上記(1)または(2)に記載の生体内組織閉鎖装置。
(4) 前記閉鎖手段は、前記生体内組織膜の内面に当接可能な本体部と、該本体部に一体に設けられ、前記保持手段に保持される保持部とを有する上記(3)に記載の生体内組織閉鎖装置。
(5) 前記閉鎖手段は、前記定着手段の一部が挿入し固定される孔部を有する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
(6) 前記推進手段は、前記装置本体に対しその長手方向に進退可能に設置された複数の長尺な推進部材を有する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
(7) 前記推進部材は、前記定着手段の一部を前記傷穴の近傍で前記生体内組織膜に貫通させるための針先をその先端に有する上記(6)に記載の生体内組織閉鎖装置。
(8) 前記定着手段は、前記各推進部材の先端部に着脱自在に装着される、前記閉鎖手段に対し固定可能な複数の固定部材と、複数の前記固定部材の間に掛け渡されてそれらを互いに連結する可撓性を有する連結部材とを備え、
前記傷穴の閉鎖作業においては、前記推進部材を前進させることにより、前記固定部材が前記針先とともに前記生体内組織膜を貫通して前記閉鎖手段に固定され、その後、前記推進部材を後退させることにより、前記固定部材は、前記推進部材の先端部から離脱して前記閉鎖手段側に残存する上記(7)に記載の生体内組織閉鎖装置。
(9) 前記定着手段は、前記生体内組織膜を刺通する複数の針先を有する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
(10) 前記定着手段は、先端部に前記生体内組織膜を刺通する針先が形成されているとともに前記閉鎖手段に対し固定可能な複数の棒状の針先付き固定部材と、前記複数の針先付き固定部材の間に掛け渡されてこれらを互いに連結する可撓性を有する連結部材とを備え、
前記傷穴の閉鎖作業においては、前記推進手段の作動により前記針先付き固定部材が前進して前記生体内組織膜を貫通し、前記閉鎖手段に固定される上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
(11) 前記閉鎖手段および/または前記定着手段の少なくとも一部は、生体分解性材料から形成されている上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
本発明によれば、安全性が高く、生体内組織膜に形成された傷穴に対し、止血作業を容易にかつ確実に行なうことができる。すなわち、傷穴を容易にかつ確実に閉じる(閉鎖する)ことができ、完全に止血することができる。
また、定着手段は、傷穴を挿通しない状態で閉鎖手段に連結されるので、傷穴に何も挿通しない状態で閉鎖手段を傷穴の内面側に定着させて止血することができる。よって、傷穴が塞がりやすく、傷穴の閉鎖(止血)を迅速かつ確実に行うことができる。
以下、本発明の生体内組織閉鎖装置を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1〜図14には、本発明による生体内閉鎖装置の第1の実施の形態が示されていて、図1は生体内組織閉鎖装置の全体を示す斜視図、図2は図1の部分拡大断面図、図3は図1の推進部材の部分拡大平面図、図4は図1の定着手段の拡大斜視図、図5は図1のフットの拡大斜視図、図6は図1のクロージャー本体の断面図、図7は図1のクロージャー本体の先端部の拡大平面図、図8は図1の推進部材の先端部の拡大平面図、図9〜図14は図1の生体内組織閉鎖装置の作用を示した説明図である。
なお、説明の都合上、図1、図6、図9〜図14において、図中の左下側を「先端」、右上側(手元側)を「基端」として説明する。
これらの図に示す生体内組織閉鎖装置1は、例えば、血管等の生体管腔、生体内部器官、生体内部組織等の生体内組織膜に形成され、経皮的に貫通した傷穴(生体内組織膜を貫通する傷穴)を閉じる(閉鎖する)装置である。
図1および図6に示すように、この生体内組織閉鎖装置1は、長尺状の装置本体2と、装置本体2の先端部に着脱自在に装着され、生体内組織膜を貫通する傷穴65を閉じる閉鎖手段56とを備えている。
装置本体2は、図1および図6に示すように、中心部に軸線方向に貫通する貫通孔6を有する略円筒状のシース3と、シース3に着脱自在に装着される長尺状のクロージャー8とを備えており、止血作業(傷穴の閉鎖作業)の際に、このシース3およびクロージャー8の先端部と閉鎖手段56とが傷穴65を貫通して血管等の生体の管腔(生体管腔)内に挿入される。
シース3は、基端部に他の部分よりも肉厚のハブ4を有し、このハブ4の外周面に断面半円形状の溝5が全周に渡って環状に設けられている。シース3としては、この生体内組織閉鎖装置1に専用のものを用いても良いし、カテーテルを用いた治療(PCI)や診断(CAG)の処置後に留置されるシース(イントロデューサシース)等を用いても良い。すなわち、装置本体2の構成要素には、シース3が含まれても、含まれなくてもよい。
クロージャー8は、図1および図6に示すように、シース3の貫通孔6内に装着される棒状のクロージャー本体9と、クロージャー本体9に設けられる保持手段30と、推進手段45とを備えている。
クロージャー本体9は、図6に示すように、略筒状のガード10と、ガード10の内側に装着される棒状のフット保持軸17とを備えている。
ガード10の基端部には、図6に示すように、他の部分よりも肉厚のハブ11が一体に設けられ、このハブ11の先端側の端面には、ガード10の中心を中心として環状に溝12が設けられ、この溝12内に前述したシース3のハブ4の基端部が嵌合可能に構成されている。
ガード10のハブ11の溝12には、図6に示すように、外周側の面に径方向内方に突出する断面半円形状の突起13が全周に渡って環状に設けられ、ガード10のハブ11の溝12内にシース3のハブ11の基端部を嵌合させたときに、このガード10の突起13がシース3側の溝5内に嵌合されることにより、ガード10がシース3に一体に連結される。
フット保持軸17は、図6に示すように、丸棒状をなすものであって、ガード10の内側に軸線方向に相対移動可能に装着されている。フット保持軸17とガード10との間には、回転防止手段18が設けられ、この回転防止手段18によりガード10とフット保持軸17とが相対的に回転するのが防止される。回転防止手段18は、ガード10のハブ11の内面に設けられるキー溝19と、フット保持軸17の外面に設けられるとともに、ガード10のキー溝19内に係合される平キー20とから構成され、このキー溝19と平キー20との協働によりガード10とフット保持軸17とが相対的に回転するのが防止される。この場合、ガード10側のキー溝19の長さは、フット保持軸17の平キー20の長さよりも長く形成され、ガード10とフット保持軸17とが軸線方向に所定の範囲内を相対移動するのを許容している。
フット保持軸17とガード10との間には、図1および図2に示すように、フット保持軸17とガード10との軸線方向への相対移動を阻止するロック機構21が設けられている。ロック機構21は、ガード10のハブ11に回動自在に設けられるとともに、ハブ11内外を貫通する貫通孔14から一部が突出するロックボタン22と、ロックボタン22をフット保持軸17の方向に付勢するスプリング23と、フット保持軸17の外面に設けられるとともに、ロックボタン22の先端部を係合させる係合溝24とから構成され、ロックボタン22の貫通孔14から突出している部分をスプリング23の付勢力に抗して押圧することにより、ロックボタン22が係合溝24から離脱してガード10とフット保持軸17との相対移動が許容される。
フット保持軸17の先端部には、図1、図6および図7に示すように、後述する閉鎖手段56のフット57を保持するフット保持部25が設けられ、このフット保持部25と前述したガード10とロック機構21とによって保持手段30が構成される。
フット保持部25は、フット保持軸17の先端部に所定の幅、長さの係合溝26を設けるとともに、この係合溝26の底部に基端方向に延びる所定の長さの切込み27を設けて、係合溝26の両縁部に一対の腕部28、28を設け、各腕部28の内面に相手方の方向に突出する凸部29をそれぞれ設けて構成したものであって、後述するフット57の保持部61を係合溝26内に係合させた状態で、保持部61の凹部62に各腕部28の凸部29を係合させることにより、フット57がフット保持部25に保持される。
フット保持部25は、前述したロック機構21のロックボタン22を係合溝24内に係合させた状態とすることにより、両腕部28、28が固定された状態となってフット保持部25からフット57が脱落するのを防止し、ロックボタン22を係合溝24から離脱させてガード10を基端方向にスライドさせた状態とすることにより、両腕部28、28が拡がるのを許容し、係合溝26からフット57が離脱するのを許容する。すなわち、ロック機構21の操作により、フット保持部25でのフット57の保持状態を任意のときに解除することができる。
フット保持軸17の中心部には、図6に示すように、略軸線方向に貫通するバックフラッシュ用孔31が設けられている。バックフラッシュ用孔31の先端はフット保持軸17の先端側端面に開口し、基端はフット保持軸17の基端側外面に開口してバックフラッシュ流出口を形成し、バックフラッシュ用孔31内に流入した血液がこのバックフラッシュ流出口から外部に流出する。
フット保持軸17のバックフラッシュ用孔31の両側には、図6に示すように、フット保持軸17を略軸線方向に貫通する第1貫通孔32と第2貫通孔34の2つの貫通孔が設けられ、この第1貫通孔32および第2貫通孔34内にそれぞれ推進手段45の一構成部品である推進部材46がスライド自在に装着されている。なお、図6中では、簡略化して見易くするために、推進部材46を一本の二点鎖線で表している。
第1貫通孔32および第2貫通孔34の先端はフット保持軸17の先端側外面に開口し、基端はフット保持軸17の基端側端面に開口している。第1貫通孔32および第2貫通孔34の先端側開口部33、35はそれぞれ楕円形状に形成され、この開口部33、35に対応するガード10の部分にはガード10の内外を貫通する同一形状の開口部15、16が設けられ、これらの開口部33、35、15、16から第1貫通孔32および第2貫通孔34内に装着される推進部材46、46の先端部が出没可能に構成されている。
フット保持軸17の基端側の端面の中心部には、図6に示すように、断面円形状のスライド穴36が所定の深さで設けられ、このスライド穴36の底面側に第1貫通孔32および第2貫通孔34の基端側が開口している。
フット保持軸17のスライド穴36内には、ニードルプッシャー40がスライド自在に装着されている。ニードルプッシャー40は、スライド穴36内にスライド自在に装着される円柱状のプッシャー本体41と、プッシャー本体41の基端側に一体に設けられるプッシャー本体41よりも大径のフランジ42とから構成されている。
ニードルプッシャー40のプッシャー本体41の周囲には圧縮スプリング43が巻回され、この圧縮スプリング43の一端はフット保持軸17の基端側に一体に設けられている板状の掴持部44に当接し、他端はフランジ42側に当接している。この圧縮スプリング43によりニードルプッシャー40がフット保持軸17から離れる方向に常時付勢されるとともに、この圧縮スプリング43の付勢力に抗してニードルプッシャー40をフット保持軸17の先端方向に押圧することにより、推進手段45の推進部材46が同一方向に押圧される。
閉鎖手段56は、図5に示すように、楕円形板状の本体部58と、本体部58の上面中央部に一体に設けられる略半円形板状の保持部61とからなるフット57で構成されている。フット57は、止血作業後、傷穴65に対し、生体内組織膜(血管壁)の内面側から接触した状態で留置される。
フット57および後述する定着手段48は、生体吸収性材料(生体分解性を有する材料)で少なくとも一部を構成することが好ましい。このような材料で構成することにより、所定時間経過後に生体に吸収されることになるので、人体への影響を少なくすることができる。生体吸収性材料としては、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリジオキサノン等の単体、あるいはこれらの複合体が挙げられる。
また、フット57は、少なくとも一部をX線造影性を有する材料で構成することが好ましい。このような材料で構成することにより、フット57の装着過程における状態、装着後の状態を確認することができる。
フット57の本体部58の長手方向の両端部には、本体部58の上下面間を貫通する円形状の貫通孔59がそれぞれ設けられるとともに、各貫通孔59の外側に位置する本体部58の部分には、本体部58の周面と各貫通孔59の内面との間を貫通するスリット60がそれぞれ設けられ、このスリット60により各貫通孔59が拡径可能に構成されている。フット57の本体部58は、略楕円形板状に限らず、他の形状としても良い。
推進手段45は、図4に示す定着手段48を前進させてその一部を傷穴65の近傍で生体内組織膜に貫通させてフット57に連結させるためのものであり、図3に示す推進部材46と、その基端側に設けられた前述のニードルプッシャー40とを備えている。
推進部材46は、丸棒状をなすものであって、フット保持軸17の第1貫通孔32および第2貫通孔34内にそれぞれスライド自在に装着されている。推進部材46の先端部は、他の部分よりも小径の小径部47に形成され、この小径部47に定着手段48のスーチャーメンバー(固定部材)49が装着される。小径部47の先端には、先端が尖った円錐形状の針先が形成されている。各推進部材46の先端部は、第1貫通孔32および第2貫通孔34の先端側開口部33、35から出没可能に構成されている。
一対の推進部材46の基端部は、第1貫通孔32および第2貫通孔34の基端側開口部からスライド穴36内に突出し、ニードルプッシャー40のプッシャー本体41の先端側に一体に連結されている。従って、ニードルプッシャー40を圧縮スプリング43の付勢力に抗してフット保持軸17の先端方向に押圧することにより、ニードルプッシャー40と一体に両推進部材46、46が同一方向に移動し、各推進部材46の先端部が第1貫通孔32および第2貫通孔34の先端側開口部33、35から外方に突出する。一方、ニードルプッシャー40による押圧状態を解除することにより、圧縮スプリング43の付勢力によってニードルプッシャー40がフット保持軸17から離れる方向に押圧されて移動し、ニードルプッシャー40と一体に両推進部材46、46が同一方向に移動し、両推進部材46、46の先端部が第1貫通孔32および第2貫通孔34内に没入する。
定着手段48は、図4に示すように、一対の円筒状のスーチャーメンバー(固定部材)49、49と、両スーチャーメンバー49、49間に架設される線状(糸状)のスーチャー(連結部材)50とから構成されている。各スーチャーメンバー49は、フット57の本体部58の貫通孔59よりもやや大径に形成されるとともに、外面の一部に係止爪51が開閉自在に設けられている。
スーチャーメンバー49は、ニードルプッシャー40を押圧し、各推進部材46の先端部を第1貫通孔32および第2貫通孔34の先端側開口部33、35から突出させ、その突出させた各推進部材46の先端部に装着される。そして、この状態でニードルプッシャー40を元の位置に復帰させることにより、各推進部材46の先端部に装着された状態で第1貫通孔32および第2貫通孔34内に没入する。この状態がフット保持軸17にスーチャーメンバー49を装着した状態となる。
スーチャーメンバー49は、ニードルプッシャー40を押圧し、各推進部材46の先端部を第1貫通孔32および第2貫通孔34の先端側開口部33、35から突出させ、各推進部材46の先端部をフット57の本体部58の各貫通孔59内に挿入することにより各貫通孔59内に嵌合される。この場合、スーチャーメンバー49は、貫通孔59に一旦挿入した後は、係止爪51が貫通孔59の内周面に形成された段差に係止されることにより、貫通孔59から離脱するのが防止される。そして、この状態でニードルプッシャー40により各推進部材46を元の位置に復帰させることにより、各推進部材46がフット57の本体部58から抜かれて各推進部材46の先端部からスーチャーメンバー49が離脱し、スーチャーメンバー49がフット57の本体部58に固着される。
次に、上記のように構成した本実施の形態による生体内組織閉鎖装置1を用いて行なう止血作業の手順について説明する。
まず、フット保持部25の係合溝26内に定着手段48のスーチャー50を挿通させ、ニードルプッシャー40を押圧して各推進部材46、46の先端部を第1貫通孔32および第2貫通孔34の先端側開口部33、35から突出させ、各推進部材46、46の先端部にそれぞれ定着手段48の一対のスーチャーメンバー49、49を装着する。そして、ニードルプッシャー40の押圧状態を解除し、各推進部材46、46の先端部と一体にスーチャーメンバー49、49を第1貫通孔32および第2貫通孔34内に没入させる。
そして、ロック機構21のロックボタン22を押圧し、ロックボタン22をフット保持軸17の係合溝24から離脱させ、ガード10をフット保持軸17に対して相対的に基端方向に移動させ、フット保持部25の両腕部28、28を拡がり可能な状態とする。そして、この状態で、フット保持部25の係合溝26内に両腕部28、28を拡げるようにしてフット57の保持部61を挿入し、フット57の保持部61の各凹部62内に各腕部28の凸部29を係合させる。そして、この状態で、ガード10をフット保持軸17に対して相対的に移動させ、ロック機構21のロックボタン22の押圧状態を解除し、ロックボタン22をフット保持軸17側の係合溝24内に係合させ、フット保持軸17とガード10とを一体に連結する。
次に、図9に示すように、生体内組織膜の傷穴65内に既に挿入されているシース3の貫通孔6内に、フット57を保持した状態でクロージャー8を挿入し、クロージャー8の先端部およびフット57を傷穴65から血管内に挿入する。この場合、血管内の血液がフット保持軸17のバックフラッシュ用孔31内に先端側開口部から流入し、バックフラッシュ用孔31を介してバックフラッシュ流出口からクロージャー8外に流出するのを確認する。そして、血液のバックフラッシュを確認した後に、クロージャー8を更に深く挿入し、ガード10のハブ11の溝12にシース3のハブ4の基端部を挿入し、ガード10側の突起13をシース3側の溝5に嵌合させ、ガード10をシース3に固定する。
次に、図10に示すように、クロージャー8およびシース3を基端方向に引き、それらの先端部を血管の傷穴65から抜去し、フット57の本体部58を血管の傷穴65の内面側に当接させる。これにより、血管内の血液がフット保持軸17のバックフラッシュ用孔31内に流入するのが停止され、バックフラッシュ流出口からの血液の流出が停止し、フット57の本体部58が血管の傷穴65の内面側に定着されたのが確認される。
次に、図11に示すように、ニードルプッシャー40を圧縮スプリング43の付勢力に抗して押圧し、両推進部材46、46を先端方向に移動させる。これにより、両推進部材46、46の先端部およびスーチャーメンバー49、49は、第1貫通孔32および第2貫通孔34の先端側開口部33、35から突出し、傷穴65を介して互いに反対側において血管壁(生体内組織膜)を外面側から内面側に貫通し、血管内にある本体部58の各貫通孔59、59内に挿入される。これにより、スーチャーメンバー49、49の係止爪51、51は、各貫通孔59、59の内周面に形成された段差に係止される。
次に、図12に示すように、ニードルプッシャー40の押圧状態を解除し、圧縮スプリング43の付勢力によってニードルプッシャー40と一体に両推進部材46、46を基端方向に移動させ、両推進部材46、46をフット57の本体部58から抜去し、両推進部材46、46から両スーチャーメンバー49、49を離脱させてフット57の本体部58に固着させ、両推進部材46、46をフット保持軸17の第1貫通孔32および第2貫通孔34内に没入させる。
次に、図13に示すように、ロック機構21のロックボタン22を押圧し、ロックボタン22をフット保持軸17の係合溝24から離脱させ、ガード10をフット保持軸17に対して相対的に基端方向に移動させ、フット保持部25の両腕部28、28を拡がり可能な状態とする。そして、この状態で図14に示すようにクロージャー8とシース3とを傷穴65から抜去し、生体内組織膜を貫通させた定着手段48によってフット57の本体部58および保持部61を血管の内面側に圧接する。このようにして、血管の傷穴65にフット57が圧接された状態で定着され、血管の傷穴65を塞いで止血することができるものである。
以上説明したように、定着手段48は、傷穴65を挿通しない状態で閉鎖手段56(フット57)に連結される。すなわち、本発明では、傷穴65に何も挿通しない状態で閉鎖手段56(フット57)を傷穴65の内面側に定着させて止血することができるので、傷穴65が塞がりやすく、傷穴65の閉鎖(止血)を迅速かつ確実に行うことができる。
図15〜図19には、本発明による生体内組織閉鎖装置の第2の実施の形態が示されていて、図15は、本実施形態の生体内組織閉鎖装置の全体を示す斜視図、図16は図15のクロージャーの先端部の断面図、図17は図15のクロージャーの推進部材の部分拡大斜視図、図18は定着手段の拡大説明図、図19は定着手段をフットに装着した状態を示した説明図である。
この実施の形態に示す生体内組織閉鎖装置1は、定着手段48を、先端に尖った針先を有する棒状の一対のスーチャーメンバー(針先付き固定部材)52、52と、スーチャーメンバー52、52の基端部間に架設される線状(糸状)のスーチャー(連結部材)53とによって構成するとともに、フット保持軸17の先端部に、第1貫通孔32および第2貫通孔34とフット保持部25の係合溝26との間を連通するスリット37を設け、さらに、推進部材46を筒状に形成して推進部材46の先端部にスリット54を形成し、この推進部材46のスリット54およびフット保持軸17のスリット37内を定着手段48のスーチャー53を挿通させたものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様であるので、前記第1の実施の形態に示すものと同一の部分には同一の番号を付してその詳細な説明は省略するものとする。
そして、この実施の形態による生体内組織閉鎖装置1の各推進部材46、46の先端部にそれぞれ定着手段48のスーチャーメンバー52、52の基端部を装着し、両スーチャーメンバー52、52間に架設されているスーチャー53を各推進部材46、46のスリット54、54およびフット保持軸17のスリット37を挿通させる。
そして、前記第1の実施の形態に示したものと同様に、生体内組織膜の傷穴65内に既に挿入されているシース3の貫通孔6内に、フット57を保持した状態でクロージャー8を挿入し、クロージャー8の先端部およびフット57を傷穴65から血管内に挿入し、バックフラッシュ流出口から血液がクロージャー8外に流出するのを確認する。
そして、クロージャー8およびシース3を基端方向に引き、それらの先端部を血管の傷穴65から抜去し、フット57の本体部58を血管の傷穴65の内面側に当接させ、バックフラッシュ流出口からの血液の流出の停止を確認し、フット57の本体部58が血管の傷穴65の内面側に定着されたのが確認する。
そして、ニードルプッシャー40を操作して両推進部材46、46を先端方向に移動させ、両推進部材46、46の先端部およびスーチャーメンバー52、52を第1貫通孔32および第2貫通孔34から突出させて、血管を外面側から内面側に貫通させ、血管の内面側の本体部58の各貫通孔59、59内にそれぞれスーチャーメンバー52、52を挿入し、スーチャーメンバー52、52の先端部を本体部58の下面側に係止させることにより、両スーチャーメンバー52、52をフット57の本体部58に固着させる。
そして、ニードルプッシャー40の押圧状態を解除し、ニードルプッシャー40と一体に両推進部材46、46を基端方向に移動させ、両推進部材46、46を両スーチャーメンバー52、52から離脱させ、両推進部材46、46をフット保持軸17の第1貫通孔32および第2貫通孔34内に没入させる。
そして、ロック機構21のロックボタン22を押圧して、ロックボタン22をフット保持軸17の係合溝24から離脱させ、ガード10をフット保持軸17に対して相対的に移動させて、フット保持部25の両腕部28、28を拡がり可能な状態とし、この状態でクロージャー8とシース3とを傷穴65から抜去し、生体内組織膜を貫通した定着手段48によってフット57の本体部58および保持部61を血管の内面側に圧接する。このようにして、血管の傷穴65にフット57が圧接された状態で定着され、血管の傷穴65を塞いで止血することができるものである。
このような第2の実施の形態においても、定着手段48は、傷穴65を挿通しない状態で閉鎖手段56(フット57)に連結されるので、傷穴65に何も挿通しない状態で閉鎖手段56(フット57)を傷穴65の内面側に定着させて止血することができ、傷穴65が塞がりやすく、傷穴65の閉鎖(止血)を迅速かつ確実に行うことができる。
なお、前記各実施の形態においては、一対(2本)の推進部材を用いて1つの定着手段を閉鎖手段に固着させるように構成したが、複数であれば、3本以上の推進部材を用いて、定着手段をフットの本体部に固着させるようにしても良い。また、推進部材やスーチャーメンバーの尖端針部は、より切れ味のよい三角形当の角型断面を有するものであってもよい。また、定着手段は、スーチャーメンバー間にスーチャーを架設したタイプのものに限らず、ホチキスの針のようなコ形状の針や画鋲のような部材等によって定着手段を構成して、これらを生体内組織膜の外から内へ貫通させて閉鎖手段に固着させるように構成しても良い。
本発明による生体内閉鎖装置の第1の実施の形態を示した斜視図である。 図1の部分拡大断面図である。 図1の推進部材の部分拡大平面図である。 図1の定着手段の拡大斜視図である。 図1のフットの拡大斜視図である。 図1のクロージャー本体の断面図である。 図1のクロージャー本体の先端部の拡大平面図である。 図1の推進部材の先端部の拡大平面図である。 図1の生体内組織閉鎖装置の作用を示した説明図であって、シース内にクロージャーを挿入した状態を示した説明図である。 図1の生体内組織閉鎖装置の作用を示した説明図であって、シースおよびクロージャーを引いてフットの本体部を血管の内面に当接させた状態を示した説明図である。 図1の生体内組織閉鎖装置の作用を示した説明図であって、推進部材およびスーチャーメンバーをフットの本体部に挿入した状態を示した説明図である。 図1の生体内組織閉鎖装置の作用を示した説明図であって、推進部材をフットの本体部から抜いた状態を示した説明図である。 図1の生体内組織閉鎖装置の作用を示した説明図であって、ガードを移動させてフット保持部の両腕部を拡がり可能な状態とした説明図である。 図1の生体内組織閉鎖装置の作用を示した説明図であって、シースおよびクロージャーを抜去した状態を示した説明図である。 本発明による生体内閉鎖装置の第2の実施の形態を示した斜視図である。 図15の先端部の断面図である。 図15の推進部材の部分拡大斜視図である。 図15の定着手段の斜視図である。 定着手段をフットに装着した状態を示した斜視図である。
符号の説明
1 生体内組織閉鎖装置
2 装置本体
3 シース
4 ハブ
5 溝
6 貫通孔
8 クロージャー
9 クロージャー本体
10 ガード
11 ハブ
12 溝
13 突起
14 貫通孔
15、16 開口部
17 フット保持軸
18 回転防止手段
19 キー溝
20 平キー
21 ロック機構
22 ロックボタン
23 スプリング
24 係合溝
25 フット保持部
26 係合溝
27 切込み
28 腕部
29 凸部
30 保持手段
31 バックフラッシュ用孔
32 第1貫通孔
33、35 先端側開口部
34 第2貫通孔
36 スライド穴
37 スリット
40 ニードルプッシャー
41 プッシャー本体
42 フランジ
43 圧縮スプリング
44 掴持部
45 推進手段
46 推進部材
47 小径部
48 定着手段
49、52 スーチャーメンバー
50、53 スーチャー
51 係止爪
54 スリット
56 閉鎖手段
57 フット
58 本体部
59 貫通孔
60 スリット
61 保持部
62 凹部
65 傷穴

Claims (11)

  1. 生体内組織膜を貫通する傷穴を閉鎖するための生体内組織閉鎖装置であって、
    先端部が前記傷穴を貫通して生体内組織内に挿入可能な装置本体と、
    前記傷穴の閉鎖作業前には前記装置本体の先端部に着脱可能に保持されており、前記傷穴の閉鎖作業後には前記生体内組織膜の内面側から前記傷穴を覆った状態で留置される閉鎖手段と、
    前記傷穴の閉鎖作業後に、前記傷穴の近傍で前記生体内組織膜を貫通した状態で前記閉鎖手段に連結されることにより前記閉鎖手段を前記傷穴の位置に定着させる定着手段と、
    前記装置本体に設置され、前記定着手段を先端方向へ前進させる推進手段とを備え、
    前記閉鎖手段が前記傷穴を前記生体内組織膜の内面側から覆うように前記閉鎖手段を前記装置本体で支持した状態で、前記推進手段によって前記定着部材を先端方向へ前進させることにより、前記定着手段の一部が前記傷穴の近傍で前記生体内組織膜を貫通して、前記閉鎖手段に連結されるように構成されていることを特徴とする生体内組織閉鎖装置。
  2. 前記定着手段は、前記傷穴を挿通しない状態で前記閉鎖手段に連結される請求項1に記載の生体内組織閉鎖装置。
  3. 前記装置本体は、前記閉鎖手段を着脱自在に保持する保持手段と、前記保持手段による前記閉鎖手段の保持状態を解除可能な解除手段とを有する請求項1または2に記載の生体内組織閉鎖装置。
  4. 前記閉鎖手段は、前記生体内組織膜の内面に当接可能な本体部と、該本体部に一体に設けられ、前記保持手段に保持される保持部とを有する請求項3に記載の生体内組織閉鎖装置。
  5. 前記閉鎖手段は、前記定着手段の一部が挿入し固定される孔部を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
  6. 前記推進手段は、前記装置本体に対しその長手方向に進退可能に設置された複数の長尺な推進部材を有する請求項1ないし5のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
  7. 前記推進部材は、前記定着手段の一部を前記傷穴の近傍で前記生体内組織膜に貫通させるための針先をその先端に有する請求項6に記載の生体内組織閉鎖装置。
  8. 前記定着手段は、前記各推進部材の先端部に着脱自在に装着される、前記閉鎖手段に対し固定可能な複数の固定部材と、複数の前記固定部材の間に掛け渡されてそれらを互いに連結する可撓性を有する連結部材とを備え、
    前記傷穴の閉鎖作業においては、前記推進部材を前進させることにより、前記固定部材が前記針先とともに前記生体内組織膜を貫通して前記閉鎖手段に固定され、その後、前記推進部材を後退させることにより、前記固定部材は、前記推進部材の先端部から離脱して前記閉鎖手段側に残存する請求項7に記載の生体内組織閉鎖装置。
  9. 前記定着手段は、前記生体内組織膜を刺通する複数の針先を有する請求項1ないし6のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
  10. 前記定着手段は、先端部に前記生体内組織膜を刺通する針先が形成されているとともに前記閉鎖手段に対し固定可能な複数の棒状の針先付き固定部材と、前記複数の針先付き固定部材の間に掛け渡されてこれらを互いに連結する可撓性を有する連結部材とを備え、
    前記傷穴の閉鎖作業においては、前記推進手段の作動により前記針先付き固定部材が前進して前記生体内組織膜を貫通し、前記閉鎖手段に固定される請求項1ないし6のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
  11. 前記閉鎖手段および/または前記定着手段の少なくとも一部は、生体分解性材料から形成されている請求項1ないし10のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
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